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JP2007312189A - テレビジョン受信装置 - Google Patents

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JP2007312189A JP2006140189A JP2006140189A JP2007312189A JP 2007312189 A JP2007312189 A JP 2007312189A JP 2006140189 A JP2006140189 A JP 2006140189A JP 2006140189 A JP2006140189 A JP 2006140189A JP 2007312189 A JP2007312189 A JP 2007312189A
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Abstract

【課題】放送を受信するためのアンテナが機器と一体又は内蔵され、そのアンテナの指向性が変更できる装置において、設定乃至調整の容易化を図る。
【解決手段】指向性を制御して受信状態、例えば各方向の受信電力や雑音レベル等を計測する手段(4)を備え、その計測した情報を、受信装置を基準とした方位に関係付けて表示する(5,7,8)。
【選択図】図2

Description

本発明は、テレビジョン受信装置に関するもので指向性を制御可能なアンテナを一体化又は内蔵したテレビジョン受信装置に関するものである。
従来からロットアンテナや筐体を利用した、アンテナ内蔵型のテレビジョン受信装置が知られている。例えば特許文献1では筐体やシャーシを利用してアンテナの利得向上を改善している。
また、アンテナの取り付け作業や視聴のためのアンテナ設定を目的に、アンテナ設置手順を映像や音声で表示、提供する特許文献2に記載の技術が知られている。
さらに、受信状態を表示する方法として、1次元にて受信電力や受信感度を表示することも特許文献3に開示されている。
他方において特許文献4のエスパアンテナやマイクロストリップラインによるバトラーマトリクス(特許文献5)やアダプティブアレイにより、容易にアンテナの指向性を制御する技術も知られている。
特開2005−295135号公報 特開平11−266412号公報 特開2004−180271号公報 特開2002−16432号公報 特開平08−250923号公報
しかしながら、従来のアンテナ装置を備えたテレビジョン受信装置では、受信電力や受信感度が表示されだけであるので、受信装置をどのように設定するのが最善となるのかが不明であり、テレビジョン受信装置の設定乃至調整が困難であり、時間が掛かるという問題があった。
本発明は、
デジタル放送を受信し、表示するテレビジョン受信装置であって、
放送を受信するための指向性可変アンテナ装置を備え、
前記指向性可変アンテナ装置の指向性を制御する制御手段と、
各指向性における、各方向の受信状態を計測する計測手段と、
前記計測し、解析する手段により得られた受信状態に基づき
計測により得られた受信状態情報を表示画面上に、受信装置を基準とする方位に関係付けて表示する表示手段とを備え、
前記制御手段は、前記計測手段により得られた受信状態に基づき、前記表示手段を制御する
ことを特徴とするテレビジョン受信装置を提供する。
本発明によれば、受信状態をテレビジョン受信装置を基準とする方位と関連付けて表示されるので、テレビジョン受信装置の設定乃至調整を容易に、あるいは短時間で行うことができる。
以下本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本発明は、テレビジョン放送受信のみを目的とする受信専用機に限定されず、例えば携帯電話に内蔵されたテレビジョン受信装置能を有する部分にも適用可能であり、本願における「テレビジョン受信装置」は種々の形態でテレビジョン放送を受信する機能を有する機器を含むものとして解釈されるべきである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のテレビジョン受信装置を示す。
