JP2008008038A - Shutter device - Google Patents
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Abstract
【課題】高い防犯性を確保しつつ、スラット間に開口を形成できるシャッタ装置を提供する。
【解決手段】シャッタカーテン1が下方に巻き下ろされるとき、巻き下ろされるシャッタカーテン1のスラット6の少なくとも一部に係合してスラット6を横向きに回動させてスラット6間に開口6eを形成する作動体80が設けられている。作動体切替機構8は、作動体80がスラット6の一部に係合する係合位置と、スラット6に対して作動体80を退避させる退避位置MAとに、作動体80を切り替える。
【選択図】図8To provide a shutter device capable of forming an opening between slats while ensuring high crime prevention.
When a shutter curtain 1 is rolled down, an opening 6e is formed between the slats 6 by engaging with at least a part of the slats 6 of the shutter curtain 1 being rolled down and rotating the slats 6 sideways. An operating body 80 is provided. The operating body switching mechanism 8 switches the operating body 80 between an engaging position where the operating body 80 engages a part of the slat 6 and a retracted position MA where the operating body 80 is retracted with respect to the slat 6.
[Selection] Figure 8
Description
本発明は、シャッタカーテンを巻取体に巻取ったり、巻取体からシャッタカーテンを巻き下ろす方式をもつシャッタ装置に関する。 The present invention relates to a shutter device having a system in which a shutter curtain is wound around a winding body or a shutter curtain is rolled down from the winding body.
従来、左右方向に延設されたスラットを高さ方向に沿って複数個並設して形成されたシャッタカーテンと、巻取体とを備えるシャッタ装置が開示されている(特許文献1,2)。巻取体が一方向へ回転すると、シャッタカーテンが巻取体の外周部に巻き取られる。巻取体が逆方向へ回転すると、巻取体の外周部に巻き取られているシャッタカーテンが巻き下ろされる。このシャッタカーテンは、左右方向に延設され且つ高さ方向に隣設する複数のスラットと、各スラットの端部に設けられスラットの巻き上げおよび巻き下ろしを行うための可撓性をもつ線状連結部材とを備えている。
Conventionally, there has been disclosed a shutter device including a shutter curtain formed by arranging a plurality of slats extending in the left-right direction along the height direction, and a winding body (
このものでは、スラットは回動可能にされている。そして、スラットを横向きに回動させるときには、シャッタカーテンが閉鎖されている状態において、シャッタカーテンを上昇作動させる。このとき、アクチュエータが駆動するため、捕捉部材が捕捉方向に作動し、これにより制御板がスラット側に移動する。この結果、上昇作動するスラットの係止ピンが制御板の係止孔に係合する。係合した後においても、スラットが上昇作動するため、係止孔を中心としてスラットが持ち上げられる。結果として、係止ピンを回動中心としてスラットが横向きに回動し、スラット間に開口が形成される。従って上記したシャッタ装置においては、シャッタカーテンが閉鎖されている状態であっても、開口がシャッタカーテンに形成されるため、高い防犯性が維持されつつ、通気性、視認性または採光性等が確保される。
上記したシャッタ装置においては、スラットを回動させてスラット間に開口を形成するにあたり、シャッタカーテンが閉鎖されている状態において、シャッタカーテンを上昇作動させる動作を行わねばならない。ここで、シャッタカーテンを上昇作動させる動作は、シャッタカーテンを開く方向に相当する。防犯性を高めるためには、シャッタカーテンの閉鎖時には、シャッタカーテンが完全に閉鎖された状態に設定されていることが好ましい。このためシャッタカーテンの閉鎖時において、シャッタカーテンを上昇作動させてスラット間に開口を形成する動作をさせることは、あまり好ましいことではない。 In the shutter device described above, when the slats are rotated to form the openings between the slats, an operation for raising the shutter curtains must be performed in a state where the shutter curtains are closed. Here, the operation of raising the shutter curtain corresponds to the direction of opening the shutter curtain. In order to improve the crime prevention property, it is preferable that the shutter curtain is set in a completely closed state when the shutter curtain is closed. For this reason, when the shutter curtain is closed, it is not preferable to raise the shutter curtain so as to form an opening between the slats.
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、高い防犯性を確保しつつ、スラット間に開口を形成できるシャッタ装置を提供することを課題とするにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a shutter device capable of forming an opening between slats while ensuring high crime prevention.
本発明者は、上記した課題のもとシャッタ装置について開発を進めている。そして、シャッタカーテンが上昇するときではなく、シャッタカーテンが下方に巻き下ろされるときに、スラットを回動させて開口を形成する操作を実行すれば、高い防犯性を確保しつつ、スラット間に開口を形成できるシャッタ装置を提供できることを知見し、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。 The present inventor has been developing a shutter device under the above-described problems. And, when the shutter curtain is rolled down rather than when the shutter curtain is raised, if the operation of rotating the slat to form the opening is executed, the opening between the slats is secured while ensuring high crime prevention. The present inventors have found that a shutter device capable of forming a film can be provided, and have completed the present invention based on such knowledge.
即ち、様相1に係るシャッタ装置は、左右方向に沿って延設された回動可能な複数のスラットを高さ方向に沿って並設した巻取り可能なシャッタカーテンと、一方向への回転に伴い前記シャッタカーテンを巻取り、逆方向への回転に伴い前記シャッタカーテンを巻き下ろす巻取体と、前記巻取体を回転させる駆動機構とを具備するシャッタ装置において、
シャッタカーテンが下方に巻き下ろされるとき、巻き下ろされるシャッタカーテンのスラットの少なくとも一部に係合してスラットを回動させて前記スラット間に開口を形成する作動体と、
作動体がスラットの一部に係合する係合位置と、スラットに対して作動体を退避させる退避位置とに作動体を切り替える作動体切替機構とを備えていることを特徴とする。
That is, the shutter device according to
An actuator that engages at least a portion of a slat of the shutter curtain to be rolled down to rotate the slat to form an opening between the slats when the shutter curtain is rolled down;
An operating body switching mechanism that switches the operating body between an engaging position where the operating body engages with a part of the slat and a retracted position where the operating body is retracted with respect to the slat is provided.
本様相によれば、スラット間に開口を形成する場合には、シャッタカーテンが下方に巻き下ろされるとき、作動体切替機構により作動体を退避位置から係合位置に切り替える。このため、下方に巻き下ろされるシャッタカーテンのスラットの少なくとも一部に、係合位置の作動体が係合する。この結果、スラットが回動し、スラット間に開口が形成される。シャッタカーテンが下方に巻き下ろされる方向は、シャッタカーテンの閉鎖方向に相当する。このためスラット間に開口を形成しつつも、シャッタカーテンの閉鎖性が良好に維持される。 According to this aspect, when the opening is formed between the slats, when the shutter curtain is rolled down, the operating body is switched from the retracted position to the engaged position by the operating body switching mechanism. For this reason, the operating body at the engagement position is engaged with at least a part of the slat of the shutter curtain that is rolled down. As a result, the slats rotate and an opening is formed between the slats. The direction in which the shutter curtain is rolled down corresponds to the closing direction of the shutter curtain. For this reason, the closing property of the shutter curtain is well maintained while the openings are formed between the slats.
