JP2008144413A - 雨水ます - Google Patents
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Abstract
【課題】取付スペースを大きくすることなく、本体部の取付及び取外の作業性を良好にした雨水ますを提供すること。
【解決手段】雨水ますを構成する天井取付具1には、周縁部を構成する4辺の端部のうちの少なくとも対角線上で対向する一対の端部に、垂下壁14aと、垂下壁14aの下端から略水平方向内向きに形成された支持壁14bとを備えた係合突部14を形成する。また、本体部2には、開口部22の周囲における少なくとも支持壁14bに略対向する位置に、開口部22から水平方向に突出する係合突片を形成する。そして、本体部2の上面を天井取付具1の下方に押し当てながら回転させて、係合突片を支持壁14bの上面にスライド式に支持させる。なお、係合突片は本体部2の開口部22の周りに鍔状のフランジ部23を形成し、このフランジ部23の角部を係合突片としてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】雨水ますを構成する天井取付具1には、周縁部を構成する4辺の端部のうちの少なくとも対角線上で対向する一対の端部に、垂下壁14aと、垂下壁14aの下端から略水平方向内向きに形成された支持壁14bとを備えた係合突部14を形成する。また、本体部2には、開口部22の周囲における少なくとも支持壁14bに略対向する位置に、開口部22から水平方向に突出する係合突片を形成する。そして、本体部2の上面を天井取付具1の下方に押し当てながら回転させて、係合突片を支持壁14bの上面にスライド式に支持させる。なお、係合突片は本体部2の開口部22の周りに鍔状のフランジ部23を形成し、このフランジ部23の角部を係合突片としてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、玄関ポーチの天井面や、ベランダ、バルコニーなどの下面に取り付けられる角型の雨水ますに関する。一般に、この種雨水ますでは、天井に天井取付具が取り付けられ、天井取付具に本体部が取り付けられるが、本発明は、特に天井取付具に対する本体部の取付構造に関する。
従来の雨水ますとしては、例えば、特許文献1に記載されているもの(以下従来技術Aという)がある。これを図11及び図12に示す。この雨水ますでは、天井面等に取り付けられる星型状の天井取付具111の縁枠112の下端部内周面に、断面逆三角形状の係合突片113が形成され、本体部115の上方開口部に段部116が形成されている。そして、天井取付具111の係合突片113に対し本体部115の段部116が下方から押圧されて嵌め込み式に係止され、本体部115が天井取付具111に取り付けられている。
また、従来の他の雨水ますとして特許文献2に記載された角型の雨水ます(以下従来技術Bという)がある。これを図13に示す。この雨水ますでは、天井に取り付けられる角型の天井取付具121の周縁部に内向きの折曲片122が形成され、本体部125の上方開口部の周辺に鍔部126が形成されている。そして、天井取付具121の折曲片122に対し本体部125の鍔部126が嵌め込み式に引っ掛けられて、本体部125が天井取付具121に取り付けられている。
また、従来の他の雨水ますとして特許文献3に記載された角型の雨水ます(以下従来技術Cという)がある。これを図14に示す。この雨水ますでは、天井取付具131に矩形状の孔幅の大きい大孔部132aと穴幅の小さい小孔部132bとからなる係合孔132が形成され、本体部135に係止用段部136を有する係止突起137が形成されている。そして、天井取付具131の大孔部132aに対し本体部135の係止突起137が挿入され、次いで、係止突起137を小孔部132bへ直線的に移動させることにより係止用段部136が小孔部132bに係止されて、本体部135が天井取付具131に取り付けられている。
また、従来の他の雨水ますとして前述の特許文献3に記載された丸型の雨水ます(以下従来技術Dという)がある。これを図15に示す。この雨水ますでは、天井取付具141が平面視円形状に形成されるとともに、その周縁部に径方向外側に突出する4個の円弧状の係止突起142が形成されている。また、本体部145の開口部には、径方向内側に突出する円弧状の係止突起146が形成されている。そして、本体部145を回転させながら係止突起142の上面側に係止突起146をスライド式に係合させることにより、本体部145が天井取付具141に取り付けられている。
実開平5−62617号公報
実開平5−69218号公報
特開平7−113303号公報、図9、図10
