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JP2008112774A - ワイドバンドギャップ半導体を用いた絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

ワイドバンドギャップ半導体を用いた絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】炭化珪素半導体を主構成材料とする絶縁ゲート型半導体装置であっても、チャネル移動度を向上させること。
【解決手段】他導電型半導体基板1表面にそれぞれ選択的に設けられる一導電型の高濃度ソース領域2の表面と一導電型の高濃度ドレイン領域3の表面とが、前記他導電型半導体基板1の露出表面を挟持する配置を有すると共にそれぞれSiC半導体を主要材料として用い、前記各領域表面上には、共通に接するGaN半導体チャネル層4と、該チャネル層4の表面を覆うゲート絶縁膜5を介して前記チャネル層4の表面を覆うゲート電極6とを備えるワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、MOSFET、IGBTなどの絶縁ゲート型半導体装置、特にはインバータ等の電力変換装置や種々の産業用機械等の電源装置や自動車のイグナイタなどに用いられるパワーデバイスとしての絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法に係る。さらに詳しくは、シリコンカーバイド(以下SiCと記す)や窒化ガリウム(以下GaNと記す)などのように、バンドギャップが1.08eVのシリコン半導体より大きい3eV程度のワイドバンドギャップ半導体を主たる半導体材料とする絶縁ゲート型半導体装置に関する。
従来、大きな電力を扱う、いわゆるパワーデバイスは、主としてシリコン半導体を用いて製造されてきている。パワーデバイスは大きい電流容量を可能にするため、チップの両主面間の縦方向(厚さ方向)へ電流を流す構造にされることが多い。図5、6は、そのような従来のパワーデバイスとしての絶縁ゲート型半導体装置のうち、代表的な縦型MOSFETの断面図である。図5に示す縦型MOSFETはプレーナゲート構造と呼ばれ、ゲート電極23およびその直下のゲート絶縁膜24が主面に平行に形成される構造を有している。この縦型MOSFETはゲート電極23に閾値電圧以上のオン信号が入力されてオン状態になると、ゲート絶縁膜24直下のpウエル領域25表面に形成される図示しないnチャネルを通って、ドレイン側のn半導体基板20、ドリフト層22からソース領域28へ主電流が流れる。また、このMOSFETはゲート電極への入力信号をオフすることにより主電流が遮断され、n型のドリフト層22とpウエル領域25間のpn接合によってオフ電圧が維持される構造を有するので、スイッチングに利用することができる。なお、n型高不純物濃度バッファ層21は、オフの高電圧印加時にpn接合からの空乏層の延びを抑えて高抵抗領域であるn型のドリフト層22の厚さを減じることができるようにしてオン電圧を小さくする作用効果を有する。符号20は高不純物濃度半導体基板であり、この半導体基板20の裏面にはドレイン電極29がオーミック接触により形成されている。表面側には、前記ゲート電極23との絶縁性を確保するための層間絶縁膜30を介して覆われ、且つ、nソース領域28表面とは直接に、pウエル領域25表面とは高不純物濃度p領域26を介して、共通に接触するソース電極27が形成される。以上説明した縦型MOSFETに形成されているプレーナゲート構造は平面構造であることから、製造しやすいという利点がある。
一方、図6の断面図に示すMOSFETでは、凹部状のトレンチ35内部にゲートが形成される、所謂トレンチゲート構造を備えるので、トレンチ型MOSFETと呼ばれている。このトレンチゲート構造は前記プレーナゲート構造に比べると複雑であり、その分、工程数が増加する。しかし、トレンチゲート構造は、基板表面の活性部に形成されるデバイスユニットのパターンを微細化することにより、集積密度を大幅に高めることができるため、オン抵抗の小さい優れたデバイス特性が得られ易く、近年多く採用されるようになってきた。このMOSFETのトレンチゲート構造以外の、以下に記載した構成要素については、前記図5のプレーナゲート構造の縦型MOSFETのそれと、それぞれ同様の機能を有するので、ここでは、これ以上の説明を省く。すなわち、高不純物濃度n型半導体基板20、n型高不純物濃度バッファ層21、n型のドレイン領域22、pウエル領域25、nソース領域28、高不純物濃度p領域26、層間絶縁膜30、ゲート電極23、ソース電極27、ドレイン電極29などの構成要素については詳細な説明を省く。
