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JP2008107644A - 自動蛇行補正機構及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

自動蛇行補正機構及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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JP2008107644A JP2006291443A JP2006291443A JP2008107644A JP 2008107644 A JP2008107644 A JP 2008107644A JP 2006291443 A JP2006291443 A JP 2006291443A JP 2006291443 A JP2006291443 A JP 2006291443A JP 2008107644 A JP2008107644 A JP 2008107644A
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Kenichi Mukai
健一 向井
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Abstract

【課題】無端ベルトの蛇行を簡単且つコンパクトな構成により補正可能であり、ベルトの耐久性にも優れた自動蛇行調整機構及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】補正ローラ対20を構成する第1補正ローラ20a及び第2補正ローラ20bは互いに平行であり、第1補正ローラ20aは中間転写ベルト8の内周面側に当接するとともに、第2補正ローラ20bは第1補正ローラ20aの接触位置の外周面側に当接している。蛇行検知センサ21により中間転写ベルト8の蛇行が検知されると、検知信号が制御部に送信され、制御部においてベルトの蛇行方向及び蛇行量が算出される。そして、蛇行方向及び蛇行量に応じて第1補正ローラ20a及び第2補正ローラ20bの平行状態を保持したまま補正ローラ対20をベルト表裏方向に揺動させ、補正ローラ対20に挟持された中間転写ベルト8を所定角度傾けて蛇行を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、搬送ベルトや中間転写ベルトのような無端状ベルトを回転駆動させる際の蛇行補正機構及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、種々の画像形成装置が提案されているが、その中に所定方向に回動される無端状の搬送ベルトと、この搬送ベルトに沿って設けられた画像形成部とを備え、搬送ベルトにより搬送されてくる記録媒体上に画像形成部で形成されたトナー像を転写する方式の画像形成装置や、複数の画像形成部により無端状の中間転写ベルト上にトナー像を順次重ね合わせた後、記録媒体上に一度に転写する中間転写方式の画像形成装置がある。
上述したような無端状の搬送ベルトを用いた画像形成装置においては、装置本体の歪み等に起因する駆動ローラ或いはテンションローラ等の懸架ローラの整列不良、いわゆるアライメントずれによって搬送ベルトの蛇行が発生する場合があった。搬送ベルトの蛇行が発生すると、搬送される用紙位置が左右に寄り、転写画像の位置ずれが発生し易くなる。
また、複数の画像形成部によって一つの画像を形成するタンデム式カラー画像形成装置の場合、搬送ベルトの蛇行により各画像形成部で形成される各色の画像の位置合わせ具合が悪化し、各色のトナー像の色ずれが発生し易くなる。なお、中間転写方式の画像形成装置においても、中間転写ベルトの蛇行により同様の問題が生じる。
従来の無端ベルトの蛇行補正機構を図8に示す。なお、図中の矢印はベルト駆動方向を示しており、説明の便宜のため無端ベルト101はエッジ部のみを実線で記載している。従来においては、図8に示すように無端ベルト101をテンションローラ102と駆動ローラ103とに張架するとともに、無端ベルト101の内周面側に1本の補正ローラ104を配置し、無端ベルト101の蛇行量に応じて補正ローラ104のベルト表裏方向の角度を調整することにより、蛇行を自動的に補正する方法が行われていた。
しかし、図9のように補正ローラ104の角度調整量が最大となった状態でも無端ベルト101が補正ローラ104にある程度巻き付いている必要があるため、補正ローラ104へのベルト巻き付け角度θは予め十分に確保しておく必要があった。そのため、図8、図9に示すように補正ローラ104の配置部分では無端ベルト101が山型に張り出すこととなり、補正ローラ104の配置スペースの増大により画像形成装置の小型化、省スペース化の妨げとなっていた。
