JP2008022592A - 電動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気特性の低下を抑制することができる電動モータを提供する。
【解決手段】電動モータ1は、筒状のフレーム19と、このフレーム19内に圧入嵌合されたステータコア5とを有する。軸方向Z1に関するステータコア5の両端には、コイル巻回用の溝14が形成されており、溝14の外壁は、スタータコア5の一部を構成するヨーク7の端部12によって構成されている。また、ステータコア5の外周15には、上記溝14の外壁12の外周18を除く範囲に環状凹部16が形成されている。環状凹部16に対応するステータコア5の外周15には、フレーム19の内周20aと非接触となる非接触領域A1が形成されており、非接触領域A1を軸方向Z1に挟んだ両側には、一対の圧入領域B1,B2が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】電動モータ1は、筒状のフレーム19と、このフレーム19内に圧入嵌合されたステータコア5とを有する。軸方向Z1に関するステータコア5の両端には、コイル巻回用の溝14が形成されており、溝14の外壁は、スタータコア5の一部を構成するヨーク7の端部12によって構成されている。また、ステータコア5の外周15には、上記溝14の外壁12の外周18を除く範囲に環状凹部16が形成されている。環状凹部16に対応するステータコア5の外周15には、フレーム19の内周20aと非接触となる非接触領域A1が形成されており、非接触領域A1を軸方向Z1に挟んだ両側には、一対の圧入領域B1,B2が形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、電動モータに関するものである。
電動モータは、通常、筒状のステータコアと、ステータコアに巻回されたコイルとを備えており、ステータコアは、筒状のフレームに保持されている。例えば、下記特許文献1では、ステータコアが、焼きばめによってフレームに固定されている。
特開2004−40948号公報
しかしながら、ステータコアを焼きばめや圧入等によってフレームに固定した場合、焼きばめや圧入等に起因した応力がステータコアの一部に加わってしまう。その結果、ステータコア内での磁気の流れに乱れが生じ、ステータコアの磁気特性が低下してしまう。このため、鉄損が増大してロストルクが大きくなる。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、磁気特性の低下を抑制することができる電動モータを提供することを目的とする。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、磁気特性の低下を抑制することができる電動モータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、筒状のフレーム(19)と、コイル(6)が巻回され、フレームに圧入された環状のステータコア(5)とを備え、ステータコアの外周(15)およびフレームの内周(20a)の間に互いに非接触となる非接触領域(A1〜A4)が形成されていることを特徴とする電動モータ(1)である。
本発明によれば、非接触領域に対応する部分において、ステータコアに加わる応力を低減できる。したがって、ステータコアの磁気特性の低下を抑制することができる。
本発明によれば、非接触領域に対応する部分において、ステータコアに加わる応力を低減できる。したがって、ステータコアの磁気特性の低下を抑制することができる。
また、本発明において、上記ステータコアの外周およびフレームの内周の少なくとも一方に凹部(16,16a,27,29)が形成され、上記非接触領域は、上記凹部に対応して形成されている場合がある。この場合、凹部を形成することによって、ステータコアの外周に非接触領域を確実に形成することができる。
また、本発明において、上記ステータコアは、ステータコアの軸方向(Z1)に関する一対の端部(12)と、上記一対の端部間の中間部(26)とを含み、上記非接触領域(A1)は、上記中間部の外周(28)に形成されており、上記一対の端部の外周(18)に、フレームに対する圧入領域(B1,B2)が形成されている場合がある。この場合、応力を受けると磁気特性に影響が出易い上記中間部に、非接触領域が形成されているので、ステータコアの磁気特性の低下を効果的に抑制することができる。また、上記一対の端部の外周に圧入領域を形成することにより、フレームにステータコアを確実に固定することができる。
