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JP2008120233A - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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JP2008120233A JP2006305870A JP2006305870A JP2008120233A JP 2008120233 A JP2008120233 A JP 2008120233A JP 2006305870 A JP2006305870 A JP 2006305870A JP 2006305870 A JP2006305870 A JP 2006305870A JP 2008120233 A JP2008120233 A JP 2008120233A
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英明 駒田
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祥浩 飯島
Tomohito Ono
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Abstract

【課題】高速走行時の動力伝達効率が良好で、しかも小型化の容易なハイブリッド駆動装置を提供する。
【解決手段】少なくとも三つの回転要素によって差動作用を行いかつ入力された動力を第1電動機2と出力要素R4とに分配する動力分配機構4と、その動力分配機構4から出力部材に伝達される動力に対して動力を加減する第2電動機3と、内燃機関1が出力した動力を変速して前記動力分配機構4に入力する変速機20とを備えたハイブリッド駆動装置において、前記変速機20は一つの切替機構21を備え、その切替機構21によって前記変速機20の変速比を切り換えるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両の走行のための動力源として複数種類の動力装置を備えているハイブリッド駆動装置に関し、特に内燃機関が出力した動力を変速して動力分配機構に伝達するとともに第1の電動機と出力要素とに分配し、その動力分配機構から出力部材に伝達される動力に、第2の電動機の動力を加減するように構成されたハイブリッド駆動装置に関するものである。
車両用のハイブリッド駆動装置は、内燃機関と電動機もしくは発電機(以下、これらを合わせて電動発電機と記す)とを組み合わせ、これらを動力源とした駆動装置であるが、従来、電動発電機を単に駆動力の発生装置とせずに、内燃機関の回転数もしくは運転点の制御に使用することも行われている。その場合、内燃機関の回転数の制御に伴って電力が発生するので、これを他の電動発電機に供給し、これをモータとして動作させることにより、駆動力を発生させるようにしている。
その一例が特許文献1に記載されている。その基本的な構成を簡単に説明すると、特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置は、エンジンが出力した動力をそのまま出力する直結段と増速して出力する高速段とに切り換えられる遊星歯車機構からなる変速機構、およびその変速機構から出力された動力を第1電動機と出力側の部材とに分配する遊星歯車機構を主体とする動力分配機構とを備えている。また、その動力分配機構と出力軸との間に、モータとして機能する第2電動機が設けられている。そして、その第1電動機で発電した電力が第2電動機に供給されてその出力が出力軸に付加されるように構成されている。したがって、特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置では、高速走行時に変速機構を高速段に設定することにより、エンジンの回転数を相対的に低下させることができ、それに伴って高速走行時の動力損失を低減できる、とされている。
特開2000−346187号公報
上述した特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置における変速機構は、遊星歯車機構におけるキャリヤとリングギヤとを連結して直結段を設定する摩擦式のクラッチと、サンギヤをケーシングなどの固定部に連結して固定する摩擦式のブレーキとを備えている。すなわち、複数の係合機構を設けた構成であるから、変速機構のみならずハイブリッド駆動装置の全体としての構成が大型化し、そのために車載性が低下する可能性がある。さらに、摩擦式の係合機構を係合状態に維持するためには油圧などの動力を必要とするので、その点での動力損失が増大する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、動力伝達効率や動力性能を損なうことなく、全体としての構成をコンパクト化することのできるハイブリッド駆動装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、少なくとも三つの回転要素によって差動作用を行いかつ入力された動力を第1電動機と出力要素とに分配する動力分配機構と、その動力分配機構から出力部材に伝達される動力に対して動力を加減する第2電動機と、内燃機関が出力した動力を変速して前記動力分配機構に入力する変速機とを備えたハイブリッド駆動装置において、前記変速機は一つの切替機構を備え、その切替機構によって前記変速機の変速比を切り換えるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記切替機構は、歯が噛み合うことによりトルクを伝達する係合状態になる噛み合い式係合機構によって構成されていることを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