しかしながら、シリコンデバイスでは、基板表面のデバイスユニットパターンが、トレンチ型MOSFETなどの場合でも、LSIの微細加工技術などを駆使することにより極限近くまで微細化されるようになった結果、デバイス特性の向上もほぼ材料限界に近づきつつある。そこでSiCやGaNなどのようにシリコンよりバンドギャップの広い半導体材料によってこの材料限界をブレークスルーしようという試みがなされている。これらの半導体材料は最大破壊電界がシリコンと比較して一桁近く大きいことから、パワーデバイスにこれを利用すると、素子の抵抗が100分の1以下になることが期待される。シリコンよりバンドギャップの広い半導体材料を用いて、シリコンと同様の工程により、図5のプレーナゲート構造や図6のトレンチゲート構造のMOSFETを試作することが行われている。
公知文献などでは、シリコンよりバンドギャップの広い半導体材料を用いたデバイスとして、たとえば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)の製造のため、シリコン半導体基板上に、窒化ガリウム系化合物半導体のp型およびn型半導体層が順に積層され、このn型半導体層上に、n型半導体層よりも広いバンドギャップを有する窒化ガリウム系化合物半導体からなるp型不純物拡散領域およびn型不純物拡散領域が選択的に形成された構成のものが知られている。そして、ゲート電極を、前記窒化ガリウム系化合物半導体のn型半導体層の露出面からp型不純物拡散領域の露出面にかけて絶縁層を介して形成し、エミッタ電極およびコレクタ電極を、それぞれn型不純物拡散領域の上面およびp型半導体層の下面に形成する構成が発表されている(特許文献1)。
またさらに、シリコンよりバンドギャップの広い半導体材料であるGaN半導体を用いたMOSFETの場合、そのnチャネル中の電子の移動度がSiC−MOSFETよりは相対的に大きい、100cm/Vsを超えたという報告例もある(非特許文献1)。
特開平11−354786号公報 K.Matocha, T.P.Chow, R.J.Gutmann, IEEE Trans.Electrton Devices, VOL.52, No.1, 2005, pp.6−10
しかしながら、前記特許文献1に開示された窒化ガリウム系化合物半導体を用いたIGBTでは、チャネル領域の抵抗成分が通常のシリコンデバイスよりも大幅に大きくなるとされている。その理由は、通常のシリコンを用いたMOS(金属−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート)構造において得られる反転層(チャネル層)の電子移動度が数百cm/Vs程度(500cm/Vs程度との報告もある)であるのに対して、窒化ガリウム系化合物半導体を用いた場合の反転層の電子移動度は数十cm/Vs程度と低く、それに対応してチャネル領域の抵抗成分が大きくなるからである。これに対して、半導体材料として炭化ケイ素(SiC)を用いた場合の反転層はGaN半導体よりもさらに小さい移動度レベルにすぎず、さらに問題である。
また、シリコン半導体と比較すると、半導体材料としてSiCやGaNはデバイス製造上の制約が極めて大きい。SiCにおいては、MOS界面の特性がシリコンやGaNに比べても良くない。そのためにデバイス全体の優れた特性がなかなか得にくいという大きい問題がある。
製造プロセス上では、通常、シリコンデバイスではイオン注入によって、ドナー、アクセプタの不純物を導入し、その後、1000℃程度の熱処理によって活性化、およびその後につづく熱処理によって適当な深さの拡散層を形成することが可能で、デバイス構造におけるほとんどのpn接合の形成などはこの方法による。
ところが、SiCやGaNではイオン注入によってドナーやアクセプタを半導体基板に導入しても、それに引き続く熱処理で電気的に活性化させることに難点がある。GaNではいくつかの試みはあるが、イオン注入ではn型もp型も極めて導入が難しく、成功例はほとんど知られていないことなどから、量産性に乏しいことが問題である。一方の、SiCでは1500℃前後の高温での活性化熱処理が必要ではあるものの、イオン注入後の活性化は可能である。
しかしながら、SiCでは、前述のように、MOS界面に界面準位が非常に多く発生し、それによりチャネル中の電子の移動度が非常に低くなるため、基板結晶の優れた特性を充分に引き出せるだけのデバイスを製造することが簡単ではない。この点に関してはGaNはすでに報告(非特許文献1)がいくつか出ているように、MOSFETのチャネル中の電子移動度は100cm/Vsを超えており、MOS界面に関してはSiCよりも優れた特性が得られやすい。以上説明したように、SiCもGaNもそれぞれ、デバイスを製造する上での問題点を抱えており、これを克服することが非常に困難である。
