JP2007327617A - トリポード型等速ジョイント - Google Patents
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Abstract
【課題】誘起スラスト力を低減しつつ、小型化が可能なトリポード型等速ジョイントを提供する。
【解決手段】トルク伝達領域において、トリポード型等速ジョイントのトリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bx(トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部22の幅)を、根元側から先端側に行くに従って小さく形成する。
【選択図】図2
【解決手段】トルク伝達領域において、トリポード型等速ジョイントのトリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bx(トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部22の幅)を、根元側から先端側に行くに従って小さく形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、トリポード型等速ジョイントに関するものである。
従来のトリポード軸部は、円柱状をなしていた。このトリポード型等速ジョイントにおいて、ジョイント角が0度でない場合に回転力を伝達する際には、ローラがトリポード軸部の軸回りに回転且つ軸方向に往復移動しながら、アウタレースの案内溝に沿って往復移動する。このとき、トリポード軸部が円柱状であるため、ローラは、常にトリポード軸部に対して同軸上に位置している。そのため、ローラと案内溝との間に滑りが発生し、その結果、ジョイント軸方向に誘起スラスト力が発生する。この誘起スラスト力は、車体の振動や騒音の発生原因となり、車両のNVH性能に影響を与える。
そこで、誘起スラスト力を低減するために、例えば、特開平3−172619号公報(特許文献1)や、特開2000−320563号公報(特許文献2)に開示されたものがある。特許文献1に開示されたトリポード型等速ジョイントは、トリポード軸部の外周面形状を球面状にしている。これにより、ローラがトリポード軸部に対して揺動可能となり、ローラと案内溝との間に滑りが発生しないとされている。
また、特許文献2に開示されたトリポード型等速ジョイントは、トリポード軸部を、軸直交断面形状が常に同一の楕円柱としている。この楕円柱は、中間シャフト軸方向においてトリポード軸部とローラとの間に隙間が形成され、且つ、トルク伝達方向においてトリポード軸部とローラとが接触する形状である。従って、トルク伝達方向から見た場合に、トリポード軸部に対してローラが傾斜するように動作することができる。これにより、ローラと案内溝との間に滑りが発生しないとされている。
特開平3−172619号公報
特開2000−320563号公報
ここで、特許文献1に開示されたトリポード型等速ジョイントにおいては、トリポード軸部の根元部がくびれ形状をなしているため、根元部の断面係数が小さくなる。また、特許文献2に開示されたトリポード型等速ジョイントにおいては、トリポード軸部を軸直交断面形状が常に同一の楕円柱としているため、トリポード軸部の根元部の断面係数が小さくなる。そのため、上記何れの場合にも、トリポード軸部の強度を確保するために、トリポード軸部の断面形状を大型化する必要がある。従って、トリポード型等速ジョイントの外形が大型化する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、誘起スラスト力を低減しつつ、小型化が可能なトリポード型等速ジョイントを提供することを目的とする。
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、誘起スラスト力を低減するために、トリポード軸部に対するローラの必要揺動角度がトリポード軸部に対するローラの相対位置に応じて異なることを思いつき、本発明を完成するに至った。
まず、誘起スラスト力を低減するための、トリポード軸部に対するローラの必要揺動角度について説明する。ジョイント角が0度の場合には、トリポード軸部に対するローラの相対位置は、常に一定である。この場合のローラの位置は、トリポード軸部のトルク伝達領域のうち、最も根元側である。
ここで、トルク伝達領域とは、トリポード軸部の外周面のうちトルク伝達に寄与する部位が含まれるトリポード軸部の軸方向領域である。トルク伝達に寄与する部位とは、トリポード軸部とローラとの間でトルク伝達が行われる際に、トリポード軸部のうちローラに接触し得る部位である。
