[go: up one dir, main page]

JP2008102076A - 磁気ロータ及び回転角度検出装置 - Google Patents

磁気ロータ及び回転角度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008102076A
JP2008102076A JP2006286066A JP2006286066A JP2008102076A JP 2008102076 A JP2008102076 A JP 2008102076A JP 2006286066 A JP2006286066 A JP 2006286066A JP 2006286066 A JP2006286066 A JP 2006286066A JP 2008102076 A JP2008102076 A JP 2008102076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
magnetic
rotation angle
magnetic rotor
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006286066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4756475B2 (ja
Inventor
Takashi Kawashima
貴 川嶋
Tetsuya Aoki
哲也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006286066A priority Critical patent/JP4756475B2/ja
Priority to US11/905,845 priority patent/US7573260B2/en
Publication of JP2008102076A publication Critical patent/JP2008102076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4756475B2 publication Critical patent/JP4756475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/14Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
    • G01D5/142Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices
    • G01D5/145Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices influenced by the relative movement between the Hall device and magnetic fields

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】良好な回転磁界を発生させる磁気ロータ及び検出誤差を低減する回転角度検出装置を提供する。
【解決手段】回転角度検出装置10は、回転軸12、磁気ロータ20、ホールIC30、およびECU40を備える。磁気ロータ20は、磁石24、カラー26、キー28からなり、回転磁界を発生させる。環状の磁石24は、径方向に2極着磁されている。カラー26は筒状に形成され、回転軸12に嵌着されている。キー28は磁性材料で形成され、回転軸12の外周壁とカラー26の内周壁とにそれぞれ形成されたキー溝12a、26aと嵌合している。キー28は磁石24の着磁方向に対して90°周方向に回転して配置されている。ホールIC30はホール素子21、22を有している。ホール素子21、22は磁気ロータ20による磁界の変化に応じて互いに位相の異なる検出信号を出力する。ECU40は、検出信号から検出対称の回転角度を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気ロータ及び回転角度検出装置に関する。
従来、回転軸に取り付けた磁石と、回転軸の回転に伴う磁石による磁界の変化に応じて位相が互いに異なる正弦波形の検出信号を出力する複数の磁気検出素子とで構成されている回転角度検出装置が知られている。このような回転角度検出装置では、複数の磁気検出素子の検出信号から検出対象の絶対的な回転角度を検出することができる。
しかしながら、実際には、磁気検出素子の検出信号の波形は、次の理由により厳密な正弦波形を示さない。すなわち、検出対象の絶対的な回転角度(以下、単に「回転角度」という。)を検出する回転角度検出装置では、磁石を回転軸に対し周方向に正確に位置決めする必要がある。そのため、図11に示す磁石524と回転軸512とからなる磁気ロータ520において、キー528を磁石524の内周壁に形成したキー溝524aとヨーク526の外周壁とに形成したキー溝526aとに嵌合させることにより、磁石524を回転軸512に対して周方向に位置決めしている(例えば、特許文献1参照)。したがって、このような磁気ロータでは、磁石にキー溝を形成するため磁石の形状が回転軸に対して非対称である。その結果、磁気ロータによる磁界が不均一となるため、磁気検出素子の検出信号の波形は厳密な正弦波形とならない。これにより、回転角度検出装置の検出誤差は増大する。
特開平11−332148号公報
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、良好な回転磁界を発生させる磁気ロータ及び検出誤差を低減する回転角度検出装置を提供することを目的とする。
