JP2008015224A - 光接続装置と実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】反射面を備えたプリズムと、光ファイバアレイとの位置決めが容易であると共に、光ファイバの端部でのフレネル反射を防止した光接続装置と、その光接続装置の光素子パッケージへの実装方法の提供。
【解決手段】複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えた光接続装置において、前記反射面を光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成し、互いの光ファイバのコアの軸が平行となるように、光ファイバを光ファイバ配列用基板に配列し、コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料でプリズム及び光ファイバ配列用基板を構成すると共に、更に、光ファイバの端部と、前記端部と対向するプリズムの端面とを接合すると共に、プリズムと光ファイバ配列用基板とを接合し、反射面に反射膜を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えた光接続装置において、前記反射面を光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成し、互いの光ファイバのコアの軸が平行となるように、光ファイバを光ファイバ配列用基板に配列し、コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料でプリズム及び光ファイバ配列用基板を構成すると共に、更に、光ファイバの端部と、前記端部と対向するプリズムの端面とを接合すると共に、プリズムと光ファイバ配列用基板とを接合し、反射面に反射膜を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ファイバアレイと、VCSELやPDと云った光素子を、光学的に結合する光接続装置、及び光接続装置を光素子のパッケージに実装するための実装方法に関するものである。
コンピュータ等の情報機器の高ビットレート化のために、CPUとメモリなどのLSI同士を光ファイバによって接続するボード内光接続が有望視されている。ボード内光接続では光信号の入出力機構を持つLSIを用い、LSIの入出力信号を光ファイバアレイによって伝搬させる。
このような光接続装置は多々提案されているが、中でもLSIに光入出力機構を設ける構造の一つとして、発光素子を電光変換に用いると共に、光電変換を受光素子によって行い、前記発光素子又は受光素子と云った光素子を、光ファイバと結合させる構造が有力候補の一つである。電光変換には、垂直共振器表面発光レーザ(Vertical Cavity Surface−Emitting Laser:VCSEL)を用いると共に、光電変換にはフォトダイオード(Photo Diode:PD)を用いる。更に、これらの光素子をその表面が配列用の基板と平行になるように実装し、光素子間の光路をミラーによって90度折り曲げて、レンズを介して光ファイバと結合させる。
このような光接続装置としては、光素子を実装した基板に対して、光ファイバを並行に保持した構造のものが多く考案されている。この光接続装置は、光ファイバの先端をコア軸に対して45度に斜め研磨して反射面とする一方、電気的に接続された光素子を基板上に搭載し、光ファイバを基板面上に対して並行に保持した構造である。光ファイバ内の伝搬光を反射面で反射させて90度光路を切り換えて伝搬光を光素子に入射させるか、或いは光素子からの出射光を反射面で反射させて90度光路を切り換えて光ファイバ内に伝搬させる。このような構造とすることにより、光ファイバと光素子とが基板面に対して並行となるので、小型・高密度な実装が可能となる。
しかし、このような構造の光接続装置では、前記反射面からの反射光は光ファイバの軸方向には集光性を持たないため、前記軸方向に長径を有する楕円形状のスポットとなって受光素子の受光部に入射される。受光素子の容量を小さくして周波数特性を向上させた高速光接続装置では、受光部の直径が数10μm以下と極めて小さいため、楕円形状のスポット光との結合効率は劣化してしまう。
そこで、光ファイバアレイと受光素子とを効率良く結合可能にした光接続装置として図24に示すようなものが考案されている(特許文献1参照。)。
図24に特許文献1の光接続装置の構造を示す。図24の光接続装置100は、プリント基板等の基板101上に受光部102aを有する受光素子102が実装され、基板101上の電極とボンディングワイヤ103により電気的に接続されている。光ファイバ104は、例えば外径125μmであり、劈開して光出射端が形成されている。平板状のレンズ105は、例えばガラス板に屈折率分布をつけてレンズ効果を持たせた微小レンズであって、光軸を例えば45度に横切る面でその一部を光学研磨加工して反射面106を形成してある。
レンズ105は、光ファイバ104から出射されて反射面106で反射される光の光路について、前記光路が横切る2つの端面の一方が光ファイバ104の光出射端と対向し、もう片側の端面が受光素子102の受光部102aと対向するように形成されている。又、光ファイバ104と受光素子102とが、レンズ105を介して光学的に結合されるように、各光素子102,104,105が配置してある。
光ファイバ104から出射した光はレンズ105に入射し、レンズ105の屈折率分布によるレンズ効果と反射面106により集光・反射されてレンズ105から出射され、受光部102aに高効率で入射するので、高効率な結合が得られる。
更に、光路切り換え部である反射面106とレンズ105を一体化しているので、反射面106と光ファイバ104との位置決めと同時に、レンズ105の位置決めも行えるため、実装工程が簡略化される。
しかしながら、図24の光接続装置100の構造では、複数の光ファイバ104とレンズ105とがx軸方向に一列に配置されているため、それら光ファイバ104とレンズ105とをy軸方向で精緻に位置決めすることは困難であった。