一方、ジョイント角が0度でない場合には、ローラは、トリポード軸部に対してトリポード軸方向に往復移動する。そして、ローラがトリポード軸部のうち最も根元側に位置する場合に、誘起スラスト力を低減するためには、ローラのローラ回転軸とトリポード軸部のトリポード軸とが一致するとよい。この場合におけるトリポード軸部に対するローラの位置は、ジョイント角が0度の場合におけるトリポード軸部に対するローラの位置に一致する。
また、ジョイント角が0度でない場合で、ローラがトリポード軸部のうち先端側に位置する場合に、誘起スラスト力を低減するためには、ローラがトリポード軸部に対して傾斜した状態であるとよい。この傾斜角度は、ローラがトリポード軸部のうち先端側に行くほど、大きくなるようにするとよい。
つまり、ローラがトリポード軸部のうち根元側に位置する場合に、ローラのローラ回転軸とトリポード軸部のトリポード軸とが一致させ、ローラがトリポード軸部のうち先端側に行くほど、トリポード軸部に対するローラの傾斜角度が大きくなるようにするとよい。
そこで、本発明のトリポード型等速ジョイントは、以下のようにする。すなわち、本発明のトリポード型等速ジョイントは、アウタレースと、トリポードと、ローラとを備える。アウタレースは、カップ状からなり、内周面に回転軸(以下、「アウタレース回転軸」という)方向に延びる3本の案内溝が形成されている。トリポードは、円筒状からなるボス部と、ボス部からそれぞれ中間シャフト軸の径方向外側に延在しそれぞれの案内溝内に挿入される3本のトリポード軸部とを備える。ローラは、リング状からなりそれぞれのトリポード軸部に回転可能に軸支され、且つ、案内溝に転動可能に係合する。そして、トリポード軸部のトルク伝達領域において、トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅は、根元側から先端側に行くに従って小さく形成されている。
つまり、本発明のトリポード型等速ジョイントによれば、トルク伝達領域において、トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅が根元側から先端側に行くに従って小さく形成されている。ここで、ローラの内径は、少なくとも、トリポード軸部の根元部における中間シャフト軸方向幅以上である。そうすると、トリポード軸部の先端部においては、トルク伝達方向から見た場合に、トリポード軸部とローラとの間に隙間が形成される。従って、ローラは、トルク伝達方向から見た場合に、トリポード軸部の先端側では揺動することができる。さらに、ローラがトリポード軸部の根元側から先端側に行くに従って、トルク伝達方向から見た場合に、トリポード軸部に対するローラの揺動角度を大きくできる。これにより、誘起スラスト力を低減するように、トリポード軸部に対するローラの揺動角度を変えることができる。
さらに、本発明のトリポード型等速ジョイントによれば、トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅が先端側に行くに従って小さく形成されている。つまり、トリポード軸部の根元部の中間シャフト軸方向幅を大きくできるということである。例えば、トリポード軸部の根元部においては、ローラとトリポード軸部との間に隙間が生じないようにすることもできる。従って、トリポード軸部の根元部の断面係数を大きくすることができる。その結果、トリポード軸部の強度を高めることができるので、トリポード型等速ジョイントの外形を小型化することができる。
例えば、特許文献2に記載の楕円柱からなるトリポード軸部の場合と比較する。例えば、本発明のトリポード軸部の先端部の形状を、特許文献2に記載のトリポード軸部の楕円形とする。この場合、本発明のトリポード軸部の根元部のトルク伝達方向幅は、前記楕円の小径よりも大きくなる。従って、本発明のトリポード軸部の根元部の断面係数は、特許文献2に記載のトリポード軸部の根元部の断面係数よりも大きくすることができる。従って、楕円柱からなるトリポード軸部の場合に比べて、トリポード型等速ジョイントの外形を小型化することができる。