このような本様相によれば、スラットを回動させてスラット間に開口を形成するにあたり、シャッタカーテンが閉鎖されている状態において、従来技術とは異なり、シャッタカーテンを上昇作動させる動作(シャッタカーテンを開放させる動作)を実行せずとも済む。このため本様相は、高い防犯性を確保しつつ、スラット間に開口を形成できる。スラット間の開口は、通気性、視認性、採光性等の向上に貢献できる。なお、スラットはシャッタカーテンを構成するために左右方向に延設された形状をもつ部材である。 According to this aspect, when the slats are rotated to form the openings between the slats, the shutter curtain is lifted in an operation (shutter curtain) different from the prior art when the shutter curtain is closed. Need not be executed. For this reason, this aspect can form an opening between slats, ensuring high crime prevention property. Openings between the slats can contribute to improvements in air permeability, visibility, daylighting, and the like. The slat is a member having a shape extending in the left-right direction to constitute a shutter curtain.
様相2に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、作動体切替機構は、作動体を退避位置に付勢する退避用付勢部材と、退避用付勢部材の付勢力に抗して作動体を係合位置に切り替えるアクチュエータとを備えている。この場合、アクチュエータのオン作動により作動体は係合位置に速やかに切り替えられるため、スラットを回動させてスラット間に開口を良好に形成できる。アクチュエータの駆動力が作動体に作用しなけば、退避用付勢部材の付勢力により作動体は退避位置に速やかに切り替えられるため、作動体はスラットに係合しなくなる。退避用付勢部材としては、コイルバネ、捻りコイルバネ、板バネ、発泡体等が例示されるが、これらに限定されるものではない。アクチュエータとしては、モータ、電磁ソレノイド、空圧シリンダ、油圧シリンダ等が例示される。
According to the shutter device according to
様相3に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、複数のスラットのうち少なくとも一つは、作動体が係合位置に切り替えられているとき、作動体に係合してスラットを回動させる回動係合部を備えており、複数のスラットのうち回動係合部が設けられているスラットが回動される。この場合、スラットの回動係合部が係合位置の作動体に係合するため、スラットを速やかに回動させ、スラット間に開口を形成できる。複数のスラットのうち回動係合部を有するスラットを、回動させて開口を形成できる。回動係合部を有しないスラットは、回動されない。回動係合部としては凸状または凹状にできる。
According to the shutter device according to
様相4に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、回動係合部は、スラットと一体回動するようにスラットに保持された回動部材と、回動部材に保持され係合位置の作動体に係合可能な係合子とを備えている。この場合、スラットの回動係合部の係合子が係合位置の作動体に係合するため、スラットは速やかに回動され、スラット間に開口が形成される。係合子としては、例えばピン状、ボール状にできるが、これらに限定されるものではない。
According to the shutter device according to
様相5に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、シャッタカーテンは、高さ方向に沿って延設され且つ各スラットに接続された線状連結部材をもち、線状連結部材は、可撓性をもつ可撓状態と、可撓状態よりも剛性が高い高剛性状態とに切り替え可能とされている。この場合、線状連結部材は、可撓性をもつ可撓状態と、剛性が高い高剛性状態とに切り替え可能とされている。線状連結部材を巻取体に巻き取ったり、巻き下ろしたりするときには、線状連結部材を可撓状態に設定する。シャッタカーテンが閉鎖されている状態のときには、線状連結部材が高剛性状態とされ、シャッタカーテンによる防犯性を高める。
According to the shutter device according to
様相6に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、巻取体を巻取方向に回転させることにより線状連結部材を上昇させるとき、線状連結部材は可撓状態に切り替えられる構造を有する。この場合、巻取体を巻取方向に回転させることにより線状連結部材を上昇させるとき、即ち、シャッタカーテンを開放させて巻き上げるときには、線状連結部材は可撓状態に切り替えられる。ここで、本発明によれば、線状連結部材を上昇させるときには、スラットを回動させてスラット間に開口を形成させる動作は、実行されない。このようにスラット間に開口を形成するにあたり、線状連結部材を上昇させないため、シャッタカーテンによる防犯性を更に高めるのに貢献できる。
According to the shutter device according to
様相7に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、線状連結部材は高さ方向に沿って伸縮可能とされており、線状連結部材が伸張する伸張位置にあるとき、線状連結部材は可撓状態となり、且つ、線状連結部材が収縮する収縮位置にあるとき、線状連結部材は高剛性状態に切り替えられ、防犯性が高まる。
According to the shutter device according to
様相8に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、線状連結部材は、スラットの端部に取り付けられた第1リンクと、隣設する第1リンクを回動可能に枢支する第2リンクと、第1リンクおよび第2リンクのうちの一方に設けられ高さ方向に延びる長孔と、第1リンクおよび第2リンクのうちの他方に設けられ長孔に長孔の長径方向に沿って移動可能に嵌合する嵌合体とを備えており、長孔の長径方向に沿って嵌合体が相対移動することにより、線状連結部材は伸縮可能に設定されている。この構造が採用されているため、線状連結部材は伸縮可能とされており、伸張位置(可撓状態)と収縮位置(高剛性状態)とに良好に切り替えれる。
According to the shutter device according to
様相9に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、シャッタカーテンが閉鎖されているとき、隣設する第1リンク同士の相対回動を制限して線状連結部材を高剛性状態とする回動規制部を備えている。この場合、線状連結部材の高剛性状態が良好に得られ、防犯性は確保される。 According to the shutter device according to aspect 9, in the above-described aspect, when the shutter curtain is closed, the relative rotation between the adjacent first links is limited to make the linear coupling member in a highly rigid state. It has a dynamic regulation part. In this case, a highly rigid state of the linear connecting member can be obtained satisfactorily and crime prevention is ensured.
様相10に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、スラットを縦向きに維持したままスラットを高さ方向に沿って案内する主レール部と、スラットを回動させた状態でスラットを高さ方向に沿って案内する副レール部とが設けられている。主レール部により、縦向きのスラット(開口を形成しないスラット)を下降させることができる。回動させたスラット(開口を形成したスラット)を副レール部により下降させることができる。
According to the shutter device according to
様相11に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、開口を閉鎖する方向にスラットを付勢する閉鎖用付勢部材がシャッタカーテンに設けられており、作動体は、閉鎖用付勢部材に抗してスラットを回動させる。作動体とスラットとが係合しなければ、開口を閉鎖する方向にスラットが閉鎖用付勢部材の付勢力により付勢されるため、スラットが自動的に閉鎖される。閉鎖用付勢部材としては、コイルバネ、捻りコイルバネ、板バネ、発泡体等が例示されるが、これに限定されるものではない。 According to the shutter device according to aspect 11, in the above-described aspect, the closing urging member that urges the slat in the direction of closing the opening is provided on the shutter curtain, and the operating body is disposed on the closing urging member. Rotate the slats against. If the operating body and the slat do not engage with each other, the slat is urged by the urging force of the closing urging member in the direction of closing the opening, so that the slat is automatically closed. Examples of the urging member for closing include a coil spring, a torsion coil spring, a leaf spring, and a foam, but are not limited thereto.
