JP2008067225A - 移動無線端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発信側端末が発信を中止した場合には、無用なIP通信リンクを切断することが可能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発信側のIP電話端末100は、着信側のIP電話端末200に対して、位置登録の開始要求を行う際に、自装置100の識別情報を通知するようにし、また、IP通信リンクが確立されるまでにユーザから発信の中止要求があると、その旨を示す中止要求を発信側のIP電話端末100の識別情報とともに通知する。また、着信側のIP電話端末200は、上記中止要求の通知を受けると、発信側端末が1つの場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクを切断して待ち受け状態とし、一方、発信側端末が複数で、全ての発信側端末から中止要求を受け付けていない場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクを維持するようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】発信側のIP電話端末100は、着信側のIP電話端末200に対して、位置登録の開始要求を行う際に、自装置100の識別情報を通知するようにし、また、IP通信リンクが確立されるまでにユーザから発信の中止要求があると、その旨を示す中止要求を発信側のIP電話端末100の識別情報とともに通知する。また、着信側のIP電話端末200は、上記中止要求の通知を受けると、発信側端末が1つの場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクを切断して待ち受け状態とし、一方、発信側端末が複数で、全ての発信側端末から中止要求を受け付けていない場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクを維持するようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、移動通信網を通じたIP(Internet Protocol)通信により音声通信を行う移動無線端末装置に関する。
近時、携帯電話パケット網を通じてIP網にアクセスする移動無線端末装置の開発が進められている。この移動無線端末装置は、IP網を通じてSIP(Session Initiation Protocol)等のプロトコルを用いて呼制御を行うIP電話端末として機能する。このようなIP電話端末は、IP網へのアクセスに携帯電話パケット網等を用いているため、常時接続することが困難な状況が考えられる。
このような環境を背景に好適する通信システムとして、以下のような通信システムが考えられる。すなわち、発信側のIP電話端末(以下、発信側端末と略称する)の発呼に応動して、IP網上のSIPサーバが着信側のIP電話端末(以下、着信側端末と略称する)に対して、呼制御に用いるプロトコル以外の手順によりIP網へのアクセスを促し、これに対して着信側端末が、IP網アクセス後に網内にある位置管理サーバに対して位置登録処理を実行して、それから発信側端末との呼制御を開始するというものである。
しかしながら、このような通信システムにおいては、着信側端末に対するIP網へのアクセス要求は、少なくとも発信側端末の位置登録処理が完了し、そして発呼が行われてSIPサーバが相手端末情報を確認してからでなければ行えない。すなわち、着信側端末の位置登録処理は、発信端末の位置登録処理完了後に行うこととなる。
発信側端末は、呼制御にSIPを用いる場合、INVITEメッセージによって発呼し、着信側端末が位置登録処理を完了して応答を返すまでの間でも、通常のIP網アクセス時と同様の処理が可能とするならば、CANCELメッセージを送信することで発信を中止することが可能である。
しかし、着信側端末がIP通信リンクを確立して位置登録を行い、その後、INVITEメッセージを受信する前に発信側端末が発信を中止した場合には、着信側端末には、INVITEメッセージを一度受信して着信状態となり、その後に発信が中止されたことを通知しなければならない。このため、着信側端末は、着信状態とならずに上記IP通信リンクを切断することができず維持し続けてしまうという問題があった。
一方、従来技術として、SIPサーバと複数のIP電話端末が接続された状態において、SIPサーバはプレゼンスサーバで管理されているプレゼンス情報とIP電話端末の端末情報を用いてIP電話端末の状態を把握する通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。この通信システムでは、プレゼンスサーバがない場合でも端末情報のみでIP電話端末の状態を把握するようにしている。
しかしながら、このような手法でも、着信側端末がIP通信リンクの確立した後、INVITEメッセージを受信する前に発信側端末が発信を中止した場合には、着信側端末には、発信が中止されたことは通知されない。このため、同様に、着信側端末は、上記IP通信リンクを維持し続けてしまうという問題があった。
特開2005−318503公報。
従来では、着信側端末がIP通信リンクを確立して位置登録を行い、その後、INVITEメッセージを受信する前に発信側端末が発信を中止した場合には、着信側端末には、着信状態にならないようにすると発信が中止されたことは通知されず、着信側端末は、上記IP通信リンクを維持し続けてしまうという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、発信側端末が発信を中止した場合には、無用なIP通信リンクを切断することが可能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、移動通信網に収容される無線基地局と無線通信し、IP通信によるデータ通信を行う機能を備えた移動無線端末装置において、無線基地局から発信元の識別情報を受信する識別情報受信手段と、この識別情報受信手段が発信元の識別情報を受信した場合に、無線基地局を介したIP通信リンクを確立するリンク確立手段と、IP通信リンクを通じたデータ通信を行うIP通信手段と、このIP通信手段がデータ通信を行う前に、識別情報受信手段が発信元の識別情報と一致する識別情報を、発信をキャンセルする情報とともに再び受信した場合に、IP通信リンクを切断する切断手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、無線基地局から発信元の識別情報を受信すると、無線基地局を介したIP通信リンクを確立し、その後、IP通信リンクを通じたデータ通信を行う前に、上記発信元の識別情報と一致する識別情報を、発信をキャンセルする情報とともに再び受信した場合に、IP通信リンクを切断するようにしている。
したがって、この発明によれば、発信側端末が発信を中止した場合には、無用なIP通信リンクを切断することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動通信システムの概略構成を示すものである。移動通信網NWは、IP(Internet Protocol)網としての機能も備え、無線基地局BSやSIP(Session Initiation Protocol)サーバ300を収容する。IP電話端末100,200は、いわゆる携帯電話機であって、無線基地局BSと無線通信して、これを介して移動通信網NWを通じた通信を行うものであって、SIPサーバ300を介したIP通信を行う機能も備える。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動通信システムの概略構成を示すものである。移動通信網NWは、IP(Internet Protocol)網としての機能も備え、無線基地局BSやSIP(Session Initiation Protocol)サーバ300を収容する。IP電話端末100,200は、いわゆる携帯電話機であって、無線基地局BSと無線通信して、これを介して移動通信網NWを通じた通信を行うものであって、SIPサーバ300を介したIP通信を行う機能も備える。
図2に、IP電話端末100,200の構成を示す。IP電話端末100,200は、アンテナ1と、通信部10と、音声処理部20と、表示部30と、操作部40と、報知部50と、記憶部60と、制御部70とを備えている。ここでは、図示しないが映像データの送受信を行う場合には、映像の撮像を行うカメラ部を備える。
アンテナ1は、無線基地局BSから送信される無線信号の受信や、当該IP電話端末からの無線基地局BSに宛てた無線信号の送信を行うものである。
通信部10は、アンテナ1を通じて無線基地局BSと無線通信し、この無線基地局BSを介して移動通信網NWを通じた通信を行うものである。具体的には、通信部10は、アンテナ1が受信した無線信号をダウンコンバートして復調し、通信相手局から送信された符号化音声データを得て、これを制御部70を通じて音声処理部20に出力する。また通信部10は、制御部70を通じて音声処理部20から与えられる符号化音声データを用いてベースバンド信号を変調し、これをアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ1を通じて無線基地局BSに宛てて送信する。通信部10は、通常の音声通信と、IP通信とを選択的に行うことが可能である。
通信部10は、アンテナ1を通じて無線基地局BSと無線通信し、この無線基地局BSを介して移動通信網NWを通じた通信を行うものである。具体的には、通信部10は、アンテナ1が受信した無線信号をダウンコンバートして復調し、通信相手局から送信された符号化音声データを得て、これを制御部70を通じて音声処理部20に出力する。また通信部10は、制御部70を通じて音声処理部20から与えられる符号化音声データを用いてベースバンド信号を変調し、これをアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ1を通じて無線基地局BSに宛てて送信する。通信部10は、通常の音声通信と、IP通信とを選択的に行うことが可能である。
音声処理部20は、通信部10にて復調された符号化音声データを復号して音声信号を再生し、内蔵するスピーカ21から拡声出力する。これにより、通話相手局からの送話音声がユーザに伝達される。また音声処理部20は、内蔵するマイクロホン22から入力された音声信号を符号化して符号化音声データを生成し、これを制御部70を通じて通信部10に与える。
表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示装置であって、テキストや画像など種々の視覚的な情報をユーザに映示するものである。操作部40は、複数のキースイッチなどを備え、ユーザの要求を受け付けるものである。報知部50は、着信の発生を音によりユーザに報知するものである。
記憶部60は、制御部70の制御プログラムや制御データ、無線基地局BSから受信した通信制御に係わるデータを記憶するとともに、電話番号、名称および顔写真などの画像データを対応づけた電話帳データや、送受信したメールデータを記憶する。
制御部70は、当該IP電話端末の各部を統括して制御するものであって、記憶部60に記憶される制御プログラムおよび制御データにしたがって動作する。例えば、制御部70は、通信部10がSIPに基づく手順にしたがって無線基地局BSからの着信信号を受信するように制御し、着信信号を受信した場合には、表示部30および報知部50を制御して、着信の発生を報知するとともに、操作部40を通じたユーザの応答操作により、上記着信に応答する信号を通信部10に送信させ、音声通信リンクを確立する着信制御機能を備える。
また制御部70は、操作部40を通じたユーザの発信要求に応じて、SIPに基づく手順にしたがって通信部10を制御して、ユーザが指定する電話番号への発信を行う発信制御機能や、この発信に伴って音声通信リンクを確立する通信制御機能を備える。すなわち制御部70は、SIPにしたがって、アクションの決定、SIPメッセージの生成、SIPメッセージの解析、SIPメッセージからのデータ抽出、SIPメッセージの送受信を実現するための制御機能を有するものである。
このようなIP電話機として機能するための制御機能の他に、制御部70は、通信部10を制御して、無線基地局BSを介した回線交換網を経由した音声通信を行う携帯電話として機能するための制御機能や、IP網を経由したインターネット上のサーバ装置と通信し、サーバ装置が提供するデータを表示部30に表示させてユーザに閲覧させるブラウザ機能などを備える。
なお、移動通信網NWは、無線基地局BSを通じて、その無線ゾーン内のIP電話端末100,200と通信して、これらから識別情報を受信して、位置情報を管理している。このために、IP電話端末100,200では、制御部70が通信部10を制御して、記憶部60に記憶される識別情報を移動通信網NWに送信して位置登録を行う。
次に、上記構成のIP電話端末100,200の動作について説明する。以下の説明では、IP電話端末100とIP電話端末200との間で、呼制御プロトコルにSIPを用いたIP電話通信を行う場合について説明する。なお、IP電話通信では、音声だけでなく、映像を伝送することも可能である。また、以下の説明では、説明を簡明にするために、IP電話端末100および200と、それぞれ最寄りの無線基地局BSとの通信の詳細についての説明は省略する。
図3は、IP電話端末100が発信側となり、IP電話端末200が着信側となる場合の動作を示すシーケンス図であって、IP電話端末100による発信から通話が開始されるまでのシーケンスを示している。
まず、はじめの状態として、待ち受け状態にあるIP電話端末100およびIP電話端末200は、IP網に接続された状態にはなく、その存在はSIPサーバ300には認識されていない。
(シーケンスS301)そしてIP電話端末100において、ユーザが操作部40を操作して、IP電話端末200のダイヤル番号を入力し、発信要求を行うと、制御部70が通信部10を制御して、パケット網に接続し、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させて、位置登録を開始する。
(シーケンスS302)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS303)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS304)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS305)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、記憶部60に記憶しておいた情報などに基づいて、当該IP電話端末100の識別情報、コーデック能力情報、発呼先(着信側端末)となるIP電話端末200の識別情報を宛先情報として含む認証情報を生成する。
そして、これらの情報を含むINVITEリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。このようにして、INVITEリクエストメッセージを送信することによってIP電話端末100は、SIPサーバ300に対して発呼要求を行う。
なお、上記INVITEリクエストメッセージには、シーケンスS301,S303で送信したREGITERリクエストメッセージと同一のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS306)これに対して、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、100 TryingメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、SIPサーバ300から後の通知(シーケンスS315、S317)の待機状態となる。
(シーケンスS307)また、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージに含まれる宛先情報から、着信側端末がIP電話端末200であることを特定し、このIP電話端末200が通信可能な無線基地局BSを、移動通信網NWにおける位置登録情報から特定する。
そして、SIPサーバ300は、この特定した無線基地局BSを通じて、IP電話端末200に対して、回線交換網や近距離通信手段などのIP網以外の通信手段によりSIP以外の既存の通信プロトコルを用いてIP網への接続を促すために位置登録要求を行う。なお、この位置登録要求には、シーケンスS305で受信したINVITEリクエストメッセージに記述されたCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS308)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記位置登録要求を受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS309)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS310)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS311)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。これにより、IP電話端末200のIP通信に関わる位置登録処理が完了する。またこの時点でIP電話端末200は、最寄りの無線基地局BSとの間にIP通信リンクが確立し、これを維持する。
(シーケンスS312)また、SIPサーバ300は、シーケンスS305で受信したINVITEリクエストメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS313)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記INVITEリクエストメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、その応答として、100 TryingメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS313)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記INVITEリクエストメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、その応答として、100 TryingメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS314)また、IP電話端末200では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、表示部30にシーケンスS312で通知された発信側端末(IP電話端末100)の電話番号を表示するとともに、報知部50を動作制御して、着信の発生をユーザに報知する。また、制御部70は、通信部10を制御して、180 RingingメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS315)これに対して、SIPサーバ300は、上記180 Ringingメッセージを受信すると、同じ内容の180 RingingメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。この180 Ringingメッセージを受信したIP電話端末100では、制御部70が音声処理部20を制御して、スピーカ21からリングバックトーンを拡声出力し、着信側端末(IP電話端末200)に対して、呼び出しが行われていることをユーザに報知する。
(シーケンスS316)やがて、IP電話端末200において、ユーザが操作部40を操作して、着信に応答する旨の意思表示が行われると、これを検出した制御部70は、通信部10を制御して、200 OKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS317)これに対して、SIPサーバ300は、上記200 OKメッセージを受信すると、同じ内容の200 OKメッセージを発信側の端末であるIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS318)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、応答があった旨を表示部30に表示するとともに、通信部10を制御して、上記200 OKメッセージを受信した旨を示すACKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS319)これに対して、SIPサーバ300は、上記ACKメッセージを受信すると、同じ内容のACKメッセージを着信側の端末であるIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS320)これをIP電話端末200が受信すると、IP電話端末100とIP電話端末200との間に、SIPサーバ300を介したIP通信リンクが確立され、以後、IP電話端末100とIP電話端末200との間で、上記IP通信リンクを通じた音声データ(あるいは映像データを含む)の交換がなされ、これにより通話が実現する。
(シーケンスS320)これをIP電話端末200が受信すると、IP電話端末100とIP電話端末200との間に、SIPサーバ300を介したIP通信リンクが確立され、以後、IP電話端末100とIP電話端末200との間で、上記IP通信リンクを通じた音声データ(あるいは映像データを含む)の交換がなされ、これにより通話が実現する。
次に、図3と同様に、IP電話端末100が発信側となり、IP電話端末200が着信側となる場合の動作であって、IP電話端末100による発信後、IP通信リンクが確立する前に、IP電話端末100が発信を中止した場合の動作について説明する。この動作のシーケンスを図4に示す。
まず、はじめの状態として、待ち受け状態にあるIP電話端末100およびIP電話端末200は、IP網に接続された状態にはなく、どちらの存在もSIPサーバ300には認識されていない。
(シーケンスS401)そしてIP電話端末100において、ユーザが操作部40を操作して、IP電話端末200のダイヤル番号を入力し、発信要求を行うと、制御部70が通信部10を制御して、パケット網に接続し、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させて、位置登録を開始する。
(シーケンスS402)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS403)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS404)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS405)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、記憶部60に記憶しておいた情報などに基づいて、当該IP電話端末100の識別情報、コーデック能力情報、発呼先(着信側端末)となるIP電話端末200の識別情報を宛先情報として含む認証情報を生成する。
そして、これらの情報を含むINVITEリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。このようにして、INVITEリクエストメッセージを送信することによってIP電話端末100は、SIPサーバ300に対して発呼要求を行う。
なお、上記INVITEリクエストメッセージには、シーケンスS401,S403で送信したREGITERリクエストメッセージと同一のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS406)これに対して、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージを受信すると、その応答(INVITEレスポンス)として、100 TryingメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、待機状態となる。
(シーケンスS407)また、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージに含まれる宛先情報から、着信側端末がIP電話端末200であることを特定し、このIP電話端末200が通信可能な無線基地局BSを、移動通信網における位置登録情報から特定する。
そして、SIPサーバ300は、この特定した無線基地局BSを通じて、IP電話端末200に対して、回線交換網や近距離通信手段などのIP網以外の通信手段によりSIP以外の既存の通信プロトコルを用いてIP網への接続を促すために位置登録要求を行う。なお、この位置登録要求には、シーケンスS405で受信したINVITEリクエストメッセージに記述されたCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS408)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記位置登録要求を受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS409)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS410)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS411)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。これにより、IP電話端末200のIP通信に関わる位置登録処理が完了する。またこの時点でIP電話端末200は、最寄りの無線基地局BSとの間にIP通信リンクが確立し、これを維持する。
(シーケンスS412)ここで、IP電話端末100において、ユーザが操作部40のオンフックキーを操作するなどして、当該発信を中止する要求を行うと、これを検出した制御部70は、CANCELリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS413)これに対して、SIPサーバ300は、上記CANCELリクエストメッセージを受信すると、その応答(CANCELレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS414)また、SIPサーバ300は、IP電話端末100からCANCELリクエストメッセージを受信したことより、シーケンスS407での位置登録要求の際にIP電話端末200に通知した、Call-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述したCANCELリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、IP電話端末200に宛てて送信させる。
(シーケンスS415)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記CANCELリクエストメッセージを受信する。そしてIP電話端末200では、制御部70が、上記CANCELリクエストメッセージに記述されているCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータと、シーケンスS407の位置登録要求に記述されていたCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータとが一致することを検出する。
これにより、制御部70は、シーケンスS407〜S411にて位置登録処理に続いて行われる予定であった呼が発信中止になったことを認識し、上記CANCELリクエストメッセージの応答(CANCELレスポンス)として、200 OKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS416)また、IP電話端末200では、制御部70が487 Request Terminatedメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に送信する。 (シーケンスS417)これに対して、SIPサーバ300は、上記487 Request Terminatedメッセージを受信すると、ACKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS418)また、SIPサーバ300は、487 Request Terminatedメッセージを、シーケンスS412のCANCELリクエストメッセージを送ったIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS418)また、SIPサーバ300は、487 Request Terminatedメッセージを、シーケンスS412のCANCELリクエストメッセージを送ったIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS419)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記487 Request Terminatedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、通信部10を制御して、ACKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS420)一方、IP電話端末200では、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS421)同様に、IP電話端末100では、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS422)これに対して、SIPサーバ300は、IP電話端末200から受信したREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS423)同様に、SIPサーバ300は、IP電話端末100から受信したREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS424)また、IP電話端末200では、サーバ認証後再度、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS425)同様に、IP電話端末100では、再度、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS426)これに対して、SIPサーバ300は、IP電話端末200から受信した2回目のREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS427)同様に、SIPサーバ300は、IP電話端末100から受信した2回目のREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。以後、IP電話端末100およびIP電話端末200は、無線基地局BSとのIP通信リンクはそれぞれ切断され、待ち受け状態となる。
次に、図3と同様に、IP電話端末100が発信側となり、IP電話端末200が着信側となる場合の動作であって、IP電話端末100およびIP電話端末400による発信後、いずれのIP通信リンクも確立する前に、IP電話端末400が発信を中止した場合の動作について説明する。この動作のシーケンスを図5に示す。なお、IP電話端末400が、IP電話端末100と同様の構成からなるものである。
まず、はじめの状態として、待ち受け状態にあるIP電話端末100,400およびIP電話端末200は、IP網に接続された状態にはなく、いずれの存在もSIPサーバ300には認識されていない。
(シーケンスS501)そしてIP電話端末100において、ユーザが操作部40を操作して、IP電話端末200のダイヤル番号を入力し、発信要求を行うと、制御部70が通信部10を制御して、パケット網に接続し、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させて、位置登録を開始する。
(シーケンスS502)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS503)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS504)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS505)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、記憶部60に記憶しておいた情報などに基づいて、当該IP電話端末100の識別情報、コーデック能力情報、発呼先(着信側端末)となるIP電話端末200の識別情報を宛先情報として含む認証情報を生成する。
そして、これらの情報を含むINVITEリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。このようにして、INVITEリクエストメッセージを送信することによってIP電話端末100は、SIPサーバ300に対して発呼要求を行う。
なお、上記INVITEリクエストメッセージには、シーケンスS501,S503で送信したREGITERリクエストメッセージと同一のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS506)これに対して、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、100 TryingメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、待機状態となる。
(シーケンスS507)一方、IP電話端末400においても、IP電話端末100にやや遅れて、ユーザが操作部40を操作して、IP電話端末200のダイヤル番号を入力し、発信要求を行う。これにより、制御部70が通信部10を制御して、パケット網に接続し、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させて、位置登録を開始する。
(シーケンスS508)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS509)これに対して、IP電話端末400では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS510)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS511)これに対して、IP電話端末400では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、記憶部60に記憶しておいた情報などに基づいて、当該IP電話端末400の識別情報、コーデック能力情報、発呼先(着信側端末)となるIP電話端末200の識別情報を宛先情報として含む認証情報を生成する。
そして、これらの情報を含むINVITEリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。このようにして、INVITEリクエストメッセージを送信することによってIP電話端末400は、SIPサーバ300に対して発呼要求を行う。
なお、上記INVITEリクエストメッセージには、シーケンスS507,S509で送信したREGITERリクエストメッセージと同一のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS512)これに対して、SIPサーバ300は、上記INVITEリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、100 TryingメッセージをIP電話端末400に宛てて送信する。これに対して、IP電話端末400では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、待機状態となる。
(シーケンスS513)また、SIPサーバ300は、シーケンスS505およびS511のINVITEリクエストメッセージに含まれる宛先情報から、着信側端末がIP電話端末200であることを特定し、このIP電話端末200が通信可能な無線基地局BSを、移動通信網における位置登録情報から特定する。
そして、SIPサーバ300は、この特定した無線基地局BSを通じて、IP電話端末200に対して、回線交換網や近距離通信手段などのIP網以外の通信手段によりSIP以外の既存の通信プロトコルを用いてIP網への接続を促すために位置登録要求を行う。なお、この位置登録要求には、シーケンスS505およびS511で受信したINVITEリクエストメッセージに記述されたCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述しておく。
(シーケンスS514)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記位置登録要求を受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS515)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS516)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記401 Unauthorizedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、サーバ認証後再度、通信部10を制御して、REGISTERリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS517)これに対して、SIPサーバ300は、上記REGISTERリクエストメッセージを受信すると、その応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。これにより、IP電話端末200のIP通信に関わる位置登録処理が完了する。またこの時点でIP電話端末200は、最寄りの無線基地局BSとの間にIP通信リンクが確立し、これを維持する。
(シーケンスS518)ここで、IP電話端末400において、ユーザが操作部40のオンフックキーを操作するなどして、当該発信を中止する要求を行うと、これを検出した制御部70は、CANCELリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、SIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS519)これに対して、SIPサーバ300は、上記CANCELリクエストメッセージを受信すると、その応答(CANCELレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS520)また、SIPサーバ300は、IP電話端末400からCANCELリクエストメッセージを受信したことより、シーケンスS513での位置登録要求の際にIP電話端末200に通知した、IP電話端末400のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータを記述したCANCELリクエストメッセージを作成し、通信部10を制御して、IP電話端末200に宛てて送信させる。
(シーケンスS521)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記CANCELリクエストメッセージを受信する。そしてIP電話端末200では、制御部70が、上記CANCELリクエストメッセージに記述されているCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータと、シーケンスS513の位置登録要求に記述されていたIP電話端末400のCall-IDヘッダーフィールドおよびFromヘッダーフィールドのtagパラメータとが一致することを検出する。
これにより、制御部70は、シーケンスS507〜S411にて位置登録処理に続いて行われる予定であったIP電話端末400の呼が発信中止になったことを認識し、上記CANCELリクエストメッセージの応答(CANCELレスポンス)として、200 OKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS522)また、SIPサーバ300は、シーケンスS505で受信したIP電話端末100のINVITEリクエストメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS523)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記INVITEリクエストメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、その応答として、100 TryingメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS523)これに対して、IP電話端末200では、通信部10が上記INVITEリクエストメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、その応答として、100 TryingメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS524)また、IP電話端末200では、通信部10が上記100 Tryingメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、表示部30にシーケンスS312で通知された発信側端末(IP電話端末100)の電話番号を表示するとともに、報知部50を動作制御して、着信の発生をユーザに報知する。また、制御部70は、通信部10を制御して、180 RingingリクエストメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS525)これに対して、SIPサーバ300は、上記180 Ringingリクエストメッセージを受信すると、同じ内容の180 RingingリクエストメッセージをIP電話端末100に宛てて送信する。この180 Ringingリクエストメッセージを受信したIP電話端末100では、制御部70が音声処理部20を制御して、スピーカ21からリングバックトーンを拡声出力し、着信側端末(IP電話端末200)に対して、呼び出しが行われていることをユーザに報知する。
(シーケンスS526)また、IP電話端末200では、制御部70が、IP電話端末400に向けた487 Request Terminatedメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に送信する。
(シーケンスS527)これに対して、SIPサーバ300は、上記487 Request Terminatedメッセージを受信すると、ACKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS528)また、SIPサーバ300は、487 Request Terminatedメッセージを、シーケンスS512のCANCELリクエストメッセージを送ったIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS528)また、SIPサーバ300は、487 Request Terminatedメッセージを、シーケンスS512のCANCELリクエストメッセージを送ったIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS529)これに対して、IP電話端末400では、通信部10が上記487 Request Terminatedメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、通信部10を制御して、ACKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS530)また、IP電話端末400では、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS531)これに対して、SIPサーバ300は、IP電話端末400から受信したREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、401 UnauthorizedメッセージをIP電話端末400に宛てて送信する。
(シーケンスS524)これに対して、IP電話端末400では、再度、制御部70が、有効期間(expires)を0 secとしたREGISTERリクエストメッセージを生成し、通信部10を制御してSIPサーバ300に宛てて送信する。
(シーケンスS526)これに対して、SIPサーバ300は、IP電話端末400から受信した2回目のREGISTERリクエストメッセージの応答(REGISTERレスポンス)として、200 OKメッセージをIP電話端末200に宛てて送信する。以後、IP電話端末400は、IP通信リンクが切断され、待ち受け状態となる。
(シーケンスS534)やがて、IP電話端末200において、ユーザが操作部40を操作して、着信に応答する旨の意思表示が行われると、これを検出した制御部70は、通信部10を制御して、200 OKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS535)これに対して、SIPサーバ300は、上記200 OKメッセージを受信すると、同じ内容の200 OKメッセージを発信側の端末であるIP電話端末100に宛てて送信する。
(シーケンスS536)これに対して、IP電話端末100では、通信部10が上記200 OKメッセージを受信したことを制御部70が検出すると、制御部70は、応答があった旨を表示部30に表示するとともに、通信部10を制御して、上記200 OKメッセージを受信した旨を示すACKメッセージをSIPサーバ300に宛てて送信させる。
(シーケンスS537)これに対して、SIPサーバ300は、上記ACKメッセージを受信すると、同じ内容のACKメッセージを着信側の端末であるIP電話端末200に宛てて送信する。
(シーケンスS538)これをIP電話端末200が受信すると、IP電話端末100とIP電話端末200との間に、SIPサーバ300を介したIP通信リンクが確立され、以後、IP電話端末100とIP電話端末200との間で、上記IP通信リンクを通じた音声データ(あるいは映像データを含む)の交換がなされ、これにより通話が実現する。
(シーケンスS538)これをIP電話端末200が受信すると、IP電話端末100とIP電話端末200との間に、SIPサーバ300を介したIP通信リンクが確立され、以後、IP電話端末100とIP電話端末200との間で、上記IP通信リンクを通じた音声データ(あるいは映像データを含む)の交換がなされ、これにより通話が実現する。
以上のように、上記構成の移動無線端末装置は、発信側のIP電話端末100,400として機能する場合には、着信側のIP電話端末200に対して、位置登録の開始要求を行う際(シーケンスS307,S407,S513)に、自装置100,400の識別情報をぞれぞれ通知するようにし、また、着信側のIP電話端末200まで通じたIP通信リンクが確立されるまでにユーザから発信の中止要求があると、その旨を示す中止要求を発信側のIP電話端末100,400の識別情報とともに着信側のIP電話端末200に通知する。
また、上記構成の移動無線端末装置は、着信側のIP電話端末200として機能する場合には、位置登録情報に基づいて位置を特定したSIPサーバ300から位置登録要求を受信し、これに応じて、無線基地局BSを通じてSIPサーバ300との間にIP通信リンクを確立する。その後、発信側のIP電話端末まで通じたIP通信リンクが確立する前に、上記中止要求の通知を受けると、図4に示したように、発信側端末が1つの場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクを切断して待ち受け状態とし、一方、図5に示したように、発信側端末が複数で、全ての発信側端末から中止要求を受け付けていない場合には、無線基地局BSとの間に確立したIP通信リンクは切断せずに維持するようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、発信側のIP電話端末100,400が発信を中止した場合には、無用なIP通信リンクを切断するので、着信側のIP電話端末200のIP網への無用なアクセスを防止できる。また発信側のIP電話端末が複数存在する場合には、全ての発側端末が中止要求をしない限り、着信側のIP電話端末200のIP通信リンクを維持できる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…アンテナ、10…通信部、20…音声処理部、21…スピーカ、22…マイクロホン、30…表示部、40…操作部、50…報知部、60…記憶部、70…制御部、100,200…IP電話端末、300…SIPサーバ、BS…無線基地局、NW…移動通信網。
Claims (2)
- 移動通信網に収容される無線基地局と無線通信し、IP通信によるデータ通信を行う機能を備えた移動無線端末装置において、
前記無線基地局から発信元の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
この識別情報受信手段が発信元の識別情報を受信した場合に、前記無線基地局を介したIP通信リンクを確立するリンク確立手段と、
前記IP通信リンクを通じたデータ通信を行うIP通信手段と、
このIP通信手段がデータ通信を行う前に、前記識別情報受信手段が前記発信元の識別情報と一致する識別情報を、発信をキャンセルする情報とともに再び受信した場合に、前記IP通信リンクを切断する切断手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。 - 移動通信網に収容される無線基地局と無線通信し、IP通信によるデータ通信を行う機能を備えた移動無線端末装置において、
前記無線基地局から発信元の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
この識別情報受信手段が発信元の識別情報を受信した場合に、前記無線基地局を介したIP通信リンクを確立するリンク確立手段と、
前記IP通信リンクを通じたデータ通信を行うIP通信手段と、
このIP通信手段がデータ通信を行う前に、再び前記識別情報受信手段が前記発信元の識別情報と一致する識別情報を発信をキャンセルする情報とともに受信した場合に、前記IP通信リンクを切断するものであって、前記識別情報受信手段が前記IP通信リンクを確立する前に複数の異なる識別情報を受信して前記リンク確立手段がIP通信リンクを確立した場合には、前記IP通信手段がデータ通信を行う前に、前記識別情報受信手段が前記複数の異なる識別情報と一致する識別情報を、発信をキャンセルする情報とともに再び全て受信した場合に限って、前記IP通信リンクを切断する切断手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
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