記変速機は、ダブルピニオン型遊星歯車機構によって構成されていることを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記内燃機関を停止した状態で第2電動機の動力を前記出力部材に伝達するEV走行状態と前記内燃機関を停止した状態で前記第1電動機および第2電動機のうちの発電機能のある少なくともいずれか一方でエネルギ回生を行う回生状態とを設定する制御手段と、前記EV走行状態もしくは前記回生状態が設定されている状態で前記切替機構を切替動作させる変速制御手段とを更に備えていることを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記EV走行状態もしくは前記回生状態における前記出力部材の駆動状態を前記内燃機関を動作させて達成すると想定した場合の前記内燃機関の動作点を該内燃機関についての最適燃費線に基づいて求め、かつ求められた内燃機関の動作点に基づいて前記変速機の変速比を求める変速比算出手段と、その求められた変速比を前記EV走行状態中もしくは前記回生状態中に設定する変速比設定手段とを更に備えていることを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記変速比算出手段は、前記EV走行状態もしくは回生状態が設定される毎に前記変速比を求める手段を含み、前記変速比設定手段は、前記EV走行状態もしくは回生状態が設定される毎に前記変速比算出手段で求められた変速比を設定する手段を含むことを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項7の発明は、請求項5または6の発明において、前記変速比算出手段は、前記EV走行状態において動作していることが想定された前記内燃機関の動作点を、前記ハイブリッド駆動装置が搭載された車両に対する運転者の要求出力と前記各電動機が接続された蓄電装置の要求出力とに基づいて求める手段を含むことを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項8の発明は、請求項5ないし7のいずれかの発明において、前記変速比算出手段は、前記回生状態において動作していることが想定された前記内燃機関の動作点を、前記ハイブリッド駆動装置が搭載された車両が現車速で定常走行した場合のロードロードに基づいて前記内燃機関の出力を求め、その出力に基づいて求める手段を含むことを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項9の発明は、請求項4の発明において、前記EV走行状態もしくは回生状態において前記第1電動機によって前記内燃機関をモータリングするとともに、そのモータリングトルクを一時的に低下させるモータリング制御手段を更に備え、前記変速制御手段は、前記モータリングトルクが一時的に低下させられた際に前記切替機構を切替動作させる手段を含むことを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記モータリングトルクの一時的な低下に伴う前記出力部材のトルク変化分を前記第2電動機のトルクによって補償するトルク補償手段を更に備えていることを特徴とするハイブリッド駆動装置である。
請求項1の発明によれば、切替機構によって変速機の変速比を切り換えることにより、内燃機関から動力分配機構に入力されるトルクが変化し、また内燃機関の回転数が変化する。例えば、上記のハイブリッド駆動装置を搭載した車両の車速が高車速の場合に変速比を相対的に小さくすることにより、内燃機関の回転数を低下させることができる。そして、その変速機における変速は、一つの切替機構によって行うことができるので、構成部品の数が少なく、装置の全体としての構成を小型化することができる。
請求項2の発明によれば、切替機構がドグクラッチなどの噛み合い式の係合機構によって構成されているので、係合状態を維持するための油圧などの動力を特には必要としない。そのために動力損失を抑制もしくは低減することができる。
請求項3の発明によれば、変速機を構成する遊星歯車機構がダブルピニオン型であるから通常の構成の遊星歯車機構であっても所望の変速比を設定することができ、しかも一組の遊星歯車機構で構成できるので、ハイブリッド駆動装置の全体としての構成を小型化することができる。
請求項4の発明によれば、EV走行状態あるいは回生状態が設定されると、内燃機関が停止させられ、その状態で前記切替機構が切替動作させられる。したがって内燃機関と動力分配機構との間に配置されている変速機およびその切替機構には、EV走行状態あるいは回生状態でトルクが殆ど作用することがなく、そのため変速機での変速に伴う駆動トルクの変化あるいはそれに伴うショックを回避もしくは抑制することができる。また、ショックの発生を考慮した複雑な変速制御が不要であり、変速制御を簡素化することができる。
請求項5の発明によれば、EV走行状態あるいは回生状態では、内燃機関を停止させておくので、変速機が特に動力の伝達に関与することはないが、内燃機関が動作した場合の好ましい変速比が、EV走行状態あるいは回生状態で求められて設定される。そのため、内燃機関を動作させた場合に、直ちに内燃機関を燃費の良好な状態で運転することができる。
請求項6の発明によれば、EV走行状態あるいは回生状態から内燃機関を駆動する走行状態に切り替わる場合、その都度、燃費が良好になる変速比が求められ、かつ内燃機関を駆動する走行状態になる以前にその変速比が設定されるので、内燃機関を動作させた場合に、直ちに内燃機関を燃費の良好な状態で運転することができる。
請求項7の発明によれば、EV走行状態から内燃機関を駆動する走行状態に切り替わる場合、内燃機関の動作点が燃費の良好な点となる変速比が、EV走行状態で予め設定されるので、内燃機関での走行に切り替わった時点から燃費の良い運転あるいは動力伝達効率の良好な運転が可能になる。
