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JP2008153792A - Av装置 - Google Patents

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JP2008153792A
JP2008153792A JP2006337659A JP2006337659A JP2008153792A JP 2008153792 A JP2008153792 A JP 2008153792A JP 2006337659 A JP2006337659 A JP 2006337659A JP 2006337659 A JP2006337659 A JP 2006337659A JP 2008153792 A JP2008153792 A JP 2008153792A
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Fujio Yoshida
富士雄 吉田
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】
スピーカユニットから音の再現性を犠牲にせずに、スピーカユニットからの振動によるキャビネットの異常音を防ぐ手段が求められている。
【解決手段】
かかる課題を解決するために本発明は、上記問題点を解決するために、視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットと、からなる筐体構造のAV装置であって、スピーカユニットは後キャビネットに固定されていることを特徴とするAV装置を提供する。また、前キャビネットには、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口が形成され、後キャビネットは、前記開口に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面から支持固定するためのスピーカユニット支持固定部を有するAV装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、AV装置等に取り付けられるスピーカ装置に関する。
従来のAV装置を図16に示す。図16(a)は従来のAV装置正面略図である。また、(b)は(a)の線E−Eで切断される断面をL方向から見た従来のAV装置の断面略図である。図16において、従来のAV装置は、前キャビネット(1601)とスピーカユニット(断面省略)(1602)と後キャビネット(1603)と、ディスプレイ部(1651)で構成されている。また、前キャビネットはスピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように図中の点線で示されるような開口(1606)を有している。
ここで、図16(b)に示すように、従来のAV装置に搭載されるスピーカユニットは、前キャビネット(エスカッションともいう)に直接留められている。このような構成では、前キャビネットにスピーカユニットの振動板の起こす振動が直接伝わってしまう。このため、ある振動数で振動したスピーカから伝わった振動により共振した前キャビネットが異常音(ビビリ)を発生する。近年開発が盛んな平面ディスプレイを有するAV装置では、前キャビネット全体が平面を基調としたデザインとなるため、前キャビネットのスピーカ部も平面、もしくは平面の類似形状にしなければならない。このため、平面ディスプレイを有するAV装置では、前述したような、ある自己共振周波数を持つ異常音(ビビリ)の出やすいキャビネット形状を有することとなり、この異常音をいかに抑えるかが課題になっている。さらに、装置を小型化かつ薄型化した場合には、前キャビネットの面積が小さく、肉厚も薄くなり、振動に対する剛性の確保が難しくなる。そのため、この課題の重要性は高まる。
ここで、対処方法一つとして、スピーカユニットからの振動に対応するため、前キャビネットの剛性を上げる等がある。しかし、剛性を上げるためには前キャビネットの肉厚を厚くする等の手段があるが、コストアップの要因になり、また、機器の重量の増加を招く結果となる。また、前キャビネットにスピーカユニットをしっかりと固定するためには、図16(c)に示すように、スピーカ支持固定部であるボス(1631)を太く形成したり、前キャビネットの剛性を上げるための補強用のリブを形成し、その肉厚を厚くする必要がある。しかし、これらの補強等は、キャビネットの樹脂モールド成形の製造プロセスにおいて、(d)に示すような前キャビネット正面にシンクマーク(ヒケ)(1654)の生じる可能性が高くなり、製品歩留まりに悪影響を生じる。(図16(d)は図16(c)の点線で示す(1653)の拡大図である。)
