JP2008140922A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短チャネル効果を悪化させず、かつ、基板とコンタクト間におけるコンタクト抵抗の上昇を抑制する。
【解決手段】半導体装置は、溝15を有する半導体基板11と、半導体基板内に形成された第1の導電型のウェル層と、溝内に形成され、絶縁層からなるブロック層17と、ブロック層と離間して半導体基板上に形成されたゲート電極Gと、半導体基板の表面に形成され、半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層24と、ブロック層に対してゲート電極と反対側の半導体基板の表面に形成され、半導体基板の表面から第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有し、第1の拡散層と接して導通する第2の導電型の第2の拡散層27と、第2の拡散層に接続されたコンタクト35とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】半導体装置は、溝15を有する半導体基板11と、半導体基板内に形成された第1の導電型のウェル層と、溝内に形成され、絶縁層からなるブロック層17と、ブロック層と離間して半導体基板上に形成されたゲート電極Gと、半導体基板の表面に形成され、半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層24と、ブロック層に対してゲート電極と反対側の半導体基板の表面に形成され、半導体基板の表面から第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有し、第1の拡散層と接して導通する第2の導電型の第2の拡散層27と、第2の拡散層に接続されたコンタクト35とを具備する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、コンタクト接続される拡散層の不純物濃度のピークが深い半導体装置に関する。
NAND型フラッシュメモリ等のCMOSデバイスには、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの両方を含む回路が使われている。トランジスタのソース・ドレインには、半導体基板の表面に形成された不純物拡散層が用いられる。この不純物拡散層の形成には、PMOSトランジスタではボロンを代表とする不純物が用いられ、NMOSトランジスタでは砒素を代表とする不純物が用いられる。
このようなCMOSデバイスのPMOSトランジスタでは、不純物拡散層に接続するコンタクト抵抗について、次のような問題があった。
PMOSトランジスタで用いるボロンは、NMOSトランジスタで用いる砒素と比べて拡散係数が大きい。このため、短チャネル効果を抑えるには、ボロンを打ち込む際の加速エネルギーを下げて、NMOSトランジスタの不純物拡散層よりも基板表面に近いところに不純物濃度のピークが来るようにしなければならない。
一方、NMOSトランジスタで用いる砒素は、基板表面よりも少し深い位置に不純物濃度のピークが来るように打ち込む。これは、基板の中に打ち込まれる不純物総量のばらつきを小さくして、かつ、トランジスタのソース・ドレイン間の寄生抵抗を下げるためである。
従って、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとの間で拡散層の不純物濃度のピークの深さが異なり、NMOSトランジスタよりもPMOSトランジスタの方が拡散層の不純物濃度のピークが浅くなる。
このような状況の下、拡散層上には、上層配線に接続するためのコンタクトホールが開口される。このとき、コンタクトと不純物拡散層との間の導通歩留まりを確保するために、コンタクトの深さ相当を掘るエッチング時間に加えて、さらにオーバーエッチングをかける。このため、コンタクトホールの開口部では、半導体基板の表面がエッチングされてしまう。すると、コンタクトホールの開口部の表面の不純物濃度に関し、特にPMOSトランジスタの方の濃度が下がってしまう場合がある。従って、このような不純物濃度の低下により、基板とコンタクト間におけるコンタクト抵抗が上がってしまうという問題があった。
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のようなものがある。
特開2006−40907号公報
本発明は、短チャネル効果を悪化させず、かつ、基板とコンタクト間におけるコンタクト抵抗の上昇を抑制することが可能な半導体装置を提供する。
本発明の一視点による半導体装置は、溝を有する半導体基板と、前記半導体基板内に形成された第1の導電型のウェル層と、前記溝内に形成され、絶縁層からなるブロック層と、前記ブロック層と離間して前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層と、前記ブロック層に対して前記ゲート電極と反対側の前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から前記第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有し、前記第1の拡散層と接して導通する前記第2の導電型の第2の拡散層と、前記第2の拡散層に接続されたコンタクトとを具備する。
本発明によれば、短チャネル効果を悪化させず、かつ、基板とコンタクト間におけるコンタクト抵抗の上昇を抑制することが可能な半導体装置を提供できる。
本発明者は、基板とコンタクト間におけるコンタクト抵抗が上がってしまう問題の原因について追求した結果、次のようなことが分かった。
例えばCMOSデバイス等に用いられるPMOSトランジスタでは、短チャネル効果を抑制するために、拡散層の不純物濃度のピークを半導体基板の表面近傍(例えば、基板深さ10nm近傍)に設定し、拡散層の深さを可能な限り浅くしている。ここで、フェルミ準位が価電子帯の中に入り、拡散層と金属との接触抵抗が十分に低くなるようにするには、拡散層の不純物濃度を1020cm−3以上にすることが望ましい。そして、このように拡散層の不純物濃度が1020cm−3以上となるのは、基板表面から20nm程度の範囲であることが分かった。
そこで、本発明の実施形態では、この拡散層へのコンタクトにおいて、コンタクト開口部の半導体基板が20nm以上掘られてもコンタクト抵抗が上昇する不具合が出ないよう、コンタクトの周囲に基板表面から従来よりも深いところにピークが来る拡散層を形成する。