請求項8の発明によれば、回生状態から内燃機関を駆動する走行状態に切り替わる場合、内燃機関を駆動して走行した場合に燃費が最適になる運転点およびその運転となる変速比を、回生状態でのロードロードに基づいて求めるから、内燃機関での走行に切り替わった時点から燃費の良い運転あるいは動力伝達効率の良好な運転が可能になる。
請求項9の発明によれば、回生状態もしくはEV走行状態で内燃機関を始動するべくモータリングする場合、第1電動機によるモータリングトルクを一時的に低下し、その状態で切替機構を切替動作させるので、その切替動作に要する操作力が小さくてよく、その結果、切替機構を動作させるための機構を小型化でき、また変速比の変更を容易に行うことができる。
請求項10の発明によれば、モータリングの際に第1電動機のトルクを一時的に低下させた場合、それに伴う出力部材のトルクの変化分を第2電動機で補うので、駆動トルクの変化やそれに起因するショックを防止もしくは抑制することができる。
つぎにこの発明を具体例に基づいて説明する。図1はこの発明の一具体例を示す図であって、ここに示す具体例では、原動機(エンジン:ENG)1と、発電機あるいは電動機として二つのモータ・ジェネレータ(MG1、MG2)2,3とが動力装置として設けられている。その原動機1は、要は内燃機関であって、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、あるいは天然ガスエンジンなどの燃料を燃焼して動力を出力する動力装置である。好ましくはスロットル開度などの負荷を電気的に制御でき、また所定の負荷に対して回転数を制御することにより燃費が最も良好な最適運転点に設定できる内燃機関である。以下の説明では、原動機1をエンジン1と記す。
このエンジン1が入力側変速機20に連結されている。なお、エンジン1と入力側変速機20との間に、発進用のクラッチやトルクコンバータ(ロックアップクラッチ付のトルクコンバータ)などの動力伝達機構を適宜に設けてもよいことは勿論である。この入力側変速機20は、エンジン1の出力した動力を変速するためのものであって、少なくとも高低の二段に変速できるように構成されている。より具体的には、遊星歯車機構を主体として構成されており、図1にはダブルピニオン型遊星歯車機構を主体にして構成した例を示してある。すなわち、その入力側変速機20は、外歯歯車であるサンギヤS20と、そのサンギヤS20に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤR20と、サンギヤS20に噛み合っているピニオンギヤおよびこのピニオンギヤとリングギヤR20とに噛み合っている他のピニオンギヤを自転自在かつ公転自在に保持しているキャリヤC20とを回転要素として差動作用を行うように構成されている。
この入力側変速機20における変速比を変更するため、すなわち変速を実行するための切替機構21が設けられている。この切替機構21は、入力側変速機20における所定の回転要素に対して連結される相手部材を変更して入力側変速機20における動力の伝達経路を切り替えることにより変速を実行するように構成されている。図1に示す例では、サンギヤS20に対してキャリヤC20と固定部とに切り替えて連結するように構成されている。
具体的には、切替機構21は、ドグクラッチ機構などの歯の噛み合いにより係合状態となってトルクを伝達するように構成されており、前記サンギヤS20と一体のハブ22を備え、このハブ22にスリーブ23がスプライン嵌合している。そのハブ22を挟んだ両側に、可動ハブ24と固定ハブ25とが配置されている。この可動ハブ24はキャリヤC20に一体化されており、また固定ハブ25はケーシングなどの固定部26に一体化されて固定されている。そして、これらの可動ハブ24と固定ハブ25との外周面にスプラインが形成されていて、前記スリーブ23が選択的に係合するように構成されている。
上記のスリーブ23の設定位置が、可動ハブ24と固定ハブ25とのいずれにも係合しない中立位置(ニュートラル位置)と、可動ハブ24に係合して前記サンギヤS20とキャリヤC20とを連結する直結位置と、これとは反対側で固定ハブ25に係合してサンギヤS20を固定する増速位置(OD位置)の三位置となるように構成されている。上記のスリーブ23をこれらの位置に移動させるための機構は、手動で操作するように構成することができるが、好ましくは油圧アクチュエータや電動アクチュエータなどの適宜のアクチュエータ(図示せず)によって動作させるように構成する。
上記の入力側変速機20におけるリングギヤR20に前記エンジン1が連結され、したがってリングギヤR20が入力要素になっている。また、キャリヤC20が出力要素となっており、入力側変速機20に入力された動力がキャリヤC20から出力されるようになっている。したがって、前記スリーブ23を可動ハブ24側に移動させてこれに係合させることにより、サンギヤS20とキャリヤC20とが連結されるので、入力側変速機20を構成している遊星歯車機構の全体が一体化される。そのため、このいわゆる直結状態では、エンジン1から入力されたトルクがそのままキャリヤC20から出力される。これに対して、スリーブ23を固定ハブ25側に移動させてこれに係合させると、サンギヤS20が固定される。この状態では出力要素であるキャリヤC20が入力要素であるリングギヤR20より高速回転し、いわゆるオーバードライブ状態となる。