更に、光ファイバ104の光出射端と、前記光出射端と対向するレンズ105の端面との間が離間しているため、前記光出射端とレンズ105との空間で屈折率差が生じる。この屈折率差によって、光ファイバ104からの出射光の一部がフレネル反射により戻り光となって光ファイバ104に再結合するため、光接続装置100と受光素子102との結合効率が低下するだけでなく、ノイズの原因となる。
又、光出射端が劈開された光ファイバ104を使用すると、前記フレネル反射による戻り光がそのまま光ファイバ104に再結合されるため、このような光接続装置100の構成ではフレネル反射の防止と結合効率の向上は不可能であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、反射面を備えたプリズムと、光ファイバアレイとの位置決めが容易であると共に、光ファイバの端部でのフレネル反射を防止した光接続装置と、その光接続装置の光素子パッケージへの実装方法を提供するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
又、本発明の請求項2に記載の発明は、複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記光ファイバの前記コアの軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL:前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n1:前記コアの屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω1:前記光ファイバのモードフィールド半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置である。
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記光ファイバの前記コアの軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL:前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n1:前記コアの屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω1:前記光ファイバのモードフィールド半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2記載の光接続装置において、前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の光接続装置において、
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
又、本発明の請求項5に記載の発明は、複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、
更に、前記GRINレンズの中心屈折率が前記コアの屈折率と同一に設定され、
前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、
更に、前記GRINレンズの中心屈折率が前記コアの屈折率と同一に設定され、
前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
又、本発明の請求項6に記載の発明は、複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記GRINレンズの端部の軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL’:前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n3:前記GRINレンズの中心屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω2:前記GRINレンズの端部でのビームウエスト半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置である。
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記GRINレンズの端部の軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL’:前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n3:前記GRINレンズの中心屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω2:前記GRINレンズの端部でのビームウエスト半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項6記載の光接続装置において、前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項8に記載の発明は、請求項5又は6の何れかに記載の光接続装置において、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の光接続装置において、
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の光接続装置において、
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板が一体成型されることを特徴とする光接続装置である。
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板が一体成型されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の光接続装置において、
前記反射面に凹面ミラーが設けられることを特徴とする光接続装置である。
前記反射面に凹面ミラーが設けられることを特徴とする光接続装置である。
又、本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の光接続装置において、
前記光接続装置の光入出射部分に、凸レンズ部が形成されることを特徴とする光接続装置である。
