JP2007508612A - Ｂｄディスクのためのｊａｖａライフサイクルモデル - Google Patents

Abstract

光記憶担体に、インタラクティブサービス、例えば、ゲーム、インタラクティブＡ／Ｖコンテンツ再生、ウェブブラウジングを可能にするJavaオブジェクトとしてインプリメントされたアプリケーションがロードされている。各Javaオブジェクトは、アプリケーションをインアクティブ状態、ポーズ状態又はアクティブ状態に設定する３つのメソッドを少なくとも含む。光記憶担体にはまた、メインメソッドを含むローダアプリケーションがロードされている。ローダアプリケーションは、担体上に存する全てのJavaオブジェクトの対応するライフサイクルを制御し、Javaオブジェクトの対応するメソッドを制御する。ローダアプリケーションは、一度に１つのJavaオブジェクトしか動作することを許可しない。ローダアプリケーションのライフサイクルは、ディスクにリンクされ、ローダアプリケーションは、ディスクが装置に挿入されるとメモリにロードされ、ディスクが取り除かれると切られる。装置は、トップでローダアプリケーションが動作するように構成されるJava仮想マシンを動作させる。ローダアプリケーションのライフサイクルはディスクにリンクされるので、Java仮想マシンは、ディスクが装置に挿入されている間動作し、Javaオブジェクトがポーズされるか又は切られても切られない。

Description

本発明は、光記憶の分野に関する。本発明は、とりわけ、ブルーレイディスク及びプレーヤ、並びにそれらの論理的仕様に関する。

BD-ROM（Blue Disc ROM：ブルーディスクロム）は、新しいユーザエクスペリエンスの機会及び高記憶密度を組み合わせる次世代の担体及びプレーヤを開発するために最新の記憶、再生及びソフトウェア技術を統合することが望まれている、コンシューマエレクトロニクス、ソフトウェア会社及びエンタテインメント産業のコンソーシアムによって作業がなされている来るべき光記憶の仕様である。BD-ROMは、データ層毎に少なくとも25GBの容量が得られるように青色レーザを利用する、次のリードオンリー光ディスクの規格である。光の規格(optical standard)は、担体の物理及び論理フォーマットを定義するかもしれない。本発明は、光担体の論理フォーマット、すなわち、ディスク上のアプリケーションレイヤに関し、物理フォーマットは、ここでは論じられないであろう。BD-ROMのために第一に予測されるアプリケーションは、ハイデフィニションテレビ(High Definition Television)であるが、ウェブブラウジング、チャットアプリケーション又はゲーム等のウェブコネクティビティ及びインタラクティビティも規格の範囲内である。

BD-ROM規格の現在のドラフトは、デジタルオーディオ／ビデオ（A/V）データが映画オブジェクトとのインタラクションを通じて体験される映画モードを規定している。映画モードの概念は、主にA/Vコンテンツの再生に関する、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disc)と同様の機能を含む。映画オブジェクトは、ディスク上に格納されたA/Vシーケンスのリストを有するプレイリストを起動することができ、またコンテンツオーサーがA/V再生に関してなんらかの前及び後処理を行うことを許可する。映画モードはまた、ユーザが見て、再生するために選択することが可能なアイテムとしてタイトルも含む。インデックステーブルは、タイトルを映画オブジェクトにリンクする。

このA/V再生機能に加えて、インタラクティブサービスが、新世代の光メディアにおいて利用可能となり、プログラミング環境が、インタラクティブアプリケーションをディスク上に存在できるようにするため必要とされる。Java（商標）、SUNテクノロジーが、その既存の仮想マシン(Virtual Machine)、アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interfaces)及びライブラリと共に、業界のコンソーシアムによって、光記憶担体上にインタラクティブアプリケーションを実現可能にするに相応しい候補テクノロジーと見られた。しかしながら、いくつかの課題が、コンシューマエレクトロニクスデバイスへのパーソナルコンピュータ環境の適合において生じ、ユーザの期待と体験は異なる。