上記の入力側変速機20に動力分配機構4が直列に連結されている。この動力分配機構4は、入力側変速機20から入力された動力を第1モータ・ジェネレータ2と出力側とに分配するための機構であって、三つの回転要素で差動作用をなす遊星歯車機構によって構成されている。具体的には、動力分配機構4は、シングルピニオン型遊星歯車機構やダブルピニオン型遊星歯車機構を用いて構成することができ、図1に示す例では、キャリヤC4を入力要素、サンギヤS4を反力要素、リングギヤR4を出力要素としたシングルピニオン型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、外歯歯車であるサンギヤS4の外周側に、内歯歯車であるリングギヤR4がサンギヤS4に対して同心円上に配置され、これらのサンギヤS4とリングギヤR4とに噛み合っているピニオンギヤがキャリヤC4によって自転自在および公転自在に保持されている。そして、そのキャリヤC4に入力側変速機20における出力要素であるキャリヤC20が連結されている。
また、動力分配機構4のサンギヤS4にこの発明における第1電動機に相当する第1モータ・ジェネレータ(MG1)2が連結されている。この第1モータ・ジェネレータ2は、一例として、ロータに永久磁石を備えた同期電動機によって構成され、発電機および電動機として機能するように構成されている。そして、そのロータがサンギヤS4に連結され、ステータがケーシング(図示せず)などに固定されている。したがって、この発明の第1電動機は、電動機であってよく、あるいは発電機であってもよく、さらには両方の機能を備えたものであってもよい。
さらに、リングギヤR4が、この発明の出力部材に相当する出力軸5に連結されている。上記の第1モータ・ジェネレータ2および動力分配機構4は、エンジン1の回転中心軸線上にここに挙げた順序で配置されており、出力軸5はこれらエンジン1および第1モータ・ジェネレータ2ならびに動力分配機構4と同一軸線上に配置されている。
動力分配機構4を挟んで第1モータ・ジェネレータ2とは反対側に、この発明の第2電動機に相当する第2モータ・ジェネレータ3が、同一軸線上に配置されている。この第2モータ・ジェネレータ3は、主として、第1モータ・ジェネレータ2で発電した電力が供給されてモータとして機能することにより、いわゆるトルクアシストを行うためのものであり、要求される特性が前記第1モータ・ジェネレータ2とは異なるので、例えば第1モータ・ジェネレータ2よりも外径の小さい高回転数型のものが用いられている。また、第2モータ・ジェネレータ3は、前述した第1モータ・ジェネレータ2と同様にロータに永久磁石を備えた同期電動機によって構成されていて、発電機および電動機として機能するようになっており、そのロータが出力側変速機6の入力用の部材に連結され、かつステータがケーシング(図示せず)などに固定されている。したがって、この発明の第2電動機は、電動機であってよく、あるいは発電機であってもよく、さらには両方の機能を備えたものであってもよい。
上記の各モータ・ジェネレータ2,3は発電機および電動機として機能するようになっており、そのためにこれらのモータ・ジェネレータ2,3は図示しないインバータなどのコントローラを介してバッテリーなどの蓄電装置に接続されている。そして、一方のモータ・ジェネレータ2,3によって発電した電力を他方のモータ・ジェネレータ3,2に供給して該他方のモータ・ジェネレータ3,2をモータとして機能させることができるように構成されている。
出力側変速機6は、第2モータ・ジェネレータ3の出力した動力を減速もしくは増速して出力軸5に伝達するための機構であって、少なくとも高低の二つの変速比に切り替えることができるように構成されている。より好ましくは、少なくとも二つの変速比とトルクを伝達しないニュートラル状態とを設定できるように構成されている。したがって、出力側変速機6は、低速用ギヤ対および高速用ギヤ対からなる機構や、一組の遊星歯車機構とクラッチおよびブレーキからなる機構、二つ組の遊星歯車機構を組み合わせた複合遊星歯車機構とブレーキなどの係合装置とからなる機構などによって構成することができる。
上述した各変速機20,6での変速や、各モータ・ジェネレータ2,3による回生・力行の制御を電気的に行うように構成されており、そのための電子制御装置(ECU)12が設けられている。この電子制御装置12は、マイクロコンピュータを主体にして構成され、図示しないセンサによって検出されたデータや予め記憶しているデータを使用して演算を行い、その結果を制御指令信号として出力するように構成されている。
つぎに上述したハイブリッド駆動装置の作用について説明する。エンジン1の動力は、入力側変速機20のリングギヤR20に伝達される。発進時を含む低速状態では、前記スリーブ23は直結位置(図1の右側の位置)に移動させられて可動ハブ24に係合している。したがって、入力側変速機20は、そのサンギヤS20とキャリヤC20とが連結されるためにその全体が一体となって回転する。この状態を図2に共線図で示してあり、リングギヤR20およびキャリヤC20ならびにサンギヤS20の三者が同速度で回転するから、入力側変速機20の動作状態は基線と平行な直線で表される。
したがってエンジン1の動力は、入力側変速機20を介してそのまま動力分配機構4のキャリヤC4に伝達される。発進時や低車速状態では、キャリヤC4の回転数に対して、出力要素であるリングギヤR4の回転数が低回転数となっているので、図2に共線図で示すように、反力要素であるサンギヤS4およびこれに連結されている第1モータ・ジェネレータ2が、エンジン1およびキャリヤC4と同方向に、これらより高速で回転する。この状態で、第1モータ・ジェネレータ2を発電機として機能させると、サンギヤS4には発電に伴う反力トルクが作用する。これは、図2の共線図では下向きの力である。入力要素であるキャリヤC4にはエンジン1の出力トルクが作用しており、これは図2の共線図で上向きの力であるから、サンギヤS4に上記の反力トルクが作用することにより、出力要素であるリングギヤR4およびこれに連結されている出力軸5には、これを正回転方向(エンジン1の回転方向)に回転させるトルクが生じる。その場合、第1モータ・ジェネレータ2の回転数がエンジン回転数以上であれば、リングギヤR4および出力軸5の回転数がエンジン回転数以下となり、これは、アンダードライブ状態であって、エンジントルクが増幅されて出力軸5に伝達される。
