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JP2007310975A - アドレス情報検出回路 - Google Patents

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JP2007310975A
JP2007310975A JP2006140311A JP2006140311A JP2007310975A JP 2007310975 A JP2007310975 A JP 2007310975A JP 2006140311 A JP2006140311 A JP 2006140311A JP 2006140311 A JP2006140311 A JP 2006140311A JP 2007310975 A JP2007310975 A JP 2007310975A
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JP2006140311A
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Kozo Irie
弘造 入江
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】DVD+RW方式の光ディスクにおいてウォブル信号のノイズによる影響を低減しADIPのアドレス信号を正確に検出するアドレス情報検出回路を提供する。
【解決手段】ウォブル信号とウォブル信号の搬送波とを乗算して積分した信号を前の検出したADIP信号の位置からゲート信号を形成し、ゲート信号の位置によって、積算していくことにより、ADIP信号をSYNC,ZERO,ONE信号に識別する情報を加えることによって、より正確なアドレス情報を検出することができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DVD+RW方式の光ディスクに対して、データ記録を行う光ディスクドライブ装置のADIPと呼ばれるアドレス情報検出回路に関する。
光ディスクではデータは螺旋状に記録される。そのため、記録時に同螺旋上を光ヘッドが正しく追従できるように、記録可能な光ディスクには案内溝(グルーブ)が予め記録してある。また、グルーブを一定周期で蛇行(ウォブル)して記録し、再生時にはこのウォブル周期を測定することにより走査速度を検出し、回転速度に同期したクロック信号を得ることができる。
ところで、記録可能な光ディスクには、光ディスクにアドレスデータが予め記録されている必要がある。光ディスクドライブ装置は、データを記録する前に、アドレスデータを再生し、再生されたアドレスデータから光ディスク上の位置を特定し、データを記録する。アドレスデータの記録方式として、トラックにピットを予め形成するプレピット方式と、グルーブをアドレスに応じて変調するウォブル変調方式とがある。プレピット方式は、DVD−R/RW、DVD−RAMで採用され、ウォブル変調方式はCD−R/RW、DVD+R/RWで採用されている。プレピット方式では記録信号はエッジ部分に情報を持たせているので、信頼性に欠ける傾向があり、ウォブル変調方式でアドレスデータを記録することが好ましい。
特に、DVD+RW方式の光ディスクでは、ADIP(Address in Pre-groove)と呼ばれるアドレス情報が、記録媒体上に予めウォブル変調方式でプレフォーマットされている。この光ディスクにおいてデータを記録する際には、ADIPを再生してアドレス情報を検出し、検出したアドレス情報から光ディスク上の位置を特定してデータを記録する。
位相変調されたウォブル信号からADIP信号を再生する回路として、特許文献1に示すような回路が開示されている。特許文献1に示す従来のアドレス情報検出回路は、検出したADIP信号をそのままラッチして出力するようにしている。
ADIPでは、8ウォブルのADIPユニットと85ウォブルのモノトーンウォブルとの合計93ウォブルにより「ADIPピット」を表すべく、規格として定められている。図10において、図10(a)はモノトーンウォブルを示している。その8ウォブルのADIPユニットにおいては、図10(b)〜(d)に示すように、3つのパターンのADIPピットが存在する。すなわち、図10(b)に示す、ADIPワードの切れ目を示すシンクパターンと、図10(c)に示す、ADIP=0を示すゼロパターンと、図10(d)に示す、ADIP=1を示すワンパターン、である。
特開2003−85749号公報
上述のように、DVD+RW方式の光ディスクにおいて、32Tウォブル(正弦波)の位相を180度反転させたウォブルと通常のウォブルの位相変調によってADIPとよばれるアドレス情報を形成して信号に乗せているが、高倍速化やさまざまな品質のメディアが市場に流通することによりウォブル信号の劣化が懸念される。
