JP2008092440A - カメラおよび画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】APS−Cサイズに対応した交換レンズを、APS−Cサイズよりも大きな撮像素子を有するカメラに用いた場合あっても、最適な画像を撮影する。
【解決手段】カメラは、被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子107と、カメラに装着された交換レンズ200の特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段117と、取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズ200とコンバータレンズ300を含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段117とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】カメラは、被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子107と、カメラに装着された交換レンズ200の特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段117と、取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズ200とコンバータレンズ300を含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段117とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンバータレンズを挿入して撮影した場合の画像を最適化するようにしたカメラおよび画像処理プログラムに関する。
APS−Cサイズの撮像素子を有するカメラ用の交換レンズが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2005−99066号公報
しかしながら、APS−Cサイズに対応した交換レンズをAPS−Cサイズよりも大きな撮像素子を有するカメラに用いる場合、最適な画像を撮影することができないという問題がある。
(1)請求項1の発明によるカメラは、被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段と、取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、コンバータ情報はコンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、補正データ生成手段は、交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に対応する補正データを記憶する補正データ記憶手段と、情報取得手段で取得された交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、補正データ記憶手段から補正データを検索する検索手段とを含むことを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、コンバータ情報はコンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、補正データ生成手段は、交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に対応する光学特性データを記憶する特性データ記憶手段と、情報取得手段で取得された交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、特性データ記憶手段から光学特性データを検索する検索手段と、検索された特性データに基づいて補正データを算出する補正データ算出手段とを含むことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの光学特性を示す交換レンズ特性データ、コンバータ情報はコンバータレンズの光学特性を示すコンバータレンズ特性データであって、補正データ生成手段は、交換レンズ特性データおよびコンバータレンズ特性データに基づいて補正データを生成することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、補正データを用いて、撮像素子から出力された画像信号により生成される画像データを補正して画像劣化を補正する画像補正手段をさらに備えることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、撮像素子から出力された画像信号により生成される画像データに補正データを付加した画像ファイルを生成するファイル生成手段をさらに備えることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、撮像素子から出力された画像信号により生成される画像データに補正データを付加した画像ファイルを生成するファイル生成手段をさらに備えることを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系のMTF特性を補正するためのデータを含むことを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とする。
(9)請求項9の発明による画像処理プログラムは、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段と、取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段とを備えるカメラで取得された画像データおよび補正データを読み込む読込処理と、補正データを用いて読み込んだ画像データの画像劣化を補正する補正処理とをコンピュータで実行する。
(10)請求項10の発明の画像処理プログラムは、カメラで取得された画像データを読み込む第1読込処理と、カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を読み込む第2読込処理と、読み込んだ交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成処理と、補正データを用いて読み込んだ画像データの前記画像劣化を補正する補正処理とをコンピュータで実行する。
(10)請求項10の発明の画像処理プログラムは、カメラで取得された画像データを読み込む第1読込処理と、カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、およびカメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を読み込む第2読込処理と、読み込んだ交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成処理と、補正データを用いて読み込んだ画像データの前記画像劣化を補正する補正処理とをコンピュータで実行する。
(11)請求項11の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、コンバータ情報はコンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、補正データ生成処理は、読み込んだ交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報にそれぞれ対応する補正データを記憶する記憶手段に記憶された補正データを検索する検索処理とを含むことを特徴とする。
(12)請求項12の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、コンバータ情報はコンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、補正データ生成処理は、交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に対応する光学特性データを記憶する特性データ記憶手段を参照して、第2読込処理で読み込まれた交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて光学特性データを検索する検索処理と、検索された光学特性データに基づいて補正データを算出する補正データ算出処理とを含むことを特徴とする。
(12)請求項12の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、コンバータ情報はコンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、補正データ生成処理は、交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に対応する光学特性データを記憶する特性データ記憶手段を参照して、第2読込処理で読み込まれた交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて光学特性データを検索する検索処理と、検索された光学特性データに基づいて補正データを算出する補正データ算出処理とを含むことを特徴とする。
(13)請求項13の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、交換レンズ情報は交換レンズの光学特性を示す交換レンズ特性データ、コンバータ情報はコンバータレンズの光学特性を示すコンバータレンズ特性データであって、補正データ生成処理は、交換レンズ特性データおよびコンバータレンズ特性データに基づいて補正データを生成することを特徴とする。
(14)請求項14の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、第2読込処理はカメラが生成した交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データも読込み、読み込んだ補正データおよび補正データ生成処理で算出した補正データのいずれか一方を選択する選択処理をさらに備えることを特徴とする。