様相12に係るシャッタ装置によれば、上記した様相において、スラットは、上側に隣設するスラットと嵌合する上側嵌合部と、下側に隣設するスラットと嵌合する下側嵌合部とを備えており、シャッタカーテンが閉鎖されている状態のとき、上側嵌合部と下側嵌合部とが嵌合している。この場合、シャッタカーテンが閉鎖されているとき、スラットの上側嵌合部とスラットの下側嵌合部とが嵌合するため、スラット間の境界の剛性が高まる。故に、スラット間の境界にバール等の異物が侵入しにくくなり、防犯性が高まる。
According to the shutter device according to
様相13に係るシャッタ装置によれば、上記様相において、巻取体または駆動機構は、巻取体の回動を制動するブレーキ部をもつ。ブレーキ部が作動すると、巻取体が非回転となる。この場合、線状連結部材の伸張が抑制され、線状連結部材を高剛性状態に維持させるのに有利となり、防犯性が向上する。 According to the shutter device according to aspect 13, in the above aspect, the winding body or the drive mechanism has a brake portion that brakes the rotation of the winding body. When the brake unit is activated, the winding body is not rotated. In this case, the extension of the linear connecting member is suppressed, which is advantageous for maintaining the linear connecting member in a highly rigid state, and the crime prevention property is improved.
様相14に係るシャッタ装置によれば、上記様相において、(i)線状連結部材は、巻取体にスラットと共に巻き取り可能に設けられていると共に、巻取体に接続された接続部をもち、(ii)巻取体の回転中心を水平方向に通る仮想水平線を設定すると、シャッタカーテンが全閉鎖状態のとき、線状連結部材のうち巻取体に対して離脱する起点となる起点部位は、仮想水平線にまたは仮想水平線よりも下方に配置されている。 According to the shutter device according to aspect 14, in the above aspect, (i) the linear coupling member is provided on the winding body so that it can be wound together with the slats, and has a connecting portion connected to the winding body. (Ii) When a virtual horizontal line passing through the center of rotation of the winding body in the horizontal direction is set, when the shutter curtain is in the fully closed state, the starting point site that is the starting point of separation from the winding body among the linear connecting members is , Arranged below or below the virtual horizon.
起点部位は、線状連結部材のうち巻取体に対して離脱する起点となる。起点部位は、仮想水平線にまたは仮想水平線よりも下方に配置されている。このため、シャッタカーテンが閉鎖されているときにおいて、線状連結部材のうち接続部側の部分が仮想水平線よりも上方に位置することが抑えられる。故に、巻取体に巻き取られた線状連結部材が低剛性状態になることが抑制される。よって、接続部まで含めて線状連結部材が収縮位置となり、線状連結部材の剛性が高く維持される。 The starting point portion is a starting point that separates from the winding body among the linear connecting members. The starting point portion is arranged at or below the virtual horizontal line. For this reason, when the shutter curtain is closed, it is suppressed that the part by the side of a connection part among linear connection members is located above a virtual horizontal line. Therefore, it is suppressed that the linear connection member wound up by the winding body will be in a low rigidity state. Accordingly, the linear connecting member including the connecting portion is in the contracted position, and the rigidity of the linear connecting member is maintained high.
本発明によれば、巻取体に巻き取られていたシャッタカーテンを下方に巻き下ろす動作を実行するとき、作動体切替機構により、スラットを回動させてスラット間に開口を形成する。ここで、シャッタカーテンを上方に作動させる方向は、シャッタカーテンを開放させる方向に相当する。これに対して、シャッタカーテンを下方に巻き下ろす方向は、シャッタカーテンを閉鎖させる方向に相当し、高い防犯性を獲得するためには好ましい方向である。このため本発明によれば、シャッタカーテンによる高い防犯性を確保しつつ、スラット間に開口を形成できる。 According to the present invention, when the operation of lowering the shutter curtain wound around the winding body is performed downward, the operating body switching mechanism rotates the slats to form the openings between the slats. Here, the direction in which the shutter curtain is operated upward corresponds to the direction in which the shutter curtain is opened. On the other hand, the direction in which the shutter curtain is rolled down corresponds to the direction in which the shutter curtain is closed, which is a preferable direction for obtaining high crime prevention. For this reason, according to this invention, opening can be formed between slats, ensuring the high crime prevention property by a shutter curtain.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。複雑化を避けるため、図面ではハッチングが省略されている。図1は、建築物等の構造物の開口を開閉するように、構造物に据え付けられるシャッタ装置の正面図を模式的に示す。シャッタ装置は、スラット6を高さ方向に沿って複数個並設して形成されたシャッタカーテン1と、シャッタカーテン1を巻き取る巻取体2と、巻取体2を回転させる駆動機構の主要素であるモータ3と、巻取体2を回転可能に保持する横フレーム4と、シャッタカーテン1の両側の側方に設けられた2個の縦支柱5とを備えている。モータ3を制御するスイッチ(図示せず)が設けられている。スイッチによりモータ3が駆動し、巻取体2が回転中心2xを中心として一方向へ回転すると、シャッタカーテン1は巻取体2に巻取られる。スイッチによりモータ3が逆動し、巻取体2が逆方向へ回転すると、巻取体2からシャッタカーテン1が巻き下される。縦支柱5は、シャッタカーテン1の端部の昇降を案内する。スラット6は、2個の縦支柱5間において、左右方向(L方向)に沿って延設されている。巻取体2または駆動機構には、巻取体2の回動を不能とするブレーキ部20が設けられている。図1はあくまでも模式図を示しており、スラット6の数は図1に限定されるものではない。図1に示すように、シャッタカーテン1の左右両側には、チェーン状の線状連結部材7がそれぞれ設けられている。線状連結部材7は、シャッタ装置の高さ方向(矢印H方向)に隣設する各スラット6の端部同士を連結すると共に、高さ方向(矢印H方向)に沿って伸縮可能とされている。