第１の課題は、ソフトウェアアプリケーションが開発または試験中に表面化しなかったエラーを含むかもしれず、これらの検知されなかったコードエラーは、BD-ROMが読取られるのを妨げてはならず、そうでなければBD-ROMプレーヤが動作するのを妨げてはならないことである。実際、アプリケーションが不意に停止する事実が、同様にプレーヤを停止させてはならない。Javaに特有の第２の課題は、典型的には、Javaにおいて、１つのアプリケーションがJava仮想マシンのある時点で動作し、アプリケーションを停止することが、典型的には、ネイティブプラットフォームへの全てのフックがリリースされなければならないので、Java仮想マシンを停止することを含むことである。仮想マシンを停止する及び始動することは、環境に関する全てのクラスファイルをロードすることを意味し、このプロシージャは３０秒かかることがある。しかしながら、秒のオーダーの遅れは、コンシューマエレクトロニクスアプリケーションにおいて容認できない。

それゆえ、本発明者は、これらの不利な点を改善する解決策を探求していて、よく知られたマルチメディアホームプラットフォーム（MHP）プログラミング環境が、本発明者に、アプリケーションがMHPに定義されるものと同様のライフサイクルモデルを呈す環境を開発するための基礎を与えた。

MHPは、インタラクティブテレビジョンのためのJavaベースの規格である。MHPにおいて、アプリケーションは、スタンドアローンアプリケーションとして動作することができ、またはいわゆるXletインタフェースを実行することができる。Xletは、典型的には、電子番組ガイド（EPGs）、インタラクティブゲーム、エンハンスドコンテンツ、ブロードキャストメディアパイプラインの管理、チャットアプリケーション、メニューリスト等の単純な機能を実行する小さいプログラムである。Xletは、Javaアプリケーションに対する別の名前であリ、アプレットの様に、Xletは、Xletを動作させるソフトウェアにより制御される。アプレットの場合、基礎をなすソフトウェアは、ブラウザまたはアプレットビューアである。Xletの場合、基礎をなすソフトウェアは、デジタルテレビジョン受信器、セットトップボックスまたはJavaプラットフォームをサポートする他のいかなるコンシューマエレクトロニクスデバイスにある。Xletは、メインメソッドを備えず、Xletのライフサイクルメソッドシグネチャを定義するXletインタフェースをインプリメントする。Xletインタフェースは、状態変化、すなわち、Create、Initialize、Start、Pause及びDestroyを知らせる(signal)ようにライフサイクルメソッドを定義する。全てのJava TVインプリメンテーションは、１つ以上のXletをそれらの種々のアプリケーション状態を経て移していくようにXletのライフサイクルメソッドをコールするアプリケーションマネージャを有する。

例えば、ビューアは、ゲームショーと共にゲームをプレイしているかもしれず、プログラムリストをチェックすることに決める。プログラムリスト及びゲームが両方Xletである場合、受信器のアプリケーションマネージャは、ビューアがプログラムリストを選択した際にXletが存在することを知らされる。ここで、アプリケーションマネージャは、ゲームXletをポーズするかもしれず、受信機は、プログラムリストXletを受信機にダウンロードする。アプリケーションマネージャは、プログラムリストXletをロードし、始動する。

Xlet概念に基づいて、本発明者は、BD-Rom環境（プレーヤ及び担体）のための同様のタイプのアプリケーションを実現した。それ故、本発明は、定義済みのライフサイクルモデルを持つ少なくとも１つのJavaオブジェクトアプリケーションを含む光記憶担体に関する。ライフサイクルモデルは、呼び出された場合前記アプリケーションをポーズ状態(paused state)、アクティブ状態(active state)及びインアクティブ状態(inactive state)のうちの対応する状態にする３つのメソッドを少なくとも定義する。前記記憶担体はまた、Java仮想マシン上で動作するように構成されるローダアプリケーションを含む。このローダアプリケーションは、走査装置への当該記憶担体の挿入にリンクされたライフサイクル及びメインメソッドを持ち、更に、前記オブジェクトアプリケーションのライフサイクルを制御するように構成される。ローダはまた、当該記憶担体に格納されている他のオブジェクトアプリケーションが呼び出される度にオブジェクトアプリケーションをポーズ状態又はインアクティブ状態に制御するようなものでもある。