(14)請求項14の発明は、請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、第2読込処理はカメラが生成した交換レンズとコンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データも読込み、読み込んだ補正データおよび補正データ生成処理で算出した補正データのいずれか一方を選択する選択処理をさらに備えることを特徴とする。
(15)請求項15の発明は、請求項9または10に記載の画像処理プログラムにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系のMTF特性を補正するためのデータを含むことを特徴とする。
(16)請求項16の発明は、請求項9または10に記載の画像処理プログラムにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とする。
(16)請求項16の発明は、請求項9または10に記載の画像処理プログラムにおいて、補正データは、交換レンズとコンバータレンズとを含む撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とする。
本発明によるカメラによれば、交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報と、コンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報とに基づいて、交換レンズおよびテレコンバータを含む撮影光学系に起因して発生する画像劣化を補正するための補正データを生成することができる。
本発明による画像処理プログラムによれば、交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報と、コンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報とに基づいて、交換レンズおよびテレコンバータを含む撮影光学系に起因して発生する画像劣化を補正するための補正データを用いて、画像劣化を補正することができる。
本発明による画像処理プログラムによれば、交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報と、コンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報とに基づいて、交換レンズおよびテレコンバータを含む撮影光学系に起因して発生する画像劣化を補正するための補正データを用いて、画像劣化を補正することができる。
−第1の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラの第1の実施の形態を説明する。図1は、撮像素子101を含む電子カメラ100と、電子カメラ100に着脱される交換レンズ200およびテレコンバータ300の要部構成図である。図2は、電子カメラ100、交換レンズ200およびテレコンバータ300の制御系のブロック図である。
図面を参照して、本発明によるカメラの第1の実施の形態を説明する。図1は、撮像素子101を含む電子カメラ100と、電子カメラ100に着脱される交換レンズ200およびテレコンバータ300の要部構成図である。図2は、電子カメラ100、交換レンズ200およびテレコンバータ300の制御系のブロック図である。
テレコンバータ300は、交換レンズ200のレンズ210を通過した被写体光を拡大するためのレンズ310を有する。この倍率は、たとえば1.5倍である。
交換レンズ200は、図1および図2に示すように、レンズ210、ROM−L220、CPU−L221、インタフェース−L222、エンコーダ223を有する。レンズ210は、被写体光を撮像素子107の受光面に結像する光学系である。レンズ210の撮像範囲は、APS−Cサイズの撮像素子、すなわち23.7mm×15.6mmに対応している。ROM−L220には、交換レンズ200の型名、レンズ特性情報などの交換レンズ200の特徴を示す交換レンズ情報が記憶されている。レンズ特性情報は、レンズ210のMTF特性を表すデータや、レンズ210により発生する撮影画像の周辺光量落ちを求めるために必要な焦点距離データである。以下では、交換レンズ200を単焦点レンズとして説明するが、本発明は可変焦点レンズについても適用できる。
MTF(Modulation Transfer Function)特性は、レンズ210の結像性能を評価する指標であり、被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現する。一般に交換レンズのMTF特性は、図3のMTF性能曲線図に示すように、像高が大きくなる、すなわち撮影画面の中心から離れるほどコントラストの値が低下する。その結果、撮影画像の周辺部ほどコントラストが劣化する。MTF特性は焦点距離と絞り値と被写体距離とにより変化する。したがって、所定の像高ごとに、焦点距離と絞り値と被写体距離とに対応付けされたMTF特性データがテーブル形式でROM−L220に記憶されている。なお、ユーザがテレコンバータ300を使用する目的は、遠い被写体を撮影することであることが多い。そのため、ROM−L220のパラメータとして被写体距離を省略することが可能である。
周辺光量落ちは、撮影画面中の周辺部が中央部と比べて暗く写る現象で、撮影画像で見たときには四隅が暗くなる。周辺光量落ちは、画角(像高)、絞り値および撮像素子107のマイクロレンズに依存して特性が変化する。したがって、テレコンバータ300と交換レンズ200とを組合わせた光学系の画角を求めるために、焦点距離のデータがテーブル形式でROM−L220に記憶されている。
エンコーダ223はレンズ210の繰り出し量を示す信号を出力する。レンズ210の繰り出し量は被写体距離に対応する。よって、CPU−L221はエンコーダ223の出力信号に基づき、被写体距離を判定することができる。
CPU−L221は、交換レンズ200の上述した各部を制御する。また、CPU−L221は、インタフェース−L222を介して、テレコンバータ300内のCPU−T322および電子カメラ100内のCPU−C117と各種情報の通信を行なう。たとえば、CPU−L221は、ROM−L220から読み出した交換レンズ情報や被写体距離情報を電子カメラ100に送信する。
テレコンバータ300は、図1および図2に示すように、レンズ310、インタフェース−TC320、ROM−T321、CPU−T322、インタフェース−TL323を有する。ROM−T321には、テレコンバータ300の型名、レンズ310の特性情報などのテレコンバータ情報が記憶されている。特性情報は、レンズ310のMTF特性を表すデータや、レンズ310の倍率などの光学特性を表すデータである。
レンズ310のMTF特性データは、交換レンズ200におけるレンズ210のMTF特性データの場合と同様に、所定の像高ごとに対応付けされたテーブル形式でROM−T321に記憶されている。周辺光量落ち特性データは、レンズ310の倍率であり、これらの特性係数がROM−T321に記憶されている。
CPU−T322は、インタフェース−TC320を介して、電子カメラ100内のCPU−C117と各種情報の通信を行なう。たとえば、CPU−T322は、ROM−T321から読み出したテレコンバータ情報を電子カメラ100に送信する。また、CPU−T322は、電子カメラ100からインタフェース−TC320を介して受信した指令を、インタフェース−TL323を介して交換レンズ200に送信する。
電子カメラ100は、図1および図2に示すように、クイックリターンミラー101、焦点板102、ペンタプリズム103、測光センサ104、接眼レンズ105、シャッタ106、撮像素子107、撮像素子112、焦点検出用センサ108、インタフェース−C110、AFE(Analog Front End)回路111、タイミングジェネレータ113、画像処理エンジン114、圧縮回路115、RAM116、CPU−C117、ROM−C118、LCD駆動回路119、LCD120、操作部121、カードインタフェース122、メモリカード123を有する。
撮影モードには、光学ファインダモードとライブビューモードがある。光学ファインダとは、被写体を光学ファインダで確認するモードである。ライブビューモードとは、被写体を撮像素子112により撮像された画像をLCD120に動画として表示し、被写体を電子ビューファインダで確認するモードである。
まず、光学ファインダモードの場合について説明する。
交換レンズ200およびテレコンバータ300を通過して電子カメラ100に入射した被写体光は、シャッタレリーズ前は図1において実線で示すように位置するクイックリターンミラー101で上方へ導かれて焦点板102に結像する。被写体光はさらにペンタプリズム103へ入射される。ペンタプリズム103は、入射された被写体光を接眼レンズ105へ導く一方、測光センサ104に被写体光を入射し、その撮像面上に被写体像を結像する。測光センサ104は、交換レンズ200に対して撮像素子107と光学的に等価な位置に配設される。測光センサ104は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成される。測光センサ104は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を測光信号としてCPU−C117へ出力する。
交換レンズ200およびテレコンバータ300を通過して電子カメラ100に入射した被写体光は、シャッタレリーズ前は図1において実線で示すように位置するクイックリターンミラー101で上方へ導かれて焦点板102に結像する。被写体光はさらにペンタプリズム103へ入射される。ペンタプリズム103は、入射された被写体光を接眼レンズ105へ導く一方、測光センサ104に被写体光を入射し、その撮像面上に被写体像を結像する。測光センサ104は、交換レンズ200に対して撮像素子107と光学的に等価な位置に配設される。測光センサ104は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成される。測光センサ104は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を測光信号としてCPU−C117へ出力する。
