JP2007315882A - 基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 - Google Patents
基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007315882A JP2007315882A JP2006144959A JP2006144959A JP2007315882A JP 2007315882 A JP2007315882 A JP 2007315882A JP 2006144959 A JP2006144959 A JP 2006144959A JP 2006144959 A JP2006144959 A JP 2006144959A JP 2007315882 A JP2007315882 A JP 2007315882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- processing
- color filter
- region
- light shielding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
【課題】迅速かつ高精度に基板の位置決めを行うことを可能とする基板位置決め装置等を提供する。
【解決手段】カラーフィルタ製造装置は、アライメントカメラにより基板を撮像して撮像画像27を取得し、撮像画像27の基準領域37に対して画像処理を行い、予め保持する所定のデータと比較して補正量を算出し、基板及び加工部の位置や加工処理タイミングを補正する。基準領域37は、特徴の多い領域、例えば、遮光部領域33の角部分39を含むことが望ましい。遮光部のパターンに基づいて位置決めを行うので、着色層形成処理時における基板の位置決め精度を向上させることができる。また、製造するカラーフィルタの品質及び歩留まりを向上させることができる。
【選択図】図4
【解決手段】カラーフィルタ製造装置は、アライメントカメラにより基板を撮像して撮像画像27を取得し、撮像画像27の基準領域37に対して画像処理を行い、予め保持する所定のデータと比較して補正量を算出し、基板及び加工部の位置や加工処理タイミングを補正する。基準領域37は、特徴の多い領域、例えば、遮光部領域33の角部分39を含むことが望ましい。遮光部のパターンに基づいて位置決めを行うので、着色層形成処理時における基板の位置決め精度を向上させることができる。また、製造するカラーフィルタの品質及び歩留まりを向上させることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、基板の位置決めを行う基板位置決め装置等に関する。詳細には、表示装置に用いられるカラーフィルタ用の基板の位置決めを行う基板位置決め装置等に関する。
従来、カラーフィルタは、液晶ディスプレイやPDP(Plasma Display Panel)や有機EL(organic ElectroLuminescence)等の表示装置に用いられる。カラーフィルタは、ガラス等の基板上に遮光部(ブラックマトリクス:BM)や着色層(R(赤)、G(緑)、B(青))を形成することにより製造される。
着色層は、スピンコート法やダイコート法により各色を塗布した後にフォトリソグラフィ法によるパターニング工程を経て形成される。また、インクジェット法により基板上に各色インクを塗布して着色層を形成することもできる。
着色層は、スピンコート法やダイコート法により各色を塗布した後にフォトリソグラフィ法によるパターニング工程を経て形成される。また、インクジェット法により基板上に各色インクを塗布して着色層を形成することもできる。
一般に、カラーフィルタ製造装置は、基板上に格子状の遮光部を形成した後に着色層を形成する。すなわち、遮光部の位置に合わせて着色層を形成する必要がある。カラーフィルタ製造装置は、遮光部が形成された基板の位置決めを行い、当該基板に着色層の塗布を行う。カラーフィルタ製造装置は、基板上のアライメントマークを位置を確認して基板の位置決めを行う。
また、遮光部を形成する際にアライメントマークを併せて形成するカラーフィルタ製造方法が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
また、遮光部を形成する際にアライメントマークを併せて形成するカラーフィルタ製造方法が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
しかしながら、アライメントマークの位置と遮光部の位置とは、必ずしも所定の位置関係にあるとは限らないので、アライメントマークと遮光部との位置関係を把握する必要があり、アライメントマークに基づいて位置決めを行った場合に所定の位置決め精度が得られない可能性があるという問題点がある。
カラーフィルタ製造装置は、初回の基板の位置決めを行った時のアライメントマークの位置を保持し、2枚目以降の基板に関しては、保持したアライメントマークの位置と合わせることにより基板の位置決めを行うこともできる。しかしながら、初回の基板と2枚目以降の基板との間で、アライメントマークと遮光部との位置関係が異なる場合には、所定の位置決め精度を得ることが困難であるという問題点がある。また、初回の基板の段取り作業と同様に2枚目以降の基板についてもアライメントマークを位置決めの指標として用いずに位置決めを行う場合には、労力的負担が増大するという問題点がある。
