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JP2008155817A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤ Download PDF

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JP2008155817A JP2006348302A JP2006348302A JP2008155817A JP 2008155817 A JP2008155817 A JP 2008155817A JP 2006348302 A JP2006348302 A JP 2006348302A JP 2006348302 A JP2006348302 A JP 2006348302A JP 2008155817 A JP2008155817 A JP 2008155817A
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tread
grooves
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Tatsuo Tominaga
達雄 富永
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Bridgestone Corp
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/04Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
    • B60C11/042Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
    • B60C11/047Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】セカンドブロック21に関して耐ブロックテア性の向上と耐偏摩耗性の向上を容易に両立させること
【解決手段】
一対の第1周方向主溝5及び一対の第2周方向溝7が所定の溝深さをそれぞれ有してあって、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θがそれぞれ10度以上でかつ15度以下になっており、各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅fに対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)がそれぞれ1.5以上でかつ1.9以下になっており、各々のタイバー25の長手方向における断面が円弧形状をそれぞれ呈してあって、各々タイバー25最大高さがそれぞれ前記所定の溝深さの20%以上でかつ30%以下になっていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラック、バス等の重荷重用車両に用いられるものであって、トレッドにブロックパターンを有した重荷重用空気入りタイヤに関する。
トレッドにブロックパターンを有した重荷重用空気入りタイヤの先行技術として特許文献1に示すものがあり、この先行技術の構成は、次のようになる。
即ち、前記トレッドには、一対の第1周方向主溝がタイヤ赤道線を挟むように設けられており、各々の前記第1第1周方向主溝は、タイヤ周方向へそれぞれ延びている。また、前記トレッドには、一対の第2周方向主溝が一対の前記第1周方向主溝を挟むように設けられており、各々の前記第2周方向主溝は、前記タイヤ周方向へそれぞれ延びている。
前記トレッドの中央部には、複数のセンターラグ溝が前記タイヤ周方向に等間隔に設けられており、各々の前記センターラグ溝は、一対の前記第1周方向主溝を繋ぐように前記タイヤ幅方向へそれぞれ延びている。そして、一対の前記第1周方向主溝と複数の前記センターラグ溝によって、複数のセンターブロックが前記タイヤ周方向に区画されている。
また、前記トレッドの中央部の左右両側には、複数のセカンドラグ溝が前記タイヤ周方向に等間隔に設けられており、各々の前記セカンドラグ溝は、隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝を繋ぐように前記タイヤ幅方向へそれぞれ延びている。そして、隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝、及び複数の前記セカンドラグ溝によって、複数のセンターブロックが前記タイヤ周方向に区画されている。
更に、前記トレッドのショルダー部には、複数のショルダーラグ溝が前記タイヤ周方向に等間隔に設けられており、各々の前記ショルダーラグ溝は、トレッド端縁と前記第2周方向主溝を繋ぐように前記タイヤ幅方向へそれぞれ延びている。そして、トレッド端縁、前記第2周方向主溝、及び複数の前記ショルダーラグ溝によって、複数のショルダーブロックが前記タイヤ周方向に区画されている。