次にライブビューモードについて説明する。
ユーザは、操作部121を操作することによりライブビューモードを設定することができる。ライブビューモードが設定されると、CPU−C117は、不図示の光学系切換機構により光路を切換え、被写体光が撮像素子112に導かれるようにする。そして、撮像素子112により撮像された画像が動画像としてLCD120に表示される。よって、ユーザはLCD120に表示された画像を見ながら、撮影の構図などを決めることができる。
これ以降の説明は、特に断りがない限り、光学ファインダモードとライブビューモードとの共通の事項である。
ユーザは、操作部121を操作することによりライブビューモードを設定することができる。ライブビューモードが設定されると、CPU−C117は、不図示の光学系切換機構により光路を切換え、被写体光が撮像素子112に導かれるようにする。そして、撮像素子112により撮像された画像が動画像としてLCD120に表示される。よって、ユーザはLCD120に表示された画像を見ながら、撮影の構図などを決めることができる。
これ以降の説明は、特に断りがない限り、光学ファインダモードとライブビューモードとの共通の事項である。
被写体光の一部はクイックリターンミラー101の半透過領域を透過し、サブミラー1101aにて下方に反射され、焦点検出用センサ108へ入射される。焦点検出用センサ108は、たとえば、焦点検出光束を一対の焦点検出用光像に分割して結像する焦点検出光学系と、分割された一対の光像が入射し、それに応じた焦点検出信号を出力する一対のCCDラインセンサとを備える。CCDラインセンサから出力される焦点検出信号はCPU−C117に入力される。
レリーズ後はクイックリターンミラー101が図1の破線で示される位置へ回動し、被写体光がシャッタ106を介して撮像素子107へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。撮像素子107は、受光した被写体光をその強度に応じた画像信号に変換するCCDやCMOSなどの光電変換素子である。撮像素子107のサイズは36mm×24mmである。撮像素子107には、行列状に画素が配置されている。撮像素子107の受光素子の各画素の受光面には、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色のフィルタのいずれかがベイヤー配列で取り付けられている。各フィルタの前面(被写体側)には、受光感度を上げるためにマイクロレンズがそれぞれ設けられている。
AFE回路111は、撮像素子107の出力する画像信号にアナログ的な処理をしてからデジタルの画像データに変換する回路である。アナログ処理には、アンプのゲインコントロールや相関二重サンプリングが含まれる。アンプのゲインは、CPU−C117により設定されたISO感度に基づいて決定される。タイミングジェネレータ113は、CPU−C117の命令に応じて、撮像素子107とAFE回路111とにタイミング信号を出力し、撮像素子107とAFE回路111との駆動タイミングを制御する回路である。
CPU−C117は、電子カメラ100の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。CPU−C117はタイミングジェネレータ113を制御するほか、後述する画像処理エンジン114、圧縮回路115、カードインタフェース122、LCD駆動回路119を制御する。また、CPU−C117は、前述の測光センサ104から出力された測光信号に基づいて算出された被写体の輝度および撮像感度(ISO感度)に基づいて、シャッタ速度と交換レンズ200の絞り値を演算する。さらに、CPU−C117は、前述した焦点検出用センサ108から出力された焦点検出信号に基づいて、デフォーカス量などの焦点調節状態の演算を行う。
画像処理エンジン114は、ASICなどにより構成される。画像処理エンジン114は、画像データに対して、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理、色補間処理、輪郭強調、ビネット補正などの画像処理を実行する。圧縮回路115は、画像処理エンジン114で画像処理の施された本画像データに対してJPEG圧縮処理を実行する回路である。CPU−C117は、JPEG圧縮処理された本画像データから画像ファイルを生成する。
メモリカードインタフェース122は、メモリカード123が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース122は、CPU−C117の制御に基づいて、画像ファイルをメモリカード123に書き込んだり、メモリカード123に記録されている画像ファイルを読み出すインタフェース回路である。メモリカード123はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
LCD駆動回路119は、CPU−C117の命令に基づいてLCD120を駆動する回路である。LCD120はアスペクト比が縦3:横4の液晶表示パネルである。LCD120は、液晶ビューファインダとして用いられるとともに、メモリカード123に記録されている画像ファイルに基づいてCPU−C117で作成された表示データの表示を行う。また、LCD120は、画像ファイルに関連する各種情報(シャッタ速度、絞り値、ISO感度、ファイル名など)の表示を行う。また、LCD120は、後述する操作部121の操作に基づき、電子カメラ100の各種設定メニュー画面の表示を行う。設定メニューの内容としては、撮影モードの設定や、撮影画像データを圧縮処理して記録するかRAWデータとして記録するかの設定がある。
RAM116は、画像処理、画像圧縮処理および表示データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。また、連写撮影および動画撮影時に連続して撮像した複数駒の画像データを一時記憶するためにも用いられる。ROM−C118は、CPU−C117で実行されるプログラムデータなどを格納するメモリである。
操作部121は、ユーザの操作を受け付けるスイッチである。操作部121には、電源スイッチ、レリーズスイッチ、設定メニューの表示切換スイッチ、設定メニュー決定ボタンなどが含まれる。
次に、電子カメラ200の動作について説明する。ユーザが操作部121を操作することにより電源がオンとなると、CPU−C117は、インタフェース−C110を介して、交換レンズ200に対して交換レンズ情報の送信を要求する要求信号を出力する。テレコンバータ300のCPU−T322は、インタフェース−TC320を介して電子カメラ100からの要求信号を入力すると、入力した要求信号をインタフェース−TL323を介して交換レンズ200へ出力する。交換レンズ200のCPU−L221は、インタフェース−L222を介してテレコンバータ300から要求信号を入力すると、ROM−L220に記憶された交換レンズ情報を読み出す。そして、CPU−L221は、読み出した交換レンズ情報をインタフェース−L222を介して送信する。
CPU−T322は、インタフェース−TL323を介して交換レンズ200から送信された交換レンズ情報を受信すると、ROM−T321に記憶されたテレコンバータ情報を読み出す。そして、CPU−T322は、交換レンズ200から受信した交換レンズ情報と、ROM−T323から読み出したテレコンバータ情報とをインタフェース−TC320を介して電子カメラ100に送信する。
電子カメラ100のCPU−C117は、インタフェース−C110を介して受信した情報にテレコンバータ情報が含まれている場合に、テレコンバータ300が装着されたと判定する。テレコンバータ300が装着されたと判定すると、CPU−C117は、受信した交換レンズ情報とテレコンバータ情報とに基づいて、撮影画像の画像劣化を補正するための補正値を算出する。この実施の形態では、交換レンズ情報はMTF特性データおよび焦点距離データであり、テレコンバータ情報はMTF特性データおよび倍率データである。また、補正値は、MTFによる画像劣化を補正する補正データと周辺光量落ちを補正する補正データを含む一対の補正値である。
交換レンズ200とテレコンバータ300とで構成される撮影光学系のMTF特性は、CPU−C117により、図4の実線で示す交換レンズ200よるMTF特性と、図4の破線で示すテレコンバータ300によるMTF特性とを畳み込み積分して求めることができる。なお、簡易的に、CPU−C117は交換レンズ200のMTF特性とテレコンバータ300のMTF特性を乗算することにより、交換レンズ200とテレコンバータ300とで構成されるMTF特性を求めてもよい。図4の一点鎖線は、交換レンズ200とテレコンバータ300とで構成される撮影光学系のMTF特性を表している。図4の一点鎖線で示すようにMTF特性が劣化した撮影画像は、画像処理エンジン114で輪郭強調処理を施すことにより補正することができる。したがって、CPU−C117は、輪郭強調処理後の画像のMTF特性が、少なくとも図4の実線で示す交換レンズ210によるMTF特性に近づくようなMTF補正値を算出する。そして、CPU−C117は画像処理エンジン114にMTF補正値を設定する。
図9を用いて周辺光量落ちが発生する要因について説明する。図9はレンズ210を通る光束が撮像素子107に到達する様子を示す模式図である。ここではテレコンバータレンズ300は装着されていない状態を示している。
周辺光量落ちが発生する1つ目の主要な要因は、最大画角2θによる周辺光量の現象である。最大画角2θとは、一定の画面内に写しこむことができる物体空間の範囲を角度で表したものである。半画角θとは、物体から発し、撮像面における最大像高ymaxに対応する主光線(絞りの中心を通る光線)が光軸となす角度のことである。最大画角とはθの2倍、すなわち2θのことである。最大像高ymaxは、撮像素子107が24mm×36mmのフルサイズの素子である場合、21.6mmである。