また、第1モータ・ジェネレータ2で発電した電力は、第2モータ・ジェネレータ3に供給され、これが電動機として機能する。その第2モータ・ジェネレータ3の動力は、出力側変速機6を介して出力軸5に伝達され、動力分配機構4を経て伝達された動力と合わせて駆動力として図示しない駆動輪に伝達される。すなわち、機械的な動力伝達と電力変換を伴う動力伝達とが生じる。
車速が増大すると、エンジン1の運転点を最適燃費線上の運転点に維持するように、第1モータ・ジェネレータ2の回転数が低下する。このように車速の増大に伴って第1モータ・ジェネレータ2の回転数を低下させ、状況によっては負回転方向(エンジン1とは反対の回転方向)に力行させることになる。すなわち、第1モータ・ジェネレータ2をモータとして機能させることになる。
このような傾向は、車速が増大するほど顕著になる。これは、エンジン1の回転数の増大を抑制して、その運転点を最適燃費線上に維持するためである。そこで、この発明に係る上記のハイブリッド駆動装置では、高速巡航時に、前記入力側変速機20の変速比が上述した直結段より小さい高速段に設定される。すなわち、前記スリーブ23が増速位置(図1の左側の位置)に移動させられて、サンギヤS20が固定される。この状態を図3に共線図で示してあり、入力側変速機20ではサンギヤS20を固定した状態でリングギヤR20にエンジン1の動力が入力されるから、出力要素であるキャリヤC20はエンジン1およびこれが連結されているリングギヤR20より高速で回転する。そのキャリヤC20が動力分配機構4におけるキャリヤC4に連結されているので、入力側変速機20の変速比を上記のように小さくすることにより、あるいは入力側変速機20をオーバードライブ状態とすることにより、エンジン回転数を増大させることなく動力分配機構4の入力回転数を増大させることができる。
高速巡航時に入力側変速機20をオーバードライブ状態に設定した場合の動作状態を図3に共線図で示してあり、動力分配機構4における出力要素であるリングギヤR4の回転数が車速に応じて高くなっていても、入力要素であるキャリヤC4の回転数が相対的に高回転数になっているので、第1モータ・ジェネレータ2およびこれが連結されているサンギヤS4の回転数は、ゼロに近い低回転数になる。したがって、第1モータ・ジェネレータ2を発電機として機能させ、あるいはモータとして機能させるとしても、その電気的な容量すなわち発電量や出力が少なくなる。すなわち、電気的な負荷が少なくなるので、電力損失などの動力損失を少なくして、全体としての動力伝達効率を向上させることができる。
特に、第1モータ・ジェネレータ2をモータとして機能させて反転力行させる場合、第2モータ・ジェネレータ3が発電機として機能し、その電力が第1モータ・ジェネレータ2に供給されるので、動力循環が生じる。しかしながら、上記のように入力側変速機20を高速段に設定して動力分配機構4の入力回転数を増大させると、第1モータ・ジェネレータ2を反転力行させるとしてもその回転数が低回転数であるから、ここで消費もしくは必要とする電力は少なく、その結果、動力循環が僅かになるので、全体としての動力の伝達効率の低下を抑制することができる。これを、入力側変速機20の変速比を直結段に維持したままの場合と比較すると、図3に示すとおりである。すなわち、入力側変速機20の変速比が大きいとその出力回転数であるリングギヤR20およびこれに連結されている動力分配機構4のキャリヤC4の回転数が相対的に低回転数になるので、動力分配機構4の動作状態は、図3に破線で示すようになる。そのため、反力要素であるサンギヤS4をこれに連結されている第1モータ・ジェネレータ2で相対的に高速で負回転させることになる。すなわち、第1モータ・ジェネレータ2を高速で逆転力行させることになるので、動力循環の程度が増大し、電力損失が増大したり、それに伴って動力伝達効率が低下する。
ところで上記の入力側変速機20がダブルピニオン型遊星歯車機構で構成されているのは以下の理由による。サンギヤを固定した遊星歯車機構による増速比は、ギヤ比(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)をρとすると、ダブルピニオン型遊星歯車機構では(1−ρ)となり、シングルピニオン型遊星歯車機構では(1/(1+ρ))となる。これに対して、上記の入力側変速機20で設定する高速段側の変速比(すなわち増速比)は0.4程度が好ましく、そうするとシングルピニオン型遊星歯車機構ではρが0.6程度となり、目安とする0.3〜0.5程度を外れてしまい、強度あるいは搭載性の点で課題が大きくなってしまう。これに対してダブルピニオン型遊星歯車機構ではρが0.4程度になり、目安とする0.2〜0.4程度の範囲に入り、必要な増速比を設定することが可能になる。
上述したハイブリッド駆動装置の動力伝達効率を試算した結果を図4に示してある。図4で「LOWモード」は、入力側変速機20の変速比を直結段に設定してある場合の動力伝達効率を示し、「HIGHモード」は入力側変速機20の変速比を高速段(増速比)に設定してある場合の動力伝達効率を示している。この図4に示すように、車両の全体としての変速比(トータルギヤ比)が2.0と3.0との間で、LOWモードでの動力伝達効率とHIGHモードでの動力伝達効率とが反転し、トータルギヤ比が小さい場合には、HIGHモードでの動力伝達効率が高くなる。したがって、前述したスリーブ23を移動させることによる変速比の切替は、動力伝達効率がこのように反転するトータルギヤ比もしくはその近傍で行う。その制御は、前述した電子制御装置12から指令信号を出力させることにより行うことができる。なお、アップシフトとダウンシフトとのハンチングを防止するために、アップシフトとダウンシフトとを行うシフトポイントにヒステリシスを設定することが好ましい。