また、従来のアドレス情報検出回路では、ウォブルADIP変調部を検出する際、ウォブル信号に同期したキャリア信号を乗算し、その積分値を32T毎にラッチすることで検出するため、ウォブル信号にノイズなどの影響がある場合、単純なスライス方式の二値化ではADIP信号を誤検出することによってADIP信号のシンクパターン,ゼロパターン,ワンパターンを誤判定する確立が多くなってしまう。さらに、ウォブルのジッタが大きい場合、隣接トラックのADIP信号がクロストークする場合等の要因でもADIP信号を誤検出してしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、情報記録媒体の欠陥やクロストークに影響されることなく、アドレス情報を正確に再生することのできるアドレス情報検出回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかるアドレス情報検出回路は、データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器とを備え、上記判別器は、上記ゲート信号に従って上記第2のデジタルフィルタの出力信号を加算する加算器と、上記加算器を、上記ゲート信号に従って、リセットするセレクターとを有していることを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかるアドレス情報検出回路は、請求項1に記載のアドレス情報検出回路において、上記光ディスクは、DVD+RWまたはDVD+R方式の光ディスクであり、上記判別器は、上記位相変調信号の位相変調部に基づいて、上記位相変調信号がシンクパターン、ゼロパターン、またはワンパターンのいずれの位相変調パターンであるかを識別することを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかるアドレス情報検出回路は、請求項2に記載のアドレス情報検出回路において、上記ゲート信号生成回路は、上記位相変調パターンを識別するためのゲート信号およびリセット信号を生成し、上記判別器は、上記ゲート信号に基づいて加算するbit数を変更するレジスタを備え、上記リセット信号が入力されると、加算するbit数をリセットすることを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかるアドレス情報検出回路は、データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、上記データ記録用トラックのウォブル信号を、デジタル信号化するA/Dコンバータと、上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、上記、位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、上記第1のデジタルフィルタの係数を少なくも2種類以上の任意の値に設定し、該第1のデジタルフィルタの係数を、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5にかかるアドレス情報検出回路は、データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、上記第1のデジタルフィルタの出力の振幅を、少なくも2種類以上の振幅調整値に調整する振幅調整回路と、上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、上記振幅調整回路から出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、上記振幅調整回路により調整する振幅調整値を、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6にかかるアドレス情報検出回路は、データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、上記第2のデジタルフィルタの出力を2値化してADIP変調信号として出力するための少なくも2つのスライスレベルを設定するADIP検出回路と、上記スライスレベルを、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項7にかかるアドレス情報検出回路は、データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行うデジタルフィルタと、上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算する乗算器と、上記乗算器の出力を積分する第2のデジタルフィルタと、上記ウォブル信号の位相変調信号から位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、上記位相調整回路において少なくも2つのゲインを設定し、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のアドレス情報検出回路によれば、検出したADIP信号をシンクパターン,ゼロパターン,ワンパターン信号に識別した情報を加えることによって、より正確なアドレス情報を再生することができる。そのため、従来では、ウォブルADIP変調部を検出する際、ウォブル信号に同期したキャリア信号を乗算し、その積分値を32T毎にラッチすることで検出するため、ウォブル信号にノイズなどの影響がある場合、単純なスライス方式の二値化ではADIP信号を誤検出することによってADIP信号のシンクパターン,ゼロパターン,ワンパターンを誤判定する確立が多くなってしまう。本回路を用いることで、信号にノイズが重畳した場合でも正しくADIP信号を検出することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるアドレス情報検出回路の構成を示す図である。