ここで、図17に前キャビネットにスピーカユニットの振動板の起こす振動が直接伝わらないように構成した改良されたAV装置を示す(スピーカ取り付け部付近のみ記載)。図17(a)は改良されたAV装置正面略図である。また、(b)は(a)の線F−Fで切断される断面をM方向から見た改良されたAV装置の断面略図である。ここで、図17において、改良されたAV装置は、前キャビネット(1701)とスピーカユニット(1702)と後キャビネット(記載せず)とクッション(1761)とスピーカユニット取り付け補助板(1762)で構成される。また、前キャビネットはスピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口(1706)を有している。
この構成では、スピーカユニットは一旦スピーカユニット取り付け補助板に取り付けられ、前キャビネットにクッションを介して取り付けられている。この場合、スピーカユニットの振動が直接には前キャビネットに伝わらないため異常音の発生を抑制することができる。
特開平9−261789
しかし、この改良されたAV装置は、従来のAV装置よりは異常音の発生抑制に有利ではあるが、スピーカユニットがキャビネットにしっかりと固定されていないため取り付け補助板自体が振動してしまい、スピーカの振動板が正しく振動できず、再生すべき正しい音(空気音圧)を再現できず高音質再現が望めない。
このような問題点が存在するため、スピーカユニットから音の再現性を犠牲にせずに、スピーカユニットからの振動によるキャビネットの異常音を防ぐ手段が求められている。
そこで、上記問題点を解決するために、本件発明では、視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットと、からなる筐体構造のAV装置であって、スピーカユニットは後キャビネットに固定されていることを特徴とするAV装置を提供する。また、前キャビネットには、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口が形成され、後キャビネットは、前記開口に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面からのみ支持固定するためのスピーカユニット支持固定部を有するAV装置を提供する。
また、後キャビネットのスピーカユニット支持固定部は、スピーカユニットの振動板周縁に配されるフレームを固定することでスピーカユニットを固定し、前キャビネットは、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁を有するAV装置を提供する。また、スピーカユニットの振動板周縁には振動吸収材を固着し、前記気密壁に対して押圧配置することで前記気密性をさらに向上させたAV装置を提供する。また、スピーカユニット支持固定部は、後キャビネット面に対して起立する筒状構造であるAV装置を提供する。また、気密壁は、前キャビネット面に対して起立する筒状構造であるAV装置を提供する。また、気密壁高さは、気密壁厚さの20倍以内であるAV装置を提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、スピーカの音質の劣化なしに前キャビネットおよび、これと固定されている後キャビネットと合わせた装置筐体全体の振動を効果的に抑えことができる。さらに、スピーカの振動板背面への音放射と表面への音放射の干渉を防ぐことで、視聴者に届く音の音響品質を良好に確保することができる。
以下に、各発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1、請求項7、請求項8などについて説明する。また、実施形態2は、主に請求項2、請求項5、請求項6などについて説明する。また、実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。また、実施形態4は、請求項4などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態は、視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットと、からなる筐体構造のAV装置であって、前キャビネットに開口部が形成され、スピーカユニットは後キャビネットのみに支持固定されていることを特徴する。
<実施形態1の構成>
本実施形態は、視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットと、からなる筐体構造のAV装置であって、スピーカユニットは後キャビネットに固定されているAV装置に関する。また、前キャビネットには、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口が形成され、後キャビネットは、前記開口に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面からのみ支持固定するためのスピーカユニット支持固定部を有するAV装置に関する。
