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JP2008138396A - カバー水栓 - Google Patents

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JP2006323835A
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Daisuke Kitamura
大介 北村
Ryuichi Ishii
隆一 石井
Hiroaki Midorikawa
宏明 緑川
Yasutoshi Chino
靖敏 千野
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KVK Corp
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KVK Corp
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Abstract

【課題】
壁面の適切な位置に正確に設置固定することができるカバー水栓を提供すること。また、設置作業の効率性を向上させることのできるカバー水栓を提供すること。
【解決手段】
水栓本体2と、水栓本体2を被覆するカバー11と、が備えられたカバー水栓1であって、カバー11には、別体に設けられた下部カバー20と上部カバー40とが備えられ、
上部カバー40には、水栓本体2を固定するための開口部52などが設けられ、下部カバー20には、上部カバー40を載置するための載置部33が設けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、カバー水栓に関する。
従来、水栓本体がカバーの内部に設けられるとともに浴室などの壁面に固定されるカバー水栓が知られている。このようなカバー水栓には、壁面裏側から浴室内に引き込まれ、壁面に対して固定されている給湯管や給水管に対して水栓本体を固定し、もって壁面に対しても位置決め固定しているものが知られている。一方、例えば、浴室内のカウンター裏側に引き込まれた給湯管や給水配管に接続された配管が、さらに浴室内に引き回されてカバー内部の水栓本体に接続されるカバー水栓も知られている。このカバー水栓では、壁面に対して固定されている給湯管などによって水栓本体が固定されるものではない。このような、カバー水栓では、まず、設置するカバー水栓の外形などに合わせて壁面表面にスケール取りをして、水栓本体を固定するための固定用ステーなどのねじ止め部位に対応する位置の壁面に、このスケールを基に下孔を開設しておき、その下孔に合わせて水栓本体を含むカバー水栓全体をねじ止めして壁面に固定することとしていた(例えば、特許文献1参照。)。
意匠登録第1234171号公報
ところが、この従来のカバー水栓の取付の際には、スケール取り後にカバー水栓を設置する際に、重量の嵩む水栓本体を含むカバー水栓全体を取り付けようとするため、カバー水栓が不安定な状態となり、所定の位置からずれた位置にカバー水栓が取り付けられてしまうという問題があった。また、重量が嵩む水栓本体を含むカバー水栓を壁面に固定するために、水栓本体を壁面の適切な位置に保持する者と、ねじ止め作業を正確に行う者との、二人以上の施工技術者を必要とし、このためカバー水栓の設置作業の効率が良くなかった。
本発明は上記した従来のカバー水栓の問題点を解消するものであり、壁面の適切な位置に正確に設置固定することができるカバー水栓を提供することを目的とする。また、設置作業の効率性を向上させることのできるカバー水栓を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のカバー水栓は、水栓本体と、該水栓本体を被覆するカバーと、が備えられたカバー水栓であって、前記カバーは、少なくとも、別体に設けられた下部カバーと上部カバーとから構成され、前記上部カバーには、前記水栓本体を固定するための固定部が設けられ、前記下部カバーには、前記水栓本体または前記上部カバーを載置するための載置部が設けられることを特徴とするカバー水栓(請求項1)である。
