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JP2007311782A - 放射ビームをパターニングする方法、放射ビームをパターニングするパターニングデバイス - Google Patents

放射ビームをパターニングする方法、放射ビームをパターニングするパターニングデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】1つまたは複数のレンズエレメントの非対称熱変形による非対称収差の誘起を回避する。
【解決手段】複数ダイマスクパターン120は、ダイ100が、互いに対向する配向で同じパターンを有する状態で配列される。ダイ100を配列する方法は、単一ダイ100のパターンを解析することであって、それによって、ダイ100の領域にわたって不均一に分布するパターン固有特性を識別する、解析することを含む。分布が非対称であることがわかった場合、それに関する非対称性が明らかである、ダイ領域を2つのハーフダイ領域D1、D2に分割する線が、画定される。同じパターン固有特性を有する異なるダイのハーフダイ領域D1、D2は、マスクパターンに一緒にグループ化される。マスク領域にわたるパターン固有特性の分布について得られる対称性の増強は、リソグラフィ加工性を高め、それにより、ダイ100の歩留まりを改善する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板と基板の表面上のパターンとを備え、パターンが、複数のダイを含む、光投影リソグラフィに使用するためのパターニングデバイスに関する。
従来のリソグラフィ法では、基板上に、通常、基板のターゲット部分上に所望のパターンをイメージングするために、リソグラフィ装置が使用される。リソグラフィ装置は、たとえば、集積回路(ICデバイス)を含む半導体デバイスの製造において使用されることができる。その例では、パターニングデバイス(あるいは、マスクまたはレチクルと呼ばれる)は、ICデバイスの個々の層上に形成される回路パターンを生成するのに使用されてもよい。レチクル上で、回路パターンは、1つまたは複数のダイで構成され、各ダイは、半導体デバイスのある層に対応する。通常、マスクパターンが複数のダイを含むとき、各ダイは、同じ層に対応する。このダイパターンは、基板(たとえば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分に転写される得る。
リソグラフィ装置は、マスクを照射する照射システムと、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)の層上に、イメージングによってパターンを転写する投影システム(投影レンズとも呼ばれる)とを備える。一般に、単一基板は、連続してパターニングされる隣接ターゲット部分のネットワークを含み得る。
公知のリソグラフィ装置は、ステッパすなわちステップおよびリピート装置、ならびに、スキャナすなわちステップおよびスキャン装置を含む。ステッパでは、各ターゲット部分は、全パターンをターゲット部分に一度に露光することによって照射され、ウェーハは、次の露光のために次の位置に所定量だけ移動する。スキャナでは、各ターゲット部分は、所与の方向(「スキャニング」方向)に放射ビームを通るパターンをスキャンし、一方、基板を、この方向と平行または反平行に同期してスキャンすることによって照射され、次に、ウェーハは、次の露光のために次の位置に移動する。
従来の光投影リソグラフィ装置は、基板上のレジスト層をマスクパターンの縮小画像に対して露光するのに使用される。マスクパターンは、たとえば、365nmか、248nmか、または193nmの波長を有する放射によって照射される。248nmまたは193nmの波長の放射と共に使用するための投影システムのレンズエレメント用の一般的な材料は、石英およびCaFである。これらの光学材料は、248および193nmの放射について十分に高い透過率を有する。しかし、使用時に、一部の放射は、これらの材料によって吸収される。同様に、光学レンズエレメントの表面上の反射防止コーティングは、イメージングに使用される放射について残留吸収を有する場合がある。こうした吸収によって、レンズエレメントへの熱の移動、および、その後のレンズエレメントの熱変形が引き起こされる。
こうした熱変形によって、許容範囲を超えた画像収差が、リソグラフィ装置の動作中に生起することがある。したがって、光投影リソグラフィでは、投影システムのレンズエレメントの熱変形による画像収差(光学収差とも呼ばれる)を制御する必要性が存在する。
光学収差は、たとえば、球面収差、コマ収差、非点収差、画像湾曲、および画像歪と呼ぶ、一般的に知られる低次収差などの、構成収差寄与物からなると考えることができる。これらの、また、他のタイプの高次収差もまた、一般に、光学収差内に存在する。収差寄与物はどれも、対称収差か、非対称収差のいずれかとして分類されることができる。収差寄与物の対称性は、対応する光学系の光学軸に関する収差マグニチュードの対称性、または、光学系の対物フィールドの中心に関する収差マグニチュードの対称性に関連する場合がある。投影リソグラフィ装置の投影レンズの対物フィールドは、投影システムを使用して、イメージングによって、基板上のターゲット部分に対してIC層パターンを転写するのに使用することができるレチクルの最大領域に相当する。レチクルのこの使用可能な最大領域は、以降で、「フィールド」と呼ばれる。たとえば、投影レンズの光学軸に関して回転対称である球面収差などの収差は、フィールドにわたってなお非対称に分布し、非対称収差または非対称フィールド分布収差と分類することもできる。
従来通り、画像収差の制御は、投影システムの1つまたは複数のレンズエレメントの位置調整か、マスクおよび基板の位置および配向の調整か、または、これらの調整のいずれかの組み合わせによって達成される。特に、投影システムの光学軸に沿う投影レンズエレメントの調整(z方向の調整またはz調整と呼ばれる)は、投影システムの1つまたは複数のレンズエレメントの対称熱変形によって引き起こされるような、対称光学収差を補正するのに適している。
