[go: up one dir, main page]

JP2008016069A - ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008016069A
JP2008016069A JP2006182691A JP2006182691A JP2008016069A JP 2008016069 A JP2008016069 A JP 2008016069A JP 2006182691 A JP2006182691 A JP 2006182691A JP 2006182691 A JP2006182691 A JP 2006182691A JP 2008016069 A JP2008016069 A JP 2008016069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
head
recording medium
extending
air flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006182691A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Haniyu
光伸 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006182691A priority Critical patent/JP2008016069A/ja
Priority to US11/819,046 priority patent/US20080002300A1/en
Priority to CNA2007101269496A priority patent/CN101097727A/zh
Publication of JP2008016069A publication Critical patent/JP2008016069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6082Design of the air bearing surface
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】高速シーク動作においても、浮上量変動を抑制し安定性、信頼性の向上したヘッド、ヘッドを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ、ディスク装置を提供する。
【解決手段】ヘッド40のスライダ42は、対向面43に形成された負圧キャビティ54と、対向面に突設され負圧キャビティに対して空気流の上流側に位置したリーディングステップ部50と、対向面に突設され負圧キャビティに対して空気流の下流側に位置したトレーリングステップ部58と、トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッド60と、を有している。トレーリングパッドは、トレーリングステップ部において、スライダの流出端側に位置したベース部62と、第2方向に沿ってベース部から両側へ延出した一対の翼部64と、それぞれベース部から空気流の上流側に延出し、負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部66、68と、を有している。
【選択図】 図4

Description

この発明は、磁気ディスク装置等のディスク装置に用いるヘッド、このヘッドを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ、およびヘッドサスペンションアッセンブリを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリと、を備えている。キャリッジアッセンブリは、回動自在に支持されたアームと、アームから延出したサスペンションとを備え、このサスペンションに延出端に磁気ヘッドが支持されている。磁気ヘッドは、サスペンションに取り付けられたスライダ、およびスライダに設けられたヘッド部を有し、ヘッド部は、リード用の再生素子、ライト用の記録素子を含んで構成されている。
スライダは、磁気ディスクの記録面と対向した対向面を有している。スライダは、サスペンションにより、磁気ディスクの磁気記録層に向う方向に所定のヘッド荷重が印加されている。磁気ディスク装置の動作時、回転する磁気ディスクとスライダとの間には空気流が発生し、スライダの対向面には、空気流体潤滑の原理により、スライダを磁気ディスク記録面から浮上させる力が作用する。この浮上力とヘッド荷重とを釣り合わせることにより、スライダは磁気ディスク記録面と一定の隙間を保って浮上している。
スライダの浮上量は、磁気ディスクのどの半径位置においても同程度であることが求められる。磁気ディスクの回転数は一定であり、周速は半径位置に応じて相違している。また、磁気ヘッドは、回転式のキャリッジアッセンブリにより位置決めされるために、スキュー角(流れの方向とスライダの中心線とのなす角)もディスクの半径位置に応じて相違している。そのため、スライダの設計においては、ディスクの半径位置に応じて変化する上記2つのパラメータを適宜利用して、ディスク半径位置による浮上量の変化を抑制する必要がある。
使用環境の変化を考慮した場合、ディスク装置は、高地での減圧環境下においても円滑に動作することが求められる。空気流体潤滑によってスライダ対向面に作用する正圧とヘッド荷重との釣り合いのみを考慮して磁気ヘッドを構成した場合、減圧環境下では、空気流体潤滑によって生じる正圧が減少する。そのため、スライダは、浮上量が低下した位置で釣り合うか、磁気ディスク表面に接触してしまう。
このような浮上量の低下を防止するため、スライダの対向面中央付近に負圧キャビティを形成したディスク装置が知られている(例えば、特許文献1)。負圧キャビティは、空気流出方向以外の3方向を凸部からなるレールに囲まれた溝によって形成されている。そして、負圧キャビティにより発生した負圧、ヘッド荷重、および正圧の釣り合いにより、スライダが浮上するように構成されている。上記構成によれば、減圧環境下において、発生する正圧は減少するが同時に負圧も減少し、浮上量低下の少ないスライダを実現することができる。また、スライダの空気流出端側において、負圧キャビティにはセンターパッドが形成され、ヘッド部は、センタパッドの近傍で、スライドの流出側端面に設けられている。