カバーは、上部カバーと下部カバーとに別体に設けられている。よって、上部カバーとは別に、下部カバーのみを壁面に位置決め固定することができる。また、上部カバーには、重量の嵩む水栓本体を固定する「固定部」が設けられている。一方、下部カバーには、水栓本体または上部カバーを位置決めするための「載置部」が設けられている。したがって、これらの上下部カバーを含むカバー水栓全体を固定する際に、まず先に、水栓本体が取り付けられていない下部カバーのみを壁面に位置決め固定することができる。下部カバーには水栓本体が取り付けられず重量が嵩まないので、その重さのために取付が不安定になることはなく、壁面に対して適切な位置に下部カバーを固定することができる。そして、下部カバーには、水栓本体または上部カバーを載置する「載置部」が設けられているので、この適切に位置決め固定された下部カバーに水栓本体または固定部によって水栓本体が固定された上部カバーを載置しつつ、位置決め固定を行うことができる。このようにして、単体では軽量な下部カバーを壁面に対して適切な位置に容易に設置固定できるとともに、この適切に位置決めされた下部カバーに対して、重量物である水栓本体または水栓本体が固定される上部カバーを載置しつつ壁面に取り付けることができる。よって、壁面に対するカバー水栓全体の適切な位置決めを容易に行うことができる。
また、先に下部カバーを壁面に対して適切な位置に設置固定し、この下部カバー上に、重量の嵩む水栓本体または水栓本体が固定される上部カバーを位置決めしておけるので、水栓本体などのねじ止めを行う作業者の他に、重量の嵩む水栓本体などを保持する作業者を同時に必要とすることが無く、作業の効率性を向上させることができる。
なお、下部カバーに設けられる「載置部」が、「水栓本体」のみが載置される態様の場合には、水栓本体を下部カバーに載置した後に、この水栓本体に上部カバーを取り付ければ良い。また、下部カバーと上部カバーとは別体に設けられているが、これらの下部カバー自体、及び上部カバー自体は、一体に設けられるものであっても良く、さらに別体に設けられるものでも良い。また、下部カバーに設けられる「載置部」は、上部カバーなどを載置できる形状などであれば、特にその形状などを限定されないが、例えば、下部カバーの上端部をそのまま載置部とすることができる。また、上部カバーに設けられる「固定部」についても、水栓本体を固定する形状などであれば、特にその形状などを限定されず、また、水栓本体以外の部材を介して水栓本体が固定されるものでも良い。例えば、水栓本体にもねじ止めされる固定用ステーを固定部とするものや、上部カバーの一部に水栓本体を挿通固定する開口部などを例示することができる。
また、上記したカバー水栓において、前記下部カバーに、前記下部カバーに対して前記水栓本体または前記上部カバーを位置決めする位置決め部が設けられるものとしても良い(請求項2)。
このような位置決め部を設けることにより、あらかじめ壁面に対して所定位置に位置決め固定された下部カバーに対して上部カバーなどの位置決めを適切に行うことができる。位置決め部によりなされる位置決めは、正確な位置決めだけではなく、上下方向のみや左右方向のみを位置決めしたり、上部カバーなどを仮止めするための位置決めなども含むものである。位置決め部の形状などは特に限定されるものではなく、種々の形状を含むが、例えば、互いに挿嵌される挿嵌部や、一方に突設された差し込み部と、他方に設けられ、この差し込み部が差し込まれる孔などを例示することができる。
また、上記したカバー水栓において、水栓本体が固定される固定用ステーまたは水栓本体に、水栓本体が固定される固定用ステーまたは水栓本体を壁面に対して固定するための横長形状の取付孔が設けられるものとしても良い(請求項3)。
このような横長形状の固定用孔を設けると、上記したような上部カバーなどの固定時に、上部カバーなどを横方向に微調整することができる。特に、横長形状の孔を設けることにより、当該孔へのねじ止めを仮止め状態としておけば、水栓本体を直接に保持していなくても、水栓本体の脱落のおそれを少なくしつつ微調整を確実に行うことができる。
また、上記したカバー水栓において、前記下部カバーの下部が浴室のカウンター上部に載置されたものとすることもできる(請求項4)。
