JP2008085418A - 送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 - Google Patents
送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008085418A JP2008085418A JP2006260018A JP2006260018A JP2008085418A JP 2008085418 A JP2008085418 A JP 2008085418A JP 2006260018 A JP2006260018 A JP 2006260018A JP 2006260018 A JP2006260018 A JP 2006260018A JP 2008085418 A JP2008085418 A JP 2008085418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- input signal
- spreading code
- individual
- spectrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 30
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 115
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 87
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims abstract description 48
- 238000003892 spreading Methods 0.000 claims description 114
- 230000007480 spreading Effects 0.000 claims description 107
- 239000013589 supplement Substances 0.000 claims description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 64
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 6
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 6
- 238000011161 development Methods 0.000 description 4
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 2
- 108010003272 Hyaluronate lyase Proteins 0.000 description 1
- 238000005311 autocorrelation function Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J13/00—Code division multiplex systems
- H04J13/10—Code generation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
【課題】例えば自動車等における通信装置において、配線数の低減による通信装置の軽量化と配索工数低減を実現すること。
【解決手段】通信装置は、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる拡散符号を発生する符号発生部23と、入力信号を拡散符号によりスペクトラム拡散する第1拡散部11とを有する送信機20aと、受信信号をスペクトラム逆拡散するための拡散符号を発生する符号発生部431a〜431cと、符号発生部431a〜431cが発生した拡散符号により受信信号をスペクトラム逆拡散する第1逆拡散部432a〜432cとを有する。
【選択図】図4
【解決手段】通信装置は、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる拡散符号を発生する符号発生部23と、入力信号を拡散符号によりスペクトラム拡散する第1拡散部11とを有する送信機20aと、受信信号をスペクトラム逆拡散するための拡散符号を発生する符号発生部431a〜431cと、符号発生部431a〜431cが発生した拡散符号により受信信号をスペクトラム逆拡散する第1逆拡散部432a〜432cとを有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、自動車のスイッチやリレー等の単純開閉機能部品及びセンサ類の集約配線における通信に好適な送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法に関する。
自動車のエレクトロニクス化の進展に伴いワイヤハーネスの使用量が増大しており、回線数の増加から、重量の増大、配索難易度の上昇、及び組立て作業性の悪化等の問題が顕著化している。また、ECU(Engine Control Unit)への入出力線数の増加から、ECU体格が増加したり、嵌合力増加により組立て作業性が悪化したり、ECU体格・ハーネス量の制約から環境の劣悪な部位にECUが設置され、このため個別部品に対する品質要求が高度化したりする等の問題も生じている。
例えば、上級車種のドア周りの配線は、ドアロック、パワーウィンドウ、ドアミラー等の多機能化のため多数のECUが分散して配置され、接続されるスイッチ類も極めて多い。このため、車載ワイヤハーネスが車両開発に支障をきたすほどに肥大化しており、また、マイクロコンピュータ(マイコン)分散配置に伴うソフト開発・管理工数も大幅に増加している。
このように、近年の自動車装備は快適性、安全性、環境性能の向上から増加の一途を辿っており、高機能化・複雑化してきている。これに伴い、搭載される制御装置、センサ、リレーなど電子部品も増加しており、これらを接続する配線数も増大している。配線数の増加は直接車両重量を増大し、またその配索工数の増大から開発コストも増加させるため、従来より配線数削減のための様々な多重通信方法が提案されてきている。
例えば、特許文献1には、配線数と配線工数低減を目的として、電力線に信号をスペクトラム拡散によって重畳する技術が記載されている。この従来の自動車用集約配線装置は、送信データをPN(Pseudo Noise)符号によってスペクトラム拡散する手段、拡散信号を電力線に重畳する手段、拡散信号を逆拡散する手段、逆拡散信号を復調する手段を有する。具体的には、制御回路により各スイッチの状態を読み、それに対応する各端末制御装置への制御データを編集し、所定のデータを出力する。このデータはSP(並列−直列)変換回路により直列データに変換され、更にスペクトラム拡散回路においてスペクトラム拡散される。PN拡散により雑音に強く誤動作の可能性を低減することができ、また、信号を電力線に重畳することで配線数やコネクタ数を減ずることができる。
また、特許文献2には、配線を簡略化できノイズに強い車両内通信システムを提供することを目的とした技術が開示されている。この従来の車両内通信システムにおいては、バス等の車両に搭載された装置間の通信をスペクトラム拡散方式により行うものであって、車両内に敷設される一本の同軸ケーブルと、複数の装置に対し夫々設けられた装置と同軸ケーブルとを電気的に接続する結合器とを備える。装置間の通信には専用の同軸ケーブル1本のみ用いることから配線が簡略化する。また、スペクトラム拡散の使用によりノイズの影響を低減することができる。
実開昭62−122753号公報
特開平10−276170号公報
