JP2007326425A - 通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】故障解析センタの処理負荷を削減する。
【解決手段】車両に搭載され,前記車両の車両状態を示す車両状態データを車両の故障原因を解析する故障解析センタへ送信する通信制御ユニットであって,前記故障解析センタから,前記車両の車両種別に対応した車両状態データの種別を受信し,前記車両状態データの異常を検知した場合または故障原因解析の指示入力を受けた場合は,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信し,前記故障解析センタに前記送信した車両状態データに基づいて故障原因の解析をさせる。
【選択図】図3
【解決手段】車両に搭載され,前記車両の車両状態を示す車両状態データを車両の故障原因を解析する故障解析センタへ送信する通信制御ユニットであって,前記故障解析センタから,前記車両の車両種別に対応した車両状態データの種別を受信し,前記車両状態データの異常を検知した場合または故障原因解析の指示入力を受けた場合は,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信し,前記故障解析センタに前記送信した車両状態データに基づいて故障原因の解析をさせる。
【選択図】図3
Description
本発明は,車両状態データを故障解析センタへ送信する通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法に関し,特に,故障解析センタにて故障原因の解析に必要な車両状態データの種別を判断し,故障解析センタに指示された種別の車両状態データを送信するような通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法に関する。
車両の状態に関するデータを故障解析センタに送信し,故障解析センタで故障原因を解析して車両に対処方法を通知する車両の故障解析方法が提案されている。例えば,特許文献1には,故障解析センタで車両から送信された車両状態データに基づき故障原因を解析し,車両の乗員は携帯電話等で随時診断結果にアクセスできる故障解析システムが記載されている。
特開2002−168734号公報
これらの故障解析方法においては,通常1つの故障解析センタに対し複数の車両からの車両状態データが送信される。よって,車両から通信されるデータ量が増大すれば,故障解析センタでの処理時間が長くかかることになる。また,車両から送信される車両状態データに実際に生じている故障原因の解析に不要なデータが含まれていれば,不要なデータの解析のために故障解析センタの処理負荷が増大してしまう。すると,故障解析センタが故障原因の解析と車両への応答をリアルタイムに行うことができなくなるという問題が生じる。
そこで,本発明の目的は,故障解析センタの処理負荷を軽減する通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,車両に搭載され,前記車両の車両状態を示す車両状態データを車両の故障原因を解析する故障解析センタへ送信する通信制御ユニットであって,前記故障解析センタから,前記車両の車両種別に対応した車両状態データの種別を受信し,前記車両状態データの異常を検知した場合または故障原因解析の指示入力を受けた場合は,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信し,前記故障解析センタに前記送信した車両状態データに基づいて故障原因の解析をさせることを特徴とする。
上記第1の側面によれば,故障解析センタは車両種別ごとに頻度の高い故障原因を求めるのに必要な種別の車両状態データを処理すればよく,その他の種別の車両状態データを処理しないので,故障解析センタでの故障原因解析の処理効率が向上する。
上記第1の側面における好ましい実施例によれば,前記通信制御ユニットは,前記車両状態データを取得した時の前記車両の使用状況を示す使用状況データをさらに前記故障解析センタへ送信し,前記故障解析センタが前記使用状況データに基づいて当該車両状態データ送信の中止を要求したときには,当該送信を中止することを特徴とする。よって,車両状態データが取得されたときの環境温度,CPU使用率等の車両の使用状況により車両状態データの信頼性が低いときは,故障解析センタはかかる車両状態データを受信しこれを解析することを中止することができる。よって,故障解析センタの処理負荷を軽減するとともに,通信トラフィックを削減できる。