以上のような本発明の実施形態を、以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、コンタクト接続される領域の拡散層を、不純物濃度のピークが深くなるようにイオン注入をして形成するとともに、短チャネル効果の抑制を図るために絶縁性のブロック層を設けている。このような第1の実施形態は、例えばCMOSデバイスに用いられるPMOSトランジスタを例に挙げて説明する。
第1の実施形態では、コンタクト接続される領域の拡散層を、不純物濃度のピークが深くなるようにイオン注入をして形成するとともに、短チャネル効果の抑制を図るために絶縁性のブロック層を設けている。このような第1の実施形態は、例えばCMOSデバイスに用いられるPMOSトランジスタを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の概略的な平面図を示す。図2は、図1のII−II線に沿った断面図を示す。以下に、第1の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置について説明する。
半導体基板11内にNウェル層(図示せず)が形成され、半導体基板11内には溝14が形成されている。この溝14内に例えばSTI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁層16が形成され、この素子分離絶縁層16で素子領域10が分離されている。
素子領域10内には溝15が形成され、この溝15内に絶縁性のブロック層17が形成されている。このブロック層17は、素子領域10内に収まっており、素子分離絶縁層16とは接しない。ブロック層17は、素子分離絶縁層16と同一の絶縁層で形成されてもよいし、異なる絶縁層で形成されてもよい。ブロック層17の底面は、図示するように素子分離絶縁層16の底面と同程度の深さを有してもよいし、素子分離絶縁層16の底面と異なる深さを有してもよい。ブロック層17の上面は、素子分離絶縁層16の上面と同じ高さを有し、半導体基板11の上面より突出していてもよい。
ブロック層17の上から見た平面形状は、例えばコの字型であり、開口部17’が存在する。この開口部17’は、ゲート電極Gと対向しない領域に存在する。従って、ブロック層17は、ゲート電極Gと対向してゲート電極Gと並列して延在する第1の部分と、この第1の部分の両端部からゲート電極Gと遠ざかる方向にそれぞれ延在した第2の部分とからなる。
素子領域10内の2つのブロック層17間の半導体基板11上には、PMOSトランジスタPTrのゲート電極Gがゲート絶縁膜18を介して形成されている。このゲート電極Gは、合わせずれ等を考慮し、ブロック層17と例えば100nm以上離間して設けられている。ゲート電極Gは素子領域10を跨いで素子分離絶縁層16上にまで延在し、素子分離絶縁層16上のゲート電極GにはゲートコンタクトGCが接続されている。ゲートコンタクトGCが接続する素子分離絶縁層16上のゲート電極Gのゲート長L2は、図示するように素子領域10上のゲート電極Gのゲート長L1よりも長くしてもよいし、ゲート長L1と同程度でもよい。
ゲート電極Gの両側の素子領域10の表面には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層24が形成されている。ブロック層17で囲まれた素子領域10の表面には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層27が形成されている。これら拡散層24、27は、ブロック層17の底面より浅くなるように形成されている。このため、拡散層24、27は、ブロック層17の存在する領域では接しないが、ブロック層17の開口部17’で直接接している。つまり、拡散層24、27は、ブロック層17の開口部17’で導通し、pn接合を挟まずに電流経路が確保されている。
拡散層27には、上層配線36から電位を与えるためのコンタクト35が接続されている。ここで、図2には厳密に図示されていないが、コンタクト35が存在する拡散層27の上面は、コンタクトホール33の形成時に半導体基板11がオーバーエッチングされて、コンタクト35の形成されない領域の半導体基板11の上面よりも下がり、半導体基板11の表面からの深さからおおむね20nmを中心にばらついている。
ゲート電極G上にはシリサイド層30が形成されている。このシリサイド層30は、ゲート電極Gのシート抵抗をポリシリコン単独よりも1桁以上下げて、CR時定数を低減している。シリサイド層30は、例えば、コバルトシリサイド(CoSi)、タングステンシリサイド(WSi)、モリブデンシリサイド(MoSi)、タンタルシリサイド(TaSi)、チタンシリサイド(TiSi)、ニッケルシリサイド(NiSi)、白金シリサイド(PtSi)等からなる。
図3は、本発明の各実施形態に係るPMOSトランジスタのP型不純物拡散層24における基板下の深さ方向に対する不純物プロファイルを示す。この不純物プロファイルは、BF2 +を10keV、3E15cm−2からなる条件(第1の条件)でイオン注入し、活性化アニールを行なった場合のシミュレーション結果である。
図3に示すように、P型拡散層24の不純物濃度は、基板表面近くで最も高く、基板表面から深くなるに従って低くなる。拡散層24の不純物濃度のピークの範囲は半導体基板11の表面から20nm程度であり、拡散層24の不純物濃度の最大のピークは半導体基板11の表面から10nm程度の深さに位置する。尚、各実施形態における不純物濃度のピークとは、不純物濃度が1020cm−3程度と濃く、金属的性質を示す範囲を意味する。
図4は、本発明の各実施形態に係るPMOSトランジスタのP型不純物拡散層27における基板下の深さ方向に対する不純物プロファイルを示す。この不純物プロファイルは、BF2 +を10keV、3E15cm−2からなる条件(第1の条件)でイオン注入した後、BF2 +を30keV、2E15cm−2からなる条件(第2の条件)でイオン注入し、活性化アニールを行なった場合のシミュレーション結果である。
図4に示すように、P型拡散層27の不純物濃度は基板表面から深くなるに従って低くなるが、基板表面から50nm程度の深さまで1020cm−3以上の不純物濃度を保つことができる。つまり、拡散層27の不純物濃度のピークは、半導体基板11の表面から50nm程度の深さに位置している。従って。拡散層27の不純物濃度のピークは、拡散層24の不純物濃度のピークより深くなっている。これは、上記第1の条件で拡散層24を形成した領域に、さらに上記第2の条件で不純物を打ち込んで拡散層27を形成するためである。