上述の特許文献1、2に記載の技術においては、複数の制御装置(ECU)間の通信を多重化することで配線数の削減を図っている(図11(a)参照)。一方。安価なスイッチやリレーと制御装置間の情報伝達は依然として1対1で配線することが前提とされている。しかし実際にはこの部分が配線重量の大部分を占めており、また上述したように自動車装備の増加から、回線数も著しく増加しており、配線数の削減が望まれる。すなわち、図11(b)に示すように、センサやスイッチと、ECUとの間の通信を多重化することが必要となる。しかしながら、これらの多数のスイッチやリレーと制御装置間との1対1通信を多重化するために特許文献1、2に記載の技術を使用しようとするとPN拡散符号数が足りない、通信速度が上げられない、という問題点がある。
また、スペクトラム拡散通信には同期式・非同期式の2種があるが、非同期式通信で用いられるPN符号は符号数に制限があるため、ノード数が多い接続には直交符号を用いた同期式のスペクトラム拡散通信が適している。しかし、一般的にはスペクトラム拡散通信における通信速度は、データをそのものの通信速度ではなく、これに掛け合わせる直交行列符号の速度となる。また、この直交行列符号長は接続要素数に応じて長くなることから、データの通信速度を一定に保ちながら接続要素数を増やそうとすると全体の通信速度を上げていかざるを得なくなる。一方で、ワイヤハーネス中の信号の伝達速度は限られているため、実用的な通信距離を確保しようとすると、同期がとれる通信速度には上限が生じる。したがって、ノード1つあたりの通信速度はその上限値からさらに拡散速度で除算したものとなり、1対1通信時の通信速度に比して著しく低速となりうる。つまり、一般的な同期式スペクトラム拡散通信では通信速度と多元接続数とはトレードオフの関係にあり両立は困難である。
ところで、複数の入力信号を重畳して送信する従来の通信装置としては、図12に示すものが公知である。すなわち、図12に示すように、複数のチャンネルにおける入力信号S111〜S113を、それぞれPSK変調部501a〜501cにてPSK変調し、PN拡散部502a〜502cにてPN拡散し、重畳して送信する。受信側においては、SS逆拡散部503にてSS逆拡散し、PSK復調部504にてPSK復調して出力信号を得る。
この場合の信号波形を図13、図14に示す。図13(a)は入力信号S111〜S113の一例、図13(b)はPSK変調後の信号S12、図13(e)は図13(b)の拡大図、図13(c)はPN拡散後の信号S13、図13(f)は図13(c)の拡大図、図13(d)はPN拡散で使用されるPN符号の一例を示す信号波形である。PN符号は各チャンネル毎に固有のものが使用される。また、図14(a)は、PN拡散後のPN拡散部502a〜502cからの拡散信号が重畳された重畳信号S14、図14(d)は図14(a)の拡大図、図14(b)はSS逆拡散後の信号S15、図14(e)は図14(b)の拡大図、図14(c)はPSK復調された出力信号S16を示す信号波形である。
このような方法であれば、入力信号を重畳して送信することができる。しかしながら、PSK変調された信号をそのまま重ね合わせると図14(d)に示す信号の最大振幅がチャンネル数分まで積み上がってしまう。1チャンネルの振幅を仮に−1〜1(V)とすると、重畳された部分では−30〜30(V)となってしまい現実性が低い。
なお、このように信号振幅が重畳されるこれを避けるために、電力線通信を含め、上述の特許文献1、2等、多くの従来技術においては、CSMA方式を採用する。CSMA(Carrier Sense Multiple Access)とは、一般に、LANで利用される通信方式の一つであり、CSMAでは、データを送信したいノード(機器)はケーブルの通信状況を監視し(Carrier Sense)、ケーブルが空くと送信を開始する。このとき、もし複数のノードが同時に送信を開始するとケーブル内でデータが衝突して壊れるので(Collision Detection)、両者は送信を中止し、ランダムな時間待って送信を再開する。この方法に従うと、1本のケーブルを複数のノードが共有して、互いに通信する(Multiple Access)ことができる。しかしながらECU間通信とは異なり、連続的にデータを送信する必要があるセンサの通信、すなわち、上述の自動車におけるワイヤハーネス等においては、連続的に通信することができないCSMA方式の多重通信は適用が難しい。
本発明にかかる送信装置は、拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う送信装置であって、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号を発生する送信側個別符号発生部と、前記入力信号を前記個別拡散符号によりスペクトラム拡散する第1拡散部とを有するものである。
本発明にかかる受信装置は、拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う受信装置であって、受信信号をスペクトラム逆拡散するための個別拡散符号を発生する受信側個別符号発生部と、前記受信側個別符号発生部が発生した前記個別拡散符号により前記受信信号をスペクトラム逆拡散する第1逆拡散部とを有し、前記受信信号は、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号がスペクトラム拡散された信号を受信したものである。
本発明にかかる通信装置は、拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う通信装置であって、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号をスペクトラム拡散して送信する送信機と、前記送信機からの受信信号を、前記個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して出力信号を生成する受信機とを有するものである。
本発明においては、送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行うため、複数の入力信号を重畳して一の通信路にて送信したり、受信したり、送受信したりすることができる。
本発明によれば、例えば自動車等における通信装置において、配線数の低減による通信装置の軽量化と配索工数低減を実現することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態においては、自動車内部の情報やエネルギー伝送の役割を担う配線システム(ワイヤハーネス)上の信号を多重化することで、ハーネスを集約し、省線・軽量化を図ることで、ユーザには多重を意識させず(プロトコルレス)、例えば常時接続で10数〜数10チャンネル程度の多数のノード間の通信を可能とするものである。
このため、本実施の形態にかかる通信装置においては、送信データとなる入力信号の送信周期の長短を組み合せてスケジューリングした拡散符号(以下、個別拡散符号ともいう。)を使用する。この個別拡散符号により入力信号を拡散した拡散信号は、互いにピーク位置が異なるものとなる。したがって、これらを重畳してもピークタイミングが相互にずれているため上述の従来例とは異なり、振幅は重畳されることがない。よって、例えば数10チャンネル程度の多数のノードからの信号を多重化して集約する、すなわち従来個別に配線されていたワイヤハーネスを集約化することができ、より高速で、より接続数が多い通信装置を提供することができる。