また、本発明において、上記ステータコアは、ステータコアの軸方向(Z1)に関する一対の端部(12)と、上記一対の端部間の中間部(26)とを含み、上記非接触領域(A1)は、上記中間部の外周(28)に形成されており、上記一対の端部の外周(18)に、フレームに対する圧入領域(B1,B2)が形成されている場合がある。この場合、応力を受けると磁気特性に影響が出易い上記中間部に、非接触領域が形成されているので、ステータコアの磁気特性の低下を効果的に抑制することができる。また、上記一対の端部の外周に圧入領域を形成することにより、フレームにステータコアを確実に固定することができる。
また、本発明において、上記ステータコアは、ステータコアの軸方向に関する一対の端部と、これら一対の端部間の中間部とを含み、上記非接触領域(A2,A3)は、上記一対の端部の外周に形成されている場合がある。この場合、上記一対の端部に加わる応力を低減することができるので、当該端部の耐久性を向上させることができる。
また、本発明において、上記ステータコアの上記一対の端部は圧粉磁心(P)を含み、上記一対の端部に、それぞれステータコアの軸方向外方に開放するコイル巻回用の溝(14)が設けられている場合がある。この場合、圧粉磁心は形状の自由度が高いので、上記一対の端部にコイル巻回用の溝を容易に形成することができる。
また、本発明において、上記ステータコアの上記一対の端部は圧粉磁心(P)を含み、上記一対の端部に、それぞれステータコアの軸方向外方に開放するコイル巻回用の溝(14)が設けられている場合がある。この場合、圧粉磁心は形状の自由度が高いので、上記一対の端部にコイル巻回用の溝を容易に形成することができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電動モータ1の概略構成を模式的に示す断面図である。また、図2は、図1における電動モータ1のII−II線に沿う断面の一部を示す拡大断面図である。
図1を参照して、本実施形態に係る電動モータ1は、ブラシレスモータであり、回転軸2に一体回転可能に連結されたロータ3と、ロータ3の外周を取り囲む環状のステータ4とを備える。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電動モータ1の概略構成を模式的に示す断面図である。また、図2は、図1における電動モータ1のII−II線に沿う断面の一部を示す拡大断面図である。
図1を参照して、本実施形態に係る電動モータ1は、ブラシレスモータであり、回転軸2に一体回転可能に連結されたロータ3と、ロータ3の外周を取り囲む環状のステータ4とを備える。
ロータ3は、円筒状をなしており、その外周には、複数の永久磁石(図示せず)が電動モータ1の周方向X1に沿って配置されている。ロータ3の外周は、N極およびS極が周方向X1に交互に入れ替わる磁極となっている。
図2を参照して、ステータ4は、ステータコア5と、このステータコア5に巻回されたコイル6とを含む。ステータコア5は、圧粉磁心Pにより構成され、環状のヨーク7と、ヨーク7の内周7aに突出形成された複数のティース8とを有する。圧粉磁心Pは、軟磁性材料を含む粉末材料を圧縮成型し、焼結または樹脂などで固めた磁心である。軟磁性材料としては、例えば、純鉄、鉄シリコン合金、鉄アルミ合金、鉄ニッケル合金、カルボニル鉄、CSC(Coasted Single Crystal)、フェライト等が挙げられる。
図2を参照して、ステータ4は、ステータコア5と、このステータコア5に巻回されたコイル6とを含む。ステータコア5は、圧粉磁心Pにより構成され、環状のヨーク7と、ヨーク7の内周7aに突出形成された複数のティース8とを有する。圧粉磁心Pは、軟磁性材料を含む粉末材料を圧縮成型し、焼結または樹脂などで固めた磁心である。軟磁性材料としては、例えば、純鉄、鉄シリコン合金、鉄アルミ合金、鉄ニッケル合金、カルボニル鉄、CSC(Coasted Single Crystal)、フェライト等が挙げられる。
環状のヨーク7は、周方向X1に分割されており、円弧状をなす複数の分割体9によって構成されている。各分割体9の内周には、上記ティース8がそれぞれ突出形成されている。したがって、複数のティース8は、複数の分割体9とともに環状に配置されている。本実施形態では、各分割体9およびこれに対応するティース8は、単一の材料(上記軟磁性材料を含む粉末材料)によって一体に形成されている。
ティース8は、概ねT型形状をなし、ヨーク7の内周7aから電動モータ1の径方向Y1内方に突出する主体部10と、主体部10の両端から周方向X1の両側に延びる延設部11とを有する。上記コイル6は、主体部10に沿って巻回されている。
また、ヨーク7の周方向(図2では周方向X1と同一方向)に隣接するティース8間には、スロットSが形成されている。すなわち、隣接するティース8は、周方向X1にスロットSを挟んで環状に配置されている。