一般的に、被写体の中心から発して、撮像面の中心へ向かう光束(画角0の光束)より、被写体の周辺部から発して画面周辺部に向かう光束は、レンズ径や鏡筒の構造によってケラレるため、光量が低下(光束径が小さくなる)する。図9より明らかなように、光軸に平行に入射して像高が0の点に収束する光束Aよりも光軸に交わる方向から入射して最大像高ymaxの点に収束する光束Bの方が光量が少ない。したがって、一般的に最大画角2θの値が大きくなればなるほど、周辺光量落ちが大きいということになる。
周辺光量を落とす2つ目の要因は、コサイン4乗則と呼ばれる法則によるものである。レンズの画角が大きくなると、たとえケラレが全く無くてもこの法則により周辺部の明るさが減少する。すなわち、レンズから射出され、撮像面に結像(入射)する光線が、光軸に対してαだけ傾いていると、その傾きαのコサイン4乗に比例して像面の照度が低下する。
図10(a)は交換レンズ200のレンズ210の最大画角2θおよび半画角θを示す模式図である。図10(b)は交換レンズ200のレンズ210とテレコンバータ300のレンズ310との組合せの撮像光学系の最大画角2θ’および半画角θ’を示す模式図である。交換レンズ200とテレコンバータ300との組合せの撮像光学系の方が、交換レンズ200のみで構成される撮像光学系よりも焦点距離が長くなるので、最大画角2θ’は最大画角2θよりも小さくなる。
以上の説明から明らかなように、APS−Cサイズ用の交換レンズ200単独の撮像光学系よりも、交換レンズ200とテレコンバータ300とを組み合わせた撮像光学系の方が周辺光量落ちの問題はある程度改善される。しかしながら、周辺光量落ちの問題が完全に解決されるわけではない。そこで、本実施の形態の装置では、画像処理によりその問題を解決する。
上述したように、像高が小さければ小さいほど光量は大きい。よって、交換レンズ200とテレコンバータ300との組合せの撮像光学系の像高に応じた補正係数が決まれば、周辺光量落ちの補正をすることができる。交換レンズ200のレンズ210の焦点距離をfとし、テレコンバータ300の倍率をMとすると、テレコンバータ300を装着したときの全光学系の焦点距離fTは、以下の式で表される。
fT=f×M
fT=f×M
よって、交換レンズ200とテレコンバータ300とを組み合わせた撮像光学系の半画角θ’は次の式で表される。
θ’=tan−1(ymax/fT)
θ’=tan−1(ymax/fT)
電子カメラ100のROM−C118には、半画角θ’の値ごとに像高yと周辺光量落ち補正値との関係を示す周辺光量落ち補正テーブルが保存されている。よって、電子カメラ100のCPU−C117が、上述の式により半画角θ’を求めた後に、半画角θ’に対応する周辺光量落ち補正テーブルを選択する。そして、CPU−C117が、周辺光量落ち補正テーブルに基づいて画像処理エンジン114に周辺光量落ち補正値を設定する。よって、画像処理エンジン114が入力した画像データの周辺光量落ちをビネット補正を施すことにより補正することができる。なお、周辺光量落ち補正テーブルの周辺光量落ち補正係数は、撮像素子107のマイクロレンズの入射角特性における補正も加味されている。
ユーザが操作部121を操作することにより撮影モードのライブビューモードに切換えられると、CPU117は、タイミングジェネレータ113、画像処理エンジン114およびLCD駆動回路119を制御することにより、たとえば1/30秒の周期で撮像素子112を駆動し、LCD120に表示される画像を更新する。電子ビューファインダとして機能するLCD120には、MTF特性と周辺光量落ちを補正した動画像が表示される。なお、光学ファインダモードの場合は、前述した撮像素子112やLCD120の駆動は行なわれない。
ユーザがレリーズスイッチを半押しすると、CPU−C117は、測光センサ104から得られた測光値に基づいて、シャッタ速度、絞り値およびISO感度を設定する。そしてCPU−C117は、不図示の絞りを設定した絞り値にする。さらに、CPU−C117は、焦点検出用センサ108から得られた焦点検出信号を用いて焦点調節状態を演算する。演算結果に基づいて、CPU−C117は、レンズ210を駆動させるレンズ駆動信号を、インタフェース−C110を介して交換レンズ210へ出力する。
ユーザがレリーズスイッチを全押しすると、CPU−C117は、タイミングジェネレータ113を制御して、設定したシャッタ速度でシャッタ106を駆動する。また、CPU−C117は、設定されたISO感度に基づいて、AFE回路111のアンプのゲインを決定し、アンプにゲインを設定する。このとき、CPU−C117は、レリーズスイッチ全押し時点の交換レンズ200の制御絞り値と焦点距離と交換レンズ200から受信した被写体距離情報とを読込み、MTF補正値と周辺光量落ち補正値を上述したように算出し、それらの補正値を画像処理エンジン114に設定する。
撮像素子107から出力される画像信号は、上述したAFE回路111を介して画像処理エンジン114へ送られる。画像処理エンジン114は、撮影モードに応じた画像処理、およびCPU−C117で算出された一対の補正値を用いて画像劣化補正を施して、本画像データを生成する。本画像データが生成されると、ユーザにより画像を圧縮する設定がされている場合、CPU−C117は、圧縮回路115に対して本画像データの圧縮処理を実行させる。画像を圧縮する設定がされていない場合は、CPU−C117は、圧縮回路115に対して本画像データの圧縮処理を実行させない。すなわち、CPU−C117はRAWデータを生成する。
本画像データが圧縮される、またはRAWデータが生成されると、CPU−C117は画像ファイルを生成する。CPU−C117は、JPEGファイルを生成する場合、シャッタ速度、絞り値、ISO感度、ファイル名、撮影日時などの撮影情報、交換レンズ200の型名や特性情報などの交換レンズ情報、被写体距離情報、テレコンバータ300の型名、特性情報などのテレコンバータ情報、および画像劣化補正に用いた一対の補正値を、画像ファイルのEXIF情報としてEXIFタグ部に書き込む。画像ファイルが生成されると、CPU−C117は、カードインタフェース122を駆動して生成した画像ファイルをメモリカード123に書き込む。なお、補正値のデータサイズが大きいときは、EXIFタグ部に記録せず、別ファイル形式で記録する。
EXIF情報とは、画像ファイルに添付されている画像の各種情報をEXIF規格に則って記録したものである。EXIF情報として、画像を撮影したカメラの機種、カメラのシリアル番号を記録する領域、撮影日時を記録する領域、各種撮影条件を記録する領域、各ベンダーが任意に使用できる任意領域などが含まれる。本実施の形態では、前述した交換レンズ情報、テレコンバータ情報および一対の補正値を任意領域に記録する。図8は、このような任意領域に種々のデータを格納した一例を示す図である。また、CPU−C117は、RAWデータの画像データを生成する場合、画像ファイルのヘッダにEXIF情報と同様の情報を記録する。
以下で、図5に示すフローチャートを用いて、ライブビューモードにおけるCPU−C117が実行する画像劣化補正処理について説明する。図5の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、カメラ100の電源スイッチからオン信号が入力されると起動される。
ステップS1において、交換レンズ200に対して交換レンズ情報の送信を要求する要求信号を出力してステップS2へ進む。ステップS2において、交換レンズ情報を受信したか否かを判定する。交換レンズ情報を受信した場合は、ステップS2が肯定判定されてステップS3へ進む。交換レンズ情報を受信しない場合は、ステップS2が否定判定されて、交換レンズ情報を受信するまでステップS2を繰り返す。
ステップS3においては、ステップS2で受信した交換レンズ情報とともにテレコンバータ情報も受信したか否かを判定する。テレコンバータ情報を受信した場合、すなわちテレコンバータ300が装着されている場合、ステップS3が肯定判定されてステップS4へ進む。ステップS4においては、受信した交換レンズ情報およびテレコンバータ情報と、交換レンズ200の現在の絞り値および焦点距離とに基づいて、画像劣化を補正するための上述の一対の補正値を算出してステップS5へ進む。ステップS5においては、ステップS4で算出した一対の補正値を画像処理エンジン114に設定してステップS20へ進む。ステップS20では、電子ビューファインダとしてのLCD120に、補正後の動画像を表示する。
テレコンバータ情報を受信しない場合、すなわちテレコンバータ300が装着されていない場合、ステップS3が否定判定されてステップS6へ進む。ステップS6においては、ステップS2で受信した交換レンズ情報により、交換レンズ200の撮像範囲がAPS−Cサイズに対応するか否かを判定する。撮像範囲がAPS−Cサイズに対応する場合は、ステップS6が肯定判定されてステップS7へ進む。ステップS7においては、撮像素子107の撮像範囲を交換レンズ200の撮像範囲に対応するサイズ、すなわちAPS−Cサイズの23.7mm×15.6mmに設定してステップS20へ進む。
交換レンズ200の撮像範囲が撮像素子107のサイズである36mm×24mmに対応する場合は、ステップS6が否定判定されて、ステップS7をスキップしてステップS20の処理を実行してからステップS8へ進む。ステップS8においては、電源スイッチがオフされたか否かを判定する。電源スイッチからオフ信号を入力した場合は、ステップS8が肯定判定されて、一連の処理を終了する。電源スイッチからオフ信号を入力しない場合は、ステップS8が否定判定されてステップS9へ進む。
ステップS9においては、レリーズスイッチが半押しされたか否かを判定する。半押し信号を入力した場合は、ステップS9が肯定判定されてステップS10へ進む。ステップS10においては、焦点検出演算および露出演算を行なってステップS11へ進む。レリーズスイッチが半押しされない場合は、ステップS9が否定判定されて、ステップS20へ戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップS11において、レリーズスイッチが全押しされたか否かを判定する。全押し信号を入力した場合は、ステップS11が肯定判定されてステップS12へ進む。ステップS12においては、撮像処理を実行してステップS14へ進む。このとき、制御絞りと焦点距離と被写体距離情報とを読込み、上述したように一対の補正値(MTF補正値と周辺光量落ち補正値)を算出し、一対の補正値を画像処理エンジンに設定する。したがって、通常の画像処理を行いながら、輪郭強調補正やビネット補正を行い、APS−C交換レンズ200とテレコンバータ300で構成される撮影光学系の画像劣化を補正した画像が作成される。