本発明は、ＭＨＰで先ず用いられている幾つかの概念を、ここでは少なくとも１つのJavaオブジェクトアプリケーション及びローダアプリケーションがロードされるBD-Romディスクに適用する。Javaオブジェクトアプリケーション及びローダアプリケーションは、ある意味、Javaオブジェクトアプリケーション及びアプリケーションマネージャと同様である。本発明によれば、ローダアプリケーションのみがメインメソッドを含み、オブジェクトアプリケーションのライフサイクルは、ローダアプリケーションにより制御される。ローダアプリケーションのライフサイクルは、走査装置へのディスクの挿入にリンクされ、これは、ローダアプリケーションが、ディスクが挿入され、走査されるとスタートアップでロードされ、その後、ディスクが装置から排出されるとインタラプトされることを意味する。このように、ローダアプリケーションは、Java仮想マシン上で、ディスクの継続期間(duration)の間動作し、Java仮想マシンは、その結果として、ディスクが装置内にある間は切られない、即ち、リスタートされない。それゆえ、上述したJava仮想マシンのブーティングと関連する不利な点の１つが改善される。更に、本発明の特徴は、ローダアプリケーションが一度に１つのオブジェクトアプリケーションしか動作することを許可せず、第１のオブジェクトアプリケーションが動作している間にユーザ又はシステムが他のオブジェクトアプリケーションを呼び出した場合、第１のオブジェクトアプリケーションをポーズ状態又はインアクティブ状態にすることである。本発明は、種々の面でＭＨＰと異なる。先ず、ＭＨＰにおいては、２つ以上のXletが同時に動作してもよいが、本発明は、一度に１つのJavaオブジェクトアプリケーションしか動作することを許可せず、ローダアプリケーションは、Javaオブジェクトアプリケーションと共にディスクに格納され、Java仮想マシンが格納されているプレーヤに格納されない。本発明の利点は、光メディアのためのアプリケーションを開発する開発者のコミュニティのために信頼性があり、十分受け入れられるコンピューティング環境を提供することにある。

本発明を、例示として、添付の図面を参照してより詳細に述べる。

類似した又は対応する機能を有する図面における要素は、同様の参照番号によって識別されている。

図１は、典型的なJava環境の基本要素を示す。典型的なJava環境は、装置のハードウェア１１０上で動作するソフトウェアコンポーネントを有する。装置は、パーソナルコンピュータ、またはウェブタブレット、携帯情報端末（PDA）、ゲーム機、セットトップボックス等のコンシューマエレクトロニクスデバイスであってもよい。Javaテクノロジは、同一のアプリケーションを異機種ネットワーク上で及び様々なハードウェアアーキテクチャ上で実行できるように設計された。JAVA仮想マシン（VM）１２０は、アーキテクチャニュートラルテクノロジを可能にするJavaプラットフォームの第１コンポーネントである。Java VM １２０は、ポータブルJavaテクノロジプラットフォームの２つのメインコンポーネントの１つであり、そのために、Javaプログラミング言語コンパイラがコードを生成することができる。Java VM １２０は、特定のハードウェア１１０への適合のために修正又はポートされ得る。ソフトウェアだけであるJavaプラットフォームはさらに、Java VM １２０に加えて、Javaアプリケーションプログラミングインタフェース（API）１３０を含む。Java API １３０は、多くの有用な機能、例えば、グラフィカルユーザインタフェース（GUI）、コネクティビティ、Ｉ／Ｏ等を提供するレディメイドのソフトウェアコンポーネントの大きい集合である。Java API １３０は、関連したクラス及びインタフェースのライブラリに分類される。これらのライブラリは、業界ではパッケージとして知られているかもしれない。この場合、Javaプラットフォーム１２０、１３０のトップで、Javaコードで書き込まれた開発者のアプリケーション１４０のセットが実行されてもよい。