また、テンションローラ102は、無端ベルト101に所定の張力を付与するため、ローラ両端部に加圧機構(図示せず)を有しているが、補正ローラ104の角度調整により補正ローラ104の左右端部104a、104bでベルト巻き付け角度が変化すると、図10に示すようにベルトの左右でテンションローラ102と他の懸架ローラ(ここでは駆動ローラ103及び補正ローラ104)との平行度が崩れ、加圧機構によるベルト張力がベルトの左右で変化し、ひいてはベルト周長が変化してしまう。
このベルト左右の周長差により、例えばタンデム式のカラー画像形成装置の場合は各色の色ずれ(レジストずれ)を発生させてしまい、中間転写方式の画像形成装置の場合は用紙転写までに左右の画像歪みを発生させてしまう。
そこで、ベルトの張力変化を抑制しつつ蛇行を防止する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、補正ローラを調整する際のローラ中心軸の軌道を、補正ローラの上流側及び下流側のローラの中心軸を焦点とする楕円軌道としてベルトの張力変化を防止する方法が開示されている。また、特許文献2には、補正ローラを所定の間隔を有する平行な2本のローラで構成し、この2本のローラにベルトをタスキ掛けすることにより、補正ローラの左右でのベルト巻き付け角度変化を抑制する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、ベルトの張力変化を防止するために補正ローラの調整軌道を厳密に規定する必要があり、組み立て工程が煩雑になるという問題点があった。また、特許文献2の方法では、2本の補正ローラにそれぞれ所定量だけベルトが巻き付くため、補正ローラとベルト表面との摩擦が大きくなってベルト表面の摩耗が顕著になるという問題点があった。
特開平5−301651号公報 特開平11−59999号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、無端ベルトの蛇行を簡単且つコンパクトな構成により防止可能であり、ベルトの耐久性にも優れた自動蛇行調整機構及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、無端ベルトと、該無端ベルトに所定の張力を付与するテンションローラと前記無端ベルトに回転駆動力を付与する駆動ローラとを含む複数の懸架ローラと、前記無端ベルトの蛇行を検知する蛇行検知手段と、該蛇行検知手段の検知結果に基づいて前記無端ベルトの蛇行を補正する補正手段と、を備えた自動蛇行補正機構において、前記補正手段は、前記無端ベルトの内周面に当接する第1補正ローラと、該第1補正ローラと平行であって前記第1補正ローラの接触位置の外周面側に当接する第2補正ローラとから成る補正ローラ対と、前記第1及び第2補正ローラの平行状態を保持したまま前記補正ローラ対のベルト表裏方向の傾きを調整する角度調整手段とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動蛇行補正機構において、前記補正ローラ対は、長手方向の中央部を支点として揺動可能に支持されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動蛇行補正機構を備えた画像形成装置であって、前記無端ベルトは、記録媒体を搬送するための搬送ベルトであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動蛇行補正機構を備えた画像形成装置であって、前記無端ベルトは、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトであることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、無端ベルトを山型に張り出して予め補正ローラにベルトを巻き付けておく必要がなくなり、補正ローラの配置スペースを小さくすることができる。また、補正ローラ対の傾きを調整しないときは、第1補正ローラ及び第2補正ローラは無端ベルトの内周面及び外周面に線接触しているため、各補正ローラとベルト表面との接触面積が小さくなり、無端ベルトの摩耗を抑制可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の自動蛇行補正機構において、補正ローラ対の長手方向の中央部を揺動可能に支持することにより、蛇行補正時に無端ベルトの幅方向においてベルト張力が均等化され、テンションローラと他の懸架ローラとの平行関係が保持される。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の自動蛇行補正機構を搭載することにより、省スペースでメンテナンスコストも低く、且つベルト左右でのレジストずれも抑制可能な画像形成装置となる。