図5は、本発明の各実施形態に係るNMOSトランジスタのN型不純物拡散層における基板下の深さ方向に対する不純物プロファイルを示す。この不純物プロファイルは、As+、30KeV、3E15cm−2の条件でイオン注入し、活性化アニールを行なった場合のシミュレーション結果である。
図5に示すように、N型拡散層の不純物濃度は、基板表面近くで最も高く、基板表面から深くなるに従って低くなる。このN型拡散層は、基板表面から40〜50nm程度まで、1020cm−3以上の不純物濃度を確保している。N型拡散層の不純物濃度のピークは、半導体基板11の表面から例えば25〜30nm程度の深さに位置している。
このような図3乃至図5の不純物プロファイルによれば、コンタクト33が接続される領域のP型拡散層27では、N型拡散層と同じ程度の深い不純物濃度のピーク(基板表面から50nm程度)を有するように形成されている。
図6乃至図13は、本発明の第1の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の製造工程の断面図を示す。以下に、本発明の第1の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図6に示すように、PMOSトランジスタを形成する領域の半導体基板(シリコン基板)11の表面近傍にリンなどのN型不純物を拡散させたNウェル層(図示せず)が形成され、半導体基板11の表面近傍にしきい値調整のためのチャネルイオン注入が行われる。そして、半導体基板11の表面が酸化され、例えばシリコン酸化膜からなる犠牲酸化膜12が形成される。次に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて、犠牲酸化膜12上にシリコン窒化膜13が堆積される。次に、シリコン窒化膜13上にレジスト(図示せず)が形成され、リソグラフィにより後述する素子分離絶縁層16及びブロック層17に該当する領域が開口される。その後、シリコン窒化膜13、犠牲酸化膜12及び半導体基板11が、例えば250nm程度順次エッチングされる。これにより、半導体基板11内に溝14、15が形成される。ここで、溝14は素子分離絶縁層16を形成するための溝であり、溝15はブロック層17を形成するための溝である。これらの溝14、15は、プロセス上同一工程で形成できるが、異なる工程で別々に形成することも可能である。
次に、図7に示すように、溝14、15の表面のシリコンを数nm酸化した後、CVD法などを用いてシリコン酸化膜19が溝14、15内に埋め込まれる。その後、CMP(Chemical Mechanical Polish)などを用いてシリコン窒化膜13上のシリコン酸化膜19が除去され、シリコン酸化膜19を溝14、15の中にのみ残す。このとき、シリコン窒化膜13は、CMPのストッパとしての役割を果たす。このようにして、溝14内にはSTI構造の素子分離絶縁層16が形成され、溝15内にはブロック層17が形成される。その後、例えば燐酸でシリコン窒化膜13が剥離され、例えばフッ化アンモニウム水溶液などで犠牲酸化膜12が剥離される。この際、素子分離絶縁層16及びブロック層17の上面も一部剥離されることがあり、素子分離絶縁層16及びブロック層17の上面の角は丸まってもよい。
次に、図8に示すように、酸化により半導体基板11の表面に例えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜18が形成される。次に、ゲート絶縁膜18、素子分離絶縁層16及びブロック層17上にリンをドーピングしたポリシリコン膜21が堆積され、このポリシリコン膜21上にシリコン窒化膜22が堆積される。ここで、ポリシリコン膜21はゲート電極Gの材料となり、シリコン窒化膜22はマスク材やCMPのストッパ材となる。
次に、図9に示すように、ゲート電極Gの領域にのみレジスト(図示せず)が残るようにリソグラフィでレジストをパターニングした後、シリコン窒化膜22及びポリシリコン膜21がRIE(Reactive Ion Etching)でエッチングされる。その後、レジストが剥離される。その結果、図1に示す形状のゲート電極Gが形成される。
次に、図10に示すように、CVD法を用いてシリコン酸化膜23が約50nm堆積され、全面RIEで加工される。これにより、ゲート電極Gの側壁にのみシリコン酸化膜23が残され、側壁絶縁膜SWが形成される。次に、イオン注入法により、例えば10keV、3E15cm−2の条件(第1の条件)で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれる。これにより、半導体基板11の表面に不純物領域24’が形成される。
ここで、不純物領域24’のP型不純物濃度の最大ピークは、基板表面から例えば10nm前後の深さに位置する。このため、アニール後の拡散層24の深さも浅く抑えられる。このアニール後の拡散層24は、図3で示すような不純物プロファイルを持つ。このようなプロセスを採用する理由は、P型不純物のボロンは拡散係数が大きいためにPMOSトランジスタの短チャネル効果が悪化しやすく、これを抑制する設計をする必要があるためである。
次に、図11に示すように、レジスト25が塗布された後、リソグラフィでレジスト25に開口部26が形成される。この開口部26の形成の際には、ブロック層17とゲート電極Gとの間は開口されないようにする。次に、イオン注入法により、例えば30keV、2E15cm−2の条件(第2の条件)で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれる。これにより、半導体基板11の表面に不純物領域27’が形成される。
ここで、不純物領域27’は、不純物領域24’の形成時よりも加速エネルギーを上げて形成し、図5で示すNMOSトランジスタのN型拡散層とほぼ同じ不純物濃度のピークが来るようにする。つまり、不純物領域27’の不純物濃度の最大ピークが基板表面から例えば30nm前後の深さに位置するようにイオン注入が行われる。このアニール後の拡散層27は、例えば図4で示すような不純物プロファイルを持つ。
次に、図12に示すように、P型の不純物領域24’、27’に対して、例えば、950℃、10秒程度の活性化アニールを行われる。これにより、半導体基板11の表面に拡散層24、27が形成される。
次に、図13に示すように、CVDなどにより、シリコン窒化膜28とBPSG(Boron Phosphorous Silicate Glass)などのシリコン酸化膜系の層間絶縁膜29が堆積される。その後、CMPで平坦化することで不要な層間絶縁膜29及びシリコン窒化膜28が除去され、シリコン窒化膜22が露出される。その後、燐酸又はRIEなどにより、シリコン窒化膜22が剥離される。
