[go: up one dir, main page]

JP2008111789A - 放射線検出器およびその製造方法 - Google Patents

放射線検出器およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008111789A
JP2008111789A JP2006296250A JP2006296250A JP2008111789A JP 2008111789 A JP2008111789 A JP 2008111789A JP 2006296250 A JP2006296250 A JP 2006296250A JP 2006296250 A JP2006296250 A JP 2006296250A JP 2008111789 A JP2008111789 A JP 2008111789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
phosphor layer
radiation detector
phosphor
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006296250A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Iwabuchi
康夫 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006296250A priority Critical patent/JP2008111789A/ja
Publication of JP2008111789A publication Critical patent/JP2008111789A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

【課題】蛍光体層とその下層のセンサーパネルとの密着力を強化し、かつ、放射線検出器としての感度低下を極力抑えた、放射線検出器およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】放射線検出器30は、支持基板32に2次元的に配列された光電変換手段34を有するセンサーパネルS上に、蛍光体層42の発光光波長に対して透明で、付活剤を含まず実質的に蛍光体母体のみからなる下地層40と、この下地層40上に、放射線の入射で発光する付活剤を含む蛍光体層42、および保護層で構成する。下地層40,蛍光体層42,保護層をこの順にセンサーパネルS上に形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療診断装置,非破壊検査機器等に用いられる放射線検出器およびその製造方法に関し、特に、柱状結晶からなる蛍光体層を有する放射線検出器において、蛍光体層とその下層のセンサーパネルとの密着力を強化した放射線検出器およびその製造方法に関する。
放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)の照射を受けると、この放射線エネルギに応じた発光を示す蛍光体を用いる放射線検出器が知られている。例えば、放射線画像を、高感度,高鮮鋭度に記録可能な装置として、特許文献1に開示されているように、複数のフォトセンサーおよびTFT(Thin Film Transistor)等の素子が2次元的に配列されている光電変換素子部からなる光検出器上に、放射線を光電変換素子で検出可能な光に変換するための蛍光体層を直接形成してなる放射線検出器が知られている。
上述のような放射線検出器を製造する際には、光検出器上に、蛍光体を所定の厚みに蒸着するのが一般的である。これは、蛍光体の粉末をバインダ等を含む溶媒に分散してなる塗料を調製して、この塗料をガラスまたは樹脂製のシート状の支持体に塗布し、乾燥する、塗布方法により作製される蛍光体層に比較して、蒸着によって作製される蛍光体層は、真空中で形成されるので不純物が少なく、また、バインダなどの蛍光体以外の成分が殆ど含まれないので、性能のバラツキが少なく、しかも発光効率が非常に良好であるという、優れた特性を有しているためである。
近年、特に医療診断装置関連の使用分野においては、従来に比して格段に高感度,高鮮鋭度に記録可能な装置が求められるようになっており、この目的のために開発された技術として、蛍光体層を、その成長状態が均一である、独立した多数の柱状結晶からなるように構成する方法がある。
そこで、上述のような放射線検出器を製造する際にも、この独立した多数の柱状結晶からなる蛍光体層を形成する方法を適用することが好ましい。
ここで問題になるのは、放射線検出器においては、上述のような蛍光体層とその下層のセンサーパネルとをできるだけ強力に密着させる必要があるという点である。センサーパネル上に蛍光体層を形成(蒸着)する際に、この両者間の密着を強力なものにしておかないと、使用期間内に放射線検出器が損傷(いわゆる、蛍光体層の膜はがれ等)が発生し、製造された放射線検出器の性能を長期間にわたって維持することができなくなるためである。
上述の特許文献1に開示されている技術では、放射線検出器を製造する際に、光電変換素子部(センサーパネル)からなる光検出器上に有機膜からなる、光検出器の保護膜でもある下地層を介して蒸着等により蛍光体層を形成しているが、これは主として、従来、無機膜からなる下地層を用いた場合には、どうしても光検出器(蒸着の対象としての基板に相当する)とこの上に形成される蒸着膜(蛍光体層)との密着力が不足するのを補うためであった。