特開2004−58792号公報
ところで、通常の使用状態において前記重荷重用空気入りタイヤには重荷重が作用し、前記重荷重用空気入りタイヤの転動中におけるブロック(前記センターブロック、前記セカンドブロック、前記ショルダーブロック)の変形量は大きいものである。そのため、前記重荷重用空気入りタイヤにあっては、路面突起等によって前記ブロックがカット傷を受けると、前記ブロックのブロックテア(ブロック欠け)が発生し易く、耐ブロックテア性を向上させることが困難になる。一方、前記ブロックのブロックテアの発生を抑制するために、前記ブロックの大型化によって前記ブロックの前記タイヤ周方向の剛性を高めると、前記ブロックのタイヤ周方向の長さが長くなって、前記ブロックのヒールアンドトウ摩耗が生じ易くなって、耐偏摩耗性を向上させることが困難になる。なお、前記ブロックのブロックテアの発生を抑制するために、耐カット性の極めて高いトレッドゴムを前記トレッドの構成材料とする方法もあるが、耐発熱性が低下して、実用的ではない。
つまり、前記重荷重用空気入りタイヤにおいては、耐ブロックテア性の向上及び耐偏摩耗性の向上を両立させることは容易でないという問題がある。そして、近年、前記ショルダーブロックに関しては種々の改良によって前述の問題が改善されつつあるが、前記セカンドブロックに関しては前述の問題は十分に改善させていない。
そこで、本発明は、前記セカンドブロックに関しては前述の問題を十分に改善することができる、新規な構成の重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、トレッドにブロックパターンを有した重荷重用空気入りタイヤにおいて、前記トレッドにタイヤ赤道線を挟むように設けられ、タイヤ周方向へそれぞれ延びてあって、所定の溝深さをそれぞれ有した一対の第1周方向主溝と、前記トレッドに一対の前記第1周方向主溝を挟むように設けられ、前記タイヤ周方向へそれぞれ延びてあって、前記所定の溝深さをそれぞれ有した一対の第2周方向溝と、前記トレッドに前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝を繋ぐようにタイヤ幅方向へそれぞれ延びてあって、壁面の拡がり角がそれぞれ10度以上でかつ15度以下になっている複数のセカンドラグ溝と、隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝、及び複数の前記セカンドラグ溝によって、前記タイヤ周方向に沿って区画され、前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率がそれぞれ1.5以上でかつ1.9以下になっている複数のセカンドブロックと、各々の前記セカンドラグ溝の底部にそれぞれ設けられ、長手方向における断面が円弧形状をそれぞれ呈してあって、最大高さがそれぞれ前記所定の溝深さの20%以上でかつ30%以下になっており、隣合う一対の前記セカンドブロックを連結するタイバーと、を具備したことである。
ここで、各々の前記セカンドラグ溝の壁面の拡がり角をそれぞれ10度以上としたのは、壁面の拡がり角が10度未満であると、前記セカンドブロックの前記タイヤ周方向の長さが長くなって、前記セカンドブロックのヒールアンドトウ摩耗の発生を十分に抑制することができないからである。一方、各々の前記セカンドラグ溝の壁面の拡がり角をそれぞれ15度以下としたのは、壁面の拡がり角が15度を越えると、トレッド摩耗中期以降において前記セカンドラグ溝のボリュームが不足して、トラクション性能及びウエット性能が低下するからである。
また、各々の前記セカンドブロックにおける前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率をそれぞれ1.5以上としたのは、前記タイヤ周方向の最大長の比率が1.5未満であると、前記セカンドブロックの前記タイヤ周方向の剛性を十分に高めることができないからである。一方、各々の前記セカンドブロックにおける前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率をそれぞれ1.9以下としたのは、前記タイヤ周方向の最大長の比率が1.9を越えると、前記セカンドブロックの前記タイヤ周方向の長さが長くなって、前記セカンドブロックのヒールアンドトウ摩耗の発生を十分に抑制することができないからである。
更に、各々の前記タイバーの最大高さをそれぞれ前記所定の溝深さの20%以上としたのは、最大高さが前記所定の溝深さの20%未満であると、前記セカンドブロックの変形を抑制する作用が十分に発揮されないからである。一方、各々の前記タイバーの最大高さをそれぞれ前記所定の溝深さの30%以下としたのは、最大高さが前記所定の溝深さの30%を越えると、トレッド摩耗中期以降において前記セカンドラグ溝のボリュームが不足して、トラクション性能及びウエット性能が低下することが懸念されるからである。