次に、図1及び図2に示すように、スパッタリングによりコバルトなどの高融点金属が堆積され、ゲート電極Gのポリシリコンとコバルトとを接触させる。そして、500℃前後の温度でアニールが行われ、ポリシリコンとコバルトとを反応させる。これにより、CoSiからなるシリサイド層30がゲート電極G上に形成される。次に、硫酸と過酸化水素水の混合液により、不要な未反応のコバルトが剥離される。その後、800℃前後の温度でアニールが行われ、低抵抗のシリサイド層30が形成される。次に、層間絶縁膜29及びシリサイド層30上にシリコン窒化膜31が堆積され、このシリコン窒化膜31上にシリコン酸化膜32が堆積される。次に、リソグラフィ及びRIEにより、拡散層27を露出するコンタクトホール33が開口され、シリコン酸化膜32内に配線溝34が形成される。尚、コンタクトホール33の形成時、拡散層27の表面が基板表面から20nm程度オーバーエッチングされる場合がある。次に、コンタクトホール33及び配線溝34内にTi、TiN、又はこれらの積層膜などからなるバリアメタル膜(図示せず)が形成される。そして、このバリアメタル膜上にタングステンなどの金属材がスパッタリングやCVD法で堆積され、この金属材でコンタクトホール33及び配線溝34が埋め込まれる。次に、金属材及びバリアメタル膜がCMPで除去され、コンタクト33及び上層配線36が形成される。以上のような工程で、PMOSトランジスタPTrを有する半導体装置が完成する。
上記第1の実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
コンタクトホール33を開口するときは、基本的にシリコン酸化膜29、32やシリコン窒化膜28、31をRIEでエッチングする。このRIEにおいては、シリコン酸化膜29、32やシリコン窒化膜28、31のエッチングレートは当然速く、シリコンのエッチングレートは低くなるような条件を用いるのが通例である。しかし、コンタクトホール33の開口部において、半導体基板11のエッチング量をゼロにすることはできず、20nm程度は半導体基板11が掘られてしまう。理由は、コンタクトホール33を形成するのに必要な最小限度のエッチングに加えて、開口歩留まりを確保するためにオーバーエッチングをする必要があることと、半導体基板11と選択比を確保しているとはいえ、それは無限大ではないためである。
しかし、PMOSトランジスタPTrにおけるコンタクトホール33の周囲の拡散層27の形成では、半導体基板11の表面近傍の不純物濃度のピーク(基板表面から20nm)に加えて、さらに30nm程度深いところに不純物濃度のピークを持つように、P型不純物を追加注入している。このため、基板表面から約50nmの深さまで1020cm−3以上の高濃度の拡散層27になっている。ゆえに、この拡散層27の表面に落とすコンタクトホール33の形成時に半導体基板11が20nm程度掘れてかつその掘れる深さがばらついたとしても、拡散層27の不純物濃度のピークが掘れ量よりも深いため、開口部表面の不純物濃度の低下が抑えられる。このため、コンタクト35の抵抗の上昇を抑制できる。
また、PMOSトランジスタの拡散層の形成時、単に、コンタクトホールを形成する周囲のみにさらに不純物を深く追加注入する方法も考えられる。しかし、追加注入を行う領域を規定するリソグラフィにおいて、合わせずれによって濃い不純物濃度の領域がゲート電極に近くなると、短チャネル効果が悪化する問題がある。これに対し、本実施形態では、拡散層27は拡散層24よりも深く形成されてしまうが、ブロック層17が拡散層27の周囲にあること、拡散層24、27を導通させるためのブロック層17の開口部17’がゲート電極G側を向いていないことから、短チャネル効果が悪化することは抑制できる。
また、従来、コンタクトに接続される拡散層の濃度を高めるために、コンタクトホールの開口後に、拡散層と同型の不純物を再度打ち込みアニールする、いわゆる再拡散プロセスを用いることもあった。しかし、本実施形態でも示したように、コンタクトホールを開口する時点で、ゲート電極上のシリサイド層として熱に弱いCoSiなどの材料が適用されていると、900℃〜950℃前後の活性化アニールができないため、再拡散プロセスが適用できない。しかし、本実施形態を適用すれば、再拡散プロセスを使用しなくても、コンタクト35に接続される拡散層27の濃度を高める所望の電気特性を得ることができる。
尚、上記第1の実施形態は、例えば次のように種々変更することが可能である。
(1)図14及び図15に示すように、拡散層27は、ブロック層17の開口部17’から外側に延びずに、ブロック層17内に収まるように形成してもよい。従って、図2の構造では、拡散層27は開口部17’から外側に延在して素子分離絶縁層16に接していたが、図15の構造では、拡散層27は素子分離絶縁層16に接しない。
(2)図16に示すように、ブロック層17の開口部17’は、ゲート電極Gと対向しなければよい。また、図1では、ブロック層17の平面形状はゲート電極Gに対して対称であったが、図16のように、ブロック層17の平面形状はゲート電極Gに対して非対称であってもよい。
(3)図17に示すように、ブロック層17の平面形状は、例えば、ゲート電極Gと並行した直線状であってもよい。この場合、ブロック層17は、拡散層27とゲート電極Gとの間に設けることが望ましい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態とブロック層に関する構造が異なる。このような第2の実施形態では、例えばCMOSデバイスに用いられるPMOSトランジスタを例に挙げる。尚、ここでは、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態とブロック層に関する構造が異なる。このような第2の実施形態では、例えばCMOSデバイスに用いられるPMOSトランジスタを例に挙げる。尚、ここでは、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
図18は、本発明の第2の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の概略的な平面図を示す。図19は、図18のXIX−XIX線に沿った断面図を示す。図20は、図18のXX−XX線に沿った断面図を示す。以下に、第2の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置について説明する。
