JP2008082225A - エンジンの冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン停止後に、高温の冷却水を蓄熱タンクへ確実に供給して、その後の冷間始動時に、蓄熱タンクから高温の冷却水をエンジン側へ供給することのできるエンジンの冷却装置を提供する。
【解決手段】エンジンの冷却装置10は、ラジエータ12とエンジン13との間で液状の熱媒体を循環させる主回路1と、主回路1の熱媒体の熱を蓄える蓄熱タンク19が配置され、蓄熱タンク19からエンジン側に熱媒体を供給する蓄熱タンク用回路3とを備え、かつオイルクーラ18を備えたエンジンの冷却装置であり、エンジン停止後に、オイルクーラ18から蓄熱タンク19に熱媒体を強制的に供給するポンプ21が配置された停止後回路4を備える。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンの冷却装置10は、ラジエータ12とエンジン13との間で液状の熱媒体を循環させる主回路1と、主回路1の熱媒体の熱を蓄える蓄熱タンク19が配置され、蓄熱タンク19からエンジン側に熱媒体を供給する蓄熱タンク用回路3とを備え、かつオイルクーラ18を備えたエンジンの冷却装置であり、エンジン停止後に、オイルクーラ18から蓄熱タンク19に熱媒体を強制的に供給するポンプ21が配置された停止後回路4を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
一般に、エンジンの冷却装置においては、冷却水(液状の熱媒体)をエンジンのウォータジャケットに通過させて、冷却水とエンジンとの熱交換を図り、エンジンの温度上昇を抑制するようにしている。
ここで、エンジンの冷間始動性の向上を図るべく、上述のエンジンとの熱交換により昇温した冷却水の熱を利用することが知られている。
例えば、特許文献1には、前記冷間始動性向上のために、エンジンを通過した冷却水の熱を蓄える蓄熱タンクを用いることが開示されている。この蓄熱タンクは、電動ポンプの配置によりエンジンとの間で冷却水を循環可能な回路上に設けられている。すなわち、エンジン停止後に電動ポンプを始動させることにより、エンジンとの熱交換により昇温した冷却水を蓄熱タンクへ供給して蓄熱し、その後の冷間始動時に再度電動ポンプを始動させることにより、蓄熱タンク内に貯留した冷却水をエンジンに供給して、エンジンの暖機を図り、エンジンの始動性を向上させるようにしている。
特開2002−309936号公報
しかしながら、例えば外気温が低い時には、エンジンから蓄熱タンクに供給される冷却水が、エンジンとの熱交換によっても高温にならないため、蓄熱タンクに充分な蓄熱ができないことが生じ得る。この場合には、その後のエンジン始動時、例えば冷間始動時に、高温の冷却水をエンジン側へ供給できない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジン停止後に、高温の冷却水を蓄熱タンクへ確実に供給して、その後の冷間始動時に、蓄熱タンクから高温の冷却水をエンジン側へ供給することのできるエンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン停止後に、オイルクーラから蓄熱タンクに熱媒体を強制的に供給するようにしたものである。
具体的には、請求項1の発明では、ラジエータとエンジンとの間で液状の熱媒体を循環させる主回路と、前記主回路に接続され、該主回路の熱媒体の熱を蓄える蓄熱タンクが配置され、該蓄熱タンクからエンジン側に熱媒体を供給する蓄熱タンク用回路とを備え、かつオイルクーラを備えたエンジンの冷却装置を対象とする。
そうして、エンジン運転中の閉状態からエンジン停止により開となり、該エンジン停止により作動するポンプにより前記オイルクーラから前記蓄熱タンクに熱媒体を強制的に供給する停止後回路を備えている。
本発明によれば、エンジン停止後に、オイルクーラから蓄熱タンクへ熱媒体が供給されるが、オイルクーラ内の冷却水通路部は、冷却水よりも高温のオイルとの熱交換により、エンジンのウォータジャケットに比して温度が高められている。よって、オイルクーラを通過する冷却水は、該冷却水通路部との熱交換により、エンジンを通過した冷却水以上に高温になる。