このように、スライダ対向面の凹凸形状を工夫することにより、スライダの浮上量、浮上姿勢、減圧低下浮上量を調整することができる。スライダ対向面の凹凸形状は、単一か数種類の深さの溝で構成されている。
特開2001−283549号公報
上記のようなディスク装置において、作動時、磁気ヘッドは、磁気ディスクの表面上を外周側から内周側に、あるいは内周側から外周側に所望のトラックに向かって移動するシーク動作を行う。近年、処理速度の高速化に伴い、磁気ヘッドのシーク速度を高速化している。
しかしながら、磁気ヘッドのシーク動作の間、磁気ディスク表面とスライダとの間に発生する空気膜力が変動し、スライダの浮上量が変動する。特に、シーク速度の増加に伴い空気膜力が低下し、スライダの浮上量が低下する。このように磁気ヘッドの浮上挙動変化が発生した場合、安定した記録再生が損なわれる虞がある。従って、装置の信頼性の点で問題となっている。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、高速シーク動作においても、スライダが発生する空気膜力の低下を抑え、浮上量変動を抑制し安定性および信頼性の向上したヘッド、このヘッドを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ、およびディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の態様に係るヘッドは、回転自在な記録媒体の表面に対向する対向面を有し、前記記録媒体の回転によって上記記録媒体表面と対向面との間に生じる空気流により浮上するスライダと、上記スライダに設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を備え、
前記スライダは、前記対向面に形成された凹所により規定され負圧を発生させる負圧キャビティと、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の上流側に位置し、前記記録媒体に対向するリーディングステップ部と、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の下流側に位置し、前記記録媒体に対向するトレーリングステップ部と、前記トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッドと、を有し、
前記スライダの対向面は前記空気流の方向に延びた第1方向、および第1方向と直交する第2方向を有し、前記トレーリングパッドは、前記トレーリングステップ部において、前記スライダの流出端側に位置したベース部と、前記第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部と、それぞれ前記ベース部から前記空気流の上流側に延出し、前記負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部と、を有している。
この発明の他の態様に係るディスク装置は、ディスク状の記録媒体と、前記記録媒体を支持しているとともに回転する駆動部と、前記記録媒体の表面に対向する対向面を有し、前記記録媒体の回転によって上記記録媒体表面と対向面との間に生じる空気流により浮上するスライダと、上記スライダに設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を具備したヘッドと、前記記録媒体に対して前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに、前記記録媒体の表面に向かうヘッド荷重を前記ヘッドに印加したヘッドサスペンションと、を備えている。
前記スライダは、前記対向面に形成された凹所により規定され負圧を発生させる負圧キャビティと、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の上流側に位置し、前記記録媒体に対向するリーディングステップ部と、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の下流側に位置し、前記記録媒体に対向するトレーリングステップ部と、前記トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッドと、を有し、
前記スライダの対向面は前記空気流の方向に延びた第1方向、および第1方向と直交する第2方向を有し、前記トレーリングパッドは、前記トレーリングステップ部において、前記スライダの流出端側に位置したベース部と、前記第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部と、それぞれ前記ベース部から前記空気流の上流側に延出し、前記負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部と、を有している。
以上詳述したように、本発明によれば、高速シーク動作においても浮上量の変動を抑制し安定性および信頼性の向上したヘッド、このヘッドを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ、およびディスク装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明に係るディスク装置をハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)に適用した実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、HDDは、上面の開口した矩形箱状のケース12と、複数のねじによりケースにねじ止めされケースの上端開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を有している。