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings. In order to avoid complication, hatching is omitted in the drawings. FIG. 1 schematically shows a front view of a shutter device installed on a structure so as to open and close an opening of the structure such as a building. The shutter device includes a
図2に示すように、縦支柱5には、線状連結部材7が昇降方向に移動する主案内通路50と、主案内通路50を形成する主レール部51とが設けられている。主案内通路50および主レール部51は高さ方向(矢印H方向)に沿って延設されている。主レール部51の上部は、線状連結部材7を案内する拡開部51pをもつ。線状連結部材7は、主案内通路50内を主レール部51に沿って高さ方向(矢印H方向)に移動できる。図2は図1のII−II線に沿った矢視図を示し、主として線状連結部材7を示す。図3は図1のIII−III線に沿った矢視図を示し、主としてスラット6を示す。図2に示すように、線状連結部材7は、縦長形状をもつ第1リンク71と、高さ方向に隣設する第1リンク71を回動可能に枢支する縦長形状をもつ第2リンク72と、第1リンク71の上端部および下端部にそれぞれ設けられ高さ方向(矢印H方向)に延びる長孔73と、第2リンク72に設けられた突起状の嵌合ピン74(嵌合体)とをもつ。図2に示すように、線状連結部材7の上端部7uは、接続部としての第1ボルト75および第2ボルト76により巻取体2の外周面2pに接続されている。第1ボルト75は下側に位置し、第2ボルト76は第1ボルト75よりも上側に位置する。線状連結部材7のうち第1ボルト75よりも下方の部位は、線状連結部材7のうち巻取体2の外周面2pに対して離脱方向(矢印HB方向)に離脱することができる。線状連結部材7のうち第1ボルト75の直下の部位は、線状連結部材7のうち巻取体2の外周面2pに対して離脱方向(図2に示す矢印HB方向)に離脱させる起点となる起点部位77に相当する。従って、巻取体2が巻き下ろし方向(矢印A2方向)に回動すると、線状連結部材7のうち起点部位77よりも下方の部位は、巻取体2の外周面2pに対して離脱できる。なお、線状連結部材7のうち第1ボルト75と第2ボルト76との中間部位7mは、巻取体2の外周面2pに対して離脱することができない。第1リンク71は、スラット6の左右方向における端部に一体的に枢支ピン6w(連結要素)によりスラット6に対して回動可能に連結されている。従って第1リンク71に対してスラット6は枢支ピン6wを回転中心として縦方向において回動可能とされている。
As shown in FIG. 2, the
図2において、モータ3により巻取体2がこれの回転中心2xの回りで巻取方向(矢印A1方向)に回動すると、巻取体2よりも下方の線状連結部材7は上方(矢印H1方向)に移動し、巻取体2の外周面2pに次第に巻き取られる。これに対して、モータ3が逆動して巻取体2がこれの回転中心2xの回りで巻下ろし方向(矢印A2方向)に回動すると、線状連結部材7は下方向(矢印H2方向)に移動し、巻取体2の外周面2pから巻き下ろされる。図4は、線状連結部材7の作用を示す。図4に示すように、嵌合ピン74は、長径および短径をもつ長孔73に嵌合している。嵌合ピン74は、長孔73において、長孔73の長径方向(矢印B方向)に沿って移動可能とされている。ここで、図4(B)に示すように、第1リンク71に矢印B1方向(上向き)に引張力が作用すると、上側の第1リンク71が長孔73の長径方向の一方(矢印B1方向)に向けて相対移動し、嵌合ピン74が相対移動して長孔73の一端側73aに位置することになる。この結果、図4(B)に示すように、第1リンク71の端71c同士が離間するため、線状連結部材7は高さ方向(矢印H方向)に伸張され、線状連結部材7は伸張位置とされる。このように線状連結部材7が伸張されているときには、図4(C)に示すように、第1リンク71同士は矢印R1方向に撓むことができるため、線状連結部材7は巻取体2の外周面2pに巻き取り可能となる。これに対して、図4(A)に示すように、矢印B2方向(下向き)の押込力が第1リンク71に作用すると、第1リンク71が長孔73の長径方向の他方(矢印B2方向)に向けて相対移動する。この結果、嵌合ピン74が相対移動して長孔73の他端73c側に移動する。すると図4(A)に示すように、第1リンク71の端71c同士が接近するため、線状連結部材7はその長さ方向に収縮され、線状連結部材7は収縮位置に切り替えられる。
In FIG. 2, when the winding
図4(A)(B)(C)に示すように、線状連結部材7の第2リンク72には、プレート状の回動規制部78が折曲により一体的に設けられている。回動規制部78は、隣設するスラット6間に配置されている。回動規制部78は、線状連結部材7のうち室外12側というよりも、室内10側に配置されている。図4(A)は、シャッタカーテン1が閉鎖されているとき、つまり、線状連結部材7が高さ方向(矢印H方向)に収縮されて収縮位置(高剛性状態)とされている状態を示す。このように収縮位置では、図4(A)に示すように、第1リンク71の部位71xと回動規制部78との間隔がΔL1となり、第1リンク71の部位71xが回動規制部78に接近している。このため、隣設する第1リンク71同士が嵌合ピン74を回転中心として矢印R1方向に相対回動しようとしても、第1リンク71の部位71xが回動規制部78に直ちに当接する。このため、一方向(矢印R1方向)への第1リンク71同士の相対回動は制限されている。同様に、隣設する第1リンク71同士が嵌合ピン74を回転中心として他方向(矢印R2方向)に相対回動しようとしても、図4(A)から理解できるように、第1リンク71の端71cが回動規制部78に直ちに当接する。この結果、シャッタカーテン1が閉鎖されているとき、回動規制部78は、互いに隣設する第1リンク71同士の相対回動を制限する。例えば、第1リンク71同士は例えば3〜5度程度しか矢印R1,R2方向に相対回動できない。従って、シャッタカーテン1が閉鎖されているとき、線状連結部材7は高剛性状態(収縮位置)に切り替えられており、線状連結部材7の剛性が回動規制部78により高まり、ひいてはシャッタカーテン1の剛性が高まる。従って、回動規制部78をもつ第2リンク72は、剛性強化手段として機能できる。ここで、シャッタカーテン1が閉鎖されている状態のときには、巻取体2がブレーキ部20により回転不能に拘束されている。この場合、侵入者がシャッタカーテン1を持ち上げようとしても、線状連結部材7は高剛性化され、撓むことが抑えられているため、シャッタカーテン1の持ち上げが抑えられ、防犯性が高まる。
As shown in FIGS. 4A, 4 </ b> B, and 4 </ b> C, the
図4(B)は、線状連結部材7が高さ方向(矢印H方向)に伸張されて伸張位置(可撓状態)に設定されている状態を示す。このときには、図4(B)に示すように、第1リンク71の部位71xが回動規制部78からΔL2(ΔL2>ΔL1)離間している。このため、隣設する第1リンク71同士が嵌合ピン74を回転中心として矢印R1方向に相対回動しようとすると、第1リンク71の部位71xが回動規制部78に当接するまで、第1リンク71は矢印R1方向に相対回動することができる。従って、第1リンク71同士を例えば回動角度60度程度まで回動でき、線状連結部材7の可撓性を確保することができる。この結果、シャッタカーテン1を巻取体2の外周面2pに容易に巻き取ることができる。ここで、シャッタカーテン1を巻取体2に巻き取るときには、巻取体2が巻取方向(図2の矢印A1方向)に回転するため、線状連結部材7の第1リンク71は上向き(矢印B1方向)に引張られ、結果として線状連結部材7は伸張される。このような伸張位置(可撓状態)では、線状連結部材7の剛性が低下し、線状連結部材7は高い可撓性をもつ。ひいてはシャッタカーテン1の剛性が低下し、可撓性が高まる。従って、シャッタカーテン1を良好に巻取体2の外周面2pにロール状に巻き取ることができる(図4(C)参照)。
FIG. 4B shows a state in which the linear connecting
図2において、巻取体2の回転中心を水平方向に通る仮想水平線HAを設定する。前記したように、起点部位77は、線状連結部材7のうち巻取体2の外周面2pに対して離脱する起点となる。ここで、シャッタカーテン1が全閉状態または疑似全閉状態のときには、図2に示すように、起点部位77は、仮想水平線HAにまたは仮想水平線HAよりも下方に配置されるように設定されている。即ち、線状連結部材7の起点部位77、つまり、第1ボルト75の直下の部位は、巻取体2の回転中心2xを水平方向に通る仮想水平線HAに、または、仮想水平線HAよりも下方に配置されるように、第1リンク71およびスラット6の個数が設定されている。このような本実施形態によれば、図2に示すように、シャッタカーテン1が全閉状態または疑似全閉状態となるときには、起点部位77は、仮想水平線HAよりも上方に位置することが防止される。この結果、線状連結部材7の最上部の第1リンク71が巻取体2の円弧状の外周面2pに配置されることが防止される。このため、シャッタカーテン1が全閉状態または疑似全閉状態となるときには、線状連結部材7が収縮位置となるため、高い剛性をもつ。故に、巻取体2が線状連結部材7の最上部の第1リンク71を持ち上げることが防止される。この結果、線状連結部材7を下方に作用させる押込方向の力FAを、高剛性状態の線状連結部材7に作用させることができる。更に、シャッタカーテン1が閉鎖されているときには、シャッタカーテン1の下端部が拘束されているため、部線状連結部材7の第1リンク71および第2リンク72が互いに接近するように、線状連結部材7には下向きの重力が作用する。この結果、線状連結部材7が伸張位置(可撓状態)になることが防止される。従って、シャッタカーテン1が全閉状態または疑似全閉状態となるときには、線状連結部材7の第1リンク71同士を接近させ、線状連結部材7をこれの収縮位置(高剛性状態,図4(A)参照)に容易に設定することができる。このように線状連結部材7が高剛性状態に設定されているときには、侵入者に対する防犯性が高められている。ここで、シャッタカーテン1が全閉状態または疑似全閉状態のときには、ブレーキ部20により、巻取体2は非回転状態に拘束されている。このため、仮に侵入者がシャッタカーテン1を上方に持ち上げて開放させようとしても、シャッタカーテン1は持ち上がらず、つまりシャッタカーテン1は開放せず、防犯性が高められている。