図２は、本発明のBD-ROMシステムのブロック図を示す。システムは、ディスク２００及びプレーヤ１００を含む。プレーヤ１００は、ハードウェア１１０、Javaライブラリを備えるアプリケーションプログラミングインタフェース１２５及びJava VM １２０を含む。BD-Romディスク、即ち、ブルーレイディスク２００は、ローダアプリケーション２１０、Javaオブジェクト２２０、２３０、２４０、A/Vデータ２６０及び映画オブジェクト２５０を含む。

本発明は、BD-Romという文脈の中で述べられていくが、本発明は、担体が読取専用、書込み可能又は書換え可能であるかに関わらず、本発明の特徴を満たす、光学的か否かに関わらない、如何なる現在又は将来のタイプの記憶担体も包含することに留意されなければならない。

冒頭部分で述べたように、BD-ROMディスク２００は、インタラクティブモード及び映画モードを可能にしてもよい。映画モードは、図２のブロック２６０及び２５０により示される。映画オブジェクト２５０は、ディスク２００のデータ格納部分２６０に格納されたＡ／Ｖシーケンスの１つ以上のプレイリストに関連付けられてもよく、映画オブジェクト２５０は、Ａ／Ｖコンテンツ２６０の視聴及び処理(processing)を許可する。例えば、映画オブジェクト２５０は、例えば映画を形成するＡ／Ｖクリップのプレイリストをポイントしてもよい。ユーザは、インデックステーブル内のタイトルを通じてＡ／Ｖクリップ、即ち、映画を選択し、再生することができる。インデックステーブルはルートメニューに置かれてもよく、その一部が選択のためユーザに表示可能であってもよい。

インタラクティブモードは、Xlet、即ち、Javaオブジェクト２２０、２３０、２４０及びローダアプリケーション２１０を含む。Javaオブジェクト２２０、２３０、２４０は、チャット、メニューリスト、スクリーンアニメーション、ゲーム、インターネットブラウジング等のインタラクティビティアプリケーションを提供することに加えて、Ａ／Ｖ再生を制御できるようにしてもよい。Javaオブジェクト２２０−２４０及びローダアプリケーション２１０は、ディスク２００上で単一のJarファイルに共に格納されてもよい。Jarファイルは、Javaアーカイブファイルであって、圧縮されてもよく、Java VM １２０によって自動的にロード及び復元されてもよい。このようなJarファイルは、アーカイブに具備されるファイルを記述し、ローダアプリケーション２１０を含むファイルを指示するマニフェストファイルを含んでもよい。ローダアプリケーション２１０は、メインメソッドを含み、それをするディスク２００上に格納された唯一のアプリケーションであってもよい。ローダアプリケーション２１０のライフサイクルは、本質的にディスク２００にリンクされ、ディスク２００がプレーヤ１００に挿入されるとスタートアップでロードされ、ディスク２００がプレーヤ１００から取り出されると止められる。ローダアプリケーションは、結果として、ディスク２００の継続期間中動作する。これに反して、Javaオブジェクト２２０−２４０は、メインメソッドを含まず、ディスク２００の継続期間の一部だけ動作してもよい。

Javaオブジェクト２２０−２４０は、Ａ／Ｖシーケンスのプレイリストを始動し、ユーザが押下するリモートコントロールキー等のユーザ操作及びコマンドをキャッチして処理し、最終的に、コントロールを映画オブジェクト２５０に転送できるようにしてもよい。本実施例において、コントロールがJavaオブジェクト２２０−２４０から映画オブジェクト２５０に転送されると、ローダアプリケーション２１０は、図３に示されるライフサイクルモデルを参照して以下述べられるように、Javaオブジェクト２２０−２４０を切ってもよく又はポーズしてもよい。ローダアプリケーション２１０は、Javaオブジェクト２２０−２４０をインアクティブ状態３４０にしてもよいが、ローダアプリケーション２１０は、終了されていないJava VM １２０上で依然動作する。

