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JP2008144061A - フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体 - Google Patents

フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体 Download PDF

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JP2008144061A
JP2008144061A JP2006333855A JP2006333855A JP2008144061A JP 2008144061 A JP2008144061 A JP 2008144061A JP 2006333855 A JP2006333855 A JP 2006333855A JP 2006333855 A JP2006333855 A JP 2006333855A JP 2008144061 A JP2008144061 A JP 2008144061A
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polyol
peroxide
polymer
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JP2006333855A
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Shiro Hirose
史朗 廣瀬
Hirokata Mizuta
裕賢 水田
Nozomi Suzuki
望 鈴木
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

【課題】トルクの低減(低フリクション化)と、オイル漏れ低減によるシール性(シール部材の摺動に伴うオイルポンプ量)の各初期特性の向上を図り、かつ摩擦摩耗が生じた後もその特性の低下を抑制でき、回転摺動シール用途に適するフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を提供すること。
【解決手段】
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物、及び、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体に関し、詳しくは、トルクの低減(低フリクション化)と、オイル漏れ低減によるシール性(シール部材の摺動に伴うオイルポンプ量)の各初期特性の向上を図り、かつ摩擦摩耗が生じた後もその特性の低下を抑制でき、回転摺動シール用途に適するフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体に関する。
近年の環境問題の高まりにより、燃費改善を目標として各部品のフリクション低減を求められており、オイルシールにおいてもそのフリクション低減を考慮した開発が行われている。
ここでオイルシールにおいては、その耐熱性や耐油性などの観点から、従来よりフッ化ビニリンデン系フッ素ゴム(FKM)をベースポリマーに使用したものが知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
そして、初期特性としては低フリクションおよびシール性を有するものが提案されているが、オイルシールのような摺動部材では部材の摩擦摩耗が生じ、これら特性を長期にわたり維持させることが技術上の大きな課題となっている。すなわち、摺動用フッ素ゴム(FKM)部材において摩擦摩耗性の低減を図った材料は種々提案はされているが、その場合にはフリクション性やシール性などを十分に確保することが難しかった。
特開平9−143327号公報 特開平8−151565号公報 特開平3−66714号公報
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するものであり、本発明の課題は、トルクの低減(低フリクション化)と、オイル漏れ低減によるシール性(シール部材の摺動に伴うオイルポンプ量)の各初期特性の向上を図り、かつ摩擦摩耗が生じた後もその特性の低下を抑制でき、回転摺動シール用途に適するフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載により明らかになる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物(以下、第1のフッ素ゴム組成物という)。
(請求項2)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物(以下、第2のフッ素ゴム組成物という)。
(請求項3)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが、ポリオール架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元系フッ素ゴムポリマーであり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーが、過酸化物架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元系フッ素ゴムポリマーであることを特徴とする請求項1又は2記載のフッ素ゴム組成物。
(請求項4)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーを、ポリオール系架橋剤を用いてポリオール単独架橋して得られることを特徴とするフッ素ゴム架橋体(以下、第1のフッ素ゴム架橋体という)。
