JP2008068174A - 汚水の処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前槽散気装置の停止に連動して非ばっ気状態の前槽1へ原水供給系から所定の供給時間にわたって原水を供給し、送り移送系および戻り移送系による槽内混合液の移送を前槽散気装置の運転に同期して開始し、前槽散気装置の停止に同期して停止する。
【選択図】図1
Description
他の先行技術文献としては特許文献3および4がある。
運転例1
図2(a)、(b)は運転サイクルの前期における運転状態を示し、図2(c)、(d)は運転サイクルの後期における運転状態を示し、図6は各機器のタイミングチャートを示している。
図2(c)、(d)に示すように、運転サイクルの後期における前槽1では酸素富裕状態で硝化処理を行う。このため、攪拌機6を停止し、前槽散気装置3のブロア5を所定の運転時間にわたって運転を継続し、次回の運転サイクルの初期(−T0)に前槽散気装置3の運転を停止する。
そして、前槽散気装置3の運転の開始(T3)に同期して送り移送ポンプ18および戻り移送ポンプ20を起動し、送り移送系19により前槽1から後槽2へ槽内混合液を送り移送し、戻り移送系21により後槽2から前槽1へ槽内混合液を戻り移送し、前槽1と後槽2の間で槽内混合液(硝化液および活性汚泥)を循環させ、次回の運転サイクルの初期(−T0)まで送り移送ポンプ18および戻り移送ポンプ20の運転を継続し、前槽散気装置3の停止に同期して送り移送系19および戻り移送系21による槽内混合液の移送を停止する。
運転サイクル時間を25分程度にすると、前槽1における酸化還元電位が脱窒に最適とされる−50〜−100(mV)の範囲まで低下しない。
運転サイクルの前期において、その終了際には後槽2の水位が最低水位になる。この状態において洗浄用空気による膜カートリッジ14の膜面洗浄効果は最も低くなるので、運転サイクルの前期および後期を通して前槽1の水位はできるだけ高く、前槽1および後槽2の水位が同等に推移することが望ましい。
運転例3
図4(a)、(b)および図7に示すように、運転サイクルの前期における前槽1では無酸素状態で脱窒処理を行うために、前槽散気装置3のブロア5を所定の停止時間にわたって停止し、この間に攪拌機6を駆動し、原水供給ポンプ8aを運転して原水供給系8から前槽1へ原水を供給する。
そして、送り移送ポンプ18および戻り移送ポンプ20を起動して後、つまり送り移送系19により前槽1から後槽2へ槽内混合液を送り移送を開始し、戻り移送系21により後槽2から前槽1へ槽内混合液を戻り移送を開始してから所定のインターバル時間(T2〜T3)を経て運転サイクルの後期となる。
また、制御装置22が測定装置7の測定値に基づいてDOの増加速度、減少速度もしくはORPの増加速度、減少速度を算出し、算出したDOの増加速度、減少速度もしくはORPの増加速度、減少速度に基づいて、前槽散気装置3のブロア5、攪拌機6、測定装置7、原水供給ポンプ8、浸漬型膜分離装置10の吸引ポンプ17、送り移送ポンプ18、戻り移送ポンプ20の各機器を制御し、原水の流入停止後のインターバル時間を増減調整し、送り移送ポンプ18および戻り移送ポンプ20を起動させるタイミングを遅くしたり、速めたりすることで、安定した脱窒効率の下で優れた窒素除去能を発揮できる。
運転例4
上述の運転操作においても、運転サイクルの前期および後期を通して前槽1の水位はできるだけ高く、前槽1および後槽2の水位が同等に推移することが望ましい。
運転例5
上述した運転例1では、本発明の運転制御の指標をなす嫌気指標値および好気指標値としてDOの増加速度、減少速度もしくはORPの増加速度、減少速度を採用し、DOの増加速度、減少速度もしくはORPの増加速度、減少速度に基づいてサイクル調整制御、もしくはインターバル時間調整制御を行なった。つまり、サイクル調整制御では単位サイクル時間を増減調整し、あるいは間欠運転サイクル内の停止時間と運転時間の割合いを変更調整することを行った。また、インターバル時間調整制御では原水の流入停止後のインターバル時間を増減調整することを行った。
サイクル調整制御
サイクル調整制御は、前槽散気装置3の運転時間と停止時間からなる間欠運転サイクルの単位サイクル時間を増減調整し、あるいは間欠運転サイクル内の停止時間と運転時間の割合いを変更調整するものである。これは流量、濃度などの調整を目的とするものであり、原水の負荷が低くなる時、特に原水の流量が少なくなる時で、嫌気化の応答性能が悪化し、つまり原水の投入時に溶存酸素濃度がOになるまでの嫌気化に要する時間が5分以上となり極めて遅くなる場合に、サイクル時間の延長等を行なう。
インターバル時間調整制御
インターバル時間調整制御は、原水の流入停止後のインターバル時間を増減調整するものである。これは濃度などの調整を目的とするものであり、原水による負荷が高くなる時、特にアンモニアの残留などにより酸素が消費されてしまい、好気化の応答性能が悪化し、つまり散気開始時おけるDOの増加速度が遅くなる場合に、インターバル時間を短縮する。
2 後槽
3 前槽散気装置
4 散気管
5 ブロア
6 攪拌機
7 測定装置
8 原水供給系
8a 原水供給ポンプ
9 後槽散気装置
10 浸漬型膜分離装置
11 散気管
12 ブロア
13 ケーシング
14 膜カートリッジ
15 集水管
16 排出管
17 吸引ポンプ
18 送り移送ポンプ
19 送り移送系
20 戻り移送ポンプ
21 戻り移送系
22 制御装置
Claims (6)