レリーズスイッチが全押しされない場合、すなわち全押し信号を入力しない場合はステップS12が否定判定されてステップS13へ進む。ステップS13においては、レリーズスイッチの半押しが解除されたか否かを判定する。半押しが解除された場合、すなわちレリーズスイッチから半押し信号が入力されなくなった場合は、ステップS13が肯定判定されてステップS9へ戻る。半押しが解除されない場合、すなわち半押し信号が入力されている場合は、ステップS11へ戻る。
ステップS14においては、ステップS12で生成された本画像データを圧縮する設定であるか否かを判定する。本画像データを圧縮する設定の場合、ステップS14が肯定判定されてステップS15へ進む。ステップS15においては、圧縮回路115に対して、ステップS12で生成された本画像データをJPEG圧縮する指示を出力してステップS16へ進む。本画像データを圧縮する設定ではない場合は、ステップS14が否定判定されて、ステップS15をスキップしてステップS16へ進む。
ステップS16において、画像ファイルを生成してステップS17へ進む。画像ファイルには、JPEGファイルの場合は、EXIFタグ部に図8で示す種々のデータ、情報が記録される。RAWデータのファイルの場合も同様の情報がファイルのヘッダに記録される。ステップS17においては、カードインタフェース122を駆動して、ステップS16で生成した画像ファイルをメモリカード123へ記録させてステップS8へ戻る。
以上で説明した第1の実施の形態の電子カメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)36mm×24mmのフルサイズの撮像素子107を用いたカメラ本体にAPS−Cフォーマットの交換レンズ200とテレコンバータ300で構成される撮影光学系を装着して撮影可能とした。すなわち、交換レンズ200の撮像範囲をテレコンバータ300により拡大し、撮像素子107の撮像領域に被写体像が投影するようにした。
(1)36mm×24mmのフルサイズの撮像素子107を用いたカメラ本体にAPS−Cフォーマットの交換レンズ200とテレコンバータ300で構成される撮影光学系を装着して撮影可能とした。すなわち、交換レンズ200の撮像範囲をテレコンバータ300により拡大し、撮像素子107の撮像領域に被写体像が投影するようにした。
(2)上述した撮影光学系で撮影する場合、撮影画面中の周辺部は、MTF特性の劣化と周辺光量落ちとに起因する画像劣化が発生する。この画像劣化を次のように補正するようにした。すなわち、CPU−C117は、装着した撮影光学系から取得した交換レンズ情報およびテレコンバータ情報を用いてMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する。画像処理エンジン114は、これらの補正値を用いて画像劣化を補正する。
その結果、電子カメラ100の撮像素子107の全域に被写体像を投影できない交換レンズ200を用いた場合であっても、画像劣化のない撮影画像を取得することができる。したがって、電子カメラ100の撮像素子が大型化した場合であっても、ユーザが現在所有しているAPS−Cフォーマットの交換レンズ200を使用することができる。また、テレコンバータ300を装着した場合に発生する撮影画像の画像劣化を補正することができるので、電子カメラ100と交換レンズ200の撮像範囲の相違によらず高画質の画像を撮影することができる。
(3)CPU−C117は、上述した交換レンズ200の交換レンズ情報、テレコンバータ300のテレコンバータ情報および画像劣化補正処理で使用した一対の補正値をJPEGファイルのEXIFタグ部あるいはRAWデータファイルのヘッダ部に書き込んで、画像ファイルを生成するようにした。したがって、EXIFタグ部やヘッダ部に書き込まれた各種情報を用いて、CPU−C117よりも処理能力の高い画像処理装置などの外部機器により画像劣化を補正できるので、画像劣化補正の精度を上げることができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態においては、撮影画像を取得した電子カメラ100では撮影画像に発生する画像劣化の補正を行なわず、パーソナルコンピュータ(以下パソコン)などの外部機器を画像処理装置として用いて画像劣化を補正する。
第2の実施の形態においては、撮影画像を取得した電子カメラ100では撮影画像に発生する画像劣化の補正を行なわず、パーソナルコンピュータ(以下パソコン)などの外部機器を画像処理装置として用いて画像劣化を補正する。
図6はパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)400の一例を示す概略制御ブロック図である。パソコン400は、CPU−P401、HDD402、メモリカードインタフェース403、操作部404、モニタ405、外部インタフェース406を有する。パソコン400により画像劣化を補正する場合、ユーザにより画像処理ソフトを起動して実行する。この画像処理ソフトは、パソコン400のCPU−P401内の不図示メモリに記憶されている。ユーザが操作部404を操作して画像処理ソフトの起動が指示されると、CPU−P401は画像処理ソフトを起動する。画像処理ソフトが起動されると、CPU−P401は、HDD402に記録された画像ファイル、またはメモリカード123が装着された場合は、メモリカードインタフェース403を介してメモリカード123に記録された画像ファイルを読み出す。
CPU−P401は、画像ファイルのEXIFタグ部またはヘッダ部に記録された内容に応じて、以下の3通りの処理のいずれかを実行する。なお、以後ヘッダ部との記載があれば、JPEGファイルのEXIFタグ部とRAWデータファイルのヘッダ部とのいずれも含むものとする。
(1)第1の実施の形態のカメラで説明したヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値とを用いて、画像劣化補正処理を実行する。
(2)ヘッダ部に記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報に基づいて、MTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出して、撮影画像の画像劣化補正処理を実行する。
(3)ヘッダ部に記録されたレンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報に基づいて、パソコン400内のデータベースを検索する。そして、データベースに記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報を読み出してMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出し、撮影画像の画像劣化補正処理を実行する。
(1)第1の実施の形態のカメラで説明したヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値とを用いて、画像劣化補正処理を実行する。
(2)ヘッダ部に記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報に基づいて、MTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出して、撮影画像の画像劣化補正処理を実行する。
(3)ヘッダ部に記録されたレンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報に基づいて、パソコン400内のデータベースを検索する。そして、データベースに記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報を読み出してMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出し、撮影画像の画像劣化補正処理を実行する。
(1)ヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いる場合
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を読み出す。これら一対の補正値は、第1の実施の形態において説明したように、電子カメラ100により算出された値である。CPU−P401は、読み出した一対の補正値を用いて画像データに対して輪郭強調処理およびビネット補正処理を施す。その結果、交換レンズ200およびテレコンバータ300を含む撮影光学系に起因するMTF劣化および周辺光量落ちによる撮影画像の劣化を補正することができる。画像劣化補正処理の施された撮影画像は、CPU−P401によりモニタ405に表示される。
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を読み出す。これら一対の補正値は、第1の実施の形態において説明したように、電子カメラ100により算出された値である。CPU−P401は、読み出した一対の補正値を用いて画像データに対して輪郭強調処理およびビネット補正処理を施す。その結果、交換レンズ200およびテレコンバータ300を含む撮影光学系に起因するMTF劣化および周辺光量落ちによる撮影画像の劣化を補正することができる。画像劣化補正処理の施された撮影画像は、CPU−P401によりモニタ405に表示される。
(2)レンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報からMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する場合