図1に本実施形態におけるAV装置の構成の一例の斜視図を示す。図1は本実施形態の構成を示す概念図である。図1に示すように、本実施形態におけるAV装置は、前キャビネット(0101)と、スピーカユニット(0102)と、後キャビネット(0103)からなる。
「前キャビネット」とは、エスカッションとも呼ばれ、視聴者と対面する側に面を有するAV装置の前枠である。また、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口(0106)が形成されており、開口には防塵、及び破損防止用のカバーが付されている。またここで、平面ディスプレイを有するようなAV装置では、この前キャビネットの開口付近も平面、もしくは平面の類似形状が求められる。なお、開口部の周辺は薄板状であってもよい。前キャビネットの形成の方法は樹脂モールド形成によるものでもよい。
「スピーカユニット」は、図2の断面図に示すように、主に振動板(0211)と、ボイスコイル(0212)と、フレーム(0213)と、磁気回路(0214)とからなる。「振動板」とは、ボイスコイルに電気信号の再生音声電流(以下、信号電流)が流れると、永久磁石を中心とした磁気回路からの磁束により、フレミングの左手の法則に従った駆動力(振動)がボイスコイルに発生し、その駆動力により振動するボイスコイルに接続されたものである。この振動板が空気を振動させることで視聴者が再生音を聞くことができる。また、振動板の材質としてはラシャ紙やケント紙等の紙系振動板、ポリエチレンやポリプロピレン等の高分子系振動板、ジュラルミンやアルミニウム等の金属系振動板、またはセラミック系振動板等がある。これらは、材質の特性を利用して低音用や高音用に適時用いられる。
また、ボイスコイルとは、前述したように、信号電流を流すコイルであり、この信号電流により振動する。このボイスコイルの振動が振動板に伝わり、音圧として空気中に伝播されることで、最終的に電気信号が音として再生される。
また、フレームとはスピーカユニットを筐体に固定するための骨組みで、磁気回路と、エッジ(0215)及びダンパー(0216)を介し振動板を保持している。このようにフレームが磁気回路に接続されることで、磁気回路に生じるボイスコイルの駆動力(振動)による反作用等を受け止める。材質としては加工の容易性や、振動に対して強度が求められるため、スチール等の金属製のフレームを使用するが、磁気回路に及ぼす影響を防ぐためアルミニウムやマグネシウム等の非磁性体のフレームが好ましい。
また、磁気回路とは、ボイスコイルが存在する磁極空隙に均一に磁束を供給する磁気的な回路である。回路の起磁力を生じさせる磁石としてはフェライト系の磁石が使用されるが、必要ならば電磁石を用いたものでもよい。また、図2では外磁形磁気回路を示したが、内磁形磁気回路で構成してもよい。
振動板の形状は図3(a)に示すような丸形スピーカだけでなく、(b)に示すような楕円形スピーカであってもよい。
また、図1や図2、図3、図4(a)において現在最も多く使用されているコーン形スピーカを例示したが、図4(b)に示すような、ドーム形スピーカや図4(c)のようなホーン形スピーカであってもよい。また、平面スピーカ(例示せず)であってもよい。
「後キャビネット」とは、視聴者からみて背面側となる面をもつAV装置の後枠である。図1に示すように、本実施形態の後キャビネットは、前述した前キャビネットの開口に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面から支持固定するためのスピーカユニット支持固定部(0104)を複数有している。
ここで、図中では、スピーカユニット支持固定部を4個記載しているが、後キャビネットへの固定強度を上げたい場合は個数を増やしてもかまわない。また、強度が十分な場合は個数を減らしてもよい。
ここで、図5(a)に本実施形態の構成のAV装置の正面略図(スピーカ周辺部のみ)と、(b)に(a)の線A−Aで切断される断面をX方向から見た断面略図を示す。ここで図5をもとに本実施形態のAV装置の特徴を説明する。まず、前述したように、前キャビネット(0501)は、スピーカユニット(断面省略)(0502)からの音を筐体外に伝えられるように図中の点線で示されるような開口(0506)が形成されている。また、後キャビネット(0503)は、開口(0506)に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面から支持固定するためのスピーカユニット支持固定部(0504)を有している。また、スピーカユニットは自身の持つフレームと、スピーカユニット支持固定部とでネジ等(0507)で接続され、後キャビネットに固定される。