本発明における通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法によれば,故障解析センタは車両種別ごとに必要最小限のデータ処理量で故障原因を求めることができる。よって,故障解析センタでの処理時間を最小限にすることができ,故障原因の解析と車両への応答をよりリアルタイムに行うことができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,本実施の形態における車両に搭載されるシステムの構成と故障センタの構成を説明する図である。車両100に搭載される通信制御ユニット114は自車両各部の状態を示す車両状態データを故障解析センタ200へ送信し,故障解析センタ200は車両状態データに基づき故障原因を解析し,解析した故障原因と対処方法とを車両100へ送信する。
車両100には,車両各部の動作を制御する,エンジンECU122,ABS(アンチロックブレーキシステム)−ECU124,トランスミッションECU126,…等のECU(Electronic Control Unit)が搭載され,各ECUは車内ネットワークNWにより接続される。エンジンECU122,ABS−ECU124,トランスミッションECU126(以下,これらを各ECUという)は,CPUと,ROM,EPROM,RAMなどの記憶装置とを備えたマイクロコンピュータにより構成される。
各ECUは,不図示の各種センサから車両の状態を示す車両状態データを取得し,その車両状態データに基づき,内蔵の記憶装置に格納される制御プログラムに従って車両各部の動作を制御する。例えば,エンジンECU122は,エンジン回転数センサやバッテリ電圧センサ,冷却水温センサなどが検出したデータ及び信号に基づいてエンジンの動作を制御する。ABS−ECU124は,ホイール回転数センサや車速センサからのデータに基づきブレーキの制動力が最適になるように制御する。また,トランスミッションECU126は,エンジン回転数やアクセル開度を検知して,車両の変速機の動作を制御する。
また,各ECUは,車両各部から取得した車両状態データを,車内ネットワークNWを介して接続される通信制御ユニット114へ送るとともに,記憶部116に書込む。記憶部116に書込まれた車両状態データはログとして蓄積され,車両状態レコード119として格納される。
故障解析センタ200とのデータの送受信を制御する通信制御ユニット114は,CPUと,ROM,EPROM,RAMなどの記憶装置とを備えたマイクロコンピュータにより構成される。通信制御ユニット114は,車内ネットワークNWを介して各ECUや記憶部116から車両状態データを取得して,通信部112により故障解析センタ200へ送信する。また,車内ネットワークNWには,車両100の乗員に対し各種通知を表示する表示部118,乗員からの操作入力を受ける操作入力部120が接続される。
通信制御ユニット114は,各ECUが局所的な異常を検知した場合,各ECUから入力される車両状態データ相互の関係の異常を検知した場合,および操作入力部120を介して乗員から故障原因解析の指示入力を受けた場合に,それぞれの場合に応じたデータを故障解析センタ200へ送信する。
まず,各ECUは,各種センサが異常値を検知した場合や入力されるべき信号が断絶した場合には,内蔵のROMに保持するダイアグノーシス(故障診断)コード(以下,単にダイアグコードという)を通信制御ユニット114へ送る。例えば,冷却水温度センサが通常の状況ではありえない−50℃という冷却水温度を検知してエンジンECU122に入力されると,エンジンECU122は冷却水温度センサの故障に対応するダイアグコードを通信制御ユニット114へ送る。そして通信制御ユニット114は,各ECUからダイアグコードの入力を受けると,ダイアグコードを故障解析センタ200へ送信する。この場合は,すでに故障原因が特定されているので,故障解析センタ200では故障原因の解析は行われない。
また,通信制御ユニット114は各ECUから入力される車両状態データ相互の関係を監視し,各ECUで異常が検知されない場合であっても,データ相互の関係が異常な場合はシステム異常として車両状態データの異常を検知する。例えばアクセル開度が増大しているにもかかわらず車速が増加していないような場合や,エンジン回転数が低いにもかかわらず冷却水温が高温であるような場合には,システム異常に該当する。システム異常を検知すると,通信制御ユニット114は,各ECUにシステム異常を検知した時点の車両状態データを内蔵のRAMに一時退避させるように指示する。そして,通信制御ユニット114は,各ECUから一時退避した車両状態データ128を取得して故障解析センタ200へ送信する。