しかしながら、前記従来技術Aの雨水ますにあっては、段部116が下方から押圧されて係合突片113に嵌め込み式に係止されているため、メンテナンスの際に本体部125を取り外すには、高い位置に取り付けられている天井取付具111の縁枠112を押し広げねばならずその作業が困難であるという問題があった。また、従来技術Bの雨水ますについても、本体部125の鍔部126が天井取付具121の折曲片122に対し嵌め込み式に引っ掛けられているため、メンテナンスの際に本体部125を取り外すには、高い位置に取り付けられている天井取付具121の周縁部を押し広げねばならず、その作業が困難であるという問題があった。また、従来技術Cの雨水ますにあっては、本体部135を取り付ける際に、係止突起137を大孔部132aから小孔部132bへ直線的に移動させる必要があるため、すなわち、本体部135を取付開始位置から最終取付位置へ直線的に移動させる必要があるため、取付に必要なスペースが大孔部132a側に大きくなるという問題があった。これに対し、従来技術Dの雨水ますにあっては、回転スライド式に取り付けられているので、前述の従来技術A及びBに比し本体部145の取り外しが容易である。また、前述の従来技術Cのように取付スペースが大きくなるという問題がない。しかしながら、天井取付具141に対する本体部145の取付強度を所定程度に維持するためには、係止突起142、146の円弧長さをある程度大きくする必要があり、取付作業時に必要となる本体部145の回転角度が大きくなっていた。この結果、取付作業としては、高い位置に取り付けられている天井取付具141に対し本体部145を大きく回転させる必要があり、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑み成されたものであって、取付スペースを大きくすることなく、本体部の取付及び取外の作業性を良好にした雨水ますを提供することを目的とする。
本発明の雨水ますは、水平壁部の略中央部に排水口を有する平面視角型状の天井取付具と、上方に開口部を有し、下方に排水筒を有するとともに、前記開口部が前記天井取付具により覆われるように、天井取付具に取り付けられる本体部とを備えた雨水ますであって、前記天井取付具は、周縁部を構成する4辺の端部のうちの少なくとも対角線上で対向する一対の端部における所定長さ部を下方に垂下させた垂下壁と、垂下壁の下端から略水平方向内向きに形成された支持壁とを備えた係合突部が形成され、前記本体部は、前記開口部の周囲における少なくとも前記支持壁に略対向する位置に、前記開口部から水平方向に突出する係合突片を有し、この係合突片は、本体部を回転させることにより、天井取付具の内側から周縁に向けてスライド式に前記支持壁の上に支持されることを特徴とする。
このように構成された本発明の雨水ますによれば、玄関ポーチ等の天井面に取り付けられた天井取付具の下面に対し本体部を取り付けるに際しては、まず、本体部の係合突片が天井取付具の係合突部に干渉しないように正規の取付位置から所定角度をずらせた状態で、本体部の上端面を押し当てる。次いで、本体部の上端面を天井取付具の下面に押し当てた状態で正規の取付位置となるように回転させる。これにより、本体部の係合突片が天井取付具の内側から周縁に向けてスライド式に支持壁の上に支持される。すなわち、本体部の係合突片を回転式にスライドさせることにより、係合突片が水平壁部の下面と支持壁との間に挟持されるように支持壁の上面に支持される。この場合において、係合突部は、角型の天井取付具の周縁部に形成されているので、所要強度を持たせるために天井取付具の周縁方向に必要な長さをとっても、本体部を取り付けるために必要な回転角度を従来技術Dより小さくすることができる。したがって、本発明による本体部の取付作業は、本体部の回転角度が小さくなり作業性が向上する。また、本発明の場合は、本体部が回転スライド式に天井取付具に取り付けられているので、取外作業も容易であり、さらに取付スペースも従来技術Cのように一方側に大きくなるようなことがないという利便性がある。
また、前記係合突部の支持壁は、係合突部が構成される周縁部の中央側に位置する端部の内側角部が斜めにカットされていることが好ましい。このように構成すれば、天井取付具の下面に対し本体部を取り付けるに際しては、天井取付具の下面に対し正規の取付位置から所定角度ずらせた状態で本体部の上端面を押し当てるが、このずらせる角度を小さくすることができる。この結果、本体部の取付作業における本体部の回転角度がより小さくなり、作業性がより向上する。また、本体部取付時の回転角度を小さくすることを可能としながら、係合突部の長さ(すなわち、係合突部における天井取付具の周縁方向の長さ)を大きくすることができるので、係合突部の強度不足を容易に回避することができる。