ところで上記のトータルギヤ比は、エンジン回転数と前記出力軸5もしくは図示しない駆動輪の回転数との比である。したがって、前述した第2モータ・ジェネレータ3の出力する動力で走行するEV走行状態や車両の走行慣性エネルギを第2モータ・ジェネレータ3で回生している回生状態では、エンジン1を駆動していないので、エンジン1の回転数からはトータルギヤ比を求めることができず、したがって前記入力側変速機20の変速比を決定することができない。そこでこの発明のハイブリッド駆動装置は、以下の制御を行うように構成されている。
図5は、その制御の一例を説明するためのフローチャートであり、先ず、EV走行状態あるいは回生状態か否かが判断される(ステップS1)。これは、電子制御装置12による各モータ・ジェネレータ2,3の制御状態から判断することができる。このステップS1で否定的に判断された場合には、エンジン1が駆動して動力を出力しているので、特に制御を行うことなくこのルーチンを終了する。これに対してEV走行状態あるいは回生状態であることによりステップS1で肯定的に判断された場合には、仮想エンジン動作点Ne*が算出される(ステップS2)。この仮想エンジン動作点Ne*は、例えば、その時点の車両の動作状態をエンジン1が出力する動力で維持すると仮定した場合のエンジン1の動作点であり、エンジントルクとエンジン回転数とによって決まる動作状態である。特に、その時点の出力と最適燃費線との交点として求めることのできる動作状態であり、その交点の回転数として求められる。
ついで、仮想ギヤ比(仮想変速比)がi*が算出される(ステップS3)。変速比は、出力軸5の回転数もしくは駆動輪の回転数とエンジン回転数との比であるから、仮想ギヤ比i*もこれと同様にして算出することができる。具体的には、駆動輪回転数Ntireと前記仮想エンジン動作点Ne*との比(Ne*/Ntire)として求めることができる。
上記の仮想エンジン動作点Ne*および仮想ギヤ比i*を算出する制御について更に具体的に説明すると、図6のとおりである。EV走行状態あるいは回生状態であることにより上記のステップS1で肯定的に判断された場合、車両の走行状態がEV走行状態および回生状態のいずれであるかが判断される(ステップS21)。これは、それぞれの走行状態でのエンジン要求出力の算出の仕方が異なるためである。ステップS21でEV走行状態であることが判断された場合には、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量や車速などに基づくドライバ要求出力Pacc、およびバッテリなどの蓄電装置による要求出力(バッテリ要求出力)Pbatからエンジン要求出力Pe*が算出される(ステップS22)。このエンジン要求出力Pe*は、その時点の車両の運転状態における動力をエンジン1で賄うとした場合にエンジン1が出力するべき動力であり、したがって空調装置などの補機からの要求出力などの他の要求を加味してもよい。
ついで、上記のエンジン要求出力Pe*に基づいて仮想エンジン動作点Ne*が算出される(ステップS2)。この仮想エンジン動作点Ne*は、前述したように、最適燃費で前記エンジン要求出力Pe*を得ることのできる運転点であり、要求出力との関係を所定の関数として予め定めておくことができ、あるいはマップとして予め定めておくことができる。したがって、ステップS2の演算は、それらの関数もしくはマップに基づいて行うことができる。
一方、回生状態であることが上記のステップS21で判断された場合には、道路勾配θなどのロードロードと車速velとから仮想ドライバ要求出力Pacc’が算出される(ステップS23)。これは、予め設定した関数に基づいて行うことができる。この仮想ドライバ要求出力Pacc’と前述したバッテリ要求出力Pbatとから回生状態におけるエンジン要求出力Pe*が求められる(ステップS24)。そして、上述したEV走行状態の場合と同様に、エンジン要求出力Pe*から仮想エンジン動作点Ne*で求められる(ステップS2)。こうして算出された仮想エンジン動作点Ne*と出力軸5もしくは駆動輪の回転数Ntireとの比として、仮想ギヤ比i*が算出される(ステップS3)。なお、上記の仮想エンジン動作点Ne*は、EV走行状態になる毎に、また回生状態になる毎に算出される。
上述のようにして仮想ギヤ比i*が求められた後、LOWモードが設定されているか否かが判断される(ステップS4)。すなわち、入力側変速機20の変速比が直結段になっているか否か、もしくはスリーブ23が図1における右側の直結位置に移動させられているか否かが判断される。したがって、これは、電子制御装置12による変速比の制御信号の出力状態で判断することができ、あるいはスリーブ23のポジションを図示しない適宜のセンサが検出することにより判断することができる。
LOWモードが設定されていることによりステップS4で肯定的に判断された場合には、前記仮想ギヤ比i*がHIGHモードへの切替基準値i_hi(*i)より小さいか否かが判断される(ステップS5)。これとは反対にHIGHモードが設定されていることにより、すなわち入力側変速機20の変速比が高速段に設定されていることにより、ステップS4で否定的に判断された場合には、前記仮想ギヤ比i*がLOWモードへの切替基準値i_low(*i)より大きいか否かが判断される(ステップS6)。これらの各切替基準値i_hi(*i),i_low(*i)は、入力側変速機20の変速比を低速側から高速側、および高速側から低速側に切り替えるための判断の基準となる予め定めた変速比であって、例えば高速段に切り替えるための切替基準値i_hi(*i)は、図4に示すLOWモードでの動力伝達効率とHIGHモードでの動力伝達効率とがほぼ一致するトータルギヤ比と同じ値に設定される。これに対して、低速段(直結段)へ切り替える切替基準値i_low(*i)は、相対的に大きい値(低速側のトータルギヤ比の値)に設定されている。これは、入力側変速機20の変速比を切り替える制御のハンチングを防止するために、各切替基準値i_hi(*i),i_low(*i)にヒステリシスを設定したことによるものである。