システム異常の場合には故障原因が複雑であるため,故障原因の解析には広範な種別の車両状態データを必要とする。よって,一時退避した車両状態データ128には,エンジン制御,ABS制御,トランスミッション制御に関する車両状態データのほかにも,不図示のECUにより取得されるサスペンション制御,ステアリング制御,室内環境や電装品のボデー制御等などに関する広範な車両状態データが含まれる。しかし,こうした車両状態データはデータ量が多く,故障解析センタ200の処理負荷は大きくなり,処理の遅延という問題が生じる。そこで,本実施形態における通信制御ユニット114は,各ECUから一時退避した車両状態データ128を取得して通信部112により故障解析センタ200へ送信する際に,故障解析センタ200により指定される種別の車両状態データのみを送信する点に特徴を有する。
また,通信制御ユニット114は,操作入力部120からの指示入力に応答して,記憶部116に記憶された車両状態レコード117を故障解析センタ200へ送信する。例えば,車両100の乗員が振動や異音などを感知して操作入力部120のボタン操作などにより故障原因の解析を指示入力した場合に,通信制御ユニット114は車両状態レコードを送信し,故障解析センタ200で故障原因を解析する。
この場合は,システム異常が検知される場合のように異常が発生した時点が特定されないので,車両状態データのログである車両状態レコード117が故障原因解析に必要とされる。しかし,車両状態レコード117は広範な種別の車両状態データのログであるので大量のデータとなり,故障解析センタ200の負荷が増大する。そこで,本実施形態における通信制御ユニット114は,記憶部116から読み出した車両状態レコードを故障解析センタ200へ送信する際にも,故障解析センタ200により指定される種別の車両状態データのみを送信する点に特徴を有する。
そして,通信制御ユニット114は内蔵のROMに格納した車両種別データ115を故障解析センタ200へ送信する。ここで,車両種別データとは,車両100のメーカ,型式,年式などのデータをいう。詳細は後述するが,故障解析センタ200では,この車両種別データ115に基づいて,車両100の故障原因解析に必要な車両データの種別を指定する。
次に,故障解析センタ200は,車両100とデータの送受信を行う通信部212と,故障原因の解析に用いられるデータを格納した記憶部218と,故障解析センタ200を統括的に制御するとともに車両100から送信される車両状態データに基づき故障原因の解析を行う制御部216とを有する。
記憶部218は,ハードディスクや書換え可能な不揮発性記憶装置など,随時データの更新が可能な記憶装置で構成される。記憶部218には,車両状態データと故障原因との対応関係や,故障への対処方法が格納されたデータベース220と,過去に解析した故障原因の履歴情報である故障履歴データ219とが格納される。
制御部216は,不図示のCPU,ROM,RAM等を備え,CPUがROMに格納された故障解析プログラムに従い,RAMを作業領域として各種データの処理を行う。まず,車両100からダイアグコードを受信した場合は,既に故障個所や原因が局所的に特定されているので制御部216は故障原因の解析をせず,記憶部218に格納されたデータベース220からダイアグコードに対応した対処方法を抽出して車両100へ送信する。例えば,故障部品の交換が可能なサービスステーションを予め記憶したリストから検索し,入庫して部品交換等の整備を受けるように車両100に指示を送る。
また,一時退避した車両状態データ128や車両状態レコード119が受信されると,制御部216は記憶部218に格納されたデータベース220を参照して,受信した車両状態に対応する故障原因を解析する。ここで,上述したように車両100から受信するデータは大量であるため,故障原因の解析にかかる負荷は大きくなる。さらに,車両100以外の複数の車両からも車両状態データが故障解析センタ200へ送信されると,故障解析センタ200の処理負荷がさらに増大し,故障原因の解析や車両への応答が遅れるという問題を引き起こす。よって,本実施形態の故障解析センタ200は,各車両ごとに故障原因の解析に必要な車両状態データの種別を特定し,車両からは指定した種別の車両状態データを受信して処理することにより,処理負荷の軽減を図る点に特徴を有する。
そのためには,制御部216は車両100の車両種別データ115に基づき,故障履歴データ219を参照して車両100の車両種別において頻度の高い故障原因を解析するのに必要な車両状態データの種別を抽出する。