非対称収差(たとえば、1つまたは複数のレンズエレメントの非対称熱変形による)の補正は、ずっと難しく、一般に、部分的に可能なだけである。これらの低減のために、レンズエレメントの位置の調整が、依然として使用される可能性がある。しかし、軸方向のz調整の方向に垂直な横方向調整(x、y調整と呼ばれる)が、一般に必要とされる。1つまたは複数のレンズエレメントに対して、x、y調整を行うために、専用レンズマニピュレータが、投影システムに組み込まれなければならない。同様に、1つまたは複数のレンズエレメントに対して傾斜を与えるマニピュレータも必要とされる場合がある。限られた数のこうしたアクチュエータだけが利用可能なため、使用時に、非対称収差の誘起を回避するという問題が存在し、使用前の光学投影システムに関して、これらの収差は存在しないか、または、許容範囲内である。
光学収差を制御するために、リソグラフィ投影システムの1つまたは複数のレンズエレメントをオフアクシス調整する必要性をなくすリソグラフィプロセスを提供することが望ましい。
本発明の実施形態によれば、パターニングデバイスを横切る放射ビームをパターニングする方法が提供され、方法は、共通のダイパターンを有する少なくとも2つのダイを含むパターンによって、放射ビームをパターニングすることを含み、ダイパターンは、ダイパターンの対応する局所部分に局所値を有するパターン特性を有し、局所値は、第1パターンを有する、軸の一方の側の第1ハーフダイ領域、および、第2パターンを有する、軸の他方の側の第2ハーフダイ領域に、少なくとも2つのダイのそれぞれのダイ領域を分離する、軸に関して、ダイの領域にわたって非対称に分布し、パターン特性は、第1パターンの一部における第1局所値、および、第2パターンの一部における、第1局所値と異なる第2局所値を有し、方法は、さらに、それぞれの少なくとも2つのダイの2つの直接隣接するハーフダイ領域のそれぞれのパターン特性の局所値が、第1局所値および第2局所値の一方であるように、少なくとも2つのダイを配置(構成)することを含む。
本発明のさらなる実施形態によれば、パターン特性は、放射ビームの放射透過率または反射率、あるいは、リソグラフィプロセスウィンドウサイズである。透過率または反射率は、それぞれ、平均局所透過率または反射率として規定されてもよく、平均は、パターンの部分の領域にわたる空間的平均のことを言う。同様に、プロセスウィンドウサイズは、パターンの部分の領域内に配設される任意のパターンフィーチャのリソグラフィ印刷に関連する有効プロセスウィンドウサイズとして規定されてもよい。
本発明の実施形態によれば、断面パターンによって放射ビームをパターニングするパターニングデバイスが提供され、パターニングデバイスは、基板と基板の表面上のパターンとを含み、パターンは、共通のダイパターンを有する2つのダイを含み、ダイパターンは、ダイパターンの対応する局所部分に局所値を有するパターン特性を有し、局所値は、第1パターンを有する、軸の一方の側の第1ハーフダイ領域、および、第2パターンを有する、軸の他方の側の第2ハーフダイ領域にダイを分離する、軸に関して、ダイの領域にわたって非対称分布を有し、パターン特性は、第1パターンの一部に第1局所値を有し、パターン特性は、第2パターンの一部に、第1局所値と異なる第2局所値を有し、それぞれの2つのダイの2つの直接隣接するハーフダイ領域のそれぞれのパターン特性の局所値が、第1局所値および第2局所値の一方である。
本発明の実施形態は、ここで、添付図面を参照して、例としてだけ述べられるであろう。図面において、対応する参照符号は対応する部品を示す。
本発明の第1の実施形態は、レチクル上の2つのダイの配置構成に関する。2つのダイの従来の配置構成は、図1に示されており、レチクルMA上の2つのダイ100は、中心マスク軸130に関して対称に並んで配設される。レチクルMA上の領域は、照射用放射に対して透明であるか、または、不透明である。たとえば、基板は、ガラス基板であってよく、基板の表面は、パターニングされたクロムマスクを保持して(carry)もよい。レチクルMAは、透明なガラス基板(たとえば、溶融シリカ基板など)上に暗いクロム層を含み、暗いフィールドマスクの場合、IC層フィーチャに相当するパターンフィーチャは、クロム層内の「明るい」透明領域として具現化される。
各ダイ100は、ダイの側面に平行で、かつ、ダイに関して中心にある中心軸110を有する。たとえば、図1では、各ダイは、長方形ダイ形状の長い側面に平行なy方向に沿う中心軸を特徴とする。各ダイは、同じICパターン層を含み、同じ四角形の形状と配向を有する。配向は、矢印500で示される。
図2では、各単一ダイ100のレイアウトが、詳細に示される。ガラスダイパターン(COGダイパターン)上のクロムは、パターン120によって、図2で概略的に示される。本発明によれば、ビームをパターニングする方法は、ダイのパターンを解析することであって、それによって、ダイの領域にわたって不均一に分布するパターン固有特性を識別する、解析することを含む。分布が非対称であることがわかった場合、それに関する非対称性が明らかである(ダイ領域を2つの「ハーフダイ」領域に分割する)線が画定される。簡略化のために、この実施形態では、中心軸110はこうした線であると仮定される。以降で、「パターン特性」、または、たとえば、物理的実体の測定可能な値などの、パターンに関連する「特性」とも呼ばれる、パターン固有特性は、図1の中心軸110の左と右に対して、それぞれ、各ハーフダイ領域D1およびD2内に配設されたパターンに関連する。本実施形態におけるパターン固有特性は、パターニングされたハーフダイ領域D1およびD2のそれぞれの少なくとも一部の放射透過率である。透過率は、マスクMAが使用されるリソグラフィプロセスに従って基板を露光するのに使用される放射についての透過率のことを言う。