カラーフィルタ製造装置は、初回の基板の位置決めを行った時のアライメントマークの位置を保持し、2枚目以降の基板に関しては、保持したアライメントマークの位置と合わせることにより基板の位置決めを行うこともできる。しかしながら、初回の基板と2枚目以降の基板との間で、アライメントマークと遮光部との位置関係が異なる場合には、所定の位置決め精度を得ることが困難であるという問題点がある。また、初回の基板の段取り作業と同様に2枚目以降の基板についてもアライメントマークを位置決めの指標として用いずに位置決めを行う場合には、労力的負担が増大するという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、迅速かつ高精度に基板の位置決めを行うことを可能とする基板位置決め装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、遮光部領域が形成された基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって、前記基板の位置を移動させる移動手段と、前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像手段と、前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理手段と、前記補正量に基づいて前記基板の位置を補正する補正手段と、を具備することを特徴とする基板位置決め装置である。
基板位置決め装置は、遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得し、この基準領域の撮像画像に対して画像処理を行って補正量を算出し、補正量に基づいて基板の位置を補正する。
撮像手段は、基板の表面を撮像する装置であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラである。
遮光部領域は、カラーフィルタのブラックマトリクス(BM)の領域である。基準領域は、画像処理手段による画像処理の対象となる領域である。画像処理は、例えば、パターンマッチング処理や2値化処理である。遮光部領域の位置を正確に検出するために、遮光部領域は、特徴の多い領域、例えば、遮光部領域の角部分を含めてもよい。さらに、画素領域を含むようにしてもよい。
遮光部領域は、カラーフィルタのブラックマトリクス(BM)の領域である。基準領域は、画像処理手段による画像処理の対象となる領域である。画像処理は、例えば、パターンマッチング処理や2値化処理である。遮光部領域の位置を正確に検出するために、遮光部領域は、特徴の多い領域、例えば、遮光部領域の角部分を含めてもよい。さらに、画素領域を含むようにしてもよい。
第1の発明では、基板位置決め装置は、基板上に形成された遮光部のパターンに基づいて位置決めを行うので、着色層形成処理時における基板の位置決め精度を向上させることができる。初回等の基板について遮光部の相対的位置の取得や段取りの作業が不要である。また、基板に位置決め用のアライメントマークを形成する必要がない。
第2の発明は、遮光部領域が形成された基板に対して相対的に移動可能な加工部による加工処理を行いカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置であって、前記基板の位置と前記加工部の位置とを相対的に移動させる移動手段と、前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像手段と、前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理手段と、前記補正量に基づいて前記基板の位置または前記加工部の位置または前記加工処理のタイミングの少なくともいずれかを補正する補正手段と、を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造装置である。
カラーフィルタ製造装置は、遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得し、この基準領域の撮像画像に対して画像処理を行って補正量を算出し、補正量に基づいて基板の位置や加工部の位置や加工処理のタイミング(加工開始や加工停止のタイミング)を補正する。
第2の発明では、カラーフィルタ製造装置は、基板上に形成された遮光部のパターンに基づいて位置決めや加工処理のタイミングの補正を行うので、製造するカラーフィルタの品質及び歩留まりを向上させることができる。
第3の発明は、遮光部領域が形成された基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって、前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像ステップと、前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理ステップと、前記補正量に基づいて前記基板の位置を補正する補正ステップと、を具備することを特徴とする基板位置決め方法である。