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報を読み出す。CPU−P401は、読み出した交換レンズ200のMTF特性データと焦点距離データ(交換レンズ200がズームレンズの場合は撮影時の焦点距離データ)、テレコンバータ300のMTF特性データと倍率データ、撮影時の絞り値データ、被写体距離データを用いてMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する。これら一対の補正値は、第1の実施の形態における電子カメラ100のCPU−C117と同様にして算出される。CPU−P401は、算出した一対の補正値を用いて、画像データに対して輪郭強調処理およびビネット補正処理を施す。その結果、上記(1)と同様に、撮影画像の劣化を補正するとともに、画像劣化補正処理の施された撮影画像がモニタ405に表示される。
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたレンズ特性情報およびテレコンバータ特性情報を読み出す。CPU−P401は、読み出した交換レンズ200のMTF特性データと焦点距離データ(交換レンズ200がズームレンズの場合は撮影時の焦点距離データ)、テレコンバータ300のMTF特性データと倍率データ、撮影時の絞り値データ、被写体距離データを用いてMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する。これら一対の補正値は、第1の実施の形態における電子カメラ100のCPU−C117と同様にして算出される。CPU−P401は、算出した一対の補正値を用いて、画像データに対して輪郭強調処理およびビネット補正処理を施す。その結果、上記(1)と同様に、撮影画像の劣化を補正するとともに、画像劣化補正処理の施された撮影画像がモニタ405に表示される。
(3)レンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報からMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する場合
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたレンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報を読み出す。CPU−P401は、読み出したレンズ型名情報とテレコンバータ型名情報とに基づいて、CPU−P401の所定領域内に記憶されたデータベースを参照する。データベースには、交換レンズ200の型名とレンズ特性データ、およびテレコンバータ300の型名とテレコンバータ特性データとが対応付けされて記憶されている。
CPU−P401は、画像ファイルのヘッダ部に記録されたレンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報を読み出す。CPU−P401は、読み出したレンズ型名情報とテレコンバータ型名情報とに基づいて、CPU−P401の所定領域内に記憶されたデータベースを参照する。データベースには、交換レンズ200の型名とレンズ特性データ、およびテレコンバータ300の型名とテレコンバータ特性データとが対応付けされて記憶されている。
CPU−P401は、データベースから読み出したレンズ特性データと、テレコンバータ特性データと、画像ファイルのヘッダ部から読み出した撮影時の焦点距離データと、絞り値データと、被写体距離データとに基づいて、MTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する。これらの補正値は、第1の実施の形態における電子カメラ100のCPU−C117と同様にして算出される。CPU−P401は、算出した一対の補正値を用いて、画像データに対して輪郭強調処理およびビネット補正処理を施す。その結果、上記(1)、(2)と同様に、撮影画像の劣化を補正するとともに、画像劣化補正処理の施された撮影画像がモニタ405に表示される。
なお、電子カメラ100で算出されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いて画像劣化補正処理を実行するか、パソコン400で算出されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いて画像劣化補正処理を実行するかを選択することができる。この選択は、ユーザが操作部404を操作して、モニタ405に表示されたメニュー画面上で行なわれる。すなわち、電子カメラ100で算出された一対の補正値を用いた補正が選択されると、CPU−P401は、上述した(1)の処理を実行する。パソコン400で算出された一対の補正値を用いた補正が選択されると、CPU−P401は上述した(2)および(3)のいずれかの処理を実行する。
以下で、図7に示すフローチャートを用いて、CPU−P401が実行する画像劣化補正処理について説明する。図7の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、ユーザの操作により画像処理ソフトが起動されると読み出される。
ステップS101において、画像ファイルを読み込んでステップS102へ進む。ステップS102においては、ステップS101で読み込んだ画像ファイルのヘッダ部にMTF補正値と周辺光量落ち補正値が記録されているか否かを判定する。これらの補正値が記録されている場合は、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。ステップS103において、フラグi=1を設定してステップS110へ進む。一対の補正値が記録されていない場合は、ステップS102が否定判定されてステップS104へ進む。
ステップS101において、画像ファイルを読み込んでステップS102へ進む。ステップS102においては、ステップS101で読み込んだ画像ファイルのヘッダ部にMTF補正値と周辺光量落ち補正値が記録されているか否かを判定する。これらの補正値が記録されている場合は、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。ステップS103において、フラグi=1を設定してステップS110へ進む。一対の補正値が記録されていない場合は、ステップS102が否定判定されてステップS104へ進む。
ステップS104においては、画像ファイルのヘッダ部に交換レンズ200のレンズ特性データおよびテレコンバータ300のテレコンバータ特性データが記録されているか否かを判定する。レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データが記録されている場合は、ステップS104が肯定判定されてステップS105へ進む。ステップS105においては、記録されているレンズ特性データおよびテレコンバータ特性データに基づいてMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出してステップS109へ進む。
レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データが画像ファイルのヘッダ部に記録されていない場合は、ステップS104が否定判定されてステップS106へ進む。ステップS106においては、画像ファイルのヘッダ部にレンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報が記録されているか否かを判定する。レンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報が記録されている場合は、ステップS106が肯定判定されてステップS107へ進む。レンズ型名情報およびテレコンバータ型名情報が記録されていない場合は、ステップS106が否定判定されてステップS111へ進む。
ステップS107においては、CPU−P401の所定領域に記憶されたデータベースに、交換レンズ200とテレコンバータ300とに対応するレンズ特性データおよびテレコンバータ特性データが記録されているか否かを判定する。レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データがデータベースに記録されている場合は、ステップS107が肯定判定されて、レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データを読み出してステップS108へ進む。ステップS108では、ステップS107で読み出したレンズ特性データおよびテレコンバータ特性データに基づいてMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出してステップS109へ進む。レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データがデータベースに記録されていない場合は、ステップS107が否定判定されてステップS111へ進む。
ステップS109においては、フラグi=0を設定してステップS110へ進む。ステップS110においては、画像ファイルのヘッダ部に記録された一対の補正値、ステップS105で算出された一対の補正値、およびステップS108で算出された一対の補正値のいずれかを用いて、画像データに画像劣化補正処理を施してステップS111へ進む。ステップS111においては、ステップS110で画像劣化補正処理の施された画像をモニタ405に表示してステップS112へ進む。
ステップS112においては、操作部404が操作されたか否かを判定する。操作部404から操作信号を入力した場合は、ステップS112が肯定判定されてステップS113へ進む。操作部404から操作信号を入力しない場合は、ステップS112が否定判定されて、操作部404から操作信号を入力するまでステップS112を繰り返す。
ステップS113においては、ステップS112で入力した操作信号が画像劣化補正処理の実行を指示する信号であるか否かを判定する。画像劣化補正処理の実行を指示する信号の場合は、ステップS113が肯定判定されてステップS114へ進む。画像劣化補正処理の実行を指示する信号でない場合は、ステップS113が否定判定されてステップS128へ進む。