また、上記構成の本発明において、前記係合突部の前記垂下壁の内面側に位置決め用突部を形成するとともに、前記係合突片の外周端面にこの位置決め用突部に係合する切欠部を形成してもよい。このように構成すると、位置決め用突部と切欠部との係合により天井取付具に対する本体部の取付位置を一定化することができる。
また、前記本体部は、開口部の周囲に鍔状にフランジ部を有し、このフランジ部の角部が前記係合突片を成すように構成してもよい。このように構成すれば、本体部の開口部の周囲に形成される各係合突片を独立的に形成しなくてよいので、本体部の構造が簡略化されるとともに、係合突片の強度を向上させることができる。
本発明によれば、天井取付具に対し本体部を回転させることにより、本体部の係合突片をスライド式に支持壁の上面に支持させるようにしたものであって、取り付けに必要な本体部の回転角度を小さくすることができる。この結果、取付作業性が向上する。また、本発明の場合は、本体部を取付時とは逆の方向に回転させることにより、天井取付具から本体部を容易に取り外すことができる。さらに、取付スペースも大きくなるようなことがないという利便性がある。
以下、本発明の実施の形態に係る雨水ますについて図1〜図10に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る雨水ますの分解斜視図であり、図2はその組み付け状態における外観斜視図である。これら図に示すように、この実施の形態に係る雨水ますは、玄関ポーチの天井面や、ベランダ、バルコニーなどの下面に取り付けられる角型の雨水ますであって、天井面等に取り付けられる天井取付具1と、天井取付具1の下面側に取り付けられる本体部2とから構成されている。これら天井取付具1及び本体部2は何れも硬質塩化ビニールなどの合成樹脂を材料として成型されている。
天井取付具1は、図1〜図4に示されるように、平面視略正方形の水平壁部11を備えたものであって、水平壁部11の中央部に雨水を導入する排水口12が形成されるとともに、水平壁部11の周縁部が一定幅下方に突出する厚肉部11aに形成され、さらに、水平壁部11の周縁部の上面側には小さな立上片13が形成されている。また、周縁部における各辺の一方の端部、すなわち、この実施の形態では平面視各辺の右側の端部には、各辺の長さ方向に所定長さを有する所定長さ部が下方に垂下された垂下壁14aと、垂下壁14aの下端から水平方向内向きに延設された支持壁14bとからなる係合突部14として形成されている。支持壁14bは、係合突部14が形成される周縁の中央側に位置する端部の内側角部が図4に示すように斜めにカットされている。このカットされた部分は、本体部2を取り付けるときのガイド部14cとして機能する。また、係合突部14の垂下壁14aの内面側には、後述する本体部2の位置を一定化するための位置決め用突部14dが形成されている。この位置決め用突部14dは、内方先端部が円弧状に形成されるとともに、下方が支持壁14bに連接され、さらに、上端面が水平壁部11の上面から少し突出するように形成されている。なお、この係合突部14の上方部の水平壁部11には、成型を容易にするために支持壁14bと長さ及び幅が略同一の長方形の角孔15が形成されている。
また、排水口12の周囲の水平壁部11における係合突部14近傍の各隅部には、図1等に示すように、天井取付具1をねじ17により玄関ポーチの天井面等にねじ止めするための取付孔16を備えた厚肉の座部18が形成されている。座部18の上端高さは、立上片13の上端位置に一致し、また、その下端位置は周縁部の厚肉部11aの下面に一致するように形成されている。さらに、座部18の下方内部は、図5に示すように、下方に開口する凹部18aに形成され、この凹部18a内にねじ17の頭部17aが収まるように形成されている。これにより、本体部2が天井取付具1の下面に取り付けられる際、ねじ17の頭部17aが本体部2のフランジ部23に干渉しないように構成されている。
他方、本体部2は、図1に示すように、角筒状を成すとともに、下方に落とし口を成す排水筒21を有し、さらに、上端の開口部22の周囲に鍔状に略正方形のフランジ部23が形成されている。このフランジ部23の角部、すなわち、支持壁14bに略対向する部分は、天井取付具1の支持壁14bに支持される本発明にいう係合突片を構成する。また、このフランジ部23は、支持壁14bと水平壁部11の下面、より具体的には、支持壁14bの上面と水平壁部11の厚肉部11aの下面との上下間に挟持される。したがって、フランジ部23の平面形状は、天井取付具1の平面形状と比較し、対向する二つの垂下壁14aの略肉厚分を小さくしたものとして、対向する二つの垂下壁14a内に収まるように形成されている。また、このフランジ部23の肉厚は、天井取付具1の支持壁14bと厚肉部11aとの上下間の寸法と略同一又は若干小さく形成されている。また、フランジ部23の端面には、本体部2を天井取付具1に取り付けられた状態において位置決めするための位置決め用突部14dに係合する切欠部24が4箇所に形成されている。