(請求項5)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーを、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を用いて、ポリオール架橋と過酸化物架橋の併用架橋して得られることを特徴とするフッ素ゴム架橋体。
(請求項6)
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが、ポリオール架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元系フッ素ゴムポリマーであり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーが、過酸化物架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元系フッ素ゴムポリマーであることを特徴とする請求項4又は5記載のフッ素ゴム架橋体。
(請求項7)
回転摺動シールに用いることを特徴とする請求項4、5又は6記載のフッ素ゴム架橋体。
本発明によると、トルクの低減(低フリクション化)と、オイル漏れ低減によるシール性(シール部材の摺動に伴うオイルポンプ量)の各初期特性の向上を図り、かつ摩擦摩耗が生じた後もその特性の低下を抑制でき、回転摺動シール用途に適するフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
1.第1のフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体
第1のフッ素ゴム組成物は、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤を配合することを特徴とし、また第1のフッ素ゴム架橋体は、上記のフッ素ゴムポリマーをポリオール単独架橋して得られる。
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーとしては、1種又は2種以上の含フッ素オレフィンの重合体又は共重合体を用いることができる。
含フッ素オレフィンとしては、具体的には、例えば、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオ
ロプロピレン、ペンタフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、トリフルオロクロロ
エチレン、テトラフルオロエチレン、フッ化ビニル、パーフルオロアクリル酸エステル、
アクリル酸パーフルオロアルキル、パーフルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロプ
ロピルビニルエーテル等が挙げられる。これらの含フッ素オレフィンは1種又は2種以上組み合わせて用いることもできる。
本発明において、ポリオール架橋系フッ素ゴムポリマーとして好ましいのは、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元共重合体(略称:VDF−HFP)などが挙げられる。これらのポリマーは、従来公知の方法により、溶液重合、懸濁重合または乳化重合させることにより得られ、市販品として入手できる(例えばデュポン社製バイトンAなど)。
過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーとしては、過酸化物架橋タイプの含フッ素オレフィンの3元共重合体を用いることができる。
含フッ素オレフィンとしては、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーで挙げた化合物を例示できる。
三元系フッ素ポリマーとしては、例えば、過酸化物架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元系フッ素ゴムポリマー(略称:VdF/TFE/PMVE)が挙げられる。
これらのポリマーは、従来公知の方法により、溶液重合、懸濁重合または乳化重合させることにより得られ、市販品として入手できる(例えばデュポン社製GLTタイプ、GFLTタイプなど)。
フッ素ゴムポリマーを構成するポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーと過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーの配合比は、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが70〜90重量%の範囲、好ましくは70〜85重量%の範囲であり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマーが30〜10重量%の範囲、好ましくは30〜15重量%の範囲である(2つのポリマー成分の総重量は100重量%である)。
ポリオール単独架橋においては、上記の配合比の範囲を越えると、本発明の効果を奏することができない。
第1のフッ素ゴム組成物に用いられるポリオール系架橋剤としては、ビスフェノール類が好ましい。具体的には、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)パーフルオロプロパン[ビスフェノールAF]、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン[ビスフェノールS]、ビスフェノールA−ビス(ジフェニルホフェート)、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン等のポリヒドロキシ芳香族化合物が挙げられ、好ましくはビスフェノールA、ビスフェノールAF等が用いられる。これらはアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩の形であってもよい。
