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JP2008002271A - ガスエンジン及び制御方法 - Google Patents

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Toru Matsui
井 徹 松
Tomohito Morimoto
本 智 史 森
Minoru Seto
戸 実 瀬
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Abstract

【課題】 過大な設備を追加すること無く、燃料ガスの発熱量を計測して当該燃料ガスの性状が仮に変化しても対処出来るガスエンジン、制御方法の提供。
【解決手段】 燃料ガス供給系統(Fm)と、空気供給系統(Im)と、燃料ガス供給系統と空気供給系統との合流箇所(B)に配置されて燃料ガスと空気とを混合する混合手段(3)とを備え、該混合手段とガスエンジン(En)の吸気ポート(5)との間には燃料ガスと空気との混合気の熱量を計測する熱量計測手段(21)が設けられ、該熱量計測手段の計測結果に基いて燃料ガス供給量或いはバルブ開度を調節する制御手段(30)が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスエンジン及びその制御方法に関する。
図9は、従来方式のガスエンジンの1例を示している。
エンジンEnへの燃料供給は、吸気管2からの清浄空気Airと、燃料ガス供給管12からの燃料ガスGasとを、ミキサ3によって攪拌し混合ガスにして吸気ポート5に供給する経路と、燃料ガス供給管12から燃料ガスGasを直接に吸気ポート5に供給する経路との2つの経路によって、予混合ガスMgとなって燃焼室6に送られている。
燃料ガス供給管12は、図示しない外部の燃料ガスGasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に連通していると共に、バイパス管13によって吸気ポート5に連通している。
燃料ガス供給管12に、主弁VCが介装されていて、コントロールユニット10から信号ラインによって開弁制御されている。
バイパス管13に、バイパス弁VBが介装されていて、コントロールユニット10から信号ラインによって開弁制御されている。
排気管7に、排気ガスGe中の酸素成分を検知する酸素センサ18が装着されていて、運転制御は酸素センサ18の出力が一定となるように行われている。
コントロールユニット10は、酸素センサ18からの検知信号を判断して、主弁VC及びバイパス弁VBのそれぞれに開閉信号を送信して開弁制御即ち燃料ガスの供給量を制御している。
そして、主弁VC及びバイパス弁VBの開度制御によって、予混合ガスMgの空気比を一定に調整してエンジン出力、回転数や排気ガス成分などのエンジン性能を制御している。
上記のような従来のガスエンジンでは、供給される燃料ガスGasの組成、発熱量その他の性状が一定不変であることを前提にして、排気ガスGe中の酸素濃度を基準にして運転制御が行われている。
しかしながら、ここで仮に、組成や発熱量が異なる燃料ガスがいきなり供給されると、その結果、燃料ガスの着火性その他の性状が変化する、という事態が想定される。
しかし、前記従来のガスエンジンでは、係る想定は考慮されてはいない。従って、ガスエンジンの燃焼運転中に供給されている燃料ガスの性状が、仮に、変化してしまった場合には、運転状態が変化してしまい、機関性能が低下し、排気ガス性能が悪化してしまうことが懸念される。
特に、希薄予混合ガスを使用するガスエンジンの場合には、熱量の減少が始動性や運転時の安定性及びガスエンジン全体の性能に多大な影響を与え、失火や未燃燃料の排出という制御不全な状態に陥るという問題が生じる懸念がある。
この様な問題に対して、燃料ガスの比熱を計測することにより発熱量を計測する計測手段が公知であるので、係る計測手段を用いてその結果を制御に帰還させることが考えられる。