そうして、このようにオイルクーラを通過して高温になった冷却水が、エンジン停止後に、ポンプにより停止後回路を介して蓄熱タンクへと供給される。これにより、蓄熱タンクは充分に蓄熱され、後の冷間始動時に、蓄熱タンク内で高温に維持された冷却水をエンジン側へ供給することができる。
請求項2の発明では、前記ラジエータをバイパスするように前記主回路に接続されているとともに、車室内空調用のヒータが配置されたヒータ回路をさらに備え、前記蓄熱タンク用回路の下流部は、前記ヒータ回路におけるヒータよりも上流側に接続されている。
すなわち、蓄熱タンク用回路の下流部が、前記ヒータ回路におけるヒータよりも上流側に接続されることは、エンジンの始動に伴い、蓄熱タンクから高温の冷却水が、ヒータへ供給されるということである。これにより、冷間始動時であっても、ヒータの温度を急速に高めることができ、暖房の即効性が得られる。
請求項3の発明では、オイルクーラは、前記ヒータ回路における前記ヒータの下流側に配置され、前記停止後回路の上流部は、前記ヒータ回路のオイルクーラよりも下流側に接続される。
これにより、請求項1の発明の作用効果を確実に得ることができる。
請求項4の発明では、前記蓄熱タンク用回路の上流部は、前記主回路のラジエータからエンジンに至る経路に接続され、前記蓄熱タンク用回路の前記蓄熱タンクよりも下流側には、エンジンの吸気を冷却する吸気クーラが配置されている。
すなわち、蓄熱タンク用回路の前記蓄熱タンクよりも下流部に、エンジンの吸気クーラが配置されているということは、エンジンの始動に伴い、ラジエータから流出した冷却水が、蓄熱タンクを介して吸気クーラへ供給されるということである。そのため、温間時に、ラジエータを通過して低温になった冷却水を吸気クーラへ供給して、吸気クーラを冷却することが可能になる。これにより、温間時に、吸気温度を低めに安定させて、エンジンの吸気充填効率を高めることができる。
上記請求項1に記載の発明によれば、エンジン停止後に、オイルクーラから蓄熱タンクへ熱媒体が供給されるが、オイルクーラ内の冷却水通路部は、冷却水よりも高温のオイルとの熱交換により、エンジンのウォータジャケットに比して温度が高められている。そうして、このようにオイルクーラを通過して高温になった冷却水が、エンジン停止後に、ポンプにより停止後回路を介して蓄熱タンクへと供給されるから、蓄熱タンクは充分に蓄熱され、後の冷間始動時に、蓄熱タンク内で高温に維持された冷却水をエンジン側へ供給することができる。
上記請求項2に記載の発明によれば、蓄熱タンク用回路の下流部が、前記ヒータ回路におけるヒータよりも上流側に接続されるから、エンジンの始動に伴い、蓄熱タンクから高温の冷却水が、ヒータへ供給される。これにより、冷間始動時であっても、ヒータの温度を急速に高めることができ、暖房の即効性が得られる。
上記請求項3に記載の発明によれば、オイルクーラは、前記ヒータ回路における前記ヒータの下流側に配置され、前記停止後回路の上流部は、前記ヒータ回路のオイルクーラよりも下流側に接続される。これにより、請求項1の発明の作用効果を確実に得ることができる。
上記請求項4に記載の発明によれば、蓄熱タンク用回路の前記蓄熱タンクよりも下流部に、エンジンの吸気クーラが配置されることから、エンジンの始動に伴い、ラジエータから流出した冷却水が、吸気クーラへ供給されることが可能になる。そのため、温間時に、ラジエータを通過して低温になった冷却水を吸気クーラへ供給して、吸気を冷却することが可能になる。これにより、温間時に、吸気温度を低めに安定させて、エンジン出力を高めることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態におけるエンジンの冷却装置10の構成を示す。
1は、ラジエータ(図においてR/D)12とエンジン13との間で冷却水を循環させる主回路であり、ラジエータ12からエンジン13への冷却水供給路1aに、サーモスタット(図においてT/S)14、及びウォータポンプ(図においてWP)15が、上流側から順に並ぶように直列配置されている。