また、ポリオール系架橋剤として、原料ゴムと架橋剤とを含む市販のマスターバッチを用いてもよい。これらの架橋剤は1種又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
ポリオール系架橋剤の含有量は、フッ素ゴムポリマー100重量部当り0.4〜20重量部の範囲が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0重量部の範囲である。
第1のフッ素ゴム組成物には架橋促進剤を用いることができ、架橋促進剤としては、例えば、一般式(RP)で表される第4級ホスホニウム塩を用いることができる。式中、R〜Rは炭素数1〜25のアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アルキルアリール基、アラルキル基またはポリオキシアルキレン基であり、あるいはこれらの内の2〜3個がPと共に複素環構造を形成することもできる。XはCl、Br、I、HSO 、HPO 、RCOO、ROSO 、RSO、ROPO、CO 等のアニオンである。
第4級ホスホニウム塩の具体例としては、例えばテトラフェニルホスホニウムクロライ
ド、トリフェニルベンジルホスホニウムクロライド、トリフェニルベンジルホスホニウム
ブロマイド、トリフェニルメトキシメチルホスホニウムクロライド、トリフェニルメチル
カルボニルメチルホスホニウムクロライド、トリフェニルエトキシカルボニルメチルホス
ホニウムクロライド、トリオクチルベンジルホスホニウムクロライド、トリオクチルメチ
ルホスホニウムブロマイド、トリオクチルエチルホスホニウムアセテート、トリオクチル
エチルホスホニウムジメチルホスフェート、テトラオクチルホスホニウムクロライド、セ
チルジメチルベンジルホスホニウムクロライドなどが挙げられる。
架橋促進剤として、原料ゴムと架橋促進剤とを含む市販されているマスターバッチを用いてもよい。また、これらの架橋剤は1種又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
架橋促進剤としては、下記一般式(1)で示される第4級アンモニウム塩を単独で、あるいは上記第4級ホスホニウム塩と併用して用いることもできる。
上記一般式中、Rは炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数7〜20のアラルキル基を
表し、Xはテトラフルオロボレート基又はヘキサフルオロホスフェート基を表す。
第4級アンモニウム塩としては、Rがベンジル基である化合物が好ましく、例えば5−ベンジル−1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5−ノネニウムテトラフルオロボレート(略称:DBN−F)又はヘキサフルオロホスフェート(略称:DBN−P)などが挙げられる。これらテトラフルオロボレート又はヘキサフルオロホスフェートは、それぞれ約80℃及び100℃の融点を有し、ロール、ニーダー、バンバリーなどによる加熱混練時(100℃)に容易に融解するので、分散性に優れる。
第4級アンモニウム塩として、原料ゴムと第4級アンモニウム塩とを含む市販のマスターバッチを用いてもよい。また、これらの架橋促進剤は1種又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
ポリオール系架橋促進剤の含有量は、フッ素ゴムポリマー100重量部当り0.3〜20重量部の範囲が好ましく、より好ましくは0.5〜10重量部の範囲である。
第1のフッ素ゴム組成物においては、以上の成分以外に、ゴム配合剤として、例えばカーボンブラック、カーボン繊維等の補強剤;ハイドロタルサイト(MgAl(OH)16CO)、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、チタン酸カリウム、酸化チタン、硫酸バリウム、硼酸アルミニウム、ガラス繊維、アラミド繊維、珪藻土、ウォラストナイト等の充填剤;ワックス、金属セッケン、カルナバワックス等の加工助剤;水酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛等の受酸剤;老化防止剤;熱可塑性樹脂;クレー、その他繊維状充填剤などのようなゴム工業で一般的に使用されている配合剤を本発明に使用する架橋剤及び架橋促進剤の効果を損なわない範囲で必要に応じて添加できる。
中でも、水酸化カルシウムは、架橋密度が適度に調整する上で好ましく使用でき、フッ
素ゴム架橋体の摩擦係数を低下したり、低反発弾性率を得る上で好ましく、更に成形時の
発泡も起きにくいなどの点から望ましい。またフッ素ゴム架橋体の低反発弾性率を得たり、低摩擦係数、低粘着力を得る上では酸化マグネシウムを使用することも好ましい。
第1のフッ素ゴム組成物の調製法としては、例えば、所定量の上記各成分を、インターミックス、ニーダー、バンバリーミキサー等の密閉型混練機またはオープンロールなどのゴム用の一般的な混練機で混練する手法や、各成分を溶剤等で溶解して、撹拌機等で分散させる方法などがある。
上記のように調製されたフッ素ゴム組成物を加圧・加熱・加硫して加硫品を成形する。
具体的には、上記のように調製されたフッ素ゴム組成物を、射出成形機、圧縮成形機、加硫プレス機、オーブンなどを用いて、通常、140℃〜230℃の温度で1〜120分