第3の発明は、遮光部領域が形成された基板の位置決めを行う基板位置決め方法に関する発明である。
第4の発明は、遮光部領域が形成された基板に対して相対的に移動可能な加工部による加工処理を行いカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造方法であって、前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像ステップと、前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理ステップと、前記補正量に基づいて前記基板の位置または前記加工部の位置または前記加工処理のタイミングの少なくともいずれかを補正する補正ステップと、を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造方法である。
第4の発明は、遮光部領域が形成された基板に対して相対的に移動可能な加工部による加工処理を行いカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造方法に関する発明である。
本発明によれば、迅速かつ高精度に基板の位置決めを行うことを可能とする基板位置決め装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る基板位置決め装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.カラーフィルタ製造装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、カラーフィルタ製造装置1の構成について説明する。
図1は、カラーフィルタ製造装置1の斜視図である。
尚、X方向は基板3の搬送方向を示し、Y方向は加工部11の移動方向を示し、Z方向は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。X軸、Y軸、Z軸は、互いに直角をなす。
最初に、図1を参照しながら、カラーフィルタ製造装置1の構成について説明する。
図1は、カラーフィルタ製造装置1の斜視図である。
尚、X方向は基板3の搬送方向を示し、Y方向は加工部11の移動方向を示し、Z方向は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。X軸、Y軸、Z軸は、互いに直角をなす。
カラーフィルタ製造装置1は、吸着テーブル5、加工部11、X方向移動機構7、Y方向移動機構13、θ方向回転機構9、アライメントカメラ15から構成される。
カラーフィルタ製造装置1は、基板3の位置決めを行い、基板3に対して加工部11により加工処理を行いカラーフィルタを製造する装置である。
カラーフィルタ製造装置1は、基板3の位置決めを行い、基板3に対して加工部11により加工処理を行いカラーフィルタを製造する装置である。
吸着テーブル5は、基板3を吸着して固定するテーブルである。基板3の吸着は、例えば、吸着テーブル5と基板3との間の空気を減圧、真空にすることにより行われる。この場合、吸着テーブル5には、空気を吸引するための小孔(図示しない)が設けられ、吸着の際には当該孔を通じて真空ポンプ(図示しない)等により空気の吸引が行われる。
吸着テーブル5は、X方向移動機構7及びθ方向回転機構9を介して定盤17に設けられる。
吸着テーブル5は、X方向移動機構7及びθ方向回転機構9を介して定盤17に設けられる。
加工部11は、遮光部(ブラックマトリクス:BM)により画設された画素領域に着色層を形成する装置である。加工部11は、例えば、インクジェットヘッド、レーザ照射ヘッドである。
加工部11は、Y方向移動機構13を介して定盤17に立設するガントリ19に設けられる。
加工部11は、Y方向移動機構13を介して定盤17に立設するガントリ19に設けられる。
X方向移動機構7及びY方向移動機構13は、直線移動機構であり、対象物を所定の軸方向に移動させて位置決めする装置である。尚、X方向移動機構7及びY方向移動機構13としては、汎用のものを用いることができ、例えば、移動用アクチュエータとして、ステップモータ、サーボモータ、リニアモータを用い、ガイド機構として、LMガイド(THK株式会社製)、エアースライド等を用いることができる。
X方向移動機構7は、吸着テーブル5をX方向に移動させて位置決めを行う。Y方向移動機構13は、加工部11をY方向に移動させて位置決めを行う。尚、X方向に関しては、加工部11側にX方向移動機構を設けてもよい。Y方向に関しては、吸着テーブル5側にY方向移動機構を設けてもよい。
X方向移動機構7は、吸着テーブル5をX方向に移動させて位置決めを行う。Y方向移動機構13は、加工部11をY方向に移動させて位置決めを行う。尚、X方向に関しては、加工部11側にX方向移動機構を設けてもよい。Y方向に関しては、吸着テーブル5側にY方向移動機構を設けてもよい。
θ方向回転機構9は、回転機構であり、対象物を軸回転させて位置決めする装置である。尚、θ方向回転機構としては、汎用のものを用いることができる、例えば、ダイレクトドライブモータ等を用いることができる。