- 槽内の前槽散気装置を間欠に運転し、前槽散気装置が所定の停止時間にわたって停止する非ばっ気時に脱窒処理を行い、前槽散気装置を所定の運転時間にわたって運転するばっ気時に硝化処理を行う前槽と、槽内の後槽散気装置を連続運転して槽内の膜分離装置による膜分離処理と硝化処理を行う後槽と、前槽へ原水を供給する原水供給系と、前槽から後槽へ槽内混合液を送り移送する送り移送系と、後槽から前槽へ槽内混合液を戻り移送する戻り移送系とを備え、前槽散気装置の停止に同期して非ばっ気状態の前槽へ原水供給系から所定の供給時間にわたって原水を供給し、送り移送系および戻り移送系による槽内混合液の移送を前槽散気装置の運転に同期して開始し、前槽散気装置の停止に同期して停止することを特徴とする汚水の処理装置。
- 槽内の前槽散気装置を間欠に運転し、前槽散気装置が所定の停止時間にわたって停止する非ばっ気時に脱窒処理を行い、前槽散気装置を所定の運転時間にわたって運転するばっ気時に硝化処理を行う前槽と、槽内の後槽散気装置を連続運転して槽内の膜分離装置による膜分離処理と硝化処理を行う後槽と、前槽へ原水を供給する原水供給系と、前槽から後槽へ槽内混合液を送り移送する送り移送系と、後槽から前槽へ槽内混合液を戻り移送する戻り移送系とを備え、前槽散気装置の停止に同期して非ばっ気状態の前槽へ原水供給系から所定の供給時間にわたって原水を供給し、送り移送系による槽内混合液の移送を前槽散気装置の停止時および運転時に連続して行い、戻り移送系による槽内混合液の移送を前槽散気装置の運転に同期して開始し、前槽散気装置の停止に同期して停止することを特徴とする汚水の処理装置。
- 槽内の前槽散気装置を間欠に運転し、前槽散気装置を所定の停止時間にわたって停止する非ばっ気時に脱窒処理を行い、前槽散気装置を所定の運転時間にわたって運転するばっ気時に硝化処理を行う前槽と、槽内の後槽散気装置を連続運転して槽内の膜分離装置による膜分離処理と硝化処理を行う後槽と、前槽へ原水を供給する原水供給系と、前槽から後槽へ槽内混合液を送り移送する送り移送系と、後槽から前槽へ槽内混合液を戻り移送する戻り移送系とを備え、前槽散気装置の停止に同期して非ばっ気状態の前槽へ原水供給系から所定の供給時間にわたって原水を供給し、送り移送系および戻り移送系による槽内混合液の移送を原水の流入停止後に所定のインターバル時間を経て前槽散気装置の運転前に開始し、前槽散気装置の停止に同期して停止することを特徴とする汚水の処理装置。
- 槽内の前槽散気装置を間欠に運転し、前槽散気装置を所定の停止時間にわたって停止する非ばっ気時に脱窒処理を行い、前槽散気装置を所定の運転時間にわたって運転するばっ気時に硝化処理を行う前槽と、槽内の後槽散気装置を連続運転して槽内の膜分離装置による膜分離処理と硝化処理を行う後槽と、前槽へ原水を供給する原水供給系と、前槽から後槽へ槽内混合液を送り移送する送り移送系と、後槽から前槽へ槽内混合液を戻り移送する戻り移送系とを備え、前槽散気装置の停止に同期して非ばっ気状態の前槽へ原水供給系から所定の供給時間にわたって原水を供給し、送り移送系による槽内混合液の移送を前槽散気装置の停止時および運転時に連続して行い、戻り移送系による槽内混合液の移送を、原水の流入停止後に所定のインターバル時間を経て前槽散気装置の運転前に開始し、前槽散気装置の停止に同期して停止することを特徴とする汚水の処理装置。
- 前槽における嫌気化の応答性能を示す嫌気指標値および好気化の応答性能を示す好気指標値の少なくとも一方を測定する測定手段と、測定手段で測定した嫌気指標値および好気指標値の少なくとも一方の測定値に基づいてサイクル調整制御を行なう制御手段とを備え、
サイクル調整制御において制御手段は、測定手段の測定値に基づいて前槽散気装置の運転時間と停止時間からなる間欠運転サイクルの単位サイクル時間を増減調整し、あるいは間欠運転サイクル内の停止時間と運転時間の割合いを変更調整することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の汚水の処理装置。 - 前槽における嫌気化の応答性能を示す嫌気指標値および好気化の応答性能を示す好気指標値の少なくとも一方を測定する測定手段と、測定手段で測定した嫌気指標値および好気指標値の少なくとも一方の測定値に基づいてインターバル時間調整制御を行なう制御手段とを備え、
インターバル時間調整制御において制御手段は、測定手段の測定値に基づいて原水の流入停止後のインターバル時間を増減調整することを特徴とする請求項3または4に記載の汚水の処理装置。
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JP2014046257A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Jfe Steel Corp | 窒素含有排水の生物処理方法 |
JP2015009203A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 株式会社明電舎 | 排水処理方法及びその装置 |
JP2016172247A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 三菱レイヨン株式会社 | 排水の処理方法、および排水の処理装置 |
JP2020179340A (ja) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | 株式会社クボタ | 有機性排水処理設備の運転方法および有機性排水処理設備 |
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