第1の特徴によると、各々の前記セカンドブロックにおける前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率がそれぞれ1.5以上であって、各々の前記タイバーの最大高さがそれぞれ前記所定の溝深さの20%以上であるため、前記セカンドブロックの前記タイヤ周方向の剛性を十分に高めることができると共に、前記タイバーによる前記セカンドブロックの変形を抑制する作用が十分に発揮される。これにより、前記セカンドブロックのブロックテアの発生を十分に抑制することができる。
また、各々の前記セカンドラグ溝の壁面の拡がり角がそれぞれ10度以上であって、各々の前記セカンドブロックにおける前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率がそれぞれ1.9以下であるため、前記セカンドブロックのヒールアンドトウ摩耗の発生を十分に抑制することができる。
更に、各々の前記セカンドラグ溝の壁面の拡がり角がそれぞれ15度以下であって、各々の前記タイバーの最大高さがそれぞれ前記所定の溝深さの30%以下であるため、トレッド摩耗中期以降においても、前記セカンドラグ溝のボリュームを十分に保って、トラクション性能及びウエット性能の低下を抑制することができる。特に、各々の前記タイバーの長手方向における断面が円弧形状をそれぞれ呈しているため、トレッド摩耗中期以降において、前記タイバーを前記トレッド表面に徐々に露出させることができ、トラクション性能及びウエット性能の急激な低下を防ぐことができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、各々の前記セカンドブロックにおけるトレッド端縁側の少なくともいずれかの角部分に面取りがそれぞれ形成され、各々の前記セカンドブロックにおける前記面取りの落ち量がそれぞれ0.5mm以上でかつ1.5mm以下になっていることである。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、前記セカンドブロックのブロックテアの発生及び前記セカンドブロックのヒールアンドトウ摩耗の発生をそれぞれ十分に抑制することができるため、前記セカンドブロックに関して耐ブロックテア性の向上と耐偏摩耗性の向上を容易に両立させることができる。特に、請求項2に記載の発明によれば、前記セカンドブロックのヒールアンドトウ摩耗の発生を効果的に抑制することができるため、前記セカンドブロックに関して耐偏摩耗性をより向上させることができる。
本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図であって、図2は、本発明の実施形態の要部の拡大図であって、図3(a)は、図2におけるA−A線に沿った図であって、図3(b)は、図2におけるB−B線に沿った図であって、図3(c)は、図2におけるC−C線に沿った図である。なお、図面中、「L」は、左方向を指し、「R」は、右方向を指す。
図1に示すように、本発明の実施形態に係わる重荷重用空気入りタイヤ1は、トラック、バス等の重荷重用車両に用いられるものであって、トレッド3にブロックパターンを有している。そして、重荷重用空気入りタイヤ1のトレッド3の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、トレッド3の中央部付近には、一対の第1周方向主溝5(左寄りの第1周方向主溝5と右寄りの第1周方向主溝5)がタイヤ赤道線Sを挟むように設けられており、各々の第1周方向主溝5は、タイヤ周方向Cへそれぞれ延びている。また、トレッド3の左右の両ショルダー部には、一対の第2周方向主溝7(左寄りの第2周方向主溝7と右寄りの第2周方向主溝7)が一対の第1周方向主溝5を挟むように設けられており、各々の第2周方向主溝は、タイヤ周方向Cへそれぞれ延びている。ここで、各々の第1周方向主溝5及び各々の第2周方向主溝7は、所定の溝深さh1(図3(b)参照)をそれぞれ有している。更に、トレッド3の中央部には、周方向細溝9がタイヤ赤道線Sに重なるように設けられており、この周方向細溝9は、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びている。
なお、各々の第1周方向主溝5の底部には、石等の噛み込みを防止する複数の突起11がタイヤ周方向Cに間隔を置いてそれぞれ設けられている。