COGダイパターン120は、透過性の密なフィーチャと透過性の孤立したフィーチャの両方を含んでもよく、それにより、主に密なフィーチャを含む第1近傍A1内のダイパターンの空間的平均局所透過は、必ず主に孤立したフィーチャを含む第2近傍A2内のダイパターンの空間的平均局所透過と異なる(暗いフィールドレチクルの場合大きい)。
これらの第1および第2近傍A1およびA2が、図2に示すように、左および右ハーフダイ領域D1およびD2内にそれぞれ配設されるIC層に相当するレチクルパターンの場合、光学透過率測定法を使用して、ハーフダイ領域D1の透過率値T1およびハーフダイ領域D2の透過率値T2を測定することができる。ハーフダイ領域D1の透過率T1は、ハーフダイ領域D2の透過率T2と異なってもよい(本実施形態では、T1>T2)。
図1の平面内の各ダイ100の配向は、同じである(矢印500が同じ方向を指す)ため、一方のダイのパターン固有透過率T2を有するハーフダイ領域D2は、他方のダイの異なるパターン固有透過率T1を有するハーフダイ領域D1に面する。そのため、マスクMAの局所透過率は、軸110およびマスク軸130の方向に対して垂直な方向に沿って非対称に分布する。マスクMAにわたる局所透過率の分布は、透過率のフィールド分布と呼ばれる。
図3は、図1に示す、x方向に沿う上述した従来の2ダイマスクについての透過率のフィールド分布を概略的に示す。概略的に、この分布は、透過率T1とT2との間で交互に変わる透過率のフィールド分布FDTによって近似されてもよい。透過率のフィールド分布FDTは、マスク軸130のx位置x130に関して非対称である。図3では、水平軸に沿って、図1に示す従来のパターンレイアウトについてのハーフダイ領域D1およびD2のx軸に沿う範囲が示される。
リソグラフィ印刷プロセスでは、レチクルMAは、図4に示す放射ビームBによって均一に照射される。ハーフダイ領域D1およびD2内のレチクルパターンは、投影システムPLによって、基板W上のターゲット部分上にイメージングされる。透過率のフィールド分布FDTの非対称性により、投影システムPLのレンズまたはレンズ群410および420(それぞれ、マスクMAに近い平面およびレチクルMAに共役な平面)は、使用中に、非対称な放射露光、したがって、非対称熱負荷を受ける。非対称熱負荷は、好ましくない非対称光学収差寄与物をもたらす。画像形成ビームが、相互に互いに重なり合う投影レンズ瞳PUの平面の近くでは、この作用は、あまり存在しないか、または、全く存在しない。
本発明によれば、非対称収差を補正することの難しさは、同じパターン特性、ここでは、同じ透過率を有するが、異なるダイのハーフダイ領域が、互いに面するように、レチクル上にダイを再配列(再配置)することによって軽減される。マスクパターン内で同じパターン固有特性を有する異なるダイのハーフダイ領域を一緒にグループ化することによって、マスク領域にわたるパターン固有特性の分布について得られる対称性の増強は、リソグラフィ加工性を高め、それにより、ダイの歩留まりを改善する。図5では、ダイのそれぞれの配向は、やはり矢印500で示され、それにより、矢印500に沿って観察されるときの、ハーフダイ領域D1およびD2の左右の配向が維持される。本発明に従って各ダイのハーフダイ領域D1およびD2を配列することは、反対方向を指す一対の矢印500で示すように、隣接するダイが、互いに関して180°回転して配向することを意味する。
ダイのこうした対向する配向は、マスクインスペクションに関連する労力を増加させる場合があるが、ダイの本配置構成の利点は、図3に示す非対称な透過率のフィールド分布FDTと比較して、透過率のフィールド分布が、マスク130の中心軸に関する対称性が増すことである。
より対称性のある透過率のフィールド分布FDTsymが、図6に示され、図6は、透過率のフィールド分布のプロットならびにハーフダイ領域D1およびD2の空間配置構成を除いて、図3と同じである。透過率のフィールド分布FDTの対称性に比べて透過率のフィールド分布FDTsymの対称性が増強されるため、図1に示す従来のマスクレイアウトを使用するときの加熱分布と比較して、投影レンズエレメントまたはレンズエレメント群410および420に誘起される加熱分布も、投影システムPLの光学軸ならびにフィールドに関して対称性が増す。そのため、熱誘起収差は、光学軸ならびにフィールドに関してより対称的に分布する。結果として、たとえば、光学画像フィールド湾曲および球面収差を調整するなどのために、投影レンズエレメントまたはレンズエレメント群の従来の軸方向z調整を使用して、熱誘起収差を補償することができる。それによりx、yレンズマニピュレータの使用する必要性が軽減される。
本発明の実施形態によれば、マスクは、EUV放射と共に使用するためのコントラストデバイスを提供するためにパターニングされた吸収層を含む反射マスクである。図4に示す、透過投影システムPLの代わりに、EUVリソグラフィ投影装置は、反射投影システムを含む。本発明の目的は、上述した実施形態に類似の方法で、こうした反射リソグラフィ装置において得ることができる。フィールド透過率分布の対称性を最適化する代わりに、対称性が増強されたフィールド反射率分布が、図5で説明するレチクルパターンのレイアウトによって提供されてもよい。