しかし、例えば、燃料ガス中にある窒素の場合、比熱はあっても発熱量はゼロであり、また、水素では比熱は小さいが、発熱量は大きい、ということがある。
従って、この様な例えば窒素や水素のような成分が燃料ガスに混入していると、比熱により発熱量を計測する計測手段では、正確な発熱量の計測が困難である。
係る問題を生じること無く燃料の性状を分析する従来技術としては、ガスクロマトグラフィー技術があるが、ガスクロマトグラフィーによる分析は、設備が大き過ぎるので、常設設備としては不適当である。
通常の燃料ガスの熱量を計測するには、図10に示すようなユンカース式熱量計51を使用している。
ユンカース式熱量計51を使用した、点線で囲んで表示の、熱量計測ユニット50では、計量する燃料を、燃料ガス供給管12から分岐管12aによってサンプルガスを分岐し、ガス流量調整弁Vdで流量調整して合流部55に合流させる。
また、燃焼用空気を、空気供給管52から空気ポンプ53、空気流量調整弁Veで流量調整して合流部55に合流させる。
合流部55で合流した燃料ガスと燃焼用空気が火炎Qとなって、熱量計測手段51を加熱させ、熱量計測手段51の温度上昇量から熱量を計測する。
しかし、このような従来のユンカース式でも、燃料ガス及び空気を所定の比率でかつ、定常流にするために、ガス流量調整弁Vd、空気流量調整弁Ve及び空気ポンプ53の設置が必要で、これも大掛かりな設備になることは免れない。
その他の従来技術としては、エンジンの回転速度の変動量からトルクを検出し、筒内圧力からEGR量を制御する予混合圧縮自着火式ガスエンジンが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術は、予混合圧縮自着火式ガスエンジンの高出力化及び低燃費化を目的とするもので、上述した各種問題点を解消するものではない。
特開2005−69097号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、過大な設備を追加すること無く、燃料ガスの発熱量を計測して当該燃料ガスの性状が仮に変化しても、その様な事態に対処することが出来るようなガスエンジン及びその制御方法の提供を目的としている。
本発明のガスエンジンは、燃料ガス供給系統(Fm)と、空気供給系統(Im)と、燃料ガス供給系統(Fm)と空気供給系統(Im)との合流箇所(B)に配置されて燃料ガス(Gas)と空気(Air)とを混合する混合手段(3)とを備え、該混合手段(3)とガスエンジン(En)の吸気ポート(5)との間には燃料ガス(Gas)と空気(Air)との混合気(Mg)の熱量を計測する熱量計測手段(21)が設けられ、該熱量計測手段(21)の計測結果に基いて燃料ガス供給量(或いは、燃料ガス供給量調整バルブVB、VCのバルブ開度)を調節する制御手段(コントロールユニット30)が設けられていることを特徴としている(請求項1)。
また、本発明のガスエンジンの制御方法は、燃料ガス(Gas)と空気(Air)とを混合する混合手段(3)とガスエンジン(En)の吸気ポート(5)との間を流過する(燃料ガスと空気との)混合気(Mg)の熱量を熱量計測手段(21)により計測する熱量計測工程と、該熱量計測手段(21)による計測結果に基いて、制御手段(コントロールユニット30)により燃料ガス供給量(或いは、燃料ガス供給量調整バルブVB、VCのバルブ開度)を調節する工程、とを有していることを特徴としている(請求項2)。
係る構成を具備する本発明によれば、燃料ガスの比熱ではなくて混合気の(燃焼時における)熱量を計測する。そして、空気比が変化せずに発熱量が変われば、ガスの成分が変化したこととなる。
従って、燃料ガスに窒素のような不活性ガスや、水素の様に比熱は小さいが発熱量は大きい気体が含まれていても、混合気の熱量の計測をすることにより、燃料ガスの性状変化を正確に検出することが出来る。