また、ヨーク7の周方向(図2では周方向X1と同一方向)に隣接するティース8間には、スロットSが形成されている。すなわち、隣接するティース8は、周方向X1にスロットSを挟んで環状に配置されている。
再び図1を参照して、ステータコア5の軸方向Z1に関して、ヨーク7および延設部11は、ティース8の主体部10よりも長くされており、ヨーク7の両端12および延設部11の両端13は、主体部10の端面よりも軸方向Z1外方に突出している。したがって、ステータコア5の軸方向Z1に関する両端には、ヨーク7の端部12の内周と、延設部11の端部13の外周と、主体部10の端面とによって区画されたコイル巻回用の溝14が各ティース8に対応して形成されている。
各溝14の外壁は、ヨーク7の端部12によって構成されており、各溝14の内壁は、延設部11の端部13によって構成されている。また、各溝14の底面は、主体部10の端面によって構成されている。
図1および図2を参照して、ステータコア5の外周15には、軸方向Z1に所定長さで延びる環状凹部16が形成されている。この環状凹部16は、図2に示すように、各分割体9の外周に形成された複数の円弧状凹部17によって構成されており、図1に示すように、ステータコア5の外周15において上記溝14の外壁(ヨーク7の端部12)の外周18を除く範囲に環状凹部16が形成されている。
図1および図2を参照して、ステータコア5の外周15には、軸方向Z1に所定長さで延びる環状凹部16が形成されている。この環状凹部16は、図2に示すように、各分割体9の外周に形成された複数の円弧状凹部17によって構成されており、図1に示すように、ステータコア5の外周15において上記溝14の外壁(ヨーク7の端部12)の外周18を除く範囲に環状凹部16が形成されている。
図1を参照して、ロータ3およびステータ4は、筒状のフレーム19内に収容されている。フレーム19は、筒状部20と、筒状部20の端部に配置された一対の端壁21,22とを含む。本実施形態では、一対の端壁21,22の一方(本実施形態では端壁21)と筒状部20とが、単一の材料によって一体に形成されている。
一対の端壁21,22の中央部には、回転軸2が挿通する挿通孔23がそれぞれ形成されている。各挿通孔23には、軸受24を保持する軸受保持部25が形成されており、回転軸2は、軸受保持部25に保持された軸受24を介してフレーム19に回転可能に保持されている。
一対の端壁21,22の中央部には、回転軸2が挿通する挿通孔23がそれぞれ形成されている。各挿通孔23には、軸受24を保持する軸受保持部25が形成されており、回転軸2は、軸受保持部25に保持された軸受24を介してフレーム19に回転可能に保持されている。
また、筒状部20の内周20aには、例えば圧入嵌合によって、ステータコア5が固定されている。ステータコア5の外周15には、上述のように環状凹部16が形成されているので、環状凹部16に対応するステータコア5の外周15には、筒状部20の内周20aに対して非接触となる非接触領域A1が形成されている。また、非接触領域A1を軸方向Z1に挟んだ両側において、ステータコア5の外周15(各溝14の外壁12の外周18を含む範囲)には、筒状部20の内周20aと接触する一対の圧入領域B1,B2がそれぞれ形成されている。
したがって、ステータコア5を筒状部20に圧入嵌合することにより生じる応力は、溝14の外壁12およびその近傍に加わり、非接触領域A1が形成されたステータコア5の軸方向Z1の中間部26には、当該応力がほとんど加わらないようになっている。
以上のように、本実施形態では、ステータコア5の磁気特性に影響を及ぼし易い部分であるステータコア5の中間部26の外周28に非接触領域A1を形成することにより、上記中間部26に加わる圧入嵌合に起因する応力を低減することができる。したがって、ステータコア5の磁気特性の低下を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、ステータコア5の磁気特性に影響を及ぼし易い部分であるステータコア5の中間部26の外周28に非接触領域A1を形成することにより、上記中間部26に加わる圧入嵌合に起因する応力を低減することができる。したがって、ステータコア5の磁気特性の低下を抑制することができる。
また、ステータコア5の両端の外周に一対の圧入領域B1,B2を形成することにより、ステータコア5の磁気特性を殆ど低下させることなく、確実にステータコア5をフレーム19に固定することができる。
なお、上述の第1実施形態は、以下のように変形することができる。すなわち、第1実施形態では、ステータコア5全体が、圧粉磁心Pである場合について説明したが、ステータコア5は、圧粉磁心Pと積層鋼板Qとを含んでいてもよい。また、第1実施形態では、環状凹部16がステータコア5の外周15に形成されている場合について説明したが、環状凹部16は、フレーム19の筒状部20の内周20aに形成されていてもよい。