また、記録媒体を搬送するための搬送ベルトを蛇行補正することにより、画像形成部で形成されるトナー像を記録媒体に転写する際のレジストずれを防止することができ、特にカラー画像形成装置においては各色のトナー像の色重ね精度を確保して色ずれを防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1又は第2の構成の自動蛇行補正機構を搭載することにより、省スペースでメンテナンスコストも低く、且つベルト左右でのレジストずれも抑制可能な画像形成装置となる。また、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトを蛇行補正することにより、各色のトナー像を中間転写ベルト上に順次積層してカラー画像を形成した後、転写紙上に一度に転写する方式の画像形成装置においても同様の色ずれ防止効果を得ることができ、さらにベルト左右における画像歪み防止効果も得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の自動蛇行補正機構を備えた第1実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。本実施形態では、自動蛇行補正機構をタンデム型カラー画像形成装置の中間転写ベルトの蛇行補正に用いている。先ず、図1を用いてタンデム型カラー画像形成装置の画像形成過程を説明する。
画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転し、各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、転写ローラ9において転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ12bを介して転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側のテンションローラ10と下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた転写ローラ9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
また、転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのクリーニングブレード19が配置され、クリーニングブレード19のさらに下流側にはベルト内周面側に当接する第1補正ローラ20aと外周面側に当接する第2補正ローラ20bとから成る補正ローラ対20、及び中間転写ベルト8の蛇行を検知する蛇行検知センサ21が配置されている。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置外部にまで突出させる。その後、転写紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2及び図3は、図1に示した画像形成装置の中間転写ベルト周辺の構成を示す概略斜視図及び側面図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、従来例の図8〜図10と同様に図中の矢印はベルト駆動方向を示し、中間転写ベルト8はエッジ部のみを実線で記載しており、画像形成部Pa〜Pdは記載を省略している。図2及び図3に示すように、補正ローラ対20を構成する第1補正ローラ20a及び第2補正ローラ20bは互いに平行であり、第1補正ローラ20aは中間転写ベルト8の内周面側に当接するとともに、第2補正ローラ20bは第1補正ローラ20aの接触位置の外周面側に当接している。
蛇行検知センサ21は、発光部及び受光部(図示せず)が設けられたコ字型の検知部21aで中間転写ベルト8のエッジ部を表裏から挟むように配置されている。そして、検知部21aの発光部から受光部までの光路をエッジ部が遮光する位置によってエッジ部の位置を検知し、中間転写ベルト8の蛇行方向及び蛇行量を検知可能となっている。
図4は、補正ローラ対20を図3の右方向から見た正面図であり、図5は、図4の左側面図である。図4及び図5を用いて中間転写ベルト8の蛇行調整機構について説明する。第1補正ローラ20aの回転軸23a、及び第2補正ローラ20bの回転軸23bはコ字型の支持フレーム25に回転自在に軸支されている。支持フレーム25は長手方向中央部に設けられた支点27において本体フレーム30に矢印AA′方向に揺動可能に支持されている。
支持フレーム25の一側面(図4では左側)には上下方向にラック歯が刻まれたラック31が固定されており、ラック31と噛み合う位置にギヤ33が配置されている。ギヤ33は、直接或いは他のギヤ列を介して角度調整用モータ(図示せず)に連結されている。なお、支持フレーム25は支点27を中心として揺動するため、ラック31も支点27を中心とする円弧上を移動する。従って、ラック31とギヤ33との噛み合いを円滑にするために、各ラック歯31aは、ギヤ33との噛み合い位置において水平となるように所定の角度を付けて刻まれている。