θ方向回転機構9は、吸着テーブル5をθ方向に回転させて位置決めを行う。
θ方向回転機構9は、吸着テーブル5をθ方向に回転させて位置決めを行う。
アライメントカメラ15は、吸着テーブル5に吸着固定された基板3のθ方向角度及びXY座標を検出するために、基板3の所定箇所を撮像するカメラである。アライメントカメラ15としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラを用いることができる。
アライメントカメラ15は、カラーフィルタ製造装置1のフレーム(図示しない)に固定支持される。また、アライメントカメラ15に移動機構を設けて基板3の任意の箇所や複数箇所を撮像するようにしてもよい。さらに、アライメントカメラ15を複数設けるようにしてもよい。
アライメントカメラ15は、カラーフィルタ製造装置1のフレーム(図示しない)に固定支持される。また、アライメントカメラ15に移動機構を設けて基板3の任意の箇所や複数箇所を撮像するようにしてもよい。さらに、アライメントカメラ15を複数設けるようにしてもよい。
(2.カラーフィルタ製造装置1の動作)
次に、図2〜図5を参照しながら、カラーフィルタ製造装置1の動作について説明する。
図2は、カラーフィルタ製造装置1のブロック構成図である。
図3は、カラーフィルタ製造装置1の動作を示すフローチャートである。
図4は、撮像画像27及び基準領域37−1(特徴の多い領域)を示す図
図5は、撮像画像27及び基準領域37−2(特徴の多い領域)を示す図
図6は、撮像画像27及び領域43(特徴の少ない領域)を示す図
次に、図2〜図5を参照しながら、カラーフィルタ製造装置1の動作について説明する。
図2は、カラーフィルタ製造装置1のブロック構成図である。
図3は、カラーフィルタ製造装置1の動作を示すフローチャートである。
図4は、撮像画像27及び基準領域37−1(特徴の多い領域)を示す図
図5は、撮像画像27及び基準領域37−2(特徴の多い領域)を示す図
図6は、撮像画像27及び領域43(特徴の少ない領域)を示す図
画像処理部21は、画像処理や演算処理を行う装置である。制御部23は、各装置の動作制御や演算処理を行う装置である。画像処理部21及び制御部23は、例えば、CPUやメモリを備える電子計算機やコンピュータ等を用いることができる。また、画像処理部21と制御部23とを一体として構成することもできる。
尚、移動部25は、X方向移動機構7及びθ方向回転機構9及びY方向移動機構13を総称するものとして説明する。
尚、移動部25は、X方向移動機構7及びθ方向回転機構9及びY方向移動機構13を総称するものとして説明する。
カラーフィルタ製造装置1のアライメントカメラ15は、基板3を撮像して撮像画像27を画像処理部21に送る(ステップ101)。
画像処理部21は、撮像画像27の基準領域37に対してパターンマッチング処理や2値化処理を行い、予め保持する所定のデータと比較し、基板3のθ方向角度及びXY座標を算出して補正量29を算出する。画像処理部21は、補正量29を制御部23に送る(ステップ102)。
制御部23は、画像処理部21から送られた補正量29に基づいて、X方向移動機構7及びY方向移動機構13及びθ方向回転機構9にそれぞれに対して、制御量を算出して制御信号31を送る(ステップ103)。
移動部25は、制御部23から送られた制御信号31に基づいて、基板3及び加工部11の位置を補正する(ステップ104)。
加工部11は、制御部23から送られた制御信号31に基づいて、加工処理タイミング(加工開始や加工停止のタイミング)を補正する(ステップ105)。
画像処理部21は、撮像画像27の基準領域37に対してパターンマッチング処理や2値化処理を行い、予め保持する所定のデータと比較し、基板3のθ方向角度及びXY座標を算出して補正量29を算出する。画像処理部21は、補正量29を制御部23に送る(ステップ102)。
制御部23は、画像処理部21から送られた補正量29に基づいて、X方向移動機構7及びY方向移動機構13及びθ方向回転機構9にそれぞれに対して、制御量を算出して制御信号31を送る(ステップ103)。
移動部25は、制御部23から送られた制御信号31に基づいて、基板3及び加工部11の位置を補正する(ステップ104)。
加工部11は、制御部23から送られた制御信号31に基づいて、加工処理タイミング(加工開始や加工停止のタイミング)を補正する(ステップ105)。
ステップ102における画像処理の精度を高めるために、基準領域37は、特徴量が大きい領域(特徴部分が多い領域)とすることが望ましい。例えば、図4の基準領域37−1に示すように、遮光部領域33の角部分39を含む領域を基準領域とすることが望ましい。
また、図5の基準領域37−2に示すように、遮光部領域33の外周枠部分41と画素領域35とを含む領域を基準領域としてもよい。遮光部領域33の周縁部分(エッジ)が不鮮明な場合には画素領域35を含めて基準領域を設定することが望ましい。
尚、図6の領域43に示すように、遮光部領域33の外周枠部分41を含めずに画素領域35を含む領域を基準領域とすると、単純形態の繰り返しとなって正確な位置や角度を取得することが困難である。