図1において、1aは受信アンテナ、1bは無給電アンテナでアンテナの下部に取り付けられたバリキャップ1cによりアンテナのインピーダンスが変化し、受信アンテナ1aの相互インピーダンスが変化し、これにより指向性が変化する。受信アンテナ1a及び無給電アンテナ1bにより指向性可変のエスパアンテナ2が構成されている。
3は給電アンテナの受信信号からチャンネルを選択し周波数変換をするチャンネル選択部、4はチャンネル選択部3の出力信号を復調処理し、受信電力や雑音等の受信状態情報Rsを提供するデジタル復調部、5はデジタル復調部4から受信状態情報Rsを受け取り、表示情報を生成する制御部であり、例えばプログラムされたコンピュータ、例えばマイコンで構成されている。制御部5はまた、無給電アンテナ1bに印加する電圧(指向性制御信号)Dcを変化させることでエスパアンテナ2の指向性を変化させる。
6はデジタル復調部4から出力されるデジタル信号を映像信号に変換するデコーダ部、7は、デコーダ部6からの映像信号と、制御部5からの各方位に合わせた受信状態情報Rsから作られた表示信号を混合して表示信号を作成する表示信号作成部、8は画面表示部、9は各方位の受信状態情報Rsを記憶するメモリ、10aは使用者がテレビジョン受信装置を操作するためのリモコン10bからの信号を受信するリモコン受信部である。
図2はこの発明の実施の形態1における、チャンネルの受信状態情報Rsを、画面表示部8上に、受信装置の方位に関係付けて2次元に表示した例を示す。図3は同様に画面表示部8上に、受信装置の方位に関係付けて3次元に表現した例を示す。
以下、図1乃至図3を用いて本実施の形態1おけるテレビジョン受信装置について説明する。
例えばテレビジョン受信装置を設定するとき、制御部5は、無給電アンテナ1bに印加される電圧を段階的に変化させ、これにより、エスパアンテナ2の指向性を段階的に変化させる。例えば最大受信感度の方向(アンテナの向き)が1回転(360度)の16分の1に当たる角度ずつ変化するように指向性を変化させる。そして、最大受信感度が各方向にあるときの、受信状態を表す情報を収集し、解析する。
この情報の収集及び解析に当たっては、例えば一定時間毎の電力を測定することで受信電力を得ることができ、またデジタル信号のパイロット信号から雑音電力等の受信状態情報Rsを作成することができる。
作成された受信状態情報Rsはメモリ9に記憶されると共に、受信状態情報Rsに対応した表示信号Ddが制御部5で生成され、表示信号作成部7において、デコーダ部6からの映像信号Vdに重畳される。表示信号作成部7からの映像信号が表示部8に供給されて表示が行われる。
制御部5から出力される表示信号Ddは、例えば受信装置を基準とした方位毎の受信電力や雑音の大きさを例えば図2のような極座標上の連続した線LCで表すもの、或いは図3のような矢印AR1〜AR4で到来するテレビジョン信号の方向と大きさ(受信電力、雑音レベル)を表すものである。
なお、図2や図3の例では、「正面」、「背面」、「左」、「右」と言う文字CF,CB,CL,CRも合せて表示されており、これにより受信装置を基準とした方位が表される。このような文字の代わりに、特定の記号を用いても受信装置を基準とした方位を表すこととしても良い。
なお、図2、図3では受信状態を画面SCの一部に表示しているが、画面全体に表示することもでき、またウィンドウ形式であらわしてもよい。
