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JP2007329623A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の充電の必要性を配慮しつつ所定処理の処理結果を極力無駄にしないようにする。
【解決手段】所定処理実行部200は、ユーザが直接的に使用するアプリケーション(例えば、ウェブ閲覧、電子メールの作成・送受信、通話等)以外の補助的処理や準備処理等の所定処理を実行する。この所定処理制御部220は、電源接続状態、充電率、端末処理状況、時刻等に応じて所定処理制御ルール記憶部250に記憶されたルールに従って、所定処理実行部200による所定処理の実行抑止、起動、中断等を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次電池を電力源として動作する携帯端末装置に関する。
携帯電話端末は二次電池を内蔵し、これを電力源として動作する。二次電池は定期的に外部の固定電源から充電する必要がある。
二次電池の容量には限りがあり、1回の充電で端末を利用できる時間は有限である。携帯電話端末では待受状態において着呼検出のために受信部が動作する必要があり、特にユーザが操作していなくても電力を消費する。このため、充電中のみ待受機能を動作させ、非充電中は待受機能を動作させないで電池の消耗を抑制する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−91041号公報
ところで、近年の携帯電話端末は高機能化・多機能化により、従来PC(Personal Computer)で行われてきた機能を携帯電話端末でも実行できるようになってきている。そのため、ユーザが直接的に利用するアプリケーションではないが、装置にとって必要でかつ比較的処理負荷の大きい(処理時間を要する)所定の処理を行う必要が生じている。このような処理(本明細書において所定処理という)としては、例えば、メモリやHDD(Hard Disk Drive)のデフラグ処理、ウィルスチェック、ガーベジコレクション、SPAMメールのチェック等があり、また、最近では例えば検索処理のための検索インデックスの作成もありうる。
このような比較的処理負荷の大きい所定処理を、二次電池の非充電中に実行すると電池の消耗が大きく、携帯端末の使用可能時間を大幅に低下させてしまう。この問題を回避するため、特許文献1に記載の発明に倣って、充電中にのみ所定処理を実行することが考えられる。
しかし、充電中に所定処理が実行されると、所定処理による電力消費のために充電速度が遅くなる。これは、ユーザが緊急に充電を行いたい場合に問題となる。また、所定処理は処理対象のサイズにもよるが、比較的長い時間を要する可能性があり、所定処理の実行中に端末の充電が停止される可能性もある。このような場合、充電停止後も所定処理が継続して実行されると、せっかく充電した電池の残量は意図せず低下してしまう。
端末の充電が停止されたら実行中の所定処理を直ちに停止することも考えられるが、所定処理の処理済みの内容を無駄にすることは好ましくない。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、二次電池の充電の必要性を配慮しつつ所定処理の処理結果を極力無駄にしないようにすることができる携帯端末装置を提供することにある。
本発明による携帯端末装置は、二次電池を動力源として利用する携帯端末装置であって、予め定められた所定処理を実行する所定処理実行手段と、固定電源への接続の有無を認識する電源接続認識手段と、予め定められた条件に従って、前記固定電源へ接続されている間に前記所定処理の実行を制御する所定処理制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明において、所定処理は、携帯端末装置が固定電源へ接続されている間に無条件で実行されるのではなく、予め定められた条件に従って実行される。
前記予め定められた条件は、例えば充電開始からの経過時間が所定時間を超えること、前記二次電池の充電率が所定値を超えること、充電増加率が所定値未満であること、および予め定められた時間帯もしくはその時間帯以外の時間帯であること、の少なくとも一つである。充電が開始されても、充電開始からの経過時間が所定時間を超えない場合、前記二次電池の充電率が所定値以下である場合、充電増加率が所定値以上である場合、現在時刻が所定の時間帯もしくはその時間帯以外の時間帯に属する場合には所定処理は開始されない。