特開2006−52982号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術で、光検出器と蒸着膜(蛍光体層)との密着力を補うために用いられている上述の有機膜からなる下地層に関しては、2つの大きな問題点がある。
1番目は、製造上の問題点であり、このような有機膜を形成する工程を新規に必要とするという点である。いうまでもなく、このような蛍光体層の形成工程とは異なる製造工程を導入することは、製造設備や工程管理上、大きな負担増となるのは明らかである。
また、問題点の2番目は、一般に、有機膜は、放射線検出器において用いられるアルカリハライド系の蛍光体(特許文献1に開示されている例には、CsI:Tl,CsI:Na,CsBr:Tl等が示されている)からの発光光を吸収する特性を有する点であり、有機膜がこのような吸収特性を有するということは、放射線照射により発光する蛍光体層の蛍光(信号出力)のレベル、すなわち感度を低下させることであり、高感度,高鮮鋭度に記録可能な装置としての、放射線検出器の性能を低下させることである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、前記従来技術に基づく問題点を解消した、蛍光体層とその下層のセンサーパネルとの密着力を強化し、かつ、放射線検出器としての感度低下を極力抑えた、放射線検出器およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る放射線検出器は、2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体上に、下記の蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まず実質的に蛍光体母体のみからなる下地層と、この下地層上に、放射線の入射で発光する、付活剤を含む蛍光体層、および保護層を、この順で有することを特徴とする。
ここで、前記下地層は、前記蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まない蛍光体母体(蛍光体層を構成する主たる蛍光体)のみからなる粒子層であり、前記蛍光体層は、放射線の入射で発光する、付活剤と蛍光体母体とを含む柱状結晶層であることが好ましい。
また、前記蛍光体層は、アルカリハライドからなることが好ましい。
また、本発明に係る放射線検出器の製造方法は、不活性ガスを導入する中真空下の蒸着域で、2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体上に、下記の蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まず実質的に蛍光体母体のみからなる下地層と、この下地層上に、放射線の入射で発光する、付活剤を含む蛍光体層、および保護層を、この順に形成することを特徴とする。
ここで、前記下地層は、前記蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まない蛍光体母体層のみからなる粒子層であり、前記蛍光体層は、放射線の入射で発光する、付活剤を含む柱状結晶層であることが好ましい。
また、前記蛍光体層は、アルカリハライドからなることが好ましい。
本発明によれば、蛍光体層とその下層のセンサーパネルとの密着力を強化し、かつ、放射線検出器としての感度低下を極力抑えた、放射線検出器およびその製造方法を実現できるという顕著な効果を奏する。
以下、本発明に係る放射線検出器の製造方法について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は、放射線検出器の製造方法に使用される放射線検出器の製造装置の概要を示す模式的(一部透視)斜視図である。
図1に示す放射線検出器の製造装置10(以下、単に、製造装置10ともいう)は、蛍光体層を形成する材料の一例としての下地層形成用のCsI(ヨウ化セシウム)を単独で加熱蒸発させる蒸着工程と、上記CsI(ヨウ化セシウム)と、付活剤(activator)としてのTlI(ヨウ化タリウム)とを所定の比率で別々に加熱蒸発させる蛍光体層形成用の二元蒸着工程とを実施可能な、中真空の真空蒸着によって、回転保持される支持体(ここでは、上面に2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体:センサーパネル)Sの表面に2層構造の蛍光体層(CsI/CsI:Tl)を形成して、放射線検出器を製造する装置である。
ここで、製造装置10により製造される放射線検出器の構成の概要を説明しておく。
図2に示すように、製造装置10により製造される放射線検出器30は、ガラス等の支持基板32上の非晶質シリコンからなる半導体薄膜上に、フォトセンサーとTFTからなる光検出素子および配線部(これらをまとめて、符号34で示す)を形成し、この上にセンサー保護膜と取り出し電極部(これらをまとめて、符号36で示す)を形成して構成されている支持体S(センサーパネル)上に、上述の下地層としてのCsI層40と、蛍光体層としてのCsI:Tl層42とが形成されているものである。
上述の、下地層としてのCsI層40と蛍光体層としてのCsI:Tl層42とからなる放射線検出部の内部構造については、これらの層を合わせた層は、最初は粒状結晶であり、途中から(すなわち、組成がCsI単独から、CsI:Tlに変化する辺りから)上記粒状結晶から成長した柱状結晶主体に変化するものである。