また、中間シャフト軸及びトリポード軸に直交する方向をトルク伝達方向と規定した場合に、トルク伝達領域において、トリポード軸部のトルク伝達方向幅は、根元側から先端側に行くに従って小さく形成されているとよい。この場合、ローラの内径は、少なくとも、トリポード軸部の根元部におけるトルク伝達方向幅以上である。そうすると、トリポード軸部の先端部においては、中間シャフト軸方向から見た場合に、トリポード軸部とローラとの間に隙間が形成される。従って、ローラは、中間シャフト軸方向から見た場合に、トリポード軸部の先端側では揺動することができる。さらに、ローラがトリポード軸部の根元側から先端側に行くに従って、中間シャフト軸方向から見た場合に、トリポード軸部に対するローラの揺動角度を大きくできる。これにより、ローラは、トリポード軸部の先端側ほど揺動自由度が大きくなる。その結果、誘起スラスト力の発生をより低減できる。
なお、トルク伝達領域において、トリポード軸部のトルク伝達方向幅は、根元側から先端側に亘って、同一となるように形成してもよい。この場合であっても、トリポード軸部に対するローラの必要な揺動角度は確保されているので、誘起スラスト力の発生を十分に低減できる。ただし、この場合は、トルク伝達方向幅を根元側から先端側に行くに従って小さく形成する場合に比べて、揺動自由度が小さいため、誘起スラスト力が大きくなるおそれがある。
ここで、上述したように、誘起スラスト力などを低減するためには、トルク伝達方向から見た場合には、トリポード軸部に対してローラは揺動する必要がある。一方、中間シャフト軸方向から見た場合には、トリポード軸部に対してローラがそれほど揺動する必要はない。例えば、特許文献1に記載のトリポード型等速ジョイントは、中間シャフト軸方向及びトルク伝達方向の何れから見た場合にも、トリポード軸部に対してローラが大きく揺動できる。しかし、中間シャフト軸方向から見た場合にもローラがトリポード軸部に対して揺動することにより、ローラの端面が案内溝に接触するおそれがある。この接触により、ローラと案内溝との間に滑りが発生し、結果として誘起スラスト力を発生する。
そこで、トリポード軸部の先端部の中間シャフト軸方向幅は、トリポード軸部の先端部のトルク伝達方向幅より小さく形成されるようにするとよい。これにより、トリポード軸部の先端部において、中間シャフト軸方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動可能な角度は、トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動可能な角度より小さくできる。従って、誘起スラスト力を低減するために、トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの必要揺動角度を確保しつつ、中間シャフト軸方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動により、ローラの端面と案内溝との接触による誘起スラスト力の増大を招来することを低減できる。
また、トルク伝達領域において、トリポード軸部の根元部の中間シャフト軸方向幅に対するトリポード軸部の先端部の中間シャフト軸方向幅の比は、0.25〜0.8とするとよい。好ましくは、前記比は、0.45〜0.65である。より好ましくは、前記比は、0.55である。これにより、トリポード軸部の先端側にローラが位置する場合に、トリポード軸部に対してローラが十分に揺動することができる。従って、誘起スラスト力を確実に低減することができる。
また、トルク伝達領域において、トリポード軸部の根元部のトルク伝達方向幅に対するトリポード軸部の先端部のトルク伝達方向幅の比は、0.7〜1.0とするとよい。好ましくは、前記比は、0.85〜0.98である。より好ましくは、前記比は、0.95である。これにより、確実に誘起スラスト力を低減することができる。
また、トリポード軸部の軸直交断面形状は、楕円状に形成され、トリポード軸部のトルク伝達方向幅をaとし、トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅をbと規定した場合に、トルク伝達領域において、トリポード軸部の根元部の楕円度b/aは0.70〜1.30であり、トリポード軸部の先端部の楕円度b/aは0.35〜0.80とするとよい。好ましくは、根元部の楕円度b/aは0.95〜1.05であり、先端部の楕円度b/aは0.45〜0.65である。これにより、確実に誘起スラスト力を低減することができる。