なお、上述の第1実施形態は、以下のように変形することができる。すなわち、第1実施形態では、ステータコア5全体が、圧粉磁心Pである場合について説明したが、ステータコア5は、圧粉磁心Pと積層鋼板Qとを含んでいてもよい。また、第1実施形態では、環状凹部16がステータコア5の外周15に形成されている場合について説明したが、環状凹部16は、フレーム19の筒状部20の内周20aに形成されていてもよい。
ステータコア5が圧粉磁心Pと積層鋼板Qとを含む場合、図3に示すように、ステータコア5の中間部26を積層鋼板Qとし、ステータコア5の両端を圧粉磁心Pとしてもよい。形状の自由度が高い圧粉磁心Pをステータコア5の両端に配置することにより、ステータコア5の両端に上記溝14を形成し易くなる。
また、上記積層鋼板Qは、電磁鋼板を所定の形状に打ち抜いて形成された複数の薄板を軸方向Z1に積層固定することによって形成されている。電磁鋼板としては、例えば表面に絶縁処理が施されたケイ素鋼板等を用いることができる。
また、上記積層鋼板Qは、電磁鋼板を所定の形状に打ち抜いて形成された複数の薄板を軸方向Z1に積層固定することによって形成されている。電磁鋼板としては、例えば表面に絶縁処理が施されたケイ素鋼板等を用いることができる。
また、環状凹部16aをフレーム19の筒状部20の内周20aに形成する場合、図4に示すように、筒状部20の内周20aにおいて各溝14の外壁12の外周18に対向しない範囲に環状凹部16aを形成してもよい。この場合、環状凹部16aによって、磁気特性に影響が出易い部分であるステータコア5の中間部26の外周28に非接触領域A1が形成されるので、ステータコア5の磁気特性の低下を抑制することができる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る電動モータ1の概略構成を模式的に示す断面図である。この図5において、上述の図1に示された各部と同等の構成部分については、図1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図5を参照して、この第2実施形態が第1実施形態と主に相違するのは、ステータコア5の中間部26が積層鋼板Qによって構成され、ステータコア5の両端が圧粉磁心Pによって構成されており、上記中間部26の外周28が溝14の外壁12の外周18よりも径方向Y1外方に突出していることにある。すなわち、ステータコア5の両端には、溝14の外壁12の外周18と中間部26の端面とを含む環状の凹部27が形成されている。
図5を参照して、この第2実施形態が第1実施形態と主に相違するのは、ステータコア5の中間部26が積層鋼板Qによって構成され、ステータコア5の両端が圧粉磁心Pによって構成されており、上記中間部26の外周28が溝14の外壁12の外周18よりも径方向Y1外方に突出していることにある。すなわち、ステータコア5の両端には、溝14の外壁12の外周18と中間部26の端面とを含む環状の凹部27が形成されている。
ステータコア5がフレーム19に圧入嵌合された状態で、ステータコア5の中間部26の外周28に圧入領域B3が形成されており、圧入領域B3を軸方向Z1に挟んだ両側においてステータコア5の外周15に、一対の非接触領域A2,A3がそれぞれ形成されている。
この第2実施形態では、圧粉磁心Pであるステータコア5の両端に一対の非接触領域A2,A3を形成することにより、ステータコア5の両端に加わる圧入嵌合による応力を低減することができる。したがって、ステータコア5の両端の耐久性を向上させることができる。
この第2実施形態では、圧粉磁心Pであるステータコア5の両端に一対の非接触領域A2,A3を形成することにより、ステータコア5の両端に加わる圧入嵌合による応力を低減することができる。したがって、ステータコア5の両端の耐久性を向上させることができる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る電動モータ1の概略構成を模式的に示す断面図であり、図7は、図6における電動モータ1のVII−VII線に沿う断面の一部を示す拡大断面図である。この図6および図7において、上述の図1および図2に示された各部と同等の構成部分については、図1および図2と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図6および図7を参照して、この第3実施形態が第1実施形態と主に相違するのは、軸方向Z1に延びる複数の軸方向溝29がステータコア5の外周15に形成されていることにある。具体的には、各軸方向溝29は、対応する分割体9にそれぞれ形成されており、ステータコア5の一方の端部から他方の端部まで延びている。