以上のように受信アンテナの指向性を変化させ、各方位毎の受信状態情報Rsを獲得し、画面に表示するように構成したので、例えばテレビジョン受信装置に一体化又は内蔵したアンテナを設置する場合や、携帯電話での受信のように移動した場所で受信する場合、最も電波の強い方向を的確に示すことで設定乃至調整を容易にかつ短時間で行うことができる。また自動的に指向性を変更する場合にも、時々刻々変化する伝送路の状況を画面に表示することで例えば携帯電話でテレビを視聴する場合、使用者がアンテナの自動追従機能によって最適な受信位置で受信をすることができる。例えば、通常はマイコンにより指向性を自動的に調節する一方、自動調節では対応できない場合には、テレビジョン受信機の設置場所の変更や、携帯電話を携帯している利用者の移動を、受信状態の表示により補助することが可能である。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における、複数チャンネの受信状態情報Rsを、画面上の同じ位置に互いに重ねて2次元表示した例を示す。ここで各チャンネルの受信状態情報Rsは色を変えて表示する例を示している。図4では、第1の色が実線C1で、第2の色が鎖線C2で、第3の色が点線C3で表されている。なお、このような複数のチャンネルの受信状態情報Rsの表示のための信号も図1の制御部5で生成される。
このように複数のチャンネルを同時に表示することで使用者が次に選択するチャンネルの到来波の方向を知ることができるために、予め受信方向(受信感度が最大となる方向)を変えることでチャンネル切り換え直後から、確実に(より高感度で、或いはより少ないノイズで)受信をすることができる。
また、テレビジョン受信装置が固定受信装置の場合には、受信可能な全チャンネルを同時に全て表示することにより、固定受信装置を設置する際の総合判断が容易となる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3における、最適受信方向の表示に関する制御部5の処理を示すフローチャートであり、図6はその最適なアンテナの方向(受信感度が最大となる方向)の表示の例を示す。図5のフローチャートで示す処理も、図1の制御部5により行われる。
以下、図5および図6を用いて本実施の形態3おけるテレビジョン受信装置について説明する。
図5のフローチャートにおいて、先ずエスパアンテナ2を調整し、デジタル復調部4で受信装置を基準とする方位毎の受信状態情報Rsを取得し、制御部5に送信する(ST11)。制御部5では、この方位毎の受信状態情報Rsに方位毎の補正係数を乗算する(ST12)。この補正係数は、テレビジョン受信装置の筐体やシャーシによりアンテナの指向性が全方向に均一で無いことを考慮して定められたものである。例えばテレビジョン受信装置の正面側は表示デバイスにより感度が若干低下するため、そのような影響を打ち消すため実際の受信電力に対して1より大きい補正係数を掛ける(或いは他の方位に対する係数よりも相対的に大きい補正係数を掛ける)。このように補正係数を掛けることで正確な(テレビジョン受信装置自体の指向性(方位に対する減衰特性)の影響を補正した)方位毎の受信状態情報Rsを得ることができる。
この補正された方位毎の受信状態情報Rsを記憶し(ST13)、記憶した情報の中から最大値の方向のサーチ及び各方位毎の積分をおこなう(ST14、ST15)。この二つの情報から、現在受信しているチャンネルの到来方向と指向性を可変したときの受信の成否を判断する(ST16)。受信の成否を確認するためには実際に指向性を制御してもよい。このようにしてあるチャンネルの到来方向の推定と受信状態の判定(受信成否だけでなく、最大レベル、平均レベルから受信の余裕度を判定する)をおこない、次のチャンネルでも同様の処理をおこないチャンネル毎の到来方向の推定及び受信状態を判定する。全チャンネル状態を確認後、チャンネル毎の受信状態から最も多くチャンネルが受信できる方向を画面に表示する(ST17)。ここではチャンネル毎の到来方向、方位毎に積分したデータから、方向毎の各チャンネルの受信状態を推定し、最も良い方向を選択し、画面上に表示する。(例えば最も受信が困難なチャンネルの到来方向を基準とし、他のチャンネルがその方向にテレビ受信機の向きを変えても受信可能かどうかを演算する。)