半導体基板11上には、PMOSトランジスタPTrのゲート電極Gがゲート絶縁膜18を介して形成されている。このゲート電極Gは素子領域10を跨いで素子分離絶縁層16上にまで延在する。そして、ゲート電極Gの一端部は、素子分離絶縁層16上に位置し、ゲートコンタクトGCが接続されている。ゲート電極Gの他端部は素子領域10と素子分離絶縁層16との境界部分に位置し、このゲート電極Gの他端部のゲート長L3は素子領域10上のゲート電極Gのゲート長L1よりも長くなっている。これは、短チャネル効果の影響を抑制するためである。短い部分のゲート長L1は例えば0.2〜0.4μm程度であり、長い部分のゲート長L3は例えば1μm前後である。但し、短いゲート長が必要でないトランジスタの場合は、あえてこのような構造にする必要はなく、全体が同一のゲート長で形成してもよい。
ゲート電極Gの側面には第1の側壁絶縁膜SW1が形成され、この第1の側壁絶縁膜SW1の側面には第2の側壁絶縁膜SW2が形成されている。第1及び第2の側壁絶縁膜SW1、SW2は例えばシリコン酸化膜等からなり、両者は同じ材料でも異なる材料でもよい。第1の側壁絶縁膜SW1は、ゲート絶縁膜18と同じ材料が望ましく、シリコンとエッチング選択比のとれるもの(例えばシリコン酸化膜)が望ましい。
第2の側壁絶縁膜SW2の下の半導体基板11内には溝42が形成され、この溝42内にブロック層46が形成されている。このブロック層46は第2の側壁絶縁膜SW2と同一の絶縁層で一体形成されている。ブロック層46は、半導体基板11の深さ方向に対して細くなっている。ブロック層46は、ゲート電極Gと並列して延在し、素子分離絶縁層16に接している。ブロック層46は、素子分離絶縁層16と同一の絶縁層で形成されてもよいし、異なる絶縁層で形成されてもよい。ブロック層46の底面は、素子分離絶縁層16の底面と同じ程度の深さを有する。
ブロック層46に対してゲート電極Gと反対側の半導体基板11の表面には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層24が形成されている。この拡散層24の一部の領域には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層27が形成されている。拡散層24、27は、直接接して導通し、pn接合を挟まずに電流経路が確保されている。ここで、拡散層24、27の不純物プロファイルは、上記第1の実施形態と同様であり、図3及び図4に示すようになる。
第1の側壁絶縁膜SW1の下方の半導体基板11内には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層41が形成されている。この拡散層41は、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造を実現するために設けられている。
半導体基板11内のブロック層46の一部の周囲には、ボロンやBF2などのP型不純物を拡散させた一対の拡散層44が形成されている(図18、20参照)。この拡散層44は、ゲート長L3が長くなったゲート電極Gの付近にのみ存在する。拡散層24、27、41はブロック層46の底面より浅くなるように形成されているため、拡散層24と拡散層41とはブロック層46で絶縁されている。このため、拡散層44により、拡散層24、41が導通されている。
図21乃至図28は、本発明の第2の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の製造工程の断面図等を示す。以下に、第2の実施形態に係るPMOSトランジスタを有する半導体装置の製造方法について説明する。尚、主に図18のXIX−XIX線に沿った断面図を用いて説明するが、必要に応じて図18のXX−XX線に沿った断面図又は平面図を併用する。
まず、図21に示すように、PMOSトランジスタを形成する領域の半導体基板(シリコン基板)11の表面近傍にリンなどのN型不純物を拡散させたNウェル層(図示せず)が形成され、半導体基板11の表面近傍にしきい値調整のためのチャネルイオン注入が行われる。そして、半導体基板11の表面が酸化され、例えばシリコン酸化膜からなる犠牲酸化膜12が形成される。次に、CVD法などを用いて、犠牲酸化膜12上にシリコン窒化膜13が堆積される。次に、シリコン窒化膜13上にレジスト(図示せず)が形成され、リソグラフィにより後述する素子分離絶縁層16及びブロック層17に該当する領域が開口される。その後、シリコン窒化膜13、犠牲酸化膜12及び半導体基板11が、例えば250nm程度順次エッチングされる。これにより、半導体基板11内に溝14が形成される。
次に、図22に示すように、溝14の表面のシリコンを数nm酸化した後、CVD法などを用いてシリコン酸化膜19が溝14内に埋め込まれる。その後、CMPなどを用いてシリコン窒化膜13上のシリコン酸化膜19が除去され、シリコン酸化膜19を溝14の中にのみ残す。このとき、シリコン窒化膜13は、CMPのストッパとしての役割を果たす。このようにして、溝14内にSTI構造の素子分離絶縁層16が形成される。その後、例えば燐酸でシリコン窒化膜13が剥離され、例えばフッ化アンモニウム水溶液などで犠牲酸化膜12が剥離される。この際、素子分離絶縁層16及びブロック層17の上面も一部剥離されることがあり、素子分離絶縁層16及びブロック層17の上面の角は丸まってもよい。
次に、図23に示すように、酸化により半導体基板11の表面に例えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜18が形成される。次に、ゲート絶縁膜18及び素子分離絶縁層16上にリンをドーピングしたポリシリコン膜21が堆積され、このポリシリコン膜21上にシリコン窒化膜22が堆積される。ここで、ポリシリコン膜21はゲート電極Gの材料となり、シリコン窒化膜22はマスク材やCMPのストッパ材となる。
次に、図24に示すように、ゲート電極Gの領域にのみレジスト(図示せず)が残るようにリソグラフィでレジストをパターニングした後、シリコン窒化膜22及びポリシリコン膜21がRIEでエッチングされる。次に、レジストが剥離される。その結果、図18に示す形状のゲート電極Gが形成される。次に、後酸化工程を行った後、LDD構造を作るために、イオン注入法により、例えば10keV、1E13cm−2の条件で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれ、活性化アニールが行われる。これにより、半導体基板11の表面に拡散層41が形成される。