なお、以下の実施の形態においては、車両用通信装置として説明するが、本発明は車両用通信装置に限られない。すなわち、多数の入力装置からの信号を一の通信路で受信装置に送信したり、送信装置から一の通信路で多数の受信装置へ信号を送信することができる通信装置であれば適用可能である。特に、スイッチやリレー等の単純開閉機能部品との間の通信を行うのに好適である。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動車用通信装置のブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる通信装置1は、複数のスイッチ10a〜10c、複数のセンサ10d、10e、複数の送信機20a、複数の制御装置30a〜30c、複数の受信機40a〜40e、複数のリレー50a〜50e、集約配線61、62、及び制御装置間通信線63を有する。
スイッチ10a〜10c、センサ10d、10eは、図1にはそれぞれ3つ、2つのみ示すが、実際には、10数〜数10程度からなる。図2に示すように、スイッチは、例えばブレーキスイッチであり、センサは例えばタイヤ101に取り付けられた車速センサである。送信機20a〜20eは、各スイッチ、センサに対応して設けられる。詳細は後述するが、スイッチ10a〜10c、センサ10d、10eから送信機20a〜20e(送信機A、送信機B等)に入力された信号は、当該送信機20a〜20eにおいてスペクトラム拡散され集約配線61上に重畳される。この重畳信号は制御装置30a内の受信機31(受信機A)にて所望の符号により逆拡散され復号される。この復号されたデータはマイコン32によって処理される。
そして、マイコン32からは、制御装置30a内の送信機33に各リレー50a〜50eを制御する制御信号(送信信号)が送られる。この送信信号は、送信先の宛先に応じてスペクトラム拡散され集約配線62を通じて各部位に設置された受信機40a〜40e(受信機B)に送られる。そして、各受信機40a〜40eにて復号化されリレー50a〜50e等に伝達される。リレー50a〜50eは、例えばポンプ、エンジンの燃料噴射装置、アクチュエータ等である。
このようにして、例えばマイコン32が、アクセルの踏み込み度合を示す信号を送信機20a〜20eを介して受け取り、これから使用されるガソリン量を計算し、計算結果に基づき燃料ポンプや排気装置へ受信機40a〜40eを介して制御信号を送ったり、マイコン32がブレーキスイッチ20aからの信号を送信機を介して受け取り、これに基づき生成した制御信号により、受信機40aを介してブレーキアクチュエータ102を制御する。ブレーキアクチュエータ102は当該制御信号に基づき油圧を制御し、ブレーキの大きさをコントロールする。
また、一部のデータについては、従来から採用されている制御装置間通信線63によって他制御装置30b乃至30cへ送信される。
図3(a)、図3(b)は、本実施の形態にかかる通信装置の一構成例を示す図であって、図3(a)は送信機20a〜20cと受信機31を示し、図3(b)は送信機33と受信機40a〜40cを示す。送信機20a〜20cは、スイッチ10a〜10cから入力信号を受け取るもので、受信機31は、これらの送信信号が重畳された重畳信号を受け取る制御装置30a内の受信機であり、マイコン32に接続されている。また、送信機33は、各受信機40a〜40cに送信する信号をマイコン32から受け取り、これらを重畳した重畳信号を出力する、制御装置30a内の送信機であり、送信機40a〜40cはリレー50a〜50cに接続された受信機を示す。
なお、これらの通信装置の構成は一例であって、例えば、送信機20a〜20c、受信機31、送信機33、及び受信機40a〜40cのいずれも備えた構成や、受信機31と送信機33からなる構成等であってもよい。また、本実施の形態においては、受信機31と送信機33との間にはマイコン32が配置されるが、受信機31と送信機33を接続するようにしてもよい。
図3(a)に示すように、送信側は、同期追跡用の信号を生成するマスタ送信機20xと、マスタ送信機20xの生成した信号によって同期追跡するスレーブ送信機20a〜20cとを有する。なお、本実施の形態においては、説明の簡単のため、マスタ送信機20xを設けるものとして説明するが、各送信機、受信機の全てがマスタの機能を有し、後述する基準信号が発見できない場合にマスタとして動作することも可能である。
なお、マスタ送信機20x及び3つのスレーブ送信機20a〜20cと、制御装置の受信機31との間のやりとりを例にとって説明するが、上述したように、スレーブ送信機(以下、単に送信機という。)は10数〜数10程度設けることが可能である。送信機20a〜20cは、入力信号を上述した個別拡散符号(以下、行列(chn)という。)によってスペクトラム拡散して送出する。
この行列(chn)は、上述したように、送信データとなる入力信号の送信周期の長短を組み合せてスケジューリングした拡散符号からなる。例えば、上述の例であれば、車速センサからの信号の送信周期は、ブレーキセンサからの信号の送信周期より速い。この行列(chn)は、送信周期の違いに応じ、例えば、送信周期が速い第1の入力信号(チャンネルch1)と、それより送信周期(サンプリング周期)が遅い第2の入力信号(チャンネルch2)があった場合、第1の入力信号の間に第2の入力信号が重畳されるように構成される。すなわち、第1、第2の入力信号には、その送信周期に応じて行列(chn)が用意され、これを使用してスペクトラム拡散した第1、第2の拡散信号は、互いにそのピーク時刻が異なるものとなる。
本例においては、各信号源(スイッチ・センサ)をnチャンネルに対応させることとし、各信号源からの信号が入力される送信機(以下、特に送信機20a〜20cを区別する必要がない場合は送信機20aという。)は、自身に割り振られたチャンネルchnに対応する行列(chn)を発生する行列発生部(不図示)を有する。そして、その行列発生部にて発生された自己のチャンネルに対応する行列(chn)により入力信号をスペクトラム拡散する。各送信機20aからの拡散信号は通信路で重畳され受信機31にて受信される。
さらに、送信機20aは、同期捕捉のための基準信号を拡散するための行列(個別拡散符号)を有する。ここでは、基準信号にチャンネルch0を割り当て、同期捕捉用にスケジューリングされた個別拡散符号を行列(ch0)とする。また、送信機20a〜20cに、それぞれチャンネルch1〜ch3を割り当てるものとする。各送信機20a〜20cは、基準信号を復号するためのチャンネルch0の行列(ch0)と、自己に割り当てられたチャンネルch1〜ch3の2つの行列を発生させることができるよう構成される。
受信側ではこれを同一の行列(chn)にて逆拡散するため、各送信機20a等が有する行列(chn)を全て有することとなる。すなわち、受信機31は、チャンネルch0と、チャンネルch1〜ch3(chn)に対応する行列による逆拡散が可能に構成される。この受信機31は、受信部311〜313を有し、当該受信部311〜313がそれぞれ行列(ch1)〜行列(ch1)を発生する行列発生部を備え、それぞれ送信機20a〜20cが出力した拡散信号が重畳された重畳信号を、それに応じた行列(ch1)〜行列(ch3)にてスペクトラム逆拡散して出力信号を生成する。
また、図3(b)に示すように、送信機33は、チャンネルch1〜ch3に対応する信号を送信する送信部331〜333を有する。送信機33は、マイコン32からこれらの信号を受け取る。上述と同様、基準信号を得るためのチャンネルch0と、各信号を送信するためのチャンネルch1〜ch3(chn)に対応する行列による拡散が可能に構成される。このため、基準信号を復号する同期捕捉部を有すると共に、前記送信部331〜333はそれぞれ行列(ch1)〜行列(ch1)を発生する個別の行列発生部を備え、それぞれ、当該個別符号発生部にて発生された行列(ch1)〜行列(ch3)を使用して、マイコン32から入力される入力信号をスペクトラム拡散し、重畳して送出する。
受信機40a〜40cは、復号対象のチャンネルに対応したチャンネルの行列(chn)を発生する個別行列発生部を有し、送信機33から送られた重畳信号を受信し、この受信信号を、自身の行列(chn)によりスペクトラム逆拡散して、該当するチャンネルの信号を出力信号として得る。