また、トルク伝達領域において、トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅は、同一のトリポード軸方向位置におけるトリポード軸部のトルク伝達方向幅以下とするとよい。これにより、トリポード軸方向の何れの位置においても、中間シャフト軸方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動可能な角度は、トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動可能な角度より小さくなる。従って、トリポード軸方向の何れの位置においても、誘起スラスト力を低減するために、トルク伝達方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの必要揺動角度を確保しつつ、中間シャフト軸方向から見た場合におけるトリポード軸部に対するローラの揺動により、ローラの端面と案内溝との接触による誘起スラスト力の増大を招来することを低減できる。
また、トリポード軸部の根元部の軸直交断面形状は、円形に形成されるとよい。これにより、トリポード軸部の根元部の断面係数を大きくすることが可能となる。従って、トリポード軸部の強度を大きくすることができるので、トリポード型等速ジョイントの外形をさらに小型化することができる。特に、この軸直交断面形状の直径が、ローラの内径とほぼ同等の場合が、断面係数が最大となる状態である。
本発明のトリポード型等速ジョイントによれば、誘起スラスト力を低減しつつ、小型化が可能となる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。ここで、本実施形態のトリポード型等速ジョイントは、車両の動力伝達シャフトの連結に用いる場合を例に挙げて説明する。具体的には、ディファレンシャルギアに連結された軸部と中間シャフトとの連結部位に用いる場合である。
このトリポード型等速ジョイントについて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、トリポード型等速ジョイントの中間シャフト軸径方向断面図(以下、「中間シャフト軸方向視図」という)を示す。図2は、トリポード型等速ジョイントの中間シャフト軸方向断面図(以下、「トルク伝達方向視図」という)を示す。図3は、トリポード20を、トリポード軸部22の先端側から見た図である。すなわち、図3は、トリポード20を図2の上側から見た図である。
このトリポード型等速ジョイントは、一方側のシャフト(図示せず)に連結されるアウタレース10と、他方側のシャフト(図示せず)(中間シャフト)に連結されるトリポード20と、アウタレース10とトリポード20との間に介在するローラ30とから構成される。
アウタレース10は、カップ状(有底筒状)に形成されており、カップ底外側が一方側のシャフトに連結されている。そして、アウタレース10のカップ状部分の内周面には、アウタレース回転軸方向(図1の前後方向、図2の左右方向)に延びる案内溝11が等間隔に3本形成されている。なお、図1及び図2においては、1本の案内溝11のみを示す。
トリポード20は、アウタレース10のカップ状部分の内側に配置されている。このトリポード20は、ボス部21と、3本のトリポード軸部22とを備える。ボス部21は、円筒状からなり、ボス部21の内周側が、他方側のシャフト(中間シャフト)の端部に連結される。
それぞれのトリポード軸部22は、ボス部21の外周側に、中間シャフト軸(トリポード20の軸心)の径方向外側に向かって延在するように、且つ、ボス部21の周方向に等間隔に形成されている。トリポード軸部22は、楕円断面形状(円形断面形状を含む)の柱状からなる。詳細には、図1及び図3に示すように、トルク伝達領域において、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axは、トリポード軸部22の根元側から先端側に行くに従って、僅かに小さく形成されている。すなわち、トリポード軸部22の先端部のトルク伝達方向幅a2は、トリポード軸部22の根元部のトルク伝達方向幅a1より小さく形成されている。なお、詳細は後述するが、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axは、全て一定としてもよい。
また、図2及び図3に示すように、トルク伝達領域において、トリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bxは、トリポード軸部22の根元側から先端側に行くに従って、小さく形成されている。すなわち、トリポード軸部22の先端部の中間シャフト軸方向幅b2は、トリポード軸部22の根元部の中間シャフト軸方向幅b1より小さく形成されている。そして、トリポード軸部22の先端部の中間シャフト軸方向幅b2は、当該先端部のトルク伝達方向幅a2よりも小さく形成されている。