ケース12内には、記録媒体としての磁気ディスク16、磁気ディスクを支持および回転させる駆動部としてのスピンドルモータ18、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、およびヘッドIC等を有する基板ユニット21等が収納されている。
ケース12の底壁外面には、基板ユニット21を介して、スピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。
磁気ディスク16は、上面および下面に磁気記録層を有している。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブの外周に嵌合されているとともに、クランプばね17によってハブ上に固定されている。スピンドルモータ18を駆動することにより、磁気ディスク16は所定の速度、例えば、4200rpmで矢印B方向に回転される。
キャリッジアッセンブリ22は、ケース12の底壁上に固定された軸受部26と、軸受部から延出した複数のアーム32と、を備えている。これらのアーム32は、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部26から同一の方向へ延出している。キャリッジアッセンブリ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション38を備えている。サスペンション38は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション38は対応するアーム32と一体に形成されていてもよい。アーム32およびサスペンション38によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッドとによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド40は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダに設けられた記録再生用のヘッド部44とを有し、サスペンション38の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド40は、サスペンション38の弾性により、磁気ディスク16の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。
図1に示すように、キャリッジアッセンブリ22は、軸受部26からアーム32と反対の方向へ延出した支持枠45を有し、この支持枠により、VCM24の一部を構成するボイスコイル47が支持されている。支持枠45は、合成樹脂によりボイスコイル47の外周に一体的に成形されている。ボイスコイル47は、ケース12に固定された一対のヨーク49間に位置し、これらのヨーク、および一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。ボイスコイル47に通電することにより、軸受部26の回りでキャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。
ランプロード機構25は、ケース12の底壁に設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ51と、各サスペンション38の先端から延出したタブ53と、を備えている。キャリッジアッセンブリ22が、磁気ディスク16の外側の退避位置まで回動する際、各タブ53は、ランプ51に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッドのアンロード動作を行う。
次に、磁気ヘッド40の構成について詳細に説明する。図3は磁気ヘッドのスライダを示す斜視図、図4はスライダの平面図、図5はスライダの断面図である。
図3ないし図5に示すように、磁気ヘッド40はほぼ直方体状に形成されたスライダ42を有し、このスライダは磁気ディスク16の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS面))43を有している。ディスク対向面43の長手方向を第1方向X、これと直交する幅方向を第2方向Yとする。ディスク対向面43は、第1方向Xに延びた中心軸線Dを有している。
スライダ42は、第1方向Xの長さLが1.25mm以下、例えば、0.85mm、第2方向Yに沿った幅Wが0.7mm以下、例えば、0.7mmに形成され、いわゆるフェムトスライダとして構成されている。
磁気ヘッド40は浮上型のヘッドとして構成され、スライダ42は、磁気ディスク16の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流C(図2参照)により浮上する。HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し常に隙間を保って対向している。ここで、空気流Cの方向は、磁気ディスク16の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク16表面に対し、ディスク対向面43の第1方向Xが空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
ディスク対向面43上には磁気ディスク表面と対向したほぼ矩形状のリーディングステップ部50が突設されている。このリーディングステップ部50は、空気流Cの方向に対し、ディスク対向面43の上流側端部に渡って形成されている。ディスク対向面43上には、ディスク対向面43の各長辺に沿って延びているとともに間隔を置いて対向した一対のサイド部46が突設されている。サイド部46は、リーディングステップ部50からスライダ42の下流端側に延出している。リーディングステップ部50および一対のサイド部46は、スライダ42の中心軸線Dに対して対象に設けられ、全体として、上流側が閉塞され、下流側に向かって開放したほぼU字形状に形成されている。