図6では一例として直線の矢印Dxで上記した最適の方向を示し、回転矢印Rxで回転角を表示することとしている。図6に示す表示は、直感的に認識可能であるので、テレビジョン受信装置の設定乃至調整が容易となる。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4における、最適受信方向の表示に関する制御部5の処理を示すフローチャートであり、図8は、その最適受信方向の表示の一例である。
以下、図7および図8を用いて本実施の形態4おけるテレビジョン受信装置について説明する。
図7のフローチャートにおいて、先ずエスパアンテナ2を調整し、デジタル復調部4で方位毎の受信状態情報Rsを取得し制御部5に送信する(ST11)。
方位毎の受信状態情報Rsをメモリ9に記憶する(ST22)。これは後に過去の受信状態情報Rsとして用いられる。
ステップST11で取得した方位毎の受信状態情報Rsは、メモリ9に記憶された過去の受信状態情報Rsと比較され(ST23)、その差分情報としての劣化量を制御部5が算出する(ST24)。
この劣化量を予め決められたしきい値と比較し、しきい値よりも大きい場合には、算出している方位に障害物が存在することを使用者に知らせる(ST25)。
たとえば、図8にあるように直線の矢印Dyと「矢印の方向に障害物があります」と言う文字情報CHとで、障害物についての情報を使用者に与える。
なお、ステップST23でメモリ9に記憶された方位毎の受信状態情報Rsは、後に「過去の受信状態情報Rs」として、ステップST23における比較に用いられる。
ステップST23において比較に用いられる「過去の受信状態情報Rs」としては、比較的長い時間前の過去、例えば設置時や定期的(日、週単位)な受信状態調査時の受信状態情報Rsであってもよく、比較的短い時間前の過去、例えば前回の電源オフ時の受信状態情報Rsであっても良い。例えば、固定受信装置では、比較的長い時間前の過去の受信状態情報Rsを用いても良い一方、移動の多い携帯電話の受信装置の場合には、比較的長い時間前の過去の受信状態情報Rsを用いるのが望ましい。
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5における、テレビジョン受信装置のブロック図であり、図10はその最適受信方向の表示の一例である。
図9において、図1と同じ符号は同一または対応する部材を示す。
11aは第1の受信アンテナ、11bは第1の無給電アンテナでアンテナの下部に取り付けられたバリキャップ11cによりアンテナのインピーダンスが変化し、第1の受信アンテナ11aの相互インピーダンスを変化し、これにより指向性が変化する。
13aは第2の受信アンテナ、13bは第2の無給電アンテナでアンテナの下部に取り付けられたバリキャップ13cによりアンテナのインピーダンスが変化し、第2の受信アンテナ13aの相互インピーダンスが変化し、これにより指向性が変化する。
ここで、第1の受信アンテナ11及び第1の無給電アンテナ12により第1のエスパアンテナ12が構成され、第2の受信アンテナ13及び第2の無給電アンテナ14により第2のエスパアンテナ14が構成されている。
第1及び第2のエスパアンテナはともに指向性可変アンテナである。
例えば第1のエスパアンテナ12はテレビジョン受信装置の左側に配置され、第2のエスパアンテナ14はテレビジョン受信装置の右側に配置されるものであり、そのためにそれぞれ「左アンテナ」、「右アンテナ」とも呼ばれる。
15は第1の給電アンテナ11の受信信号からチャンネルを選択し周波数変換をする第1のチャンネル選択部、16は第2の給電アンテナ13の受信信号からチャンネルを選択し周波数変換をする第2のチャンネル選択部、17は第1のチャンネル選択部15の信号を復調処理し、受信電力や雑音等の受信状態情報Rs1を提供する第1のデジタル復調部、18は第2のチャンネル選択部16の信号を復調処理し、受信電力や雑音等の受信状態情報Rs2を提供する第2のデジタル復調部である。