下部カバーの下部が浴室のカウンター上部に載置されるカバー水栓の場合には、下部カバー自体をカウンターによって支持することができ、カバー水栓の壁面に対する取付をより確実にすることができる。また、カウンター上部に載置することにより、下部カバーの下面を利用して、水栓本体に接続される配管をカウンター内に引き込むことができる。よって、水栓本体に接続される給湯管や給水管が、カバー水栓の背面に配設されていなくても、カウンター内を引き回して下部カバーの下面からカバー水栓内に引き込むことにより、配管を覆い隠すことができる。
本発明のカバー水栓は、上記のように別体に設けられた下部カバーと上部カバーとが備えられ、上部カバーには、水栓本体を固定するための固定部が設けられ、下部カバーには、水栓本体または上部カバーを位置決めするための位置決め部が設けられているので、単体では軽量な下部カバーを壁面に対して適切な位置に容易に設置固定できるとともに、この適切に位置決めされた下部カバーに対して、重量物である水栓本体または水栓本体が固定される上部カバーを取り付けることができる。よって、カバー水栓全体の適切な位置決めを容易に行うことができることができる。また、重量の嵩む水栓本体などを保持する作業者を同時に必要とすることが無く、作業の効率性を向上させることができる。また、特に請求項4のカバー水栓では、カバー水栓の美観を向上させることもできる。
次に、本発明のカバー水栓の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1から図3に示すように、本発明のカバー水栓1は、浴室内の壁面Aの前面に取り付けられたカウンターBの上部に載置されるとともに、壁面Aにねじ止め固定されているものである。また、このカバー水栓1は、温度調節ハンドル4により適宜の湯温に調節された混合水を、吐水切換ハンドル5の操作によって、吐水口6またはシャワーエルボ7に接続されたシャワー(図示省略)から吐水させるものである。そして、このカバー水栓1のカバー11は、下部カバー20と、上部カバー40とから構成され、内部には、後述する水栓本体2が収容固定されている。また、図1から図3に示すように、上部カバー40は、左右のカラー49、50と、背面カバー42と、メンテナンスカバー70と、上側カバー48とを備えており、これらを組み付けて全体が箱形形状に形成されている。
図3に示すように、下部カバー20は、前後方向に肉薄の、上下面及び背面が開放された横断面「コ字」状に形成されている。そして、この下部カバー20の上端面が上部カバー40の一部が載置可能な載置部33とされている。また、正面部26の上部及び下部には、下部カバー20を壁面Aにねじ止めするための固定用孔21が開設された固定片22,24が突設されている。また、正面部26には、正面部26ほぼ前面に渡って背面側に凹設された窪み25が設けられている。なお、本発明の「載置部」は、このような下部カバー20の上端面から構成される載置部33に限られず、下部カバー40が載置可能であれば他の形状などに変更することもできる。
また、下部カバー20の正面部26及び両側面部27の下端には、段部28が形成されている。段部28は、カウンターB上面に設けられた取付口8の周縁に沿って凹設された載置部3に対応して形成されている。そしてこの段部28の内側には、取付口8の内側に対応して形成され、段部28から下方に延設された差込部29が設けられている。このような差込部29により、下部カバー20の取付口8への取付が案内され、下部カバー20の取付口8への取付を容易に行うことができる。また、取付口8の周縁の載置部3に対応した段部28が設けられることにより、下部カバー20を取付口8に取り付けた際には段部28が載置部3上に当接載置されることになり、下部カバー20を取付口8に安定的・確実に取り付けることができる。
また、各々の側面部27の上端には、上部カバー40が下部カバー20上に載置される際に、カラー49、50の内側面に摺接する部位に設けられた薄板状の挿嵌部30が突設されている。この挿嵌部30は本発明の「位置決め部」の一例である。図3に示すように、上部カバー40が下部カバー20上に載置される際に、挿嵌部30が両カラー49、50の内側面に摺接しつつ下部カバー20に対する上部カバー40の位置を案内して、上部カバー40を下部カバー20に対して適切な位置に設置することができる。挿嵌部30は、側面部27に沿って、その横断面が長手方向となる薄板状に形成されている。また、両挿嵌部30の内側面には、突条32が形成されており、挿嵌部30を補強している。なお、薄板状の挿嵌部30を平行に二つ形成して、それらの挿嵌部30間にカラー49、50の下端部を挟み込むようにして位置決めをすることもできる。