本発明の第2の実施形態によれば、パターン特性は、リソグラフィイメージングおよびプリントプロセスウィンドウのサイズまたはサイズにまさに関連する値を表す値のことを言う。許容可能なフィーチャ寸法誤差が与えられたときに、許容可能な焦点およびドーズラティチュードを確立するために、こうした値の、ダイ内の空間分布は、たとえば、複数の焦点設定および露光ドーズ設定でリソグラフィプリントプロセスを実行し、印刷されたフィーチャの対応する寸法誤差を測定することによって、測定されることができる。たとえば、レジストの露光中に、基板が位置決めされなければならない必要とされる焦点範囲は、フィールド位置依存であってよい。焦点範囲のこうしたフィールド分布の基礎になるのは、同じダイ内の非最小フィーチャ(CDより大きい最小サイズを有する)の別の空間分布に対して、最小フィーチャ、すなわち、最小寸法(CD)を有するフィーチャの、ダイ内における空間分布であり得る。最小寸法CDは、たとえば、投影システムの開口数、投影用放射の所与の波長、ならびに、所与の露光ラティチュードおよび所与の焦点深度を含む所与のセットのリソグラフィプロセスパラメータについての、リソグラフィ的に印刷可能なフィーチャの最小寸法である。本実施形態では、密な線と空間などの最小フィーチャは、図7に示すように、ダイの特定領域A3に空間的にグループ化されたダイパターンで配設される。図7は、異なるパターン固有特性が、概略的に示される以外は、図2と同じである。領域A3にとって相補的な領域では、主に非最小フィーチャが存在し、最小フィーチャは存在しなくてもよい。この場合、矢印500の方向に沿って観察されると、ダイの左側および右側で、それぞれ、各ハーフダイ領域D1およびD2に関連するパターン特性は、ハーフダイ領域内の最小寸法CDを有する最小フィーチャの存在に関連する(または、存在である)。すなわち、領域D1およびD2についてのパターン特性は、それぞれ、「最小寸法サイズのフィーチャが存在する」および「最小寸法サイズのフィーチャが存在しない」として定義されてもよく、または、別法として、第1焦点範囲FR1および第2焦点範囲FR2として定義されてもよい。
第1の実施形態と同様に、また、図1に戻ると、従来のマスクパターンが、同じ配向500を有する2つの隣接するダイ100を含むとき、最良の焦点のフィールド分布(レチクルおよび投影システムを含むリソグラフィ光学系の特性)と、最小寸法サイズのフィーチャのフィールド分布(パターン特性)、または、別法として、焦点範囲のフィールド分布との間に不適合の問題がここで存在する。
一般に、最良焦点の軸方向z位置は、従来のリソグラフィ装置の最良焦点のフィールド分布を表す図8のグラフ800によって概略的に示されるように、フィールドの中心に関して対称に分布される。理想的には、最良焦点の仮想的な表面(マスクパターンを備えるレチクルの表面に共役な)は、平坦であり、かつ、基板表面に平行である(グラフ800は、理想的には、x軸に平行な線である)。しかし、対称レンズの収差のために、最良焦点の仮想的な平面は、湾曲し、ターゲット部分の中心でだけ、または、中心の近くで基板に実質的に平行であってよい。
さらに、また、図8に示すように、露光される基板の必要とされる焦点位置は、マスクパターンのフィーチャのサイズおよびレイアウトに依存してもよい。たとえば、本実施形態では、最小寸法CDを有するフィーチャが、許容範囲内の分解能および/またはコントラストで、その中でイメージングされる焦点範囲FR1は、非最小フィーチャ(CDより大きい最小サイズを有する)が、許容範囲内で、その中でイメージングされる焦点範囲FR2より小さい。一般に、2つのそれぞれの焦点範囲FR1およびFR2はまた、図8を参照すると、z方向に沿って互いに関して変位し、範囲FR1およびFR2が、重ならない範囲として示される。
図8では、図1に示す従来のパターンレイアウトについてのハーフダイ領域D1およびD2のx軸に沿う範囲が、水平軸に沿って示される。陰影を付けた領域W1は、ダイの領域A3において構成される密なフィーチャが、その中でリソグラフィ的にイメージングされ、処理される焦点フィールド空間内のプロセスウィンドウを表す。同様に、プロセスウィンドウW2は、図1のダイのハーフダイ領域D2内の非最小フィーチャが、その中でリソグラフィ的にイメージングされ、処理される焦点フィールドウィンドウを表す。図1の左のダイの右のハーフダイ領域D2に関連するプロセスウィンドウW2は、図8では、グラフ800によって横切られない。これは、必要とされる焦点範囲のフィールド分布と最良焦点のフィールド分布との間の不適合を示す。こうした不適合のために、図1の左のダイの非最小フィーチャのイメージングは、ダイパターンフィーチャの印刷された寸法が、許容範囲外である場合があるため、ダイの歩留まりの減少をもたらす場合がある。
原理上、必要である場合、マスクMAの位置および/または傾斜調整と共に、1つまたは複数の投影レンズエレメントまたはレンズエレメント群の位置および/または傾斜の調整によって、最良焦点のフィールド分布(図8のグラフ800で示される)の形状および位置を調整することが可能である。しかし、図8に示す、中心マスク軸130に関してプロセスウィンドウの非対称分布のために、これらの調整のいずれか、または、調整の組み合わせを用いて、第1および第2ダイに関連する4つの焦点フィールドプロセスウィンドウW1およびW2全てを横切る単一の最良焦点面は、容易には得られない。
本発明の第1の実施形態と同様に、レチクル上の2つのダイの配向は、最小寸法CDのフィーチャが配設される領域A3を備える2つの異なるハーフダイ領域か、または、領域A3を備えない2つのハーフダイ領域が、互いに面し、その結果、互いに面するハーフダイ領域が、同じパターン固有のリソグラフィプロセスウィンドウを有するように再配列される。配向500が反転していること以外は図5と同じである図9に示すように、2つのダイは、各ダイの領域A3を含むハーフダイ領域が、互いに面するように配列される。反対方向を指す一対の矢印500で示すように、隣接するダイが、互いに関して180°回転して配向する。
図10では、必要とされる焦点範囲のフィールド分布と最良焦点のフィールド分布800との間の適合に及ぼすダイの配置構成の対応する影響が示される。両方の分布は、マスク中心軸130に関して対称である。そのため、図8に示す従来の状況と比較すると、2つの分布間の改善された適合が得られる。ダイの本配置構成の利点は、従来の軸方向マスク調整および投影レンズエレメントまたはレンズエレメント群調整によって、グラフ800の対称な形状変更を得ることができるため、必要とされる焦点範囲のフィールド分布を、最良焦点位置のフィールド分布に最適に適合させることができることである。結果として、イメージング、リソグラフィ処理、およびダイの歩留まりの改善が実現される。