In FIG. 2, a virtual horizontal line HA passing through the rotation center of the winding
次に、図5〜図7を参照してスラット6について説明を加える。図5に示すように、スラット6の上側には、凸状の上側嵌合部60が形成されている。スラット6の下側には、凹状の下側嵌合部61が形成されている。上側嵌合部60は、上側に隣設するスラット6の下側嵌合部61に対して嵌合可能および離脱可能とされている。下側嵌合部61は、下側に隣設するスラット6の上側嵌合部60に対して嵌合可能および離脱可能とされている。図5(C)は、シャッタカーテン1が開放または閉鎖方向に移動するときにおけるスラット6の嵌合状態を示す。シャッタカーテン1が開放または閉鎖方向に移動するときには、上記したように線状連結部材7は伸張状態(可撓状態)にされており、線状連結部材7の第1リンク71同士の離間距離は大きめとされている。このため第1リンク71に接続されているスラット6同士の高さ方向(矢印H方向)における離間距離も大きめとされている。この結果、シャッタカーテン1が開放または閉鎖方向に移動するときには、図5(C)に示すように、スラット6の下側嵌合部61と上側嵌合部60とは隣設するものの、嵌合していないか、あるいは、嵌合度がかなり低い。この場合、互いに隣設するスラット6同士は矢印R3方向に相対回動することができるため、スラット6を巻取体2の外周面2pに巻き取ることができる。
Next, the
これに対して、図5(A)および図5(B)は、シャッタカーテン1が全閉鎖状態のときにおけるスラット6を示す。シャッタカーテン1が全閉鎖状態であるときには、上記したように線状連結部材7は収縮状態(高剛性状態)にされており、線状連結部材7の第1リンク71同士の離間距離は少な目とされている。従って、第1リンク71に接続されているスラット6同士が互いに接近する。従って、図5(A)および図5(B)に示すように、高さ方向(矢印H方向)におい互いに隣設するスラット6の上側嵌合部60とが下側嵌合部61と互いに嵌合し、スラット6同士の嵌合量が増加する。このため、隣設するスラット6同士が矢印R3,R4方向へ相対回動することが阻止される。この結果、隣設するスラット6の境界における剛性が高まる。ひいてはシャッタカーテン1の剛性が高まる。
On the other hand, FIG. 5 (A) and FIG. 5 (B) show the
換言すると、線状連結部材7が伸張している伸張位置にあるときには、線状連結部材7は低い剛性をもち、可撓性を有するため、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61とが相対回動可能となるように、線状連結部材7はシャッタカーテン1を設定することができる。これに対して線状連結部材7が収縮している収縮位置にあるときには、線状連結部材7は高い剛性をもち、従って、互いに隣設するスラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との相対回動が制限されるように、線状連結部材7はシャッタカーテン1を設定することができる。故に、シャッタカーテン1が閉鎖されているとき(図5(A)(B)参照)、スラット6の上側嵌合部60とスラット6の下側嵌合部61とが嵌合するため、シャッタカーテン1の剛性が高まり、防犯性が高められている。更に本実施形態によれば、シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態において、高さ方向(矢印H方向)において互いに隣設するスラット6間の境界63に対する防犯性が更に高められている。即ち、高さ方向において互いに隣設するスラット6間の段差を抑える段差抑制構造が設定されている。
In other words, when the linear connecting
図5(C)に示すように、シャッタカーテン1のスラット6が昇降している途中においては、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界では、段差が形成されている。しかしシャッタカーテン1が閉鎖されているときには、段差抑制構造が採用されている。即ち、図5(B)に示すように、スラット6の上側嵌合部60および下側嵌合部61が互いに嵌合しつつも、室外12側において上側嵌合部60と下側嵌合部61との間の境界63における段差が抑えられている。具体的には、段差は2ミリメートル以下、1ミリメートル以下、殊に実質的に0とされていることが好ましい。ここで、仮に、段差が発生していると、侵入者は、段差を利用してバール等の異物100をてことして使用して、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63を無理やりこじ開けるおそれがある。そこで本実施形態によれば、シャッタカーテン1が下方に巻き下ろされている状態(閉鎖状態)において、図5(B)に示すように、スラット6の上側嵌合部60および下側嵌合部61が互いに嵌合しつつも、室外12側において、上側嵌合部60と下側嵌合部61との間の境界63における段差が抑えられている。従って、侵入者が段差を利用してバール等の異物100で上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63をこじ開けることが抑制されており、防犯性が優れている。
As shown in FIG. 5C, a step is formed at the boundary between the upper
換言すると、シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態において、図5(B)および図6に示すように、スラット6の下側嵌合部61には、室外12側において係合壁体64が下向きに延設されている。スラット6の上側嵌合部60には、室外12側において凹状部65が上向きに延設されている。ここで図6に示すように、凹状部65の溝深さh1と係合壁体64の厚みt1とは、実質的に同じ値に設定されている。この結果、スラット6の上側嵌合部60および下側嵌合部61が嵌合しているとき、図6に示すように、係合壁体64と凹状部65とがフラット状態に係合している。即ち、シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態(閉鎖状態)において、上側嵌合部60の室外12側の表出面60aと、下側嵌合部61の室外12側の表出面61aとの境界63がフラットとされている。従って、侵入者が段差を利用してバール等の異物100で上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63をこじ開けることが抑制されており、侵入者に対する防犯性が高められている。
In other words, in a state where the
更に本実施形態によれば、防犯性を更に高めるべく、隣設するスラット6間の境界63の隙間幅を抑制する隙間抑制構造が設定されている。即ち、シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態(閉鎖状態)において、図5(B)および図6に示すように、スラット6の上側嵌合部60および下側嵌合部61が互いに嵌合しつつも、室外12側において上側嵌合部60と下側嵌合部61との間の境界63における隙間の隙間幅は、1.5ミリメートル以下、1ミリメートル以下に、殊に実質的にゼロとなるように抑えられている。換言すると、侵入者が存在する室外12側において、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との間の境界63における隙間が抑えられている。従って、侵入者が隙間を利用してバール等の異物100で上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63をこじ開けることが抑制されており、侵入者に対する防犯性が更に高められている。
Furthermore, according to this embodiment, in order to further improve crime prevention, a clearance suppression structure that suppresses the clearance width of the
万一、係合壁体64の先端部64cと凹状部65の基端部65cとの間に微小な隙間が侵入行為により形成されたとしても、係合壁体64の厚みt1は薄いため(例えば3ミリメートル以下、2ミリメートル以下)、係合壁体64の先端部64cにバール等の異物100の先端が引っかかりことが抑制される。この意味においても防犯性が更に高められている。また、万一、バール等の異物100により、係合壁体64の先端部64cと凹状部65の基端部65cとの間に微小隙間が侵入行為により形成されたとしても、本実施形態によれば、図5(B)および図7に示すように、スラット6の上側嵌合部60のうち室外12側には、直立障壁66が形成されている。シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態(閉鎖状態)において、直立障壁66は、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との嵌合部分において、鉛直方向(矢印P方向)に沿って延設されている。直立障壁66は係合壁体64の内側に位置しており、係合壁体64により覆われている。この結果、万一、侵入者がバール等の異物100で、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63をこじ開けたとしても、図5(B)および図6に示すように、直立障壁66は、バール等の異物100の侵入に対して障壁となる。故に、バール等の侵入は、スラット6の直立障壁66により防止される。