本実施の形態1のアドレス情報検出回路は、A/Dコンバータ(ADC)1と、第1のデジタルフィルタ2と、オフセット除去回路3と、キャリア信号生成回路4と、位相調整回路5と、乗算器7と、第2のデジタルフィルタ8と、ゲート信号生成回路9と、ADIP信号検出回路10とを備えている。
上記A/Dコンバータ1は、光ディスクのデータ記録用トラックのウォブルアナログ信号1sをデジタル信号2sに変換する。
上記第1のデジタルフィルタ2は、A/Dコンバータ1によりデジタル化したウォブル信号2sの波形整形を行う。
上記オフセット除去回路3は、第1のデジタルフィルタ2から出力されるウォブル信号3sのオフセット除去を行う。
上記キャリア信号生成回路4は、ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波(キャリア信号)5sを生成する。
上記位相調整回路5は、キャリア信号5sの位相を、ウォブル信号4sの位相と同期するよう調整する。
上記乗算器7は、位相調整回路5から出力されるキャリア信号6sと、オフセット除去回路3から出力されるウォブル信号4sとを乗算する。
上記第2のデジタルフィルタ8は、乗算器7の乗算結果7sを積分し、高域成分を除去する。
上記ADIP信号検出回路10は、デジタルフィルタ8の出力8sから位相変調信号(ADIP信号)を検出し、該位相変調信号の位相変調パターンを判別し、ADIP変調信号判別信号12sを出力する。また、このADIP信号検出回路10は、スライスレベルを用いてADIP信号を2値化し、ADIP2値化信号11sを出力する。なお、位相変調パターンとは、シンクパターン、ゼロパターン、ワンパターンの3種類である。位相変調部とは、第2のデジタルフィルタ出力8sのHigh区間のことである。
上記ゲート信号生成回路9は、ADIP2値化信号11sから位相変調部と同期したゲート信号10sを生成する。
図2は、ADIP検出回路10の詳細な構成を示す図である。
図において、ゲート信号104s、105s、106sおよびリセット信号110sは、位相変調パターンを識別するためにゲート信号生成回路9により生成される。
ADIP検出回路10は、反転部101、第一のセレクター102、第二のセレクター103、および加算器104を備えている。
上記反転部101は、信号8sの極性を反転する。
上記第一のセレクター102は、ゲート信号105sの入力により、信号8sまたは反転部101の出力を選択する。
上記第二のセレクター103は、ゲート信号104sの入力により、第1のセレクタ102の出力または0を選択する。
上記加算器104は、位相変調パターンに基づいて加算するbit数を変更する。ゲート信号106sがHIGHのときbit数を加算し、リセット信号110が入力されると、加算値をリセットする。
以下に、ADIP検出回路10の動作について図3を用いて説明する。
図3において、信号101s、102s、103sは、ADIP検出回路10に入力される第2のデジタルフィルタ出力8sの3種類の位相変調パターンを示す。また、信号107s、108s、109sは、ADIP2値化信号11sの3種類の位相変調パターンを示す。
時間T1からT2の期間では、シンクパターン101s、ゼロパターン102s、ワンパターン103sの全てのパターンで、第2のデジタルフィルタ出力8sは、ハイレベルである。一方、時間T2から時間T3の期間では、シンクパターン101sはハイレベルであるが、ゼロパターン102sとワンパターン103sはローレベルである。
そこで、時間T2からT3の期間において、第2のデジタルフィルタ出力8sのハイレベルが連続している場合、つまり、シンクパターン101sの場合は、+側に値を加算する。第2のデジタルフィルタ出力8sのローレベルが連続している場合、つまり、ゼロパターン102sとワンパターン103sの場合は、−側に値を加算していく。
これにより、時間T3において、信号111s、112s、113sのように、シンクパターンは+の値をとり、ゼロパターンまたはワンパターンはマイナスの値を取っているため、信号8sの位相変調パターンがシンクパターンであるか否かを判別することができる。この間、瞬間的にノイズが信号8sに重畳したとしても、平均化されるため、ノイズによる誤判定する確率を低減することができる。
次に、時間T3からT4の期間では、ゼロパターン102sがローレベルに対して、ワンパターン103sがハイレベルである。時間T4からT5の期間では、ゼロパターン102sがハイレベルに対して、ワンパターン103sはローレベルである。
そこで、時間T3からT4の期間と、時間T4からT5の期間との間で、加算する極性を切り替える。すると、時間T5では、ゼロパターンは+の値をとり、ワンパターン109は−値を取っているため、信号8sの位相変調パターンが、ゼロパターンであるかワンパターンであるかを判別することができる。
また、加算器104が加算するbit数を設定するレジスタを備え、ゲート信号を上記ADIP変調信号を識別する際に、レジスタの設定値を変更して加算するbit数を変更する構成とすることにより、信号107s、108s、109sがゼロクロス点を越えず、極性が変わらない状態が続いても値を加算することで時間T3もしくはT5においてADIP信号のパターンを判別する効果を高めることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2にかかるアドレス情報検出回路の構成を示す図である。図において、図1と同一構成要素については同一符号を付している。