このような放射線検出器30を製造するため、製造装置10は、基本的に、真空チャンバ12と、この真空チャンバ12内に配置されている支持体Sの回転保持機構18と、CsI用加熱蒸発部14aと、TlI用加熱蒸発部14bと、真空排気手段16と、ガス導入ノズル(ガス導入部)20(図1では、一例として、20aで示される位置に配置される場合を示している)とを有して構成される。なお、本発明の製造装置10は、これ以外にも、公知の真空蒸着装置が有する各種の構成要素を有してもよいのは、もちろんである。例えば、被蒸着物の洗浄を行うRF用マッチングボックスや、真空チャンバ12内の真空度を測定する真空計(測定手段)等を有してもよい。
なお、ここで用いる、上面に2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体Sには特に限定はなく、放射線の入射によって蛍光体層が発光する発光光を光電変換して検出する素子が2次元的に配置されたFPD(フラットパネルディテクター)やシンチレータパネル等が利用可能であり、具体例としては、例えば、特開昭60−240285号公報,特開平8−116044号公報に開示されているような、画素ごとに独立した光導電層を2次元的に配置したものが好適に用い得る。
支持体の回転保持機構は、支持体Sを回転保持するものであり、真空蒸着装置またはスパッタリング装置等で用いられている公知のものが適宜使用可能である。
なお、RF用マッチングボックスは、蛍光体層の成膜(真空蒸着)に先立って、支持体Sの表面のプラズマ洗浄等を行うためのものである。
なお、図示は省略したが、本実施形態に係る製造装置10においては、上述のCsI用加熱蒸発部14aと、TlI用加熱蒸発部14bとのそれぞれにシャッタが設けられており、CsI単独の蒸発工程と、CsIとTlIとの並行蒸発工程(二元蒸着工程)とを実施することが可能に構成されている。
また、製造装置10は成膜中に不活性ガスの導入を行うためのガス導入部20(20a)を有し、好ましくは、一旦、真空チャンバ12内を高真空度まで排気した後、排気を行いつつガス導入管に接続されるガス導入部20(20a)によって不活性ガスを導入して真空チャンバ12内を0.1Pa〜10Pa程度の真空度(中真空)とし、この中真空下で、2つの加熱蒸発部14aと14bとにおいて抵抗加熱によって成膜材料(ヨウ化セシウムおよびヨウ化タンタル)を加熱蒸発して、上述のシャッタの制御により、回転保持機構によって支持体Sを回転させつつ、真空蒸着による支持体Sへの、CsI単独の蒸発工程、CsIとTlIとの並行蒸発工程を実施して、蛍光体層の成膜を行う。
本発明において、蛍光体層を形成する蛍光体としては、放射線の照射により300nm〜800nmの波長範囲に発光を示す蛍光体が好ましく用いられ、例に挙げたCsI:Tl以外にも各種のものが利用可能である。
一例として、基本組成式(I):
IX・aMIIX’・bMIIIX'':zA
で示されるアルカリ金属ハロゲン化物系蛍光体が好ましく例示される。
上記式において、MIは、Li,Na,K,RbおよびCsからなる群より選択される少なくとも一種のアルカリ金属を表わし、MIIは、Be,Mg,Ca,Sr,Ba,Ni,Cu,ZnおよびCdからなる群より選択される少なくとも一種のアルカリ土類金属または二価金属を表わし、MIIIは、Sc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu,Al,GaおよびInからなる群より選択される少なくとも一種の希土類元素または三価金属を表わす。また、X、X’およびX''は、F,Cl,BrおよびIからなる群より選択される少なくとも一種のハロゲンを表わし、Aは、Y,Ce,Pr,Nd,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu,Na,Mg,Cu,Ag,Ga,In,TlおよびBiからなる群より選択される少なくとも一種の希土類元素または金属を表わす。また、a,bおよびzは、それぞれ、0≦a<0.5、0≦b<0.5、0<z<1.0の範囲内の数値を表わす。
また、上記基本組成式(I)中のMIとしては、少なくともCsを含んでいることが好ましい。Xとしては、少なくともIを含んでいることが好ましい。Aは、特に、TlまたはNaであることが好ましい。zは1×10−4≦z≦0.1の範囲の数値であることが好ましい。
また、基本組成式(II):
IIFX:zLn
で代表される希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体も好ましい。
上記式において、MIIはBa,SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属を表わし、LnはCe,Pr,Sm,Eu,Tb,Dy,Ho,Nd,Er,TmおよびYbからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素を表わす。Xは、Cl,BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンを表わす。また、zは、0<z≦0.2の範囲内の数値を表わす。
なお、上記式中のMIIとしては、Baが半分以上を占めることが好ましい。Lnとしては、特にEuまたはCeであることが好ましい。
また、他に、LnTaO:(Nb,Gd)系、LnSiO:Ce系、LnOX:Tm系(Lnは希土類元素、Xはハロゲンである)、GdS:Tb、GdS:Pr,Ce、ZnWO、LuAlO:Ce、GdGa12:Cr,Ce、HfO等を挙げることができる。
支持体Sの基板を構成する材料にも、特に限定はなく、ガラス,セラミックス,PET(ポリエチレンテレフタレート),PEN(ポリエチレンナフタレート),ポリイミド等、放射線検出器で利用されている各種のシート状の基板が、全て利用可能である。