図2は,記憶部218に格納される故障履歴データ219の一例を説明する図である。故障履歴データ219は,過去に解析された故障原因の履歴が格納された故障履歴テーブル219aと,故障原因の解析に必要な車両状態データの種別を故障原因ごとに格納した車両状態データ種別テーブル219bとからなる。図示するように,故障履歴テーブル219aは「メーカ」,「型式」,「年式」ごとに「故障原因」とその「頻度」が格納される。上述したとおり,車両種別とはメーカ,型式,年式により特定される種別であり,頻度とは一定期間にその故障原因が発生した回数を示す数値とする。
例えば,故障履歴テーブル219aによると,メーカ「A」の型式「X」の「2004年」型は,インジェクタの燃料噴射タイミングとイグナイタの点火タイミングがずれるという故障原因が頻度80で生じており,冷却水温センサの不良品が頻度10で生じている。また,メーカ「B」の型式「Y」の「2005年」型は,トランスミッションのオイル漏れが頻度70で生じている。また,メーカ「C」の型式「Z」の「2006年」型は,吸気圧センサの不良が頻度65で生じている。
ここで,アクセル開度が増大しても車速度が増加しないシステム異常の場合には,燃料の点火・噴射タイミングのずれや,トランスミッション油圧が低いことによるクラッチの滑り等,種々の原因が想定される。かかる故障原因を特定するためには,エンジン回転数,エンジントルク,吸気圧,点火タイミング,噴射タイミング,トランスミッション油圧,アクセル開度,車速等,種々の車両状態データを解析する必要がある。しかし,これらすべての種別のデータを解析すると故障解析センタ200の処理負荷が増大してしまう。
そこで,図2に示すように,例えば車両100の車両種別がメーカ「A」の型式「X」の「2004年」型であるとすると,インジェクタの燃料噴射タイミングとイグナイタの点火タイミングがずれるという故障原因が高い頻度80で発生している。この場合,発生頻度が基準値(例えば50)以上のものを高い頻度とする。そこで,この故障原因を解析するのに必要な車両状態データの種別,つまりエンジンの燃料噴射タイミングと点火タイミングを車両状態データ種別テーブル219bから抽出する。そして,故障解析センタ200は車両100にはエンジンの燃料噴射タイミングと点火タイミングを示す車両状態データの送信を要求する。
同様に,メーカ「B」の型式「Y」の「2005年」型の車両において頻度70で発生するトランスミッションのオイル漏れという故障原因の解析には,トランスミッションオイルの油圧という車両状態データ種別を,メーカ「C」の型式「Z」の「2006年」型の車両において頻度65で発生する吸気圧センサ不良という故障原因の解析には,吸気圧を示す車両状態データ種別を故障解析センタ200はそれぞれの車両に要求する。このように,制御部216は,車両種別に対応した種別の車両状態データの送信を車両ごとに要求する。
すると,この要求に応答して車両100の通信制御ユニット114は,指定された種別の車両状態データを送信する。よって,送信される車両状態データにより故障原因を解析することによって,故障解析センタ200では処理する車両状態データの量を必要最小限とすることができ,処理負荷を削減することが可能となる。
このようにして,制御部216は,車両100からは必要最小限の車両状態データを受信し,故障原因を解析する。そして故障原因の通知とともにデータベース220から検索した対処方法を車両100へ送信する。すると,車両100では通信制御ユニット114が故障解析センタ200からの指示を受けて,その内容を表示部118に表示して,乗員に通知する。これにより,乗員はリアルタイムで車両100の故障原因や対処方法を知ることができる。
また,制御部216は故障原因の解析結果を故障履歴テーブル219aに累積し,車両種別ごとの故障原因の頻度を統計処理して逐次更新する。そうすることにより,以降の故障原因解析において,車両種別ごとに高い頻度で生じる故障原因を精度よく特定することができる。
図3は,本実施の形態における通信制御ユニット114等と,故障解析センタ200の動作手順を示すチャート図である。この図では,車両100の通信制御ユニット114及び各ECU,並びに故障解析センタ200の動作手順が示される。まず,通信制御ユニット114はエンジンECU122等の各ECUから車両状態データを入力され(S11),例えばアクセル開度が増大しても車速度が増加しないシステム異常を検知すると(S101),各ECUに車両状態データの退避を指示する(S102)。そして,故障解析センタ200へ車両100の車両種別データ115を送信する(S103)。