次に上部カバー40について説明する。上記したように、上部カバー40は、左右のカラー49、50と、背面カバー42と、正面側に取り付けられるメンテナンスカバー70と、上側カバー48とから構成されている。また、これらの上部カバー40内には、固定用ステー90が取り付けられた水栓本体2が収容保持されている。
図4に示すように、左側のカラー49は、側面視、底面が幅狭の「逆台形」状の板状に形成されており、その上面寄りの手前側に、温度調節ハンドル4が取り付けられる円形の開口部52が、上面寄りの奥側に、シャワーエルボ7が突設される円形の開口部53が、それぞれ開設されている。また、内側面には、後述するメンテナンスカバー70と係合取付するための係止部54、係合部56とが設けられている。また、右側のカラー50は、シャワーエルボ7用の開口部53が設けられていない点を除いてカラー49とほぼ左右対称に形成されている。ここで、これらの開口部52が、水栓本体2を上部カバー40に固定するための「固定部」に相当する。
図4に示すように、メンテナンスカバー70は、右側面視ほぼ「L字」状に形成されている。メンテナンスカバー70の手前側上面中央付近には、吐水口6を突出させるための半円状の凹部72が形成されている。また、裏側面には、上記した係止部54,係合部56と各々係合して両カラー49,50とを固定する被係止部74と被係合部76とが、左右端付近両側にそれぞれ形成されている。
図3に示すように、背面カバー42は、正面視において、下部が開放された「コ字」状に形成されており、その本体の正面側には、カラー49,50及び上側カバー48の後端部が差し込み保持される溝43が形成されている。また、両側部44の上部寄りには両側部44間に懸架された補強片45が設けられており、この補強片45には取付孔41が二箇所設けられている。
図1及び図2に示すように、上側カバー48は、水栓本体2を収容するように正面寄りに半円筒部46が形成された板状に設けられるものであり、半円筒部46の手前側下端面中央付近には、上記したメンテナンスカバー70の凹部72と相俟って吐水口6を突出させる半円状の凹部47が形成されている。
水栓本体2は、図3及び図5に示すように、左右を長手方向とした円柱状の本体部10と、本体部10の背面側に接続されて「クランク」状に屈曲形成された配管部12とを備えている。図7に示すように、本体部10の左右両端部には、温度調節ハンドル4及び吐水切換ハンドル5が取り付けられるとともに、内蔵された各弁装置を駆動するためのスピンドル14がそれぞれ設けられている。また、本体部10の中央付近の下部には吐水口6が突設されており、本体部10の中央付近背面側には、シャワーエルボ7に接続されるシャワー配管部16が突設されている。また、配管部12のそれぞれの屈曲部の正面側には、それぞれ、止水栓18が設けられており、カバー水栓1の設置後には、上記したメンテナンスカバー70のみを取り外すことにより、これらの止水栓18を操作することができるように構成されている。そして、配管部12の後端部からは、カウンターB内の配管に接続される接続管19がそれぞれ延設されている。
固定用ステー90は、図3に示すように、背面部92と、背面部92の左右両側から正面側に屈曲延設された側面部94,96が設けられ、正面側が開放された「コ字」状に形成されている。また、左側の側面部94の上方には、シャワーエルボ7が突設される円形の開口部98が開設されている。この開口部98は、上部カバー40が組み立てられて固定用ステー90が組み付けられた際には、上記した左側のカラー49の開口部53に対応する部位に開設されている。また、側面部94,96の下部の正面側には、背面部92とほぼ平行方向に沿って屈曲形成された正面部100が設けられている。正面部100には、水栓本体2の止水栓18が露呈される円形の開口部102が開設されている。
