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JP2008081188A - Icタグ付蓋体 - Google Patents

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JP2008081188A
JP2008081188A JP2006265250A JP2006265250A JP2008081188A JP 2008081188 A JP2008081188 A JP 2008081188A JP 2006265250 A JP2006265250 A JP 2006265250A JP 2006265250 A JP2006265250 A JP 2006265250A JP 2008081188 A JP2008081188 A JP 2008081188A
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JP2006265250A
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Takahiro Kurosawa
高博 黒沢
Takayuki Kikuchi
隆之 菊地
Katsumi Hashimoto
勝己 橋本
Osamu Ishii
修 石井
Yukito Nozaki
幸仁 野崎
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Japan Crown Cork Co Ltd
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Abstract

【課題】製品情報が記憶されたICタグを容易に取り除くことが可能なICタグ付蓋体を提供する。
【解決手段】天板3と、天板周縁部から降下した筒状側壁5とを有し、天板3の内面には、製品情報が記憶されたICタグ30を天板3の上面との間に挟持するように摘み部33を備えたライナー17が設けられており、摘み部33を持ってライナー17の少なくとも一部を天板3の内面から引き剥がすことにより、ICタグ30が天板内面から取り外されることを特徴とする
【選択図】図1

Description

本発明は、製品情報が記憶されたICタグが天板の内面に装着されたICタグ付蓋体に関する。
従来、各種の製品には、製造年月日、製造・販売者名、使用期限などの製品情報を表示したバーコードが広く利用されている。ところで、バーコードは、コード化された情報をリーダーで読取るため、バーコードの印刷面を平面とする必要があり、このため、ボトルやキャップなどの包装材料の分野では、バーコードの印刷面が制限され、また、コード化できる情報量も限られたものとなってしまうという問題がある。
そこで、最近では、ICタグを用いた情報表示の技術が利用されるようになってきた。ICタグとは、RFID (Radio Frequency Identification)とも呼ばれるものであり、所定の情報が記憶されたICチップを無線アンテナとともに樹脂やガラス等の誘電体材料に埋め込んでタグ(荷札)状に形成した超小型の通信端末である。このようなICタグは、無線通信により、ICチップに記憶された製品情報を読取るものであり、例えばICチップのメモリには、数百バイトのデータを記録することができ、多くの製品情報を記録できるという利点がある。また、ICタグは、非接触で記録された情報を読取ることができ、接触による摩耗などの問題もなく、さらには、商品の形態に併せた形状に加工したり、小型化、薄型化なども可能であるという利点がある。
このようなICタグが設けられた蓋体として、特許文献1及び2には、天板にICタグが埋め込まれたものが提案されている。
特開2006−62716号公報 特開2005−321935号公報
しかしながら、最近では、資源の再利用の観点から分別廃棄が要求されており、上述したICタグが埋め込まれた蓋体では、使用済みの蓋体からのICタグの取り出しが困難であり、分別廃棄が可能な蓋体が求められる。
従って、本発明の目的は、製品情報が記憶されたICタグを容易に取り除くことが可能なICタグ付蓋体を提供することにある。
本発明によれば、天板と、天板周縁部から降下した筒状側壁とを有し、該天板の内面には、製品情報が記憶されたICタグを天板内面との間に挟持するように摘み部を備えたライナーが設けられており、該摘み部を持って該ライナーの少なくとも一部を天板内面から引き剥がすことにより、前記ICタグが天板内面から取り外されることを特徴とするICタグ付蓋体が提供される。
本発明においては、
