JP2008106513A - 雨水貯留浸透施設 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能な雨水貯留浸透施設を提供する。
【解決手段】地下に埋設された貯留浸透槽1に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽1を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、貯溜浸透槽1に、この貯溜浸透槽1の内外を連通するオリフィス管2及びオーバーフロー管3の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽1の底面との間に所定の間隙gを介して立ち上げられた土砂吸引管4とを設けるとともに、土砂吸引管4の上端部にオリフィス管2又はオーバーフロー管3を接続し、貯溜浸透槽1の底面に堆積した土砂が、間隙gから土砂吸引管4内に流入して土砂吸引管4内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管4に吸引されて雨水とともにオリフィス管2又はオーバーフロー管3から貯溜浸透槽1外に排出される。
【選択図】図1
【解決手段】地下に埋設された貯留浸透槽1に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽1を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、貯溜浸透槽1に、この貯溜浸透槽1の内外を連通するオリフィス管2及びオーバーフロー管3の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽1の底面との間に所定の間隙gを介して立ち上げられた土砂吸引管4とを設けるとともに、土砂吸引管4の上端部にオリフィス管2又はオーバーフロー管3を接続し、貯溜浸透槽1の底面に堆積した土砂が、間隙gから土砂吸引管4内に流入して土砂吸引管4内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管4に吸引されて雨水とともにオリフィス管2又はオーバーフロー管3から貯溜浸透槽1外に排出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、地下に埋設された貯留浸透槽に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設に関する。
通常、雨水貯留浸透施設では、雨水とともに土砂などの濁質が槽内に流れ込むことを防止するため、雨水の流入部に泥溜め枡を備えている。しかし、長期間使用している間に、泥溜め枡を通過した土砂など(土、砂、その他の夾雑物。以下「土砂」という。)が貯留槽の底面に沈殿して、土砂・汚泥となって堆積する。
一方、貯留槽の内部には、多数の充填部材が水平に並べられるとともに、上下に重ねられて設置されており、堆積した土砂を除去することは難しい。
このため、貯留槽の内容積が徐々に減少して雨水の貯留量が少なくなる。そして、内容積が極端に少なくなってしまうと、雨水貯留浸透施設の流出抑制効果が機能しなくなるおそれがあった。
また、浸透槽にあっては、槽内へ流入した土砂が堆積することにより雨水浸透機能を著しく阻害するおそれがあった。
このような問題を解決するため、貯留槽内に堆積した土砂を除去する処理の容易化を図った雨水貯留浸透施設が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載された雨水貯留浸透施設は、貯水槽形成用凹部の底部に、清掃時に作業員が入ることができる程度の空間を備えた土台枠を設置し、貯水空間形成用構造体(充填部材)を、この土台枠上に連通状態で載置積層化するとともに、その上面は覆土による埋設手段を施すことを特徴としたものである。
特開2001−90167号公報
しかしながら、近年の都市洪水などの問題から都市圏の治水を目的として、宅地内へ小規模の雨水貯留・浸透槽を設置することが増加しており、このような小規模の雨水貯留・浸透槽においては、上記特許文献1に記載された貯水槽形成用凹部の底部に、清掃時に作業員が入ることができる程度の空間を備えた土台枠を備えることは困難である。また、宅地の住人が雨水貯留・浸透槽の清掃作業を行うことは難しいといった問題もある。
本発明は、このような事情に鑑み創案されたもので、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能な雨水貯留浸透施設を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため本発明は、地下に埋設された貯留浸透槽に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、前記貯溜浸透槽に、この貯溜浸透槽の内外を連通するオリフィス管及びオーバーフロー管の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽の底面との間に所定の間隙を介して立ち上げられた土砂吸引管とが設けられるとともに、この土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続され、前記貯溜浸透槽の底面に堆積した土砂が、前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により該土砂吸引管に吸引されて雨水とともに前記オリフィス管又はオーバーフロー管から貯溜浸透槽外に排出されることを特徴とする。