ローダアプリケーション２１０は、ディスク２００上にある全てのアプリケーション、即ち、Javaオブジェクト２２０−２４０のリストを保持し、全てのオブジェクト２２０−２４０のそれぞれのライフサイクルを制御する。ローダアプリケーション２１０は、アプリケーションの、即ち、オブジェクト２２０−２４０の状態に関する自身のメソッド２１５、２２５、２３５、２４５又は２５５をコールすることによりオブジェクト２２０、２３０又は２４０にコマンドを出す。アプリケーションJavaオブジェクト２２０−２４０は、４つの状態のうちの１つの状態、即ち、起動状態(initiated state)３１０、ポーズ状態３２０、アクティブ状態３３０、及びインアクティブ、即ち、切られた状態(killed state)２４０のうちの１つの状態にあってもよく、オブジェクト２２０−２４０のライフサイクルは、呼び出され得る４つのメソッド３１５−３５５を含む。ローダアプリケーション２１０は、先ず、Javaオブジェクト２２０−２４０をメモリにロードしてロードされた状態(loaded state)３１０にし、次いで、Javaオブジェクト２２０−２４０は、自動的に、即ち、ローダアプリケーション２１０による初期化メソッド３１５に対する初期化及びコールにより、アプリケーション、即ち、オブジェクト２２０−２４０がコマンドを待っているポーズ状態３２０に入れられてもよい。ポーズ状態３２０にあるJavaオブジェクト２２０−２４０は、装置１００及びJava VM １２０からの最小資源を用い、装置１００のスクリーン又は出力上には何も呈示しない。ポーズ状態３２０から、ローダアプリケーション２１０は、スタートメソッド３２５をコールしてもよく、Javaオブジェクト２２０−２４０に関連付けられるアプリケーションが動作するアクティブ状態３３０にJavaオブジェクト２２０−２４０を作動する。アクティブ状態３３０から、ローダアプリケーション２１０は、ポーズメソッド２６５に対するコールによりポーズ状態３２０に戻すようJavaオブジェクト２２０−２４０をポーズしてもよく、又は破棄メソッド(destroy method)３３５に対するコールにより状態３４０にアクティブなJavaオブジェクト２２０−２４０を切ってもよい。ローダアプリケーション２１０は、状態３１０、３２０若しくは３３０の如何なる状態からJavaオブジェクト２２０−２４０を破棄してもよく、又はローダアプリケーション２１０は、Javaオブジェクト２２０−２４０が自身のアコード(accord)で終了するまで待つことができる。

一例の実施例において、ポーズ状態３２０は、以下のように実現される。ポーズ状態３２０において、Javaオブジェクト２２０−２４０は、あらゆるサービスを提供するのを止めなければならず、資源をリリースし、休止してもよい。全ての資源をリリースすることは、全てのユーザイベント、及びリモートコントロールキー、キーボード、音声入力、タッチスクリーン入力等のコントロールをリリースすることを含む。Javaオブジェクト２２０−２４０は、これらコントロール及び資源への排他的なアクセスを保持しなくてもよく、これらによって生成されるイベントに応答してはならない。代わりに、Javaオブジェクト２２０−２４０は、１つ以上のＡ／Ｖコントロール資源への一時的なアクセスを保持してもよい。例えば、Javaオブジェクト２２０−２４０がポーズ状態３２０に入れられる前にプレイリストの一部として起動された如何なるＡ／Ｖコンテンツが動作し続けてもよい。しかしながら、Javaオブジェクト２２０−２４０は、何ら新しいプレイリストも始動しなくてもよく、即ち、新しいコンテンツ、例えば、プレイリスト上の新しいアイテムの提示を始動しなくてもよく、又はＡ／Ｖコンテンツに関連するイベントに応答しなくてもよい。

上述したように、Javaオブジェクトは、自身のスタートメソッド３２５に対するコールにより自身のポーズ状態３２０から戻されてもよい。アクティブ状態３３０に戻されると、Javaオブジェクト２２０−２４０は、ポーズ状態３２０においてリリースした全ての資源を取り戻す。これは、ユーザイベント登録(registering for user events)で、スクリーン呈示(screen presentation)が、スタートメソッド３２５で行なわれる、又はスタートメソッドから起動されることを意味する。Ａ／Ｖコントロールへのアクセス登録が、スタートメソッド後に実行されてもよく、Javaオブジェク２２０−２４０、即ち、Xletが切られるまで保持されてもよい。コンピューティング環境において、ユーザイベント登録は、ユーザコマンド及び入力を受けるために必要である。登録プロセスが含まれない場合、Javaオブジェクトにユーザ入力は送られず、ゆえに、Javaオブジェクトはユーザ入力に応答しないであろう。