請求項1〜5に記載の発明では、位置決め部を磁石の着磁方向に対して回転軸を中心に周方向に90°回転して配置している。このような位置における磁石による磁界の強さは小さい。したがって、上述したように位置決め部を配置することで、磁性材料で形成した位置決め部による磁界の乱れを抑制することができる。このように磁界の乱れを抑制することにより、良好な回転磁界を発生させることができる。ここで良好な回転磁界とは、例えば回転角度検出装置用の磁気ロータとして用いた場合において、回転角度検出装置の磁気検出素子から理想的な正弦波形の出力信号を出力させる磁界をいう。
また請求項1〜5に記載の発明では、位置決め部により取付部を回転軸に対して周方向に位置決めし、磁石を取付部に固定することにより、磁石を回転軸に対して間接的に位置決めしている。すなわち、磁石に溝部を形成することなく、磁石を回転軸に対して位置決めしているので、磁石の形状を回転軸に対して対称にすることができる。このような磁石で乱れの少ない磁界を発生させ、良好な回転磁界を発生させることができる。
請求項3に記載の発明では、2つの位置決め部を回転軸を中心に周方向に互いに180°回転して配置している。このように位置決め部を回転軸に対してバランスよく配置することにより、回転軸をスムーズに回転させることができる。また、こうした位置に位置決め部を配置したとしても、次の理由により位置決め部による磁界の乱れは小さい。すなわち、2つの位置決め部はそれぞれ磁石の着磁方向に対して回転軸を中心に周方向に±90°回転して配置される。これらの位置における磁石による磁界の強さは共に小さい。したがって、上述した位置に配置された2つの位置決め部による磁界の乱れは小さい。
請求項4に記載の発明では、取付部を非磁性材料で形成している。したがって、取付部に着磁前の磁石を固定した後に磁石を着磁する場合において、着磁用の磁界が取付部により乱れることを抑制することができる。したがって、取付部に磁石を固定した状態で磁石を精度よく着磁することにより、良好な磁界を発生させる磁極を磁石に形成することができる。
請求項5に記載の発明では、磁性材料と樹脂との複合材料の射出成形により磁石を取付部と一体的に形成することより、磁石と取付部との接合力を高めている。したがって、磁石が取付部に対して周方向に位置ずれしたり、磁石が取付部から外れることを防止することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5に記載の磁気ロータが発生させる良好な回転磁界により、磁気検出素子が正弦波形の検出信号を出力する。したがって、検出対象の正確な回転角度を検出することができる。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
(第1実施形態)
図1に示す本発明の第1実施形態による回転角度検出装置10は、例えばクランクシャフトや車輪等の検出対象の回転角度を検出する装置である。回転角度検出装置10は、回転軸12、磁気ロータ20、ホールIC30、および電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)40からなる。
回転軸12は、検出対象とともに回転する棒状の部材でもよいし、クランクシャフト等の検出対象そのものでもよい。回転軸12の外周壁には、位置決め部としてのキー28が嵌合するキー溝12aが形成されている。
磁気ロータ20は、磁石24、取付部としてのカラー26、キー28等からなる。
環状の磁石24は、径方向に異なる2つの磁極を有している。そして、磁石24はカラー26に嵌着されている。具体的には磁石24は、磁性材料と樹脂との複合材料によりカラー26とアウトサート成形されている。そして磁石24は径方向に2極着磁されている。このように磁石24とカラー26とを一体的に形成してもよいし、磁石24とカラー26とを別に形成しカラー26に磁石24を取り付けてもよい。
カラー26は、ステンレス綱等の非磁性の金属で筒状に形成されている。そして、カラー26は回転軸12に嵌着されている。具体的には、カラー26の内周壁にはキー28が嵌合するキー溝26aが形成されている。このように、カラー26にキー溝26aを形成することにより、磁石24を環状に形成することができる。環状の磁石24によれば、ホールIC30により検出対象の回転角度に応じた正弦波形の出力信号を出力させる良好な磁界を発生させることが可能である。また、カラー26を磁性材料でなく非磁性材料で形成することにより、例えばカラー26と着磁前の磁石24とを一体的に形成した後に磁石24を着磁する工程において、着磁用の磁界がカラー26により乱れることを抑制することができる。したがって、磁石24に磁気ロータ20の仕様に応じた磁極を形成することができる。
キー28は磁性材料で形成され、回転軸12の外周壁とカラー26の内周壁とにそれぞれ形成されたキー溝12a、26aと嵌合している。これにより磁石24及びカラー26は、回転軸12に対し周方向に位置決めされている。
ホールIC30は、磁石24の軸方向の端面と一定の距離を保つように、その端面と向き合って設置されている。ホールIC30は、磁石24の回転方向の1箇所に設置されている。ホールIC30は、2個のホール素子31、32を1チップの半導体として実装した角度センサである。磁気検出素子としてのホール素子31、32は、回転軸12の回転に伴う磁石24による磁界の変化に応じて互いに位相の異なる検出信号を出力するように配置されている。例えば、ホール素子31はその感磁面が回転軸12の径方向(以下、法線方向という。)と垂直になるように配置され、ホール素子32はその感磁面が法線方向に対し90°をなす方向(以下、接線方向という。)と垂直となるように配置されている。すなわち、ホール素子31、32は互いに90°の角度を形成して配置されている。そして、ホール素子31、32には定電流が供給されている。