また、前記所定処理制御手段は、プロセス稼働率が所定値を超えるとき、前記所定処理の実行を抑止するようにしてもよい。これにより、プロセス稼働率が所定値を超えるということは、何か他の処理が開始されたことが推定され、その他の処理を不急の所定処理に優先させることができる。
前記所定処理制御手段は、前記所定処理の実行開始後、逐次、区間を区切って前記所定処理を実行するよう前記所定処理実行手段を制御するようにしてもよい。
この区間は、前記所定処理の実行中に前記固定電源の接続が切断されたとき、現在の区間の終了を待って前記所定処理を中断する場合の区切りを提供する。
前記区間の終了毎に充電率を確認し、確認された充電率に応じて次区間の長さを段階的に長くするように決定することも可能である。これにより、充電の進行とともに所定処理の実行単位を大きくしていく。
無線通信手段を備え、前記所定処理制御手段は、前記無線通信手段によりネットワーク発信が行われたときには前記次区間の長さを短くするようにしてもよい。これは、ネットワーク発信という端末処理状況の変化に応じて区間を段階的に延長していく手順を過去に戻すことに相当する。
前記所定処理制御手段は、前記所定処理の中断時に、その所定処理の再開に必要な情報を待避することが好ましい。これにより、実行途中の特定処理結果を無駄にすることなく所定処理を途中から再開することができる。
本発明によれば、二次電池を電力源として動作する携帯端末装置において、充電中の所定処理の実行により、ユーザによる携帯端末装置の利用を妨げる可能性が低減されるのみならず、ユーザによる二次電池の充電に伴って、所定処理の実行の抑止、起動、中断等を、ユーザがその必要性を意識することなく、自動的に適正に制御することが可能となる。その結果、二次電池の充電の必要性を配慮しつつ所定処理の処理結果を極力無駄にしないようにすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明の携帯端末の一種としての携帯電話端末100の概略のハードウェア構成例を示す。
端末100は、CPU101、ROM102、RAM103、入力部104、表示部105、通信部106、アンテナ106a、記憶部110、音声処理部111、マイク111a、スピーカ111b、および電源/充電部112、二次電池113、RTC(Real TIme Clock)部114を備えて構成される。
CPU101は所定の各部と接続され、ROM102に格納されたプログラムを実行することにより端末100の各部を制御する制御部を構成し、各種の機能(手段)を実現する。ROM102にはプログラムの他、フォント等の固定的なデータを不揮発的に格納している。RAM103は、通常揮発性のメモリであり、CPU101により作業領域、データの一時記憶領域として利用される。記憶部110は、端末のアドレス帳データ、メールデータ、ウェブページデータ、画像データ、音声データ等の各種のデータ、および後述する制御ルール等を再書き込み可能に記憶する不揮発性の記憶装置であり、例えばフラッシュROM、小型ハードディスク装置等の記憶装置により構成される。
入力部104は、ユーザが端末100に対して、各種の指示やデータを入力するためのユーザインタフェースであり、通常、電源キー、通話キー、テンキー、カーソル操作キー等の各種キーを含む。表示部105は、端末100がユーザに対して表示情報を提供するためのユーザインタフェースであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスを含む。
通信部106は、アンテナ106aを介して携帯電話システムにおける基地局との間での無線通信を行い、基地局を介して通信相手との間で通話やデータ通信を行うための処理部である。
RTC部114は基準クロックに基づいてカレンダー、時計、タイマー等のための機能を提供する部位である。
図2は、図1に示した携帯電話端末100の本発明に関連する主要な機能を示したブロック図である。
所定処理実行部200は、CPU101の動作により実現され、所定処理を実行する。本明細書において「所定処理」とはユーザが直接的に使用するアプリケーション(例えば、ウェブ閲覧、電子メールの作成・送受信、通話等)以外の補助的処理や準備処理等の処理であって比較的処理負荷が大きい処理であり、例えば検索処理のための検索インデックスの作成、メモリやHDDのデフラグ処理、ウィルスチェック、ガーベジコレクション、SPAMメールのチェック等の処理である。
ネットワーク処理部210は、CPU101の制御下で通信部106により実現され、インターネット、電話網、LAN等との間で、ウェブデータ、メールデータ、音声データ、画像データ等の通信を行う。
所定処理制御部220は、CPU101の動作により実現される機能であり、所定の条件下で本発明における所定処理の実行抑止、起動、中断等を制御する。