(1)前記ライナーは、外周側の容器口部との密封部と、中央部側のICタグを取り囲むようにしてICタグを保持する保持部とからなり、該密封部と該保持部との間には、弧状或いはリング状に引き裂きスコアが形成されており、前記摘み部は、該スコアにより囲まれた領域に形成されていること、
(2)前記ライナーには、部分的に前記摘み部の付け根部分を回り込むようにして延びており且つ該摘み部を倒すことにより破断し得る有端線状の引き裂き誘導スコアが形成されており、少なくとも該引き裂き誘導スコアの一方側の端部は前記引き裂きスコアよりも内側に位置していること
が好適であり、また、
(3)前記有端線状の誘導スコアの他方側の端部は、前記引き裂きスコア上に位置していること、
(4)前記天板の内面外周部には、容器口部との密封部が該天板と一体に形成され、前記ライナーは、該密封部の内周側に形成されており、該ライナーには、部分的に前記摘み部の付け根部分を回り込むようにして延びており且つ該摘み部を倒すことにより破断し得る形状を有している有端線状の引き裂き誘導スコアが形成されており、少なくとも該引き裂き誘導スコアの一方側の端部はライナーの外周端よりも内側に位置していること、
(5)前記有端線状の誘導スコアの他方側の端部は、前記ライナーの外周端よりも内方に位置していること
という態様とすることもできる。
本発明のICタグ付蓋体においては、天板の内面にライナーが設けられており、このライナーと天板内面との間にICタグが挟持されているものであり、該ライナーに形成されている摘み部を持ってライナーを引っ張ったり或いは該摘み部を押し倒すことにより、天板の内面からライナーの少なくとも一部を引き剥がすことにより、格別の工具を用いることなく、ICタグを容易に蓋体から取り外すことができる。従って、本発明のICタグ付蓋体は、優れた分別廃棄性を有している。
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
図1は、本発明のICタグ付蓋体の代表例であるキャップの側断面図であり、
図2は、図1のキャップの底面図であり、
図3は、本発明のICタグ付蓋体であるキャップの他の好適例を示す側断面図であり、
図4は、図3のキャップの底面図であり、
図5は、本発明のICタグ付蓋体であるキャップのさらに他の好適例を示す側断面図であり、
図6は、図5のキャップの底面図である。
図1及び図2において、全体として1で示すキャップは、天板3と、天板3の周縁部から垂下している筒状側壁(スカート部)5とを有しており、筒状側壁5の下端には、破断可能なブリッジ7を介して開封履歴明示バンド(TEバンド)9が設けられている。
天板3の内面には、筒状側壁5とは小間隔を置いて下方に延びており且つ先端が内方に屈曲しているライナー規制リング11が形成されている。このライナー規制リング11は、筒状側壁5の付け根部分から延びているリブ(図示せず)によって補強されている。
筒状側壁5の内面には、螺条15が形成されており、この螺条15は、ボトル等の容器の口部(図示せず)の外面に形成されている螺条と係合するものである。即ち、筒状側壁5を閉栓方向に旋回し(即ち、巻き締め)、螺条15と容器口部外面の螺条とを螺子係合することにより、このキャップは、容器口部に螺子締結される。
また、天板3の内面には、円板形状の合成樹脂製ライナー17が設けられている。このライナー17は、外周側に存在する容器口部との密封部20と、中央部側のタグ保持部21とからなっている。
上記ライナー17の密封部20は、その周縁部に下方に降下した環状外側突部20aを有しており、この環状外側突部20aの外面がライナー規制リング11の内面に密着し、保持されている。また、環状外側突部20aとは間隔を置いて、下方に突出している内側突部20bが形成されており、螺子締結された容器の口部上端部分が、この環状外側突部20aと内側突部20bとにより形成されている凹部20c内に嵌合固定され、特に環状外側突部20aの内面が容器口部の外面に密着することにより、容器がシールされる構造となっている。勿論、このような環状外側突部20aや内側突部20bを形成せず、ライナー17の周縁部を全周にわたって厚肉とし、この厚肉部に容器口部の上端が密着し得る様な凹部を形成させた形状として密封部20を形成することもできる。
また、ライナー17の中央部側のタグ保持部21は、後述するICタグ30を保持固定する部分である。
上記のキャップ1において、筒状側壁5の上方部分には、適当な間隔でスリット23が形成されており、キャップ1と容器口部との間を洗浄できるようになっている。