次に、本実施の形態にかかる通信装置について更に詳細に説明する。以下では、図3(a)に示した通信装置を例にとって説明するが、図3(b)に示す通信装置も同様に構成することができる。図4は、図3(a)に示す本実施の形態にかかる通信装置の詳細を示すブロック図である。送信機20aは、バッファ21、第1拡散部22、行列発生部23、同期捕捉部24を有する。
バッファ21は、スイッチなどの信号源から信号S1を受けとる。行列発生部23は、自己に割り当てられたチャンネルに対応した個別拡散符号を発生する。第1拡散部22は、行列発生部23にて発生された行列(cha)S2により入力信号をスペクトラム拡散して拡散信号S3を出力する。
同期捕捉部24は、同期判定部241、ch0行列発生部242、拡散部243、244、246、共通PN符号発生部245を有する。共通PN符号発生部245は、マスタ送信機20xを含め全送信機(20c、20a〜20e)、すなわち全チャンネルに共通のPN符号(以下、共通PN符号という。)S4を発生する。第2スペクトラム拡散部246は、共通PN符号により、第1スペクトラム拡散部22にて拡散された拡散信号に対し二重拡散を実施し、その拡散信号S5を出力する。本実施の形態においては、この全てのチャンネルに共通PN符号を重畳することで同期を取ると共にノイズに強い信号を生成することができる。
ch0行列発生部242は、基準信号用のチャンネルch0に対応した行列(ch0)を発生する。上述したように、チャンネルch0は、基準信号を送信するためのチャンネルであり、行列(ch0)は、この基準信号をスケジューリングするための拡散行列である。
拡散部244は、集約配線61に送出されている集約信号(重畳信号)を共通PN符号により逆拡散する。拡散部243は、行列(ch0)により拡散部243にて逆拡散された信号を更に逆拡散して基準信号を生成する。同期判定部241は、拡散部243が逆拡散により生成した基準信号から同期を補足しそのタイミングを行列発生部23、共通PN符号発生部245に通知する。行列発生部23、共通PN符号発生部245が、このタイミングで拡散符号を出力して拡散部22、23、243、244に拡散又は逆拡散を行なわせることで同期を補足することができる。なお、本実施の形態においては、共通PN符号のみならず、基準信号を使用して同期捕捉するものとして説明するが、共通PN符号のみで同期捕捉するようにしてもよい。
マスタ送信機20xは、基準信号生成部71、ch0行列発生部72、第1拡散部73、第2拡散部75、共通PN符号発生部74を有する。基準信号生成部71は、例えば"1"などの一定値を生成する。マスタ送信機20xは、同期捕捉用に割り当てられたチャンネルch0の行列(ch0)で基準信号をスペクトラム拡散し、さらに共通PN符号で二重拡散して同期信号として送出する。スレーブ送信機20a、受信機31は、この同期信号を使用して同期捕捉する。
このように、1チャンネル(ch0)を同期捕捉チャンネルに割り当て、マスタ送信機20xが同期捕捉チャンネルの放送を行う。各送信機、受信機は、同期捕捉チャンネルでタイミングを捕捉後に送信を開始することで、同期をとることができる。
受信機15は、重畳信号S6を受けるバッファ41、第2逆拡散部42、第1拡散部432a〜432cを備えたチャンネル別逆拡散部43a〜43c、及び同期捕捉部44を有する。逆拡散部42は、共通PN符号により重畳信号S6を逆PN拡散し、その逆PN拡散信号S7を各チャンネル別逆拡散部43a〜43cに入力する。
チャンネル別逆拡散部43a〜43cは、それぞれのチャンネルに対応する送信機からの信号を逆拡散する。このため、個別のチャンネルに対応するチャンネル別逆拡散部43a〜43cは、各チャンネルchnに対応する行列(chn)を発生する行列発生部431a〜431cと、その行列(chn)を使用して逆拡散して出力信号を生成する第1逆拡散部432a〜432cを有する。
同期捕捉部44は、送信機20aの同期捕捉部24と同様に構成され、同期判定部441、同期捕捉用に割り当てられたチャンネルch0の行列発生部442、逆拡散部443、445、共通PN符号発生部445を有する。同期判定部441は、共通PN符号及び行列(ch0)の逆拡散結果に基づき同期捕捉し、共有PN符号発生部445及び各行列発生部431a〜431cの符号発生タイミングを制御する。
なお、ここでは、受信機31を例にとって説明しているが、例えば送信機33は、受信機31と同様に、送信する複数チャンネル分の行列(chn)を発生する行列発生部とその拡散部とを備える。また、受信機40a〜40eは、チャンネルch0の行列(ch0)及びPN符号の他、対応するチャンネルの行列発生部のみを有していればよい。
チャンネル別逆拡散部43a〜43cで生成された各チャンネルの出力信号は、マイコン32へ送られる。マイコン32は、各センサ値からガソリンの使用量や、速度を算出したり、例えばスピードセンサの値とブレーキセンサの値(ブレーキの踏み具合)からABSを作動させたりする等、所望の処理を実行する。
次に、本実施の形態における行列(chn)について詳細に説明する。一般的な自動車システムでは、すべてのセンサやスイッチが同じサンプリング周期を必要とすることはない。従って、最も速いサンプリングを要求する信号の隙間に遅いサンプリング信号を互い違いに組み込むことで最短周期のスロットに組み込む信号数を削減することが可能になる。
図5は、チャンネルch1〜ch12に対応する拡散行列を示す図である。図5を例にとれば、最も速いサンプリングを要求される信号を送信するためのチャンネルをチャンネルch1〜ch3、次に速いものをチャンネルch4〜6に割り当てる、といったスケジューリングを施す。本例においては、12チャンネルのうち3つずつのチャンネルを周期F〜4Fの4種類の送信周期に割り当てている。チャンネルch1〜ch3は、符号6個で1周期となる周期Fのタイミングで信号送信することができる。これらチャンネルch1〜ch3は、いずれも同じ周期であるが、信号送信タイミングが異なっている。チャンネルch4〜ch6は、符号12個で1周期となる周期2Fのタイミングで信号を送信することができる。同じく、チャンネルch7〜ch9は、符号24個の周期4F、チャンネルch10〜ch12は、符号48個の周期8Fのタイミングで信号を送信するように構成されている。このことによって、最短周期に全ての入力を含めた場合と比較して4分の1の通信速度で多元接続性を確保することが可能となる。
次に、本実施の形態にかかる通信装置の動作について説明する。図6乃至図10は、本実施の形態にかかる通信装置の各ブロックが出力する信号の波形を示す図である。図6乃至図8は、それぞれチャンネルCh1、Ch4、Ch7に割り当てられたスレーブ送信機における信号波形を示している。すなわち、Node1、Node2、Node3は、例えば図5に示すそれぞれチャンネルCh1、Ch4、Ch7に割り当てられているものとする。ここで、図6(a)、図7(a)、図8(a)に示す入力信号(Node1)〜入力信号(Node3)(S1)は、この順に送信周期が遅くなっており、例えば、送信周期が最も速い入力信号Node1が車速センサからの信号であり、送信周期が遅い入力信号Node3がブレーキスイッチからの信号である。
この入力信号S1はバッファ21を介して第1拡散部22に入力される。第1拡散部22には、各チャンネルに対応する行列(chn)も入力される。例えば入力信号(Node1)に対応するチャンネルch1は最も周期が速い行列(ch1)(信号S2)を発生する。各送信機20aは上述の基準信号によりタイミングをとることができる。