程度加熱(一次加硫)することにより、架橋(加硫)して加硫品(第1のフッ素ゴム架橋体)を成形できる。
一次加硫は、一定の形状を形成(予備成形)するために、形状を維持できる程度に架橋
させる工程であり、複雑な形状では、好ましくは、金型により成形され、空気加熱等のオ
ーブンでも一次加硫は可能である。
本発明では、必要に応じて2次加硫を行うこともできる。2次加硫を行う場合、通常の方法でもよいが、例えば200℃〜300℃の温度範囲で1〜20時間熱処理することは好ましい。
ポリオール単独架橋して得られる第1のフッ素ゴム架橋体は回転摺動シールなどとして使用でき、本発明の第1のフッ素ゴム組成物は、回転摺動シール用途である場合に顕著な効果を発揮する。
2.第2のフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体
第2のフッ素ゴム組成物は、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋を配合することを特徴とし、第2のフッ素ゴム架橋体は、上記のフッ素ゴムポリマーを、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を用いて、ポリオール架橋と過酸化物架橋の併用架橋して得られる。
第2のフッ素ゴム組成物に用いるフッ素ゴムポリマーの成分(化合物)は第1のフッ素ゴム組成物のフッ素ゴムポリマーで例示されている化合物を用いることができるが、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーと過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーの配合比が第1のフッ素ゴム組成物と異なっている。
すなわち、第2のフッ素ゴム組成物において、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーと過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーの配合比は、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが40〜90重量%の範囲、好ましくは45〜70重量%の範囲であり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーが60〜10重量%の範囲、好ましくは55〜30重量%の範囲である。
第1のフッ素ゴムポリマー組成物と配合比率の範囲が異なっても同様な作用効果を発揮し得る理由は、詳細なメカニズムは不明であるが、組成部中のパーオキサイド架橋3元系FKMの比率とその架橋度合いの兼ね合いが影響しているものと推定される。
架橋剤としては、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤の両方が、ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーと過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーの各々に対応して使用される。
ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーに対応するポリオール系架橋剤については、第1のフッ素ゴム組成物で使用可能な化合物を同様に使用でき、また同様に架橋促進剤も前述第1のフッ素ゴム組成物で挙げた化合物を用いることができる。
過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーに対応する過酸化物系架橋剤としては、有機過酸化物架橋剤を好ましく用いることができる。
有機過酸化物架橋剤としては、例えば2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、第3ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、第3ブチルクミルパーオキサイド、1,1−ジ(第3ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ジ(第3ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、第3ブチルパーオキシベンゾエート、第3ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、n−ブチル−4,4−ジ(第3ブチルパーオキシ)バレレートなどが用いられる。これらは市販品(例えば日本油脂製品パーヘキサ25B−40など)をそのまま用いることができる。また、パーオキサイド架橋剤として、原料ゴムと架橋剤とを含む市販のマスターバッチを用いてもよい。これらの架橋剤は1種又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
過酸化物系架橋剤の含有量は、フッ素ゴムポリマー100重量部当り0.3〜5重量部の範囲が好ましく、より好ましくは0.4〜3重量部の範囲である。
過酸化物系架橋系に使用可能な架橋促進剤(助剤)としては、酸化亜鉛、トリアリル・イソシアヌレート等が用いられる。その他に、酸化亜鉛を代表とする金属酸化物、ステアリン酸を代表とする脂肪酸、シリカ系補強剤を配合した場合はトリエタノールアミンやジエチレングリコール等が挙げられる。
架橋促進剤の含有量は、フッ素ゴムポリマー100重量部当り0.1〜10重量部の範囲が好ましく、より好ましくは0.2〜5重量部の範囲である。
第2のフッ素ゴム組成物においては、以上の成分以外に、ゴム配合剤として、第1のゴム組成物で例示した化合物を挙げることができる。