また、主回路1において、エンジン13からラジエータ12に向かう戻し路1bから分岐し、ラジエータ12をバイパスして、下流端が冷却水供給路1aのウォータポンプ15上流側に接続されるバイパス通路1cが設けられている。このバイパス通路1cには、絞り16が設けられている。
また、主回路1には、車室内空調用のヒータ17及びオイルクーラ18が上流側から順に並ぶように直列配置されたヒータ回路2と、主回路1の冷却水の熱を蓄える蓄熱タンク19及びエンジンの吸気を冷却する吸気クーラ20が上流側から順に並ぶように直列配置された蓄熱タンク用回路3とが接続されている。
ヒータ回路2は、主回路1の戻し路1bから分岐し、ラジエータ12をバイパスして、下流端が主回路1におけるウォータポンプ15よりも上流側に接続されている。
蓄熱タンク用回路3は、主回路1の冷却水供給路1aにおけるサーモスタット14よりも上流側から分岐し、下流端がヒータ回路2におけるヒータ17よりも上流側に接続されている。
ヒータ回路2と、蓄熱タンク用回路3とは、電動ポンプ(ポンプ)21が配置された停止後回路4によって接続されている。
すなわち、停止後回路4は、ヒータ回路2におけるオイルクーラ18よりも下流側から分岐し、下流端が蓄熱タンク用回路3における蓄熱タンクの上流側に接続されており、電動ポンプ21は、エンジン13の停止後に、オイルクーラ18から直接蓄熱ポンプへ冷却水を強制的に供給可能に設けられている。
また、蓄熱タンク用回路3と停止後回路4とには、この両回路3,4の接続部よりも上流側に各々の水路を開閉する第1開閉弁3aと第2開閉弁4aとが配置されている。
また、冷却装置10には、第1及び第2開閉弁3a,4aの開閉と、電動ポンプ21の駆動とを制御する電子制御ユニット22(以下、ECU22)が配置されている。ECU22は、エンジン13内の冷却水の温度を計測する水温センサ23に接続され、該水温センサ23から受信した信号及びエンジン13のオンオフに基づき、第1及び第2開閉弁3a,4aの開閉と、電動ポンプ21の駆動とを制御する。
すなわち、エンジンの冷却水温度が第1設定値(例えば90℃)以上の温間時は、第1開閉弁3aは開、第2開閉弁4aは閉、同温度が第1設定値未満のときは、第1開閉弁3aは開、第2開閉弁4aは開に制御される。
また、エンジン停止中には、第1開閉弁3aは閉、第2開閉弁4aは開に制御される。
電動ポンプ21は、エンジン停止から所定時間駆動される。
図2は、第1の実施形態において、エンジン停止後における冷却装置10内の冷却水の流れを示す。
エンジンの停止に伴い、ECU22は、第1開閉弁3aを閉塞して、第2開閉弁4aを開放するとともに、電動ポンプ21をエンジン停止時から所定時間駆動させる。なお、エンジン停止により、ウォータポンプ15は停止し、サーモスタット14も高温の冷却水が供給されないため閉となる。
電動ポンプ21が駆動されることにより、オイルクーラ18から冷却水が、該停止後回路4へ流入するとともに、該流入した冷却水は、蓄熱タンク19へ流れる。
オイルクーラ18内の冷却水通路部は、高温のオイルとの熱交換により、エンジン13のウォータジャケットよりも温度が高められている。よって、オイルクーラ18を通過した冷却水は、該冷却水通路部との熱交換によって、エンジン13のウォータジャケットを通過した冷却水以上に高温になる。そうして、このオイルの熱が利用されて高温となった冷却水が、エンジン13停止後に、蓄熱タンク19へ供給されることによって、蓄熱タンク19内には、高温状態の冷却水が貯留され、その蓄熱量が多くなる。
また、停止後回路4の上流部が、ヒータ回路2のオイルクーラ18よりも下流部に接続されていることにより、オイルの熱が利用されて高温となった冷却水は、エンジン13の停止後に、停止後回路4のみを通過して、蓄熱タンク19に供給される。これにより、該高温の冷却水は、他の回路の通過により冷却されることなく、蓄熱タンク19へ供給される。
図3は、第1の実施形態の冷間始動時における冷却装置10内の冷却水の流れを示した模式図である。
まず、蓄熱タンク19内には、上述のように前にエンジン13が停止したときに、高温の冷却水が貯留されている。