ここで、トルク伝達領域とは、図2に示す領域であって、トリポード軸部22の外周面のうちトルク伝達に寄与する部位が含まれるトリポード軸部22の軸方向領域である。トルク伝達に寄与する部位とは、トリポード軸部22とローラ30との間でトルク伝達が行われる際に、トリポード軸部22のうちローラ30のインナローラ31に接触し得る部位である。このトルク伝達に寄与する部位は、図1において、トリポード軸部22の左右端側である。なお、トリポード軸部22の詳細形状については、後述する。
ローラ30は、リング状からなる。ローラ30は、トリポード軸部22の外周側に、トリポード軸回りに回転可能に、且つ、トリポード軸方向に摺動可能に、軸支されている。さらに、ローラ30は、トリポード軸部22に対して揺動可能である。さらに、ローラ30は、案内溝11に転動可能に配置されている。このローラ30は、インナローラ31と、アウタローラ32と、複数のニードル33と、2個のスナップリング34、34とから構成される。
インナローラ31は、円筒状からなり、それぞれのトリポード軸部22の先端部221に回転、摺動且つ揺動可能に軸支されている。インナローラ31の円筒状内面は、トリポード軸部22に接触する。そして、インナローラ31の筒長は、トリポード軸部22のトルク伝達領域の長さよりも僅かに小さい。このインナローラ31の内径は、トリポード軸部22の根元部の長径より僅かに大きくされている。
ここで、トリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bxは、根元側から先端側に行くに従って小さく形成されている。従って、インナローラ31がトリポード軸部22の根元部に位置する場合には、トルク伝達方向視(図2)において、ローラ30はトリポード軸部22に対してほとんど揺動できない。これに対して、インナローラ31がトリポード軸部22の先端部に位置する場合には、トルク伝達方向視(図2)において、ローラ30はトリポード軸部22に対して大きく揺動できる。そして、この揺動角度は、トリポード軸部22に対するインナローラ31の位置が根元側から先端側に行くに従って、大きくなる。
一方、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axは、根元側から先端側まで全て一定の場合がある。この場合、インナローラ31はトリポード軸部22の何れの位置にある場合にも、中間シャフト軸方向視(図1)において、ローラ30はトリポード軸部22に対してほとんど揺動しない。
また、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axは、根元側から先端側に行くに従って、小さく形成されている場合がある。この場合、インナローラ31がトリポード軸部22の根元部に位置する場合には、中間シャフト軸方向視(図1)において、ローラ30はトリポード軸部22に対してほとんど揺動しない。これに対して、インナローラ31がトリポード軸部22の先端部に位置する場合には、中間シャフト軸方向視(図1)において、ローラ30はトリポード軸部22に対して揺動できる。そして、この揺動角度は、トリポード軸部22に対するインナローラ31の位置が根元側から先端側に行くに従って、大きくなる。さらに、トリポード軸部22の先端部の中間シャフト軸方向幅b2は、当該先端部のトルク伝達方向幅a2よりも小さく形成されている。従って、インナローラ31がトリポード軸部22の先端部に位置する場合には、中間シャフト軸方向視(図1)におけるローラ30の揺動可能角度は、トルク伝達方向視(図2)におけるローラ30の揺動可能角度より小さくなる。
アウタローラ32は、円筒状からなる。このアウタローラ32の外周面は、案内溝11に倣った形状からなる。従って、アウタローラ32は、案内溝11に対して図1の上下方向の軸回り(トリポード軸回り)に転動可能に係合する。さらに、アウタローラ32の内周面には、径方向外側(図1の上側)及び径方向内側(図1の下側)に係止溝32aが形成されている。そして、それぞれのニードル33は、細長い円柱状からなり、インナローラ31とアウタローラ32の間に、インナローラ31及びアウタローラ32に対して転動可能に介在している。
スナップリング34、34は、係止溝32aにそれぞれ嵌め込まれ、インナローラ31及びニードル33に対して、ローラ回転軸方向(図1の上下方向)に係合するようにされている。つまり、スナップリング34、34は、インナローラ31及びニードル33がアウタローラ32の内側から図1の上方向及び下方向へ離脱しないようにしている。