また、スピーカユニット支持固定部とスピーカユニットの固定方法は、図6(a)のスピーカユニット支持固定部の断面略図に示すように、ネジ(0607)をスピーカユニットのフレーム(0635)に形成したネジ挿入用の孔を通し、スピーカユニット支持固定部(0604)の頂点(0621)に形成したネジ取り付け孔へ挿入し固定してもよい。このとき、支持固定部は(a)のような中空でない形状でもよいし、(b)のように中空状であってもよい。また、スピーカユニットを後キャビネットにより強固に固定し、振動を抑えるために、中空部分に弾性体を詰めたり、あるいは、中空部分の支持固定部の樹脂の肉厚を厚くしたりしてもよい。
また、(b)に示すように、スピーカユニット支持固定部(0634)を中空状に形成することで、本実施形態AV装置の筐体外側に当たるA方向から、ネジ(0607)をスピーカユニット支持固定部に形成されたネジ挿入用の孔に通し、フレームに形成したネジ取り付け孔に挿入し固定してもよい。
このとき、スピーカから生じる音が前キャビネットによる反射を防ぐため、前記開口の径(0508)はスピーカの振動板の径(0509)と同じか、もしくは広い必要がある。
また、開口の径は、スピーカの振動板の径に応じて決まるが、図7に示される開口部の面積(0702)に比して、前キャビネットの外形面積(0701)が50倍から150倍となるようにしてもよい。前期範囲に該当する小型のAV装置において、スピーカユニットを後キャビネットのみに支持固定する構造による、異常音(ビビリ)の防止効果が顕著となる。前記支持固定部の起立高さ(0510)は装置を薄くするにつれて低くなるが、スピーカユニットの長径(0508)より低くしてもよい。
<実施形態1の効果>
本実施形態におけるAV装置は、視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットとからなる筐体構造を持ち、スピーカユニットは後キャビネットのみに固定されている特徴を有することで、前キャビネットにスピーカユニットから生じる振動を伝えることを防ぎ、ビビリ等の異常音の発生を防ぐことができる。このことにより、異常音を起こす振動の防止に対応するため、前キャビネットの剛性を上げる等の処置(肉厚を厚くする等)の必要がなく前キャビネットのデザイン上の自由度が上がり、さらに材料費の上昇を抑えることができる。
また、従来技術では前キャビネットにスピーカユニットを留めていたため、スピーカユニット支持固定部であるボス等を前キャビネットに形成しなければならず、キャビネットの樹脂モールド成形の製造プロセスにおいて、視聴者が最も気にかける前キャビネット正面にシンクマーク(ヒケ)の生じる可能性があり、商品性確保に不利であった。このことは、製品歩留まりに悪影響が生じる可能性を意味する。しかし、本実施形態のAV装置では後キャビネットのみにボス等のスピーカユニット支持固定部を形成するため、視聴者がほとんど気にならない筐体背面に多少のシンクマークが生じたとしても商品性確保が容易になる利点がある。また、上記理由により、ボス、リブ等の追加、また肉厚を厚くする等の補強が容易であるという利点もある。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
本実施形態は、後キャビネットのスピーカユニット支持固定部で、スピーカユニットのフレームが固定され、前キャビネットは、気密壁を有し、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させる特徴を有するAV装置である。
<実施形態2の構成>
後キャビネットのスピーカユニット支持固定部は、スピーカユニットの振動板周縁に配されるフレームを固定することでスピーカユニットを固定し、前キャビネットは、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁を有するAV装置に関する。
図8に本実施形態におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図を示す。図8は本実施形態の構成を示す概念図である。図8に示すように、本実施形態におけるAV装置は、前キャビネット(0801)と、スピーカユニット(0802)と、後キャビネット(0803)からなる。本実施形態における、スピーカユニット支持固定部(0804)は、スピーカユニット(0802)の振動板周縁に配されるフレームを固定している。また、前キャビネット(0801)は、実施形態1と同様に防塵、及び破損防止用のカバーが付された、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えるための開口(0806)が形成されており、さらに、スピーカユニット(0802)の振動板周縁を取り囲んだ気密壁(0831)を有するという特徴を持つ。
