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JP2008002492A - 直動案内軸受用シール - Google Patents

直動案内軸受用シール Download PDF

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JP2008002492A
JP2008002492A JP2006169951A JP2006169951A JP2008002492A JP 2008002492 A JP2008002492 A JP 2008002492A JP 2006169951 A JP2006169951 A JP 2006169951A JP 2006169951 A JP2006169951 A JP 2006169951A JP 2008002492 A JP2008002492 A JP 2008002492A
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JP
Japan
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guide rail
seal
lip
contacts
rigidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP2006169951A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Yamazaki
泰之 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】サイドシールを容易に固定できるようにすること。
【解決手段】案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性を、案内レール11の側面に接触するシールリップL’より低くした。そのため、サイドシール14の固定時に、サイドシール14に加える力(案内レール11の上面11aに接触するシールリップLを案内シール15の上面11aに押し付ける下向きの力)が小さくて済み、その結果、サイドシール14を容易に固定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械、産業機械、測定機器等に用いられる直動案内軸受のための直動案内軸受用シールに関する。
従来、この種の直動案内軸受としては、軸方向に伸びている案内レールと、その案内レールに移動自在に跨架されているスライダとを備えたものがある(特許文献1参照)。
このような直動案内軸受にあっては、一般に、スライダの移動方向の端面に、案内レールの上面及び側面に摺接してシールするサイドシールが取り付けられている。
特開2005−201361号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、案内レールの上面に接する部分にも、側面に接する部分と同様に剛性があるため、サイドシールのしめしろを均一なものとするためには、サイドシールの固定時に、サイドシールを前記剛性にさからう力(下向きの力)で押さえ込む必要があり、その結果、作業性が悪化してしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを目的とするものであって、サイドシールを容易に固定可能な直動案内軸受用シールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の直動案内軸受用シールは、軸方向に伸びている案内レールに跨架されて前記案内レール上を相対直線運動するスライダの移動方向の端面に取り付けられ、前記案内レールの上面及び側面に摺接する直動案内軸受用シールであって、前記案内レールの上面に接触する部分の剛性が、前記案内レールの側面に接触する部分の剛性より低いことを特徴とする。
このような構成によれば、サイドシールの固定時に、サイドシールを押さえ込む下向きの力が小さくて済み、その結果、サイドシールを容易に固定することができる。
また、前記案内レールの上面及び側面に摺接するリップを有するゴム板と、そのゴム板に固着されて当該ゴム板の強度を補強する補強板とを備え、前記案内レールの上面に接触するリップの端部と前記補強板の端部との間の距離が、前記案内レールの側面に接触するリップの端部と前記補強板の端部との間の距離より大きいものであってもよい。
さらに、前記案内レールの上面及び側面に摺接するリップを有するゴム板と、そのゴム板に固着されて当該ゴム板の強度を補強する補強板とを備え、前記案内レールの上面に接触するリップの剛性が、前記案内レールの側面に接触するリップの剛性より低いものであってもよい。
このような構成によれば、案内レールの上面に接触する部分の剛性を、案内レールの側面に接触する部分の剛性よりも低くする調整を簡単に且つ確実に行うことができる。
以下、本発明の直動案内軸受用シールの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、直動案内装置の概略構成を示す斜視図である。この図1に示すように、直動案内装置1は、外面に転動体転動溝10、10’を有して軸方向に伸びている案内レール11と、その案内レール11を跨いで組み付けられたスライダ12とを備えている。
具体的には、案内レール11の両側面11bの中間位置に形成された転動体転動溝10は断面略半円形で、その転動体転動溝10の溝底には、スライダ12を案内レール11に組み付けない状態での転動体の脱落を防ぐ保持器の逃げ溝10aが形成されている。また、案内レール11の上面11aと両側面11bが交叉する稜線部に断面略1/4円弧形状の軸方向の凹溝からなる転動体転動溝10'が形成されている。
一方、スライダ12は、スライダ本体12aとその両端部に取り付けられたエンドキャップ12bとからなり、スライダ本体12aは両袖部13の内側面に案内レール11の転動体転動溝10に対向する負荷転動体転動溝を有するとともに、袖部の肉厚部分を軸方向に貫通する転動体戻し路を有している。一方、エンドキャップ12bは、スライダ本体12aの負荷転動体転動溝とこれに平行な転動体戻し路とを連通させる湾曲路を有しており、それらの転動体転動溝と転動体戻し路と両端の湾曲路とで転動体循環回路が形成されている。その転動体循環回路内には例えば鋼球からなる多数の転動体が装填されている。
また、エンドキャップ12bは、合成樹脂材の射出成形品で、断面略コ字形に形成されている。そして、エンドキャップ12bのそれぞれの外面側にはサイドシール14が重ね合わされた状態で固定されている。