トレッド3の中央部には、複数のセンターラグ溝13がタイヤ周方向Cに沿って等間隔にそれぞれ設けられており、各々のセンターラグ溝13は、周方向細溝9を横切って左寄りの第1周方向主溝5と右寄りの第1周方向主溝5を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ平面視右下がりにそれぞれ延びている。そして、左寄りの第1周方向主溝5と周方向細溝9と複数の左寄りのセンターラグ溝13によって、複数の左寄りのセンターブロック15がタイヤ周方向Cに沿って区画される。同様に、右寄りの第1周方向主溝5と周方向細溝9と複数の右寄りのセンターラグ溝13によって、複数の右寄りのセンターブロック15がタイヤ周方向Cに沿って区画される。なお、各々のセンターブロック15には、サイプ17がそれぞれ設けられている。
トレッド3の中央部の左右両側には、複数のセカンドラグ溝19(複数の左寄りのセカンドラグ溝19と複数の右寄りのセカンドラグ溝19)がタイヤ周方向Cに沿って等間隔にそれぞれ設けられており、各々の左寄りのセカンドラグ溝19は、左寄りの第2周方向主溝7と左寄りの第1周方向主溝5を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ平面視右上がりにそれぞれ延びてあって、各々の右寄りのセカンドラグ溝19は、右寄りの第2周方向主溝7と右寄りの第1周方向主溝5を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ平面視右上がりにそれぞれ延びている。そして、左寄りの第2周方向主溝7と左寄りの第1周方向主溝5と複数の左寄りのセカンドラグ溝19によって、複数の左寄りのセカンドブロック21がタイヤ周方向Cに沿って区画される。同様に、右寄りの第2周方向主溝7と右寄りの第1周方向主溝5と複数の右寄りのセカンドラグ溝19によって、複数の右寄りのセカンドブロック21がタイヤ周方向Cに沿って区画される。なお、各々のセカンドブロック21には、サイプ23がそれぞれ設けられている。
図1及び図3(c)に示すように、各々のセカンドラグ溝19の底部には、タイヤ周方向Cに隣合う一対のセカンドブロック21を連結するタイバー25がそれぞれ設けられており、各々のセカンドラグ溝19の長手方向における断面は、単一の曲率半径rからなる円弧形状をそれぞれ呈している。
図1に示すように、トレッド3の左右のショルダー部には、複数のショルダーラグ溝27(複数の左寄りのショルダーラグ溝27と複数の右寄りのショルダーラグ溝27)がタイヤ周方向Cに沿って等間隔にそれぞれ設けられており、各々の左寄りのショルダーラグ溝27は、左寄りのトレッド端縁Eと左寄りの第2周方向主溝7を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへそれぞれ延びてあって、各々の右寄りのショルダーラグ溝27は、右寄りのトレッド端縁Eと右寄りの第2周方向主溝7を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへそれぞれ延びている。そして、左寄りのトレッド端縁Eと左寄りの第2周方向主溝7と複数の左寄りのショルダーラグ溝27によって、複数の左寄りのショルダーブロック29がタイヤ周方向Cに沿って区画される。同様に、右寄りのトレッド端縁Eと右寄りの第2周方向主溝7と複数の右寄りのショルダーラグ溝27によって、複数の右寄りのショルダーブロック29がタイヤ周方向Cに沿って区画される。なお、各々のショルダーブロック29には、サイプ31がそれぞれ設けられている。
次に、本発明の実施形態の要部であるセカンドラグ溝19、セカンドブロック21、タイバー25のより具体的な構成について説明する。
図2及び図3(a)に示すように、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θは、それぞれ10度以上でかつ15度以下になっている。ここで、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θをそれぞれ10度以上としたのは、壁面19aの拡がり角θが10度未満であると、セカンドブロック21のタイヤ周方向Cの長さが長くなって、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を十分に抑制することができないからである。一方、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θをそれぞれ15度以下としたのは、壁面19aの拡がり角θが15度を越えると、トレッド摩耗中期以降においてセカンドラグ溝19のボリュームが不足して、トラクション性能及びウエット性能が低下するからである。