前記光接続装置の光入出射部分に、凸レンズ部が形成されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の光接続装置において、
前記光接続装置の光入出射部分に、反射防止膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
前記光接続装置の光入出射部分に、反射防止膜が形成されることを特徴とする光接続装置である。
更に、本発明の請求項14に記載の発明は、前記請求項1乃至13の何れかに記載の光接続装置を、光素子を搭載したパッケージに、直接接合又はフッ酸接合によって接合したことを特徴とする光接続装置の実装方法である。
本発明の請求項1,2,5及び6に記載の光接続装置に依れば、光ファイバ配列用基板を具備し、その光ファイバ配列用基板の各溝に光ファイバアレイを配列するので、各光ファイバをプリズムに対して微調整する必要が無く、光ファイバアレイの配列方向(x軸方向)と直交方向であるy軸方向での、プリズムに対する各光ファイバの位置決めが容易になる。従って、光素子に対して光ファイバを精度良く容易に配列することが可能となる。
更に、本発明の請求項1又は5記載の光接続装置に依れば、光ファイバ配列用基板とプリズムとを、光ファイバのコアと同一の屈折率を有する光透過性材料で構成しているので、光ファイバ配列用基板及びプリズムにおける光のフレネル反射が防止され、光ファイバ又は光素子への戻り光が解消される。
更に、本発明の請求項2に記載の光接続装置に依れば、光ファイバの端部と、前記端部と対向するプリズムの端面とに、光ファイバのコアの軸方向に垂直な方向に対して、所定の角度θfを設けるため、光ファイバの端部でのフレネル反射が防止され、光ファイバ又は光素子への戻り光が解消される。
更に、本発明の請求項6に記載の光接続装置に依れば、GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記GRINレンズの端部の軸方向に垂直な方向に対して、所定の角度θfを設けるため、GRINレンズの端面でのフレネル反射が防止され、光ファイバへの戻り光が解消される。
更に、本発明の請求項3又は7に記載の光接続装置に依れば、反射面での全反射条件を満たさない小さな屈折率の材料も、光接続装置に使用することが可能となる。
更に、本発明の請求項5又は6に記載の光接続装置に依れば、GRINレンズを備えると共に、GRINレンズのレンズ長を0.25Pに設定することで、光をコリメート光に変換して光ファイバと受光素子と結合することが出来る。従って、光が広がることなく光ファイバと受光素子との結合が可能なため、光接続装置と受光素子との結合効率が向上する。
又、GRINレンズのレンズ長を0.25Pから0.5Pの間に設定することで、光ファイバからの出射光を収束してプリズムの反射面に入射することが出来る。従って、反射面からの反射光も収束光のまま受光素子と結合されるため、光接続装置と受光素子との結合効率を更に向上させることが可能となる。或いは、光素子が発光素子であっても、光素子と光ファイバとを結合させることが可能となるため、光接続装置の汎用性が高められる。
更に、本発明の請求項4記載の光接続装置に依れば、光ファイバの端部とプリズムの端面とを接合することにより、前記端部と前記端面との間でのフレネル反射を防止することが可能となる。従って、光ファイバ又は光素子への戻り光が解消される。
更に、本発明の請求項8記載の光接続装置に依れば、GRINレンズの端部とプリズムの端面とを接合することにより、前記GRINレンズの端部と前記端面との間でのフレネル反射を防止することが可能となる。従って、光ファイバ又は光素子への戻り光が解消される。
更に、本発明の請求項9記載の光接続装置に依れば、前記各請求項記載の光接続装置が備える効果に加えて、光学接着剤や中間材を介さないでプリズムと光ファイバ配列用基板とを接合することにより、光学接着剤や中間材の耐湿性の劣化や、高パワーの光に対する変質や信頼性の低下と云った問題を解消することが出来る。又、光学接着剤からのアウトガスの発生も防止されるので、光素子へのアウトガスの付着も防止することが出来る。更に、直接接合やフッ酸接合ならば、プリズムと光ファイバ配列用基板とを室温下にて接合するので、プリズムや光ファイバ配列用基板の熱応力とクラック発生を抑制して、接合箇所の剥離を防止することが出来る。
更に、本発明の請求項10記載の光接続装置に依れば、前記各請求項記載の光接続装置が備える効果に加えて、モールド成形による一回の加工でプリズムと光ファイバ配列用基板とを製造するので、プリズムと光ファイバ配列用基板とを常に一定の形状で製造することができ、外形形状のバラツキを解消することが可能となる。従って、前記バラツキによってプリズムの反射面で発生する反射光の光路のバラツキが防止されるので、光素子と光ファイバとを高効率に結合させることが可能となる。更に、プリズムと光ファイバ配列用基板の製造を、モールド成形の一工程のみで終了することが出来るので、製造工程数の削減化に伴い光接続装置の低コスト化も達成することが可能となる。
更に、本発明の請求項11記載の光接続装置に依れば、前記各請求項記載の光接続装置が備える効果に加えて、反射面での反射光が集光され、収束光に変換されて、光ファイバ又は光素子に集光されるため、光接続装置と光素子との結合効率が更に向上する。
更に、本発明の請求項12記載の光接続装置に依れば、前記各請求項記載の光接続装置が備える効果に加えて、凸レンズ部で光が集光され、収束光に変換されて、光ファイバ又は光素子に集光されるため、光接続装置と光素子との結合効率が更に向上する。
更に、本発明の請求項13記載の光接続装置に依れば、前記各請求項記載の光接続装置が備える効果に加えて、光接続装置の光入出射部分に反射防止膜を形成することにより、光入出射部分での反射による戻り光を防止して、光素子と光接続装置との結合効率を向上させることが可能となる。