真空チャンバ12は、鉄,ステンレス,アルミニウム等で形成される、真空蒸着装置で利用される公知の真空チャンバ(ベルジャー、真空槽)である。
真空チャンバ12の背面には、真空排気手段16を構成する真空ポンプが、排気口16a,ディフューザ(図示省略)を介して接続されている。この真空ポンプは、例えば、油拡散ポンプが用いられる。なお、真空ポンプは、特に限定されるものではなく、必要な到達真空度を達成できるものであれば、真空蒸着装置で利用されている各種のものが利用可能である。一例として、クライオポンプ,ターボモレキュラポンプ等を利用することができ、さらに、補助として、クライオコイル等を併用してもよい。なお、前述の蛍光体層を成膜する製造装置10においては、真空チャンバ12内の到達真空度は、8.0×10−4Pa以下であるのが好ましい。
ガス導入部20(20a)は、適宜の配管を介してボンベと接続されており、ガス流量の調整手段等を有する(もしくは、これらに接続される)、真空蒸着装置またはスパッタリング装置等で用いられている公知のガス導入手段であり、前記中真空での真空蒸着による蛍光体層の成膜を行うために、アルゴンガス(Arガス),窒素ガスまたはその他希ガス等の不活性ガスを真空チャンバ12内に導入する。この不活性ガスとは、真空蒸着の際に、支持体Sおよび蛍光体層と反応しないガスのことである。
このガス導入部20(20a)を介して、不活性ガスが真空チャンバ12内に導入される。ガス導入部20(20a)は、本実施形態では、真空チャンバ12の底面12aに設けられている。
支持体Sの回転保持機構18は、支持体Sを回転保持するためのものであり、真空蒸着装置又はスパッタリング装置等で用いられる公知のものが適宜利用可能である。
放射線検出器の製造装置10は、基本的に、このような中真空での蛍光体層の形成を行うものであり、ガス導入部20(20a)から真空チャンバ12内に不活性ガスを導入しつつ中真空で抵抗加熱によって真空蒸着を行う。
ところで、図1中に20aで示すように、排気口16aの近傍(位置)にガス導入部を設置した場合には、ガス導入部20aと排気口16aとが接近しているため、ガス導入部20aから導入されたArガスが真空チャンバ12のごく一部にしか供給されず、真空チャンバ12内全体のガス圧を均一化する効果に欠ける点が否めないというデメリットがあったが、これに対しては、図3に示すような拡散板(遮蔽板)22を追加することで改善が図り得る。
すなわち、図3に示すように、真空チャンバ12の底面12aに設置されているガス導入部20aの上方に、あまり距離をおかずに、導入されるArガス等を適宜拡散させるための拡散板22を配置するものである。ここで、距離に制約を設けるのは、距離がある程度以上になると、拡散板22を配置する効果が低下してしまうためである。
このような拡散板22を配置することにより、ガス導入部20aから真空チャンバ12内に導入されるArガスを一旦拡散板22で受けて、ある程度拡散させることで、真空チャンバ12内におけるガス圧の均一化に効果が得られる。
なお、拡散板22の形状あるいは拡散板22を構成する材料については、特に制限はなく、耐熱性があることや、揮発性の不純物等が発生しないこと等に留意すれば、種々の材料が使用し得る。好ましくは、ステンレス鋼材等が挙げられる。
また、拡散板22のサイズ(平面的な大きさ)についても特に制限はないが、前述の、加熱蒸発部14の開口部の縁部と支持体Sの回転保持機構18の外周円とを直線的に結んで形成される領域にかからないことが必要である。
真空チャンバ12内の下方には、加熱蒸発部14が配置される。
加熱蒸発部14は、CsI用加熱蒸発部14aと、TlI用加熱蒸発部14bとを備えており、抵抗加熱によって、蒸着材料であるCsIおよびTlIを蒸発させる部位である。また、加熱蒸発部14の上には、CsI用加熱蒸発部14aと、TlI用加熱蒸発部14bからの蒸着材料の蒸気を遮蔽するための、それぞれが独立に制御可能に構成されたシャッタ(図示は省略)が配置されていて、このシャッタの開閉制御を行うことにより、CsI単独の蒸発工程と、CsIとTlIとの並行蒸発工程(二元蒸着工程)とを実施することが可能に構成されていることは前述の通りである。
本実施形態に係る製造装置10において、CsI用加熱蒸発部14aとしては、例えば、ドラム型(円筒状)の大型のルツボが好適に用い得る。
このルツボは、ドラムの側面に、ドラムの軸線方向に延在するスリット状の蒸気排出口を有するもので、蒸気排出口には、同形状の上下開口面を有する四角筒状のチムニーが固定され、蒸着材料の蒸気は、このチムニーから排出される。
このようなチムニー(煙突状の蒸気排出部)を有することにより、ルツボ内における局所加熱や異状加熱によって突沸が生じた際に、蒸着材料が不意にルツボから噴出することを防止でき、周囲や支持体Sの汚染を防止することができる。特に、前述のような中真空の蒸着では、前述のように、支持体Sと加熱蒸発部14とを近接して配置する必要があるので、その効果は大きい。
一方、本実施形態に係る製造装置10において、TlI用加熱蒸発部14bとしては、例えば、ボート型の小型蒸発装置が好適に用い得る。これは、TlIは付活剤であり、量的にもCsIの1%以下という少蒸発量のものであることから、使い残りが多くならないようにするためである。
以下、上述のように構成される製造装置10による支持体Sへの蛍光体層の形成(放射線検出器の製造)方法について説明する。
まず、真空チャンバ12を開放して、前記支持体の回転保持機構に支持体Sを保持し、かつ加熱蒸発部14のCsI用加熱蒸発部14aと、TlI用加熱蒸発部14bに、蒸着主材料であるCsI(ヨウ化セシウム)と、付活剤としてのTl(タリウム)とをそれぞれ所定量まで充填した後、図示されていないシャッタを閉塞し、さらに、真空チャンバ12を閉塞する。