また、窒化ガリウム系化合物半導体基板においては、シリコン半導体基板と比較して、熱膨張係数が50%ほど違い、また格子不整合が15%程度と、シリコン基板に比べて多いために、窒化ガリウム層をシリコン基板上に積層すると反ってしまうという問題もある。そのために、ウエハのハンドリングが困難であり、チップの場合でも、反りのためにハンダ付けが困難と言われている。また、窒化ガリウム半導体ではp型のドーパントにMgなどを用いているが、p型ドーパントの活性化率が非常に低いために、不純物濃度を正確に制御することが困難であり、公知のSiC半導体のような耐圧構造を設計することが困難という問題もある。
本発明は、以上述べた点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、炭化珪素半導体を主構成材料とする絶縁ゲート型半導体装置であっても、MOS界面特性を改善して、チャネル移動度を向上させることができるワイドバンドギャップ半導体を用いた絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法を提供することである。
特許請求の範囲の請求項1の発明によれば、炭化珪素半導体基板の一面に、一導電型ソース領域の表面と一導電型ドレイン領域の表面とに挟まれる他導電型領域の表面とが配置され、該他導電型領域表面を覆い、前記一導電型のソース領域表面から一導電型ドレイン領域表面にかけて共通に接する他導電型GaN半導体チャネル層と、該他導電型GaN半導体チャネル層を覆うゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜を介して前記他導電型GaN半導体チャネル層を覆うゲート電極とを備えるワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置とすることにより、前記本発明の目的は達成される。
特許請求の範囲の請求項2の発明によれば、前記一導電型ソース領域と一導電型ドレイン領域とが、それぞれ、前記炭化珪素半導体基板の一面に、オーミック性接触を示す不純物濃度以上の高不純物濃度にされた領域を備え、該高不純物濃度領域表面をそれぞれ被覆するソース電極またはドレイン電極を備える特許請求の範囲の請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置とするが好ましい。
特許請求の範囲の請求項3の発明によれば、前記炭化珪素半導体基板が一導電型高不純物濃度基板と該基板上に形成される一導電型低不純物濃度層と該一導電型低不純物濃度層表面に選択的に形成される他導電型ウエル領域と該他導電型ウエル領域表面に形成される一導電型高不純物濃度ソース領域とを備え、前記炭化珪素半導体基板の一面には、前記一導電型高不純物濃度ソース領域の表面と前記一導電型低不純物濃度層の表面とに前記他導電型ウエル領域の表面とが挟まれるように配置され、前記一導電型高不純物濃度ソース領域の表面にはソース電極が被覆され、前記他面側の一導電型高不純物濃度基板の表面にはドレイン電極が被覆される特許請求の範囲の請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置とするがより好ましい。
特許請求の範囲の請求項4の発明によれば、前記炭化珪素半導体基板が一導電型高不純物濃度基板と該基板上に形成される一導電型低不純物濃度ドリフト層と該ドリフト層表面に選択的に形成される他導電型ウエル領域と該ウエル領域表面に形成される一導電型高不純物濃度ソース領域とを備え、前記炭化珪素半導体基板の一面側の一導電型高不純物濃度ソース領域表面から前記他導電型ウエル領域を貫通して前記一導電型低不純物濃度ドリフト層に達するトレンチと該トレンチの側壁に露出する前記他導電型ウエル領域表面を覆って前記一導電型高不純物濃度ソース領域の側壁表面からトレンチ底部に達する他導電型GaN半導体チャネル層と、該他導電型GaN半導体チャネル層を覆うようにトレンチ内に形成されるゲート絶縁膜を介して前記トレンチ内に埋め込まれるゲート電極とを含むトレンチゲート構造を有し、前記炭化珪素半導体基板の一面側には、前記一導電型高不純物濃度ソース領域表面と他導電型ウエル領域表面に共通に接触するソース電極を有し、前記炭化珪素半導体基板の他面側の一導電型高不純物濃度基板表面にはドレイン電極を備える特許請求の範囲の請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置とするがいっそう好ましい。