なお、上記においては、ローラ30のインナローラ31は、円筒状としたが、インナローラ31の内周面又は外周面は、球面状からなるようにしてもよいし、ローラ回転軸径方向(径方向外側又は径方向内側)にくぼみ、又は、ふくらみを有するものでもよい。また、上記において、アウタローラ32についても、円筒状としたが、アウタローラ32の外周面又は内周面は、球面状からなるようにしてもよいし、ローラ回転軸径方向(径方向外側又は径方向内側)にくぼみ、又は、ふくらみを有するものでもよい。
次に、上述したトリポード型等速ジョイントの動作について説明する。まず、ジョイント角が0度の場合、すなわち、中間シャフト軸とアウタレース回転軸とが一致している場合には、ローラ30はトリポード軸部22の根元部に位置する。このとき、ローラ30が案内溝11に沿って滑らかに転動するためには、ローラ30のローラ回転軸とトリポード軸部22のトリポード軸とが一致しているとよい。そして、ローラ30がトリポード軸部22の根元部に位置するときには、ローラ30はトリポード軸部22に対してほとんど揺動せず、ローラ30のローラ回転軸とトリポード軸部22のトリポード軸とがほぼ一致した状態となる。従って、ジョイント角が0度の場合には、ローラ30は、案内溝11に沿って滑らかに転動することができる。
一方、ジョイント角が0度でない場合、すなわち、中間シャフト軸とアウタレース回転軸とが傾斜している場合には、ローラ30は、トリポード軸部22の根元部と先端部との間を往復移動する。そして、ジョイント角が0度でない場合において、ローラ30がトリポード軸部22の根元部に位置する場合に、ローラ30が案内溝11に沿って滑らかに転動するためには、ローラ30のローラ回転軸とトリポード軸部22のトリポード軸とが一致しているとよい。そして、ローラ30がトリポード軸部22の根元部に位置するときには、ローラ30はトリポード軸部22に対してほとんど揺動せず、ローラ30のローラ回転軸とトリポード軸部22のトリポード軸とがほぼ一致した状態となる。
また、ジョイント角が0度でない場合において、ローラ30がトリポード軸部22の先端部に位置する場合に、ローラ30が案内溝11に沿って滑らかに転動するためには、図2の二点鎖線にて示すように、トルク伝達方向視(図2)において、ローラ30はトリポード軸部22に対して傾斜しているとよい。そして、ローラ30がトリポード軸部22の先端部に位置するときには、ローラ30はトリポード軸部22に対して大きく揺動可能であるため、ローラ30は、案内溝11に沿うようにトリポード軸部22に対して揺動する。従って、ジョイント角が0度でない場合にも、ローラ30は、案内溝11に沿って滑らかに転動することができる。
次に、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅ax及び中間シャフト軸方向幅bxを変化させた場合に、誘起スラスト力が測定する実験を行った。この実験は、アウタレース10を検出用軸受に支持し、トリポード20をアウタレース10に対して所定角度に保持し、検出用軸受に発生するスラスト力を測定した。つまり、このスラスト力は、トリポード型等速ジョイントが発生する誘起スラスト力に相当する。
第1の実験として、トルク伝達方向幅axを固定した状態において、中間シャフト軸方向幅bxを変化させた場合に発生する誘起スラスト力を測定した。ここで、第1の実験の条件として、中間シャフト軸方向幅bxは、根元部から先端側に行くに従って小さくするようにしている。さらに、トリポード軸部22のトリポード軸直交断面形状は、中間シャフト軸方向幅bxが楕円の長径又は短径となる楕円形状としている。
この測定結果を図4に示す。図4は、横軸を、根元部の中間シャフト軸方向幅b1に対する任意位置の中間シャフト軸方向幅bxの比(bx/b1)とし、縦軸を、トリポード軸部22の根元部から先端部までの軸方向位置とする。そして、図4において、誘起スラスト力が所定値以下の範囲を濃色ハッチングにより示す。
図4から分かるように、根元部の中間シャフト軸方向幅b1を1とした場合に、先端部の中間シャフト軸方向幅b2が0.25〜0.8の範囲が、誘起スラスト力が小さい。また、先端部の中間シャフト軸方向幅b2が0.45〜0.65の範囲が、さらに誘起スラスト力が小さい。そして、最も誘起スラスト力が小さくなるのは、先端部の中間シャフト軸方向幅b2が、0.55の状態である。
ここで、先端部の比b2/b1が大きいほど、ローラ30がトリポード軸部22の先端部に位置する場合に、ローラ30の揺動角度が小さくなる。そのため、ローラ30が案内溝11に滑らかに転動できず、誘起スラスト力が大きくなったものと考えられる。