Even if a minute gap is formed between the
更に本実施形態によれば、防犯の万全を図るため、嵌合部回動拘束部67がスラット6に設けられている。嵌合部回動拘束部67は、シャッタカーテン1が巻き下ろされている状態(閉鎖状態)において、互いに隣設するスラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との相対回動を拘束する機能をもつ。嵌合部回動拘束部67は、スラット6の上側嵌合部60に設けられたフック爪状のストッパ部68と、下側嵌合部61においてストッパ部68に当接可能に設けられフック爪状の被ストッパ部69とをもつ。シャッタカーテン1が閉鎖されており、且つ、スラット6間の境界63に異物100が押し当てられていない状態では、図6に示すように、ストッパ部68と被ストッパ部69とは互いに非接触状態である。なお、シャッタカーテン1が閉鎖されているときには、ストッパ部68および被ストッパ部69は境界63から離れて上方に位置している。
Furthermore, according to this embodiment, the fitting part
また、シャッタカーテン1が閉鎖状態のときにおいて、室外12側からバール等の異物100が上側嵌合部60と下側嵌合部61との境界63を侵入方向(矢印X1方向)に過剰に加圧しようとするときには、図7に示すように、室内10側のストッパ部68が室内10側の被ストッパ部69に当接して係合する。このため、スラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61との矢印R4方向へのこれ以上の相対回動が抑えられる。従って、スラット6の嵌合部分における剛性が更に高められている。すなわち、隣設するスラット6の境界63における剛性が高められている。この意味においてもシャッタカーテン1の剛性が高められ、防犯性が高くされている。なお、スラット6を巻取体2に巻き取るとき等のように高さ方向(矢印H方向)に移動している途中では、図5(C)に示すように、ストッパ部68と被ストッパ部69とは互いに離脱して非接触状態とされており、隣設するスラット6は相対回動可能とされている。即ち、嵌合部回動拘束部67は、上側嵌合部60と下側嵌合部61との相対回動を許容する。
In addition, when the
図8および図9に示すように、縦支柱5は、高さ方向(矢印H方向)に沿って延設された主案内通路50および主レール部51をもつ他に、副案内通路53と、副案内通路53を形成する副レール部54とをもつ。副案内通路53は主案内通路50と平行に高さ方向(矢印H方向)に沿って並設されている。主レール部51と副レール部54とを繋ぐように、案内部55が縦支柱5に取り付けられている。案内部55は副レール部54に繋がる。副案内通路53と主案内通路50とは連通路53x(図10参照)により連通されている。シャッタカーテン1が巻き下ろされている途中では、図5(C)に示すように、上側嵌合部60と下側嵌合部61との嵌合量は低下している、このため、ストッパ部68と被ストッパ部69は離脱して非接触状態とされており、スラット6同士は相対回動可能とされている。ここで、捻りコイルバネで形成された閉鎖バネ89(図8参照、閉鎖用付勢部材)が各スラット6に設けられている。この閉鎖バネ89の付勢力により、スラット6は常時、閉鎖するように付勢されているため、シャッタカーテン1が巻き下ろされている途中では、スラット6は閉鎖された状態で下降する。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
さて、スラット回動機構8(作動体切替機構)が縦支柱5に取り付けられている。スラット回動機構8は、シャッタカーテン1を構成する複数のスラット6のうち、所定のスラット6を回動させる機能をもつ。以下、スラット回動機構8について説明を加える。図8に示すように、スラット6の端部6fには、第1リンク71と共に、回動リンク57(スラット6を横向きに回動させるための回動部材)が設けられている。回動リンク57は、スラット6と一体回動するようにスラット6の端部6fに枢支ピン6wにより一体的に取り付けられている。回動リンク57は、枢支ピン6wを中心として線状連結部材7に対してスラット6と共に回動できる。回動リンク57には、被案内ピン59(係合子)が横向きに突出されている。被案内ピン59は、スラット6の一部に相当する。なお、被案内ピン59は転動可能でも、非転動構造でも良い。ここで、巻取体2にシャッタカーテン1が巻き取られている状態において、モータ3が一方向(巻下ろし方向)に駆動すると、巻取体2が巻き下ろし方向に回動し、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に向けて次第に巻き下ろされる。ここで、スラット6の被案内ピン59は主案内通路50に進入し、主案内通路50内を主レール部51に沿って下降する。被案内ピン59が通過する係合位置KA(図8参照)が主案内通路50の上部に設けられている。図8に示すように、スラット回動機構8は、カム案内面81(案内面)をもつ作動体としてのカム80と、カム80を作動させるアクチェエータ85(作動体用駆動源)とを備えている。カム80は、アクチェエータ85は電磁ソレノイドで形成されているが、モータ機構、空気圧シリンダを利用して形成しても良い。図8に示すように、カム80は、カムピン88を回動中心として退避方向(矢印E2方向),係合方向(矢印E3方向)に回動できる。アクチェエータ85の取り付けられている駆動ロッド86には、連結ピン86e(連結要素)およびカムリターンバネ87(退避用付勢部材)を介してカム80が連結されている。カムリターンバネ87により、常時、カム80は退避方向(矢印E2方向)に付勢されている。このため、通常の状態では、カム80のカム案内面81は退避位置MAに待機しており、スラット6の一部である被案内ピン59に係合しないように設定されている。
Now, a slat rotation mechanism 8 (actuator switching mechanism) is attached to the
上記したようにカム80が退避位置MAに退避している場合において、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に巻き下ろされるときには、線状連結部材7の第1リンク71、第2リンク72および枢支ピン6wは、主案内通路50を主レール部51に沿って下降する。更に、スラット6の被案内ピン59は、カム80のカム案内面81に係合せず、主案内通路50に沿って下方向(矢印H2方向)に移動する。この結果、スラット6は縦向き状態、つまり閉鎖された状態で下方向(矢印H2方向)に移動する。その理由としては、閉鎖バネ89により各スラット6は、常に閉鎖する方向(通気開口6eを形成しない方向)に付勢されているためである。従って、シャッタカーテン1が閉鎖されたとき、全てのスラット6は縦向きで閉鎖された状態とされ、通気開口6eは形成されない。これに対して、シャッタカーテン1に通気開口6eを形成する場合には、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に巻き下ろされるときに、使用者はスイッチを操作して、アクチェエータ85をオン作動させる。すると、アクチュエータ85により駆動ロッド86が駆動方向(図8の矢印E1方向)に移動する。このため、カムリターンバネ87に抗してカム80がカムピン88を回動中心として係合方向(図8の矢印E3方向)回動し、カム80のカム案内面81が係合位置KAに突出する。この状態において、スラット6の被案内ピン59が下降して係合位置KAを通過する。この結果、図9から理解できるように、被案内ピン59は、カム80のカム案内面81に沿って移動するため、主案内通路50から副案内通路53に横方向(図9の矢印S1方向)に案内される。これに対して、線状連結部材7の第1リンク71、第2リンク72および枢支ピン6wは、主案内通路50を主レール部51に沿って下降する。この結果、回動リンク57は枢支ピン6wを中心として通気促進方向(図9の矢印F1方向)にスラット6と共に回動する。
In the case where the
従って、スラット6が横向きとなり、スラット6間に通気開口6e(図9参照)が形成される。そして、被案内ピン59は下降しつつ副案内通路53内を副レール部54に沿って下方(矢印H2方向)に移動する。このようにスラット6は、通気可能位置つまり横向きとされた状態で下方(矢印H2方向)に移動する。この結果、シャッタカーテン1が全閉とされている状態であっても、シャッタカーテン1の上部側のスラット6は、通気可能位置つまり横向きとなる。故に、視認開口または採光開口を兼ねる通気開口6eが形成される。このように、閉鎖されているシャッタカーテン1に通気開口6eが形成されているときであっても、線状連結部材7は高剛性状態とされているとともに、横向きとされなかったスラット6の上側嵌合部60と下側嵌合部61とは互いに嵌合し、スラット6の境界63は高剛性状態とされているため、防犯上有利である。
Accordingly, the
本実施形態によれば、被案内ピン59は、上側のスラット6のうち数個のみに形成されているため、上側の数個のスラット6のみを横向きにでき、上側の数個のスラット6のみを通気可能にできる。但し、これに限らず、被案内ピン59を、高さ方向の中間に位置するスラット6のみに設けることにしても良い。更に、高さ方向の下側のスラット6のみに設けることにしても良い。更にまた、全てのスラット6を通気可能にできるように、被案内ピン59を全てのスラット6に設けても良い。要するに、被案内ピン59が設けられているスラット6を横向きにできる。