また、図5の基準領域37−2に示すように、遮光部領域33の外周枠部分41と画素領域35とを含む領域を基準領域としてもよい。遮光部領域33の周縁部分(エッジ)が不鮮明な場合には画素領域35を含めて基準領域を設定することが望ましい。
尚、図6の領域43に示すように、遮光部領域33の外周枠部分41を含めずに画素領域35を含む領域を基準領域とすると、単純形態の繰り返しとなって正確な位置や角度を取得することが困難である。
以上の過程を経て、カラーフィルタ製造装置1は、アライメントカメラ15により基板3を撮像し、撮像画像27の基準領域37に対して画像処理を行って補正量29を算出し、この補正量29に基づいて基板3及び加工部11の位置や加工処理タイミングを補正する。
(3.効果等)
このように、カラーフィルタ製造装置1は、基板上に形成された遮光部のパターンに基づいて位置決めを行うので、着色層形成処理時における基板の位置決め精度を向上させることができる。すなわち、基板に対する遮光部のパターンの相対的位置関係に係わらず、正確に基板の位置決めを行うことができる。また、製造するカラーフィルタの品質及び歩留まりを向上させることができる。
また、基板毎に遮光部のパターンの位置を検出して補正するので、遮光部の形成位置が基板毎に異なる場合であっても高精度に基板の位置決めを行うことができる。さらに、初回等の基板について遮光部の相対的位置の取得や段取りの作業が不要である。従って、労力的負担を軽減して迅速かつ高精度に基板の位置決めを行うことができる。また、基板に位置決め用のアライメントマークを形成する必要がない。
このように、カラーフィルタ製造装置1は、基板上に形成された遮光部のパターンに基づいて位置決めを行うので、着色層形成処理時における基板の位置決め精度を向上させることができる。すなわち、基板に対する遮光部のパターンの相対的位置関係に係わらず、正確に基板の位置決めを行うことができる。また、製造するカラーフィルタの品質及び歩留まりを向上させることができる。
また、基板毎に遮光部のパターンの位置を検出して補正するので、遮光部の形成位置が基板毎に異なる場合であっても高精度に基板の位置決めを行うことができる。さらに、初回等の基板について遮光部の相対的位置の取得や段取りの作業が不要である。従って、労力的負担を軽減して迅速かつ高精度に基板の位置決めを行うことができる。また、基板に位置決め用のアライメントマークを形成する必要がない。
尚、図3に示す処理に先立って、基準領域37がアライメントカメラ15の視野内に収まるように、予め粗位置決め処理を行うようにしてもよい。
また、基準領域37を複数箇所(例えば、遮光部33の左前方の角部分と右後方の角部分の2箇所)に設けるようにしてもよい。
また、基準領域37を複数箇所(例えば、遮光部33の左前方の角部分と右後方の角部分の2箇所)に設けるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる基板位置決め装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………カラーフィルタ製造装置
3………基板
5………吸着テーブル
7………X方向移動機構
9………θ方向回転機構
11………加工部
13………Y方向移動機構
15………アライメントカメラ
21………画像処理部
23………制御部
25………移動部
27………撮像画像
29………補正量
31………制御信号
33………遮光部領域
35………画素領域
37………基準領域
3………基板
5………吸着テーブル
7………X方向移動機構
9………θ方向回転機構
11………加工部
13………Y方向移動機構
15………アライメントカメラ
21………画像処理部
23………制御部
25………移動部
27………撮像画像
29………補正量
31………制御信号
33………遮光部領域
35………画素領域
37………基準領域
Claims (8)
- 遮光部領域が形成された基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって、
前記基板の位置を移動させる移動手段と、
前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像手段と、
前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理手段と、
前記補正量に基づいて前記基板の位置を補正する補正手段と、
を具備することを特徴とする基板位置決め装置。 - 前記画像処理手段による画像処理は、パターンマッチング処理または2値化処理の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板位置決め装置。
- 前記基準領域は、前記遮光部領域の角部分または画素領域の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板位置決め装置。
- 遮光部領域が形成された基板に対して相対的に移動可能な加工部による加工処理を行いカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置であって、
前記基板の位置と前記加工部の位置とを相対的に移動させる移動手段と、
前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像手段と、