20は、第1のデジタル復調部17および第2のデジタル復調部18からのデジタル信号をダイバーシチ合成して合成デジタル信号を出力するとともに、第1のデジタル復調部17および第2のデジタル復調部18から出力される受信状態情報Rs1およびRs2を合成受信状態情報Rssとして生成するダイバーシチ合成部である。
制御部5は、第1のデジタル復調部17および第2のデジタル復調部18から受信状態情報Rs1およびRs2を受け取り、さらにダイバーシチ合成部20からも合成受信状態情報Rssを受け取り、表示情報を生成する。
制御部5はまた、第1の無給電アンテナ11bに印加する電圧(指向性制御信号)Dc1を変化させることで、第1のエスパアンテナ12の指向性を変化させ、第2の無給電アンテナ13bに印加する電圧(指向性制御信号)Dc2を変化させることで、第2のエスパアンテナ14の指向性を変化させる。
デコーダ6は、ダイバーシチ合成部20からの合成デジタル信号を映像信号に変換する。
表示信号作成部7は、デコーダ部6からの映像信号と、制御部5からの各方位に合わせた合成受信状態情報Rssをもとに作られた表示信号を混合して表示信号を作成する。
図10はこの発明の実施の形態5における、チャンネルの受信状態情報Rs1、Rs2およびRssを2次元に表示した例を示す。
以下、図9および図10を用いて本実施の形態5おけるテレビジョン受信装置について説明する。
制御部5は、第1の無給電アンテナ12および第2の無給電アンテナ14に印加される電圧を段階的に変化させ、これにより第1のエスパアンテナ12及び第2のエスパアンテナ14の指向性を段階的に変化させる。例えば最大受信感度の方向(アンテナの向き)が1回転(360度)の16分の1に当たる角度ずつ変化するように指向性を変化させる。そして、最大受信感度が各方向にあるときの、受信状態を表す情報を収集し、解析する。
この情報の収集及び解析に当たっては、例えば一定時間毎の電力を測定することで受信電力を得ることができ、またデジタル信号のパイロット信号から雑音電力等の受信状態情報を作成することができる。
この情報の収集及び解析は、第1及び第2のデジタル復調部17及び18から出力される第1及び第2のエスパアンテナ12及び14の受信状態情報Rs1およびRs2、並びにダイバーシチ合成部20から出力される合成受信状態情報Rssに基づいて行われる。
これらの受信状態情報Rs1、Rs2およびRssはメモリ9に記憶されると共に、受信状態情報Rs1、Rs2およびRssに対応した表示信号Ddが制御部5で生成され、表示信号作成部7において、デコーダ部6からの映像信号Vdに重畳される。表示信号作成部7からの映像信号が表示部8に供給されて表示が行われる。
制御部5から出力される表示信号Ddは、第1のエスパアンテナ(左アンテナ)12及び第2のエスパアンテナ(右アンテナ)14については、受信状態情報Rs1およびRs2として、受信装置を基準とした方位毎の受信電力や雑音の大きさを例えば図10のような極座標上の連続した線C1〜C3で表すものであり、合成受信状態情報Rssについては、最適受信方向を示す矢印で表すものである。また、図10に示す例では、第1のエスパアンテナ(左アンテナ)12の受信状態情報Rs1と、第2のエスパアンテナ(右アンテナ)14の受信状態情報Rs2と、合成受信状態情報Rssがそれぞれ画面上の異なる位置、例えば、図示のように左上、右上、中央下部に表示されており、それぞれの位置に、「左アンテナ」、「右アンテナ」、「合成情報」と言う文字CAL、CAR、CSYで、それぞれの表示の意味するものが示され、「正面」、「背面」、「左」、「右」と言う文字CF,CB,CL,CRも合せて表示されており、これにより受信装置を基準とした方位が表される。なお、実施の形態1に関して述べたように、このような文字の代わりに、特定の記号を用いても受信装置を基準とした方位を表すこととしても良い。
また、上記の例では、左右のアンテナから得られる夫々の受信状態情報Rs1およびRs2と合成後の受信状態情報Rssをすべてを同じ画面上に表示することとしているが、左右のアンテナの情報のみを表示して良く、合成後の情報のみを表示するようにしても良い。
実施の形態6.