また、背面部92の上端寄りには左右に沿って4箇所、下端寄りには2箇所のねじ止め用の取付孔104が開設されている。これらの上端寄りの取付孔104のうち、中央寄り左側の取付孔104’は、横長の形状に設けられている。下部カバー20上に固定用ステー90を含む上部カバー40が位置決めされて壁面Aに固定される作業においては、取付孔104のうち最初にこの横長の取付孔104’を仮止めしておくことにより、上部カバー40などの脱落を防止しつつ、その位置を微調整することができる。そして、微調整を行った後に、取付孔104’及び取付孔104を本締めして、最終的な固定を適切に行うことができる。
また、取付孔104が設けられる部位のすぐ下方の背面部92の部位には、上記した背面カバー42の補強片45に対応する部位において正面側に凹設された取付凹部106が設けられている。また、この取付凹部106には、補強片45の取付孔41に対応した部位に取付孔108が設けられており、背面カバー42と固定用ステー90とがこれらの取付孔41,108に取り付けられたねじ9によって固定可能に設けられている。
そして、下部カバー20に取り付ける前の上部カバー40は、固定用ステー90の開口部102に水栓本体2の配管部12がそれぞれ挿通固定され、固定用ステー90と背面側カバー42とが取付孔41,108に背面側から取り付けられたねじ9によって固定されている。そして、左右のカラー49,50は、水栓本体2の本体部10の両端部がその開口部52,53に挿通された上で、温度調節ハンドル4,吐水切換ハンドル5がスピンドル14にそれぞれ取着されて、本体部10端部とハンドル4,5によって水栓本体2に挟着されている。また、左右のカラー49,50の後端部が背面カバー42の両側部44の溝43に差し込まれて固定されている。このように、下部カバー20に取り付ける前の上部カバー40は、背面カバー42と、両カラー49,50のみが、固定用ステー90と水栓本体2とに組み付けられた状態とされている。
このようなカバー水栓1は、以下のように壁面A及びカウンターBに設置固定される。図5に示すように、まず最初に、下部カバー20のみをカウンターBの取付口8に位置決め固定する。具体的には、下部カバー20の下端部に設けられた差込部29を取付口8に差し込む。差込部29を取付口8に差し込むと、段部28が載置部3上に載置されることになり、下部カバー20がカウンターB上の所定の位置に位置決めされる。この状態において、ねじ9により上下の固定片22,24を壁面Aにねじ止めする。なお、下部の固定片24はカウンターBの下側からねじ止めする。ねじ止めされた下部の固定片24は、カウンター2内に配置されているので、壁面Aに露呈することなくカバー水栓1の美観を損ねることがない。
次いで、この下部カバー20の上部に、水栓本体2、固定用ステー90、両カラー49,50及び背面カバー45を組み付けたものを載置する。まず最初に、水栓本体2の下方に延設された接続管19を下部カバー20内側に差し込んでいく。そしてこの際に、下部カバー20の上端に設けられた各々の挿嵌部30が、カラー49,50の内側面にそれぞれ摺接挿入されるようにしてこれらを下部カバー20の適切な位置に案内させながら載置する。このようにして、下部カバー20の載置部33に、両カラー49,50及び背面カバー42の下端面が当接されるようにして、下部カバー20に対して水栓本体2などが載置される。
次いで、図6に示すように、固定用ステー90の取付孔104’を壁面Aに仮止めしておきながら、水栓本体2などを微調整し、その後ねじ9を本締めして壁面Aに固定する。取付孔104’は横長に形成されているので、仮止めした状態では、水栓本体2などを、脱落を防止しながら位置決めの微調整を行うことができる。そして、この微調整を行いながら適切な位置において取付孔104’を本締めして固定し、さらに他の取付孔104をねじ止めして、水栓本体2などを壁面Aに対して確実・堅固に固定する。このようにして、重量の嵩む水栓本体2などを壁面Aに対して位置決め固定するに際しては、水栓本体2などを仮止めした状態で微調整を行いつつ適切な位置にねじ止めをすることができるので、微調整及びねじ止めの際に水栓本体2を保持しておく必要がない。よって、この水栓本体2の固定の際には作業者が一人でも作業が可能である。また、重量が嵩む水栓本体2などを下部カバー20上に載置したまま、さらに、取付孔104’を仮止めした状態で微調整及びねじ止めを行えるので、水栓本体2の保持が不安定になって正確な位置決めが行えないということはない。