前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理手段と、
前記補正量に基づいて前記基板の位置または前記加工部の位置または前記加工処理のタイミングの少なくともいずれかを補正する補正手段と、
を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造装置。 - 前記画像処理手段による画像処理は、パターンマッチング処理または2値化処理の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載のカラーフィルタ製造装置。
- 前記基準領域は、前記遮光部領域の角または画素領域の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のカラーフィルタ製造装置。
- 遮光部領域が形成された基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって、
前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像ステップと、
前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理ステップと、
前記補正量に基づいて前記基板の位置を補正する補正ステップと、
を具備することを特徴とする基板位置決め方法。 - 遮光部領域が形成された基板に対して相対的に移動可能な加工部による加工処理を行いカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造方法であって、
前記遮光部領域の一部を含む基準領域の撮像画像を取得する撮像ステップと、
前記基準領域の撮像画像に対して画像処理を行い補正量を算出する画像処理ステップと、
前記補正量に基づいて前記基板の位置または前記加工部の位置または前記加工処理のタイミングの少なくともいずれかを補正する補正ステップと、
を具備することを特徴とするカラーフィルタ製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006144959A JP2007315882A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006144959A JP2007315882A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007315882A true JP2007315882A (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=38849875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006144959A Pending JP2007315882A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007315882A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102454954A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-16 | 鸿骐新技股份有限公司 | 适用于基板的高速视觉定位装置及其方法 |
CN102454910A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-16 | 鸿骐新技股份有限公司 | 发光二极管灯条结构的制造方法及其系统 |
JP2013504752A (ja) * | 2009-09-11 | 2013-02-07 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | 非接触物体検査 |
WO2013137248A1 (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | 住友化学株式会社 | 光学表示部品のアライメント装置及び光学表示部品のアライメント方法 |
US8923603B2 (en) | 2007-08-17 | 2014-12-30 | Renishaw Plc | Non-contact measurement apparatus and method |
-
2006
- 2006-05-25 JP JP2006144959A patent/JP2007315882A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8923603B2 (en) | 2007-08-17 | 2014-12-30 | Renishaw Plc | Non-contact measurement apparatus and method |
USRE46012E1 (en) | 2007-08-17 | 2016-05-24 | Renishaw Plc | Non-contact probe |