そうして、冷間始動時(エンジン13内の冷却水の温度が例えば15度以下の場合に、エンジン13が始動された時)、ECU22は、水温センサ23から受信した信号に基づき、第1開閉弁3aを閉塞するとともに、第2開閉弁4aを開放する。なお、ECU22は、この冷間始動時には、電動ポンプ21を停止させている。また、サーモスタット14は、冷却水供給路1aを閉鎖していて、ラジエータ12とエンジン13との間の冷却水の循環は停止している。また、エンジン13の始動により、ウォータポンプ15が駆動される。
ウォータポンプ15の駆動により、主回路1では、冷却水が、エンジン13を通過し、戻し路1bからラジエータ12を迂回するようにバイパス通路1cを通過して、ウォータポンプ15へ流れる。
さらに、エンジン13から流出して主回路1の戻し路1bを通過する冷却水の一部が該ヒータ回路2に流入するとともに、該流入した冷却水は、ヒータ17とオイルクーラ18とを通過して、ウォーターポンプ15へ流れる。
さらに、ヒータ回路2のオイルクーラ18を通過した冷却水の一部が該停止後回路4に流入するとともに、該流入した冷却水は、蓄熱タンク用回路3へ流れる。
従って、蓄熱タンク用回路3では、まず、上述した前のエンジン停止により蓄熱タンク19内に高温状態で貯留されていた冷却水が、吸気クーラ20へ、さらにはヒータ17へと流れる。
このように、蓄熱タンク19から高温の冷却水が、吸気クーラ20へ流れることにより、吸気が加熱されるため、エンジンの燃焼性が高まって、その冷間始動性が向上する。
また、上述のように冷間始動時には、蓄熱タンクから高温の冷却水が、さらにヒータ17へと流れる。これにより、ヒータ温度が急速に上昇して、暖房の即効性が得られる。
図4は、第1の実施形態の温間時における冷却装置10内の冷却水の流れを示した模式図である。
温間時(エンジン13内の水温が例えば90度以上時)では、ECU22は、水温センサ23から受信した信号に基づき、第1の開閉弁3aを開放するとともに、第2の開閉弁4aを閉塞する。なお、この温間時においても、ECU22は、上記の冷間始動時と同様に、電動ポンプ21を停止させている。また、サーモスタット14は、ラジエータ12とエンジン13との間に冷却水を循環すべく、冷却水供給路1aを開放する。
この結果、主回路1では、エンジン13から流出した冷却水が、戻し路1bを通過して、ラジエータ12へ流れ、さらにラジエータ12から流出した冷却水が、冷却水供給路1aを通過して、ウォータポンプ15へ流れる。
さらに、エンジン13から流出して主回路1の戻し路1bを通過する冷却水の一部が該ヒータ回路2に流入するとともに、該流入した冷却水は、ヒータ17とオイルクーラ18とを通過して、ウォーターポンプ15へ流れる。
さらに、ラジエータ12から流出して主回路1の冷却水供給路1aを通過する冷却水の一部が該蓄熱タンク用回路3に流入するとともに、該流入した冷却水は、蓄熱タンク19を経由して、吸気クーラ20へ、さらにはヒータ17へと流れる。
このように温間時では、ラジエータ12から流出した冷却水が、吸気クーラ20へ供給される。そのため、温間時に、ラジエータ12を通過して低温となった冷却水が、吸気クーラ20へ供給されることになる。これにより、温間時において、吸気温度が低めに安定し、吸気の充填効率が高まる。
以上から明らかなように、本実施形態の冷却装置10は、冷間始動時に高温の冷却水を吸気クーラ20とヒータ17とに供給し、また温間時には低温の冷却水を吸気クーラ20に供給することが可能に設けられている。これにより、本実施形態の冷却装置10は、冷間始動時におけるエンジン13の始動性及び車内暖房の即効性の向上と、温間時におけるエンジン出力の向上という複数の効果を発揮し得るものである。
図5は、第2の実施形態におけるエンジンの冷却装置11の構成を示した模式図である。
第2の実施形態における冷却装置11は、第1の実施形態における冷却装置10と、蓄熱タンク用回路にかかる構成を異にするものであり、それ以外の構成については、第1の実施形態に示したものと同様である。このため以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、また第1の実施形態と共通する点については、第1の実施形態と同一の符号を図5に付してその説明を省略する。