図11は、この発明の実施の形態6における、テレビジョン受信装置のブロック図である。
図11において、図1と同じ符号は同一または対応する部材を示す。
実施の形態1では、受信アンテナ1a及び無給電アンテナ1bを備えたエスパアンテナ2を用いているが、図11の実施の形態では、エスパアンテナ2の代わりに複数の指向性アンテナ51a〜51dを配置しアンテナ選択部52を備え、選択信号Ssにより、複数の指向性アンテナ51a〜51dの出力をアンテナ選択部52で選択している。この場合には、複数の指向性アンテナ51a〜51dと選択部52とで、指向性可変アンテナ装置53が構成されている。
このような構成にしても、アンテナの数と同じ数の方向(例えば図示のように4本のアンテナ51a〜51dを用いた場合には4つの方向)の受信電力、ノイズなどを獲得することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
図12は、この発明の実施の形態7における、テレビジョン受信装置のブロック図である。
図12において、図1と同じ符号は同一または対応する部材を示す。31は第1の受信アンテナ、32は第2の受信アンテナ、33は第3の受信アンテナ、34は第4の受信アンテナ、35は第1のチャンネル選択部、36は第2のチャンネル選択部、37は第3のチャンネル選択部、38は第4のチャンネル選択部、39は第1乃至第4の受信アンテナ31〜34からの信号に複素重み付け係数を乗算することによりアダプティブビームを形成するともに、到来波の方向を推定し、到来波方向推定結果情報Deを出力するアダプティブアレイ制御部である。
図12のデジタル復調部4は、アダプティブアレイ39からの信号を復調処理し、受信電力や雑音等の受信状態情報Rsを提供する。
制御部5は受信状態情報Rsをデジタル復調部4から受け取り、表示情報を生成する。
制御部5はまた、指向性制御信号(指向性を制御する各アンテナの合成係数)Dcによりアダプティブアレイ39を制御することで、アダプティブアレイ39と第1乃至第4の受信アンテナ31〜34とで構成される指向性可変アンテナの指向性を制御する。符号6、7、8は、実施の形態5と同様のものを示す。
以下、図12を用いて本実施の形態7おけるテレビジョン受信装置について説明する。
アダプティブアレイ39では、第1〜第4の受信アンテナ31〜34の受信信号を受信し、これらの受信信号をMMSE等の推定アルゴリズムによる演算を行い、主波や副波の到来方向を推測し、到来波方向推定結果情報を生成する。到来波方向推定結果情報Deは、制御部5に送られる。
また、デジタル復調部4ではアダプティブアレイ39からの受信信号を分析、解析し、例えば一定時間毎の電力を測定することで受信電力を得る。この受信電力情報と到来波方向推定結果情報をもとに、制御部5で各方位の受信電力を演算し表示する。
なお、上記の実施の形態1〜6では、任意のタイミングで受信状態情報Rsを表示するものとして説明しているが、例えば各チャンネルの各方向の受信状態情報Rsの表示を、受信装置の特定の状態(例えば設置調整状態)でのみ表示するように制御しても良い。
また、表示のオン/オフ機能を持たせるように構成することで、特定の状態のとき、例えば受信状態が悪化した場合にのみ、各方向の受信状態情報を表示するように制御してもよい。さらにまた、常時(例えばテレビジョン放送受信時は常時表示するようにしても良い。
なお、このような制御は、制御部5で行われ、表示の選択は例えばリモコン10b、リモコン受信部10aを用いて行われる。
実施の形態1におけるテレビジョン受信装置のブロック図である。 実施の形態1における単一チャンネルの受信状態情報を2次元に表示した一例を示す図である。 実施の形態1における単一チャンネルの受信状態情報を3次元に表示した一例を示す図である。 実施の形態2における複数チャンネの受信状態情報を2次元表示した一例を示す図である。 実施の形態3における最適受信方向の表示のために行われる制御部5による処理のフローチャートである。 実施の形態3における最適受信方向の表示の一例を示す図である。 実施の形態4における受信状態表示のために行われる制御部5による処理のフローチャートである。 実施の形態4における最適受信方向の表示の一例を示す図である。 実施の形態5におけるテレビジョン受信装置のブロック図である。 実施の形態5における受信状態情報の表示の一例を示す図である。 実施の形態6におけるテレビジョン受信装置のブロック図である。 実施の形態7におけるテレビジョン受信装置のブロック図である。
符号の説明
1a 受信アンテナ、 1b 無給電アンテナ、 1c バリキャップ、 2 エスパアンテナ、 3 チャンネル選択部、 4 デジタル復調部、 5 制御部、 6 デコーダ部、 7 表示信号作成部、 8 画面表示部、 9 メモリ、 10a リモコン受信部、 10b リモコン、 11a 第1の受信アンテナ、 11b 第1の無給電アンテナ、 11c バリキャップ、 12 第1のエスパアンテナ、 13a 第2の受信アンテナ、 13b 第2の無給電アンテナ、 13c バリキャップ、 14 第2のエスパアンテナ、 15 第1のチャンネル選択部、 16 第2のチャンネル選択部、 17 第1のデジタル復調部、 18 第2のデジタル復調部、 20 ダイバーシチ合成部、 31 第1の受信アンテナ、 32 第2の受信アンテナ、 33 第3の受信アンテナ、 34 第4の受信アンテナ、 35 第1のチャンネル選択部、 36 第2のチャンネル選択部、 37 第3のチャンネル選択部、 38 第4のチャンネル選択部、 39 アダプティブアレイ制御部、 51a〜51d 指向性アンテナ、 52 アンテナ選択部。