このようにして、エンジンに供給される混合気の発熱量を一定に制御する(ガス供給系の弁開度制御等による)ことが可能となる。そのため、供給される燃料ガスの性状に適合したエンジン運転制御が可能であり、且つ、燃料ガス供給量の制御を高精度に行うことが出来る。
また、本発明では、混合手段とエンジンとの間の領域を流過する混合気の熱量を計測する様に構成されている。従って、別途空気を取り入れなくても、混合気を直接燃焼すればよいので、従来のユンカース式熱量計の様に空気流量を制御する必要が無く、既存の熱量計測手段をそのまま適用できて、その(熱量計測手段の)構成を単純化することが出来る。
上記したユンカース式熱量計のみならず、接触燃焼式センサ(温度により電気抵抗が変動する)も使用可能である。
ここで、混合気の流量が多ければ発熱量が大きくなってしまうので、制御に当たっては、係る混合気の流量の影響を無視出来るように構成することが好ましい。
本発明の作用効果を以下に列挙する。
(1) 本発明によれば、仮に燃料種が異なり不活性ガスや熱量の高い不純ガスが含まれて燃料ガスの性状が変化したとしても、予混合ガスの熱量を計測して燃料ガスの供給量を調節するので、失火や未燃燃料の排出等を防止することが出来て、エンジンの始動性や性能に影響がなく、また、安定な運転状態を継続できる。
(2) 燃料ガスの熱量を計測する際に、予混合ガスには空気が含まれているので、原則として空気流量等の制御を行う必要がなく既存の熱量計を用いることができる。
(3) 供給燃料ガス性状に適したエンジン運転制御、たとえば、始動時の最適シーケンスの選択や、定常運転時の最適空気比・点火時期制御などが可能になる。
(4) 本発明の発熱量計測装置によれば、構造が簡単で安価な計測手段となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図4は、本発明を適用したガスエンジンの実施形態の概要を示している。
簡単なブロック構成で示す図1において、空気供給系統Imの吸気管2と、燃料ガス供給系統Fmとの合流箇所Bに空気Airと燃料ガスGasを攪拌混合する混合手段のミキサ3が配置されている。
ミキサ3は、吸気ポート5を介して、エンジンブロックEbに連通されている。
その吸気ポート5に、連通管21aを介し燃料ガスGasと空気Airとの混合気Mgの熱量を計測する熱量計測手段の発熱量計測装置21が、装着されている。
発熱量計測装置21は信号ラインL21によって制御手段30に連通され、制御手段30は発熱量計測装置21の検出結果に応じて燃料ガス弁Vの開閉を制御する信号を送信する機能を有して構成されている。
図2は、図1の内容を、より詳細にブロック構成で示したものである。
ガスエンジンEnは、空気供給系統Imと、燃料ガス供給系統Fmと、燃焼室6と、燃焼室6に吸気弁Viを介して連通する吸気ポート5と、排気弁Voを介して外部に連通する排気系統Exと、燃焼室6に装着された点火プラグ32と、制御手段のコントロールユニット30、とで主要構成がされている。
空気供給系統Imは、外部の清浄空気Airを吸入する吸気管2で構成され、その吸気管2は合流箇所Bに連通されている。
合流箇所Bにミキサ3が配置され、清浄空気Airと燃料ガス供給系統Fmから供給される燃料ガスGasを攪拌混合するよう設けられている。
燃料ガス供給系統Fmは、外部の燃料ガスGasの供給源から調圧ガバナ11を介してミキサ3に連通する燃料ガス供給管12と、燃料ガス供給管12に介装された主弁VCと、主弁VCをバイパスして吸気ポート5に連通するバイパス管13と、バイパス管13に介装されたバイパス弁VB、とで構成されている。
主弁VCは信号ラインLVCによって、バイパス弁VBは信号ラインLVBによって、それぞれが複線の信号ラインLVを介してコントロールユニット30に連通されている。
吸気ポート5は、ミキサ3と燃焼室6を連通するよう設けられ、ミキサ3を介しかつバイパス管13から供給され混合された予混合ガスMgを吸気弁Viを介して燃焼室6に供給するよう設けられている。