故障解析センタ200は,車両種別データ115に基づいて,その車両種別において発生頻度の高い故障原因を特定するために解析が必要な車両状態データの種別を故障履歴データ219から抽出し(S21),抽出された種別の車両状態データの送信を通信制御ユニット114に要求する(S22)。車両100の通信制御ユニット114は,各ECUに一時退避させた車両状態データ128から故障解析センタ200に要求された種別の車両状態データを送るよう要求し(S104),それら車両状態データを受け取って(S12),故障解析センタ200へ送信する(S105)。そして,故障解析センタ200では故障原因を解析し(S23),対処方法とともに通信制御ユニット114に送信する(S24)。そして,故障解析センタ200は,解析された故障原因を記憶部218に記憶し,車両種別ごとの故障履歴データ219を更新する(S25)。
このように,故障解析センタ200は車両種別ごとの故障履歴データ219に基づき,車両100の車両種別において発生頻度の高い故障原因を優先して解析する。そのために必要な車両状態データのみを通信制御ユニット114に送信させる。よって,解析の必要性が低い車両データの処理を削減することで,故障解析センタ200における故障原因解析の処理負荷を最小限にすることができる。
図4は,本実施の形態において,乗員の指示入力に応答して故障解析センタ200へ車両状態レコード117を送信する場合の通信制御ユニット114等の動作手順を説明する図である。この図では,車両100の通信制御ユニット114,各ECU,及び記憶部116,並びに故障解析センタ200の動作手順が示される。通信制御ユニット114が操作入力部120からの故障原因解析の指示入力を受けると(S106),故障解析センタ200へ車両種別データ115を送信する(S107)。故障解析センタ200は,図3において説明した手順と同様にして,車両種別データ115に基づいて,車両100の車両種別において発生頻度の高い故障原因を特定するために解析が必要な車両状態データの種別を抽出し(S26),その種別の車両状態データの送信を通信制御ユニット114に要求する(S27)。
通信制御ユニット114は,この要求に応答して,各ECUが記憶部116に書込んだ(S14)車両状態レコード117から,要求された種別の車両状態データを読み出し(S108,S61),故障解析センタ200へ送信する(S109)。そして,故障解析センタ200では故障原因を解析し(S28),故障原因と対処方法を通信制御ユニット114に送信する(S29)。そして,故障解析センタ200は,解析された故障原因を記憶部218に記憶し,車両種別ごとの故障履歴データ219を更新する(S30)。
この場合も,故障解析センタ200では車両100の車両種別において発生頻度の高い故障原因の解析に必要な車両状態データのみを通信制御ユニット114に送信させ,解析の必要性が低い車両データの処理を削減することで,故障解析センタ200における故障原因解析の負荷を最小限にすることができる。
なお,図3,図4に示した動作手順の変形例として,次に説明するように故障解析センタ200は予め車両種別ごとに送信が必要な車両状態データの種別を送信し,車両100ではこれを受信して通信制御ユニット114のRAM等に送信すべき車両状態データの種別を格納してもよい。
図5は,図3に示した動作手順の変形例を説明する図である。図3と同じ手順には図3と同じ符号を付してある。まず,故障解析センタ200は図6に示すような車両種別ごとに送信が必要な車両状態データ種別219cを記憶部218に保持しておき,この車両状態データ種別219cを定期的に送信する(S31)。そして,車両100ではこれを受信して通信制御ユニット114のRAM等に自車が送信すべき車両状態データの種別を格納する(S120)。
図6に示すように,車両種別ごとに送信が必要な車両状態データ種別219cには,図2において説明した故障履歴テーブル219aと車両状態データ種別テーブル219bとから,車両の「メーカ」,「型式」,「年式」ごとに解析が必要な車両状態データ種別を抽出したデータが含まれる。例えば,メーカ「A」の型式「X」の「2004年」型の車両からはエンジンの燃料噴射タイミングと点火タイミングを示す車両状態データが必要とされる。同様に,メーカ「B」の型式「Y」の「2005年」型の車両からはトランスミッションオイルの油圧を示す車両状態データを,メーカ「C」の型式「Z」の「2006年」型の車両からは吸気圧を示す車両状態データが必要とされる。