この結果、検出対象とともに磁石24が回転することにより、図2(A)に示すようにホール素子31、32は、それぞれ正弦波の検出信号100、102を電圧として出力する。検出信号100の位相と検出信号102の位相とは互いに異なる。検出対象の回転角度をθ、検出信号100をVa、検出信号102をVb、ホール素子31、32の感度で決定される係数をk、磁石24が形成する磁界の磁束密度をB、定電流をIとすると、Va、Vbは次式(1)、(2)で示される。
Va=−kBI・sinθ ・・・(1)
Vb=−kBI・sin(θ+90)
=−kBI・cosθ ・・・(2)
ホールIC30からは、2個のホール素子31、32の検出信号がそれぞれECU40に出力される。回転角度検出装置10では、2個のホール素子31、32とECU40とを別部品にしてもよいし、1個の半導体として1チップで構成してもよい。また、2個のホール素子31、32は1個のホールICとして集積されていなくてもよい。
ECU40は、図示しないCPU、ROM、RAM等から構成されている。ECU40は、ROMに記憶されている角度算出プログラムを実行することにより、ホールIC30の出力信号から検出対象の回転角度を検出する。
具体的には、ECU40は以下に説明するように検出対象の回転角度を検出する。すなわち、ECU40は、VaとVbの比からtanθを算出する(次式(3)参照)。次に、ECU40は、逆正接演算により演算角度を算出する(次式(4)参照)。図2(B)に示すように演算角度104の周期は180°である。
Va/Vb=sinθ/cosθ=tanθ ・・・(3)
θ=arctan(Va/Vb) ・・・(4)
次に、ECU40は、VaとVbの符号を判定することにより、360°の角度範囲内における検出対象の回転角度位置を識別する。そしてECU40は、図2(B)に示すように、識別した検出対象の回転角度位置に基づいて演算角度104にオフセット角度を加えて結合することにより、検出対象の回転角度を示す出力角度106を検出する。
しかしながら、実際には、ホール素子31、32の検出信号は、以下の理由により理想的な正弦波形を示さない。すなわち、磁石24を環状に成形したとしても、キー28により磁気ロータ20の構造が回転軸12の軸線に対し非対称となるからである。以下、第1実施形態の効果を比較例と対比しながら説明する。
(比較例)
比較例としての回転角度検出装置は、磁石の着磁角度が0°であることを除き、第1実施形態の回転角度検出装置10と実質的に同一である。着磁角度とは、図3に示すように回転軸12の軸線上を通って磁石24の着磁方向に延びる仮想直線130と、キー28を通って回転軸12の軸線上で仮想直線130と交差する仮想直線132とがなす角度αである。ここで、図4(B)に示すように、着磁角度が0°に設定されていると、磁界の強さが大きな領域に磁性体であるキー28が位置することにより、キー28に多くの磁力線が集中する。このように磁気ロータ20近傍の磁界が乱れることにより、ホール素子31、32の検出信号に誤差が生じる。尚、図4において仮想曲線134は、磁気ロータが回転したときのホールIC30の軌道を示している。また、角度を示す数値(0°、90°、180°、270°)は、キー28がホールIC30に最も近づいたときの角度を90°としたときの検出対象の回転角度を示している。
図5は、検出対象の回転角度を変化させながら検出信号の誤差率を測定した結果を示している。検出信号の誤差率とは、検出信号の実測波の大きさと検出信号の理想的な正弦波の大きさとの差を正弦波の大きさで除算した値である。また回転角度は、図4に示す回転角度に対応している。図5(A)に示すように、ホール素子31の検出信号の誤差率120は、回転角度が90°の近傍で+0.25%、−0.45%程度に達する。また図5(B)に示すように、ホール素子32の検出信号の誤差率122は、回転角度が90°近傍で±9%程度に達する。
(第1実施形態の効果)
これに対して、第1実施形態では、図1に示すように磁石24の着磁角度が90°に設定されている。すなわち、キー28は磁石24の着磁方向に対して90°周方向に回転して配置されている。この場合、磁界の強さが小さな領域に磁性体であるキー28が位置することにより、図4(A)に示すように磁気ロータ20近傍に発生する磁界のキー28による乱れは小さい。
この結果、ホール素子31、32の検出信号の誤差を低減することができる。具体的には、図5(A)に示すようにホール素子31の検出信号の誤差率124は、回転角度が90°の近傍であっても±0.05%程度である。また、図5(B)に示すように、ホール素子32の検出信号の誤差率126は、回転角度が90°の近傍であっても±1%の範囲内である。
図6は、回転角度検出装置10の構成における磁石24の着磁角度と検出信号の最大誤差率との関係を示している。図6において、検出信号の最大誤差率とは、磁気ロータを一回転させたときに測定される検出信号の誤差率のうち最も大きな誤差率のことである。また、図6(A)はホール素子31の検出信号の最大誤差率140を示し、図6(B)はホール素子32の検出信号の最大誤差率142を示している。図6によると、検出信号の最大誤差率は、着磁角度が0°から90°に向かうほど小さくなることが分かる。
したがって、検出信号の誤差率を低減するためには、磁石24の着磁角度を90°に設定することが望ましい。しかしながら、着磁角度は厳密に90°でなくてもよい。着磁角度を90°近傍の角度に設定することにより、着磁角度を0°に設定した場合と比較して、検出信号の誤差率の低減することができる。