TEバンド9の内面には、それ自体公知の可撓性フィン25が適当な間隔で複数設けられており、容器口部の外面に形成されている顎部と係止し得るようになっている。即ち、容器口部に巻き締められたキャップ1を開栓したとき、このフィン25が上記顎部に当接し、TEバンド9の上昇が制限される。一方、筒状側壁5は、そのまま開栓方向に回転して上昇する。従って、容器口部とライナー17との密着によるシールが解除される前に、筒状側壁5の下端とTEバンド9を繋ぐブリッジ7が破断し、TEバンド9は、キャップ1から離脱する。かくして、TEバンド9がキャップ1から離脱していることにより、キャップ1が一度開栓され或いはシール部の破断が生じていたという事実を認識することが可能となるものである。
尚、図1に示されているように、TEバンド9の下端には、その全周にわたって内方カール部27が形成されており、フィン25がボトルの顎部に当接したとき、このカール部27がフィン25の下部を押えることにより、フィン25の変形を抑制し、TEバンド9のすっぽ抜けを防止するようになっている。
本発明においては、図1に示されているように、天板3の内面とライナー17のタグ保持部21との間にICタグ30が挟持されている。このICタグ30は、先にも説明したように、容器内容液等の製品情報(製造年月日、製造・販売者、使用期限など)が多く記録されたICチップと無線アンテナとが樹脂やガラスなどの誘電体材料に埋め込まれたものであり、その形状は、天板3とライナー17との間での挟持が可能であれば特に制限されないが、通常は、円形であることが好ましい。また、その厚みは、フイルム状ではなく、ある程度形状が保てる厚みであるのが好ましい。
上記のようなICタグ30は、これを取り囲むようにして形成されているライナー17のタグ保持部21によって天板3の内面に保持されている。
ところで、上記のようなICタグ30は、このキャップ1を廃棄する際に、このキャップ1から取り除いて分別廃棄することが求められる。本発明においては、このために、図2から理解されるように、ライナー17の密封部20とタグ保持部21との境界部分に弧状の引き裂きスコア31を形成すると同時に、該スコア31の中心部分(ライナー17の中心部分)には下方に突出したポール状の摘み部33が形成されている。即ち、使用済みのキャップ1を容器口部から取り外して廃棄する際には、ライナー17の摘み部33を、引き裂きスコア31が形成されていない側に押し倒すことにより、引き裂きスコア31が破断し、さらに摘み部33を引っ張り上げることにより、引き裂きスコア31で囲まれている部分が天板3の内面から剥離し、これにより、ライナー17と天板3との間に挟持されているICタグ30を取り除くことが可能となるわけである。
本発明において、上記の弧状の引き裂きスコア31は、これが破断したときに、挟持されているICタグ30が容易に手で引き抜くことができる程度の長さを有していればよい。例えば、上記の例では、引き裂きスコア31が弧状に形成されているが、これをリング状に形成することも勿論可能である。
また、上記の例では、摘み部33は、ライナー17の中心(キャップ1の中心)に形成されているが、この位置を偏心させ、スコア31に近い位置に摘み部33を形成することもできる。さらに、摘み部33の形状をポール状とせず、矩形の板状形状として摘み部33を押し倒し易くすることもできる。
さらに、本発明においては、上記のような引き裂きスコア31を形成せず、摘み部33のみを形成し、摘み部33を引っ張り上げてライナー17を天板3の内面から引き剥がす構造とすることも可能である。但し、このような構造とする場合には、ライナー17の材質としてキャップ1を形成する樹脂に対して接着性の乏しい材料を選択したり、或いはライナー17中に滑剤を多く配合するなどの手段を採用し、ライナー17と天板3とを易剥離性とすることが必要である。
また、本発明においては、上述したポール状の摘み部33を押し倒しての引き裂きスコア31の破断が容易に行われるように、引き裂き誘導用のスコアを、上記のスコア31とは別個に設けることもできる。図3及び図4には、このような態様のキャップの側断面図及び底面図がそれぞれ示されている。
図3及び図4において、かかるキャップ1では、前述した引き裂きスコア31がリング状に形成されていると共に、部分的にポール状の摘み部33の付け根部を回りこむようにして延びている有端線状の引き裂き誘導スコア35(特に図4の底面図参照)が設けられている。即ち、図4から明らかなように、この引き裂き誘導スコア35の一方側の端部35aは、リング状の引き裂きスコア31よりも内方側に位置しており、該端部35aを始点として摘み部33に向かって直線状に延びており、摘み部33の付け根部の近傍に沿って回り込み、さらに、端部35aから摘み部33への直線部分とほぼ線対称となるように延びており、リング状の引き裂きスコア31上に位置する他方側の端部35bで終結している。(このような引き裂き誘導スコア35が形成されている点を除けば、図3及び図4に示すキャップ1は、図1及び図2に示すキャップ1と基本的構造が同じであり、したがって、図3及び図4では、図1及び図2と同じ印照数字を用いている。)