電源接続認識部230は、CPU101の制御下で電源/充電部112が固定電源に接続されていることを認識する部位である。
充電率認識部235は、CPU101の制御下で電源/充電部112による二次電池113の充電の度合(%)を認識する部位である。
端末処理状況認識部240は、CPU101の動作により実現される機能であり、実行中のタスク(特にネットワーク発信処理)の認識、CPUのプロセス稼働率の認識を行う部位である。
所定処理制御ルール記憶部250は、本実施の形態において所定処理のための制御ルールを記憶する記憶部であり、記憶部110(図1)内の記憶領域として設けられる。ここでは、制御ルールとして、充電状況ルール251、端末処理状況ルール252、所定処理優先度ルール253を記憶している。ローカル記憶部260は、各種のファイルを記憶するファイル記憶部261、送受信メールを記憶するメール記憶部262、所定処理の結果データ(検索インデックス等)を記憶する所定処理結果記憶部263等を含み、記憶部110内に設けられる。所定処理の種類(例えば、デフラグ)によっては結果データは得られない場合もある。
時刻管理部270は、RTC部114により実現され、現在の時刻を確認するための部位である。
図3に、所定処理制御ルール記憶部250に記憶された各種ルールの内容例を示す。
図3(a)は充電状況ルール251の例を示している。この例では、第1のルールとして「充電開始からの経過時間がa分(例えば5分)まで」という条件で所定処理制御内容は「実行せず」というルールが規定されている。これにより、他の条件が許容すれば、充電開始からa分経過した時点で所定処理が実行開始される。
また、充電率の程度によっても所定処理制御内容が規定されている。この例では、第2のルールとして、充電率が「30%以下」という条件で所定処理制御内容は「実行せず」というルールが規定されている。充電率が「30%超70%以下」という条件で所定処理制御内容は「m分に一度、充電率を確認(m=一定またはm=段階的に増加、深夜に入ったらmをmaxに)」というルールが規定されている。ここにm分は所定処理を実行する一つの区間の長さである。一つの態様は、5分、10分、20分、40分のように、あるいは、5分、5分、10分、10分、20分、20分のように段階的に区間長を長くしていくものである。
さらに、充電率が「70%超」という条件で所定処理制御内容は「m分に一度、充電率を確認(mは大、深夜に入ったらmをmaxに)」というルールが規定されている。この場合のm分はさらに大きく例えば30分、60分等である。また、所定処理を開始した後、予め定めた深夜の時刻(例えば午前0時〜2時等)に突入したら、mを最大値(例えば3時間)というように設定してもよい。
第3のルールは、「固定電源切断」という条件で所定処理を「中断(または中止)」というものである。本明細書では、「中断」とは処理を途中で停止し、次にその途中から再開できるようにする動作をいう。一方、「中止」とは処理を途中で停止した後は再度最初から処理を開始する動作を言う。本実施の形態では、所定処理の性質上許される限り、途中までの処理を無駄にしないために「中止」ではなく「中断」を行うものとする。中断の場合には、所定処理の再開情報を生成し、待避する。再開情報には、再開位置情報および必要な処理済データを含む。
このように区間を区切って所定処理を行うのは、次のような理由による。すなわち、本発明における所定処理は、処理対象のデータ量にもよるが、処理完了までにある程度長い時間を要する処理であり、なるべく中断されることなく最後まで実行されることが望ましい。また、中断されるにしても、完了の時期を徒に長引かせないことが望ましい。長引かせると、その間に処理済みのデータの更新などが入って、処理済みの結果が無駄になる可能性が高くなる。そこで、所定処理は一旦処理を開始したら、なるべく長く実行することが好ましい。一方、外部電源の切断のような、所定処理を途中で中断する事由(イベント)が発生したときに、電池電力で所定処理をそのまま継続すると電池が消耗してしまう。そこで、第2のルールでは、充電率が比較的低い状態から充電を開始した場合には、区間を比較的短く設定するが、所定処理を途中で中断する事由が発生しない限りは段階的に区間を長くしていくものとする。
第4のルールは、「充電増加率がb%以上」という条件で所定処理の実行を抑止するというものである。通常、低い充電率から充電を開始したときには充電増加率が比較的大きく、充電が満了に近づくほど充電増加率は低下していく。したがって、充電増加率が所定の値b%以上であるということは、まだ充電の満了までほど遠いということを意味する。このような場合に所定処理を実行させないようにするものである。