サイドシール14は、図2、3に示すように、エンドキャップ12bの外形に合わせた略コ字状に形成された鋼板製の補強板15と、その補強板15と相似の形状に形成されて補強板15の外面に固着された合成ゴム厚板製のゴム板16とを備えている。ここで、図3(a)は図2のA−A線断面図であり、図3(b)は図2のB−B線断面図である。
具体的には、補強板15の中央部は、エンドキャップ3の端面の開口の形状に沿わせた開口形状(スライダ2が跨架される案内レール11の断面形状より若干大きい開口形状)で、その中央部の両脇にある袖部17の内側縁には、案内レール11の転動体転動溝10に対応して形成された突部18が形成されている。また、袖部17の中央部に取り付けねじ貫通用の貫通穴19が形成されている。
一方、ゴム板16の中央部の開口の左右の内側縁には、案内レール11の側面の転動体転動溝10に摺接してシールするために、その溝形状に合わせた形状を有する側面溝シール部20が突設されている。また、ゴム板16の中央部の開口の上縁には、案内レール11の上面に摺接してシールするレール上面シール部21が形成されている。
これらのシール部20、21は、案内レール11に摺接する前面の先端にシールリップLを備えている。そして、シールリップLの先端からゴム板16の厚さ方向に斜面22が形成されて後端は補強板15に固着されている。
また、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの厚さL1は、案内レール11の側面に接触するシールリップL’の厚さL1’より薄く形成されている(図4に示すように、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性が、案内レール11の側面に接触するシールリップL’より低くなっている)。
このように、本実施形態のサイドシール14にあっては、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性を、案内レール11の側面11bに接触するシールリップL’より低くした。そのため、サイドシール14の固定時に、サイドシール14に加える力(前記シールリップLを案内シール15の上面11aに押し付ける下向きの力)が小さくて済み、その結果、サイドシール14を容易に固定することができる。
また、サイドシール14の案内レール11に対する上下方向位置がバランスよく取り付けることで、防塵性が高めるとともに、寿命を延ばすことができる。
さらに、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの厚さを、案内レール11の側面に接触するシールリップLより薄くすることで当該シールリップLの剛性を低くするようにしたため、剛性の調整を簡単に且つ確実に行うことができる。
なお、本発明の直動案内軸受用シールは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性のみを低くする例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図5に示すように、その周囲の剛性も小さくするようにしてもよい。また、前記シールリップL及びその周囲に加え、図6に示すように、側面溝シール部20のうち転動体転動溝10、10’の下部と接触する部分の剛性も小さくしてもよい。
さらに、サイドシール14を取り付けるための取り付けねじ貫通用の貫通穴19を円形状に設ける例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図7に示すように、貫通穴19を上下方向に長い形状としてもよい。
また、転動体として鋼球を用いる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図8〜10に示すように、ころを用いてもよい。
さらに、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの厚さを薄くすることで当該シールリップLの剛性を低くする例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図11に示すように、案内レール11の上面に接触するシールリップLの端部と補強板15の端部との間の距離L2を、案内レール11の側面に接触するシールリップL’の端部と補強板15の端部との間の距離L2’より大きくすることで(案内レール11の上面に接触するシールリップLの端部付近の補強板15を省略することで)、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性を小さくしてもよい。
また、図12に示すように、案内レール11の上面に接触するシールリップLの段数を、案内レール11の側面に接触するシールリップL’の段数より少なくすることで、案内レール11の上面11aに接触するシールリップLの剛性を小さくしてもよい。
本発明の直動案内軸受用シールの一実施形態の構成を示す構成図である。 図1のサイドシールを拡大して示す正面図である。 図2のサイドシールを破断して示す断面図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。 サイドシールの変形例を説明するための説明図である。
符号の説明
1は直動案内装置、10、10’は転動体転動溝、11は案内レール、11aは上面、11bは側面、12はスライダ、12aはスライダ本体、12bはエンドキャップ、13は袖部、14はサイドシール、15は補強板、16はゴム板、17は袖部、18は突部、19は貫通穴、20は側面溝シール部、21はレール上面シール部、L、L’はシールリップ

Claims (3)

  1. 軸方向に伸びている案内レールに跨架されて前記案内レール上を相対直線運動するスライダの移動方向の端面に取り付けられ、前記案内レールの上面及び側面に摺接する直動案内軸受用シールであって、
    前記案内レールの上面に接触する部分の剛性が、前記案内レールの側面に接触する部分の剛性より低いことを特徴とする直動案内軸受用シール。
  2. 前記案内レールの上面及び側面に摺接するリップを有するゴム板と、そのゴム板に固着されて当該ゴム板の強度を補強する補強板とを備え、
    前記案内レールの上面に接触するリップの端部と前記補強板の端部との間の距離が、前記案内レールの側面に接触するリップの端部と前記補強板の端部との間の距離より大きいことを特徴とする請求項1に記載の直動案内軸受用シール。
  3. 前記案内レールの上面及び側面に摺接するリップを有するゴム板と、そのゴム板に固着されて当該ゴム板の強度を補強する補強板とを備え、
    前記案内レールの上面に接触するリップの剛性が、前記案内レールの側面に接触するリップの剛性より低いことを特徴とする請求項1に記載の直動案内軸受用シール。
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