更に、本発明の請求項14記載の光接続装置の実装方法に依れば、光接続装置と光素子のパッケージとを直接接合又はフッ酸接合により接合することで、耐湿性の劣化解消、高パワーの光に対する変質防止と信頼性確保、プリズムや光ファイバ配列用基板の熱応力とクラック発生の抑制、及び接合箇所の剥離の防止と云う種々の効果が得られる。更に、光学接着剤から発生するアウトガスが、窓部からパッケージ内部に侵入して光素子に付着することも防止される。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の光接続装置の第1の実施形態を図1〜図4を参照して説明する。なお、各図に示したx軸、y軸、及びz軸はそれぞれ一対一に対応している。本発明の光接続装置1は、光ファイバ2とプリズム3と光ファイバ配列用基板4とから構成されており、光素子5と光学的に結合される。図3に示すように、パッケージ6は、光素子5を搭載しており、樹脂のトランスファモールド等によってその外形が製作される。光素子5として、PDや高速動作用PD(例えば、PINフォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなど)と云った受光素子や、VCSELのような発光素子が挙げられる。光素子5は、パッケージ6内部の基板上の電極とボンディングワイヤ7により電気的に接続されており、x軸方向に複数の光素子5が横一列にアレイ状に整列されて光素子アレイが形成されている。パッケージ6には、光を通過させる窓部6aが設けられる。
以下、本発明の光接続装置の第1の実施形態を図1〜図4を参照して説明する。なお、各図に示したx軸、y軸、及びz軸はそれぞれ一対一に対応している。本発明の光接続装置1は、光ファイバ2とプリズム3と光ファイバ配列用基板4とから構成されており、光素子5と光学的に結合される。図3に示すように、パッケージ6は、光素子5を搭載しており、樹脂のトランスファモールド等によってその外形が製作される。光素子5として、PDや高速動作用PD(例えば、PINフォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなど)と云った受光素子や、VCSELのような発光素子が挙げられる。光素子5は、パッケージ6内部の基板上の電極とボンディングワイヤ7により電気的に接続されており、x軸方向に複数の光素子5が横一列にアレイ状に整列されて光素子アレイが形成されている。パッケージ6には、光を通過させる窓部6aが設けられる。
光ファイバ2は、コア2a、及び、コア2aの屈折率より低い屈折率のクラッド2bが前記コア2aの周囲を囲むことで構成される石英系のシングルモード型、又は石英系のマルチモード型(屈折率分布型、ステップインデックス型)、或いはプラスチック光ファイバが好適である(図1、図4参照)。図1〜図4の場合は光ファイバ2の端部が劈開されており、複数の光ファイバ2が互いのコア2aの軸が平行となるようにx軸方向に亘って等間隔に横一列に配列されて、光ファイバアレイが構成されている。
プリズム3には反射面3aが備えられると共に、光ファイバアレイの端部と対向する端面3b、及び光素子5の発光部又は受光部5aと対向するもう片側の端面3cとで、その外形が形成されている。更に、プリズム3はx軸方向に延長して形成される。
反射面3aは、光ファイバ2のコア2aの軸方向(z軸方向)に対して、所定の角度θ(0度<θ<90度の範囲:本実施形態ではθは45度と設定する)をなして形成されている。更に、端面3bが前記光素子5の面方向であるx軸方向に対して垂直に形成されると共に、もう一方の端面3cはx軸方向と平行に形成される。反射面3aはミラーとして作用するように、その面上に金属膜又は誘電体多層膜といった反射膜が形成される。
プリズム3を構成する材料としては、光ファイバ2のコア2aと同一な屈折率を有する光透過性材料が好ましく、具体的にはガラスやプラスチック等が挙げられる。
光ファイバ配列用基板(以下、配列用基板)4は、平板状の基板面上に光ファイバ2の本数分の溝4aがx軸方向に等間隔で各々平行に形成されたもので、各光ファイバ2がそれぞれ各溝4a内に配列される(図1参照)。各溝4aの断面形状はV形に形成されている(以下、溝4aをV溝4aと云う)。
V溝4aの形成面の一端側には段差が形成され、その段差にプリズム3が設置される。段差の各平面とプリズムの端面3b,3cとを接合することにより、配列用基板4とプリズム3が一体化される。プリズム3と配列用基板4との接合面での、屈折率差による光のフレネル反射を防止するために、プリズム3と配列用基板4を同一材料で構成する方が望ましい。この様に材料を選定することで、フレネル反射による光ファイバ2への戻り光又は光素子5への戻り光が解消される。
プリズム3と配列用基板4とをガラスで製造する場合は、それぞれをモールド成形による製造、或いは研削及び研磨加工により製造する。又、プラスチックで製造する場合は金型による射出成形で製造するのが好適である。
プリズム3と配列用基板4との接合は、光学接着剤による接合、又は光学接着剤や中間材(反射防止膜、金属膜)等を介さない直接接合又はフッ酸接合により行う。光学接着材を使用すれば、低コストで配列用基板4とプリズム3とを一体化することが出来る。又、高パワーの光で光ファイバアレイと光素子5とを結合するような耐パワー性が要求される場合は、直接接合又はフッ酸接合によって一体化する方が好ましい。光学接着剤による接合の場合には、前記コア2a及びプリズム3と同一の屈折率を有する光学接着剤を用いて、プリズム3−配列用基板4の接合面でのフレネル反射を防止する。
一方、直接接合又はフッ酸接合の場合、光学接着剤や中間材を介さないので、光学接着剤や中間材の耐湿性の劣化や、高パワーの光に対する変質や信頼性の低下と云った問題を解消することが出来る。又、光学接着剤からのアウトガスの発生も防止されるので、光素子5へのアウトガスの付着も防止することが出来る。
更に、直接接合やフッ酸接合ならば、プリズム3と配列用基板4とを室温下にて接合するので、プリズム3や配列用基板4の熱応力とクラックの発生を抑制して、接合箇所の剥離を防止することが出来る。
又、プリズム3の端面3bと、光ファイバ2の端部とを、前記のような光学接着剤、或いは前記直接接合又はフッ酸接合によって接合すれば、前記端部と前記端面3bとの間でのフレネル反射を防止して、光ファイバ2への戻り光又は光素子5への戻り光を解消することが可能となる。特に直接接合又はフッ酸接合の方が、前記と同様、光学接着剤の耐湿性の劣化解消、高パワーの光に対する変質防止と信頼性確保、プリズム3や光ファイバ2の熱応力とクラック発生の抑制、及び接合箇所の剥離の防止と云う種々の効果が得られるため、より好ましい接合方法である。