第2の実施形態において、蓄熱タンク用回路3Aには、第1の実施形態で図1〜4に示した吸気クーラ20は配置されず、蓄熱タンク用回路3Aの下流端が、エンジン13のシリンダヘッドウォータージャケットに直接接続されている。
図6は、第2の実施形態において、冷間始動時の冷却装置11内における冷却水の流れを示した模式図である。
まず、冷間始動時の当初において、第1の実施形態と同様に、蓄熱タンク19には、前のエンジン停止により、オイルクーラ18からの高温の冷却水が貯留されている。なお、蓄熱タンク19に高温の冷却水が貯留する過程は、第1の実施形態と同様である。
そうして、ECU22は、水温センサ23から受信した信号に基づき、第1開閉弁3aを閉塞するとともに、第2開閉弁4aを開放する。なお、ECU22は、第1の実施形態の冷間始動時と同様に、電動ポンプ21を停止させている。また、サーモスタット14は、ラジエータ12とエンジン13との間の冷却水の循環を停止すべく、冷却水供給路1aを閉鎖する。また、エンジン13の始動により、ウォータポンプ15は駆動を開始する。
この結果、ウォータポンプ15の駆動に伴う主回路1、ヒータ回路2、及び停止後回路4における冷却水の流れは、図2に示したものと同様になる。
これに対して、蓄熱タンク用回路3Aでは、蓄熱タンク内に貯留された高温の冷却水が、直接エンジン13のシリンダヘッドのウォータジャケットに流入する。これにより、冷間始動時において、高温の冷却水がエンジン13内に直接供給されるため、エンジンのシリンダヘッドの温度が上昇して、エンジンの燃焼安定性が図れ、エンジンの始動性が向上する。
1 主回路
2 ヒータ回路
3,3A 蓄熱タンク用回路
4 停止後回路
10,11 冷却装置
12 ラジエータ
13 エンジン
17 ヒータ
18 オイルクーラ
19 蓄熱タンク
20 吸気クーラ
21 ポンプ
2 ヒータ回路
3,3A 蓄熱タンク用回路
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10,11 冷却装置
12 ラジエータ
13 エンジン
17 ヒータ
18 オイルクーラ
19 蓄熱タンク
20 吸気クーラ
21 ポンプ
Claims (4)
- ラジエータとエンジンとの間で液状の熱媒体を循環させる主回路と、
前記主回路に接続され、前記主回路の熱媒体の熱を蓄える蓄熱タンクが配置され、該蓄熱タンクからエンジン側に熱媒体を供給する蓄熱タンク用回路と、
前記熱媒体が供給されるオイルクーラとを備えたエンジンの冷却装置であって、
エンジン運転中の閉状態からエンジン停止により開となり、該エンジン停止により作動するポンプにより前記オイルクーラから前記蓄熱タンクに熱媒体を強制的に供給する停止後回路を備えたことを特徴とするエンジンの冷却装置。 - 前記ラジエータをバイパスするように前記主回路に接続されているとともに、車室内空調用のヒータが配置されたヒータ回路をさらに備え、
前記蓄熱タンク用回路の下流部は、前記ヒータ回路におけるヒータよりも上流側に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。 - 前記オイルクーラは、前記ヒータ回路における前記ヒータの下流側に配置され、
前記停止後回路の上流部は、前記ヒータ回路のオイルクーラよりも下流側に接続されることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの冷却装置。 - 前記蓄熱タンク用回路の上流部は、前記主回路のラジエータからエンジンに至る経路に接続され、
前記蓄熱タンク用回路の前記蓄熱タンクよりも下流側には、エンジンの吸気を冷却する吸気クーラが配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンの冷却装置。
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2006
- 2006-09-27 JP JP2006262026A patent/JP2008082225A/ja active Pending
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