本発明の実施形態によれば、第2の実施形態において、ハーフダイ領域D1およびD2の目立つパターン特性は、リソグラフィプロセスウィンドウの、ダイ内の空間分布に制限されるのではなく、たとえば、透過率のフィールド分布も含んでもよい。
本発明の別の実施形態によれば、マスクパターン層をパターニングすることであって、それにより、ダイの最小フィーチャが、予め選択された焦点範囲フィールド分布に従ってハーフダイ領域にグループ化される、パターニングすることを記述する機械読取可能命令の1つまたは複数のシーケンスを含むコンピュータプログラムが提供される。同様に、こうしたコンピュータプログラムを内部に記憶しているデータ記憶媒体(たとえば、半導体メモリ、磁気ディスク、または光ディスク)が提供される。
図11は、上述した本発明の任意の実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。装置は、
放射ビームB(たとえば、193nmまたは157nmの波長で動作するエキシマレーザによって生成されるようなUV放射、あるいは、13,6nmの波長で動作するレーザ点火プラズマ源によって生成されるようなEUV放射)を調節するように構成された照明システム(照明器)ILと、
パターニングデバイス(たとえば、マスク)MAを支持するように構築され、一定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1ポジショナPMに接続された支持構造(たとえば、マスクテーブル)MTと、
基板(たとえば、レジストコートウェーハ)を保持するように構築され、一定のパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2ポジショナPWに接続された基板テーブル(たとえば、ウェーハテーブル)と、
パターニングデバイスMAによって放射ビームBに与えられたパターンを、基板Wのターゲット部分C(たとえば、1つまたは複数のダイを含む)上に投影するように構成された投影システム(たとえば、屈折投影レンズ系)PSとを備える。
照射システムは、放射を誘導し、成形し、制御するための、屈折、反射、磁気、電磁気、静電、または他のタイプの光学部品、あるいは、それらの任意の組み合わせなどの種々のタイプの光学部品を含んでもよい。
支持構造は、パターニングデバイスを支持する、すなわち、その重量を支える。支持構造は、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計、および、たとえば、パターニングデバイスが真空環境で保持されるか否かなどの他の条件に依存する方法で、パターニングデバイスを保持する。支持構造は、パターニングデバイスを保持するために、機械式、真空式、静電式、または、他のクランプ技法を使用することができる。支持構造は、たとえば、必要であれば、固定されるかまたは可動であってよい、フレームまたはテーブルであってよい。支持構造は、パターニングデバイスが、たとえば、投影システムに対して所望の位置にあることを確実にしてもよい。本明細書における、用語「レチクル」または「マスク」の任意の使用は、より一般的な用語「パターニングデバイス」と同意語であると考えられてもよい。
本明細書で使用される用語「パターニングデバイス」は、基板のターゲット部分にパターンを作成するためなどで、放射ビームに、断面のパターンを与えるのに使用することができる任意のデバイスのことを指しているものと、幅広く解釈されるべきである。たとえば、パターンが位相シフトフィーチャ、すなわち、アシストフィーチャを含む場合、放射ビームに与えられるパターンは、基板のターゲット部分の所望のパターンに正確に対応しない場合があることが留意されるべきである。一般に、放射ビームに与えられるパターンは、集積回路などの、ターゲット部分に作成されるデバイスの特定の機能層に相当するであろう。
パターニングデバイスは、透過式であってもよく、または、反射式であってもよい。パターニングデバイスの例は、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルを含む。マスクは、リソグラフィにおいてよく知られており、バイナリ、Alternating位相シフト、および減衰位相シフト、ならびに、種々のハイブリッドマスクタイプなどのマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの例は、小さなミラーのマトリクス配置構成を使用し、ミラーはそれぞれ、入ってくる放射ビームを異なる方向へ反射するために個々に傾斜することができる。傾斜したミラーは、ミラーマトリクスによって反射される放射ビームにパターンを与える。
本明細書で使用される用語「投影システム」は、使用される露光放射、あるいは、液浸液の使用、または、真空の使用などの、他の因子に適切である、屈折式、反射式、反射屈折式、磁気式、電磁式、および静電式光学系、または、それらの任意の組み合わせを含む、任意のタイプの投影システムを包含するものと、幅広く解釈されるべきである。本明細書における、用語「投影レンズ」の任意の使用は、より一般的な用語「投影システム」と同意語であると考えられてもよい。
本明細書で示すように、装置は、透過タイプ(たとえば、透過マスクを使用する)である。あるいは、装置は反射タイプ(たとえば、先に参照したタイプのプログラマブルミラーアレイを使用するか、または、反射式マスクを使用する)であってよい。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有するタイプであってよい。こうした「複数ステージ」機械では、付加的なテーブルが並列に使用されるか、または、1つまたは複数の他のテーブルが露光のために使用される間に、準備ステップが、1つまたは複数のテーブル上で実行されてもよい。