以上説明したように、第1実施形態では、磁石24の着磁角度を略90°に設定することにより、磁気ロータ20の磁界のキー28による乱れを抑制し、回転角度検出装置10の検出誤差を低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による回転角度検出装置は、キーの配置を除き、第1実施形態による回転角度検出装置10と実質的に同一である。図7に示す第2実施形態の磁気ロータ220のキー228は、第1実施形態のキー28と実質的に同一である。キー228は、第1実施形態のキー28に対し180°周方向に回転して配置されている。すなわち、第2実施形態による回転角度検出装置では、着磁角度が−90°に設定されている。
この場合であっても、第1実施形態と同様に、磁気ロータ220の磁界のキー228による乱れを抑制することができるため、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による回転角度検出装置は、磁気ロータが2個のキーを有していることを除き、第1実施形態による回転角度検出装置10と実質的に同一である。
図8に示す第3実施形態の磁気ロータ320のキー328、329は、第1実施形態のキー28と実質的に同一である。キー328は、第1実施形態のキー28と同様に配置されている。一方、キー329は、第2実施形態のキー228と同様に配置されている。すなわち、2個のキー328、329は互いに180°周方向に回転して配置されている。
回転軸312は、2個のキー328、329の配置に応じた2個のキー溝312a、312bを有している。カラー326は、2個のキー328、329の配置に応じた2個のキー溝326a、326bを有している。
このように2個のキー328、329を回転軸312に対してバランスよく配置することにより、回転軸312をスムーズに回転させることができる。また、キー328、329を共に磁界の強さが小さな領域に配置することにより、磁気ロータ320近傍に発生する磁界のキー328、329による乱れを抑制することができる。したがって、第3実施形態においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。
(第4実施形態)
上記複数の実施形態では、磁石24の軸方向の端面よりも外側にホールIC30を設置した。しかしながら、ホールIC30は、磁気ロータ20の回転による磁界の変化に応じた出力信号の出力が可能である限りどこに設置してもよい。
図9に示す第4実施形態による回転角度検出装置410は、ホールIC30の配置を除き、第1実施形態の回転角度検出装置10と実質的に同一である。回転角度検出装置410のホールIC30は、磁石24の径方向の端面と一定の距離を保つように、その端面と向き合って設置されている。
図10は、回転角度検出装置410の構成における磁石24の着磁角度と検出信号の最大誤差率との関係を示している。図10(A)はホール素子31の検出信号の最大誤差率144を示し、図10(B)はホール素子32の検出信号の最大誤差率146を示している。図10によると第1実施形態と同様に、検出信号の最大誤差率は、着磁角度が0°から90°に向かうほど小さくなることが分かる。
このように、ホールIC30を第1実施形態と異なる位置に配置したとしても、上記複数の実施形態の磁気ロータのいずれかを用いることにより、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。
(他の実施形態)
上記複数の実施形態では、回転軸の溝部とカラーの溝部に嵌合するキーを位置決め部としたが、位置決め部は回転軸の外周壁に形成され、カラーの内周壁に形成された溝部と嵌合する突部でもよい。また位置決め部はカラーの内周壁に形成され、回転軸の外周壁に形成された溝部と嵌合する突部でもよい。
また、上記複数の実施形態では、2個のホール素子31、32を有するホールIC30を例示したが、本発明の回転角度検出装置は磁気検出素子としてのホール素子を2個以上備えてもよい。また、磁気検出素子はホール素子以外の磁気抵抗素子などでもよい。
また、上記複数の実施形態では、取付部としてのカラーを非磁性材料で形成したが、取付部を磁性材料で形成することも可能である。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
(A)は第1実施形態による回転角度検出装置を示す模式図、(B)は第1実施形態による回転角度検出装置の断面図。 (A)は検出信号を示す模式図、(B)は演算角度および出力角度を示す模式図。 着磁角度を説明するための模式図。 (A)は第1実施形態の磁気ロータによる磁界を示す模式図、(B)は比較例の磁気ロータによる磁界を示す模式図。 検出対象の回転角度と検出信号の誤差率との関係を示す模式図。 着磁角度と検出信号の最大誤差率との関係を示す模式図。 第2実施形態による回転角度検出装置の断面図。 第3実施形態による回転角度検出装置の断面図。 第4実施形態による回転角度検出装置の断面図。 着磁角度と検出信号の最大誤差率との関係を示す模式図。 従来例の回転角度検出装置の断面図。
符号の説明
10、410:回転角度検出装置、12a、312a、312b:キー溝(回転軸の溝部)、12、312、512:回転軸、20、220、320、520:磁気ロータ、24:磁石、26、326:カラー(取付部)、26a、326a、326b:キー溝(取付部の溝部)、28、228、328、329:キー(位置決め部)、31、32:ホール素子(磁気検出素子)

Claims (6)

  1. 回転軸が貫通する取付部と、
    磁性材料で形成され、前記回転軸の外周壁または前記取付部の内周壁の少なくとも一方と嵌合することにより、前記取付部を前記回転軸に対して周方向に位置決めする位置決め部と、