そして、上側カバー48を水栓本体2などの上部に取り付ける。さらに、メンテナンスカバー70を両カラー49、50間にはめ込む。具体的には、メンテナンスカバー70の被係止部74を両カラー49,50の係止部54に、被係合部76を係合部56に、それぞれ正面側から圧入して嵌合させる。さらに、接続管19をカウンターB内の配管に接続して、壁面A及びカウンターBに対するカバー水栓1の設置固定が完了する。なお、接続管19の配管への接続は、下部カバー20上に水栓本体2などを載置する作業以降のいずれの時に行っても良い。
なお、本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、上記のように水栓本体2、固定用ステー90、両カラー49,50及び背面カバー45を組み付けたものを下部カバー20の上部に載置することとしたが、これに限られず、水栓本体2のみを先に下部カバー20の上部に載置して、その後に上部カバーの各カバーや固定用ステーを取り付ける態様とすることもできる。この態様においては、載置部は水栓本体2を載置可能な形状・位置に設けられる。また、下部カバー20において、挿嵌部30に代えて、その差込部29のような上端部全体に渡って延設されるような挿嵌部を設けることとしても良い。また、上部カバー40は、両カラー49,50を始めとする5つのカバーにより構成されているが、これに限らず、他の形状・数のカバーから構成されるものでも良い。また、下部カバー20についても一体に成形されたものでなくても良く、複数以上に別体に成形されたものでも良い。
本発明のカバー水栓の正面図である。 本発明のカバー水栓の平面図である。 カバー水栓の一部分解斜視図である。 左右のカラー及びメンテナンスカバーの斜視図である。 カウンターに固定する際の状態を示すカバー水栓の一部分解斜視図である。 カウンターに固定する際の状態を示すカバー水栓の一部分解斜視図である。 図1のカバー水栓のA−A線断面図である。
符号の説明
1;カバー水栓、2;水栓本体、3;載置部、4;温度調節ハンドル、5;吐水切換ハンドル、6;吐水口、7;シャワーエルボ、8;取付口、9;ねじ、10;本体部、12;配管部、14;スピンドル、16;シャワー配管部、18;止水栓、19;接続管、20;下部カバー、21;固定用孔、22,24;固定片、25;窪み、26;正面部、27;側面部、28;段部、29;差込部、30;差込片、32;突条、33;載置部、40;上部カバー、41;取付孔、42;背面カバー、43;溝、44;両側部、45;補強片、46;半円筒部、47;凹部、48;上側カバー、49、50;カラー、52;開口部、53;開口部、54;係止部、56;係合部、70;メンテナンスカバー、72;凹部、74;被係止部、76;被係合部、90;固定用ステー、92;背面部、94,96;側面部、98;開口部、100;正面部、102;開口部、104,104’;取付孔、106;取付凹部、108;取付孔、A;壁面、B;カウンター。

Claims (4)

  1. 水栓本体と、該水栓本体を被覆するカバーと、が備えられたカバー水栓であって、
    前記カバーは、少なくとも、別体に設けられた下部カバーと上部カバーとから構成され、
    前記上部カバーには、前記水栓本体を固定するための固定部が設けられ、
    前記下部カバーには、前記水栓本体または前記上部カバーを載置するための載置部が設けられることを特徴とするカバー水栓。
  2. 前記下部カバーに、前記下部カバーに対して前記水栓本体または前記上部カバーを位置決めする位置決め部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のカバー水栓。
  3. 前記水栓本体が固定される固定用ステー、または前記水栓本体に、前記水栓本体が固定される固定用ステー、または水栓本体を、壁面に対して固定するための横長形状の取付孔が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカバー水栓。
  4. 前記下部カバーの下部が浴室のカウンター上部に載置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカバー水栓。
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