第5のルールは、所定時間帯、例えば深夜以外の時間帯において、所定処理の実行を抑止するというものである。所定時間帯は予め固定的に決められていてもよいし、ユーザが指定できるようにしてもよい。このような所定時間帯は、通常、ユーザが端末を使用する可能性が高い時間帯であり、このような時間帯に所定処理を実行させないようにするものである。時間帯の指定は、ある時間帯以外の時間帯というような消極的な指定であってもよい。
なお、本発明において充電状況ルール251の第1〜第5のすべてのルールが必須という訳ではない。
図3(b)は端末処理状況ルール252の例を示している。
その第1のルールとして、「稼働率がp%以上」という条件で所定処理を「中断(または中止)」というルールが規定されている。これは、CPUの稼働率が所定値(例えば70%)以上になったら、ユーザ操作等により所定処理以外の他の処理が実行されていると推定され、不急の処理である所定処理の方を中断するものである。
第2のルールは、ユーザ操作によりネットワーク発信が所定の頻度より高い頻度で行われた(例えば、10分間に2度以上メールの発信や通話の発呼が行われた)ことを条件として、区間長を減少(例えば半減または最小値へ変更)させるものである。このようなネットワーク発信が行われたということはユーザが近々外部電源の切断を行う可能性が高くなった、と判断されることによる。
図3(c)は所定処理優先度ルール253の例を示している。
その第1のルールとして、「優先処理が決定されている(デフォルト含む)」という条件で、その優先処理を実行する。ここでいう「優先処理」とは、上述した検索インデックスの作成、メモリやHDDのデフラグ処理、ウィルスチェック、ガーベジコレクション、SPAMメールのチェック等の種々の所定処理のうちユーザにより指定されている処理またはデフォルトで指定されている処理である。
優先処理は予め指定しておく他、それぞれの処理全体の実行時間を予測し、より短時間で終了する所要時間の短い処理を優先するようにしてもよい。また、処理全体の実行時間が短くなくても、処理全体を複数の部分に分割して実行できる処理を優先するようにしてもよい。例えば、ウィルスチェックのようにファイル単位に処理できるものを優先することができる。
また、各処理の最終実行日時を記憶しておき、最終日時を基に優先する処理を決定してもよい。最終日時の判断方法としては、処理毎の最終日時を比較して最終日時が古い処理を優先する方法と、特定の処理について最終日時からの経過時間が所定値を超えているものを優先する方法とがありうる。例えば、後者の場合、デフラグ処理については前回のデフラグ日時を参考にし、前回デフラグ日時よりも所定日時が経過していると判断したならば、デフラグ処理を他の処理に優先して実行する。
第2のルールとして、優先ファイルが決定されている(デフォルト含む)」という条件で、その優先ファイルから処理を実行する。ここに「優先ファイル」とは所定処理の種類毎に優先的に先に実行されるファイルである。ファイルの種類としては、例えば、メール、カメラ画像、チャット、アドレス帳、ウェブページ、Java(登録商標)プログラム、ブックマーク、ウェブ閲覧履歴、スクリーンショット等が挙げられる。例えばデフラグ処理の場合、フラグメンテーションの度合いにより優先度を決定するようにしてもよい。例えば、フラグメンテーションの度合いが低いファイルから優先する。また、処理時間が短いファイルを優先するようにしてもよい。
以下、本実施の形態における携帯端末の動作を説明する。
図4は、所定処理制御部220(図2)の動作に対応し、携帯端末が固定電源に接続されたときに実行される割込処理の一例を表したフローチャートである。携帯端末が固定電源に接続された、すなわち、充電が開始されたとき、CPUに割込がかかり、この処理が起動される。
所定処理制御部220は、各部からの入力情報に応じ、所定処理制御ルール記憶部250の各種ルールに則って動作するが、以下では各種ルールをフローチャートの中の条件に組み込んだ形で説明する。所定処理制御ルール記憶部250の形式は問わず、このように処理プログラムの中に条件および結果として包含されている場合も含むものとする。
まず、中断フラグがONかどうかをチェックする(S11)。中断フラグは所定処理が中断された状態か否かを示すフラグであり、初期的にはOFFで中断されたときONに設定される。
中断フラグがONであった場合、所定処理を再開可能か否かをチェックする(S12)。本実施の形態においては、所定処理の「中断」はその再開が可能と判断した結果であるが、中断後の処理によって再開が不能となる場合がある。例えば、所定処理で処理済のファイルの内容が更新されたような場合である。再開可能と判断された場合、再開位置を確認する(S15)。