第2のフッ素ゴム組成物の調製法は、例えば、所定量の上記各成分を、インターミックス、ニーダー、バンバリーミキサー等の密閉型混練機またはオープンロールなどのゴム用の一般的な混練機で混練する手法や、各成分を溶剤等で溶解して、撹拌機等で分散させる方法などがある。
上記のように調製されたフッ素ゴム組成物を加圧・加熱・加硫して加硫品を成形する。
具体的には、上記のように調製されたフッ素ゴム組成物を、射出成形機、圧縮成形機、加硫プレス機、オーブンなどを用いて、通常、140℃〜230℃の温度で1〜120分
程度加熱(一次加硫)することにより、架橋(加硫)して加硫品(第2のフッ素ゴム架橋体)を成形できる。
本発明では、必要に応じて2次加硫を行うこともできる。2次加硫を行う場合、通常の方法でもよいが、例えば200℃〜300℃の温度範囲で1〜20時間熱処理することは好ましい。
ポリオール及び過酸化物併用架橋して得られる第2のフッ素ゴム架橋体は回転摺動シールなどとして使用でき、本発明の第2のフッ素ゴム組成物は、回転摺動シール用途である場合に顕著な効果を発揮する。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されない。
実施例1
<配合成分と配合量>
フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元系フッ素ゴムポリマー;
(デュポン・ダウ・エラストマー社製「バイトンA500」;ポリオール加硫系、ムー ニー粘度ML1+10(121℃)45) ・・・90重量部
フッ化ビニリデン−パーフルオロ(メチルビニルエーテル)−テトラフルオロエチレン3元系フッ素ゴム(デュポン・ダウ・エラストマー社製「GLT−600」)
・・・10重量部
ポリオール系架橋剤;
キュラティブVC#30(デュポン・ダウ・エラストマー社製:ジヒドロキシ芳香族化合物50wt%とフッ素ゴム〔バイトンE−45〕50wt%のマスターバッチ)
・・・2.5重量部 ポリオール系架橋促進剤;
キュラティブVC#20(デュポン・ダウ・エラストマー社製:第4級ホスホニウム塩33wt%とフッ素ゴム〔バイトンE−45〕67wt%のマスターバッチ)
・・・1.2重量部
充填剤;
珪藻土(中央シリカ社製「Silika 6B」) ・・・15重量部
ウォラストナイト(NYCO社製「NYAD400」) ・・・35重量部
カーボンブラック(Cancarb社製「N990」) ・・・2重量部
加工助剤(架橋促進剤);
カルナバワックス(デュポン・ダウ・エラストマー社製「VPA No.2」融点860℃) ・・・2.0重量部
受酸剤;
水酸化カルシウム(近江化学工業社製「カルディック#2000」)・・・3重量部
酸化マグネシウム(協和化学工業社製「キョウワマグ#150」) ・・・6重量部
<調製及び加硫品の成形>
以上の各配合成分(加硫成分を除く。)をニーダーに投入して20分混練した後、オープンロールにて加硫成分を投入することで組成物を調製した。これを170℃で20分加圧加硫することで加硫品を成形した。
<評価方法>
1.フッ素ゴム架橋体の常態物性
上記組成物(加硫成分を除く。)を用いて6インチミキシングロールにより厚さ2mm
の未加硫ゴムシートを作製し、これに180℃×60分のプレス加硫の後、200℃×24時間のオーブン加硫を施して、常態物性評価用のシート状のゴム試験片を得た。
これらのゴム試験片につき、以下の方法でゴム硬度Hs、引張り強さTb(MPa)及び伸びEb(%)を評価した。評価結果を表1に示す。
ゴム硬度Hs;JIS K6253に準拠し、タイプAデュロメーターで測定した。
引張り強さTb(MPa);JIS K−6251に準拠。
伸びEb(%);JIS K6251に準拠(23±3℃にて測定)。
2.製品評価
表1に示す配合にてゴム生地を混練し、これを加硫成形してオイルシールを得、これを製品評価した。
成形したオイルシール(内径85mm、外径105mm、幅13mm)またはこれを強制摩耗させた(回転軸に紙ヤスリを巻きつけて、摩耗量300μm狙いで、シールリップを摩耗させた)ものを回転試験機にセットして回転試験を行い、シールに掛かる摺動トルク(フリクション評価)とオイルポンプ量(シール性評価)を測定した。結果を表1に示す。
試験は、潤滑油(トヨタ純正キャッスルオイルSM級10W−30)を軸中心で密封した状態で、試験温度100℃,回転数2000rpmの条件で行った。
摺動トルクについては、オイルシールに取付けられたロードセルで回転試験時のシールに係るトルクを測定した。
また、ポンプ量Qについては、図1に示すようにオイルシール1を正取付けした状態(オイルをリップ内に吸い込む状態)でシールリップ部2に注射器等で一定量のオイルを供給し、オイルの供給から吸込み終了までの時間を測定し(n数=3回)、以下の式にて算出し求めた。なお、図においては、3はガータスプリング、4は油膜、5は接触幅である。
Q[cc/hr]=供給量[g]/オイルの密度[g/cc]/(吸込みに要した時間[秒]×3600)
実施例2
実施例1において、フッ素ゴムポリマー成分の配合比を代えた以外は同様にして、フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
実施例3
実施例1において、以下の過酸化物系架橋剤と架橋促進剤を追加した以外は同様の配合成分とした。
過酸化物系架橋剤;2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド
(日本油脂製品「パーヘキサ25B−40」)
架橋助剤:トリアリルイソシアネート;(日本化成社製「TAIC M60」)
また、各成分の配合量、配合比を表1に示すように代えた以外は同様にして、フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