上述したように、コントロールは、Javaオブジェクト２２０−２４０から映画オブジェクト２５０に転送されてもよい。コントロールがJavaオブジェクト２２０−２４０から映画オブジェクト２５０に転送されると、ローダアプリケーション２１０は、図３を参照して述べられたようにJavaオブジェクト２２０−２４０を切ってもよい。しかしながら、ローダアプリケーション２１０は、Javaオブジェクト２２０−２４０をインアクティブ状態３４０にしてもよいが、ローダアプリケーション２１０は、終了されていないJava VM １２０上で依然動作している。ローダアプリケーション２１０は、コントロールが戻されるまでバックグラウンドで動作し、戻された場合、インタラクティブタイトルのリストを示す、ルートメニューと関連したJavaオブジェクト２２０−２４０を動作させる。代わりに、映画オブジェクト２５０が、Javaオブジェクト２２０−２４０の代わりにインタラクティブタイトルのメニューを示してもよく、１つのインタラクティブタイトルが選択されると、コントロールが、ローダアプリケーション２１０に転送され、選択されたタイトルにリンクされたJavaオブジェクト２２０−２４０が始動される。

ポーズ状態３２０はまた、ユーザがJavaタイトル中にメニュー(Menu)を押下する際に要求されてもよい。これが起きた時、メニューが開始され、別のタイトルが開始される。ユーザがレジューム(Resume)コマンドを押下すると、プレーヤ１００は、第１のメニューコールが起きた際当初再生していたタイトルを再開する。ユーザが再びメニューボタンを選択すると、現在再生しているタイトルがポーズされ、前のタイトルが切られる。プレーヤ１００は、ユーザがレジュームのコマンドを出した際に継続する１つのポーズされるJavaオブジェクト２２０−２４０を持つことができる。ユーザが第２のJavaオブジェクトをポーズすることを試みてJavaオブジェクト２２０−２４０がポーズされると、第２のJavaオブジェクトがポーズされ得るように第１のポーズされたJavaオブジェクトが切られる。

本発明は、一度に１つのアプリケーションJavaオブジェクト２２０−２４０を動作させることを包含すると理解されなければならない。したがって、例示的な実施例では、ローダアプリケーション２１０は、スタートアップで、インタラクティブメニューのディスプレイと関連するJavaオブジェクト２２０−２４０を起動する。ユーザは、表示されるタイトルの各々が別のJavaオブジェクト２２０−２４０にリンクされている複数のインタラクティブタイトル間で選択することができる。ユーザがタイトルを選択すると、ローダアプリケーション２１０は、メニューJavaオブジェクト２２０−２４０を切る又はポーズし、このタイトルにリンクされたJavaオブジェクト２２０−２４０を始動する。新しいJavaオブジェクト２２０−２４０は、例えば、Ａ／Ｖコンテンツの再生、ゲームと関連し、又はJavaオブジェクトの他のセットと関連する複数の選択可能なアイテム若しくはタイトルを有する他のメニューリストの表示と関連する。

他の例示的な実施例では、どのJavaオブジェクト２２０−２４０がどのタイトルと動作することが許可されているかを知らせるメカニズムが要求される。斯かるメカニズムは、容易なインプリメントを可能にし、Javaオブジェクトの正確な始動及びシャットダウンを可能にすることが要求される。タイトルが選択された場合どの映画オブジェクトが動作すべきかを指示したインデックステーブルが定義されてもよい。インデックステーブルは、映画オブジェクト２５０又はJavaオブジェクト２２０−２４０へのリンクを格納するインデックスを格納する。

他の実施例において、映画オブジェクト２５０は、等価な機能を実行するJavaオブジェクトとして実現されてもよく、斯かる場合、ディスク１００は、フルJava環境を備える。