磁気ヘッド40のピッチ角を維持するため、リーディングステップ部50上には、空気膜によってスライダ42を支えるリーディングパッド52が突設されている。リーディングパッド52は、第2方向Yに沿ってリーディングパッド52の幅方向全域に渡り連続的に延びているとともに、スライダ42の流入側端から下流側にずれた位置に形成されている。リーディングパッド52は、空気流Cに対し、スライダ42の流入端側に位置している。各サイド部46上には、サイドパッド48が形成され、リーディングパッド52に繋がっている。リーディングパッド52およびサイドパッド48はほぼ平坦に形成され、磁気ディスク表面と対向している。
各サイドパッド48には凹所56が形成されている。凹所56は、磁気ディスク表面に向かって開口しているとともに、ディスク対向面43の流入側端に向かって開口している。各凹所56は矩形状に形成され、第1方向Xとほぼ平行に延びた一対の側縁、およびこれら側縁の延出端同士を繋いでいるとともに第2方向Yとほぼ平行に延びた底縁によって規定されている。
図3および図4に示すように、ディスク対向面43のほぼ中央部には、一対のサイド部46およびリーディングステップ部50によって規定された凹所からなる負圧キャビティ54が形成されている。負圧キャビティ54は、空気流Cの方向に対し、リーディングステップ部50の下流側に形成され、かつ、下流側に向かって開放している。負圧キャビティ54を設けることにより、HDDで実現される全てのヨー角において、ディスク対向面43中心部で負圧を発生させることができる。
スライダ42は、空気流Cの方向に対して、ディスク対向面43の下流側の端部に突出して設けられた磁気ディスク表面と対向したトレーリングステップ部58を有している。トレーリングステップ部58は、空気流Cの方向に対して、負圧キャビティ54の下流側に位置し、かつ、ディスク対向面43の第2方向Yほぼ中央に位置している。
図3ないし図5に示すように、トレーリングステップ部58は、ほぼ直方体形状に形成され、上流側に位置した2つの角部が面取りされた形状を有している。トレーリングステップ部58の突出高さ(深さ)は、リーディングステップ部50の突出高さと一致している。
トレーリングステップ部58上には、空気膜によってスライダ42を支えるトレーリングパッド60が突設されている。トレーリングパッド60は、トレーリングステップ部58の上面よりも僅かに高く形成され、リーディングパッド52およびサイドパッド48と同一高さレベルに形成されている。
トレーリングパッド60は、ほぼ矩形状のベース部62、第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部64、および、それぞれベース部からスライダの上流端側に延出した2つの延出部66、68を有している。
トレーリングステップ部において、ベース部62は、流出端側で中心軸線D上に設けられ、第2方向Yのほぼ中央に位置している。各翼部64は、ベース部62から第2方向Yで、かつ、スライダ42の上流端側に僅かに傾斜して延びている。
2つの延出部66、68は、それぞれ第1方向Xに沿って延出し、隙間を置いて互いに対向している。これらの延出部66、68およびベース部62により、負圧キャビティ54側に開口したほぼ矩形状の凹所70が規定されている。本実施形態において、2つの延出部66、68は、第1方向Xに沿った長さが互いに等しく、トレーリングステップ部58の上流側端縁まで延びている。
延出部66は、それぞれ第1方向に沿って延びた外側縁66aおよび内側縁66bを有している。外側縁66aはベース部62の側縁と連続して延びている。内側縁66bは、第2方向Yに延びたベース部62の上流側端縁から延出している。同様に、延出部68は、それぞれ第1方向に沿って延びた外側縁68aおよび内側縁68bを有している。外側縁68aはベース部62の側縁と連続して延びている。内側縁68bは、ベース部62の上流側端縁から延出しているとともに、隙間を置いて、延出部66の内側縁66bと平行に対向している。
延出部66、68の外側縁66a、68および内側縁66b、68b、並びに、ベース部62の上流側端縁は、トレーリングステップ部58からほぼ直角に立ち上がっている。凹所70は、延出部66、68の内側縁66b、68bおよびベース部62の上流側端縁によって規定されている。
第1方向Xに沿った外側縁66a、68aの長さをLo、内側縁66b、68bの長さをLiとした場合、Lo、Liは、いずれも第1方向Xに沿ったスライダ42の長さLの10%以上に形成されている。第2方向Yに沿った延出部66、68間の間隔W1、ここれは、内側縁66b、68b間の間隔は、第2方向Yに沿ったスライダ42の幅Wの10%以上に形成されている。
図3ないし図5に示すように、磁気ヘッド40のヘッド部44は、磁気ディスク16に対して情報の記録再生を行う記録素子および再生素子を有している。これら再生素子および記録素子は、空気流Cの方向に対して、スライダ42の下流側端部内に埋め込まれている。再生素子および記録素子は、トレーリングパッド60に形成された図示しないリード/ライトギャップを有している。
以上のように構成されたHDDおよびヘッドサスペンションアッセンブリによれば、磁気ヘッド40は、磁気ディスク16の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。これにより、HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し常に隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド40は、ヘッド部44のリード/ライトギャップが最もディスク表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。
上記構成の磁気ヘッド40によれば、トレーリングパッド60はベース部62からスライダ42の上流端、つまり、流入端側に延出した2つの延出部66、68を有し、これらの延出部によって規定された凹所70を有している。そのため、高速シーク動作においても、磁気ヘッド40の浮上量の変動を抑制し安定性および信頼性の向上を図ることができる。
磁気ヘッド40のシーク速度が変化した場合の空気膜力の変動をシュミレーションした。図6に破線で示すように、トレーリングパッド60が延出部66、68を備えていない磁気ヘッド(比較例)では、シーク速度/ディスク回転速度の比が1.0に達すると、所定の浮上姿勢から発生する空気膜力が8%低下してしまう。これに対して、図6に実線で示すように、本実施形態に係る磁気ヘッド40によれば、シーク速度/ディスク回転速度の比が1.0に達すると、空気膜力は25%増加し、大幅な向上が見られる。