この発明によれば、貯溜浸透槽の内外を連通するオリフィス管及びオーバーフロー管の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽の底面との間に所定の間隙を介して立ち上げられた土砂吸引管とが設けられるとともに、この土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続されているので、貯留浸透槽内に貯留された雨水は、この間隙から土砂吸引管内に流入し、土砂吸引管を介してオリフィス管又はオーバーフロー管から排水される。この排水過程において、前記間隙から土砂吸引管に流入される雨水流が上昇流として作用し、土砂吸引管の下端部近傍の貯留浸透槽の底面に堆積した土砂が土砂吸引管に吸引され、雨水とともにオリフィス管又はオーバーフロー管から貯留浸透槽外に排出される。
このように、貯溜浸透槽の底面に堆積した土砂が、前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により該土砂吸引管に吸引されて雨水とともに前記オリフィス管又はオーバーフロー管から貯溜浸透槽外に排出されるので、貯留浸透槽の底面に堆積した土砂を自動的に除去することができ、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能である。
本発明は、地下に埋設された貯留浸透槽に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、前記貯溜浸透槽に、この貯溜浸透槽の内外を連通するオリフィス管及びオーバーフロー管の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽の底面との間に所定の間隙を介して立ち上げられた土砂吸引管とが設けられるとともに、この土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続され、前記土砂吸引管の下端部に対応する貯留浸透槽の底面に、該底面から下方へ向かって縮径された傾斜面で囲まれた平坦面部を有する凹部が設けられ、この平坦面部から前記所定の間隙を介して土砂吸引管が立ち上げられており、前記貯溜浸透槽底面の凹部に堆積した土砂が、前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により該土砂吸引管に吸引されて雨水とともに前記オリフィス管又はオーバーフロー管から貯溜浸透槽外に排出されることを特徴とする。
この発明によれば、貯留浸透槽の底面に、該底面から下方へ向かって縮径された傾斜面で囲まれた平坦面部を有する凹部が設けられているので、雨水とともに槽内に流入した土砂が凹部に集中して堆積する。そして、凹部の平坦面部から所定の間隙を介して土砂吸引管が立ち上げられており、土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続されているので、凹部に堆積した土砂が前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管に吸引され、雨水とともにオリフィス管又はオーバーフロー管から貯留浸透槽外に排出される。
したがって、貯留浸透槽の底面に堆積した土砂を自動的に効率良く除去することができるので、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能である。
本発明は、上記構成の雨水貯留浸透施設において、前記貯留浸透槽内には、一定方向に斜面部が形成された複数の充填部材が、雨水中の土砂が雨水の流れによって自然に集まる土砂集積点を形成するように積層されるとともに、この土砂集積点から排出落下する土砂を収集する沈砂部が貯留浸透槽の底面に設けられ、前記土砂吸引管の下端部が沈砂部に対応して配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、土砂集積点から排出落下する土砂を収集する沈砂部が、土砂吸引管の下端部に対応する貯留浸透槽の底面に設けられているので、雨水とともに槽内に流入した土砂が沈砂部に集中して堆積する。そして、沈砂部から所定の間隙を介して土砂吸引管が立ち上げられており、土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続されているので、沈砂部に堆積した土砂が前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管に吸引され、雨水とともにオリフィス管又はオーバーフロー管から貯留浸透槽外に排出される。
したがって、貯留浸透槽の底面に堆積した土砂を自動的に効率良く除去することができるので、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能である。
本発明は、上記構成の雨水貯留浸透施設において、前記沈砂部に対応して貯留浸透槽の底面から下方へ向かって縮径された傾斜面で囲まれた平坦面部を有する凹部を配置したことを特徴とする。
この発明によれば、沈砂部に対応して凹部が配置されているので、雨水とともに槽内に流入した土砂が凹部に集中して堆積する。したがって、貯留浸透槽の底面に堆積した土砂を効率良く自動的に除去することができるので、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能である。
本発明によれば、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能になる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る雨水貯留浸透施設の概略構成が示されている。
この雨水貯留浸透施設は、大雨が降ったときに雨水を一時的に貯留し、河川流量が急激に増大するのを防止する流出抑制効果を有するものである。そして、貯留された雨水等を植木への散水や洗車用水、非常時の生活用水や防火用水として利用することもできるものであり、図1に示すように、貯留浸透槽1を備えたものである。
貯留浸透槽1は、地面を平面形状が矩形状に掘下げて造成された掘削部内に設けられ、掘削部の底面は、基本的には平坦面となっている。
また、貯留浸透槽1の周囲は、遮水シート(図示省略。雨水浸透施設の場合は、遮水シートの代わりに透水シート)で被覆されており、貯留浸透槽1の内部空間に雨水を貯留できるように図られている。