他の多くの代替例が添付の請求の範囲内に入ることが当業者にとって明らかであろう。この点につき、以下に結びを述べる。ハードウェア若しくはソフトウェア又は両方のアイテムによって機能を実現する方法が数多くある。例えば、本明細書で呈示された図面は、図的なものであり、各々一実施例しか表していない。それゆえ、図面は、異なるブロックとして異なる機能を示しているが、これは、ハードウェア又はソフトウェアの単一のアイテムが幾つかの機能を実行することを決して排除するものではない。また、ある機能がハードウェア若しくはソフトウェア又は両方のアイテムの組み合わせにより実行されることを除外するものでもない。

図１は、Java環境の基本コンポーネントを示す。 図２は、本発明のディスク／プレーヤシステムの論理コンポーネントを示す。 図３は、本発明のJavaオブジェクトアプリケーションのライフサイクルのメソッド及び状態を示す。

Claims (11)

1. 呼び出された場合Javaオブジェクトアプリケーションをポーズ状態、アクティブ状態及びインアクティブ状態のうちの対応する状態にする３つのメソッドを少なくとも有する定義済みのライフサイクルモデルを持つ少なくとも１つのJavaオブジェクトアプリケーションと、
   走査装置への当該記憶担体の挿入にリンクされたライフサイクル及びメインメソッドを持つ、Java仮想マシン上で動作するローダアプリケーションであって、前記オブジェクトアプリケーションのライフサイクルを制御するように構成されるローダアプリケーションとを有する記憶担体であって、
   前記ローダアプリケーションは、当該記憶担体上の他のJavaオブジェクトアプリケーションが呼び出されると前記オブジェクトアプリケーションをポーズ状態又はインアクティブ状態に制御することを特徴とする記憶担体。
2. 光記憶部分を有することを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
3. 前記オブジェクトアプリケーションは、インタラクティブサービスを有することを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
4. 前記オブジェクトアプリケーション及び前記ローダアプリケーションは、ローダアプリケーションをポイントするマニフェストファイルを有する当該記憶担体上のJavaアーキテクチャファイルに格納されることを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
5. 前記オブジェクトアプリケーションは、ビデオシーケンスの再生コントロールを含むことを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
6. 前記オブジェクトアプリケーションをタイトル又はメニューアイテムと関連付けるインデックステーブルを更に有することを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
7. 前記ローダアプリケーションは、前記オブジェクトアプリケーションをポーズ状態に制御し、前記走査装置と関連する資源のアプリケーションによるリリースを制御することを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
8. 前記資源がプレーヤのディスプレイを含むことを特徴とする請求項７に記載の記憶担体。
9. 前記ローダアプリケーションは、前記オブジェクトアプリケーションをスタート状態に制御し、ユーザイベントを受信するためシステムとの登録を制御するように構成されることを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
10. オーディオ／ビデオシーケンスの再生を制御することに関連する１つの映画オブジェクトを更に有することを特徴とする請求項１に記載の記憶担体。
11. Java仮想マシンを格納する走査装置と、記憶担体とを有するシステムであって、
    前記記憶担体は、
    呼び出された場合Javaオブジェクトアプリケーションをポーズ状態、アクティブ状態及びインアクティブ状態のうちの対応する状態にする３つのメソッドを少なくとも有する定義済みのライフサイクルモデルを持つ少なくとも１つのJavaオブジェクトアプリケーションと、
    前記走査装置への当該記憶担体の挿入にリンクされたライフサイクル及びメインメソッドを持つ、当該記憶担体が前記走査装置へ挿入されている間前記Java仮想マシン上で動作するように構成されるローダアプリケーションであって、前記オブジェクトアプリケーションのライフサイクルを制御するように構成されるローダアプリケーションとを有する、システムであり、
    前記ローダアプリケーションは、当該記憶担体上の他のJavaオブジェクトアプリケーションが呼び出されると前記オブジェクトアプリケーションをポーズ状態又はインアクティブ状態に制御することを特徴とするシステム。
    

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