また、図2に示すように、各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅fに対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)は、それぞれ1.5以上でかつ1.9以下になっている。ここで、各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅fに対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)をそれぞれ1.5以上としたのは、タイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)が1.5未満であると、セカンドブロック21のタイヤ周方向Cの剛性を十分に高めることができないからである。一方、各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅に対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)をそれぞれ1.9以下としたのは、タイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)が1.9を越えると、セカンドブロック21のタイヤ周方向Cの長さが長くなって、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を十分に抑制することができないからである。
更に、図2及び図3(b)に示すように、セカンドブロック21におけるトレッド端縁E側の鋭角な角部分及びタイヤ赤道線S側の鋭角な角部分には、面取り33がそれぞれ形成され、各々のセカンドブロック21における面取り33の落ち量eは、それぞれ0.5mm以上でかつ1.5mm以下になっている。ここで、各々のセカンドブロック21における面取り33の落ち量eをそれぞれ0.5mm以上としたのは、面取り33の落ち量eが0.5mm未満であると、セカンドブロック21の踏み込み部分又は蹴り出し部分を滑り難くなって、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を効果的に抑制することができないからである。また、各々のセカンドブロック21における面取り33の落ち量eをそれぞれ1.5mm以下としたのは、面取り33の落ち量eが1.5mmを越えると、セカンドブロック21の体積の減少が大きくなって、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を効果的に抑制することができないからである。なお、セカンドブロック21におけるトレッド端縁E側の鋭角な部分及びタイヤ赤道線S側の鋭角な角部分の他に、トレッド端縁E側の鈍角な角部分及びタイヤ赤道線S側の鈍角な角部分に面取り33が形成されてもよい。
また、各々のタイバー25の最大高さjは、それぞれ第1周方向主溝5及び第2周方向主溝7の所定の溝深さh(換言すれば、セカンドブロック21の高さ)の20%以上でかつ30%以下になっている。ここで、各々のタイバー25の最大高さjをそれぞれ所定の溝深さhの20%以上としたのは、最大高さjが所定の溝深さhの20%未満であると、セカンドブロック21の変形を抑制する作用が十分に発揮されないからである。一方、各々のタイバー25の最大高さjをそれぞれ所定の溝深さhの30%以下としたのは、最大高さjが所定の溝深さhのが30%を越えると、トレッド摩耗中期以降においてセカンドラグ溝19のボリュームが不足して、トラクション性能及びウエット性能が低下することが懸念されるからである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅fに対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)がそれぞれ1.5以上であって、各々のタイバー25の最大高さjがそれぞれ所定の溝深さhの20%以上であるため、セカンドブロック21のタイヤ周方向Cの剛性を十分に高めることができると共に、タイバー25によるセカンドブロック21の変形を抑制する作用が十分に発揮される。これにより、セカンドブロック21のブロックテア(ブロック欠け)の発生を十分に抑制することができる。
また、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θがそれぞれ10度以上であって、各々のセカンドブロック21におけるタイヤ幅方向Wの最大幅fに対するタイヤ周方向Cの最大長mの比率(m/f)がそれぞれ1.9以下であって、各々のセカンドブロック21における面取り33の落ち量がそれぞれ0.5mm以上でかつ1.5mm以下になっているため、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を十分かつ効果的に抑制することができる。