特許請求の範囲の請求項5の発明によれば、一導電型高不純物濃度炭化珪素基板の一面上に一導電型低不純物濃度ドリフト層と他導電型ウエル層と一導電型高不純物濃度ソース層からなる炭化珪素半導体基板をこの順に形成する第一工程、前記一導電型高不純物濃度ソース層表面から一導電型低不純物濃度ドリフト層に達するトレンチを形成する第二工程、該トレンチを含む炭化珪素半導体基板表面に他導電型GaN半導体チャネル層を堆積する第三工程、異方性エッチングにより、前記トレンチ側壁面の他導電型GaN半導体チャネル層を残して他の他導電型GaN半導体チャネル層を除去し、次に前記トレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第四工程、前記一導電型高不純物濃度ソース層と前記他導電型ウエル層とに接するソース電極を形成する第五工程、前記一導電型高不純物濃度炭化珪素基板の他面上にドレイン電極を形成する第六工程を備えるワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法とすることにより、前記本発明の目的を達成することができる。
特許請求の範囲の請求項6の発明によれば、前記一導電型高不純物濃度ソース層または前記他導電型ウエル層の形成方法がSiCエピタキシャル成長である特許請求の範囲の請求項4記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法とすることが好ましい。
特許請求の範囲の請求項7の発明によれば、前記一導電型高不純物濃度ソース層または前記他導電型ウエル層の形成方法がイオン注入法である特許請求の範囲の請求項4記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法とすることもより好ましい。
特許請求の範囲の請求項8の発明によれば、前記他導電型GaN半導体チャネル層の形成方法がヘテロエピタキシャル成長である特許請求の範囲の請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法とすることが望ましい。
特許請求の範囲の請求項9の発明によれば、前記他導電型GaN半導体チャネル層の形成方法がイオン注入法である特許請求の範囲の請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法とすることがより望ましい。
本発明によれば、炭化珪素半導体を主構成材料とする絶縁ゲート型半導体装置であっても、MOS界面特性を改善して、チャネル移動度を向上させることができるワイドバンドギャップ半導体を用いた絶縁ゲート型半導体装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるワイドバンドギャップ半導体を用いた絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。n、nなどの+と−の記号は、それらの記号の無いn型の不純物濃度との比較で、相対的により高不純物濃度、より低不純物濃度をそれぞれ表す。一導電型をn型、他導電型をp型として記す。また、本発明は、以下説明する実施例の記載にのみ限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる最も原理的なMOSFETの断面図である。図2は、本発明にかかる図1のMOSFETにおけるソース側のSiC/GaNのヘテロ接合での電子の移動を説明するためのエネルギーバンド図である。図3は、本発明にかかる縦型MOSFETの要部断面図である。図4−1乃至図4−3は、本発明にかかるトレンチ型MOSFETの製造方法を示す製造工程毎のMOSFETの要部断面図である。
図1の断面図は、本発明にかかる原理的なMOSFETの構造を示したものである。p型のSiC半導体基板1と、該p−SiC半導体基板1表面に選択的にそれぞれ形成される高不純物濃度n型SiCの、ソース領域2およびドレイン領域3を備える。前記p−SiC基板1の露出表面領域と、この露出表面領域を挟むように配設される前記n型SiCソース領域2およびn型SiCドレイン領域3の各領域表面上に共通に接するように、p型のGaN半導体チャネル層4がヘテロエピタキシャル成長により形成される。SiC半導体は格子定数がGaN半導体とほとんど同じなので、ヘテロエピタキシャル成長がし易いという特徴がある。さらにそのp型のGaN半導体チャネル層4表面上を覆うゲート絶縁膜5を介して、ゲート電極6を前記p型のGaNチャネル層4を覆うように積層することにより、ゲート電極6への閾値電圧の印加の際に、p型のGaN半導体チャネル層4表面にn型の反転層が形成されてドレインーソース間に電流が流れるMOSFET構成となる。