なお、図4に示す濃色ハッチングの範囲であれば、トリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bxの根元部から先端部の間においては、上記条件を満たす限りどのような形状であってもよい。すなわち、根元部から先端部までの経路が、直線であっても、均一曲率の曲線であっても、曲率が変化する曲線であってもよい。ただし、トリポード軸部22の中間シャフト軸方向幅bxの根元部から先端部の間においては、根元部から先端部に行くに従って、比bx/b1の変化率が大きくなる方が、誘起スラスト力が小さくなっている。
第2の実験として、中間シャフト軸方向幅bxを固定した状態において、トルク伝達方向幅axを変化させた場合に発生する誘起スラスト力を測定した。ここで、第2の実験の条件として、トルク伝達方向幅axは、根元部から先端部まで全てに亘って一定、又は、根元部から先端側に行くに従って小さくするようにしている。さらに、トリポード軸部22のトリポード軸直交断面形状は、トルク伝達方向幅axが楕円の長径又は短径となる楕円形状としている。
この測定結果を図5に示す。図5は、横軸を、根元部のトルク伝達方向幅a1に対する任意位置のトルク伝達方向幅axの比(ax/a1)とし、縦軸を、トリポード軸部22の根元部から先端部までの軸方向位置とする。そして、図5において、誘起スラスト力が所定値以下の範囲を濃色ハッチングにより示す。
図5から分かるように、根元部のトルク伝達方向幅a1を1とした場合に、先端部のトルク伝達方向幅a2が0.7〜1.0の範囲が、誘起スラスト力が小さい。また、先端部のトルク伝達方向幅a2が0.85〜0.98の範囲が、さらに誘起スラスト力が小さい。そして、最も誘起スラスト力が小さくなるのは、先端部の中間シャフト軸方向幅b2が、0.95の状態である。
ここで、先端部の比a2/a1が0.7より小さい場合には、ローラ30がトリポード軸部22の先端部に位置する場合に、中間シャフト軸方向視におけるローラ30の揺動自由度が大きくなる。そのため、ローラ30の端面が案内溝11に接触するおそれがある。この接触により、誘起スラスト力が大きくなったものと考えられる。
なお、図5に示す濃色ハッチングの範囲であれば、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axの根元部から先端部の間においては、上記条件を満たす限りどのような形状であってもよい。すなわち、根元部から先端部までの経路が、直線であっても、均一曲率の曲線であっても、曲率が変化する曲線であってもよい。ただし、トリポード軸部22のトルク伝達方向幅axの根元部から先端部の間においては、根元部から先端部に行くに従って、比ax/a1の変化率が大きくなる方が、誘起スラスト力が小さくなっている。
第3の実験として、トリポード軸部22のトリポード軸直交断面形状が中間シャフト軸方向幅bx又はトルク伝達方向幅axを長径又は短径となる楕円形状とし、楕円度bx/axを変化させた場合に発生する誘起スラスト力を測定した。ここで、第3の実験における条件として、中間シャフト軸方向幅bxは、根元部から先端側に行くに従って小さくするようにしている。また、トルク伝達方向幅axは、根元部から先端部まで全てに亘って一定、又は、根元部から先端側に行くに従って小さくするようにしている。さらに、楕円度bx/axが、根元部から先端側に行くに従って小さくなるようにしている。
この測定結果を図6に示す。図6は、横軸を、楕円度bx/axとし、縦軸を、トリポード軸部22の根元部から先端部までの軸方向位置とする。そして、図6において、誘起スラスト力が所定値以下の範囲を濃色ハッチングにより示す。
図6から分かるように、根元部の楕円度b1/a1は、0.70〜1.30であり、先端部の楕円度b2/a2は、0.35〜0.80の範囲が、誘起スラスト力が小さい。また、根元部の楕円度b1/a1は、0.95〜1.05であり、先端部の楕円度b2/a2は、0.45〜0.65の範囲が、さらに誘起スラスト力が小さい。そして、最も誘起スラスト力が小さくなるのは、根元部の楕円度b1/a1が1.00であり、先端部の楕円度b2/a2が0.55の状態である。
なお、図6に示す濃色ハッチングの範囲であれば、トリポード軸部22の根元部から先端部の間においては、上記条件を満たす限りどのような形状であってもよい。すなわち、根元部から先端部までの経路が、直線であっても、均一曲率の曲線であっても、曲率が変化する曲線であってもよい。ただし、トリポード軸部22の根元部から先端部の間においては、根元部から先端部に行くに従って、楕円度bx/axの変化率が大きくなる方が、誘起スラスト力が小さくなっている。