第1拡散部22は、入力信号S1を、チャンネルに対応する行列S2(図6(b)、図7(b)、図8(b)参照)により拡散して第1拡散信号S3を出力する(図6(c)、図7(c)、図8(c)参照)。そしてこの拡散信号S3を第2拡散部246へ入力する。第2拡散部246には、図9(a)に示す共通PN符号S4も入力される。第2拡散部246は、第1拡散信号S3を共通PN符号S4により拡散した第2拡散信号S5を出力する(図6(d)、図7(d)、図8(d)参照)。各送信機20aはこうして二重拡散された第2拡散信号S5を出力する。これらの第2拡散信号S5は、集約配線61上に重畳され、図9(b)に示す重畳信号S6として受信機31で受信される。
受信機31の第1逆拡散部42は、この重畳信号S6を共通PN符号で逆拡散し、図9(c)に示す逆PN拡散信号S7を生成する。逆PN拡散信号S7は、チャンネル別逆拡散部43a〜43cに入力される。例えばチャンネル別逆拡散部43aでは、チャンネルch1の信号を復号する。このため、行列発生部431aは、図6(b)に示す行列(ch1)を発生し、第2逆拡散部432は、この行列(ch1)により、逆PN拡散信号S7を逆拡散することで、図6(e)に示すように、図6(a)に対応する出力信号(Node1)(S8)を生成する。同じく、図7(e)、図8(e)に示すように、各チャンネル別逆拡散部43b、43cは、対応する行列(chn)により逆拡散することで所望の信号を復号することができる。
同期捕捉部24、44は、いずれも同期信号から基準信号を生成することで同期を補足する。図10(a)に示す基準信号はマスタ送信機20xにおいて、PN符号により拡散され同期信号とされるが、これを受信したスレーブ送信機20aの同期捕捉部24において、共通PN符号と乗積される。このとき、共通PN符号発生部245は、適当なタイミングで共通PN符号を発生させる。発生された共通PN符号と、同期信号の共通PN符号の位相と一致していると、そのBPF(band pass filter)出力には、図10(c)に示すように、一定レベル以上の狭帯域信号(一次変調信号)が現れる。一方、両者の共通PN符号の位相が一致していなければ、図10(b)、(d)に示すようにPN系列の自己相関関数で与えられる低いレベルの信号及び雑音が得られる。本実施の形態においては、二重拡散しているため、共通PN符号及び同期信号用のチャンネルch0に対応する行列により逆拡散した信号のBPF出力を閾値判定することで、同期判定部241、441は同期信号の共通PN符号と、共通PN符号発生部245、445で発生させている共通PN符号の位相が一致しているか否かを判定することができる。位相が一致していないと判断した場合は、発生タイミングを+1又は−1ずらし再度判定する、ということを繰り返すことで正しい同期位置を求めることができる。
本実施の形態においては、多数の信号源からの信号を異なるチャンネルに割り当てる。そして、その信号の送信周期に応じてスケジューリングされた拡散符号により、各チャンネル毎に異なる拡散符号により拡散処理して送信する。このことにより、ECUにつながる多数のセンサ・スイッチ類のハーネスを集約し、省線・軽量化することができ、従来1対1で配線されていたスイッチ・センサ類のワイヤハーネス本数を大幅に削減することができ、よって車両重量の低減が可能となる。また、ワイヤハーネスの配索工数の低減による開発期間の短縮、開発コストの低減、製造時の組み付け工数の低減効果が得られる。
すなわち、通常、接続数が多い多対1通信において、接続数を多く取るための同期型スペクトラム拡散通信を利用する場合、センサ・スイッチからECU通信は、多対1通信となるため、基本的には通信経路長が1サイクルの周期内にあることが必要となり最大通信速度が決まってしまう。つまり、実効通信速度は拡散率(同期型ではノード数)で割ったものとなり、例えば100ch接続すると、1/100の通信速度となる。
これに対し、本実施の形態においては、各ノードの必要送信周期を層別し、周期の長短を組み合わせたスケジューリング拡散符号を使用することにより、長周期でサンプリングしてもよい信号を間引くことによって、実質的な拡散率を下げ、実効通信速度を高めることができる。
上述したように、自動車は非常にスイッチ・センサが多く、その数は例えば百数十にもなる。これら各ノード(信号源)とECU間を個別に配線すると膨大な配線数になり、ワイヤハーネスが大型化する。これを小型化するためには、各ノードからECU間の通信を一まとめにすることが考ええられるが各ノードが通常安価で低機能であり、自身で通信制御することができない。よって、通信制御は、ワイヤハーネス側ではなく、コネクタ側で行う必要がある。本実施の形態においては、各ノード間が互いに信号ピークが重畳しない、スケジューリングされた拡散符号を使用することにより、装置間で相互の送信信号の監視や調停を行うことなく信号線振幅を一定に保った通信を実現する。スケジューリング拡散符号において各ノードの必要送信周期を層別し、周期の長短を組み合わせることによって低速サンプリング信号を間引くことが可能となり、限られた搬送周波数の中で接続ノード数を従来より拡大することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
10a〜10c スイッチ
10e、10f センサ
20a〜20e 送信機
20x マスタ送信機
21 バッファ
22、73、246 拡散部
23、72、242、431a〜431c、442 行列発生部
24、44 同期捕捉部
30a〜30c 制御装置
31 受信機
32 マイコン
33 送信機
40a〜40e 受信機
41 バッファ
42、243、244、432a〜432c、443、444 逆拡散部
43a〜43c チャンネル別逆拡散部
44 同期捕捉部
43a〜43c チャンネル別逆拡散部
50a〜50e リレー
61、62 集約配線
63 制御装置間通信線
71 基準信号生成部
74、245、445 共通PN符号発生部
241、441 同期判定部
311〜313 受信部
331〜333 送信部
10e、10f センサ
20a〜20e 送信機
20x マスタ送信機
21 バッファ
22、73、246 拡散部
23、72、242、431a〜431c、442 行列発生部
24、44 同期捕捉部
30a〜30c 制御装置
31 受信機
32 マイコン
33 送信機
40a〜40e 受信機
41 バッファ
42、243、244、432a〜432c、443、444 逆拡散部
43a〜43c チャンネル別逆拡散部
44 同期捕捉部
43a〜43c チャンネル別逆拡散部
50a〜50e リレー
61、62 集約配線
63 制御装置間通信線
71 基準信号生成部
74、245、445 共通PN符号発生部
241、441 同期判定部
311〜313 受信部
331〜333 送信部
Claims (21)
- 拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う送信装置であって、
入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号を発生する送信側個別符号発生部と、
前記入力信号を前記個別拡散符号によりスペクトラム拡散する第1拡散部とを有する、送信装置。 - 第1の送信周期を有する第1の入力信号が入力され、当該第1の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号を発生する前記送信側個別符号発生部を有し、当該送信側個別符号発生部にて発生された個別拡散符号を使用して前記第1の入力信号をスペクトラム拡散する第1の送信処理部と、
前記第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号が入力され、当該第2の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号を発生する前記送信側個別符号発生部を有し、当該送信側個別符号発生部にて発生された個別拡散符号を使用して前記第2の入力信号をスペクトラム拡散する第2の送信処理部とを有する