次いで、真空排気手段16を駆動して真空チャンバ12内を排気し、真空チャンバ12内が、例えば、8×10−4Paとなった時点で、排気を継続しつつ、ガス導入部20によって真空チャンバ12内にArガスを導入して、真空チャンバ12内の圧力を、例えば、1.0Paに調整し、さらに、抵抗加熱用の電源を駆動して加熱蒸発部14の各ルツボに通電して成膜材料を加熱する。
蒸着材料の加熱を開始したら、図示されていない加熱制御手段により、例えばルツボの各所(適所)に配置される複数の熱電対による温度測定結果に応じて、加熱蒸発部14の各ルツボの加熱を制御する。なお、上記加熱制御手段による加熱の制御は、複数配置された熱電対の一部による温度測定結果に応じて行ってもよい。また、加熱制御は、電流制御でも、電圧制御でも、電力制御でもよい。
その後、予め設定した蒸発温度に達したら、モータMにより所定回転数での支持体Sの回転駆動を開始し、次いで、前記シャッタを開放し、支持体Sの表面への蛍光体層の形成を開始する。
ここでの蛍光体層の形成は、先に説明したような、支持体S上に下地層としてのCsI層40と付活剤を含む(主たる)蛍光体層としてのCsI:Tl層42とを形成する(図2参照)ものである。
なお、上述の蛍光体層を形成するに際しては、まず、加熱蒸発部14のCsI用加熱蒸発部14aの蒸発孔を閉塞しているシャッタを開放して、所定時間、(CsI単独の蛍光体層である)下地層の形成を開始する。ここでの、蒸着時間については、所定の膜厚が得られるように、加熱温度条件とともに例えば事前のテストにより好適な時間を決定しておくことが好ましい。
所定の蒸着時間が経過し、所定膜厚の下地層が形成されたら、加熱温度条件はそのまま維持しつつ、さらに、TlI用加熱蒸発部14bの蒸発孔を閉塞しているシャッタを開放して、母体層としてのCsI:Tl層の形成に移行する。ここでの蒸着時間についても、所定の膜厚が得られるように、例えば事前のテストにより好適な時間を決定しておくことが好ましい。
形成する下地層並びに蛍光体層の膜厚等に応じて設定された所定時間の蛍光体層形成が終了したら、シャッタを閉塞し、支持体Sの回転駆動を停止して、抵抗加熱用の電源を切り、ガス導入部20によるArガスの導入量を増加して、真空チャンバ12内を大気圧とし、次いで真空チャンバを開放して、下地層並びに蛍光体層を形成した支持体Sすなわち作製した放射線検出器を取り出す。
以下では、上述のように構成される製造装置10を用いて、実施例(実施例1〜3)および比較例(比較例1,2)に係る種々の製造条件により放射線検出器を製造し、それらの条件並びに比較結果について、詳細に説明する。
〔実施例1〕
まず、実施例1では、ガラス基板上の非晶質シリコンからなる半導体薄膜上に、フォトセンサとTFTからなる光検出素子および配線部を形成し、この上にセンサー保護膜と取り出し電極部を形成して構成されている支持体S(センサーパネル)を製造装置10内にセットし、真空排気後、Arガスを導入して装置内の圧力が1Paとなったところで、上記支持体S(センサーパネル)上に、下地層としてのCsI層40を約50μm蒸着(形成)した。このときの支持体基板の温度は、30℃であった。
次に、CsIとTlIとを共蒸着(2次元蒸着)して、厚みが約500μmの柱状結晶からなる蛍光体層(CsI:Tl層42)を形成した。このときの支持体基板の温度は、30℃であった。
その後、真空チャンバ12内を大気圧とし、次いで真空チャンバを開放して、下地層並びに蛍光体層を形成した支持体Sすなわち作製した放射線検出器を取り出した。
〔実施例2〕
蛍光体層(CsI:Tl層42)蒸着時の支持体基板の温度を100℃としたこと以外は、実施例1と同じ条件で、放射線検出器を製造した。
〔実施例3〕
下地層をCsBrで形成したこと以外は、実施例2と同じ条件で、放射線検出器を製造した。
〔比較例1〕
下地層を形成せずに、支持体S(センサーパネル)上に、厚みが約500μmの柱状結晶からなる蛍光体層(CsI:Tl層42)を直接形成した。このときの支持体基板の温度は、30℃であった。
〔比較例2〕
支持体S(センサーパネル)上に、ポリイミド樹脂層からなる下地層を形成し、この上に厚みが約500μmの柱状結晶からなる蛍光体層(CsI:Tl層42)を形成した。このときの支持体基板の温度は、30℃であった。
上述のようにして、5種類(実施例1〜3および比較例1,2)の放射線検出器を製造した後、得られた放射線検出器について、支持体S(センサーパネル)と蛍光体層としてのCsI:Tl層42との密着力(下地層がある場合には、この下地層を介しての密着力、下地層がない場合には、支持体Sと蛍光体層42との直接的密着力)、並びに、所定の測定方法に基づく放射線検出器の感度の測定・比較を行った。
表1に、上述のような種々の製造条件により製造した実施例(実施例1〜3)および比較例(比較例1,2)に係る放射線検出器の特性評価結果を、まとめて示す。
Figure 2008111789
なお、ここでの測定方法であるが、まず、表1中の密着力については、製造した放射線検出器の蛍光体層としてのCsI:Tl層42の表面側から、カッターで、10mm□の支持体S(センサーパネル)まで達する深さの切込みを入れ、この切込みを入れた部分にセロハンテープを貼り付けて、これを剥がす際に蛍光体層が一緒に剥がれない場合を○、蛍光体層が一緒に剥がれてしまった場合を×という評価としている。
また、放射線検出器の感度の測定方法としては、放射線検出器の蛍光体層側から、X線を10mR照射したときの信号強度を測定した結果を、実施例2の場合を100として正規化した値で示している。