ここで、図9(a)に本実施形態の構成のAV装置の正面略図(スピーカ周辺部のみ)と、(b)に(a)の線B−Bで切断される断面をX方向から見た断面略図を示す。ここで図9をもとに本実施形態のAV装置の特徴を説明する。まず、実施形態1で説明したのと同様に、前キャビネット(0901)は、スピーカユニット(断面省略)(0902)からの音を筐体外に伝えられるように図中の点線で示されるような開口(0906)と、気密壁(0931)が形成されている。また、後キャビネット(0903)は、開口(0906)に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面のみから支持固定するためのスピーカユニット支持固定部(0904)を有している。また、スピーカユニットは振動板周縁に配されるフレームを持ち、スピーカユニット支持固定部とでネジ等(0907)で接続され、後キャビネットに固定される。
ここで「気密壁」について説明する。まず、スピーカの振動板は、信号電流により生じた振動をスピーカ表面へ音放射する。また同時に、その反作用である背面への音放射も生じる。この背面への音放射が表面へ回り込むことで、スピーカ表面の音放射に干渉した場合、視聴者に届く音の音質が劣化することとなる。このため、視聴者に届く音の音質を劣化させないために、スピーカ背面への音放射の音波がスピーカ表面に回りこみ、スピーカ表面の音波に干渉しないように遮蔽するための構成が必要となる。このため、「気密壁」は、振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための前キャビネットに形成されたものとして構成される。
また、この気密壁は、前キャビネット面に対して起立する筒状構造である。ここで、本実施形態のAV装置では、前キャビネットにスピーカユニットの振動を伝えないように構成しているため、断面図に示すように、前キャビネットとスピーカユニットは接触しないように構成されている。
よって、前キャビネットに形成された気密壁は、スピーカユニットのフレームを被うようなスリーブの形状になり、スピーカユニットのフレームの径(0941)より、気密壁(スリーブ)の径(0942)が大きい必要がある。
また、図10に気密壁(スリーブ)の形状の別の例を示す。(a)に示すように、気密壁(スリーブ)(1004)の開口(1006)の内側に凸部(1051)を形成してもよい。このことによりスピーカ部のカバーを通して見たときに、スピーカのフレーム等のデザイン性に不要な部分が隠されるメリットがある。ただし、このときの開口の径(1052)は、凸部(1051)に当たることで生じる反射音を防ぐため、スピーカユニットが持つ振動板の径(1053)と同じか、広くする必要がある。また、(b)に示すように、気密壁(スリーブ)の径(1054)とスピーカユニットが持つ振動板の径(1055)と同じになるように前キャビネットを形成してもよい。このことにより、スピーカ部のカバーを通して、フレーム等のデザイン性に余計な部分が隠されるメリットと、音の反射を生じる可能性のある凸部(1051)を持たないメリットを持つことが可能になる。
また、本実施形態のAV装置は、製造に用いられるスピーカユニットのフレーム形状にあわせ前記スリーブを形成するため、図11(a)に示すように丸型スピーカを使用するときは、丸型のスリーブ形状の気密壁を前キャビネットに形成する。また同様に、楕円型スピーカを使用するときは(b)のような楕円型のスリーブ形状の気密壁、また長円型スピーカを使用するときは(c)のような長円型のスリーブ形状の気密壁、さらに、必要であれば(d)に示すような四角形のスリーブ形状の気密壁であってもよい。
また、気密壁高さ(0933)は、気密壁厚さ(0934)の20倍以内としてもよい。このことにより、前キャビネットに気密壁(スリーブ)を形成しても、樹脂モールド成形の製造プロセスにおいて、視聴者が最も気にかける前キャビネット正面にシンクマーク(ヒケ)の生じる可能性を少なくすることができる。よって、このことにより、本実施形態のAV装置の商品性確保を有利にすることができる。
<実施形態2の効果>