そして,通信制御ユニット114は,エンジンECU122等の各ECUから送られる車両状態データ(S11)に基づきシステム異常を検知した場合は(S101),各ECUに車両状態データの退避を指示する(S102)とともに,内蔵のRAM等から車両状態データの種別を読み出して(S110),その種別の車両状態データをエンジンECU122等から取得して(S104,S12),故障解析センタ200へ送信する(S105)。手順S105以降は図3と同じ手順であるので,説明を省略する。
このようにして,故障解析センタ200へ車両種別データを送信して車両種別に応じた車両状態データの種別を受信する手順(図3のS103,S22)が省略され,通信トラフィックを削減することができる。なお,故障解析センタ200は車両状態データ種別219cを一括して送信してもよいし,例えば車両種別ごとに分割して一定期間ごとに送信するものとしてもよい。
図7は,図4に示した動作手順の変形例を説明する図である。図4と同じ手順には図4と同じ符号を付してある。故障解析センタ200は予め車両種別ごとに送信が必要な車両状態データ種別219c(図6)を定期的に送信し(S33),車両100ではこれを受信して通信制御ユニット114のRAM等に自車が送信すべき車両状態データの種別を格納する(S122)。そして,通信制御ユニット114は,故障原因解析の指示入力を受けた場合は(S106),内蔵のRAM等から車両状態データの種別を読み出し(S111),その種別の車両状態データを記憶装置118から読み出して(S108,S61),故障解析センタ200へ送信する(S109)。手順S109以降は図4と同じ手順であるので,説明を省略する。
このようにして,故障解析センタ200へ車両種別データを送信して車両種別に応じた車両状態データの種別を受信する手順(図4のS107,S27)が省略され,通信トラフィックを削減することができる。
上述したように本実施形態では,故障解析センタ200は,故障履歴データ219に基づき車両種別ごとに発生頻度の高い故障を解析するために必要な車両状態データの種別を指定し,通信制御ユニット114はその種別の車両状態データを送信する。しかし,これとは逆に,故障解析センタ200は,車両メーカが提供する車両種別ごとのリコール情報に基づき欠陥が判明している部品に関する車両状態データの種別を指定し,通信制御ユニット114はその指定された種別の車両状態データを送信しない手順としてもよい。
すなわち,故障解析センタ200は,図3の手順S22または図4の手順S27において,車両種別に応じて不要な車両状態データ種別を車両100に送信する。あるいは,故障解析センタ200は,図5の手順S31または図7の手順S33において送信する車両状態データ種別219cの代わりに,車両種別ごとに送信不要な車両状態データ種別を定期的に送信する。そして,車両100はこれらの情報を受信して,自車が送信することが不要な車両状態データの種別を判断し,かかる車両状態データの送信を行わない。そうすることにより,故障解析センタ200では,極めて高い確立で故障している部品の状態を解析するための処理負荷,及びそのためのデータ送信に伴う通信トラフィックを削減することができる。
本実施の形態においては,さらに,環境温度,各ECUの処理負荷,各ECUの制御プログラムの情報といった車両の使用状況に基づいて,車両状態データの解析の実行・中止を故障解析センタ200で判断して,処理負荷を軽減する。以下では,その手順について説明する。
図8は,図3で説明した手順において,故障解析センタ200が車両の使用状況に基づいて車両状態データの解析実行または中止を判断する動作手順を説明するチャート図である。図8に示す手順は,図3の手順S101,S105,S23の変形例である。
通信制御ユニット114は,システム異常を検知した時点で(S101),エンジンECU122などが温度センサにより検知する環境温度を取得し,車両の使用条件データとしてその環境温度データを内蔵のRAMに記憶する(S114)。そして,通信制御ユニット114から故障解析センタ200へ車両状態データを送信する際には,図9(A)に示すように車両状態データのヘッダHとして環境温度データを付加して故障解析センタ200へ送信する(S112)。
そして故障解析センタ200は,ヘッダHに含まれる環境温度データを取り出して解析する。ここで,故障解析センタ200は,図9(B)に示すような判断テーブルを記憶部218に保持しておき,環境温度が−20℃〜60℃の適正な範囲内にある場合は車両状態データの解析を実行し,環境温度がこの範囲から外れる場合には解析を中止する。すなわち,環境温度が各ECUのCPUなどの動作が保障されている温度,例えば−20℃〜60℃の範囲を超えるような場合には,エンジンECU122等のCPUが誤動作する可能性がある。そのような場合は,CPUの不適切なメモリアクセスによって内蔵のRAMに退避させた車両状態データ128を破壊してしまうおそれがあるため,車両状態データの信頼性は低い。