図6および図7を参照して、この第3実施形態が第1実施形態と主に相違するのは、軸方向Z1に延びる複数の軸方向溝29がステータコア5の外周15に形成されていることにある。具体的には、各軸方向溝29は、対応する分割体9にそれぞれ形成されており、ステータコア5の一方の端部から他方の端部まで延びている。
ステータコア5がフレーム19に圧入嵌合された状態では、図7に示すように、各軸方向溝29に対応する複数の非接触領域A4と、複数の圧入領域B4とがステータコア5の外周15に形成されており、こられ非接触領域A4および圧入領域B4は、周方向X1に交互に形成されている。
この第3実施形態では、ステータコア5の外周15に複数の軸方向溝29を形成することにより、圧入嵌合に起因する応力をステータコア5内に均一に分散させることができるので、ステータコア5の磁気特性の低下を抑制することができる。
この第3実施形態では、ステータコア5の外周15に複数の軸方向溝29を形成することにより、圧入嵌合に起因する応力をステータコア5内に均一に分散させることができるので、ステータコア5の磁気特性の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、各軸方向溝29が対応する分割体9にそれぞれ形成されている場合について説明したが、複数の軸方向溝29は、周方向X1に関して、ステータコア5の外周15の任意の位置に形成されていてもよい。すなわち、2つ以上の軸方向溝29が形成された分割体9があってもよいし、軸方向溝29が形成されていない分割体9があってもよい。また、複数の軸方向溝29は、ステータコア5の外周15に形成することに代えて、フレーム19の筒状部20の内周20aに形成されていてもよいし、ステータコア5は、上述のように、圧粉磁心Pと積層鋼板Qとを含むものであってもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、圧入嵌合によってステータコア5がフレーム19に固定されている場合について説明したが、焼きばめやその他のしまりばめによってステータコア5をフレーム19に固定してもよい。
また、上述の実施形態では、ステータコア5が周方向X1に分割された分割型のステータコア5である場合について説明したが、ステータコア5は、周方向X1に分割されていない一体型のステータコア5であってもよい。
また、上述の実施形態では、ステータコア5が周方向X1に分割された分割型のステータコア5である場合について説明したが、ステータコア5は、周方向X1に分割されていない一体型のステータコア5であってもよい。
1・・・電動モータ、5・・・ステータコア、6・・・コイル、12・・・端部(一対の端部)、14・・・溝、15・・・外周(ステータコアの外周)、16,16a・・・環状凹部(凹部)、18・・・外周(一対の端部の外周)、19・・・フレーム、20a・・・内周(フレームの内周)、27・・・凹部、26・・・中間部、28・・・外周(中間部の外周)、29・・・軸方向溝(凹部)、A1〜A4・・・非接触領域、B1,B2・・・圧入領域、P・・・圧粉磁心、Z1・・・軸方向
Claims (5)
- 筒状のフレームと、
コイルが巻回され、フレームに圧入された環状のステータコアとを備え、
ステータコアの外周およびフレームの内周の間に互いに非接触となる非接触領域が形成されていることを特徴とする電動モータ。 - 請求項1において、上記ステータコアの外周およびフレームの内周の少なくとも一方に凹部が形成され、
上記非接触領域は、上記凹部に対応して形成されていることを特徴とする電動モータ。 - 請求項1または2において、上記ステータコアは、ステータコアの軸方向に関する一対の端部と、上記一対の端部間の中間部とを含み、
上記非接触領域は、上記中間部の外周に形成されており、
上記一対の端部の外周に、フレームに対する圧入領域が形成されていることを特徴とする電動モータ。 - 請求項1または2において、上記ステータコアは、ステータコアの軸方向に関する一対の端部と、これら一対の端部間の中間部とを含み、
上記非接触領域は、上記一対の端部の外周に形成されていることを特徴とする電動モータ。 - 請求項3または4において、上記ステータコアの上記一対の端部は圧粉磁心を含み、
上記一対の端部に、それぞれステータコアの軸方向外方に開放するコイル巻回用の溝が設けられていることを特徴とする電動モータ。
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- 2006-07-10 JP JP2006189657A patent/JP2008022592A/ja active Pending
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