次に、図25に示すように、シリコン窒化膜22、ゲート絶縁膜18及び素子分離絶縁層16上にシリコン酸化膜23が10nm程度堆積され、このシリコン酸化膜23でゲート電極Gが覆われる。
次に、図26(a)及び(b)に示すように、第1のエッチング工程により、シリコン酸化膜23がエッチバックされる。このとき、RIEの特性を利用して、段差下(本実施形態の場合、ゲート電極Gの脇部分)のエッチングレートが速くなるような第1のエッチング条件を適用する。この第1のエッチング条件では、例えば、「フッ素、水素、炭素の化合物」又は「フッ素、炭素の化合物」を含むガスが用いられる。このような第1のエッチング工程により、段差下のシリコン酸化膜23及びゲート絶縁膜18が早くなくなり、段差下の半導体基板11のみが先に露出される。ここで、ゲート電極Gの側面にはシリコン酸化膜23が残り、側壁絶縁膜SW1が形成される。
次に、例えば第1のエッチング工程と異なるチャンバーを用いて、第2のエッチング工程が行われる。この第2のエッチング工程では、シリコンのエッチングレートが速くシリコン酸化膜のエッチングレートの遅くなるような第2のエッチング条件に変える。この第2のエッチング条件は、例えばゲート電極Gを加工する時に使用するRIE条件であり、例えば第1のエッチング条件とは異なるガス(例えばHBrを含むガス)が用いられる。第2のエッチング条件で半導体基板11がエッチングされると、半導体基板11に先が細くなった溝42が形成される。尚、このようなエッチングを行うには、膜18、23は、同じ材料(例えばシリコン酸化膜)で、さらにシリコンとのエッチング選択比が高い材料で形成することが望ましい。
次に、図27(a)及び(b)に示すように、リソグラフィによりレジスト43が形成される。このレジスト43は、ゲート電極Gの幅が広い箇所(ゲート長L3が長い箇所)の一部が開口するように形成される。次に、イオン注入法により、例えば10keV、1E15cm−2の条件で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれ、活性化アニールが行われる。これにより、溝42の一部の周囲に拡散層44が形成される。この拡散層44の形成方法としては、例えば斜めイオン注入などを用いてもよい。その後、アッシャーと硫酸+過酸化水素水混合液でレジスト43が剥離される。
次に、図28に示すように、半導体基板11上に側壁材料になる例えばシリコン酸化膜47が堆積され、同時に溝42も埋め込まれる。続いて、シリコン酸化膜47がエッチバックされる。これにより、ゲート電極Gの側面のシリコン酸化膜23上には側壁絶縁膜SW2が形成され、溝42内にブロック層46が形成される。
次に、図29に示すように、イオン注入法により、例えば10keV、3E15cm−2の条件(第1の条件)で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれる。これにより、半導体基板11の表面に不純物領域24’が形成される。次に、レジスト(図示せず)をマスクとして、イオン注入法により、例えば30keV、2E15cm−2の条件(第2の条件)で、BF2 +などのP型不純物が半導体基板11の表面に打ち込まれる。これにより、半導体基板11の表面に不純物領域27’が形成される。次に、P型の不純物領域24’、27’に対して、例えば、950℃、10秒程度の活性化アニールを行われる。これにより、半導体基板11の表面に拡散層24、27が形成される。尚、拡散層24、27の形成の詳細は第1の実施形態と同様であり、拡散層24、27は図3及び図4の不純物プロファイルをそれぞれ有する。
次に、図18乃至図20に示すように、CVDなどによりシリコン窒化膜28と層間絶縁膜29が堆積された後、CMPで平坦化され、シリコン窒化膜22が露出される。その後、燐酸又はRIEなどにより、シリコン窒化膜22が剥離される。次に、スパッタリングによりコバルトなどの高融点金属が堆積され、アニールが行われる。これにより、CoSiからなるシリサイド層30がゲート電極G上に形成される。次に、不要な未反応のコバルトが剥離され、800℃前後の温度でアニールが行われる。次に、層間絶縁膜29及びシリサイド層30上にシリコン窒化膜31が堆積され、このシリコン窒化膜31上にシリコン酸化膜32が堆積される。次に、リソグラフィ及びRIEにより、拡散層27を露出するコンタクトホール33が開口され、シリコン酸化膜32内に配線溝34が形成される。次に、コンタクトホール33及び配線溝34内にバリアメタル膜(図示せず)が形成される。そして、このバリアメタル膜上に金属材が堆積され、この金属材でコンタクトホール33及び配線溝34が埋め込まれる。次に、金属材及びバリアメタル膜がCMPで除去され、コンタクト33及び上層配線36が形成される。以上のような工程で、PMOSトランジスタPTrを有する半導体装置が完成する。
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、コンタクト35を接続する領域において、基板表面から約50nmの深さまで1020cm−3以上の高濃度不純物プロファイルを有する拡散層27を形成している。従って、拡散層27の表面に落とすコンタクトホール33の形成時に半導体基板11が掘れたとしても、拡散層27の不純物濃度のピークが掘れ量よりも深いため、開口部表面の不純物濃度の低下が抑えられる。このため、コンタクト35の抵抗の上昇を抑制できる。
また、本実施形態では、ゲート電極Gのゲート幅方向(ゲート長と垂直方向)で素子領域10の端から端まで溝42を掘る。このため、この状態のままでは、拡散層24、27とゲート電極Gの脇の拡散層41との間にはpn接合が挟まるため、拡散層24、27と拡散層41とは導通しない。しかし、本実施形態では、溝42の一部の周囲に拡散層44を設けることで、拡散層24、27と拡散層41との導通は確保できる。この導通領域では、拡散層44の深さが深くなり短チャネル効果の影響を受けやすくなるが、ゲート長L3を1μm前後に長くすることで短チャネル効果の悪影響も回避できる。
尚、上記第2の実施形態は、例えば次のように種々変更することが可能である。
図30及び図31に示すように、拡散層27は、拡散層24内に収まるように形成してもよい。従って、図18の構造では、拡散層27の一部は素子分離絶縁層16に接していたが、図30の構造では、拡散層27は素子分離絶縁層16に接しない。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、上記第1の実施形態の構造を、例えばNAND型フラッシュメモリの周辺回路トランジスタや選択ゲートトランジスタに適用した例である。ここでは、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。尚、第3の実施形態のフラッシュメモリには、上記第2の実施形態の構造を適用することも可能である。