よって,故障解析センタ200は,ヘッダHに含まれる環境温度データが適正範囲を外れるような環境温度を示すような場合は,かかる環境温度で取得された車両状態データの送信中止を要求し(S35),通信制御ユニット114はこれに応答して送信を中止する(S36)。そうすることにより,故障解析センタ200では,通信トラフィックを削減でき,なおかつ信頼性の低い車両状態データの解析にかかる処理負荷を軽減することができる。
なお,図8に示す手順は,図4の手順S106,S109,S28の変形例としても適用できる。すなわち,上述の説明において,システム異常を検知する手順S101の代わりに故障原因解析の指示入力を受ける手順S106(図4)とし,指示入力に応答して通信制御ユニット114は環境温度をRAMに記憶する(図8のS114)。そして,手順S112以降は上記の説明と同様となる。そうすることにより,図4に示した手順においても,故障解析センタ200では,信頼性の低い車両状態データの解析にかかる処理負荷を軽減することができる。
また,図8に示した手順手順において,通信制御ユニット114は,車両の使用状況データとして,手順S114で各ECUからCPUの使用率のデータを取得して内蔵のRAMに一時記憶し,そのデータをヘッダHに含ませることができる。エンジンECU122等のCPUは,電気的ノイズや環境温度の変化などによって誤動作(暴走)する可能性があり,不適切なメモリアクセスによって車両状態データを破壊してしまう可能性がある。よって,故障解析センタ200は,各ECUのCPUの使用率についての閾値を記憶部218に格納しておき,使用率がこの閾値を超えて暴走している状態を示すような場合には,車両状態データの信頼性が低いと判断する。よって,かかる場合には故障解析センタ200では,信頼性の低い車両状態データの解析またはその送受信を中止することにより,通信トラフィックを削減でき,処理負荷を軽減することができる。
また,図8に示した手順において,通信制御ユニット114は,車両の使用状況データとして,エンジンECU122等の制御プログラムの情報を用いることができる。エンジンECU122等の各ECUは,生産効率のため複数の車両種別に共通の仕様で製造され,搭載される車両種別ごとに制御プログラムが内蔵のEPROMに書込まれる。このため,出荷後においても制御プログラムの書換えが可能であり,一部のユーザは嗜好に合わせて制御プログラムの書換えを行う場合がある。その結果,エンジン等の制御が適切に行われず故障が発生することがある。
そこで,通信制御ユニット114は手順S114で各ECUの制御プログラムコードの累積値を各ECUから取得してヘッダH(図9(A))に含ませ,故障解析センタ200はこれを解析して,その累積値が記憶部218に格納された真正の制御プログラムコードの累積値と異なる場合,すなわち制御プログラムの書換えが行われた場合には,かかる車両からの車両状態データの解析またはその送受信を中止することができる。そうすることにより,通信トラフィックを削減でき,不正な使用をされている車両から送信される車両状態データの処理にかかる負担を軽減することができる。
また,車両100がサービスステーションなどに入庫されて検査を受ける場合は,検査器が車内ネットワークNWに外部から接続され,各種の駆動コマンドが各ECUに対し入力される。例えば,エンジンECUに対してエンジンの駆動コマンドが外部入力され,かかるコマンドに応答して動作するエンジンから検知される車両状態データが検査器で解析される。そのような場合には,通信制御ユニット114が検査用の車両状態データをエンジンECU122から入力され,かかる検査用データに基づいてシステム異常を検知して,車両状態データを故障解析センタ200へ送信してしまう。
そこで,図8に示した手順において,通信制御ユニット114は,検査器から車内ネットワークNWに送られる駆動コマンドを取得してテスト中であることを認識し,手順S114でテスト用のデータであることを示す符号を内蔵のRAMに一時記憶する。そして,車両状態データに付加されるヘッダHに含ませる。そうすることにより,故障解析センタ200は車両状態データがテスト用のデータであると判別でき,かかる車両状態データの処理をせず,処理負荷を軽減することができる。