ステップS114においては、ユーザからの指示が電子カメラ100で算出されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いた処理と、CPU−P401で算出されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いた処理とのいずれであるかを判定する。電子カメラ100で算出された一対の補正値を用いる指示であると判定された場合は、ステップS115へ進む。CPU−P401で算出された一対の補正値を用いる指示であると判定された場合は、ステップS120へ進む。
ステップS115においては、フラグiが1であるか否かを判定する。フラグi=1の場合、すなわち既に電子カメラ100で算出された補正値により画像劣化補正処理が実行されている場合は、ステップS115が肯定判定されてステップS112へ戻る。フラグi=0の場合、すなわち既にパソコン400で算出された補正値により画像劣化補正処理が実行されている場合は、ステップS115が否定判定されてステップS116へ進む。ステップS116においては、画像ファイルのヘッダ部にMTF補正値と周辺光量落ち補正値が記録されているか否かを判定する。これらの補正値が記録されている場合は、ステップS116が肯定判定されてステップS117へ進む。ステップS117においては、フラグiをi=1に設定してステップS118へ進む。一対の補正値が記録されていない場合は、ステップS116が否定判定されてステップS130へ進む。
ステップS118においては、画像ファイルのヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を読み出してステップS119へ進む。ステップS119においては、ステップS118で読み出した一対の補正値を用いて画像データに対して画像劣化補正処理を施してステップS111へ戻る。
ステップS120は、ステップS114において、CPU−P401で算出された一対の補正値を用いた画像劣化補正処理の実行指示であると判定されたときに進む処理である。このステップS120では、フラグiがi=0であるか否かを判定する。フラグi=0の場合は、ステップS120が肯定判定されてステップS112へ戻る。フラグi=1の場合は、ステップS120が否定判定されてステップS121へ進む。
ステップS121からステップS126までの各処理は、ステップS104(レンズ特性データおよびテレコンバータ特性データの有無の判定)からステップS109(フラグi=0を設定)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS127においては、ステップS122またはステップS125で算出されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を用いて、画像データに対して画像劣化補正処理を施してステップS111へ戻る。
ステップS113が否定判定されて進んだステップS128においては、ステップS112で入力した操作信号が画像処理ソフトの終了を指示する信号であるか否かを判定する。画像処理ソフトの終了を指示する操作信号の場合は、ステップS128が肯定判定されて一連の処理を終了する。画像処理ソフトの終了を指示する操作信号ではない場合は、ステップS128が否定判定されてステップS129へ進む。ステップS129においては、入力した操作信号に基づいた所定の処理を実行してステップS111へ戻る。ステップS116、ステップS123、ステップS124が否定判定されて進んだステップS130においては、モニタ404に、たとえば「指定された画像劣化補正処理を実行することができません」などのエラーメッセージを所定時間表示してステップS112へ戻る。
以上で説明した第2の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)パソコン400のCPU−P401は、電子カメラ100で取得された画像ファイルのヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を読み込む。これらの補正値は、電子カメラ100のCPU−C117で算出されたものである。そして、CPU−P401は、読み込んだ一対の補正値を用いて、読み込んだ画像データに対して、交換レンズ200とテレコンバータ300とを含む撮影光学系によるMTF特性の劣化と周辺光量落ちとに起因する画像劣化を補正するようにした。電子カメラ100のCPU−C117は、演算規模縮小、高速化等により演算におけるbit精度に限りがあるが、パソコン400のCPU−P401はdoubleで演算できる。したがって、電子カメラ100よりも処理能力の高いパソコン400により画像劣化補正処理を施すので、高画質の画像を得ることができる。また、補正の程度をユーザの好みに合わせて微調整することができる。
(1)パソコン400のCPU−P401は、電子カメラ100で取得された画像ファイルのヘッダ部に記録されたMTF補正値と周辺光量落ち補正値を読み込む。これらの補正値は、電子カメラ100のCPU−C117で算出されたものである。そして、CPU−P401は、読み込んだ一対の補正値を用いて、読み込んだ画像データに対して、交換レンズ200とテレコンバータ300とを含む撮影光学系によるMTF特性の劣化と周辺光量落ちとに起因する画像劣化を補正するようにした。電子カメラ100のCPU−C117は、演算規模縮小、高速化等により演算におけるbit精度に限りがあるが、パソコン400のCPU−P401はdoubleで演算できる。したがって、電子カメラ100よりも処理能力の高いパソコン400により画像劣化補正処理を施すので、高画質の画像を得ることができる。また、補正の程度をユーザの好みに合わせて微調整することができる。
(2)パソコン400のCPU−P401は、電子カメラ100で取得された画像ファイルのヘッダ部に記録された交換レンズ200およびテレコンバータ300の交換レンズ情報およびテレコンバータ情報を読み込む。CPU−P401は、読み込んだ交換レンズ情報およびテレコンバータ情報に基づいて、画像劣化を補正するMTF補正値と周辺光量落ち補正値を算出する。そして、CPU−P401は、算出した一対の補正値を用いて画像データに対して画像劣化補正処理を施すようにした。したがって、上述したように電子カメラ100のCPU−C117よりも処理能力の高いパソコン400のCPU−P401を用いて一対の補正値を算出するので、補正の精度を向上させることができる。
(3)電子カメラ100で算出したMTF補正値と周辺光量落ち補正値、およびパソコン400で算出したMTF補正値と周辺光量落ち補正値のいずれを用いてCPU−P401が補正処理を実行するかを、ユーザにより選択可能とした。電子カメラ100では、RAWデータファイルまたはJPEGファイルで画像ファイルを生成できるが、JPEGファイルの画像データには電子カメラ100による補正処理が施されている。より精度の高い補正を行なう場合は、RAWデータファイルの画像データに対してパソコン400で算出した補正値を適用すればよい。パソコン400で画像劣化補正処理を実行する場合は、補正の程度を微調整することが可能である。したがって、ユーザの好みに合った画像劣化補正処理を行なうことができる。
以上で説明した実施の形態を以下のように変形できる。
(1)第1の実施の形態においては、交換レンズ情報はMTF特性データおよび焦点距離データであり、テレコンバータ情報はMTF特性データおよび倍率データであった。しかし、交換レンズ情報を交換レンズ200の型名情報とし、テレコンバータ情報としてテレコンバータ300の型名情報とし、これらの情報から補正値を算出するようにしてもよい。この場合、電子カメラ100には、交換レンズ200の型名情報とMTF特性データおよび焦点距離データが対応付けられたテーブルをROM−C118に設ける。また、テレコンバータ300の型名情報とMTF特性データおよび倍率データが対応付けられたテーブルをROM−C118に設ける。CPU−C117は、交換レンズ200の型名情報およびテレコンバータ300の型名情報を受信すると、対応するデータをROM−C118から読み出す。そして、CPU−C117は、読み出したデータに基づいて、第1の実施の形態と同様にして、MTF補正値および周辺光量落ち補正値を算出して画像処理エンジン114に設定する。なお、交換レンズ200の型名情報とテレコンバータ300の型名情報とは、ユーザにより操作部121を操作してメニュー画面から入力してもよい。
(1)第1の実施の形態においては、交換レンズ情報はMTF特性データおよび焦点距離データであり、テレコンバータ情報はMTF特性データおよび倍率データであった。しかし、交換レンズ情報を交換レンズ200の型名情報とし、テレコンバータ情報としてテレコンバータ300の型名情報とし、これらの情報から補正値を算出するようにしてもよい。この場合、電子カメラ100には、交換レンズ200の型名情報とMTF特性データおよび焦点距離データが対応付けられたテーブルをROM−C118に設ける。また、テレコンバータ300の型名情報とMTF特性データおよび倍率データが対応付けられたテーブルをROM−C118に設ける。CPU−C117は、交換レンズ200の型名情報およびテレコンバータ300の型名情報を受信すると、対応するデータをROM−C118から読み出す。そして、CPU−C117は、読み出したデータに基づいて、第1の実施の形態と同様にして、MTF補正値および周辺光量落ち補正値を算出して画像処理エンジン114に設定する。なお、交換レンズ200の型名情報とテレコンバータ300の型名情報とは、ユーザにより操作部121を操作してメニュー画面から入力してもよい。
(2)交換レンズ200の型名情報およびテレコンバータ300の型名情報から、予め記憶された補正値を読み出すものでもよい。電子カメラ100の場合には、交換レンズ200の型名およびテレコンバータ300の型名の組合せと補正値とが対応付けされたテーブルをROM−C118に設ける。CPU−C117は、受信した交換レンズ200の型名情報とテレコンバータ300の型名情報とに基づいて、交換レンズ200とテレコンバータ300の組合せに対応する補正値をROM−C118から読み出す。そして、CPU−C117は、読み出した補正値を画像処理エンジン114に設定する。また、パソコン400の場合には、CPU−P401の所定領域におけるデータベースに、交換レンズ200の型名およびテレコンバータ300の型名の組合せと補正値とが対応付けされたテーブルを記憶する。CPU−P401は、読み込んだ交換レンズ200の型名情報とテレコンバータ300の型名情報とに基づいて、交換レンズ200とテレコンバータ300の組合せに対応する補正値をデータベースから読み出す。そして、CPU−P401は読み出した補正値を用いて、読み込んだ画像データに対して画像劣化補正処理を施す。なお、交換レンズ200の1つの型名に対して1つの補正値を持つものではなく、交換レンズ200の所定の分類ごと(たとえば、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズ、広角系ズーム、標準ズーム、望遠系ズームの分類)に代表値となる補正値を記憶させてもよい。