ことを特徴とする請求項1記載の送信装置。 - 前記個別拡散符号は、前記第1の入力信号の間に前記第2の入力信号が重畳されるように構成される
ことを特徴とする請求項1又は2記載の送信装置。 - 前記第1の入力信号を前記個別拡散符号で拡散した信号と前記第2の入力信号を前記個別拡散符号で拡散した信号とは、そのピーク時刻が互いに異なる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の送信装置。 - 前記個別拡散符号は、N(Nは自然数)個の入力信号及び同期捕捉用の基準信号を一の通信路に重畳して送信可能に(N+1)個にスケジューリングされた(N+1)種類の符号列を有する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の送信装置。 - 同期捕捉を行なう同期捕捉部を更に有する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の送信装置。 - 前記同期捕捉部は、前記通信路からの信号を同期捕捉用にスケジューリングされた前記個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して得られる基準信号により同期を補足する
ことを特徴とする請求項6項記載の送信装置。 - 前記同期捕捉部は、入力信号全てに共通の拡散符号を発生する共通符号発生部と、前記第1拡散部で拡散処理された信号を前記共通拡散符号によりスペクトラム拡散する第2拡散部とを有する
ことを特徴とする請求項6又は7項記載の送信装置。 - 拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う受信装置であって、
受信信号をスペクトラム逆拡散するための個別拡散符号を発生する受信側個別符号発生部と、
前記受信側個別符号発生部が発生した前記個別拡散符号により前記受信信号をスペクトラム逆拡散する第1逆拡散部とを有し、
前記受信信号は、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号がスペクトラム拡散された信号を受信したものである、受信装置。 - 前記受信信号は、第1の送信周期を有する第1の入力信号が第1の個別拡散符号によりスペクトラム拡散された信号と、前記第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号が第2の個別拡散符号によりスペクトラム拡散された信号とを含み、
前記第1の個別拡散符号を発生する前記受信側個別符号発生部を有し、前記受信信号を前記第1の個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して第1の出力信号を生成する第1の受信処理部と、
前記第2の個別拡散符号を発生する前記受信側個別符号発生部を有し、前記受信信号を前記第2の個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して第2の出力信号を生成する第2の受信処理部とを有する
ことを特徴とする請求項9記載の受信装置。 - 拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う通信装置であって、
入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号をスペクトラム拡散して送信する送信機と、
前記送信機からの受信信号を、前記個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して出力信号を生成する受信機とを有する、通信装置。 - 前記送信機は、
第1の送信周期を有する第1の入力信号が入力され、当該第1の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号により当該第1の入力信号をスペクトラム拡散して第1の拡散信号を送出する第1の送信機と、
第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号が入力され、当該第2の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号により当該第2の入力信号をスペクトラム拡散して第2の拡散信号を送出する第2の送信機とを有する
ことを特徴とする請求項11記載の通信装置。 - 前記受信機は、
第1の送信周期を有する第1の入力信号が当該第1の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号によりスペクトラム拡散して得られた第1の拡散信号と、第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号が当該第2の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号によりスペクトラム拡散して得られた第2の拡散信号とが重畳された重畳信号を受け取り、前記第1の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号により当該重畳信号をスペクトラム逆拡散して前記第1の入力信号を生成する第1の受信機と、
前記重畳信号を受け取り、前記第2の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号により当該重畳信号をスペクトラム拡散して前記第2の入力信号を生成する第2の受信機とを有する
ことを特徴とする請求項11記載の通信装置。 - 前記送信機は、前記第1及び第2の送信機に共通に設けられた同期捕捉部を有する
ことを特徴とする請求項12記載の通信装置。 - 前記受信機は、前記第1及び第2の受信機に共通に設けられた同期捕捉部を有する
ことを特徴とする請求項13記載の通信装置。 - 拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う送信装置の送信方法であって、
入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号を発生させ、
前記入力信号を前記個別拡散符号によりスペクトラム拡散して送信する、送信方法。 - 第1の送信周期を有する第1の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号を発生させ、
当該送信側個別符号により前記第1の入力信号をスペクトラム拡散して送信し、
前記第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号の送信周期に対応した個別拡散符号を発生させ、
当該送信側個別符号により前記第2の入力信号をスペクトラム拡散して送信する
ことを特徴とする請求項16記載の送信方法。 - 前記第1の入力信号をスペクトラム拡散した第1の拡散信号と前記第2の入力信号をスペクトラム拡散した第2の拡散信号とを重畳して送信する
ことを特徴とする請求項16記載の送信方法。 - 拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う受信装置の受信方法であって、
入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号がスペクトラム拡散された信号を受信した受信信号を、スペクトラム逆拡散するための個別拡散符号を発生し、
前記個別拡散符号により前記受信信号をスペクトラム逆拡散する、受信方法。 - 前記受信信号は、第1の送信周期を有する第1の入力信号が第1の個別拡散符号によりスペクトラム拡散された第1の信号と、前記第1の送信周期より遅い第2の送信周期を有する第2の入力信号が第2の個別拡散符号によりスペクトラム拡散された第2の信号とを含み、