リソグラフィ装置はまた、投影システムと基板の間の空間を充填するために、基板の少なくとも一部分が、比較的高い屈折率を有する液体、たとえば、水によって覆われることができるタイプであってもよい。投影システムの開口数を増加するための液浸技術は、当技術分野でよく知られている。本明細書で使用される用語「液浸」は、基板などの構造が、液体に浸らねばならないことを意味するのではなく、むしろ、露光中に、液体が投影システムと基板との間にあることを意味するだけである。
図1を参照すると、照明システムILは、放射源SOからの放射ビームを受け取る。たとえば、放射源がエキシマレーザであるとき、放射源およびリソグラフィ装置は、別々の実体であってもよい。こうした場合、放射源は、リソグラフィ装置の一部(part)を形成するとは考えられず、放射ビームは、たとえば、適した誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えるビーム送出システムBDを使用して、放射源SOから照射器ILへ渡される。他の場合では、たとえば、放射源が水銀ランプであるとき、放射源は、リソグラフィ装置と一体の部分であってよい。放射源SOおよび照明システムILは、必要である場合、ビーム送出システムBDと共に、放射システムと呼ばれてもよい。
照明システムILは、放射ビームの角度強度分布を調整するためのアジャスタADを備えてもよい。一般に、照明システムの瞳面内の、少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれ、σ−outerおよびσ−innerと呼ぶ)の強度分布を調整することができる。さらに、照明システムILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの種々の他の部品を備えてもよい。照明システムは、放射ビームの断面において所望の均一性および強度分布を有するように、放射ビームを調節するのに使用されてもよい。
放射ビームBは、支持構造(たとえば、マスクテーブルMT)上に保持される、パターニングデバイス(たとえば、マスクMA)上に入射し、パターニングデバイスによってパターニングされる。マスクMAを横切って、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは基板Wのターゲット部分C上にビームを収束させる。第2ポジショナPWおよび位置センサIF(たとえば、干渉計デバイス、リニアエンコーダまたは容量センサ)を使用して、基板テーブルWTは、たとえば、放射ビームBの経路内で異なるターゲット部分Cを位置決めするために、正確に移動することができる。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサ(図11には明示的には示さず)を使用して、たとえば、マスクライブラリから機械的に取出した後か、または、スキャン中に、放射ビームBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般に、マスクテーブルMTの移動は、第1ポジショナPMの一部を形成する、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)とショートストロークモジュール(微動位置決め)を使用して実現されてもよい。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2ポジショナPWの一部を形成する、ロングストロークモジュールとショートストロークモジュールを使用して実現されてもよい。ステッパの場合(スキャナと対照的に)、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータだけに接続されるか、または、固定されてもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2、および、基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせされてもよい。示される基板アライメントマークは、専用のターゲット部分を占めるが、ターゲット部分どうしの間の空間内に位置してもよい(これらは、けがき線アライメントマークとして知られる)。同様に、2つ以上のダイがマスクMA上に設けられる状況では、マスクアライメントマークは、ダイの間に位置してもよい。
かかる装置を、以下のモードの少なくとも1つのモードで使用することができるであろう。
1.ステップモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは、放射ビームに与えられる全体のパターンが、ターゲット部分C上に1度で投影される間、実質的に静止したままにされる(すなわち、単一静的露光)。基板テーブルWTは、その後、異なるターゲット部分Cを露光できるようにXおよび/またはY方向にシフトされる。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一静的露光でイメージングされるターゲット部分Cのサイズを制限する。
2.スキャンモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは、放射ビームに与えられるパターンが、ターゲット部分C上に投影される間、同期してスキャンされる(すなわち、単一動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮小率)拡大率および画像反転特性によって決めることができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一動的露光におけるターゲット部分(スキャンしない方向の)幅を制限し、一方、スキャニング運動の長さは、ターゲット部分の(スキャニング方向の)高さを決める。