蛇行検知センサ21により中間転写ベルト8の蛇行が検知されると、検知信号が制御部(図示せず)に送信され、制御部においてベルトの蛇行方向及び蛇行量が算出される。そして、制御部から角度調整用モータに制御信号が送信され、ギヤ33を所定方向に所定量だけ回転する。これにより、ラック31が上又は下方向に移動し、ラック31が固定された支持フレーム25は支点27を中心に矢印A又はA′方向に所定角度だけ揺動する。従って、補正ローラ対20も平行状態を保持したまま支持フレーム25と共に揺動するため、補正ローラ対20に挟持された中間転写ベルト8を所定角度傾けて蛇行を補正することができる。
例えば、中間転写ベルト8が進行方向から見て右方向(図4の右方向)に蛇行している場合、ギヤ33を図5の反時計回りに回転し、図6に示すように、補正ローラ対20の進行方向から見て左端40を所定量下降させてやると、補正ローラ対20の進行方向から見て右端41は逆に所定量上昇する。これにより、中間転写ベルト8は進行方向から見て右上がりに傾斜するため回動に伴い徐々に左方向にずれ、右方向への蛇行が補正される。また、中間転写ベルト8が進行方向から見て左方向(図4の左方向)に蛇行している場合は、ギヤ33を逆方向(図5の時計回り)に回転して左端40を所定量上昇させ、中間転写ベルト8を進行方向から見て左上がりに傾斜させれば良い。
本実施形態では、中間転写ベルト8を挟んだ2本の平行な第1補正ローラ20a、第2補正ローラ20bで補正ローラ対20を構成することにより、補正ローラ対20を傾斜させたとき中間転写ベルト8は第1補正ローラ20a又は第2補正ローラ20bのいずれかに巻き付く。これにより、中間転写ベルト8を山型に張り出して予め補正ローラにベルトを巻き付ける必要がなくなり、画像形成装置の省スペース化、コンパクト化に寄与する。
また、補正ローラ対20を傾斜させないときは、第1補正ローラ20a及び第2補正ローラ20bは中間転写ベルト8の内周面及び外周面に線接触しているため、従来に比べ補正ローラとベルト表面との接触面積が小さくなる。そのため、中間転写ベルト8表面の摩耗が抑制されて耐久性が向上し、メンテナンスコストも低減される。
なお、補正ローラ対20を支持する支点27は、例えば補正ローラ対20の左端又は右端に設けることも可能であるが、上記実施形態のように補正ローラ対20を長手方向の中央部を支点として支持することにより、中間転写ベルト8の幅方向においてベルト張力が均等化される。そのため、テンションローラ10と他の懸架ローラとの平行関係が保持され、ベルト左右での色ずれ(レジストずれ)も発生しなくなる。従って、支点27を設ける位置は支持フレーム25の長手方向中央部が好ましい。
図7は、本発明の自動蛇行補正機構を備えた第2実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。本実施形態では、用紙P上に各色の画像を直接転写するタイプのタンデム型カラー画像形成装置において、用紙Pを各画像形成部Pa〜Pbに順次搬送する搬送ベルト35の内周面側に第1補正ローラ20aを配置し、第1補正ローラ20aの当接位置の外周面側に第2補正ローラ20bを配置している。蛇行の検知方法及び蛇行補正方法については第1実施形態と全く同様であるため説明は省略する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に予め補正ローラにベルトを巻き付ける必要がなく、画像形成装置の省スペース化、コンパクト化に寄与する。また、第1及び第2補正ローラ20a、20bは搬送ベルト35表面に線接触するため、中間転写ベルト8の摩耗も抑制される。さらに搬送ベルト35の幅方向においてベルト張力が均等化されるため、各色の色ずれ(レジストずれ)が発生するおそれもなくなる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、蛇行検知センサとして発光部と受光部を備えた光センサを用いているが、例えばベルト表面に光を射出し、反射光を測定する反射型センサ等の他のセンサを用いても良い。また、ベルト表面に蛇行を検知するためのマーキングを施しておいても良い。
また、第1補正ローラ20a及び第2補正ローラ20bの長さやローラ径についても無端ベルトの幅やベルト長に応じて適宜設定すれば良い。また、補正ローラ対20の駆動機構についてもラック31とギヤ33との組み合わせに限定されず、例えば偏心カムとモータを用いて支持フレーム25の端部を上下させる構成としても良い。