中断フラグがOFFの場合、または、再開不能の場合、優先度の高い所定処理およびファイル(指定がない場合はデフォルトの所定処理またはファイル)を選択し(S13)、最初からの開始を設定する(S14)。ステップS13は図3(c)で説明した所定処理優先度ルール253に基づくものである。
ステップS14またはステップS15の後、所定処理の起動のための初期条件を確認して(S16)、指定された位置から所定処理を起動する(S17)。
図5により、初期条件確認(S16)の具体的な処理について説明する。この処理は、図3(a)で説明した充電状況ルール251の第1のルールおよび第2のルールの一部、および、図3(b)で説明した端末処理状況ルール252の第1のルールに対応する処理である。
図6は、本実施の形態における所定処理(1)の例を示している。これは、図4のステップS17の処理に相当し、図3(a)で説明した充電状況ルール251の第2のルールの一部に対応するものである。
まず、区間番号を表す変数nを初期化(ここでは1に設定)した後(S31)、第n区間のタイマ設定および起動を行う(S32)。そこで、指定された位置から所定処理を実行する(S33)。この「指定された位置」とは再開時には途中の位置であり、非再開時には処理対象全体の最初の位置である。
所定処理対象がなくなるまで(S34)、かつ、タイマが満了するまで(S35)、所定処理を続行させる(S33)。
タイマが満了したら、nをインクリメントし(S35)、充電率を確認する(S37)。この確認された充電率に応じて新たな第n区間の長さを決定し(S38)、ステップS32に戻る。
図7は、図6の処理と類似するが、図3(b)に示した端末処理状況ルール252の第2のルールに対応する処理ステップを追加したものである。図7の処理ステップS41〜S48は図6の処理ステップS31〜S38と同じであり、重複した説明は省略する。図7では、タイマが満了するまえに、ユーザ操作による送信があったとき(S49,Yes)、変数nを2だけ減ずる(S50)。但し、その結果がマイナスになる場合にn=0とする。nの値はタイマ満了時にステップS46により1だけ増分するので、ステップS50は、結果的に、次の区間を1段階前に戻すことに相当する。これにより、区間長を減少(例えば半減)させる。なお、ステップS50ではnから2を減算したが、さらに大きな数値を減算するようにしてもよい。あるいは、所定処理の開始後の最初またはその次の区分に強制的に戻すためにn=0またはn=1とすることも可能である。
図8は、固定電源切断時に実行される割込処理(1)を示している。これは、図3(a)の充電状況ルール251の第3のルールに対応している。
最初に、現時点で所定処理を実行中かどうかをチェックする(S51)。実行中でなければ、この処理を終了して、元の処理に復帰する。所定処理を実行中であれば、その「中断」が可能かどうかをチェックする(S52)。これは、その所定処理の種類等に基づいて決まる。中断可能でなければ、所定処理を「停止」して(S53)、元の処理に復帰する。
ステップS52で「中断可」と判断されたら、現在の区間の終了まで待機して(S54)、所定処理を「中断」する(S55)。この中断時には現在処理中のファイルの最後まで処理を続行してから処理を停止してもよい。あるいは、現在処理中のファイルの処理結果は破棄して直ちに処理を停止するようにしてもよい。次に、所定処理の再開に必要な再開用情報を所定の記憶領域に待避する(S56)。ついで、中断フラグをONし(S57)、元の処理に復帰する。
図9は、固定電源切断時に実行される割込処理(2)を示している。これは、図8の処理に類似するが、「中断可」の場合に現在の区間の終了を待たずに所定処理を中断する点(S62,S63)で図8の処理と異なる。すなわち、図9のS61〜S66はそれぞれ図8のS51〜S53,S55〜S57に対応し、図8のステップS64に対応するステップが欠落している。重複した説明は省略する。
図9の処理では、中断時に処理中のファイルについては、なるべくまとまった量の所定処理を実行するという保証はなくなるが、固定電源切断後に電池で所定処理を実行する時間を最小限に抑えることができるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施の形態では本発明の携帯端末として携帯電話端末を例として説明したが、携帯型PC、PDA、情報家電、ゲーム機等の他の携帯端末にも適用可能である。「区間」の長さは時間で定めたが、時間の変わりに処理ファイルの個数で定めてもよい。「所定処理」としては、メモリやHDDのデフラグ処理、ウィルスチェック、ガーベジコレクション、SPAMメールのチェックを挙げたが、これらの一種のみでもよく、また、複数からユーザが選択できるようにしてもよい。さらにはこれら以外の処理であってもよい。