吸気ポート5に、連通管21aを介して予混合ガスMgが保有する熱量を計測する熱量計測手段の発熱量計測装置21が装着されていて、信号ラインL21によってコントロールユニット30の読込み手段g1に連通されている。
排気管7は、燃焼室6から排気弁Voを介した排気ガスGeを外部に導くよう設けられ、その排気ガスGeの酸素濃度を検出する酸素センサ18が排気管7に装着されていて、信号ラインL18によってコントロールユニット30の読込み手段g2に連通されている。
エンジンブロックEbの回転部分に、負荷を形成する発電手段22が付設され、信号ラインL22を介して負荷センサ24に連通されている。その負荷センサ24は、信号ラインL24を介してコントロールユニット30の読込み手段g3に連通されている。
コントロールユニット30は、運転状態を検知する各読込み手段g1、g2、g3と、各読込み手段g1、g2、g3に連通する運転状態決定手段31と、記憶手段33と、比較手段35と、ガス燃料供給量・バルブ開度決定手段36、とで構成されている。
運転状態決定手段31は、燃料ガスGasの性状変化による読込み手段g1、g2、g3からのデータ信号を受信して、運転状態を決定する機能を有して構成されている。即ち、現在供給されている燃料ガスGasの熱量を含む性状による運転によって得られるエンジン出力と、排気ガスGeの状態から、どのような運転状態にあるかを決定するように構成されている。
記憶手段33は、燃料ガスGasの種別の単位体積当り発熱量、性状、と排気ガス中の酸素濃度、空気流量、ガス流量、スロットル開度、エンジン回転数、出力トルクとの関係を示すマップを有し、かつ、所定の運転に必要な空気比或いはバルブ開度とエンジン負荷(出力)、燃料ガスGasの発熱量との関係を示すマップを有して構成されている。
比較手段35は、運転状態決定手段31で決定した運転状態が、例えばそのまま運転継続するか、或いは運転制御の内容を変更させる必要があるか等を、記憶手段33にあるデータと比較する機能を有して構成されている。
ガス燃料供給量・バルブ開度決定手段36は、比較手段35の結果に基づいて記憶手段33のデータを検索・参照して、所定のエンジン性能を得る運転状態にする為のガス燃料供給量・バルブ開度を決定して主弁VC及びバイパス弁VBの開度を制御する信号を送信する機能を有して構成されている。
上記構成のガスエンジンEnの運転制御について、図3及び図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
図3は、エンジン始動時の制御ルーチンを示している。
運転開始のためにエンジンEnの始動に入り(ステップS1)、クランキングする(ステップS2)。
ついで、予混合ガスMgの熱量を計測する。即ち、燃焼室6に供給される吸気ポート5を経由する予混合ガスMgの熱量を発熱量計測装置21によって計測する(ステップS3)。このステップS3が、熱量計測工程である。そして計測結果をコントロールユニット30に送信する。
ついで、コントロールユニット30で、所定のエンジン性能を出力するように燃料ガスGasの供給量、即ち、主弁VC及び又はバイパス弁VBの開度を決定する(ステップS4)。
ついで、点火プラグ32で放電し燃焼室6内の予混合ガスMgに点火させる(ステップS5)。
ついで、着火状態を確認する(ステップS6)。着火状態が正常(Y)であれば、ステップS8に進む。着火状態が不正常(N)であれば燃料ガスGasの供給量を調整して、即ち、主弁VC及び又はバイパス弁VBの開度を調整して(ステップS7)してステップS5に戻る。
上記ステップS4〜ステップS7が燃料ガス供給量を調節する工程である。
ステップS8では、正常運転に入る。
図4は、正常運転時における常時の制御ルーチンを示している。
最初に、制御ルーチンへの切り替えを開始する(ステップS11)。
ついで、予混合ガスMgの熱量を計測する。即ち、燃焼室6に供給される吸気ポート5を経由する予混合ガスMgの熱量を発熱量計測装置21によって計測する(ステップS12)。このステップS12が、熱量計測工程である。そして計測結果をコントロールユニット30に送信する。