また、本発明は上記実施形態のようなタンデム型のカラー画像形成装置に限らず、モノクロ複写機やデジタル複合機、ファクシミリやレーザプリンタ等、搬送ベルトや中間転写ベルトを用いる種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、無端ベルトと、該無端ベルトに所定の張力を付与するテンションローラと無端ベルトに回転駆動力を付与する駆動ローラとを含む複数の懸架ローラと、無端ベルトの蛇行を検知する蛇行検知手段と、該蛇行検知手段の検知結果に基づいて無端ベルトの蛇行を補正する補正手段と、を備えた自動蛇行補正機構において、補正手段は、無端ベルトの内周面に当接する第1補正ローラと、該第1補正ローラと平行であって第1補正ローラの接触位置の外周面側に当接する第2補正ローラとから成る補正ローラ対と、第1及び第2補正ローラの平行状態を保持したまま補正ローラ対のベルト表裏方向の傾きを調整する角度調整手段とで構成されることとする。
これにより、無端ベルトを山型に張り出しておく必要がなく、さらに蛇行補正を行わない場合は補正ローラとベルト表面とは線接触となるため、省スペースで無端ベルトの摩耗も抑制可能な自動蛇行補正機構を提供することができる。また、補正ローラ対を長手方向の中央部において支持すれば、蛇行補正時にベルトの左右でベルト張力が均等化され、懸架ローラの平行状態を維持できる。
また、本発明の自動蛇行補正機構を搭載することで、省スペースでメンテナンスコストも低く、且つベルト左右でのレジストずれも抑制可能な画像形成装置となる。特に、カラー画像形成装置の搬送ベルトや中間転写ベルトの蛇行補正に用いた場合、各色のトナー像の色ずれを防止して高画質な画像を形成する画像形成装置の提供が可能となる。
は、本発明の自動蛇行調整機構を備えた第1実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。 は、第1実施形態の画像形成装置における中間転写ベルト周辺の構成を示す概略斜視図である。 は、第1実施形態の画像形成装置における中間転写ベルト周辺の構成を示す概略側面図である。 は、補正ローラ対を図3の右方向から見た正面図である。 は、補正ローラ対を図4の左方向から見た側面図である。 は、補正ローラ対を傾けて中間転写ベルトの蛇行を補正する状態を示す概略斜視図である。 は、本発明の自動蛇行調整機構を備えた第2実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。 は、従来の無端ベルトの蛇行補正機構を示す概略斜視図である。 は、従来の蛇行補正機構において補正ローラを傾けた場合を示す概略斜視図である。 は、従来の蛇行補正機構において補正ローラを傾けた場合のテンションローラの状態を示す概略平面図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
8 中間転写ベルト(無端ベルト)
10 テンションローラ
11 駆動ローラ
20 補正ローラ対(補正手段)
20a 第1補正ローラ
20b 第2補正ローラ
21 蛇行検知センサ(蛇行検知手段)
25 支持フレーム
27 支点
31 ラック(角度調整手段)
33 ギヤ(角度調整手段)
35 搬送ベルト(無端ベルト)
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 無端ベルトと、該無端ベルトに所定の張力を付与するテンションローラと前記無端ベルトに回転駆動力を付与する駆動ローラとを含む複数の懸架ローラと、
    前記無端ベルトの蛇行を検知する蛇行検知手段と、
    該蛇行検知手段の検知結果に基づいて前記無端ベルトの蛇行を補正する補正手段と、を備えた自動蛇行補正機構において、
    前記補正手段は、前記無端ベルトの内周面に当接する第1補正ローラと、該第1補正ローラに平行であって前記第1補正ローラの接触位置の外周面側に当接する第2補正ローラとから成る補正ローラ対と、前記第1及び第2補正ローラの平行状態を保持したまま前記補正ローラ対のベルト表裏方向の傾きを調整する角度調整手段とで構成されることを特徴とする自動蛇行補正機構。
  2. 前記補正ローラ対は、長手方向の中央部を支点として揺動可能に支持されることを特徴とする請求項1に記載の自動蛇行補正機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動蛇行補正機構を備えた画像形成装置であって、前記無端ベルトは、記録媒体を搬送するための搬送ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の自動蛇行補正機構を備えた画像形成装置であって、前記無端ベルトは、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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