    前記取付部に固定され、前記回転軸を囲む環状の磁石と、
    を備え、
    前記磁石は径方向に2極着磁され、
    前記位置決め部は、前記磁石の着磁方向に対して前記回転軸を中心に周方向に90°回転して配置されている、
    ことを特徴とする磁気ロータ。
  2. 前記回転軸は前記外周壁に溝部を有し、
    前記取付部は前記内周壁に溝部を有し、
    前記位置決め部は前記回転軸の前記溝部および前記取付部の前記溝部と嵌合している、請求項1に記載の磁気ロータ。
  3. 2つの前記位置決め部は、前記回転軸を中心に周方向に互いに180°回転して配置されている、請求項1又は2に記載の磁気ロータ。
  4. 前記取付部は非磁性材料で形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の磁気ロータ。
  5. 前記磁石は、磁性材料と樹脂との複合材料の射出成形により前記取付部と一体となっている、請求項1から4のいずれか一項に記載の磁気ロータ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の磁気ロータと、
    前記磁気ロータから離間して設置され、前記磁石による磁界の前記回転軸の回転に伴う変化に応じて互いに位相の異なる検出信号を出力する複数の磁気検出素子と、
    を備える回転角度検出装置。
JP2006286066A 2006-10-20 2006-10-20 磁気ロータ及び回転角度検出装置 Expired - Fee Related JP4756475B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006286066A JP4756475B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 磁気ロータ及び回転角度検出装置
US11/905,845 US7573260B2 (en) 2006-10-20 2007-10-04 Magnetic rotor and rotational angle sensing apparatus having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006286066A JP4756475B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 磁気ロータ及び回転角度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008102076A true JP2008102076A (ja) 2008-05-01
JP4756475B2 JP4756475B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=39317292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006286066A Expired - Fee Related JP4756475B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 磁気ロータ及び回転角度検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7573260B2 (ja)
JP (1) JP4756475B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528085A (ja) * 2011-09-29 2014-10-23 タイコ エレクトロニクス アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハウツンク ホールセンサによる相対位置の非接触測定のための方法
WO2017082401A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 川崎重工業株式会社 チェンジドラムの回転位置検出装置及び自動二輪車
KR102062112B1 (ko) * 2016-08-22 2020-01-06 주식회사 소니 인터랙티브 엔터테인먼트 브러시리스 이차원 햅틱 작동기

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4612577B2 (ja) * 2006-03-31 2011-01-12 ナイルス株式会社 回転角検出装置
US9291479B2 (en) 2011-08-10 2016-03-22 GM Global Technology Operations LLC Plastic speed target wheel and method of manufacture
DE102019005876A1 (de) * 2019-08-22 2021-02-25 Tdk-Micronas Gmbh Integrierte Drehwinkelbestimmungssensoreinheit in einem Messsystem zur Drehwinkelbestimmung
CN114583898B (zh) * 2022-03-10 2024-04-16 广东工业大学 一种基于环形磁铁的电机减速器绝对角度检测装置及方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11332148A (ja) * 1998-05-20 1999-11-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石式回転機械の回転子構造