According to this embodiment, since the guided pins 59 are formed on only a few of the
ところで、シャッタカーテンが閉鎖されている状態のときにおいて、シャッタカーテンを上方向(矢印H1方向)に引張って上昇作動させるように動作させるときに、アクチュエータを駆動させてカムによりスラットを回動させて横向きする上昇方式も考えられる。しかしながらこの上昇方式が採用されている場合には、スラットを横向きにさせるにあたり、シャッタカーテンが閉鎖されている状態において、シャッタカーテンを上方に引張る操作が必須とされる。ここで、シャッタカーテンを上方に引張ることは、シャッタカーテンを閉鎖度を高める方向とは反対であり、シャッタカーテンを開放させる方向に動作させることに相当する。ここで、シャッタカーテンが閉鎖されている状態のときには、防犯性を高めるためには、シャッタカーテンが完全に閉鎖された状態(線状連結部材が収縮位置で高剛性状態、または、スラットが高剛性である状態)に設定されていることが好ましい。このため、シャッタカーテンが閉鎖されている状態において、シャッタカーテンを上昇作動させてスラット間に開口を形成する動作をさせることは、線状連結部材が少なくとも部分的に伸張位置となり、低剛性状態となり易いため、あまり得策ではないと考えられる。この点について本実施形態によれば、スラット6を回動させて横向きとさせるにあたり、前述したように、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1が下方向(矢印H2方向)に巻き下ろされるときに、スラット回動機構8によりスラット6を横向きに回動させ、通気開口6eを形成する方式が採用されている。このため本実施形態によれば、シャッタカーテン1が閉鎖されている状態のとき、シャッタカーテン1を開かせる方向に動作させずとも良く、シャッタカーテン1による高い防犯性を維持するのに得策である。
By the way, when the shutter curtain is in a closed state, when the shutter curtain is pulled upward (in the direction of arrow H1) and operated to be lifted, the actuator is driven and the slat is rotated by the cam. A sideways ascent method is also conceivable. However, when this raising method is adopted, in order to make the slats beside, an operation of pulling the shutter curtain upward in the state where the shutter curtain is closed is essential. Here, pulling the shutter curtain upward is opposite to increasing the closing degree of the shutter curtain, and corresponds to operating the shutter curtain in the opening direction. Here, when the shutter curtain is in a closed state, in order to enhance crime prevention, the shutter curtain is completely closed (the linear connecting member is in a highly rigid state at the contracted position, or the slat is highly rigid. It is preferable that it is set to the state of For this reason, in a state where the shutter curtain is closed, the operation of raising the shutter curtain to form the opening between the slats causes the linear connecting member to be at least partially in the extended position, resulting in a low rigidity state. Because it is easy, it seems that it is not very good. In this regard, according to the present embodiment, when the
更に、スラット6を回動させて横向きにさせるにあたり、シャッタカーテン1を上方に引張る操作を行うことは、線状連結部材7に上向きの引張力を作用させることに相当する。本実施形態によれば、前述したように線状連結部材7は可撓状態と高剛性状態とに切り替え可能な特性をもつ。この線状連結部材7に上向きの引張力が作用すると、線状連結部材7が伸張位置となり易く、ひいては可撓状態になり易くなる。このため、線状連結部材7の低剛性化を誘発し、シャッタカーテン1による防犯性を高めるためには得策ではない。この点について本実施形態によれば、スラット6を回動させて横向きにさせるにあたり、前述したように、巻取体2に巻かれているシャッタカーテン1を下方向(矢印H2方向)に巻き下ろす方式が採用されている。このため本実施形態によれば、スラット6を回動させて横向きにさせるにあたり、線状連結部材7に上向きの引張力が作用することが防止される。故に、線状連結部材7が伸張位置(可撓状態に相当)となることが防止される。よって本実施形態によれば、スラット6を回動させて横向きにする場合であっても、線状連結部材7の高い剛性が維持され、高い防犯性が維持される。
Further, when the
また、巻き下がっているシャッタカーテン1を巻取体2にモータ3で巻き上げるときには、使用者はスイッチを操作してモータ3を逆動させる。これによりモータ3が駆動するため、巻取体2が巻取方向に回動し、線状連結部材7およびスラット6が巻取体2の外周面2pに次第に巻き取られる。このとき、横向きとされていたスラット6の被案内ピン59は、副レール部54に沿って副案内通路53を上方(矢印H1方向)に移動する。被案内ピン59が副案内通路53の上端部53uに至ると、被案内ピン59は、副レール部54による拘束から解除される。閉鎖バネ89は、常時、スラット6を縦向きとし通気開口6eを消失させて閉鎖させる方向に付勢している。このため、閉鎖バネ89の付勢力により、スラット6は、通気開口6eを消失させる方向に自動的に回動して縦向きに戻される。このとき、アクチュエータ85はオフとされているため、カム80はカムリターンバネ87の付勢力により退避位置MAに戻っており、被案内ピン59に係合しない。このようにして縦向きに戻されたスラット6は、巻取体2の外周面2pに次第に巻き上げられる。
Further, when the rolled
また本実施形態によれば、非常時等(例えば停電時)のように、巻き下がっているシャッタカーテン1を巻取体2に手動操作で巻き上げるときには、ブレーキ部20のブレーキ作用を手動で解除させた状態で、シャッタカーテン1を使用者が手動で持ち上げて巻取体2に巻き上げれば良い。なお、アクチュエータ85および被案内ピン59は、スラット6の左右方向のうち両方に設けることが好ましいが、片方のみに設けても良い。上記した実施形態では、スラット6にスラット6の一部として取り付けた被案内ピン59をカム80に係合させることにより、スラット6を横向きに回動させることにしているが、これに限らず、スラット6自体をカム80に直接的に係合させて回動させることにしても良い。スラット6の一部に係合する作動体としては、カム80が設けられているが、リンク、アーム、球体等でも良い。スラット回動機構としては、作動体がスラット6の一部に係合する係合位置と、スラットに対して作動体を退避させる退避位置とに作動体の位置を切り替える機能をもつものであれば、何でも良い。図11に示す他の実施形態のように、第2リンク72を廃止し、上側の第1リンク71の下側に形成された長孔73に、下側のリンク71の上側の嵌合ピン74を移動可能に挿入しても良い。下側のリンク71の上側に回動規制部78を設けても良い。ここで、リンク71が相対揺動すると、上側のリンク71の下端部と下側のリンク71の回動規制部78とが係合する。この結果、回動規制部78は、上下の2つのリンク71,71間の回動規制、つまり位置規制を行い、剛性を確保する。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。
Further, according to the present embodiment, when the
本発明は例えば建築物、車両、船舶といった構造物の開口を開閉するシャッタ装置に利用できる。 The present invention can be used for a shutter device that opens and closes an opening of a structure such as a building, a vehicle, and a ship.
1はシャッタカーテン、2は巻取体、20はブレーキ部、3はモータ(駆動機構)、5は縦支柱、50は主案内通路、51は主レール部、53は副案内通路、54は副レール部、55は案内部、57は回動リンク(回動部材)、59は被案内ピン(係合子)、6はスラット、6eは通気開口、60は上側嵌合部、61は下側嵌合部、7は線状連結部材、71は第1リンク、72は第2リンク、73は長孔、74は係合ピン、75は第1ボルト(接続部)、76は第2ボルト(接続部)、77は起点部位、78は回動規制部、8はスラット回動機構(作動体切替機構、80はカム(作動体)、81はカム案内面、85はアクチュエータ、87はカムリターバネ(退避用付勢部材)、89は閉鎖バネ(閉鎖用付勢部材)、KAは係合位置、MAは退避位置を示す。