実施例4
実施例1において、架橋剤と架橋促進剤を追加した以外は同様の配合成分とした。また、各成分の配合量、配合比を表1に示すように代えた以外は同様にして、フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
比較例1
実施例1において、フッ素ゴムポリマー成分の配合比を表1に示すように代え、2元系フッ素ゴム(FKM)組成(ポリオール架橋系のみ)として、同様にフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
比較例2
実施例1において、フッ素ゴムポリマー成分、架橋剤、架橋促進剤を表1に示すように代え、3元系フッ素ゴム(FKM)組成(過酸化物架橋系のみ)として、同様にフッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
比較例3
実施例1において、フッ素ゴムポリマー成分の配合比を代えた以外は同様にして、フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム架橋体を得て、同様に評価した。その結果を表1に示す。
表1より、比較例1に示すように、2元系フッ素ゴム(FKM)単体では、初期のフリクションは低いが、3元系と比較してポンプ量が初期および摩擦磨耗後の何れも総じて低く、シール性にやや劣ることがわかる。
また、3元系フッ素ゴム(FKM)単体である比較例2では、摺動時のポンプ量Qが大きくシール性に優れるが、初期特性でもフリクションが大きい問題がある。
比較例2と比べて本発明のブレンド品(実施例1、2、3、4)はトルクが低く、低フリクションであり、初期特性が向上している。
また、比較例1、2と比べて本発明のブレンド品は摩擦摩耗後でもトルクが低く、低フリクションであり、フリクション悪化を抑制している。
さらにトルク上昇(フリクション悪化率)は比較例1、2がそれぞれ87.1%、60.0%であるのに対し、実施例2から4の本発明のブレンド品は30〜40%に抑えられている。
比較例1に比べて本発明のブレンド品はポンプ量が大きくシール性に優れ、摩擦摩耗後のポンプ量も大きい。また、実施例4においては比較例2に近い、特に高いシール性を示している。
以上より、本発明のブレンド品は初期特性として低フリクションでありながら、摩耗後も低フリクションであり、また、高いシール性を示している。さらに、従来技術ではフリクションの悪化を抑えることが困難であったが、本発明のブレンド品はフリクションの悪化を抑制できるため、長期使用においても、従来技術にない高い製品特性を維持することができる。
本発明のオイルシールを正取付けした状態を示す図
符号の説明
1:オイルシール
2:シールリップ部
3:ガータスプリング
4:油膜
5:接触幅

Claims (7)

  1. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物。
  2. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーに、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を配合することを特徴とするフッ素ゴム組成物。
  3. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが、ポリオール架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元系フッ素ゴムポリマーであり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーが、過酸化物架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元系フッ素ゴムポリマーであることを特徴とする請求項1又は2記載のフッ素ゴム組成物。
  4. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー70〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー30〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーを、ポリオール系架橋剤を用いてポリオール単独架橋して得られることを特徴とするフッ素ゴム架橋体。
  5. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマー40〜90重量%と、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーからなるフッ素ゴムポリマー60〜10重量%とからなるフッ素ゴムポリマーを、ポリオール系架橋剤及び過酸化物架橋剤を用いて、ポリオール架橋と過酸化物架橋の併用架橋して得られることを特徴とするフッ素ゴム架橋体。
  6. ポリオール架橋可能なフッ素ゴムポリマーが、ポリオール架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元系フッ素ゴムポリマーであり、過酸化物架橋可能なフッ素ポリマーが、過酸化物架橋タイプのフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元系フッ素ゴムポリマーであることを特徴とする請求項4又は5記載のフッ素ゴム架橋体。
  7. 回転摺動シールに用いることを特徴とする請求項4、5又は6記載のフッ素ゴム架橋体。
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