このような空気膜力が改善される理由を解析するため、本発明者等は、形状の異なる種々のトレーリングパッドを有した磁気ヘッド、例えば、図7に示すように、5種類の磁気ヘッドA、B、C、D、Eを用意し、シーク速度の上昇に伴う空気膜力の変動を比較した。スライダにおけるトレーリングステップ部58の面積、トレーリングステップ部の突出高さ(深さ)、および負圧キャビティの深さは、5つの磁気ヘッドともに同一であり、トレーリングパッド60の形状のみが異なる。一例として、負圧キャビティの深さを1.2μm、トレーリングステップ部の深さを0.08μmとした。
磁気ヘッドAは、トレーリングパッド60が延出部を持たない構成であり、磁気ヘッドB、C、D、Eは、いずれも本実施形態に係る磁気ヘッドと同様に、トレーリングパッド60が2つの延出部を有し、それぞれ突出部の長さが互いに相違している。
図8は、延出部66、68の外側縁の長さLout(ここでは、ベース部62の側縁を含む)とスライダ42の第1方向Xの長さLとの比、および延出部の内側縁の長さLinとスライダ42の第1方向Xの長さLとの比、を各磁気ヘッドについて示している。
磁気ヘッドA、B、C、D、Eについて、シーク速度が変化した場合のトレーリング部における空気膜力の変動をシュミレーションした。その結果を図9に示す。この図に示すように、延出部を持たない磁気ヘッドA、および延出部が短い磁気ヘッドBでは、シーク速度が上昇すると、空気膜力が徐々に減少していくことが分かる。
磁気ヘッドC、D、Eのように、延出部66、68の長さを大きくしていくと、シーク速度の上昇に従って空気膜力はむしろ増加して行くことが分かる。延出部の長さLout/Lが18.8%に達した磁気ヘッドEでは、シーク速度/ディスク回転速度の比が1.0に達すると、空気膜力は20%弱だけ増加し、大幅な向上が見られる。これは、図10に示すように、シーク時、ヨー角の付いた空気流bおよび空気流cをトレーリングステップ部58で受け止めた後、延出部66、68の外側縁66a、68a、および内側縁66b、68bで受け止めることにより、空気膜力が発生するためである。
以上のことから、延出部66、68の長さ、ここでは、外側縁の長さがスライダの第1方向Xの長さLに対して(Lout/L)10%以上とすることにより、シーク時における空気膜力の低下を抑制する効果が得られる。
図11および図12に示すように、前述した磁気ヘッドAないしEにおいて、スライダの負圧キャビティの深さを増減させた場合、あるいは、トレーリングステップ部の深さを増減させた場合のいずれでも、磁気ヘッドC、D、Eによれば、シーク時の空気膜力低下を抑制する効果は保たれることがわかる。
図13は、本実施形態(実施例1)に係る磁気ヘッドと、トレーリングパッドが延出部を持たない磁気ヘッド(比較例)とについて、シーク時の浮上量変化をシミュレーションした結果を示している。図において、横軸はディスク回転速度に対するシーク速度の比である。実施例1の磁気ヘッドと比較例の磁気ヘッドとの違いは、トレーリングパッドの形状のみであり、リーディングステップ部とサイド部の構成、負圧キャビティの深さステップ部の深さはそれぞれ同一である。磁気ヘッドを磁気ディスクの内周部(ID)から外周部(OD)へシークする場合、および磁気ヘッドを磁気ディスクの外周部(OD)から内周部(ID)へシークする場合のいずれにおいても、実施形態に係る磁気ヘッド(実施例1)は、シーク速度変化に対する浮上量変動がほとんどなく、従来例に対して大幅に改善していることがわかる。
また、比較例と実施例1の磁気ヘッドについて、高速でシーク動作した場合(シーク速度/ディスク回転速度=1.0)の浮上量プロファイルを解析した。図14に示すように、比較例の磁気ヘッドは浮上量が大きく変動するのに対して、図15に示すように、実施例1の磁気ヘッドは、比較例の磁気ヘッドよりも低浮上で、かつ高速でシークした場合の浮上量変動が大幅に減少していることがわかる。
以上のことから、本実施形態に係る磁気ヘッドおよびこれを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ、HDDによれば、高速でシーク動作を行った場合でも、スライダが発生する空気膜力の低下を抑え、浮上量変動を抑制し安定性および信頼性の向上を図ることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
スライダにおけるリーディングステップ部、トレーリングステップ部、各パッドの形状および寸法等は上述した実施形態に限定されることなく、必要に応じて変更可能である。例えば、図16に示すように、トレーリングパッド60の延出部66、68は、同一の長さに限らず、前述した条件を満たす範囲で互いに異なる長さに形成されていもよい。また、各延出部の内側縁および外側縁は、直線状に限らず、湾曲した形状としてもよい。
この発明は、フェムトスライダに限らず、ピコスライダ、ペムトスライダ、あるいは、より寸法の大きなスライダにも適用可能である。
図1は、この発明の実施形態に係るHDDを示す平面図。 図2は、上記HDDにおける磁気ヘッド部分を拡大して示す側面図。 図3は、上記磁気ヘッドのスライダのディスク対向面側を示す斜視図。 図4は、上記スライダのディスク対向面側を示す平面図。 図5は、図4の線A−Aに沿った断面図。 図6は、本実施形態に係る磁気ヘッドと比較例に係る磁気ヘッドとについて、シーク速度変化に対する空気膜力の変動を示す図。 図7は、トレーリングパッドの形状が異なる5種類の磁気ヘッドスライダを示す平面図。 図8は、前記5種類の磁気ヘッドスライダについて、トレーリングパッドの延出部の長さの比を示す図。 図9は、前記5種類の磁気ヘッドについて、シーク速度変化に伴う空気膜力の変動する割合を示す図。 図10は、ヨー角の付いた空気流とトレーリングステップ部およびトレーリングパッドとの関係を模式的に示す平面図。 図11は、前記5種類の磁気ヘッドスライダについて、トレーリングステップ部の深さを変更した場合のシーク速度変化に伴う空気膜力の変動を解析した図。 