上記のように構成された雨水ますにおいては、天井取付具1が4箇所の取付孔16に対しねじ17を挿通して玄関ポーチの天井面等にねじ止めされる。そして、このように天井面等に取り付けられた天井取付具1に対し、本体部2が次のようにして取り付けられるとともに、取り外しされる。
すなわち、本実施の形態に係る雨水ますにおいて、玄関ポーチの天井面等に取り付けられた天井取付具1の下面に対し、図6及び図7に示すように、本体部2を下方から押し当てる。このとき、図3にフランジ部23の位置を仮想線で示すように、本体部2の係合突片を構成するフランジ部23が天井取付具1の係合突部14に干渉しないように正規の取付位置から所定角度をずらせた状態で、本体部2の上端面を押し当てる。このとき、支持壁14bにはガイド部14cが形成されているので、フランジ部23の端面がガイド部14cを構成する端面に沿うように押し当てればよい。次いで、本体部2の上端面を天井取付具1の下面に押し当てた状態で正規の取付位置となるように(図3、図6及び図7における矢印方向に)回転させる。これにより、本体部2の係合突片を成すフランジ部23の角部が天井取付具1の内側から周縁に向けてスライド式に支持壁14bの上に滑り込むように支持される。すなわち、本体部2のフランジ部23は、本体部2の回転によりスライド式に支持壁14bの上面に支持される。このようにして、本体部2が所定の位置に回転されると、図8に示すように、係合突部14の垂下壁14aの内面側に形成された位置決め用突部14dとフランジ部23の端面に形成された切欠部24とが係合して位置決めされ、図2のような状態に取り付けられる。なお、この取付状態においては、フランジ部23は、図9に示すように、係合突片を成すフランジ部23の角部が水平壁部11の周縁部の厚肉部11aと支持壁14bとの間に挟持される。
次に、このように取り付けられた雨水ますにおいて、落とし口を成す排水筒21に集められたごみを除外するなどのメンテナンスのために、本体部2を天井取付具1から取り外すときには、本体部2を前述の取付時と反対の方向に回転させることにより、本体部2を天井取付具1から容易に取り外すことができる。
上記のように構成される本実施の形態に係る雨水ますによれば、次のような作用効果を奏することができる。
(1)本体部2の係合突片を係合させる係合突部14が角型の天井取付具1の周縁部を形成する各片の平面視右側端部に形成されているので、所要強度を持たせるために天井取付具1の周縁方向に必要な長さを採っても、本体部2を取り付けるために必要な回転角度を小さくすることができる。したがって、本体部2の取付作業は、本体部2の回転角度が小さくなり、その作業性が向上する。また、本実施の形態の場合は、本体部2は回転スライド式に天井取付具1に取り付けられているので、取外作業も容易であり、さらに取付スペースも大きくなるようなことがないという利便性がある。
(1)本体部2の係合突片を係合させる係合突部14が角型の天井取付具1の周縁部を形成する各片の平面視右側端部に形成されているので、所要強度を持たせるために天井取付具1の周縁方向に必要な長さを採っても、本体部2を取り付けるために必要な回転角度を小さくすることができる。したがって、本体部2の取付作業は、本体部2の回転角度が小さくなり、その作業性が向上する。また、本実施の形態の場合は、本体部2は回転スライド式に天井取付具1に取り付けられているので、取外作業も容易であり、さらに取付スペースも大きくなるようなことがないという利便性がある。
(2)また、係合突部14の支持壁14bは、係合突部14が構成される周縁の中央側に位置する端部の内側角部が斜めにカットされているので、天井取付具1の下面に対し本体部2を取り付ける際の、天井取付具1の下面に対する本体部2の押し付け位置は、正規の取付位置から少ない角度ずらせた状態とすることができる。この結果、本体部2の取付作業における本体部2の回転角度がより小さくなり、作業性がより向上する。また、本体部2取付時の回転角度を小さくすることを可能としながら、係合突部14の長さ(すなわち、係合突部14における天井取付具1の周縁方向の長さ)を大きくすることができるので、係合突部14の強度不足を容易に回避することができる。
(3)また、この実施の形態においては、係合突部14の垂下壁14aの内面側に位置決め用突部14dを形成するとともに、係合突片を構成するフランジ部23の外周端面にこの位置決め用突部14dに係合する切欠部24が形成されている。したがって、位置決め用突部14dと切欠部24との係合により天井取付具1に対する本体部2の取付位置を一定化することができる。