前記第1の個別拡散符号を発生し、
前記第1の信号を当該第1の個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散し、
前記第2の個別拡散符号を発生し、
前記第2の信号を当該第1の個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散する
ことを特徴とする請求項19記載の受信方法。 - 送信機及び受信機を備え、拡散符号を使用してスペクトラム拡散通信を行う通信装置の通信方法であって、
送信機により、入力信号の送信周期の違いに応じてスケジューリングされた拡散符号からなる個別拡散符号により当該入力信号をスペクトラム拡散して送信し、
前記送信機からの信号を受信機により受信し、前記個別拡散符号によりスペクトラム逆拡散して出力信号を生成する、通信方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006260018A JP2008085418A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 |
US11/902,744 US8094700B2 (en) | 2006-09-26 | 2007-09-25 | Transmitter, transmission method, receiver, receiving method, communication device, and communication method including generating an individual spread code and performing spread spectrum processing |
DE200710045726 DE102007045726A1 (de) | 2006-09-26 | 2007-09-25 | Sender, Sendeverfahren, Empfänger, Empfangsverfahren, Kommunikationsvorrichtung und Kommunikationsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006260018A JP2008085418A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008085418A true JP2008085418A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39265087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006260018A Pending JP2008085418A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8094700B2 (ja) |
JP (1) | JP2008085418A (ja) |
DE (1) | DE102007045726A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015001891A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 日本電信電話株式会社 | センサデータ収集システム、基地局装置、センサノード装置、サンプリングレート制御方法、及びプログラム |
JP2017011371A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | Necネットワーク・センサ株式会社 | 通信装置及びその拡散符号生成方法 |
KR20180057604A (ko) * | 2015-09-21 | 2018-05-30 | 락오프 시큐리티 피티와이 엘티디 | 불완전한 전자기 경로를 통해 샘플링된 신호를 전송하기 위한 시스템 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11072356B2 (en) | 2016-06-30 | 2021-07-27 | Transportation Ip Holdings, Llc | Vehicle control system |
US10524025B2 (en) * | 2016-06-30 | 2019-12-31 | General Electric Company | Communication system and method for scheduling communications within a time sensitive network |
US10814893B2 (en) | 2016-03-21 | 2020-10-27 | Ge Global Sourcing Llc | Vehicle control system |
US11463125B2 (en) | 2017-03-20 | 2022-10-04 | Hyphy Usa Inc. | Transporting sampled signals over multiple electromagnetic pathways |
US11716114B2 (en) | 2020-11-25 | 2023-08-01 | Hyphy Usa Inc. | Encoder and decoder circuits for the transmission of video media using spread spectrum direct sequence modulation |
US12335086B2 (en) | 2021-07-12 | 2025-06-17 | Hyphy Usa Inc. | Spread-spectrum video transport with quadrature amplitude modulation |
JP2024537821A (ja) | 2021-08-12 | 2024-10-16 | ハイファイ ユーエスエー インコーポレーテッド | ステージングされたサンプリング信号の分配および電磁経路を介した搬送 |
US11997415B2 (en) | 2021-08-17 | 2024-05-28 | Hyphy Usa Inc. | Sampled analog storage system |
EP4367659A4 (en) | 2021-09-03 | 2025-06-11 | HYPHY USA Inc. | SPREAD SPECTRUM VIDEO TRANSPORT INTEGRATION WITH DISPLAY DRIVERS |
US12148354B2 (en) | 2021-09-17 | 2024-11-19 | Hyphy Usa Inc. | Spread-spectrum video transport integration with virtual reality headset |
US11769468B2 (en) | 2022-01-19 | 2023-09-26 | Hyphy Usa Inc. | Spread-spectrum video transport integration with timing controller |
US11842671B2 (en) | 2022-03-07 | 2023-12-12 | Hyphy Usa Inc. | Spread-spectrum video transport source driver integration with display panel |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62122753A (ja) | 1985-08-14 | 1987-06-04 | 三菱化成ビニル株式会社 | 透明持続性良好な農業用積層フイルム |