(3)カメラの制御プログラムのバージョンアップ時などにおいて、インターネット経由や可搬記録媒体を介して既存のユーザに対するサポートを実施することもできる。図7のプログラムは、そのようなバージョンアップ用のソフトウエアに対しても適用できる。たとえば、このような画像処理プログラムは、電子カメラ100で取得された画像データおよび補正データを読み込む読込処理と、読み込んだ画像データの画像劣化を補正データを用いて補正する補正処理とをコンピュータで実行する。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
100 電子カメラ 107 撮像素子 110 インタフェース−C
114 画像処理エンジン 117 CPU−C 200 交換レンズ
220 ROM−L 221 CPU−L 222 インタフェース−L
300 テレコンバータ 320 インタフェース−TC 321 ROM−T
322 CPU−T 323 インタフェース−TL 400 パソコン
401 CPU−P
114 画像処理エンジン 117 CPU−C 200 交換レンズ
220 ROM−L 221 CPU−L 222 インタフェース−L
300 テレコンバータ 320 インタフェース−TC 321 ROM−T
322 CPU−T 323 インタフェース−TL 400 パソコン
401 CPU−P
Claims (16)
- 被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、および前記カメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段と、
前記取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、前記交換レンズと前記コンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段とを備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、前記コンバータ情報は前記コンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、
前記補正データ生成手段は、
前記交換レンズ型名情報および前記コンバータ型名情報に対応する前記補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
前記情報取得手段で取得された交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、前記補正データ記憶手段から前記補正データを検索する検索手段とを含むことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、前記コンバータ情報は前記コンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、
前記補正データ生成手段は、
前記交換レンズ型名情報および前記コンバータ型名情報に対応する光学特性データを記憶する特性データ記憶手段と、
前記情報取得手段で取得された交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、前記特性データ記憶手段から前記光学特性データを検索する検索手段と、
前記検索された前記特性データに基づいて前記補正データを算出する補正データ算出手段とを含むことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの光学特性を示す交換レンズ特性データ、前記コンバータ情報は前記コンバータレンズの光学特性を示すコンバータレンズ特性データであって、
前記補正データ生成手段は、
前記交換レンズ特性データおよび前記コンバータレンズ特性データに基づいて前記補正データを生成することを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記補正データを用いて、前記撮像素子から出力された前記画像信号により生成される画像データを補正して前記画像劣化を補正する画像補正手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記撮像素子から出力された前記画像信号により生成される画像データに前記補正データを付加した画像ファイルを生成するファイル生成手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記補正データは、前記交換レンズと前記コンバータレンズとを含む前記撮影光学系のMTF特性を補正するためのデータを含むことを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記補正データは、前記交換レンズと前記コンバータレンズとを含む前記撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とするカメラ。 - 被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、および前記カメラに装着されコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を取得する情報取得手段と、前記取得された交換レンズ情報およびコンバータレンズ情報に基づいて、前記交換レンズと前記コンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成手段とを備える前記カメラで取得された画像データ、および前記補正データを読み込む読込処理と、
前記補正データを用いて前記読み込んだ画像データの前記画像劣化を補正する補正処理とをコンピュータで実行する画像処理プログラム。 - カメラで取得された画像データを読み込む第1読込処理と、
前記カメラに装着された交換レンズの特徴を示す交換レンズ情報、および前記カメラに装着されたコンバータレンズの特徴を示すコンバータレンズ情報を読み込む第2読込処理と、
前記読み込んだ交換レンズ情報および前記コンバータレンズ情報に基づいて、前記交換レンズと前記コンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データを生成する補正データ生成処理と、
前記補正データを用いて前記読み込んだ画像データの前記画像劣化を補正する補正処理とをコンピュータで実行する画像処理プログラム。 - 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、前記コンバータ情報は前記コンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、
前記補正データ生成処理は、
前記読み込んだ交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて、前記交換レンズ型名情報および前記コンバータ型名情報にそれぞれ対応する前記補正データを記憶する記憶手段に記憶された補正データを検索する検索処理とを含むことを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの型名を示す交換レンズ型名情報、前記コンバータ情報は前記コンバータの型名を示すコンバータ型名情報であって、
前記補正データ生成処理は、
前記交換レンズ型名情報および前記コンバータ型名情報に対応する光学特性データを記憶する特性データ記憶手段を参照して、前記第2読込処理で読み込まれた交換レンズ型名情報およびコンバータ型名情報に基づいて前記光学特性データを検索する検索処理と、
前記検索された前記光学特性データに基づいて前記補正データを算出する補正データ算出処理とを含むことを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記交換レンズ情報は前記交換レンズの光学特性を示す交換レンズ特性データ、前記コンバータ情報は前記コンバータレンズの光学特性を示すコンバータレンズ特性データであって、
前記補正データ生成処理は、
前記交換レンズ特性データおよび前記コンバータレンズ特性データに基づいて前記補正データを生成することを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記第2読込処理は前記カメラが生成した前記交換レンズと前記コンバータレンズを含む撮影光学系に起因して発生する撮影画面中の周辺部の画像劣化を補正するための補正データも読込み、
前記読み込んだ補正データおよび前記補正データ生成処理で算出した補正データのいずれか一方を選択する選択処理をさらに備えることを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項9または10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記補正データは、前記交換レンズと前記コンバータレンズとを含む前記撮影光学系のMTF特性を補正するためのデータを含むことを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項9または10に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記補正データは、前記交換レンズと前記コンバータレンズとを含む前記撮影光学系の周辺光量落ちを補正するためのデータを含むことを特徴とする画像処理プログラム。
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