本実施形態のAV装置は、前キャビネットが、後キャビネットに固定されたスピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁を有することで、前キャビネットに生じる異常音(ビビリ)を防ぎ、さらに、スピーカの振動板背面への音放射と表面への音放射の干渉を防ぐことで、視聴者に届く音の音質を実施形態1のスピーカの音響品質より良好に確保することができる。また、気密壁は、前キャビネット面に対して起立する筒状構造であるため、平面ディスプレイを持つAV装置のデザインの制約上、スピーカ部も平面形状にならざるを得ない前キャビネットに対し、機械的な強度を上げる補強板の役割を持つこともできる。これにより、製品の運搬時や組み立て時におけるキャビネットの捩れや歪みによる破損を防ぐことができる。また、気密壁高さを気密壁厚さの20倍以内とすることで、樹脂モールド成形の製造プロセスにおいて、前キャビネットにシンクマーク(ヒケ)を生ずる可能性を低くすることができる。このことにより、本実施形態のAV装置の商品性確保を有利にすることができる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態は、スピーカユニットの振動板周縁に振動吸収材としてシーリング材を配置し、実施形態2に記載した気密壁に対して押圧することで、スピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性をさらに向上させたAV装置である。
<実施形態3の構成>
本実施形態は、スピーカユニットの振動板周縁には振動吸収材を固着し、前記気密壁に対して押圧配置することで前記気密性をさらに向上させたAV装置に関する。
図12に本実施形態におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図を示す。図12は本実施形態の構成を示す概念図である。図12に示すように、本実施形態におけるAV装置は、前キャビネット(1201)と、スピーカユニット(1202)と、後キャビネット(1203)と、振動吸収材(1241)からなる。
ここで、本実施形態における前キャビネット(1201)は、実施形態1、実施形態2と同様に防塵、及び破損防止用のカバーが付された、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えるための開口(1206)が形成されており、実施形態2と同様に気密壁(1231)を有している。
ここで、図13(a)に本実施形態の構成のAV装置の正面略図(スピーカ周辺部のみ)と、(b)に(a)の線C−Cで切断される断面をZ方向から見た断面略図を示す。ここで図13をもとに本実施形態のAV装置の特徴を説明する。まず、実施形態2で説明したのと同様に、前キャビネット(1301)は、スピーカユニット(断面省略)(1302)からの音を筐体外に伝えられるように図中の点線で示されるような開口(1306)と、気密壁(1331)が形成されている。また、後キャビネット(1303)は、開口(1306)に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面からのみ支持固定するためのスピーカユニット支持固定部(1304)を有している。また、スピーカユニットは振動板周縁に配されるフレームを持ち、スピーカユニット支持固定部とでネジ等(1307)で接続され、後キャビネットに固定される。また、振動吸収材(1341)はスピーカユニットの振動板周縁に固着し、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲み、気密壁に対して押圧配置している。
ここで、「振動吸収材」とは、スピーカユニットの振動板周縁に固着し、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲み、スピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁に対して押圧配置するものである。材質としては、スピーカユニットからの振動を前キャビネットに伝えることがないよう振動を吸収し、さらにスピーカの振動板の表面と背面の気密性を保つ効果を持つ材質が望ましい。また、前キャビネットとスピーカの振動板周縁との間に押圧配置を行うため、破損等が起こらないように、形状変化に柔軟に対応できるよう丈夫で柔らかいという性質が必要である。材質例としては、振動吸収材として広く用いられているウレタン系樹脂やゴム、ゲル状シート等が考えられる。
また、振動吸収材は、前キャビネットの気密壁(スリーブ)内部に固着せず、スピーカユニットの振動板周縁に固着している。このことは、前キャビネットの気密壁(スリーブ)内部に固着する場合に比べ、スピーカユニットの振動板周縁に固着した場合の方が、リサイクルの際、本AV装置の分解容易性を高め、リサイクルに掛かる費用を軽減する効果がある。
これにより、実施形態2のAV装置よりスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性をさらに向上させることができる。このことで、スピーカ背面への音放射の音波が表面に回りこみ、スピーカ表面の音波に干渉しないように遮蔽する効果がより向上する効果が得られる。さらには、振動吸収材を用いることで、気密性の向上と同時に、スピーカユニットの振動が、前キャビネットおよび、これと固定されている後キャビネットと合わせた装置筐体全体へ伝わることを防止し、異常音(ビビリ)の発生も効果的に抑制される。