Claims (15)

  1. デジタル放送を受信し、表示するテレビジョン受信装置であって、
    放送を受信するための指向性可変アンテナ装置を備え、
    前記指向性可変アンテナ装置の指向性を制御する制御手段と、
    各指向性における、各方向の受信状態を計測する計測手段と、
    前記計測し、解析する手段により得られた受信状態に基づき
    計測により得られた受信状態情報を表示画面上に、受信装置を基準とする方位に関係付けて表示する表示手段とを備え、
    前記制御手段は、前記計測手段により得られた受信状態に基づき、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とするテレビジョン受信装置。
  2. 前記受信状態が、受信電力又は雑音レベルであることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  3. 前記受信状態が、到来波の方向であることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  4. 前記計測手段が、複数のチャネルについての受信状態を総合的に評価し、受信のための最適な方向を求め、
    前記表示する手段が前記受信状態として、前記受信のための最適な方向を表示することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  5. 前記指向性可変アンテナ装置を複数個備え、
    該複数の指向性可変アンテナからの受信信号を合成する手段をさらに備え、
    前記計測手段が、前記複数の指向性可変アンテナ装置のそれぞれの受信状態と、前記複数の指向性可変アンテナからの受信信号を合成することにより得られる受信信号の状態を表す合成受信状態とを計測し、
    前記制御手段が、前記複数の指向性可変アンテナ装置のそれぞれの受信状態と、前記合成受信状態とを同じ前記表示手段の同じ表示画面上に表示させることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  6. 前記計測手段で得られた受信状態を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記制御手段は前記計測手段で計測された現在の受信状態を、前記記憶手段に記憶された過去の受信状態と比較して、特定の方向の受信状態が劣化しているときにこれを検知し、
    前記表示手段により又は音声により前記劣化をユーザに知らせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  7. 前記指向性可変アンテナ装置が、エスパアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  8. 前記指向性可変アンテナ装置が、複数のアンテナと、アンテナ選択部とを有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  9. 前記指向性可変アンテナ装置が、複数のアンテナと、アダプティブアレイ制御部とを有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  10. 前記アダプティブアレイ制御部が、前記複数のアンテナの各々の受信信号を演算することで主波及び副波の到来方向を推測し、
    前記計測手段が、前記複数のアンテナから得られる受信電力を表す情報と、前記主波及び副波の到来方向とに基づく演算を行うことで各方位の受信電力を演算し、
    前記制御手段が、前記計測手段で演算された各方位の受信電力を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項9に記載のテレビジョン受信装置。
  11. 前記表示が、2次元的表示であることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  12. 前記表示が、3次元的表示であることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  13. 前記表示において、複数のチャンネルの受信状態を同時に、互いに重ねて表示することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  14. 前記表示において、複数のチャンネルの受信状態を互いに異なる色で表示することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
  15. 前記表示を、常時行うか、前記受信装置が特定の状態のときにのみ行うか、前記受信装置が特定に状態のときに行わないかの選択のための手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信装置。
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