このMOSFETの特徴は、p−SiC半導体基板1表面に堆積形成されるp−GaN半導体チャネル層4表面にMOS構造が形成され、該層4の表面に形成されることになる反転層により、このp−GaN半導体チャネル層4の両端にオーバラップするように接するn型SiCのソース領域2とn型ドレイン領域3とが電気的に繋がるので、界面特性の良くないSiCに起因するSiCチャネル領域の使用を回避できることである。GaN半導体とSiC半導体との格子定数はほとんど同じであることから、良好なヘテロ接合を形成することができることも特徴である。p−GaN半導体チャネル層4の不純物濃度は5×1016〜5×1017cm−3であり、厚さは0.2〜1μm程度である。MOS構造がこのような配置構成とされることにより、主電流の流れる経路は、ドレインのSiC領域3から、p−GaN半導体チャネル層4とゲート絶縁膜5の界面に形成されるMOS反転層へ運ばれ、さらにソース側のSiC領域2へと向かう、低抵抗な電流経路となる。
このとき、SiC/GaNのヘテロ接合がソース2側とドレイン3側とで2箇所存在することになる。このときの様子を図2によって説明する。図2はソース2側のGaN/SiCヘテロ接合部分を想定して描かれているが、ドレイン3側もバイアス条件が異なるだけで、基本構造は同じである。GaN/SiCのヘテロ接合では図2に(a)に示されるように異種材料の接合によってエネルギー障壁ΔcとΔvがそれぞれ伝導帯側と荷電子帯側に生じる。GaN/4H−SiCの場合には
Δc=0.4eV、Δv=0.25eV
程度である。ドレイン3側がプラスバイアス状態のとき、ドレイン3側のGaN/SiCのヘテロ接合では、電子からみると障壁は無い。一方で、ソース2側のGaN/SiC接合では0.4eVの障壁が存在するため、このままでは電流が流れない。そこで、ゲート電極6に正の電圧を印加していくと、(b)のようにゲート絶縁膜5側のGaNの表面ポテンシャルが低下し、p−GaN半導体チャネル層4中が空乏化していく。さらに大きなゲート電圧を印加すると(c)のように障壁は非常に薄くなり、ソース2側に多量にある多数キャリアの電子10は障壁をトンネル効果によりGaN半導体チャネル層4へと流れ出し、ゲート絶縁膜5との界面にある電子蓄積層へ供給されることになる。この電子は蓄積層にそってドレイン側へ流れていき、結果としてソース、ドレイン間で電流が流れることになる。
このようにして、MOSゲート構造の界面特性の良くないSiC―MOSFETにおいて、GaNの表面の優れた界面特性をMOSゲート構造として利用することで、GaNとSiCのそれぞれの優れた特性を引き出すことが可能となる。
図3は本発明を縦型MOSFETへ応用した場合の実施例を示す。前述のようにSiC半導体やGaN半導体はSi半導体よりもバンドギャップが広いので、パワーデバイスとしてSi半導体より優れた特性が期待できる。図3は前記図5の従来のプレーナゲート構造のMOSFETに本発明を適用したものである。半導体基板のほとんどはSiCであり、特に4H−SiCが電子移動度が大きく望ましい。基本構造は図5と同じであるが、SiC−n半導体基板12にSiCエピタキシャル形成される高抵抗のnドリフト層13とこのnドリフト層13の表面に形成されているpウエル領域14およびnソース領域15を備えるSiC半導体基板の表面に、p−GaN半導体チャネル層16が前記SiCのnソース領域15とSiCのpウエル領域14とSiC半導体基板の表面とに共通に接するようにヘテロエピタキシャル成長によって形成される。このp−GaN半導体チャネル層16の表面を覆うようにゲート酸化膜17とゲート電極18が形成され、前記SiCnソース領域15にはソース電極19が、SiC−n半導体基板12の裏面にはドレイン電極11がそれぞれ形成されることにより、縦型MOSFETが構成される。基本動作原理は先に図2の説明と同様であり、この基本動作原理によって低抵抗のGaN−MOS構造を通して縦方向に大きな電流を、SiC−MOS構造よりは低抵抗で流すことが可能となる。この図3に示す縦型MOSFETでも、前記図1で説明したMOSFETの場合と同様に、p−GaN半導体チャネル層16の表面にゲート酸化膜17を介して形成されるゲート電極18は、ゲート電極18への信号により形成される反転層が前記SiC−nソース領域15とnドリフト層13の間を電気的に低抵抗に接続するように、p−GaN半導体チャネル層16の表面を覆うように形成することが必要である。図3におけるSiCpウエル領域14にはチャネルが形成されず、オフ電圧を維持する機能を有することになる。