ステップS5で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくこのルーチンを一旦終了する。すなわち、低速段である直結段が設定されている状態で、仮想ギヤ比i*が高速段へ切り替える切替基準値i_hi(*i)以上になっていて、直結段を維持できる状態であるからである。また、ステップS6で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくこのルーチンを一旦終了する。すなわち、高速側の変速段が設定されている状態で、仮想ギヤ比i*が低速側の直結段へ切り替える切替基準値i_low(*i)以下になっていて、高速段を維持できる状態であるからである。
これに対してステップS5で肯定的に判断された場合、およびステップS6で肯定的に判断された場合には、入力側変速機20の変速比を切り替えるべき状態であるから、前記切替機構21を切り替え動作させるための制御が実行される。すなわち、先ず、エンジン1をモータリングしているか否かが判断される(ステップS7)。エンジン1のモータリングは、第1モータ・ジェネレータ2をモータとして駆動させ、そのトルクを動力分配機構4のキャリヤC4から入力側変速機20を介してエンジン1に伝達することにより行われる。したがって、第1モータ・ジェネレータ2によるこのような制御が実行されているか否かによってステップS7の判断を行うことができる。
エンジン1のモータリングが行われていることによりステップS7で肯定的に判断された場合には、ドグクラッチ伝達トルク低減制御が実行される(ステップS8)。これは、前述した切替機構21で伝達しているトルクを低下させる制御であり、可動ハブ24もしくは固定ハブ25との一方に対するスリーブ23の噛み合いを外し、また他方に対して噛み合わせる際の摺動抵抗を低減するための制御である。
すなわち、第1モータ・ジェネレータ2でエンジン1をモータリングしている際にはスリーブ23を可動ハブ24もしくは固定ハブ25に係合させることにより、第1モータ・ジェネレータ2のトルクをエンジン1に伝達している。その状態を、直結段を設定している状態を例に採って図7の(A)に共線図で示してある。この状態では、入力側変速機20のキャリヤC20とリングギヤR20とを一体的に連結するトルクが切替機構21に作用しており、そのためにエンジン1が所定の回転数が回転させられている。これに対して第1モータ・ジェネレータ2の出力トルクを低下させて、例えばエンジン1の回転数がほぼゼロになるようにすれば、エンジン1と同様に入力側変速機20の回転数がほぼゼロになって切替機構21にはトルクが作用しない。その状態を図7の(B)に共線図で示してある。したがって、この状態でスリーブ23を軸線方向に移動させれば、スプライン歯同士の間に生じる摩擦力が小さいことにより、スリーブ23を容易に軸線方向に移動させることができる。言い換えれば、スリーブ23を動作させるアクチュエータを小型化することができる。
上記のステップ8で切替機構21に作用するトルクを低減した場合、およびエンジン1が既に自立回転していることによりステップS7で否定的に判断された場合、エンジン1の回転数合わせが行われる(ステップS9)。これは、切替機構21を同期させる制御であり、サンギヤS20に一体化されているハブ22の回転数と可動ハブ24もしくは固定ハブ25の回転数を一致させるようにエンジン回転数が第1モータ・ジェネレータ2によって制御される。なお、この制御には位相合わせも含まれる。
その後、切替機構21が切替動作させられる(ステップS10)。この制御は図5に「ドグ切替」と記載してあり、前記スリーブ23が図1での右側の位置である直結位置から左側の増速位置に移動させられ、あるいはこれとは反対に移動させられる。その後、このルーチンを一旦終了する。このように、EV走行状態あるいは回生状態で上記の仮想ギヤ比i*が算出され、かつ切替機構21を動作させて入力側変速機20の変速比が変更されるので、エンジン1で走行する状態になった時点で、直ちにエンジン1を最適燃費点もしくはそれに近い動作点で運転でき、その結果、燃費を向上させることができる。
上述した切替機構21よる入力側変速機20での変速は、スリーブ23を直線的に移動させて行うことができる。すなわち、直結段および高速段を一つの切替機構21によって設定できる。そのため、この発明に係る上述した構成のハイブリッド駆動装置によれば、変速を行うための切替機構21を簡素化でき、それに伴いハイブリッド駆動装置の全体としての構成を小型化できる。
ところで、前述した図7の(B)に示すように、エンジン1のモータリングを一時的に停止した場合、慣性トルクが出力軸5に現れて駆動トルクが変化する可能性がある。このような駆動トルクの変化は、ショックとして体感されることがあるので、第1モータ・ジェネレータ2による反力トルクを一時的に低下させる場合、それに伴う出力軸5のトルクの変化を抑制する方向に第2モータ・ジェネレータ3のトルクを制御する。そのトルクは、車速や第1モータ・ジェネレータ2あるいはエンジン1の回転数変化量などに基づいて求めることができる。
ここで、上述した具体例とこの発明との関係を簡単に説明すると、エンジン1および各モータ・ジェネレータ2,3をEV走行状態あるいは回生状態に制御する前記電子制御装置12が、この発明における制御手段に相当し、また前記切替機構21を切替動作させる前記電子制御装置12が、この発明における変速制御手段に相当する。また、図5に示すステップS2およびステップS3、ならびに図6に示すステップS22,S23,S24の制御を行う各機能的手段が、この発明における変速比算出手段に相当し、ステップS10の機能的手段が、この発明の変速比設定手段に相当する。さらに、図5に示すステップS8の機能的手段が、この発明のモータリング制御手段に相当する。そして、モータリングを一時的に停止した際に第2モータ・ジェネレータ3のトルクを上記のように制御する機能的手段が、この発明におけるトルク補償手段に相当する。