図12は、前記5種類の磁気ヘッドスライダについて、負圧キャビティの深さを変更した場合のシーク速度変化に伴う空気膜力の変動を解析した図。 図13は、実施例1に係る磁気ヘッドと比較例に係る磁気ヘッドとについて、シーク(ディスク内周側から外周側、また外周側から内周側への)速度変化に伴う浮上量変動を比較して示す図。 図14は、比較例に係る磁気ヘッドについて、ディスク上の各周位置(内周、中周、外周)でのスライダ浮上量と、高速でシーク(シーク速度/ディスク回転速度=1.0)した場合の浮上量プロファイルとを示した図。 図15は、実施例1に係る磁気ヘッドについて、ディスク上の各周位置(内周、中周、外周)でのスライダ浮上量と、高速でシーク(シーク速度/ディスク回転速度=1.0)した場合の浮上量プロファイルとを示した図。 図16は、この発明の他の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドスライダを模式的に示す平面図。
符号の説明
12…ケース、 16…磁気ディスク、 18…スピンドルモータ
22…キャリッジアッセンブリ、 26…軸受部、 32…アーム、
38…サスペンション、 40…磁気ヘッド、 42…スライダ、
43…ディスク対向面、 44…ヘッド部、 46…サイド部、
50…リーディングステップ部、 52…リーディングパッド、
54…負圧キャビティ、 58…トレーリングステップ部、
60…トレーリングパッド、62…ベース部、 64…翼部、 66、68…延出部、
66a、68a…外側縁、 66b、68b…内側縁、 70…凹所

Claims (12)

  1. 回転自在な記録媒体の表面に対向する対向面を有し、前記記録媒体の回転によって上記記録媒体表面と対向面との間に生じる空気流により浮上するスライダと、
    上記スライダに設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を備え、
    前記スライダは、前記対向面に形成された凹所により規定され負圧を発生させる負圧キャビティと、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の上流側に位置し、前記記録媒体に対向するリーディングステップ部と、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の下流側に位置し、前記記録媒体に対向するトレーリングステップ部と、前記トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッドと、を有し、
    前記スライダの対向面は前記空気流の方向に延びた第1方向、および第1方向と直交する第2方向を有し、
    前記トレーリングパッドは、前記トレーリングステップ部において、前記スライダの流出端側に位置したベース部と、前記第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部と、それぞれ前記ベース部から前記空気流の上流側に延出し、前記負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部と、を有しているヘッド。
  2. 前記2つの延出部は、それぞれ前記第1方向に沿って延出し、
    各延出部は、前記第1方向に沿って延びた一対の側縁部を有し、
    前記凹所は、前記延出部の側縁部と前記第2方向に延びた前記ベース部の側縁部とによって規定されている請求項1に記載のヘッド。
  3. 前記第1方向に沿った前記延出部の側縁部の長さは、前記第1方向に沿った前記スライダの長さの10%以上に形成されている請求項1又は2に記載のヘッド。
  4. 前記第2方向に沿った前記2つの延出部間の間隔は、前記第2方向に沿った前記スライダの幅の10%以上に形成されている請求項1又は2に記載のヘッド。
  5. 前記第1方向に沿った前記2つの延出部の長さは、互いに等しい請求項1又は2に記載のヘッド。
  6. 前記第1方向に沿った前記2つの延出部の長さは、互いに相違している請求項1は2に記載のヘッド。
  7. 前記スライダは、それぞれ前記リーディングステップ部から前記スライダの下流端に向かって延出しているとともに前記負圧キャビティを囲んで前記対向面に突設された一対のサイド部を有している請求項1に記載のヘッド。
  8. 前記スライダは、前記第1方向に沿った長さが1.25mm以下、前記第2方向に沿った幅が0.7mm以下である請求項1に記載のヘッド。
  9. ディスク状の記録媒体と、上記記録媒体を支持しているとともに回転する駆動部と、を備えたディスク装置に用いるヘッドサスペンションアッセンブリであって、
    前記記録媒体の表面に対向する対向面を有し、前記記録媒体の回転によって上記記録媒体表面と対向面との間に生じる空気流により浮上するスライダと、上記スライダに設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を具備したヘッドと、
    前記記録媒体に対して前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに、前記記録媒体の表面に向かうヘッド荷重を前記ヘッドに印加したヘッドサスペンションと、を備え、
    前記スライダは、前記対向面に形成された凹所により規定され負圧を発生させる負圧キャビティと、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の上流側に位置し、前記記録媒体に対向するリーディングステップ部と、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の下流側に位置し、前記記録媒体に対向するトレーリングステップ部と、前記トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッドと、を有し、
    前記スライダの対向面は前記空気流の方向に延びた第1方向、および第1方向と直交する第2方向を有し、