また,図8に示した手順において,通信制御ユニット114は,上述のように手順S112において使用状況データを車両状態データにヘッダとして付加して送信する代わりに,まず使用状況データのみを故障解析センタ200へ送信し,故障解析センタ200で車両状態データの送信の実行・中止を判断する手順としてもよい。
また,図3,図4に示した手順において,故障解析センタ200が受信した車両状態データを解析し始めた後であっても(図3のS23,図4のS28),データの異常値を検出した場合にはその解析を中止し,あるいは残りの車両状態データの送信中止を車両100に要求をすることができる。そうすることにより,信頼性の低いデータを処理するための負荷を削減することができる。
さらに,別の実施例としては,図8の手順S112において使用状況データを故障解析センタ200へ送信する代わりに,通信制御ユニット114が使用状況に関する判断を行い,使用状況が上述したように所定の条件を満足しない場合には,故障解析センタ200へ使用状況データを送信することなく,車両状態データの送信を中止するようにしてもよい。その場合には,通信制御ユニット114が内蔵のROMに環境温度,CPU使用率,ECU制御プログラムコードの累積値などそれぞれの基準値を格納し,それぞれの使用状況データを基準値と比較することにより,車両状態データの送信を実行するか中止するかを判断する。そうすることにより,さらに通信トラフィックを軽減することができる。
以上説明したとおり,本実施の形態における手順によれば故障解析センタ200での処理負荷を軽減することができ,故障解析センタ200は故障原因の解析と対処法の応答をリアルタイムに行うことができる。
100:車両 200:故障解析センタ
114:通信制御ユニット 115:車両種別データ
119:車両状態レコード 219:故障履歴データ
114:通信制御ユニット 115:車両種別データ
119:車両状態レコード 219:故障履歴データ
Claims (6)
- 車両に搭載され,前記車両の車両状態を示す車両状態データを車両の故障原因を解析する故障解析センタへ送信する通信制御ユニットであって,
前記故障解析センタから,前記車両の車両種別に対応した車両状態データの種別を受信し,
前記車両状態データの異常を検知した場合または故障原因解析の指示入力を受けた場合は,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信し,前記故障解析センタに前記送信した車両状態データに基づいて故障原因を解析させることを特徴とする通信制御ユニット。 - 請求項1において,
前記車両の車両種別を示す車両種別データをさらに前記故障解析センタへ送信し,
前記車両状態データの種別は,前記故障解析センタにて前記車両種別データに基づき求められることを特徴とする通信制御ユニット。 - 請求項1において,
前記送信する車両状態データを取得した時の前記車両の使用状況を示す使用状況データをさらに前記故障解析センタへ送信し,
前記故障解析センタが前記使用状況データに基づいて当該車両状態データ送信の中止を要求したときには,当該送信を中止することを特徴とする通信制御ユニット。 - 車両に搭載され,前記車両の車両状態を示す車両状態データを車両の故障原因を解析する故障解析センタへ送信する通信制御ユニットであって,
前記故障解析センタから,前記車両の車両種別に対応して送信不要な車両状態データの種別を受信し,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信しないことを特徴とする通信制御ユニット。 - 車両の状態を示す車両状態データの送信を受ける故障解析センタであって,
車両種別ごとに故障原因の履歴を記憶し,
前記履歴から前記車両の車両種別において一定以上の頻度で発生する故障原因を抽出し,前記故障原因を解析するための車両状態データの種別を前記車両に送信して,前記車両に前記種別の車両状態データを送信させ,
前記送信された車両状態データに基づいて前記車両の故障原因を解析することを特徴とする故障解析センタ。 - 故障解析センタと通信可能な車両の故障解析方法であって,
前記故障解析センタにて,前記車両の車両種別に対応した,車両の状態を示す車両状態データの種別を前記車両へ送信する工程と,
前記車両にて,前記車両状態データの異常を検知した場合,または故障原因の解析を指示入力された場合は,前記受信した種別の車両状態データを前記故障解析センタへ送信する工程と,
前記故障解析センタにて,前記送信された車両状態データに基づいて,前記車両の故障原因を解析する工程とを有することを特徴とする故障解析方法。
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