JP2002286497A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Aisin Seiki Co Ltd 変位センサ
JP2006010346A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Alps Electric Co Ltd ポジションセンサ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4378814B2 (ja) * 1999-07-16 2009-12-09 株式会社日本自動車部品総合研究所 回転角検出装置
JP2006118356A (ja) 2004-10-19 2006-05-11 Calsonic Compressor Inc 電動気体圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11332148A (ja) * 1998-05-20 1999-11-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石式回転機械の回転子構造
JP2002286497A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Aisin Seiki Co Ltd 変位センサ
JP2006010346A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Alps Electric Co Ltd ポジションセンサ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528085A (ja) * 2011-09-29 2014-10-23 タイコ エレクトロニクス アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハウツンク ホールセンサによる相対位置の非接触測定のための方法
WO2017082401A1 (ja) * 2015-11-12 2017-05-18 川崎重工業株式会社 チェンジドラムの回転位置検出装置及び自動二輪車
JP2017090288A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 川崎重工業株式会社 チェンジドラムの回転位置検出装置及び自動二輪車
US11293547B2 (en) 2015-11-12 2022-04-05 Kawasaki Motors, Ltd. Rotation position detection device for change drum and motorcycle
KR102062112B1 (ko) * 2016-08-22 2020-01-06 주식회사 소니 인터랙티브 엔터테인먼트 브러시리스 이차원 햅틱 작동기

Also Published As

Publication number Publication date
JP4756475B2 (ja) 2011-08-24
US7573260B2 (en) 2009-08-11
US20080094058A1 (en) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756475B2 (ja) 磁気ロータ及び回転角度検出装置
CN106443521B (zh) 在离轴配置中的角度感测
JP4858837B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2005351849A (ja) 回転角度検出装置および回転角度検出方法
US10969252B2 (en) System for determining at least one rotation parameter of a rotating member
US11041739B2 (en) Rotation sensor
JP2007024738A (ja) 回転角度検出装置
JP2008151629A (ja) 回転センサ
JP2008128740A (ja) 回転センサ
JP4519750B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2010038765A (ja) 回転検出装置
JP2018105757A (ja) 磁気エンコーダ装置
JP5394289B2 (ja) 磁気検出装置及び磁気エンコーダ
US11231295B2 (en) Rotation angle detection device
US11181398B2 (en) Rotation angle detection device
JP6201910B2 (ja) 回転検出センサ及びその製造方法
JP2007078534A (ja) 磁気式エンコーダ装置
JP2009300396A (ja) 回転角度検出装置
JP2016008929A (ja) 回転数センサ
JP2005300216A (ja) 回転角検出装置および回転角検出装置の製造方法
CN111693909B (zh) 用于确定旋转构件的至少一个旋转参数的系统
JP2010249719A (ja) 微小角度検出センサ
JP5839238B2 (ja) 回転角検出装置
JP2005221369A (ja) 回転角度検出装置
WO2019216179A1 (ja) 回転検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110522

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees