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JP2008037267A - ヘッドレストの保持装置及び該保持装置を備えた車両用シート - Google Patents

ヘッドレストの保持装置及び該保持装置を備えた車両用シート Download PDF

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JP2008037267A JP2006214634A JP2006214634A JP2008037267A JP 2008037267 A JP2008037267 A JP 2008037267A JP 2006214634 A JP2006214634 A JP 2006214634A JP 2006214634 A JP2006214634 A JP 2006214634A JP 2008037267 A JP2008037267 A JP 2008037267A
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Kenichi Niitsuma
健一 新妻
Masaya Furuta
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Abstract

【課題】後突時の一定以上の荷重に対してヘッドレストを前方移動させ、着座者の頚部にかかる衝撃を緩和させることが可能な車両用シートであって、移動後の位置においてヘッドレストを確実に保持し、再び元の位置に戻すことが可能な保持装置及びこの保持装置を備えた車両用シートを提供する。
【解決手段】背凭フレーム3に後突時に前上方向へ移動したアッパーフレーム10を保持する保持装置40が設けられ、保持装置40は、上部フレーム3bに配設されたベースブラケット41と、ベースブラケット41に回転軸43を中心に回動可能に取付けられ、上部フレーム3b側にワイヤ係合部44aを備えたロックブラケット44と、ロックブラケット44を上部フレーム3b側へ付勢するばね部材42と、アッパーフレーム10に固着されアッパーフレーム10とロックブラケット44に係合するワイヤ45とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドレストの保持装置と該保持装置を備えた車両用シートに係り、特に後方からの衝突時に着座者の頭部に向けて前方移動するヘッドレストを移動位置において保持するヘッドレストの保持装置とこの保持装置を備えた車両用シートに関する。
従来から、後突時にヘッドレストが移動し、移動位置においてヘッドレストを保持する車両用シートが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の車両用シートは、後突時に着座者の荷重によって受圧部が後方移動し、引張ケーブルを介してヘッドフレームが前上方向へ移動する構成とされている。より詳しくは、ヘッドフレームの下端部が引張ケーブルの引張力によってガイド部を介して上下移動可能に構成されており、ガイド孔の嵌合幅が移動終端側においてクサビ状に漸次減少していることによりヘッドフレームが保持される。
また、特許文献2に記載の車両用シートは、本発明と同様、後突時に着座者の荷重によって受圧部が後方移動し、リンク機構を介してアッパーフレームが前上方向へ移動する構成とされている。
この車両用シートでは、アッパーフレームが前上方向へ移動した時に、移動前のアッパーフレーム位置に係合片を進入させてアッパーフレームと当接係合させることによりアッパーフレームを保持している。
特開2006−007831号公報(段落0030〜34) 特開2006−182096号公報(段落0020、図7,8)
しかしながら、特許文献1に記載の車両用シートでは、通常使用時(後突時以外)に荷重がかかった場合においてもヘッドフレームの下端部がガイド部を介して上下移動するという問題が生じる。すなわち、通常使用時に荷重がかかった場合においてもヘッドフレームが上下に動いてしまい、商品性が低下すると共に、着座者に不快感を与えるという不都合が生じる。
また、特許文献2に記載の車両用シートでは、通常使用時(後突時以外)に荷重がかかった場合においてもアッパーフレームが前上方向へ移動し、移動前のアッパーフレーム位置に係合片が進入することによってヘッドレストが元の位置に戻らずにその位置で保持されてしまうという不都合が生じる。
なお、一定以下の荷重に対して係合片が移動前のアッパーフレーム位置に進入するのを防止する技術として、保持装置に係合片を前席側へ付勢するばねを設ける構成とすることが考えられる。しかし、このような構成とした場合には、ヘッドレストが戻され易くなったり、作動性が悪くなるという不都合が生じる。
本発明の目的は、後突時の一定以上の荷重に対してヘッドレストを前方移動させ、着座者の頚部にかかる衝撃を緩和させることが可能な車両用シートであって、後突時にヘッドレストが着座者の頭部に向けて円滑に移動し、この移動後の位置においてヘッドレストを確実に保持し、再び元の位置に戻すことが可能な保持装置及びこの保持装置を備えた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、請求項1のヘッドレストの保持装置によれば、後突時に前方移動したヘッドレストを保持するヘッドレストの保持装置であって、背凭フレームに配設されるベースブラケットと、該ベースブラケットに回転軸を中心に回動可能に取付けられたロックブラケットと、該ロックブラケットを前記背凭フレーム側へ付勢するばね部材と、前記アッパーフレームに固着され前記アッパーフレームと前記ロックブラケットに係合するワイヤと、を備え、前記ロックブラケットは前記背凭フレーム側に突出したワイヤ係合部を有することにより解決される。
このように本発明のヘッドレストの保持装置では、ロックブラケットがワイヤに対してばね部材のトルクによって押さえつけられており、ワイヤがロックブラケットにロックされた状態となるため、一定以下の荷重に対してヘッドレストが前方移動するのを防止することができる。
このとき、前記ロックブラケットには、前記ロックブラケットの前記ワイヤ係合部より上方位置で前記アッパーフレーム側には上端に向けて傾斜した傾斜面が形成されていると好適である。このように構成すると、後方からの衝突によってワイヤ係合部から外れたワイヤの下部がロックブラケットの傾斜面に当接し、摩擦によってワイヤを保持することができる。
また、前記ワイヤは、上向きコの字型に形成され、自由端側が前記アッパーフレームに固着されると共に、コの字型の中央部が前記ワイヤ係合部に係合されるように構成すると好適である。このように構成すると、ワイヤ下部をワイヤ係合部に確実に係合することができる。
また、前記ばね部材が、前記回転軸に巻回され、一端が前記ロックブラケットに設けられたばね係合孔に係合され、他端が前記ベースブラケットに設けられたばね係止部に係止されるように構成すると好適である。このように構成すると、ばね部材によって常にロックブラケットを背凭フレーム側へ付勢することができる。
また、前記課題は、請求項5のヘッドレストの保持装置を備えた車両用シートによれば、上記各構成のヘッドレストの保持装置と、着座者の頭部後方に配置されるヘッドレストと、後突時に着座者の腰部からの荷重を受ける受圧部と、該受圧部に付加される荷重により前記ヘッドレストを前後移動させるリンク機構と、該リンク機構上部に連結されヘッドレストの保持ガイドが取付けられるアッパーフレームと、を備えることにより解決される。
このように本発明のヘッドレストの保持装置を備えた車両用シートでは、後突時に受ける荷重によって受圧部が後方へ移動し、リンク機構を介してヘッドレストを前方へ移動させることができる。
また、前記ワイヤは後突時の荷重入力によって前記ワイヤ係合部より外れ、前記アッパーフレームを前上方向へ移動させる構成とすると好適である。このように構成すると、一定以上の荷重に対してはヘッドレストを反力のない状態で円滑に前方移動させることができる。
本発明のヘッドレストの保持装置及び該保持装置を備えた車両用シートによれば、後突時の一定以上の荷重に対してヘッドレストを前方移動させ、着座者の頚部にかかる衝撃を緩和させることが可能な車両用シートであって、後突時にヘッドレストが着座者の頭部に向けて円滑に移動し、この移動後の位置においてヘッドレストを確実に保持し、再び元の位置に戻すことが可能となる。このとき、背凭フレーム側に突出したワイヤ係合部の存在により、一定以下の荷重に対してヘッドレストが前方移動するのを防止する。またロックブラケットはワイヤとの間で係合し、背凭フレーム側へ付勢するばね部材が、ロックブラケット側だけに配設されているため、ロックブラケット側とワイヤ側とのそれぞれにばね部材を配設した場合に比して、ヘッドレストが戻され易くなるのを防止できると共に、作動性も確保することが可能である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図8は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用シートの説明図、図2は背凭れシートフレーム及びリンク機構の斜視図、図3は図2の部分説明図、図4は後突によりリンク機構が作動した状態を示すリンク機構の説明図、図5は保持装置の拡大説明図、図6は後突前における保持装置の要部拡大断面図、図7は後突以外の原因によりアッパーフレームが移動した状態における保持装置の要部拡大断面図、図8は後突後における保持装置の要部拡大断面図である。
本発明に係る車両用シート1は、背凭フレーム3(3a,3b)及びクッション材4を有する背凭れシート2と、この背凭れシート2の上部に取付けられたヘッドレストHと、を備えている。本例のヘッドレストHは、後方からの衝突を受けたときに、前方に移動して着座者の頭部を支持するように構成されている。
背凭れシート2は、背凭フレーム3にクッション材4を取付け、クッション材4の外周を表皮部材5により被覆して構成されている。なお背凭フレーム3は、図2で示すように、サイドフレーム3aと上部フレーム3bとから構成されている。
上記ヘッドレストHの構成は任意であり、少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、この頭部支持部7を背凭れシート2に装着するためのピラー8とを設けて構成している。本例では、図1で示すように、ピラー8を2つ用いた例を示すものである。
また、図2で示すように、上部フレーム3bの前席側には、アッパーフレーム10が配置されている。このアッパーフレーム10には、ヘッドレストHの保持ガイドとしてのピラー支持部材11が2つ設けられており、上記アッパーフレーム10は、リンクブラケット12に固着されている。
なお、リンクブラケット12はピボット軸13と軸着されており、ピボット軸13は上部フレーム3bに固着されている。そして、ヘッドレストHのピラー8は、アッパーフレーム10に設けたピラー支持部材11に高さ調節自在に取付けられる。
そして、本例のヘッドレストHは、後方からの衝突を受けたときに、前方に移動して着座者の頭部を支持するように構成されているが、ヘッドレストHの前方移動作動は、リンク機構によりなされる。このリンク機構は、アッパーフレーム10に取着されたリンクブラケット12と、リンクブラケット12に接続された伝動部材26と、伝動部材26に接続された下側リンク35と、下側リンク35にワイヤスプリング34により接続された受圧部31とから構成されている。
より詳しくは、リンクブラケット12と伝動部材26は軸15により揺動可能に接続されている。伝動部材26は長尺の部材で、背凭フレーム3のサイドフレーム3aに沿って配設されている。
伝動部材26の軸15と反対側の他端は、軸17により下側リンク35が回動可能に接続されている。また下側リンク35は、軸19によりサイドフレーム3aに揺動可能に接続されている。
また、本例の受圧部31は着座者の背部を支持する機能を併せて備えているものである。受圧部31は着座者の背部を面で支持して、着座姿勢を安定させる。しかも、車両が後方からの衝突を受けたときに、着座者の荷重を受け止めて移動し、リンク機構を作動させる。リンク機構の作動によりヘッドレストHが前方に移動され、着座者の頭部を支持して頚部にかかる衝撃を緩和させることができる。
本例の受圧部31は、略四角形の一枚板状により形成されており、この受圧部31の材質は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなり、着座者を支持しうる所定の強度を有している。受圧部31は、着座者からの後方荷重(体重の場合も含む)を受けたとき、ある程度弾性変形しながら荷重を支持する。これにより、いわゆる「当たり」と呼ばれる背当たり時の感触を柔軟にできて、好適である。
また、受圧部31は、ジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング34を介して背凭フレーム3のサイドフレーム3aに前後移動可能に取付けて構成されている。受圧部31は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。ワイヤスプリング34は、所定の弾性を有しており、受圧部31に荷重がかかったときに、受圧部31全体が面状態を保持したまま後方移動しうるように構成されている。
図2で示すように、上記ワイヤスプリング34は上下に並設されている。このうち、上方に配設されたワイヤスプリング34は、受圧部31とサイドフレーム3aとの間に取付けられる。下方に配設されたワイヤスプリング34は、受圧部31と下側リンク35との間に取付けられる。
図2で示すように、下側リンク35に連結されたワイヤスプリング34は、後突感知用スプリング34Xとしての機能を有して構成されている。後突感知用スプリング34Xとしての機能は、着座者の後方移動による受圧部31の後方移動を、下側リンク35に伝達して回動させるが、このエネルギーが伝動部材26を介してリンクブラケット12に伝達される。
さらに、リンクブラケット12は、伝動部材26の伝動エネルギーにより、アッパーフレーム10を前上方向へ移動させる。そして、ヘッドレストHを前方移動させ、着座者の頭部を支持するように作用する。なお、左右の後突感知用スプリング34Xを取付けた部分の間の受圧部31が、後方から衝突された着座者の荷重により後方移動する後突感知部に相当する。
図4に示すように、車両が後方からの衝突を受けたときに、受圧部31に予め設定された以上の荷重がかかると、受圧部31及び後突感知用スプリング34Xが動き、下側リンク35が、図4の矢印A方向に回動される。そして、下側リンク35が回動すると、伝動部材26が図4の矢印B方向に移動し、それに伴いリンクブラケット12も矢印B方向に移動する。
さらに、リンクブラケット12が移動することにより、ピボット軸13が図4の矢印C方向に回動し、アッパーフレーム10が図4の矢印D方向すなわち前上方向に移動する。これによりヘッドレストHが前方へ移動する。
また、図2に示すように、上部フレーム3bには、前上方向へ移動したアッパーフレーム10を保持する保持装置40が取付けられる。図5及び図6に示すように、保持装置40は、上部フレーム3bに配設されたベースブラケット41と、ベースブラケット41に回転軸43を中心に回動可能に取付けられ、上部フレーム3b側にワイヤ係合部44aを備えたロックブラケット44と、ロックブラケット44を上部フレーム3b側へ付勢するばね部材42と、アッパーフレーム10に固着されアッパーフレーム10とロックブラケット44に係合するワイヤ45とから構成されている。
ベースブラケット41には、一対の取付孔が形成されており、上部フレーム3bに形成された一対の挿通孔(不図示)にボルト等の止着具46によって上部フレーム3bに固着される。
また、ロックブラケット44は、下方に回転軸43を挿入する挿入孔44bが形成され、上部フレーム3b側には断面略V字型に突出したワイヤ係合部44aが形成されている。そして、本例のワイヤ係合部44aは、図6の矢印Yで示すようにワイヤ係合箇所において約12°の角度で湾曲形状に形成されている。なお、ワイヤ係合部44aの角度はこれに限定されるものではなく、ばね部材42によるトルクに合わせて設定されればよい。また、ロックブラケット44には、ワイヤ係合部44aより上方位置で、アッパーフレーム10側には、上端に向けて傾斜した傾斜面44dが形成されている。
そして、ロックブラケット44は、ベースブラケット41の回転軸43を中心に回動可能に取付けられる。また、回転軸43にはロックブラケット44を上部フレーム3b側へ付勢するばね部材42が巻回される。ばね部材42は、一端がロックブラケット44に設けられたばね係合孔44cに係合され、他端がベースブラケットに設けられたばね係止部(不図示)に係止されている。なお、ばね部材42の取付け構成はこれに限定されるものではなく、ロックブラケット44を上部フレーム3b側へ付勢するように構成されればよい。
また、アッパーフレーム10の略中央には、上向きコの字型に形成されたワイヤ45の自由端側が溶着等により固着される。なお、本例ではワイヤ45の上部はアッパーフレーム10の形状に合わせて湾曲状に形成されている。そして、ワイヤ45のコの字型の中央部をロックブラケット44のワイヤ係合部44aに係合させる。このように構成することにより、ロックブラケット44が常にワイヤ45に対してばね部材42のトルクFによって押さえつけられ、ワイヤ45がロックブラケット44にロックされた状態となる。
次に、受圧部31において後方荷重を受けた時の保持装置40の状態について説明する。図7は後突以外の原因により後方荷重を受けた場合の説明図であり、一定以下の荷重がかかった場合は、ワイヤ45がロックブラケット44のワイヤ係合部44aに引っかかり、ロック状態が解除されない。このように、後突以外の原因によりアッパーフレーム10を移動させることがあっても、ワイヤ係合部44aの角度とばね部材42によるトルクFによってロック状態が解除されないことから、アッパーフレーム10は元の位置に戻り、ヘッドレストHを使用状態に復帰させることができる。つまり、一定以下の後方荷重を受けた場合にヘッドレストが前方移動するのを防止することができる。
図8は後突後における保持装置40の説明図であり、車両が後方からの衝突を受け、受圧部31に一定以上の荷重がかかった場合には、ワイヤ45がロックブラケット44のワイヤ係合部44aから外れてロックが解除された状態となる。そしてワイヤ45のロックが解除されることにより、アッパーフレーム10が前上方向へ移動し、ヘッドレストHが前方へ移動する。
また、ワイヤ係合部44aから外れたワイヤ45の下部をロックブラケット44の傾斜面44dに当接させる構成とすることにより、摩擦によってアッパーフレーム10が保持される。このように、ロック解除後は反力のない状態で作動可能となるため、アッパーフレーム10が作動し易く、ヘッドレストHが戻され難くなる。なお、アッパーフレーム10を通常の位置に戻すには、ヘッドレストHを初期位置に戻すことにより可能である。
以上のように、本例の車両用シート1では、保持装置40によって後突時の一定以上の荷重に対してヘッドレストHを着座者の頭部に向けて前方移動させ、一定以下の荷重おいてはヘッドレストHが前方移動するのを防止することができる。また、ワイヤ45のロック解除後は反力のない状態で作動可能となり、ヘッドレストHを円滑に移動させ、移動後の位置において確実に保持することができ、着座者の頚部にかかる衝撃を緩和させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの説明図である。 背凭れシートフレーム及びリンク機構の斜視図である。 図2の部分説明図である。 後突によりリンク機構が作動した状態を示すリンク機構の説明図である。 保持装置の拡大説明図である。 後突前における保持装置の要部拡大断面図である。 後突以外の原因によりアッパーフレームが移動した状態における保持装置の要部拡大断面図である。 後突後における保持装置の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 背凭れシート
3 背凭フレーム
3a サイドフレーム
3b 上部フレーム
4 クッション材
5 表皮部材
7 頭部支持部
8 ピラー
10 アッパーフレーム
11 ピラー支持部材
12 リンクブラケット
13 ピボット軸
15,17,19 軸
26 伝動部材
31 受圧部
34 ワイヤスプリング
34X 後突感知用スプリング
35 下側リンク
40 保持装置
41 ベースブラケット
42 ばね部材
43 回転軸
44 ロックブラケット
44a ワイヤ係合部
44b 挿入孔
44c ばね係合孔
44d 傾斜面
45 ワイヤ
46 止着具
H ヘッドレスト

Claims (6)

  1. 後突時に前方移動したヘッドレストを保持するヘッドレストの保持装置であって、
    背凭フレームに配設されるベースブラケットと、
    該ベースブラケットに回転軸を中心に回動可能に取付けられたロックブラケットと、
    該ロックブラケットを前記背凭フレーム側へ付勢するばね部材と、
    前記アッパーフレームに固着され前記アッパーフレームと前記ロックブラケットに係合するワイヤと、を備え、
    前記ロックブラケットは前記背凭フレーム側に突出したワイヤ係合部を有することを特徴とするヘッドレストの保持装置。
  2. 前記ロックブラケットの前記ワイヤ係合部より上方位置で前記アッパーフレーム側には上端に向けて傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレストの保持装置。
  3. 前記ワイヤは、上向きコの字型に形成され、自由端側が前記アッパーフレームに固着されると共に、コの字型の中央部が前記ワイヤ係合部に係合されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレストの保持装置。
  4. 前記ばね部材は、前記回転軸に巻回され、一端が前記ロックブラケットに設けられたばね係合孔に係合され、他端が前記ベースブラケットに設けられたばね係止部に係止されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレストの保持装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘッドレストの保持装置と、着座者の頭部後方に配置されるヘッドレストと、後突時に着座者の腰部からの荷重を受ける受圧部と、該受圧部に付加される荷重により前記ヘッドレストを前後移動させるリンク機構と、該リンク機構上部に連結され前記ヘッドレストの保持ガイドが取付けられるアッパーフレームと、を備えたことを特徴とするヘッドレストの保持装置を備えた車両用シート。
  6. 前記ワイヤは後突時の荷重入力によって前記ワイヤ係合部より外れ、前記アッパーフレームを前上方向へ移動させることを特徴とする請求項5に記載のヘッドレストの保持装置を備えた車両用シート。
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