更に、光接続装置1の光出射部分と光素子アレイの各発光部又は受光部5aとが、y軸方向で面対向するように、x、z軸方向で光接続装置1の位置調整を行って、光接続装置1とパッケージ6とを接合する。その接合は、光接続装置1とパッケージ6を前記直接接合又はフッ酸接合で接合して、光接続装置1をパッケージ6に実装することで行う。直接接合又はフッ酸接合によって接合することで、前記と同様、耐湿性の劣化解消、高パワーの光に対する変質防止と信頼性確保、プリズム3や配列用基板4の熱応力とクラック発生の抑制、及び接合箇所の剥離の防止と云う種々の効果が得られる。更に、光学接着剤から発生するアウトガスが窓部6aからパッケージ6内部に侵入して光素子5へ付着することも防止される。光素子5の厚さと実装高さは、光素子5とプリズム3との距離が最適となるように適宜調整する。
次に、図4を参照して、光接続装置1と光素子5との結合について説明する。図4では光素子5がPDと云った受光素子の場合を例に取り、結合状態の説明を行うこととする(以下、必要に応じて受光素子5と表記する)。光ファイバ2から出射した光はプリズム3に入射し、反射面3aで反射されて受光素子5の受光部5aに結合される。前記の通り、反射面3aには反射膜が形成されているので、光ファイバ2からz軸方向に出射された光は反射面3aで全反射(反射)されて、y軸方向に90度光路が変換されてプリズム3から出射し、配列用基板4を透過して受光素子5の受光部5aに結合する。
光接続装置1の光出射部分となる配列用基板4の面(窓部6aと面対向している面)上には、反射防止膜が形成される。反射防止膜としては、例えばSiO2やTiO2或いはTa2O5と云った無機材料からなる厚さ約数百nmの多層膜が挙げられる。前記光出射部分に反射防止膜を形成することにより、光出射部分での反射による戻り光を防止して、受光素子5と光接続装置1との結合効率を向上させることが可能となる。
図4は光素子5が受光素子の場合の、光接続装置1と光素子5との結合状態を示しているが、光素子5をVCSELと云った面発光レーザに置き換えても良い。この場合、図4は図10に示すように、光素子5の発光部5aから出射された光が反射面3aで反射されて、光ファイバ2のコア2aに結合される状態図となる。VCSELを用いる場合には、集光用の凸レンズ5bを発光部5aの面上に一体に設けたものが好ましい。なお、図4で光出射部分と表記していた光接続装置1の箇所は光入射部分になる(以下、光入出射部分とする)。
以上、説明したように、光接続装置1に配列用基板4を具備し、V溝4aに光ファイバアレイを配列することにより、各光ファイバ2をプリズム3に対して微調整する必要が無く、光ファイバアレイの配列方向(x軸方向)と直交方向であるy軸方向での、プリズム3に対する各光ファイバ2の位置決めが容易になる。従って、光素子5に対して光ファイバ2を精度良く容易に配列することが可能となる。
なお、プリズム3と配列用基板4とをモールド成形により一体成型で製造しても良い。図5〜図7に示すように、プリズム3と配列用基板4を一体化した外形形状に加工された型8a,8bを正確に位置決めし、その間にガラスロッド材又はプリフォーム(以下、ガラス材)9を挟み込む。型8a,8bの材料には超硬合金などを使用する。次に非酸化雰囲気中で、ガラス材9と型8a,8bとをガラス材9の軟化点近傍まで昇温し、ガラス材9と型8a,8bがほぼ等しい温度で型8a,8bによりガラス材9を加圧し、その後加圧を維持しながら型温度を転移点以下まで降温する。その後、型8a,8bから成型されたガラス材9を抜き出す。型抜きされたガラス材9が、プリズム3と配列用基板4との一体成型物10となる(図8参照)。
モールド成形による一回の加工でプリズム3と配列用基板4とを製造するので、プリズム3と配列用基板4とを常に一定の形状で製造することができ、外形形状のバラツキが解消される。従って、前記バラツキによって反射面3aで発生する反射光の光路のバラツキを防止して、光素子5と光ファイバ2とを高効率に結合させることが可能となる。
更に、プリズム3と配列用基板4の製造を、モールド成形の一工程のみで終了することが出来るので、製造工程数の削減化に伴い光接続装置1の低コスト化も達成することが可能となる。
又、プラスチックでプリズム3と配列用基板4とを一体成型する場合には、射出成形法を用いれば良い。
又、本実施の形態では、プリズム3と配列用基板4との接合構造として、配列用基板4の段差にプリズム3を接合する構造を説明したが、この構造に換えて、図9のようにプリズム3の端面3bと配列用基板4の一平面とを接合するように変更することも可能である。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を図11と図12を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。図12の光素子5を、受光素子として以下、説明を続ける。
次に、本発明の第2の実施の形態を図11と図12を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。図12の光素子5を、受光素子として以下、説明を続ける。
第2の実施の形態が前記各実施の形態と異なる点は、光ファイバ2の端部に光をコリメート又は収束するGRIN(Gradient Index)レンズ13が具備される点である。GRINレンズ13のレンズ長を0.25Pとした場合(P:GRINレンズ13のピッチ)、光ファイバ2からの出射光は図12に示すようにコリメート光に変換されて、反射面3aに入射される。これにより、反射面3aで反射される反射光もコリメート光のまま受光素子5の受光部5aに結合されるため、光が広がることなく受光部5aに結合されて、光接続装置1と受光素子5との結合効率が向上する。