US6320842B1 (en) * | 1996-02-01 | 2001-11-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Spread spectrum communication apparatus |
JPH10276170A (ja) | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Yazaki Corp | 車両内通信システム |
EP1471674A1 (de) * | 2003-04-25 | 2004-10-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren, Sender und Empfänger zur Übertragung von Daten in einem CDMA-System mittels vollständig komplementären Codematrizen zur zweidimensionalen Spreizung der Daten in Frequenz- und Zeitrichtung |
JP4031003B2 (ja) * | 2005-03-03 | 2008-01-09 | 日本電波工業株式会社 | 微弱電力によるスペクトル拡散通信方法及びシステム、高周波無線機 |
-
2006
- 2006-09-26 JP JP2006260018A patent/JP2008085418A/ja active Pending
-
2007
- 2007-09-25 DE DE200710045726 patent/DE102007045726A1/de not_active Withdrawn
- 2007-09-25 US US11/902,744 patent/US8094700B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015001891A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 日本電信電話株式会社 | センサデータ収集システム、基地局装置、センサノード装置、サンプリングレート制御方法、及びプログラム |
JP2017011371A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | Necネットワーク・センサ株式会社 | 通信装置及びその拡散符号生成方法 |
KR20180057604A (ko) * | 2015-09-21 | 2018-05-30 | 락오프 시큐리티 피티와이 엘티디 | 불완전한 전자기 경로를 통해 샘플링된 신호를 전송하기 위한 시스템 |
KR102441733B1 (ko) | 2015-09-21 | 2022-09-07 | 하이파이 유에스에이 인크. | 불완전한 전자기 경로를 통해 샘플링된 신호를 전송하기 위한 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE102007045726A1 (de) | 2008-05-08 |
US8094700B2 (en) | 2012-01-10 |
US20080084920A1 (en) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008085418A (ja) | 送信装置及び送信方法、受信装置及び受信方法、並びに通信装置及び通信方法 | |
JP6115416B2 (ja) | 光送信器、光受信器、光伝送システム、光送信方法、光受信方法、および光伝送方法 | |
US10103780B1 (en) | Dual mode communication over automotive power lines | |
JP4786720B2 (ja) | Ponシステムおよびpon接続方法 | |
KR101686544B1 (ko) | 디지털 다중-채널 ecm 송신기 | |
JP2012129742A (ja) | 車両用電力線通信装置 | |
EP2790365A1 (en) | Communication device, communication system, and communication method | |
CA2808554A1 (en) | As-i communication component | |
US7188527B2 (en) | Apparatus and method for vibration analysis of a machine or other article | |
US20060061329A1 (en) | Method and apparatus for a power line communication (PLC) network | |
US8031740B2 (en) | Time division multiple access communication network system | |
CN102783082A (zh) | 用于给至少一个总线用户供电的方法 | |
JP2001268045A (ja) | 通信装置および通信方法 | |
KR102256153B1 (ko) | 버스 시스템에서 결정성 데이터 전송을 위한 방법 및 버스 시스템 | |
US20230246670A1 (en) | Method, modem and network for communication between devices of a vehicle | |
Nouvel et al. | What is about future high speed power line communication systems for in-vehicles networks? | |
JPH07177126A (ja) | 多重通信装置 | |
US20100124208A1 (en) | Wireless communication system and method of calling terminal | |
US20130163567A1 (en) | Transmission System and Transmission Method for the Wireless Transmission of Signals in an Automation Installation, and Automation Installation having such a Transmission System | |
KR100667045B1 (ko) | 전력선을 이용한 자동차의 네트워크 시스템 | |
Ng et al. | Review of researches in controller area networks evolution and applications | |
JP2011259535A (ja) | モータ制御システム | |
O'Brien et al. | Distributed and remote control of flight control actuation using power line communications | |
US9287952B1 (en) | Device and method of controlling wave-based antenna | |
Nouvel et al. | PLC for Vehicles |