表1に示した実施例(実施例1〜3)および比較例(比較例1,2)に係る放射線検出器の特性評価結果であるが、まず、密着力については、実施例(実施例1〜3)ではCsI,CsBrいずれの下地層を用いた場合も、性能に問題がなかった(表中:○印)が、比較例では、下地層なしの場合(比較例1)は密着力不足で性能に問題があるものとなってしまった。
また、実施例2の場合を100として正規化した値で示している放射線検出器の感度については、実施例2に比較して蛍光体層蒸着時の支持体基板の温度を低く設定している実施例1の場合が95、下地層の組成をCsIからCsBrに変更している実施例3の場合が95と、実施例2の場合より幾分低めであるが、実用上は全く問題にならない性能が得られている。
これに対して、比較例では、密着力不足で性能に問題があるとした比較例1では感度が95の値を示したが、下地層にポリイミドを用いた比較例2では、前述のような、蛍光体層からの発光光の吸収が大きいことに起因して、感度が70程度と大幅に低下しており、実用性を欠く性能となっている。
以上より、本発明の効果は明らかである。
なお、上記実施形態並びに実施例は、いずれも本発明の一例を示したものであり、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や改良を行ってもよいことはいうまでもない。
例えば、蛍光体層の形成母体となる支持体として、実施例に示した、上面に2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体に代えて、例えば、R.A.Street,J.Graham,Z.D.Popovic、A.Hor,S.Ready,J.Ho, “Image sensors combining an organic photoconnductor with a-Se:H matrix addressing”,J.of Non-Crystalline Solids 299-302(2002)1240-1244に開示されているような有機フォトコンダクタや、特開平2−164067号公報に開示されているような無機フォトコンダクタ等を好適に利用することができる。
放射線検出器の製造装置の概要を示す模式的(一部透視)斜視図である。 放射線検出器の構成の概要を示す断面図である。 製造装置の一例において用いられる拡散板の配置状況を説明する側面図である。
符号の説明
10 (放射線検出器の)製造装置
12 真空チャンバ
14a CsI用加熱蒸発部
14b TlI用加熱蒸発部
16 真空排気手段
18 (支持体Sの)回転保持機構
20 ガス導入ノズル(ガス導入部)
30 放射線検出器
32 支持基板
34 光検出素子および配線部
36 センサー保護膜と取り出し電極部
40 (下地層としての)CsI層
42 (母体層としての)CsI:Tl層
S 支持体(センサーパネル)

Claims (6)

  1. 2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体上に、下記の蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まず実質的に蛍光体母体のみからなる下地層と、この下地層上に、放射線の入射で発光する、付活剤を含む蛍光体層、および保護層を、この順で有することを特徴とする放射線検出器。
  2. 前記下地層は、前記蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まない蛍光体母体層からなる粒子層であり、前記蛍光体層は、放射線の入射で発光する、付活剤を含む柱状結晶層である、請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記蛍光体層がアルカリハライドからなる、請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 不活性ガスを導入する中真空下の蒸着域で、2次元的に配列された光電変換手段を有する支持体上に、下記の蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まず実質的に蛍光体母体のみからなる下地層と、この下地層上に、放射線の入射で発光する、付活剤を含む蛍光体層、および保護層を、この順に形成することを特徴とする放射線検出器の製造方法。
  5. 前記下地層は、前記蛍光体層の発光光波長に対して透明な、付活剤を含まない蛍光体母体層からなる粒子層であり、前記蛍光体層は、放射線の入射で発光する、付活剤を含む柱状結晶層である、請求項4に記載の放射線検出器の製造方法。
  6. 前記蛍光体層がアルカリハライドからなる、請求項4または5に記載の放射線検出器の製造方法。
JP2006296250A 2006-10-31 2006-10-31 放射線検出器およびその製造方法 Withdrawn JP2008111789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296250A JP2008111789A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 放射線検出器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296250A JP2008111789A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 放射線検出器およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008111789A true JP2008111789A (ja) 2008-05-15