図4−1乃至図4−3は本発明をトレンチゲート構造のパワーMOSFETへ適用した場合の製造方法を、製造工程毎に示すMOSFETの要部断面図である。最終の製造工程でのMOSFETのデバイス構造を図4−3(g)の断面図に示す。この図4−3(g)の断面図によれば、トレンチ50側壁面にp−GaN半導体チャネル層45が設けられており、このp−GaN半導体チャネル層45にMOS反転層が形成される。図4−1乃至図4−3では(g)に示す最終工程のMOSFETまでの製造工程を(a)〜(g)により示す。
まず図4−1(a)において、高不純物濃度n型SiC基板41上に、それぞれSiC半導体からなるnドリフト層42、pウエル層43、およびnソース層44が形成される。このとき、pウエル層43やnソース層44は、それぞれ対応する不純物元素を含むSiCエピタキシャル成長層によるか、もしくは不純物元素を含まないSiC半導体エピタキシャル成長層にイオン注入とその後のアニールによって形成することも可能である。このSiC積層基板のnソース層44表面からnドリフト層42に達するトレンチ50を形成する(図4−1(b))。さらにそのトレンチ50を含む側のSiC積層基板表面に不純物濃度は5×1016〜5×1017cm−3で、厚さ0.2μm〜1μmのp−GaN半導体チャネル層45をエピタキシャル成長する(図4−2(c))。p−GaN半導体チャネル層45についても、対応する不純物元素を含むSiCエピタキシャル成長層によるか、もしくは不純物元素を含まないSiC半導体エピタキシャル成長層にイオン注入とその後のアニールによって形成することも可能である。その後、p−GaN半導体チャネル層45の異方性エッチングを行うと、前記積層基板の主面に平行な部分のp−GaN半導体チャネル層45のみが除去され、トレンチ50側壁のp−GaN半導体チャネル層45を残すことができる(図4−2(d))。次に前記トレンチ側壁面のp−GaN半導体チャネル層45表面にゲート絶縁膜46を形成するために全面に絶縁膜を形成する(図4−3(e))。この絶縁膜を介して前記トレンチ50内に、導電性のポリシリコンなどからなるゲート電極47を埋め込むように形成する。前記ポリシリコン膜をパターニングしてゲート電極47とする(図4−3(f))。次に前記積層基板の表面側に前記pウエル層43と前記nソース層44とに共通に接触するソース電極49、裏面にドレイン電極48を形成すると、本発明にかかるトレンチ型縦型MOSFETができる(図4−3(g))。
この場合にも、図3と同様に表面側のMOSゲート構造における主電流が流れる反転層部分はSiC層ではなく、p−GaN半導体チャネル層45に形成されているので、SiC半導体層に生起される反転層に比べて、GaNによる良好な電子移動度を利用することができ、低抵抗の電流通路とすることができ、低オン抵抗のMOSFETが得られる。
また、この本発明にかかるトレンチMOSFETでは、図6の従来のトレンチMOSFETと比較すると、トレンチ側壁のp−GaN半導体チャネル層45がトレンチ50底部まで達していることから、従来、トレンチ50底面コーナー部で問題となり易いゲート絶縁膜への電界集中による耐圧劣化を防止する効果もある。
本発明にかかるワイドバンドギャップ半導体MOSFETの基本構造を示す断面図である。 本発明にかかる動作を説明するためのエネルギーバンド図である。 本発明にかかるプレーナ型縦型MOSFETの断面構造図である。 本発明にかかるトレンチ型縦型MOSFETの構造とその製造方法を示す製造工程毎の断面図である(その1)。 本発明にかかるトレンチ型縦型MOSFETの構造とその製造方法を示す製造工程毎の断面図である(その2)。 本発明にかかるトレンチ型縦型MOSFETの構造とその製造方法を示す製造工程毎の断面図である(その3)。 従来のプレーナゲート縦型MOSFETの要部断面図である。 従来のトレンチ縦型MOSFETの要部断面図である。
符号の説明
1 p−SiC基板
2、15、44 nソース領域
3 nドレイン領域
4、16、45 p−GaN半導体チャネル層
5、17、46 ゲート絶縁膜
6、18、47 ゲート電極
7、19、49 ソース電極
8、11、48 ドレイン電極
12、41 高不純物濃度nSiC半導体基板
13、42 nドリフト層
14、43 pウエル層
50 トレンチ。

Claims (9)

  1. 炭化珪素半導体基板の一面に、一導電型ソース領域の表面と一導電型ドレイン領域の表面とに挟まれる他導電型領域の表面とが配置され、該他導電型領域表面を覆い、前記一導電型のソース領域表面から一導電型ドレイン領域表面にかけて共通に接する他導電型GaN半導体チャネル層と、該他導電型GaN半導体チャネル層を覆うゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜を介して前記他導電型GaN半導体チャネル層を覆うゲート電極とを備えることを特徴とするワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置。