<実施形態3の効果>
本実施形態のAV装置は、前キャビネットが、後キャビネットに固定されたスピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁を有し、さらに、スピーカユニットの振動板周縁には振動吸収材を固着し、気密壁に対して押圧配置する特徴を有している。このことにより、実施形態2におけるAV装置よりもスピーカユニットの振動板の表面と背面の気密性をさらに向上させることで、スピーカの振動板背面への音放射と表面への音放射の干渉を防ぐことでき、視聴者に届く音響品質より良好に確保することができる。また、振動吸収材は、スピーカユニットからの振動を前キャビネットに伝えることを防止する効果を持つため、前キャビネットおよび、これと固定されている後キャビネットと合わせた装置筐体全体に生じる異常音(ビビリ)を防ぐことができる効果も持つ。また、前キャビネットの気密壁(スリーブ)内部に固着する場合に比べ、スピーカユニットの振動板周縁に固着した場合の方が、リサイクルの際、本AV装置の分解容易性を高め、リサイクルに掛かる費用を軽減する効果がある。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概要>
本実施形態は、スピーカユニットの振動板周縁に振動吸収材を配置し、前キャビネットに形成した気密壁に対して押圧することで、スピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性をさらに向上させ、さらに、スピーカユニット支持固定部を後キャビネット面に対して起立する筒状構造にすることで、後面を密閉型にすることを特徴としたAV装置である。
<実施形態4の構成>
スピーカユニット支持固定部は、後キャビネット面に対して起立する筒状構造であるAV装置に関する。
図14に本実施形態におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図を示す。図14は本実施形態の構成を示す概念図である。図14に示すように、本実施形態におけるAV装置は、前キャビネット(1401)と、スピーカユニット(1402)と、後キャビネット(1403)と、振動吸収材(1441)からなる。
ここで、本実施形態における前キャビネット(1401)は、実施形態1から実施形態3と同様に防塵、及び破損防止用のカバーが付された、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えるための開口(1406)が形成されており、実施形態2、実施形態3と同様に気密壁(1431)を有している。
ここで、図15(a)に本実施形態の構成のAV装置の正面略図(スピーカ周辺部のみ)と、(b)に(a)の線D−Dで切断される断面をK方向から見た断面略図を示す。ここで図15をもとに本実施形態のAV装置の特徴を説明する。まず、実施形態1から実施形態3で説明したのと同様に、前キャビネット(1501)は、スピーカユニット(断面省略)(1502)からの音を筐体外に伝えられるように図中の点線で示されるような開口(1506)と、気密壁(1531)が形成されている。また、後キャビネット(1503)は、開口(1506)に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面からのみ支持固定するためのスピーカユニット支持固定部(1504)を有している。また、スピーカユニットは振動板周縁に配されるフレームを持ち、スピーカユニット支持固定部とでネジ等(1507)で接続され、後キャビネットに固定される。ここで、後キャビネットのスピーカユニット支持固定部は、後キャビネット面に対して起立する筒状構造(1404)を持つ。これは図15(b)からもわかるようにスピーカユニット背面がスピーカユニットの振動板と後キャビネットで構成される閉空間(1551)を形成する。このことによって、振動板から生じる背面への音放射が表面への音放射に干渉しないように遮蔽するための効果が実施形態1から実施形態3までの構成よりも向上する。
また、振動吸収材(1541)はスピーカユニットの振動板周縁に固着し、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲み、気密壁に対して押圧配置している。ここで、振動吸収材は後キャビネットに形成されるスピーカユニット支持固定部が筒状であるため、図15(b)の(1552)に示すように、前キャビネットに形成される筒状の気密壁内側と筒状スピーカユニット支持固定部の外側まで密着させることができ、スピーカの振動板の表面と背面の気密性を実施形態3と比較してより高めることができる。
<実施形態4の効果>