Family

ID=39444365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006296250A Withdrawn JP2008111789A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 放射線検出器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008111789A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090530A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの製造方法、並びに放射線画像検出装置
WO2012090526A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及びその製造方法
WO2012090528A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 シンチレータパネル、その製造方法、及び放射線画像検出装置
WO2012090527A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及びその製造方法
JP2012159394A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
JP2012159395A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置
JP2014167483A (ja) * 2014-04-25 2014-09-11 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及び放射線画像検出装置の製造方法
JP5720566B2 (ja) * 2009-06-26 2015-05-20 コニカミノルタ株式会社 シンチレータパネル、シンチレータパネルの製造方法、放射線画像検出器および放射線画像検出器の製造方法
US9176239B2 (en) 2010-12-27 2015-11-03 Fujifilm Corporation Radiological image conversion panel, method of manufacturing the same, and radiological image detection apparatus

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720566B2 (ja) * 2009-06-26 2015-05-20 コニカミノルタ株式会社 シンチレータパネル、シンチレータパネルの製造方法、放射線画像検出器および放射線画像検出器の製造方法
JP2012137438A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
US8610078B2 (en) 2010-12-27 2013-12-17 Fujifilm Corporation Radiological image detection apparatus and method of manufacturing the same
WO2012090527A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及びその製造方法
CN103299211A (zh) * 2010-12-27 2013-09-11 富士胶片株式会社 放射线图像检测装置及其制造方法
WO2012090530A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの製造方法、並びに放射線画像検出装置
JP2012137439A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
US10641910B2 (en) 2010-12-27 2020-05-05 Fujifilm Corporation Radiological image conversion panel, method of manufacturing the same, and radiological image detection apparatus
US10126435B2 (en) 2010-12-27 2018-11-13 Fujifilm Corporation Radiological image conversion panel, method of manufacturing the same, and radiological image detection apparatus
WO2012090528A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 シンチレータパネル、その製造方法、及び放射線画像検出装置
CN103299212A (zh) * 2010-12-27 2013-09-11 富士胶片株式会社 放射线图像检测装置及其制造方法
JP2012137442A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Fujifilm Corp 放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの製造方法、並びに放射線画像検出装置