3.別のモードでは、プログラマブルなパターニングデバイスを保持するマスクテーブルMTは、実質的に静止したままにされ、基板テーブルWTは、放射ビームに与えられるパターンが、ターゲット部分C上に投影される間、移動する、または、スキャンされる。このモードでは、一般に、パルス放射源が使用され、プログラマブルなパターニングデバイスは、基板テーブルWTのそれぞれの移動後か、または、スキャン中における連続放射パルスの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、先に参照したタイプのプログラマブルなミラーアレイなどの、プログラマブルなパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
上述した使用モードに関する組み合わせ、および/または、変形、あるいは、全く異なる使用モードが使用されてもよい。
本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用が特に参照される場合があるが、本明細書で述べるリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導および検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造などの他の適用形態を有してもよいことが理解されるべきである。こうした代替の適用形態において、本明細書における、用語「ウェーハ」または「ダイ」のいずれの使用も、より一般的な用語「基板」または「ターゲット部分」と、それぞれ同意語であると考えることができることを当業者は理解するであろう。本明細書で参照される基板は、露光の前または後で、たとえば、トラック(通常、レジスト層を基板に与え、露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/または、インスペクションツールにおいて処理されてもよい。適用可能である場合、本明細書における開示を、こうした、また、他の基板処理ツールに適用してもよい。さらに、基板は、たとえば、多層ICを作るために、2回以上処理されてもよいため、本明細書で使用される基板という用語は、処理された複数の層を既に含む基板のことを言ってもよい。
本明細書で使用される用語「放射」および「ビーム」は、紫外(UV)放射(たとえば、365、355、248、193、157、または126nmの、または、そのあたりの波長を有する)、および、極紫外(EUV)放射(たとえば、5〜20nmの範囲の波長を有する)を含む、全てのタイプの電磁放射を包含する。
状況が許す場合、用語「レンズ」は、屈折式および反射式光学部品を含む種々のタイプの光学部品の任意の1つ、または、その組み合わせを指してもよい。
本発明の実施形態によれば、第1および第2の実施形態は、2つのダイだけを備えるマスクに限定されない。従来の複数ダイマスクに対する本発明の有利な効果は、図12に示すマスクパターンレイアウトについても得られる。図12では、4つのダイ100が、マスク軸130の一方のそれぞれの側において同じ配向500を有し、これらの2つの側の間で対向する配向500を有する。たとえば、スキャニング方向が、図12のy軸に沿って配列された、スキャナリソグラフィ装置において、マスクが使用されるとき、第1および第2の実施形態の原理および働きと全く類似して、フィールド依存収差の低減が得られる。
本発明の実施形態によれば、第1および第2の実施形態で画定された、ダイの中心軸は、ダイの側面に平行な軸に制限されるのではなく、たとえば、中心軸が、ダイの幾何学的中心に交差するという意味で、「中心」軸であるに過ぎなくてもよい。これは、図13に示されており、2つのハーフダイ領域は、対角線中心軸111によって画定される。同様に、ダイの配向を規定する矢印は、ダイの側面に平行な矢印に制限されず、図13の矢印501で示される対角線に平行に選択されてもよい。ステップおよびリピートリソグラフィ装置の場合、従来の複数ダイマスクに対する本発明の有利な効果は、先の実施形態と同様に、同じパターン関連特性を有するハーフダイ領域が、図14に示すように直接隣接するように、複数のダイを配列することによって、得られることができる。全体としてのマスクパターンの回転対称性の増強によって、第1および第2の実施形態の原理および働きと全く類似して、フィールド依存収差の低減が得られる。
本発明の特定の実施形態を先に述べたが、本発明は、述べた以外の方法で実施されてもよいことが理解されるであろう。
先の説明は、例示することを意図し、制限することを意図しない。そのため、添付特許請求項の範囲から逸脱することなく、述べられる本発明に対して変更を行ってもよいことが、当業者には明らかになるであろう。
本発明によれば、ビームをパターニングする方法は、ダイのパターンを解析することであって、それによって、ダイの領域にわたって不均一に分布するパターン固有特性を識別する、解析することを含む。分布が非対称であることがわかった場合、それに関する非対称性が明らかである(ダイ領域を2つの「ハーフダイ領域」に分割する)線が、画定される。
以降で、「パターン特性」、または、単に、パターンに関連する「特性」とも呼ばれる、パターン固有特性は、図1の中心軸110の左と右に対して、それぞれ、各ハーフダイ領域D1およびD2内に配設されたパターンに関連する。本実施形態におけるパターン固有特性は、パターニングされたハーフダイ領域D1およびD2のそれぞれの少なくとも一部の放射透過率である。
図1の平面内の各ダイ100の配向は、同じである(矢印500が同じ方向を指す)ため、一方のダイのパターン固有透過率T2を有するハーフダイ領域D2は、他方のダイの異なるパターン固有透過率T1を有するハーフダイ領域D1に面する(face)。そのため、マスクMAの局所透過率は、軸110およびマスク軸130の方向に対して垂直な方向に沿って非対称に分布する。マスクMAにわたる局所透過率の分布は、透過率のフィールド分布と呼ばれる。