1 is a shutter curtain, 2 is a winding body, 20 is a brake unit, 3 is a motor (drive mechanism), 5 is a vertical support, 50 is a main guide passage, 51 is a main rail portion, 53 is a sub guide passage, and 54 is a sub guide passage. Rail portion, 55 is a guide portion, 57 is a rotation link (rotation member), 59 is a guided pin (engagement member), 6 is a slat, 6e is a vent opening, 60 is an upper fitting portion, and 61 is a
Claims (14)
前記スラットが下方に巻き下ろされるとき、巻き下ろされる前記スラットの少なくとも一部に係合して前記スラットを回動させて前記スラット間に開口を形成する作動体と、
前記作動体が前記スラットの一部に係合する係合位置と、前記スラットに対して係合しないように前記作動体を退避させる退避位置とに前記作動体を切り替える作動体切替機構とを備えていることを特徴とするシャッタ装置。 A retractable shutter curtain in which a plurality of slats extending along the left-right direction are juxtaposed along the height direction, and the shutter curtain is wound along with rotation in one direction, and rotated in the reverse direction. A shutter device comprising: a winding body that winds down the shutter curtain; and a drive mechanism that rotates the winding body.
An actuator that engages at least a portion of the slat to be rolled down and rotates the slat to form an opening between the slats when the slat is rolled down;
An operating body switching mechanism for switching the operating body between an engaging position where the operating body engages with a part of the slat and a retracted position where the operating body is retracted so as not to engage with the slat; A shutter device characterized by that.
複数の前記スラットのうち前記回動係合部が設けられている前記スラットが回動されることを特徴とするシャッタ装置。 3. The rotating mechanism according to claim 1, wherein at least one of the plurality of slats is engaged with the operating body to rotate the slat when the operating body is switched to the engagement position. With a joint,
A shutter device, wherein the slat provided with the rotation engaging portion among a plurality of the slats is rotated.
前記線状連結部材は、可撓性をもつ可撓状態と、前記可撓状態よりも剛性が高い高剛性状態とに切り替え可能とされていることを特徴とするシャッタ装置。 5. The shutter curtain according to claim 1, wherein the shutter curtain has a linear connecting member that extends along a height direction and is connected to each of the slats.
The linear connecting member can be switched between a flexible state having flexibility and a highly rigid state having higher rigidity than the flexible state.
前記長孔の長径方向に沿って前記嵌合体が相対移動することにより、前記線状連結部材は伸縮可能に設定されていることを特徴とするシャッタ装置。 8. The linear connection member according to claim 5, wherein the linear connecting member pivotally supports a first link attached to an end of the slat and the adjacent first link. A link, a long hole provided in one of the first link and the second link and extending in the height direction, and a long diameter direction of the long hole provided in the other of the first link and the second link And a fitting body that fits into the elongated hole so as to be movable along
The shutter device is characterized in that the linear coupling member is set to be extendable and retractable by the relative movement of the fitting body along the major axis direction of the long hole.
前記作動体は、前記閉鎖用付勢部材に抗して前記スラットを回動させることを特徴とするシャッタカーテン装置。 In one of Claims 1-10, the urging member for closure which urges the slat in the direction which closes the opening is provided in the shutter curtain,
The shutter curtain device according to claim 1, wherein the operating body rotates the slat against the closing biasing member.
(ii)前記巻取体の回転中心を水平方向に通る仮想水平線を設定すると、前記シャッタカーテンが全閉鎖状態のとき、前記線状連結部材のうち前記巻取体に対して離脱する起点となる起点部位は、前記仮想水平線にまたは前記仮想水平線よりも下方に配置されていることを特徴とするシャッタ装置。 In any one of Claims 8-13, (i) The said linear connection member is provided in the said winding body so that winding with the said slat is possible, and was connected to the said winding body. With a connection,
(Ii) When an imaginary horizontal line passing through the rotation center of the winding body in the horizontal direction is set, when the shutter curtain is in a fully closed state, it becomes a starting point for the linear connecting member to be separated from the winding body. A starting device is disposed at or below the virtual horizontal line.
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JP2013151813A (en) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Aisin Seiki Co Ltd | Shutter device |
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