    前記トレーリングパッドは、前記トレーリングステップ部において、前記スライダの流出端側に位置したベース部と、前記第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部と、それぞれ前記ベース部から前記空気流の上流側に延出し、前記負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部と、を有している
    ヘッドサスペンションアッセンブリ。
  10. 前記各延出部は、前記第1方向に沿って延びた一対の側縁部を有し、
    前記第1方向に沿った前記延出部の側縁部の長さは、前記第1方向に沿った前記スライダの長さの10%以上に形成されている請求項9に記載のヘッドサスペンションアッセンブリ。
  11. ディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を支持しているとともに回転する駆動部と、
    前記記録媒体の表面に対向する対向面を有し、前記記録媒体の回転によって上記記録媒体表面と対向面との間に生じる空気流により浮上するスライダと、上記スライダに設けられ上記記録媒体に対し情報の記録再生を行うヘッド部と、を具備したヘッドと、
    前記記録媒体に対して前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに、前記記録媒体の表面に向かうヘッド荷重を前記ヘッドに印加したヘッドサスペンションと、を備え、
    前記スライダは、前記対向面に形成された凹所により規定され負圧を発生させる負圧キャビティと、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の上流側に位置し、前記記録媒体に対向するリーディングステップ部と、前記対向面に突出して設けられているとともに前記負圧キャビティに対して前記空気流の下流側に位置し、前記記録媒体に対向するトレーリングステップ部と、前記トレーリングステップ部上に突出して設けられたトレーリングパッドと、を有し、
    前記スライダの対向面は前記空気流の方向に延びた第1方向、および第1方向と直交する第2方向を有し、
    前記トレーリングパッドは、前記トレーリングステップ部において、前記スライダの流出端側に位置したベース部と、前記第2方向に沿って前記ベース部から両側へ延出した一対の翼部と、それぞれ前記ベース部から前記空気流の上流側に延出し、前記負圧キャビティ側に開口した凹所を規定した2つの延出部と、を有しているディスク装置。
  12. 前記各延出部は、前記第1方向に沿って延びた一対の側縁部を有し、
    前記第1方向に沿った前記延出部の側縁部の長さは、前記第1方向に沿った前記スライダの長さの10%以上に形成されている請求項11に記載のディスク装置。
JP2006182691A 2006-06-30 2006-06-30 ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 Pending JP2008016069A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182691A JP2008016069A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US11/819,046 US20080002300A1 (en) 2006-06-30 2007-06-25 Head, head suspension assembly, and disk device provided with the same
CNA2007101269496A CN101097727A (zh) 2006-06-30 2007-07-02 读写头、读写头悬架组件和包括该读写头和读写头悬架组件的盘器件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182691A JP2008016069A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008016069A true JP2008016069A (ja) 2008-01-24

Family

ID=38876349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006182691A Pending JP2008016069A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20080002300A1 (ja)
JP (1) JP2008016069A (ja)
CN (1) CN101097727A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009301701A (ja) * 2009-09-07 2009-12-24 Toshiba Corp ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US7719794B2 (en) 2008-06-12 2010-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Head, head suspension assembly, and disk device provided with the same
CN112420081A (zh) * 2020-11-05 2021-02-26 杭州职业技术学院 具有碰撞保护功能的计算机机械硬盘及其碰撞保护方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135010A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Toshiba Storage Device Corp 記憶装置および潤滑剤移着量の算出方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100276578B1 (ko) * 1996-10-28 2000-12-15 니시무로 타이죠 헤드 슬라이더 및 이것을 이용한 기록재생장치