ここで、本実施形態のトリポード軸部22は、先端部に比べて根元部の断面係数が大きくなる。従って、トリポード軸部22の強度を高くすることができ、結果としてトリポード型等速ジョイントの小型化を図ることができる。特に、根元部のトリポード軸直交断面形状は、断面係数が最大となる円形とすることができる。
10:アウタレース、 11:案内溝、
20:トリポード、 21:ボス部、 22:トリポード軸部、
30:ローラ、 31:インナローラ、 32:アウタローラ、 33:ニードル、
34:スナップリング
20:トリポード、 21:ボス部、 22:トリポード軸部、
30:ローラ、 31:インナローラ、 32:アウタローラ、 33:ニードル、
34:スナップリング
Claims (9)
- カップ状からなり、内周面に回転軸方向に延びる3本の案内溝が形成されたアウタレースと、
円筒状からなるボス部と、前記ボス部からそれぞれ中間シャフト軸の径方向外側に延在しそれぞれの前記案内溝内に挿入される3本のトリポード軸部と、を備えるトリポードと、
リング状からなりそれぞれの前記トリポード軸部に回転可能に軸支され、且つ、前記案内溝に転動可能に係合するローラと、
を備えるトリポード型等速ジョイントであって、
前記トリポード軸部のトルク伝達領域において、前記トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅は、根元側から先端側に行くに従って小さく形成されていることを特徴とするトリポード型等速ジョイント。 - 中間シャフト軸及びトリポード軸に直交する方向をトルク伝達方向と規定した場合に、
前記トルク伝達領域において、前記トリポード軸部のトルク伝達方向幅は、根元側から先端側に行くに従って小さく形成されている請求項1記載のトリポード型等速ジョイント。 - 前記トリポード軸部の先端部の前記中間シャフト軸方向幅は、前記トリポード軸部の先端部の前記トルク伝達方向幅より小さく形成されている請求項1又は2に記載のトリポード型等速ジョイント。
- 前記トルク伝達領域において、前記トリポード軸部の根元部の前記中間シャフト軸方向幅に対する前記トリポード軸部の先端部の前記中間シャフト軸方向幅の比は、0.25〜0.8である請求項1〜3の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。
- 前記トルク伝達領域において、前記トリポード軸部の根元部の前記トルク伝達方向幅に対する前記トリポード軸部の先端部の前記トルク伝達方向幅の比は、0.7〜1.0である請求項1〜4の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。
- 前記トリポード軸部の軸直交断面形状は、楕円状に形成され、
前記トリポード軸部のトルク伝達方向幅をaとし、前記トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅をbと規定した場合に、
前記トルク伝達領域において、前記トリポード軸部の根元部の楕円度b/aは0.70〜1.30であり、前記トリポード軸部の先端部の楕円度b/aは0.35〜0.80である請求項1〜5の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。 - 前記トルク伝達領域において、前記トリポード軸部の中間シャフト軸方向幅は、同一のトリポード軸方向位置における前記トリポード軸部のトルク伝達方向幅以下である請求項1〜6の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。
- 前記ローラの内周面は、円筒状である請求項1〜7の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。
- 前記トリポード軸部の根元部の軸直交断面形状は、円形に形成される請求項1〜8の何れか一項に記載のトリポード型等速ジョイント。
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- 2006-06-09 JP JP2006160955A patent/JP2007327617A/ja active Pending
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