(4)また、本体部2は、開口部22の周囲に鍔状にフランジ部23を有し、このフランジ部23の角部が前記係合突片を成すように構成されているので、本体部2の開口部22の周囲に形成される各係合突片を独立的に形成しなくてよい。したがって、本体部2の構造が簡略化されるとともに、係合突片の強度を向上させることができる。
(5)また、天井取付具1の取付孔16を構成する座部18には、下方に開口する凹部18aが形成され、この凹部18a内にねじ17の頭部17aが収まるように構成されているので、天井取付具1に対し本体部2を取り付ける際にねじ17の頭部17aが本体部2と干渉することがない。したがって、天井取付具1に対し本体部2を容易に取り付けることができる。
(6)天井取付具1の水平壁部11の隅部、すなわち、支持壁14bを構成する上部が角孔15として形成されているので、天井取付具1の成型用の型の構成が簡単になる。
上記ように形成される実施の形態に係る雨水ますは、次のように変形することもできる。
上記ように形成される実施の形態に係る雨水ますは、次のように変形することもできる。
(1)上記実施の形態において係合突部14は、天井取付具1の周縁部における平面視右側端部に形成されていたが、左右対象の形態に変更して平面視左側端部に形成してもよい。なお、この場合の本体部2の取付時及び取外時の回転方向は、前記実施の形態とは反対の方向になる。また、係合突部14は、必ずしもこのように周縁部を構成する各片の所定側(右側又は左側)の端部に形成されていなくてもよい。すなわち、本体部2を天井取付具1に取り付けるためには、係合突部14は、少なくとも、周縁部を構成する4辺の端部のうちの対角線上で対向する一対の端部に形成されていればよい。
(2)前記実施の形態においては、係合突部14を構成する支持壁14bは全体が同一水平面に形成されていた。しかし、図10に示すように、支持壁14bにおける内側部141bを下方にやや傾斜させた形状とし、外側部(周縁側部)142bを水平面に形成してもよい。このようにすると、前記実施の形態の場合に比し、係合突片を構成するフランジ部23の角部を支持壁14bの上面にするスライドさせることが容易になる。また、外側部142bの水平面と排水口周囲の水平壁部11との間の寸法をよりフランジ部23の肉厚に近づけることにより、支持壁14bと水平壁部11との挟持による摩擦保持力を大きくすることができ、本体部2を所定位置により強く保持することができる。
(3)また、前記実施の形態においては、フランジ部23の角部が本発明における係合突片を構成していたが、この係合突片を本体部2の上端面において各角部で独立するような形態で構成することも可能である。但しこの場合は、前記実施の形態の場合に比し複雑な形状になる。また、強度的にも弱くなる可能性がある。
1…天井取付具、2…本体部、11…水平壁部、12…排水口、14…係合突部、14a…垂下壁、14b…支持壁、14d…位置決め用突部、21…排水筒、22…開口部、23…フランジ部、24…切欠部。
Claims (4)
- 水平壁部の略中央部に排水口を有する平面視角型状の天井取付具と、上方に開口部を有し、下方に排水筒を有するとともに、前記開口部が前記天井取付具により覆われるように、天井取付具に取り付けられる本体部とを備えた雨水ますであって、
前記天井取付具は、周縁部を構成する4辺の端部のうちの少なくとも対角線上で対向する一対の端部における所定長さ部を下方に垂下させた垂下壁と、垂下壁の下端から略水平方向内向きに形成された支持壁とを備えた係合突部が形成され、
前記本体部は、前記開口部の周囲における少なくとも前記支持壁に略対向する位置に、前記開口部から水平方向に突出する係合突片を有し、
この係合突片は、本体部を回転させることにより、天井取付具の内側から周縁に向けてスライド式に前記支持壁の上に支持される
ことを特徴とする雨水ます。 - 前記係合突部の支持壁は、係合突部が構成される周縁の中央側に位置する端部の内側角部が斜めにカットされていることを特徴とする請求項1記載の雨水ます。
- 前記係合突部の前記垂下壁の内面側に位置決め用突部が形成されるとともに、前記係合突片の外周端面にこの位置決め用突部に係合する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の雨水ます。
- 前記本体部は、開口部の周囲に鍔状にフランジ部を有し、このフランジ部の角部が前記係合突片を成すことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の雨水ます。
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