第3の実施形態は、上記第1の実施形態の構造を、例えばNAND型フラッシュメモリの周辺回路トランジスタや選択ゲートトランジスタに適用した例である。ここでは、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。尚、第3の実施形態のフラッシュメモリには、上記第2の実施形態の構造を適用することも可能である。
図32は、本発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの半導体装置の断面図を示す。以下に、本発明の第3の実施形態に係るフラッシュメモリの半導体装置について説明する。
図32に示すように、第3の実施形態において、上記第1の実施形態と異なる点は、ゲート電極Gの構造である。すなわち、第3の実施形態のゲート電極Gは、第1のゲート電極層51と、第2のゲート電極層53と、第1及び第2のゲート電極層51、53間に設けられた電極間絶縁膜52とからなる。そして、電極間絶縁膜52は、第1及び第2のゲート電極層51、53を導通させるための開口部54が設けられている。この開口部54下の第1のゲート電極層51には開口部54と同じ形状の溝55が形成されており、この溝55内には第2のゲート電極層53が埋め込まれている。
尚、第1のゲート電極層51は、メモリセルトランジスタの浮遊ゲートとして機能する層であり、第2のゲート電極層51は、メモリセルトランジスタの制御ゲートとして機能する層である。
上記第3の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、CMOSデバイスなどに用いられている半導体装置であり、PMOSトランジスタPTrとNMOSトランジスタNTrとを同一基板上に形成した例である。
第4の実施形態は、CMOSデバイスなどに用いられている半導体装置であり、PMOSトランジスタPTrとNMOSトランジスタNTrとを同一基板上に形成した例である。
ここで、本実施形態のPMOSトランジスタPTrとしては、各実施形態で説明したPMOSトランジスタPTrを適用する。本実施形態のNMOSトランジスタNTrとしては、各実施形態で説明したPMOSトランジスタPTrと同じ構造を適用してもよいし、異なる構造(例えば既知の構造)を適用してもよい。既知の構造であっても、NMOSトランジスタNTrの拡散層の形成によく使用されるAsは、ボロンに比べて拡散係数が小さい(拡散速度が遅い)。このため、Asをイオン注入法で半導体基板に打ち込むと、PMOSトランジスタPTrの拡散層27と同様、30nm程度の深さに濃度ピークが来るように形成することが可能である(図5参照)。
NMOSトランジスタNTrの既知の構造は、各実施形態のブロック層などが存在しない構造である。例えば、半導体基板内にP型のウェル層が形成され、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されている。ゲート電極の両側の半導体基板内にはN型の不純物拡散層が形成され、この不純物拡散層にコンタクトが接続されている。ここで、N型の不純物拡散層は、各実施形態のPMOSトランジスタPTrの拡散層27と同様に、基板表面から50nm程度の深さまで1020cm−3以上の不純物濃度を保つことができる(図5参照)。
上記第4の実施形態によれば、同一基板上のPMOSトランジスタPTr及びNMOSトランジスタNTrの拡散層27上にコンタクトホール33を同時に形成しても、両者とも拡散層27の不純物濃度のピークが深い位置に存在するため、両者とも拡散層27へのコンタクト抵抗上昇とばらつきの増大を防ぐことができる。このため、NMOSトランジスタNTrとPMOSトランジスタPTrの両方が同一チップ内で良好なコンタクトを取れ、かつトランジスタの短チャネル効果の悪化を防ぐことができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様を含んでいる。
(1)本発明の一態様の半導体装置は、溝を有する半導体基板と、前記半導体基板内に形成された第1の導電型のウェル層と、前記溝内に形成され、絶縁層からなるブロック層と、前記ブロック層と離間して前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層と、前記ブロック層に対して前記ゲート電極と反対側の前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から前記第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有し、前記第1の拡散層と接して導通する前記第2の導電型の第2の拡散層と、前記第2の拡散層に接続されたコンタクトとを具備する。
(2)上記(1)の態様において、前記ブロック層の上面は、前記半導体基板の上面より突出する(例えば図2参照)。
(3)上記(1)の態様に係る半導体装置は、前記半導体基板内に形成され、前記ブロック層の底面と同じ深さの底面を有する素子分離絶縁層とをさらに具備する(例えば図2参照)。
(4)上記(1)の態様において、前記ブロック層の平面形状は、コの字型である(例えば図1参照)。
(5)上記(1)の態様において、前記ブロック層の平面形状は、直線状である(例えば図17参照)。
(6)上記(1)の態様に係る半導体装置は、前記ゲート電極の側面に形成された第1の側壁絶縁膜と、前記第1の側壁絶縁膜の側面に形成された第2の側壁絶縁膜と、前記第1の側壁絶縁膜の下方の前記半導体基板の表面に形成された第3の拡散層と、前記半導体基板内の前記ブロック層の一部の周囲に形成され、前記第1の拡散層と前記第3の拡散層とを導通させる第4の拡散層とをさらに具備する(例えば図18〜図20参照)。
(7)上記(6)の態様において、前記第2の側壁絶縁膜は、前記絶縁層で形成されている(例えば図18〜図20参照)。
(8)上記(6)の態様において、前記第4の拡散層に隣接する前記ゲート電極のゲート長は、前記第4の拡散層に隣接しない前記ゲート電極のゲート長より長い(例えば図18参照)。
(9)上記(6)の態様において、前記ブロック層は、前記半導体基板の深さ方向に対して細くなっている(例えば図19、図20参照)。