又、GRINレンズ13の中心屈折率がコア2aの屈折率と同一とみなせる場合、プリズム3の端面3bと、GRINレンズ13の端部とを、第1の実施の形態で説明したような光学接着剤、或いは前記直接接合又はフッ酸接合によって接合すれば、GRINレンズ13の端部と前記端面3bとの間でのフレネル反射が防止されて、光ファイバ2への戻り光(光素子5がVCSELなどの発光素子の場合は、光素子5への戻り光)を解消することが可能となる。特に直接接合又はフッ酸接合の方が、光学接着剤の耐湿性の劣化解消、高パワーの光に対する変質防止と信頼性確保、プリズム3やGRINレンズ13の熱応力とクラック発生の抑制、及び接合箇所の剥離の防止と云う種々の効果が得られるため、より好ましい接合方法である。
又、GRINレンズ13のレンズ長を0.25Pから0.5Pの間に設定することで収束光となり、図13に示すように、光素子5がVCSELと云った発光素子であっても、光素子5と光ファイバ2とを結合させることが可能となる。従って、光接続装置1の汎用性が高まる。
又、光素子5が、高速動作用PDと云った受光部5aの直径が数十μm以下と極小な場合でも、光ファイバ2からの出射光を収束させて、プリズム3の反射面3aに入射することが出来る(図13参照)。従って、反射面3aからの反射光も収束光に変換されて受光素子5と結合されるため、光接続装置1と受光素子5との結合効率を更に向上させることが可能となる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態を図14〜図17を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態を図14〜図17を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
第3の実施の形態が前記各実施の形態と異なる点は、光ファイバ2’の端部とプリズム3’の端面3b’に、光ファイバ2’のコア2a’の軸方向(図中のz軸方向)に垂直な方向に対して、所定の角度θfを設けたことである。光ファイバ2’又は光素子5への戻り光への要求が厳しい場合に、フレネル反射の防止を目的として、光ファイバ2’の端部とプリズム3’の端面3b’とに角度θfを設けるものである。
以下、光素子5が受光素子の場合を例に取り、説明を続ける。プリズム3’及び配列用基板4’の屈折率がコア2a’の屈折率と異なる場合に、角度θfを設けることで、光ファイバ2’から出射した光は光ファイバ2’の端部で屈折して、プリズム3’内部において斜め上方へと伝搬する。その伝搬光は反射面3aで反射されて受光素子5の受光部5aに結合される。角度θfを設定したことに伴い、反射面3aの角度θは0度<θ<90度の範囲において、前記第1及び第2の実施形態の角度θよりも若干小さくする。角度θを変更することにより、反射面3aからの反射光の光路をy軸方向と平行に変換して受光部5aに結合することが出来る。
プリズム3’及び配列用基板4’の屈折率が、前記コア2a’の屈折率と異なっていても、光ファイバ2’の端部と、前記端部と対向するプリズム3’の端面3b’とに、光ファイバ2’のコア2a’の軸方向に垂直な方向に対して、所定の角度θfを設けるため、光ファイバ2’の端部でのフレネル反射が防止され、光ファイバ2’への戻り光が解消される。
前記の説明より、プリズム3’及び配列用基板4’には、前記コア2a’と異なる屈折率を有する光透過性材料を用いることが可能となり、前記各実施の形態で説明したガラス又はプラスチックの他に、シリコン単結晶等も使用することが出来る。プリズム3’と配列用基板4’とをシリコン単結晶で製造する場合は異方性エッチング又は研磨加工により製造すれば良い。
シリコン単結晶等と云った高屈折率材料を、プリズム3’及び配列用基板4’に用いた場合、その屈折率が反射面3aでの入射光の臨界角条件を満たす屈折率以上の屈折率の場合、光が反射面3aで全反射するため、反射面3aに前記のような反射膜は不要となる。反射面3aで光が全反射する条件として、反射面3aに対して光を臨界角以上で入射させる必要がある。そこで、前記角度θを変更して光の入射角が臨界角となるように設定する。
しかしながら、前記角度θを変更するだけでは全反射は達成されず、プリズム3’の材料の屈折率によって臨界角条件を満たすように、プリズム3’の材料を選択する必要がある。光ファイバ2’が一般的な単一モード型の場合、その開口数(NA)は0.1と仮定されるので、図16より光ファイバ2’からの出射光のほぼ全てのパワーが含まれる広がり角φは12度となる。従って、反射面3aに対する光の入射角iは角度θから広がり角φを差し引いた33度となる。更に、光ファイバアレイモジュール1の使用環境を考慮すると、周囲の雰囲気は空気(屈折率1)と考えられるので、空気に対して臨界角33度となる屈折率はスネルの法則より1.836・・・となり、屈折率が約1.84より大きい光透過性材料であれば、反射面3aで光を全反射させることが出来る。プリズム3’に好適な材料としては、屈折率が1.84より大きい光透過性である、ガラス、シリコン単結晶等が挙げられる。
次に、図16を参照して、光接続装置1と受光素子5との結合について説明する。光ファイバ2’から出射した光はプリズム3’に入射し、反射面3aで全反射されて受光素子5の受光部5aに結合される。前記の通り、反射面3aに対して光は臨界角iで入射すると共に、プリズム3’の屈折率は臨界角条件を満たすので、光ファイバ2’からz軸方向に出射された光は反射面3aで全反射されて、y軸方向に90度光路が変換される。その後、光路が変換された光はプリズム3’から出射し、配列用基板4’を透過して受光素子5の受光部5aに結合する。全反射を利用することで反射面3aでの光の伝搬ロスを解消することが可能となる。
勿論、臨界角条件を満たさない屈折率(前記の場合、1.84以下)の材料をプリズム3’に適用することも可能である。この場合、反射面3aでの全反射条件は満たせないため、反射面3aに前記のような反射膜を形成する必要がある。反射膜を反射面3a上に形成することによって、反射面3aでの全反射条件を満たさない小さな屈折率の材料も、光接続装置1に使用することが可能となる。
プリズム3’の端面3b’と、光ファイバ2’の端部とは、光学接着剤、或いは前記直接接合又はフッ酸接合によって接合する。特に直接接合又はフッ酸接合の方が、第1の実施形態の理由からみてより好ましい。プリズム3’及び配列用基板4’にシリコン単結晶を使用すると共に、光学接着剤で接合する場合、シリコン単結晶の屈折率は1550nmで3.48と大きいので、プリズム3’の端面に、光学接着剤等の屈折率に整合した反射防止膜を形成する。