US8754375B2 (en) 2010-12-27 2014-06-17 Fujifilm Corporation Radiological image detection apparatus and method of manufacturing the same
CN103299211B (zh) * 2010-12-27 2016-03-16 富士胶片株式会社 放射线图像检测装置及其制造方法
US8872115B2 (en) 2010-12-27 2014-10-28 Fujifilm Corporation Radiological image conversion panel, method of manufacturing the same, and radiological image detection apparatus
WO2012090526A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及びその製造方法
US9176239B2 (en) 2010-12-27 2015-11-03 Fujifilm Corporation Radiological image conversion panel, method of manufacturing the same, and radiological image detection apparatus
JP2012159395A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置
JP2012159394A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
JP2014167483A (ja) * 2014-04-25 2014-09-11 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及び放射線画像検出装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008111789A (ja) 放射線検出器およびその製造方法
US7482602B2 (en) Scintillator plate for radiation and production method of the same
US7723687B2 (en) Lanthanide halide microcolumnar scintillators
US7964855B2 (en) Scintillator panel
JP5862302B2 (ja) 放射線画像変換パネルとそれを用いた放射線画像検出器
US7501155B2 (en) Manufacturing method of phosphor or scintillator sheets and panels suitable for use in a scanning apparatus
US20080111083A1 (en) Scintillator panel, production method of the same and radiation image sensor
JP2016095189A (ja) シンチレータパネル及び放射線検出器
US9418768B2 (en) Radiographic image conversion panel and radiographic image detector
JP2004340932A (ja) 走査装置に使用するために好適な燐光体又はシンチレータシート及びパネルの製造方法
JP2007212218A (ja) シンチレータプレート
US20120104266A1 (en) Radiation detecting element, method of producing same, radiation detecting module, and radiation image diagnostic apparatus
JP2005091345A (ja) 蒸着型蛍光体シートの製造方法および装置並びに蒸着型蛍光体シート
JP2017018527A (ja) 放射線検出器、および、放射線撮像システム
JP2008224357A (ja) シンチレータプレート
WO2007060814A1 (ja) 放射線用シンチレータプレート
JP2007205970A (ja) シンチレータプレート
JP2008088531A (ja) 蛍光体層の形成方法
JP2008082872A (ja) 放射線検出器の製造方法
US20060060792A1 (en) Radiographic image conversion panel and method of manufacturing the same
JP2010014469A (ja) 放射線像変換パネルの製造方法
JP2006098241A (ja) 放射線像変換パネル
JP5493577B2 (ja) 放射線画像検出装置
JPWO2008029602A1 (ja) シンチレータとそれを用いたシンチレータプレート
WO2009122809A1 (ja) 放射線画像変換パネルの製造装置及び放射線画像変換パネルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080722

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090902

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091001