(10)上記(1)の態様において、前記第1の導電型のトランジスタと前記ゲート電極を有する前記第2の導電型のトランジスタとを同一の前記半導体基板上に備え、前記第1の導電型のトランジスタは、前記半導体基板内に形成された前記第2の導電型のウェル層と、前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から前記第2の深さに不純物濃度のピークを有する前記第1の導電型の第3の拡散層と、前記第3の拡散層に接続されたコンタクトとを具備する。
(11)本発明の一態様の半導体装置の製造方法は、半導体基板内に第1の導電型のウェル層を形成する工程と、前記半導体基板内に溝を形成する工程と、前記溝内に絶縁層を埋め込み、ブロック層を形成する工程と、前記ブロック層と離間して前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板の表面に前記半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層(24)を形成する工程と、前記ブロック層に対して前記ゲート電極と反対側の前記半導体基板の表面に前記半導体基板の表面から前記第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有する前記第2の導電型の第2の拡散層を形成する工程と、前記第2の拡散層に接続するコンタクトを形成する工程とを具備する(例えば図1〜図13参照)。
(12)本発明の一態様の半導体装置の製造方法は、半導体基板内に第1の導電型のウェル層を形成する工程と、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板の表面に第2の導電型の第1の拡散層を形成する工程と、前記半導体基板及び前記ゲート電極上に第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層をエッチングし、前記ゲート電極の側面に第1の側絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート電極の脇部分の前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板内に溝を形成する工程と、前記半導体基板内の前記溝の一部の周囲に前記第2の導電型の第2の拡散層を形成する工程と、前記第1の側壁絶縁膜の側面に第2の絶縁層からなる第2の側壁絶縁膜を形成するともに、前記溝内に前記第2の絶縁層からなるブロック層を形成する工程と、前記ブロック層に対して前記ゲート電極と反対側の前記半導体基板の表面に前記半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する前記第2の導電型の第3の拡散層を形成する工程と、前記第3の拡散層の一部の領域に前記半導体基板の表面から前記第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有する前記第2の導電型の第4の拡散層を形成する工程と、前記第4の拡散層に接続するコンタクトを形成する工程とを具備する(例えば図18〜図29参照)。
(13)上記(11)及び(12)の態様において、前記第1の導電型はN型であり、前記第2の導電型はP型である。
(14)上記(11)及び(12)の態様において、前記第1の深さは前記半導体基板の前記表面から20nmであり、前記第2の深さは前記半導体基板の前記表面から50nmである。
(15)上記(12)の態様において、前記第1の絶縁層のエッチング時に前記ゲート電極の前記脇部分の前記半導体基板の表面のみを露出した後、前記溝を形成する(例えば図26参照)。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…素子領域、11…半導体基板、12…犠牲酸化膜、13、22、28、31…シリコン窒化膜、14、15、42、55…溝、16…素子分離絶縁層、17、46…ブロック層、17’、26、54…開口部、18…ゲート絶縁膜、19、23、32…シリコン酸化膜、21…ポリシリコン膜、24、27、41、44…拡散層、24’、27’…不純物領域、25、43…レジスト、29…層間絶縁膜、30…シリサイド層、33…コンタクトホール、34…配線溝、35…コンタクト、36…上層配線、51…第1のゲート電極層、52…電極間絶縁膜、53…第2のゲート電極層、G…ゲート電極、CG…ゲートコンタクト、SW、SW1、SW2…側壁絶縁膜、PTr…PMOSトランジスタ。
Claims (5)
- 溝を有する半導体基板と、
前記半導体基板内に形成された第1の導電型のウェル層と、
前記溝内に形成され、絶縁層からなるブロック層と、
前記ブロック層と離間して前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、
前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から第1の深さに不純物濃度のピークを有する第2の導電型の第1の拡散層と、
前記ブロック層に対して前記ゲート電極と反対側の前記半導体基板の表面に形成され、前記半導体基板の表面から前記第1の深さより深い第2の深さに不純物濃度のピークを有し、前記第1の拡散層と接して導通する前記第2の導電型の第2の拡散層と、
前記第2の拡散層に接続されたコンタクトと
を具備することを特徴とする半導体装置。 - 前記第1の導電型はN型であり、前記第2の導電型はP型であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1の深さは前記半導体基板の前記表面から20nmであり、前記第2の深さは前記半導体基板の前記表面から50nmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2の拡散層は、前記ブロック層で前記第1の拡散層と分離され、前記ゲート電極と対向しない領域で前記第1の拡散層と接して導通することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記ゲート電極の側面に形成された第1の側壁絶縁膜と、
前記第1の側壁絶縁膜の側面に形成された第2の側壁絶縁膜と、
前記第1の側壁絶縁膜の下方の前記半導体基板の表面に形成された第3の拡散層と、
前記半導体基板内の前記ブロック層の一部の周囲に形成され、前記第1の拡散層と前記第3の拡散層とを導通させる第4の拡散層と
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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