貯留浸透槽1の上部には、周辺に降った雨水等を集める側溝等から雨水等を導く導水管10や貯留浸透槽1が満水になった場合に雨水を放流させるためのオーバーフロー管3が接続されており、貯留浸透槽1の下部には、貯留浸透槽1に貯められた雨水を徐々に流出させるオリフィス管2が設けられている。
なお、オリフィス管2やオーバーフロー管3から排出される雨水は取水枡A・雨水本管Bに流入されるようにしても良い。また、オリフィス管2及びオーバーフロー管3は、両方又はそのいずれか一方を設けるものであっても良い。
また、貯溜浸透槽1には、貯溜浸透槽1の底面との間に所定の間隙gを介して立ち上げられた土砂吸引管4が設けられるとともに、この土砂吸引管4の上端部にオリフィス管2又はオーバーフロー管3が接続されている。
このように所定の間隙gが土砂吸引管4の下端部と貯留浸透槽1の底面との間に設けられており、貯溜浸透槽1の底面に堆積した土砂は、間隙gから土砂吸引管4内に流入して該土砂吸引管4内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管4に吸引されて雨水とともにオリフィス管2又はオーバーフロー管3から貯溜浸透槽1外に排出されるようになされている。
この間隙gは、5mm以上50mm以下に設定されるのが望ましい。これは、間隙gが5mm未満の場合は、上昇流により貯留浸透槽1底面に堆積した土砂を吸引する際の吸い上げ抵抗が高くなること、および狭い範囲しか吸い上げることができなくなり、効率が悪くなるからである。また、間隙gが50mmを超えると、底面に堆積した土砂を吸い上げることができなくなる。
ここで、土砂吸引管4の口径は100mm以下であることが望ましい。土砂吸引管4の口径が100mmを超えると、上昇流により貯留浸透槽1底面に堆積した土砂を吸引する際の吸い上げ流速が低下し、底面に堆積した土砂を吸い上げる効果を奏することができなくなるからである。
なお、通常オリフィス管の口径は50mm程度に設定されており、オーバーフロー管の口径はオリフィス管の口径よりも大きく設定されている。
上記したように構成されているので、土砂吸引管4の下端部近傍の貯留浸透槽1の底面に堆積した土砂が土砂吸引管4に吸引され、雨水とともにオリフィス管2又はオーバーフロー管3から貯留浸透槽1外に排出される。
したがって、土砂吸引管4の下端部近傍の貯留浸透槽1の底面に堆積した土砂をメンテナンス作業を別途行うことなく自動的に除去することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
この雨水貯留浸透施設は、図2に示すように、上記実施形態の雨水貯留浸透施設において、土砂吸引管4の下端部に対応する貯留浸透槽1の底面に、該底面から下方へ向かって縮径された傾斜面5aで囲まれた平坦面部5bを有する凹部5が設けられ、この平坦面部5bから所定の間隙gを介して土砂吸引管4が立ち上げられており、この凹部5に堆積した土砂が、間隙gから土砂吸引管4内に流入して該管4内を上昇する雨水の上昇流の作用により土砂吸引管4に吸引されて雨水とともにオリフィス管2又はオーバーフロー管3から貯溜浸透槽1外に排出されるように構成されている点に特徴を有している。
なお、基本的な構成は上記の雨水貯留浸透施設と同様であるので、同一構成のものについては、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
貯留浸透槽1の底面に設けられている凹部5は、図2に示すように、逆円錐台形状に形成されており、円錐台の側面を構成する傾斜面5aの傾斜角θは、30度以上60度以下に設定されているのが望ましい。
これは、傾斜角θを30度以上60度以下にすれば、土砂吸引管4の近傍に土砂が集中して堆積するため、効率的に土砂を除去することができるからである。また、傾斜角θが30度未満であれば、土砂が傾斜面5aに堆積するため、土砂を集中して堆積させる効果が減少してしまい、一方傾斜角θが60度を超えると、傾斜面5aに堆積する土砂が減少するので土砂の集積面積が小さくなるため、土砂を除去する効果が薄くなる。
なお、本実施形態では、凹部5として円錐台形状のものを例にとって説明しているが、凹部5の形状は上記に限定されるものではなく、下方に向かって縮径された傾斜面で囲まれたものであれば良い。例えば、三角錐台や四角錘台などの多角錘台形状であっても良い。また、凹部5は、堀削部を上記した形状に堀削して遮水シート(又は透水シート)で被覆して形成されるが、例えば、貯留浸透槽1内に設置される充填部材の最下部に上記形状の凹状部材を内蔵することによって形成しても良い。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図面を参照して説明する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図面を参照して説明する。
この雨水貯留浸透施設は、図3に示すように、上記実施形態の雨水貯留浸透施設において、貯留浸透槽1内に、一定方向に斜面部が形成された複数の充填部材7が、雨水中の土砂が雨水の流れによって自然に集まる土砂集積点を形成するように積層されるとともに、この土砂集積点から排出落下する土砂を収集する沈砂部6が貯留浸透槽1の底面に設けられ、土砂吸引管4の下端部が沈砂部6に対応して配置されている点に特徴を有している。
なお、基本的な構成は上記の雨水貯留浸透施設と同様であるので、同一構成のものについては、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
充填部材7は、例えば図4に示すように、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、これらの廃プラスチック等から形成され、貯留浸透槽1の空間を確保する4本の柱状の連結部71と、4本の連結部71に固定され水平面に対して5度程度の角度で傾斜する傾斜板部72とから構成されている。