  2. 前記一導電型ソース領域と一導電型ドレイン領域とが、それぞれ、前記炭化珪素半導体基板の一面に、オーミック性接触を示す不純物濃度以上の高不純物濃度にされた領域を備え、該高不純物濃度領域表面をそれぞれ被覆するソース電極またはドレイン電極を備えることを特徴とする請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置。
  3. 前記炭化珪素半導体基板が一導電型高不純物濃度基板と該基板上に形成される一導電型低不純物濃度層と該一導電型低不純物濃度層表面に選択的に形成される他導電型ウエル領域と該他導電型ウエル領域表面に形成される一導電型高不純物濃度ソース領域とを備え、前記炭化珪素半導体基板の一面には、前記一導電型高不純物濃度ソース領域の表面と前記一導電型低不純物濃度層の表面とに前記他導電型ウエル領域の表面とが挟まれるように配置され、前記一導電型高不純物濃度ソース領域の表面にはソース電極が被覆され、前記他面側の一導電型高不純物濃度基板の表面にはドレイン電極が被覆されることを特徴とする請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置。
  4. 前記炭化珪素半導体基板が一導電型高不純物濃度基板と該基板上に形成される一導電型低不純物濃度ドリフト層と該ドリフト層表面に選択的に形成される他導電型ウエル領域と該ウエル領域表面に形成される一導電型高不純物濃度ソース領域とを備え、前記炭化珪素半導体基板の一面側の一導電型高不純物濃度ソース領域表面から前記他導電型ウエル領域を貫通して前記一導電型低不純物濃度ドリフト層に達するトレンチと該トレンチの側壁に露出する前記他導電型ウエル領域表面を覆って前記一導電型高不純物濃度ソース領域の側壁表面からトレンチ底部に達する他導電型GaN半導体チャネル層と、該他導電型GaN半導体チャネル層を覆うようにトレンチ内に形成されるゲート絶縁膜を介して前記トレンチ内に埋め込まれるゲート電極とを含むトレンチゲート構造を有し、前記炭化珪素半導体基板の一面側には、前記一導電型高不純物濃度ソース領域表面と他導電型ウエル領域表面に共通に接触するソース電極を有し、前記炭化珪素半導体基板の他面側の一導電型高不純物濃度基板表面にはドレイン電極を備えることを特徴とする請求項1記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置。
  5. 一導電型高不純物濃度炭化珪素基板の一面上に一導電型低不純物濃度ドリフト層と他導電型ウエル層と一導電型高不純物濃度ソース層からなる炭化珪素半導体基板をこの順に形成する第一工程、前記一導電型高不純物濃度ソース層表面から一導電型低不純物濃度ドリフト層に達するトレンチを形成する第二工程、該トレンチを含む炭化珪素半導体基板表面に他導電型GaN半導体チャネル層を堆積する第三工程、異方性エッチングにより、前記トレンチ側壁面の他導電型GaN半導体チャネル層を残して他の他導電型GaN半導体チャネル層を除去し、次に前記トレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第四工程、前記一導電型高不純物濃度ソース層と前記他導電型ウエル層とに接するソース電極を形成する第五工程、前記一導電型高不純物濃度炭化珪素基板の他面上にドレイン電極を形成する第六工程を備えることを特徴とするワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  6. 前記一導電型高不純物濃度ソース層または前記他導電型ウエル層の形成方法がSiCエピタキシャル成長であることを特徴とする請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  7. 前記一導電型高不純物濃度ソース層または前記他導電型ウエル層の形成方法がイオン注入法であることを特徴とする請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  8. 前記他導電型GaN半導体チャネル層の形成方法がヘテロエピタキシャル成長であることを特徴とする請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  9. 前記他導電型GaN半導体チャネル層の形成方法がイオン注入法であることを特徴とする請求項5記載のワイドバンドギャップ半導体の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
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