JP2013504752A (ja) * | 2009-09-11 | 2013-02-07 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | 非接触物体検査 |
US9329030B2 (en) | 2009-09-11 | 2016-05-03 | Renishaw Plc | Non-contact object inspection |
CN102454910A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-16 | 鸿骐新技股份有限公司 | 发光二极管灯条结构的制造方法及其系统 |
CN102454954A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-16 | 鸿骐新技股份有限公司 | 适用于基板的高速视觉定位装置及其方法 |
CN102454910B (zh) * | 2010-10-29 | 2013-11-06 | 鸿骐新技股份有限公司 | 发光二极管灯条结构的制造方法及其系统 |
WO2013137248A1 (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | 住友化学株式会社 | 光学表示部品のアライメント装置及び光学表示部品のアライメント方法 |
JPWO2013137248A1 (ja) * | 2012-03-12 | 2015-08-03 | 住友化学株式会社 | 光学表示部品のアライメント装置及び光学表示部品のアライメント方法 |
KR20140133813A (ko) * | 2012-03-12 | 2014-11-20 | 수미토모 케미칼 컴퍼니 리미티드 | 광학 표시 부품의 얼라이먼트 장치 및 광학 표시 부품의 얼라이먼트 방법 |
CN104145299A (zh) * | 2012-03-12 | 2014-11-12 | 住友化学株式会社 | 光学显示零件的校准装置及光学显示零件的校准方法 |
TWI576231B (zh) * | 2012-03-12 | 2017-04-01 | 住友化學股份有限公司 | 光學顯示元件之對準裝置及光學顯示元件之對準方法 |
KR101979054B1 (ko) * | 2012-03-12 | 2019-05-15 | 수미토모 케미칼 컴퍼니 리미티드 | 광학 표시 부품의 얼라이먼트 장치 및 광학 표시 부품의 얼라이먼트 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5704606B2 (ja) | 被露光基板のアライメント補正方法及び露光装置 | |
KR101136444B1 (ko) | 노광 방법 및 노광 장치 | |
KR100802596B1 (ko) | 아이디위치 검사기능을 갖는 레이저마킹 시스템 및 그검사방법 | |
JP2007315882A (ja) | 基板位置決め装置、基板位置決め方法、カラーフィルタ製造装置、カラーフィルタ製造方法 | |
JP2008070857A (ja) | 貼り合せ基板の製造方法、及び貼り合せ基板製造装置 | |
JP5728065B2 (ja) | レーザ加工機 | |
CN107768278B (zh) | 液滴排出装置和液滴排出条件修正方法 | |
JP2006240015A (ja) | パターン形成装置、アライメント装置、基板処理装置、パターン形成方法、基板処理方法 | |
JP5793457B2 (ja) | 転写方法および転写装置 | |
JP2011158718A (ja) | 露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 | |
JP2009192693A (ja) | パターン描画装置 | |
JP2006258845A (ja) | パターン形成装置、ヘッドの補正方法 | |
JP2006239976A (ja) | パターン形成装置、位置補正方法 | |
JP2006245174A (ja) | 位置決めステージ、パターン形成装置、検査装置、位置補正方法、基板支持部 | |
US7290489B2 (en) | Substrate inspecting apparatus and control method thereof | |
JP5217093B2 (ja) | 検査装置及び検査方法 | |
JP5948102B2 (ja) | 転写装置および転写方法 | |
JP6184746B2 (ja) | 欠陥検出装置、欠陥修正装置および欠陥検出方法 | |
TWI681265B (zh) | 位置檢測裝置及位置檢測方法 | |
JP2006292426A (ja) | 座標測定方法及び寸法測定方法 | |
JP4377675B2 (ja) | 基板露光方法、基板露光装置及び表示パネルの製造方法 | |
KR101665764B1 (ko) | 묘화 장치, 기판 처리 시스템 및 묘화 방법 | |
TWI620999B (zh) | 描繪裝置、曝光描繪裝置、描繪方法及記錄媒體 | |
JPH05232714A (ja) | 露光工程における基板と原版との位置合わせ方法 | |
JP2012074455A (ja) | アライメントユニット、基板処理装置、およびアライメント方法 |