コントロールユニット30では予混合ガスMgの保有熱量が基準値より大きいか否かを確認する。即ち、予混合ガスMgの保有熱量を排気ガスGeの酸素濃度、エンジン負荷と併せて運転状態を決定し、記憶手段33内のデータベースと比較して熱量の確認をする(ステップS13)。
予混合ガスMgの保有熱量が基準値より大きければ(Y)、燃料ガスGasの供給量を減少させる(ステップS14)。そして、ステップS13に戻る。
予混合ガスMgの保有熱量が基準値より小さければ(N)、燃料ガスGasの供給量を増加させる(ステップS15)。そして、ステップS13に戻る。
上記ステップS13〜ステップS15が燃料ガス供給量を調節する工程である。
上記のように、燃料ガスGas中に窒素等の不純物があっても、予混合ガスMgの保有熱量に応じた燃料ガスの供給量を制御して、所定のエンジン性能を出力させることができる。
図5〜図8は、図1〜図4で示した実施形態に係る発熱量計測手段の発熱量計測装置の実施形態を示している。
図5は、発熱量計測装置の第1実施形態を示している。
図5において、発熱量計測装置21は、吸気ポート5に連通管21aを介してチャンバ21bが連通されていて、そのチャンバ21b内に発熱線21cのコイル端部Frが配置されて構成されている。
連通管21aは、吸気ポート5内を流れる予混合ガスMgの1部をチャンバ21bに導き、発熱線21cは導通発熱によってチャンバ21b内の予混合ガスMgを燃焼させて、チャンバ内の温度を上昇させるようになっている。
発熱線21cは、発熱による予混合ガスMgの燃焼によって発熱線21c自身が温度上昇して導通抵抗が変化する。そして、このこのチャンバ21b内の温度に相関する導通抵抗の変化から予混合ガスMgの保有熱量を求める。
なお、チャンバ21b内で燃焼した少量の予混合ガスMgは、燃焼室6内に供給されるので、ピストン1ストローク当りの発熱量の減少はもたらさない。
このようにして、ユンカース式熱量計のような大掛かりな装置でなく、構造簡単な実用的な方法で熱量の計測ができる。
図6は、発熱量計測装置の第2実施形態を示している。
図6において、発熱量計測装置A21は、吸気ポート5にチャンバ21Bが付設されていて、そのチャンバ21B内に発熱線21cが配置されて構成されている。
発熱線21cのコイル端部Frは吸気ポート5内に突起し、そのコイル端部Frを半球状のワイヤメッシュ21dで覆っている。
発熱量の計測時には、発熱線21cの導通発熱によってチャンバ21B及びワイヤメッシュ21d内の予混合ガスMgを燃焼させて、温度を上昇させるようになっている。
発熱線21は、発熱による予混合ガスMgの燃焼によって発熱線21c自身が温度上昇して導通抵抗が変化する。そして、この温度に相関する導通抵抗の変化から予混合ガスMgの保有熱量を求める。
なお、ワイヤメッシュ21d内で燃焼した予混合ガスMgは、ワイヤメッシュ21d内にとどまり吸気ポート5内までの連鎖燃焼はしない。また、燃焼した少量の予混合ガスMgは、燃焼室6内に供給されるので、ピストン1ストローク当りの発熱量の減少はもたらさない。
このようにして、ユンカース式熱量計のような大掛かりな装置でなく、構造簡単な実用的な方法で熱量の計測ができる。
図7は、図6で示す第2実施形態の変形例である。
図7において、発熱量計測装置B21は、吸気ポート5にチャンバ21eが付設されていて、そのチャンバ21e内に発熱線21cが配置されて構成されている。
発熱線21cのコイル端部Frはチャンバ21eの中央部に位置し、そのコイル端部Frとチャンバ21eを吸気ポート5からワイヤメッシュ21fによって隔てている。
発熱量の計測時には、発熱線21cの導通発熱によってチャンバ21e内の予混合ガスMgを燃焼させて、温度を上昇させるようになっている。
発熱線21は、発熱による予混合ガスMgの燃焼によって発熱線21c自身が温度上昇して導通抵抗が変化する。そして、この温度に相関する導通抵抗の変化から予混合ガスMgの保有熱量を求める。