US6525909B1 (en) * 2000-04-27 2003-02-25 Seagate Technology Llc Disc head slider having deeply recessed corners
WO2002011142A2 (en) * 2000-07-28 2002-02-07 Seagate Technology Llc Disk head slider having cavities for increasing contact stiffness and controlling suction center movement
US7277255B2 (en) * 2003-10-21 2007-10-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head slider with positive dynamic pressure generating section
JP4293933B2 (ja) * 2004-03-31 2009-07-08 富士通株式会社 ディスク装置のヘッドスライダ
US7289299B1 (en) * 2005-02-02 2007-10-30 Western Digital (Fremont), Llc Air bearing slider with three-projection trailing center pad

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7719794B2 (en) 2008-06-12 2010-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Head, head suspension assembly, and disk device provided with the same
JP2009301701A (ja) * 2009-09-07 2009-12-24 Toshiba Corp ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
CN112420081A (zh) * 2020-11-05 2021-02-26 杭州职业技术学院 具有碰撞保护功能的计算机机械硬盘及其碰撞保护方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20080002300A1 (en) 2008-01-03
CN101097727A (zh) 2008-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4377947B1 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
CN100397487C (zh) 头、头悬架组件和设有该头悬架组件的盘装置
USRE46121E1 (en) Magnetic head and head gimbal assembly maintaining stable flying height in a disk drive
US10748576B2 (en) Head gimbal assembly and magnetic disk device having the same
US8427784B2 (en) Head slider having trailing end configuration of a groove formed at a boundary between a trailing step and a trailing pad for adaptation with a gimbal assembly and disk drive
US8264794B2 (en) Head and disk drive with same
JP4937383B2 (ja) ヘッドおよびこれを備えたディスク装置
JP4476970B2 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP4247290B1 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP4818090B2 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP2008016069A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP4643115B2 (ja) ヘッドスライダ、記録媒体駆動装置およびヘッドサスペンションアセンブリ
JP2006120198A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP2006048747A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP2007115352A (ja) 磁気ディスク装置
JP4834762B2 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US8111482B2 (en) Head assembly, head suspension assembly, and disk device provided with head assembly
JP2004234804A (ja) ディスク装置およびヘッドサスペンションアッセンブリ
JP5214784B2 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP2014026692A (ja) 磁気ヘッド、これを備えたヘッドジンバルアッセンブリ、およびディスク装置
JP2012022772A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置
JP2010140596A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置
JP2009158058A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014