なお、この発明は、上述した具体例に限定されないのであって、切替機構21を切替動作させる際の伝達トルクの制御などの上記の制御は、エンジン1の動力で走行している場合にも同様に実行することができる。また、噛み合い式の切替機構は、上述したスリーブ23を使用した構成以外に適宜の構成のものを使用することができる。
この発明に係るハイブリッド駆動装置の一例を模式的に示すスケルトン図である。 低速時の動作状態を説明するための入力側変速機および動力分配機構についての共線図である。 高速走行時の動作状態を説明するための入力側変速機および動力分配機構についての共線図である。 LOWモードおよびHIGHモードでの動力伝達効率を試算した結果を示す線図である。 EV走行状態および回生状態での制御例を説明するためのフローチャートである。 その仮想エンジン動作点および仮想ギヤ比を求める具体例を説明するためのフローチャートである。 モータリング時における切替機構の伝達トルクとモータリングを一時的に停止した場合の切替機構の伝達トルクとを説明するための共線図である。
符号の説明
1…内燃機関(エンジン)、 2…第1モータ・ジェネレータ、 3…第2モータ・ジェネレータ、 4…動力分配機構、 5…出力軸、 6…出力側変速機、 12…電子制御装置、 20…入力側変速機、 21…切替機構。

Claims (10)

  1. 少なくとも三つの回転要素によって差動作用を行いかつ入力された動力を第1電動機と出力要素とに分配する動力分配機構と、その動力分配機構から出力部材に伝達される動力に対して動力を加減する第2電動機と、内燃機関が出力した動力を変速して前記動力分配機構に入力する変速機とを備えたハイブリッド駆動装置において、
    前記変速機は一つの切替機構を備え、その切替機構によって前記変速機の変速比を切り換えるように構成されていることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 前記切替機構は、歯が噛み合うことによりトルクを伝達する係合状態になる噛み合い式係合機構によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  3. 前記変速機は、ダブルピニオン型遊星歯車機構によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド駆動装置。
  4. 前記内燃機関を停止した状態で第2電動機の動力を前記出力部材に伝達するEV走行状態と前記内燃機関を停止した状態で前記第1電動機および第2電動機のうちの発電機能のある少なくともいずれか一方でエネルギ回生を行う回生状態とを設定する制御手段と、
    前記EV走行状態もしくは前記回生状態が設定されている状態で前記切替機構を切替動作させる変速制御手段と
    を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のハイブリッド駆動装置。
  5. 前記EV走行状態もしくは前記回生状態における前記出力部材の駆動状態を前記内燃機関を動作させて達成すると想定した場合の前記内燃機関の動作点を該内燃機関についての最適燃費線に基づいて求め、かつ求められた内燃機関の動作点に基づいて前記変速機の変速比を求める変速比算出手段と、
    その求められた変速比を前記EV走行状態中もしくは前記回生状態中に設定する変速比設定手段と
    を更に備えていることを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド駆動装置。
  6. 前記変速比算出手段は、前記EV走行状態もしくは回生状態が設定される毎に前記変速比を求める手段を含み、
    前記変速比設定手段は、前記EV走行状態もしくは回生状態が設定される毎に前記変速比算出手段で求められた変速比を設定する手段を含む
    ことを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド駆動装置。
  7. 前記変速比算出手段は、前記EV走行状態において動作していることが想定された前記内燃機関の動作点を、前記ハイブリッド駆動装置が搭載された車両に対する運転者の要求出力と前記各電動機が接続された蓄電装置の要求出力とに基づいて求める手段を含むことを特徴とする請求項5または6に記載のハイブリッド駆動装置。
  8. 前記変速比算出手段は、前記回生状態において動作していることが想定された前記内燃機関の動作点を、前記ハイブリッド駆動装置が搭載された車両が現車速で定常走行した場合のロードロードに基づいて前記内燃機関の出力を求め、その出力に基づいて求める手段を含むことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のハイブリッド駆動装置。
  9. 前記EV走行状態もしくは回生状態において前記第1電動機によって前記内燃機関をモータリングするとともに、そのモータリングトルクを一時的に低下させるモータリング制御手段を更に備え、
    前記変速制御手段は、前記モータリングトルクが一時的に低下させられた際に前記切替機構を切替動作させる手段を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド駆動装置。
  10. 前記モータリングトルクの一時的な低下に伴う前記出力部材のトルク変化分を前記第2電動機のトルクによって補償するトルク補償手段を更に備えていることを特徴とする請求項9に記載のハイブリッド駆動装置。
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