なお、チャンバ21e内で燃焼した予混合ガスMgは、ワイヤメッシュ21f内にとどまり吸気ポート5内までの連鎖燃焼はしない。また、燃焼した少量の予混合ガスMgは、燃焼室6内に供給されるので、ピストン1ストローク当りの発熱量の減少はもたらさない。
このようにして、ユンカース式熱量計のような大掛かりな装置でなく、構造簡単な実用的な方法で熱量の計測ができる。
図8は、発熱量計測装置の第3実施形態である。
第1及び第2実施形態の発熱量計測装置が、吸気ポート5内の燃料ガスの流量変化或いは脈動による圧力変動等によって燃料ガス流量が変動する場合の誤差発生を無視しているのに対して、本第3実施形態は燃焼ガス流量の影響を受けないようにした精密な熱量計測をするものである。
図8において、発熱量計測装置C21は、吸気ポート5に流量計41と発熱線21cがシリーズに介装された分岐管5aが設けられている。分岐管5aの端部は外気開放でも、吸気ポート5に回帰してもよい。また、流量計41は、流量制御による固定流量がよいが、オリフィス式で流量補正してもよく、燃料ガス流量と熱量の関係が求められる方法であればよい。
発熱線21cは、計量あるいは流量固定の吸気ポート5内の燃料ガスの全量を燃焼させるようコイル端部Frは分岐管5aの中央部に位置している。
発熱量の計測時には、発熱線21cの導通発熱によって分岐管5aを流れる予混合ガスMgを燃焼させて、温度を上昇させるようになっている。
発熱線21cは、発熱による予混合ガスMgの燃焼によって発熱線21c自身が温度上昇して導通抵抗が変化する。そして、この温度に相関する導通抵抗の変化から予混合ガスMgの保有熱量を求める。
なお、分岐管5aで燃焼した予混合ガスを吸気ポート5に回帰させれば、燃焼室6内に供給されるので、ピストン1ストローク当りの発熱量の減少はもたらさない。
このようにして、ユンカース式熱量計のように、外部空気を流量調整弁を介して供給するような大掛かりな装置でなく、構造簡単な実用的な精度の良い方法で熱量の計測ができる。
本発明の実施形態にかかるガスエンジンの概略ブロック構成図。 図1の詳細ブロック構成図。 図2のエンジンの始動時制御を示すフローチャート。 図2のエンジンの常時運転制御を示すフローチャート。 本発明の発熱量計測装置の第1実施形態を示す構成図。 本発明の発熱量計測装置の第2実施形態を示す構成図。 図6の実施形態の変形例を示す構成図。 本発明の発熱量計測装置の第3実施形態を示す構成図。 従来のガスエンジンのブロック構成図。 従来のガスエンジンにユンカース式熱量計を装着したブロック構成図。
符号の説明
Air・・清浄空気
Gas・・燃料ガス
Ge・・・排気ガス
Mg・・・予混合ガス
En・・・ガスエンジン
Eb・・・エンジンブロック
Fm・・・燃料ガス供給系統
Im・・・空気供給系統
VB・・・バイパス弁
VC・・・主弁
2・・・・吸気管
3・・・・混合手段(ミキサ)
5・・・・吸気ポート
6・・・・燃焼室
7・・・・排気管
12・・・燃料ガス供給管
13・・・バイパス管
18・・・酸素センサ
21・・・熱量計測手段(発熱量計測装置、熱量計)
30・・・コントロールユニット

Claims (2)

  1. 燃料ガス供給系統と、空気供給系統と、燃料ガス供給系統と空気供給系統との合流箇所に配置されて燃料ガスと空気とを混合する混合手段とを備え、該混合手段とガスエンジンの吸気ポートとの間には燃料ガスと空気との混合気の熱量を計測する熱量計測手段が設けられ、該熱量計測手段の計測結果に基いて燃料ガス供給量を調節する制御手段が設けられていることを特徴とするガスエンジン。
  2. 燃料ガスと空気とを混合する混合手段とガスエンジンの吸気ポートとの間を流過する混合気の熱量を熱量計測手段により計測する熱量計測工程と、該熱量計測手段による計測結果に基いて、制御手段により燃料ガス供給量を調節する工程、とを有していることを特徴とするガスエンジンの制御方法。
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