本発明の携帯端末の一種としての携帯電話端末の概略のハードウェア構成例を示す図である。 図1に示した携帯電話端末の本発明に関連する主要な機能を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における所定処理制御ルール記憶部に記憶された各種ルールの内容例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯端末が固定電源に接続されたときに実行される割込処理の一例を表したフローチャートである。 図4のフローチャート内に示した初期条件確認(S16)の具体的な処理を表したフローチャートである。 本発明の実施の形態における所定処理(1)の例を示すフローチャートである。 図6の処理と類似するが、図3(b)に示した端末処理状況ルールの第2のルールに対応する処理ステップを追加したフローチャートである。 本発明の実施の形態において固定電源切断時に実行される割込処理(1)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における固定電源切断時に実行される割込処理(2)を示すフローチャートである。
符号の説明
100…携帯電話端末、104…入力部、105…表示部、106…通信部、106a…アンテナ、110…記憶部、111…音声処理部、111a…マイク、111b…スピーカ、112…電源/充電部、113…二次電池、114…RTC部、200…所定処理実行部、210…ネットワーク処理部、220…所定処理制御部、230…電源接続認識部、235…充電率認識部、240…端末処理状況認識部、250…所定処理制御ルール記憶部、251…充電状況ルール、252…端末処理状況ルール、253…所定処理優先度ルール、260…ローカル記憶部、261…ファイル記憶部、262…メール記憶部、263…所定処理結果記憶部、270…時刻管理部

Claims (11)

  1. 二次電池を動力源として利用する携帯端末装置であって、
    予め定められた所定処理を実行する所定処理実行手段と、
    固定電源への接続の有無を認識する電源接続認識手段と、
    予め定められた条件に従って、前記固定電源へ接続されている間に前記所定処理の実行を制御する所定処理制御手段と
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記予め定められた条件は、充電開始からの経過時間が所定時間を超えること、前記二次電池の充電率が所定値を超えること、充電増加率が所定値未満であること、および予め定められた時間帯もしくはその時間帯以外の時間帯であること、の少なくとも一つである請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記所定処理制御手段は、プロセス稼働率が所定値を超えるとき、前記所定処理の実行を抑止する請求項1または2記載の携帯端末装置。
  4. 前記所定処理制御手段は、前記所定処理の実行開始後、逐次、区間を区切って前記所定処理を実行するよう前記所定処理実行手段を制御する請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 前記所定処理制御手段は、前記所定処理の実行中に前記固定電源の接続が切断されたとき、現在の区間の終了を待って前記所定処理を中断する前記所定処理実行手段を制御する請求項3記載の携帯端末装置。
  6. 前記所定処理制御手段は、前記区間の終了毎に充電率を確認し、確認された充電率に応じて次区間の長さを段階的に長くするように決定する請求項4または5記載の携帯端末装置。
  7. 無線通信手段を備え、前記所定処理制御手段は、前記無線通信手段によりネットワーク発信が行われたときには前記次区間の長さを短くすることを特徴とする請求項6記載の携帯端末装置。
  8. 前記所定処理制御手段は、前記所定処理の中断時に、その所定処理の再開に必要な情報を待避する請求項4記載の携帯端末装置。
  9. 前記所定処理として複数の処理を含み、前記所定処理制御手段は、予め定められた条件に従っていずれの処理を優先して実行するかを決定する請求項1記載の携帯端末装置。
  10. 前記予め定められた条件は、処理全体の所要時間、処理の分割実行の可能性、最終実行日時のいずれかに基づくものである請求項9記載の携帯端末装置。
  11. 前記所定処理制御手段は、予め定められた条件に従って、前記所定処理の複数の対象ファイルのうちどのファイルを優先して処理するかを決定する請求項1または9記載の携帯端末装置。
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