即ち、このような引き裂き誘導スコア35を設けることにより、摘み部33を押し倒したとき、このスコア35が破断し、該スコア35で囲まれた領域が天板3の内面側から剥離し、この結果、摘み部33を有している剥離部分を持って引き裂きスコア31を容易に破断していくことが可能となり、ライナー保持部21と共にICタグ30を取り除くことが可能となるわけである。
また、上記の態様においては、一方側の端部35aのみを引き裂きスコア31よりも内側に位置している他方側の端部35bも一方側の端部35aと同様に引き裂きスコア31よりも内側に位置することもできる。このような態様においても、摘み部33を押し倒し、スコア35を破断し、該スコア35で囲まれた領域を天板3の内面側から剥離させ、その後、摘み部33を有している剥離部分を持って引き上げるとライナー保持部21と共にICタグ30を取り除くことが可能となるのである。
また、上述した引き裂き誘導スコア35の開き角θ(図4参照)は、15乃至40度の範囲にあることが好適である。この開き角θが、上記範囲よりも大きいと、摘み部33を押し倒したときに、引き裂き誘導スコア35の破断が生じにくくなり、また上記範囲よりも小さいと、引き裂き誘導スコア35から脱線して破断が生じ、摘み部33が形成されている領域がすっぽりと抜けてしまうおそれがあるからである。
上述した図1乃至図4の例では、ライナー17に容器口部との密封部20が形成されている例を示しているが、本発明は、ライナー17に密封部を形成せず、キャップ1の天板3に密封部を設けることも可能であり、このような態様のキャップを、図5及び図6に示した。
即ち、図5及び図6に示すキャップ1では、天板3の内面には、筒状側壁とは間隔をおいてインナーリング50が形成されており、その外側には、インナーリング50よりも背の低いアウターリング51が形成されており、インナーリング50とアウターリング51との間には、小突起53が形成されている。即ち、このキャップ1を容器口部に螺子係合により装着するとき、インナーリング50とアウターリング51と間の空間内に容器口部の上端部分が上昇していく。この際、アウターリング51の内面が容器口部上端部分の外面に当接するため、キャップ1のセンタリングが行われ、キャップ1は同心円状にガタツキなく螺子旋回する。これにより、容器口部の上端部分がインナーリング50とアウターリング51と間の空間内に深く侵入し、インナーリング50の外面が容器口部の上端部分の内面と密着して密封部が形成される。また、この際、小突起53が容器口部の上端面に当接するため、過度の巻き締めが有効に防止される構造となっている。
また、上記のキャップ1では、TEバンド9の内面には、可撓性フィンの代わりに、上向きの突片55が設けられているが、この突片55は、キャップ1の開栓1に際して容器顎部の下側に当接してTEバンド9の上昇を制限するものであり、図1等の可撓性フィン25と全く同じ機能を有している。
上記のようなキャップ1においては、天板1の内面に、ライナー57が設けられるが、このライナー57は、インナーリング50の内側に設けられており、インナーリング50が密封部を形成しているため、このライナー57には、図1乃至図4のキャップ1のライナー17に形成されている密封部20は形成されていない。即ち、このライナー57は、図1乃至図4のキャップ1のライナー17にタグ保持部21と実質的に同じ構造有しているものであり、このタグ保持部21と同様、ライナー57と天面3の内面との間には、ICタグ30がライナー57によって取り囲まれるようにして挟持されており、また、ライナー57の中心部分には、ポール状の摘み部33が形成されている。
この態様のキャップ1においては、ライナー57には、前述した図3及び図4に示されているキャップ1における引き裂き誘導スコア35と同じ形状の引き裂きスコア59が形成されている。即ち、このスコア59は、部分的にポール状の摘み部33の付け根部を回りこむようにして延びている有端線状形状を有しており、この引き裂きスコア59の一方側の端部59aは、外周縁よりも内方側に位置しており、該端部59aを始点として摘み部33に向かって直線状に延びており、摘み部33の付け根部の近傍に沿って回り込み、さらに、端部59aから摘み部33への直線部分とほぼ線対称となるようにライナー57の外周縁に位置する他方側の端部59bで終結している。
従って、摘み部33を押し倒したとき、このスコア59が破断し、該スコア59で囲まれた領域が天板3の内面側から剥離し、次に、摘み部33と共に剥離した部分を摘んで引き上げると、ライナー57と共にICタグ30を取り除くことが可能となるわけである。