そして、充填部材7は、例えば、傾斜板部72により誘導された雨水が、水流を生じさせて、徐々に傾斜板部72の間隙から落下するように配置されている。このように充填部材7が配置されていることから、土砂を含む雨水は、土砂集積点の方向に誘導されて落下し、土砂が沈砂部6に収集され堆積する。
この沈砂部6に対応して土砂吸引管4の下端部が配置され、沈砂部6との間に所定の間隙gが設けられており、沈砂部6に堆積した土砂を効率的に吸い上げて、オリフィス管2又はオーバーフロー管3から雨水とともに排出されるようになされている。
なお、土砂吸引管4に対応する位置に配置される充填部材70は、図4(b)に示すように傾斜板部72に穴70aが形成され、この穴70aに土砂吸引管4が挿入されている。
また、沈砂部6に対応して凹部5を形成してもよく、この場合、土砂の収集機能がさらに高まるので、土砂を底面に堆積した土砂をより一層効率良く自動的に除去することができる。
以上、本発明の実施の形態について、一例としての実施例について説明したが、上述した実施例に限られるものではない。
本発明は、メンテナンス作業を行うことなく、貯留浸透槽内に堆積した土砂を除去することが可能な雨水貯留浸透施設に適用できる。
1 貯留浸透槽
2 オリフィス管
3 オーバーフロー管
4 土砂吸引管
5 凹部
6 沈砂部
7 充填部材
2 オリフィス管
3 オーバーフロー管
4 土砂吸引管
5 凹部
6 沈砂部
7 充填部材
Claims (4)
- 地下に埋設された貯留浸透槽に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、
前記貯溜浸透槽に、この貯溜浸透槽の内外を連通するオリフィス管及びオーバーフロー管の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽の底面との間に所定の間隙を介して立ち上げられた土砂吸引管とが設けられるとともに、この土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続され、
前記貯溜浸透槽の底面に堆積した土砂が、前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により該土砂吸引管に吸引されて雨水とともに前記オリフィス管又はオーバーフロー管から貯溜浸透槽外に排出されることを特徴とする雨水貯溜浸透施設。 - 地下に埋設された貯留浸透槽に雨水等を貯留及び/又は該貯留浸透槽を介して雨水等を土中に浸透させる雨水貯留浸透施設において、
前記貯溜浸透槽に、この貯溜浸透槽の内外を連通するオリフィス管及びオーバーフロー管の両方又はそのいずれか一方と、貯溜浸透槽の底面との間に所定の間隙を介して立ち上げられた土砂吸引管とが設けられるとともに、この土砂吸引管の上端部に前記オリフィス管又はオーバーフロー管が接続され、
前記土砂吸引管の下端部に対応する貯留浸透槽の底面に、該底面から下方へ向かって縮径された傾斜面で囲まれた平坦面部を有する凹部が設けられ、この平坦面部から前記所定の間隙を介して土砂吸引管が立ち上げられており、
前記貯溜浸透槽底面の凹部に堆積した土砂が、前記間隙から土砂吸引管内に流入して該管内を上昇する雨水の上昇流の作用により該土砂吸引管に吸引されて雨水とともに前記オリフィス管又はオーバーフロー管から貯溜浸透槽外に排出されることを特徴とする雨水貯溜浸透施設。 - 前記貯留浸透槽内には、一定方向に斜面部が形成された複数の充填部材が、雨水中の土砂が雨水の流れによって自然に集まる土砂集積点を形成するように積層されるとともに、この土砂集積点から排出落下する土砂を収集する沈砂部が貯留浸透槽の底面に設けられ、
前記土砂吸引管の下端部が沈砂部に対応して配置されていることを特徴とする請求項1記載の雨水貯留浸透施設。 - 前記貯留浸透槽内には、一定方向に斜面部が形成された複数の充填部材が、雨水中の土砂が雨水の流れによって自然に集まる土砂集積点を形成するように積層されるとともに、この土砂集積点から排出落下する土砂を収集する沈砂部が貯留浸透槽の底面に設けられ、
前記沈砂部に対応して貯留浸透槽の底面から下方へ向かって縮径された傾斜面で囲まれた平坦面部を有する凹部が配置されていることを特徴とする請求項2記載の雨水貯留浸透施設。
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GB2475093A (en) * | 2009-11-06 | 2011-05-11 | David Clacy | Siphon draining device with an air valve to remove air locks for draining a tank |
KR20190105307A (ko) * | 2018-03-05 | 2019-09-17 | 그린로드(주) | 우수의 처리를 위한 여과 장치 |
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2006
- 2006-10-25 JP JP2006290217A patent/JP2008106513A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2475093A (en) * | 2009-11-06 | 2011-05-11 | David Clacy | Siphon draining device with an air valve to remove air locks for draining a tank |
KR20190105307A (ko) * | 2018-03-05 | 2019-09-17 | 그린로드(주) | 우수의 처리를 위한 여과 장치 |
KR102118557B1 (ko) * | 2018-03-05 | 2020-06-03 | 그린로드(주) | 우수의 처리를 위한 여과 장치 |
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