角度θfは次のようにして求める。光ファイバ2’から出射した光がプリズムで反射されて再度光ファイバ2’に結合する効率をη’、プリズム3’の端面3b’と光ファイバ2’の端部との接合面でのs波の反射率をRs、図17より前記接合面の法線に対する光の入射角をθf、前記法線に対する屈折角をθf’、光ファイバ2’を伝搬する光の波長をλ、光ファイバ2’のモードフィールド半径をω1、コア2a’の屈折率をn1、プリズム3’の屈折率をn2とすると、前記接合面でのリターンロスRLは、以下の式で表される。
θfおよびθf’が十分に小さいものとして、数5を整理すると、
と表される角度θfの設定式が求められる。数6に示すように、光接続装置1のRLの仕様と、コア2a’の屈折率n1、プリズム3’の屈折率n2、及び光ファイバ2’と光素子5とを結合する光の波長λと光ファイバ2’のモードフィールド半径ω1を決定することで、角度θfを自動的に求めることが出来る。その具体的数値の一例として、RL>50dB、コア2a’の屈折率n1=1.45、プリズム3’の屈折率n2=1.51の場合、角度θfは5.2度以上であればよい。
なお、プリズム3’の端面3b’と、光ファイバ2’の端部の間に、第2の実施の形態で説明したようなGRINレンズ13を挿入しても良い。この場合、図18に示すようにGRINレンズ13の端部と、この端部と対向するプリズム3’の端面3b’とを、光学接着剤、或いは前記直接接合又はフッ酸接合によって接合する。特に直接接合又はフッ酸接合の方が、第2の実施形態の理由からみてより好ましい。
GRINレンズ13の端部と、前記端部と対向するプリズム3’の端面3b’とに、前記端部の軸方向(図18のz軸方向)に垂直な方向に対して、数7で設定される角度θfを設けることにより、GRINレンズ13の端面でのフレネル反射が防止されて、光ファイバ2’への戻り光が解消される。プリズム3’と光ファイバ2’の間に、GRINレンズ13を挿入しているので、前記RLは、RL’(前記GRINレンズ13の端部と、GRINレンズ13の端部と対向するプリズム3’の端面3b’とが接合される接合面でのリターンロス)に、前記n1はn3(GRINレンズ13の中心屈折率)に、前記ω1はω2(GRINレンズ13の端部でのビームウエスト半径)に、それぞれ置き換えられる。
なお、図15においては、光素子5をVCSELと云った面発光レーザに置き換え可能である。この場合、光素子5から出射された光が反射面3aで反射されて、光ファイバ2’のコア2a’に結合される。VCSELを用いる場合には、図10で示した集光用の凸レンズ5bを発光部5aの面上に一体に設けたものが好ましい。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態を図19〜図20を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態を図19〜図20を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
第4の実施の形態が前記各実施の形態と異なる点は、前記反射面3aのうち少なくとも光ファイバ2からの出射光が反射する反射面領域に、凹面ミラー12を設けたことである。凹曲面形状を有する凹面ミラー12が、光ファイバ2の本数と同一の数、光ファイバ2の配列ピッチと同一ピッチでアレイ状に反射面3aに形成されている。
以下、光素子5が受光素子の場合を例に取り、説明を続ける。図20より、光ファイバ2から出射された光は、前記放射角φ’で広がりながら反射面3aに入射する。ここで凹面ミラー12の凹曲面形状により、広がった入射光が集光されて収束光に変換され、受光素子5の受光部5aに集光されるため、光接続装置1と受光素子5との結合効率が向上される。
凹面ミラー12をガラスで製造する場合は、モールド成形により製造する。又、プラスチックで製造する場合は金型による射出成形で製造するのが好適である。
なお、光素子5をVCSELと云った面発光レーザに置き換え可能である。この場合、光素子5から出射された光が、凹面ミラー12の凹曲面形状により集光されて収束光に変換され、光ファイバ2のコア2aに集光、結合されるため、光接続装置1と光素子5との結合効率が向上される。
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態を図21〜図22を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
次に、本発明の第5の実施の形態を図21〜図22を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同一箇所には同一番号を付し、重複する説明は省略若しくは簡略化して説明する。
第5の実施の形態が前記各実施の形態と異なる点は、光接続装置1の前記光入出射部分に、凸レンズ部4bを一体的に形成したことである。凸曲面形状を有する凸レンズ部4bが、光ファイバ2の本数と同一の数、光ファイバ2の配列ピッチと同一ピッチでアレイ状に、配列用基板4の底面に形成されている。
以下、光素子5が受光素子の場合を例に取り、説明を続ける。図22より、光ファイバ2から出射された光は、前記放射角φ’で広がりながら反射面3aに入射し、反射されて凸レンズ部4bに入射する。ここで凸レンズ部4bの凸曲面形状により、広がって入射した光が集光されて収束光に変換され、受光素子5の受光部5aに集光されるため、光接続装置1と受光素子5との結合効率が向上される。
凸レンズ部4bをガラスで製造する場合は、モールド成形により製造する。又、プラスチックで製造する場合は金型による射出成形で製造するのが好適である。
光素子5は、VCSELと云った面発光レーザに置き換え可能である。この場合、光素子5から出射された光が、凸レンズ部4bの凸曲面形状により集光されて収束光に変換され、光ファイバ2のコア2aに集光、結合されるため、光接続装置1と光素子5との結合効率が向上される。凸レンズ部4bを用いる場合は、図10に示す凸レンズ5bは不要である。
なお、本実施の形態を図23に示すように、光ファイバ2’の端部とプリズム3’の端面3b’に、光ファイバ2’のコア2a’の軸方向(図中のz軸方向)に垂直な方向に対して、前記所定の角度θfを設けるように変更することも可能である。