このような引き裂きスコア59においても、一方側の端部59aのみをライナー外周縁よりも内側に位置しているが、他方側の端部59bも一方側の端部59aと同様にライナー外周縁よりも内側に位置することもできる。このような態様においても、摘み部33を押し倒し、スコア59を破断し、該スコア59で囲まれた領域を天板3の内面側から剥離させ、その後、摘み部33を有している剥離部分を持って引き上げるとライナー57と共にICタグ30を取り除くことが可能となるのである。また、摘み部33を押し倒してスコア59を破断させる際に、破断ラインがスコア59から脱線せず且つ容易に破断させるために、この開き角θは、前述した範囲にあることが好適である。
上述した図1乃至図6に示す構造の本発明のキャップ1は、各種の熱可塑性樹脂を用いての射出成形等によりキャップ1の本体を成型した後、これに、ICタグ30を挟持するようにして比較的軟質の樹脂乃至エラストマーからなるライナー17或いはライナー57を設けることにより形成される。例えば所定形状に成型されたキャップ本体の天板3の内面にICタグ30を載置し、この状態で、溶融したライナー材を滴下し、型押ししてライナー17或いはライナー57を形成することができる。また、予め所定形状に成型されたライナー17のスコア31の外側領域に接着剤を塗布し、ICタグ30を挟んだ状態で天板3の内面に接着固定することによりライナー17を設けることもできる。更に、ライナー材17或いはライナー材57に用いる樹脂として、酸素吸収剤を含有した樹脂を用いることもできる。
また、本発明においては、図3乃至図6に示されているように、ICタグ30の中心部分に曲率面を有するICチップ60を形成しておき、このICチップ60がライナー17或いは57側であって且つ摘み部33に対応する部分に位置せしめることが好適である。即ち、このように形成することにより、ライナー17或いは57を設ける際に、ICチップ60に過度の負荷が加わることを防止することができ、ライナー形成時のICチップ60の破損を有効に防止することができる。
上述した本発明においては、ICタグ30のキャップ1からの取り外しを格別の工具を用いることなく、速やかに行うことができ、優れた分別廃棄性を確保することができる。
本発明のICタグ付蓋体の代表例であるキャップの側断面図。 図1のキャップの底面図。 本発明のICタグ付蓋体であるキャップの他の好適例を示す側断面図。 図3のキャップの底面図。 本発明のICタグ付蓋体であるキャップのさらに他の好適例を示す側断面図。 図5のキャップの底面図。
符号の説明
3:天板
5:筒状側壁
17,57:ライナー
30:ICタグ
31,59:引き裂きスコア
33:摘み部
35:引き裂き誘導スコア

Claims (6)

  1. 天板と、天板周縁部から降下した筒状側壁とを有し、該天板の内面には、製品情報が記憶されたICタグを天板内面との間に挟持するように摘み部を備えたライナーが設けられており、該摘み部を持って該ライナーの少なくとも一部を天板内面から引き剥がすことにより、前記ICタグが天板内面から取り外されることを特徴とするICタグ付蓋体。
  2. 前記ライナーは、外周側の容器口部との密封部と、中央部側のICタグを取り囲むようにしてICタグを保持する保持部とからなり、該密封部と該保持部との間には、弧状或いはリング状に引き裂きスコアが形成されており、前記摘み部は、該スコアにより囲まれた領域に形成されている請求項1に記載のICタグ付蓋体。
  3. 前記ライナーには、部分的に前記摘み部の付け根部分を回り込むようにして延びており且つ該摘み部を倒すことにより破断し得る有端線状の引き裂き誘導スコアが形成されており、少なくとも該引き裂き誘導スコアの一方側の端部は前記引き裂きスコアよりも内側に位置している請求項2記載のICタグ付蓋体。
  4. 前記有端線状の誘導スコアの他方側の端部は、前記引き裂きスコア上に位置している請求項3に記載のICタグ付蓋体。
  5. 前記天板の内面外周部には、容器口部との密封部が該天板と一体に形成され、前記ライナーは、該密封部の内周側に形成されており、該ライナーには、部分的に前記摘み部の付け根部分を回り込むようにして延びており且つ該摘み部を倒すことにより破断し得る形状を有している有端線状の引き裂き誘導スコアが形成されており、少なくとも該引き裂き誘導スコアの一方側の端部はライナーの外周端よりも内側に位置している請求項1記載のICタグ付蓋体。
  6. 前記有端線状の誘導スコアの他方側の端部は、前記ライナーの外周端よりも内方に位置している請求項5に記載のICタグ付蓋体。
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