更に、各々のセカンドラグ溝19の壁面19aの拡がり角θがそれぞれ15度以下であって、各々のタイバー25の最大高さjが所定の溝深さhの30%以下であるため、トレッド摩耗中期以降においても、セカンドラグ溝19のボリュームを十分に保って、トラクション性能及びウエット性能の低下を抑制することができる。特に、各々のタイバー25の長手方向における断面が単一の曲率半径rからなる円弧形状をそれぞれ呈しているため、トレッド摩耗中期以降において、タイバー25をトレッド3表面に徐々に露出させることができ、トラクション性能及びウエット性能の急激な低下を防ぐことができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、セカンドブロック21のブロックテアの発生を十分に抑制することができると共に、セカンドブロック21のヒールアンドトウ摩耗の発生を十分かつ効果的に抑制することができるため、セカンドブロック21に関して耐ブロックテア性の向上と耐偏摩耗性の向上を容易に両立させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施例について説明する。
実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤ1を発明品として、比較例に係る重荷重用空気入りタイヤ(図示省略)を比較品としてそれぞれ製造する。そして、発明品と比較品について実地試験を行い、試験結果に基づいてセカンドブロックに関する耐ブロックテア性と耐偏摩耗性をそれぞれ評価することにした。なお、比較例に係る重荷重用空気入りタイヤは、特開2004−58792号公報に示す公知の空気入りタイヤである。
実地試験においては、発明品、比較品をセミトレーラー(2D+2軸トレーラーダンプ)のドライブ軸にそれぞれ装着した状態で、高速道路(平均速度90km/h)を30%、一般道路(平均速度50km/h)を70%の割合で走行し、3万km走行した時点で、セカンドブロックのブロックテア(ブロック欠け)の個数によってセカンドブロックに関する耐ブロックテア性を評価すると共に、セカンドブロックにおける蹴り出し側(ヒール側)と踏み込み側(トウ側)の段差量(ヒールトウ段差量)の平均値によってセカンドブロックに関する耐偏摩耗性を評価する。そして、セカンドブロックに関する耐ブロックテア性及び耐偏摩耗性の試験結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、比較品をコントロール(100)として、数値が大きい方が、耐ブロックテア性及び耐偏摩耗性がそれぞれ高いことを示している。
Figure 2008155817
即ち、表1に示すように、発明品は、セカンドブロックに関して、比較品と同等の耐偏摩耗性を確保しつつ、比較品よりも高いブロックテア性を得ることができた。
本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。 本発明の実施形態の要部の拡大図である。 図3(a)は、図2におけるA−A線に沿った図であって、図3(b)は、図2におけるB−B線に沿った図であって、図3(c)は、図2におけるC−C線に沿った図である。
符号の説明
1 重荷重用空気入りタイヤ
3 トレッド
5 第1周方向主溝
7 第2周方向主溝
19 セカンドラグ溝
19a 壁面
21 セカンドブロック
25 タイバー

Claims (2)

  1. トレッドにブロックパターンを有した重荷重用空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドにタイヤ赤道線を挟むように設けられ、タイヤ周方向へそれぞれ延びてあって、所定の溝深さをそれぞれ有した一対の第1周方向主溝と、
    前記トレッドに一対の前記第1周方向主溝を挟むように設けられ、前記タイヤ周方向へそれぞれ延びてあって、前記所定の溝深さをそれぞれ有した一対の第2周方向溝と、
    前記トレッドに前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝を繋ぐようにタイヤ幅方向へそれぞれ延びてあって、壁面の拡がり角がそれぞれ10度以上でかつ15度以下になっている複数のセカンドラグ溝と、
    隣合う前記第1周方向主溝と前記第2周方向主溝、及び複数の前記セカンドラグ溝によって、前記タイヤ周方向に沿って区画され、前記タイヤ幅方向の最大幅に対する前記タイヤ周方向の最大長の比率がそれぞれ1.5以上でかつ1.9以下になっている複数のセカンドブロックと、
    各々の前記セカンドラグ溝の底部にそれぞれ設けられ、長手方向における断面が円弧形状をそれぞれ呈してあって、最大高さがそれぞれ前記所定の溝深さの20%以上でかつ30%以下になっており、隣合う一対の前記セカンドブロックを連結するタイバーと、
    を具備したことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 各々の前記セカンドブロックにおけるトレッド端縁側の少なくともいずれかの角部分に面取りがそれぞれ形成され、各々の前記セカンドブロックにおける前記面取りの落ち量がそれぞれ0.5mm以上でかつ1.5mm以下になっていることを特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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