非対称収差を補正することの難しさは、同じパターン特性、ここでは、同じ透過率を有するが、異なるダイのハーフダイ領域が、互いに面するように、レチクル上にダイを再配列することによって軽減される。マスクパターン内で同じパターン固有特性を有する異なるダイのハーフダイ領域を一緒にグループ化することによって、マスク領域にわたるパターン固有特性の分布について得られる対称性の増強は、リソグラフィ加工性を高め、それにより、ダイの歩留まりを改善する。
2つのダイを備える従来のマスクを示す図である。 本発明の第1の実施形態における単一ダイのレイアウトを示す図である。 従来のマスクパターンの透過率分布を示す図である。 リソグラフィ投影システム、および、マスクの異なる断面から出る対応する画像形成ビームが横切るいくつかの光学経路を示す図である。 本発明の第1の実施形態による2つのダイを備えるマスクを示す図である。 図5に示すマスクの透過率分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態における単一ダイのレイアウトを示す図である。 垂直軸に沿った、異なるダイパターンについての、最良焦点の位置および基板の所望のz位置のz座標、水平軸に沿った、フィールド点のx座標、ならびに、ダイの異なる部分をイメージングするための、それぞれ、最良焦点と所望の焦点範囲のフィールド分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態による2つのダイを備えるマスクを示す図である。 図9のマスクが使用される、リソグラフィプロセスについて、ダイの異なる部分をイメージングするための、それぞれ、最良焦点と所望の焦点範囲の適合したフィールド分布を示す図である。 本発明の実施形態によるリソグラフィ装置を示す図である。 本発明の実施形態による4つのダイを備えるマスクを示す図である。 それぞれが異なるパターンを有する2つのハーフダイ領域へのダイパターンの対角線分割を示す図である。 図13による4つのダイを備え、本発明の実施形態に従って配列されたマスクを示す図である。

Claims (11)

  1. パターニングデバイスを横切る放射ビームをパターニングする方法であって、
    共通のダイパターンを有する2つのダイを含むパターンによって前記放射ビームをパターニングすることを含み、前記ダイパターンは、前記ダイパターンの対応する局所部分に局所値を有するパターン特性を有し、前記局所値は、
    第1パターンを有する、軸の一方の側の第1ハーフダイ領域と、
    第2パターンを有する、軸の他方の側の第2ハーフダイ領域と、
    に前記ダイを分離する軸に関して、前記ダイの領域にわたって非対称分布を有し、
    前記パターン特性は、前記第1パターンの一部に第1局所値を有し、
    前記パターン特性は、前記第2パターンの一部に、前記第1局所値と異なる第2局所値を有しており、
    前記それぞれの2つのダイの2つの直接隣接するハーフダイ領域のそれぞれの前記パターン特性の局所値が、前記第1局所値および前記第2局所値の一方であるように、前記2つのダイを配置すること、
    を含む方法。
  2. 前記放射ビームは、リソグラフィ装置の投影システムを横切る、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記パターン特性は、前記放射ビームの放射透過率である、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記パターン特性は、前記放射ビームの放射用の反射率である、
    請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記パターン特性は、リソグラフィプロセスウィンドウサイズである、
    請求項2に記載の方法。
  6. 前記プロセスウィンドウサイズは、前記リソグラフィ装置を使用した基板の露光に必要とされる範囲の前記基板の焦点位置を含む、
    請求項5に記載の方法。
  7. 断面のパターンによって放射ビームをパターニングするパターニングデバイスであって、基板と前記基板の表面上のパターンとを含み、前記パターンは、共通のダイパターンを有する2つのダイを含み、前記ダイパターンは、前記ダイパターンの対応する局所部分に局所値を有するパターン特性を有し、前記局所値は、
    第1パターンを有する、軸の一方の側の第1ハーフダイ領域と、
    第2パターンを有する、軸の他方の側の第2ハーフダイ領域と、
    に前記ダイを分離する軸に関して、前記ダイの領域にわたって非対称分布を有し、
    前記パターン特性は、前記第1パターンの一部に第1局所値を有し、
    前記パターン特性は、前記第2パターンの一部に、前記第1局所値と異なる第2局所値を有しており、
    前記それぞれの2つのダイの2つの直接隣接するハーフダイ領域のそれぞれの前記パターン特性の局所値が、前記第1局所値および前記第2局所値の一方である、
    パターニングデバイス。
  8. 前記パターン特性は、前記放射ビームの放射透過率である、
    請求項7に記載のパターニングデバイス。
  9. 前記パターン特性は、前記放射ビームの放射反射率である、
    請求項7に記載のパターニングデバイス。
  10. 前記パターン特性は、リソグラフィプロセスウィンドウサイズである、
    請求項7に記載のパターニングデバイス。
  11. 前記プロセスウィンドウサイズは、パターニングデバイスおよびリソグラフィ装置を使用した基板の露光に必要とされる範囲の前記基板の焦点位置を含む、
    請求項10に記載のパターニングデバイス。
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