本実施形態は、スピーカユニットの振動板周縁に振動吸収材を配置し、前キャビネットに形成した気密壁に対して押圧することで、スピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性をさらに向上させ、さらに、スピーカユニット支持固定部を後キャビネット面に対して起立する筒状構造にし、スピーカユニット背面がスピーカユニットの振動板と後キャビネットで構成される閉空間を形成している。このことにより、実施形態3におけるAV装置よりもスピーカユニットの振動板の表面と背面の気密性をさらに向上させることで、スピーカの振動板背面への音放射と表面への音放射の干渉を防ぐことでき、視聴者に届く音響品質をより良好に確保することができる。
また、振動吸収材は、スピーカユニットからの振動を前キャビネットに伝えることを防ぐため、前キャビネットに生じる異常音(ビビリ)を防止することができる効果も持つ。
また、スピーカユニット支持固定部は後キャビネット面に対して起立する筒状構造であるため、機械的な強度を上げる補強板の役割を持つこともできる。これにより、製品の運搬時や組み立て時におけるキャビネットの捩れや歪みによる破損を防ぐことができる。
実施形態1におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図 スピーカユニット断面図 スピーカの形状例 スピーカの種類 実施形態1の構成のAV装置の正面略図および断面図 実施形態1のスピーカユニット支持固定部とスピーカユニットの固定方法の例 前キャビネット外形面積(斜線部)と開口部面積(斜線部) 実施形態2におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図 実施形態2の構成のAV装置の正面略図および断面図 実施形態2の気密壁(スリーブ)の断面 実施形態2の気密壁(スリーブ)の形状例 実施形態3におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図 実施携帯3の構成のAV装置の正面略図および断面図 実施形態4におけるAV装置の構成の一例の分解斜視図 実施形態4の構成のAV装置の正面略図および断面図 従来技術のAV装置とその断面図 改良された従来技術のAV装置とその断面図
符号の説明
0101 前キャビネット
0102 スピーカユニット
0103 後キャビネット
0104 スピーカユニット支持固定部
0106 開口

Claims (8)

  1. 視聴者と対面する側の前キャビネットと、視聴者からみて背面側の後キャビネットと、からなる筐体構造のAV装置であって、
    前キャビネットには、スピーカユニットからの音を筐体外に伝えられるように開口が形成され、
    後キャビネットは、前記開口に振動板周縁が近接するようにスピーカユニットを後キャビネット面からのみ支持固定するためのスピーカユニット支持固定部を有するAV装置。
  2. 後キャビネットのスピーカユニット支持固定部は、スピーカユニットの振動板周縁に配されるフレームを固定することでスピーカユニットを固定し、
    前キャビネットは、スピーカユニットの振動板周縁を取り囲みスピーカユニット背面側と、振動板表面側との間の気密性を向上させるための気密壁を有する請求項1に記載のAV装置。
  3. スピーカユニットの振動板周縁には振動吸収材を固着し、前記気密壁に対して押圧配置することで前記気密性をさらに向上させた請求項2に記載のAV装置。
  4. スピーカユニット支持固定部は、後キャビネット面に対して起立する筒状構造である請求項1から3のいずれか一に記載のAV装置。
  5. 気密壁は、前キャビネット面に対して起立する筒状構造である請求項2に記載のAV装置。
  6. 気密壁高さは、気密壁厚さの20倍以内である請求項2に記載のAV装置。
  7. 前キャビネットの少なくとも前記開口周辺部は薄板状で、樹脂モールド成形によって形成されている請求項1から6のいずれか一に記載のAV装置。
  8. 前キャビネットの外形面積が前キャビネットの前記開口外形面積の50倍から150倍であり、スピーカユニットの長径が前記支持部の後キャビネットからの起立高さよりも大きい請求項1から7のいずれか一に記載のAV装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256607A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Sanyo Electric Co Ltd 画像表示装置
JP2011086979A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Sharp Corp キャビネット及び該キャビネットを備えた電気機器

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