又、本発明はその技術思想に基づいて、種々変更可能であり、例えば図8で示した、プリズム3と配列用基板4との一体成型物をシリコン単結晶で作製しても良い。シリコン単結晶で一体成型する場合には、異方性エッチング又は研磨加工により製造すれば良い。
本発明による光接続装置は、コンピュータ等の情報機器内部の光接続装置に利用することが可能である。
1 光接続装置
2 光ファイバ
3 プリズム
3a 反射面
3b,3c 端面
4 光ファイバ配列用基板
4a 溝
4b 凸レンズ部
5 光素子
5a 発光部又は受光部
6 パッケージ
7 ボンディングワイヤ
8a,8b 型
9 ガラス材
10 一体成型物
12 凹面ミラー
13 GRINレンズ
2 光ファイバ
3 プリズム
3a 反射面
3b,3c 端面
4 光ファイバ配列用基板
4a 溝
4b 凸レンズ部
5 光素子
5a 発光部又は受光部
6 パッケージ
7 ボンディングワイヤ
8a,8b 型
9 ガラス材
10 一体成型物
12 凹面ミラー
13 GRINレンズ
Claims (14)
- 複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置。 - 複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記光ファイバの前記コアの軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL:前記光ファイバの端部と、前記端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n1:前記コアの屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω1:前記光ファイバのモードフィールド半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置。 - 請求項2記載の光接続装置において、前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の光接続装置において、
前記端部と、前記端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置。 - 複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
前記コアの屈折率と同一の屈折率を有する光透過性材料で前記プリズム及び前記光ファイバ配列用基板が構成され、
前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、
更に、前記GRINレンズの中心屈折率が前記コアの屈折率と同一に設定され、
前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置。 - 複数の光ファイバと、反射面が備えられたプリズムと、前記光ファイバを配列する光ファイバ配列用基板とを備えており、
前記反射面は、前記光ファイバのコアの軸方向に対して0度<θ<90度の範囲の所定の角度θに形成され、
互いの前記光ファイバのコアの軸が平行となるように、前記光ファイバが前記光ファイバ配列用基板に配列されると共に、
光透過性材料で前記光ファイバ配列用基板が構成され、
更に、前記光ファイバの端部にGRINレンズが具備されると共に、前記GRINレンズのレンズ長が0.25P(但し、P:GRINレンズのピッチ)以上に設定され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合されると共に、前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが接合され、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とに、前記GRINレンズの端部の軸方向に垂直な方向に対して、
で設定される角度θf(但し、RL’:前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの端面とが接合される接合面でのリターンロス、n3:前記GRINレンズの中心屈折率、n2:前記プリズムの屈折率、λ:前記光ファイバを伝搬する光の波長、ω2:前記GRINレンズの端部でのビームウエスト半径、とする)が設けられることを特徴とする光接続装置。 - 請求項6記載の光接続装置において、前記反射面に反射膜が形成されることを特徴とする光接続装置。
- 請求項5又は6の何れかに記載の光接続装置において、
前記GRINレンズの端部と、前記GRINレンズの端部と対向する前記プリズムの前記端面とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の光接続装置において、
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板とが、直接接合又はフッ酸接合によって接合されることを特徴とする光接続装置。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の光接続装置において、
前記プリズムと前記光ファイバ配列用基板が一体成型されることを特徴とする光接続装置。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の光接続装置において、
前記反射面に凹面ミラーが設けられることを特徴とする光接続装置。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の光接続装置において、
前記光接続装置の光入出射部分に、凸レンズ部が形成されることを特徴とする光接続装置。 - 請求項1乃至12の何れかに記載の光接続装置において、
前記光接続装置の光入出射部分に、反射防止膜が形成されることを特徴とする光接続装置。 - 前記請求項1乃至13の何れかに記載の光接続装置を、光素子を搭載したパッケージに、直接接合又はフッ酸接合によって接合したことを特徴とする光接続装置の実装方法。
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