本実施の形態2のアドレス情報検出回路は、図1に示すアドレス情報検出回路の構成に加えて、切替手段303を備えている。
上記切替信号303は、第1のデジタルフィルタ2の係数を、少なくとも2種類以上の任意の値に設定し、位相反転部ゲート信号114sに基づいて切り替える。ここでは、第一の係数301または第二の係数302のいずれかを選択し、第1のデジタルフィルタ2に出力するものとする。
次に、本実施の形態2の作用、効果について説明する。
通常、第1のデジタルフィルタ2をローパスフィルタもしくはバンドパスフィルタで構成した場合、フィルタの周波数特性をウォブル単一波形に最適になるように特性を一致させると、位相反転部の周波数が低くなるため、位相反転部の信号振幅が低下する。さらに、信号8sにノイズが重畳すると、S/N比(シグナルノイズ比)が低下し、その結果、ADIP信号の検出率が低下することになる。
そこで、本実施の形態では、ゲート信号生成回路9で生成した位相反転部ゲート信号114sに基づいて、ウォブル単一波形部と位相反転部を、切替手段303によってそれぞれに最適な設定に切り替えるようにした。これにより、ウォブル単一波形と位相反転部のそれぞれに最適な信号振幅に調整することができる。
なお、上記乗算器7の出力7sを積分する第2のデジタルフィルタ8に対して、位相反転部ゲート信号114sによりフィルタの係数を切り替える回路構成をとった場合には、ウォブル単一波形部の周波数帯域を低くすることで、ノイズをADIP信号として誤検出する確率を低減することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3にかかるアドレス情報検出回路の構成を示す図である。図において、図4と同一構成要素については同一符号を付している。
本実施の形態3のアドレス情報検出回路は、図1に示すアドレス情報検出回路の構成に加えて、切替手段403、及び振幅調整回路404を備えている。
上記振幅調整回路404は、オフセット除去回路3と乗算器7との間に位置し、オフセット除去されたウォブル信号4の振幅を調整する。
上記切替手段403は、オフセット除去されたウォブル信号4sの振幅調整値を、少なくとも2種類以上に設定し、位相反転部ゲート信号114sに基づいて切り替える。ここでは、第一の振幅調整値401、または第二の振幅調整値402のいずれかを選択し、振幅調整回路404に出力するものとする。
次に、本実施の形態3の作用、効果について説明する。
オフセット除去後のウォブル信号31sは、図6に示すように、単一波形部とウォブル位相反転部とで周波数特性が異なっている。つまり、L1、L2のような振幅の差分が生じる。この差分は、デジタルフィルタ2を通過することにより発生する。
このような位相反転部での振幅低下を改善するために、本実施の形態では、ウォブル単一波形部とウォブル位相反転部とでそれぞれに最適な振幅調整値を設定した。具体的には、位相反転部ゲート信号がLowのとき、つまり、ウォブル単一波形部では、第一の振幅調整値401による制御を行い、位相反転部ゲート信号114sがHighのとき、つまり、ウォブル位相反転部では、第二の振幅調整値402による制御を行うようにした。これにより、ウォブル単一波形部とウォブル位相反転部のそれぞれに最適な信号振幅に調整することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4にかかるアドレス情報検出回路の構成を示す図である。図において、図1と同一構成要路については同一符号を付している。
本実施の形態4のアドレス情報検出回路は、図1に示すアドレス情報検出回路の構成に加えて、切替手段503を備えている。
上記切替手段503は、第2のデジタルフィルタ出力8sのスライスレベルを、少なくとも2つ以上設定し、位相反転部ゲート信号114sに基づいて切り替える。ここでは、第1のスライスレベル501または第2のスライスレベル502のいずれかを選択し、ADIP信号検出回路10に出力するものとする。
次に、本実施の形態4の作用、効果について説明する。
通常、第2のデジタルフィルタ出力8sは、図8(a)に示すように、所定のスライスレベルを用いて2値化することで、ADIP2値化信号11sが得られる。しかしながら、信号8sにノイズが重畳していると、ADIP信号を誤検出してしまう場合がある。
そこで、本実施の形態では、図8(b)に示すように、位相反転部ゲート信号114sがHighのとき、つまり、ウォブル位相反転部では、スライスレベル1を用いて2値化し、位相反転部ゲート信号114sがLowのとき、つまり、ウォブル単一波形部では、スライスレベル2を用いて2値化するようにした。これにより、位相反転部ゲート信号114sにより、ウォブル単一波形部とウォブル位相反転部とでスライスレベルを切り替えるよことができるため、ウォブル単一波形部に重畳するノイズをADIP信号として誤検出したり、隣接クロックからのクロストークによりADIP信号を誤検出してしまったりするのを防ぐことができる。
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5に係るアドレス情報検出回路の構成を示す図である。図において、図1と同一構成要素については同一符号を付している。
本実施の形態5のアドレス情報検出回路は、図1のアドレス情報検出回路の構成に加えて、切替手段603を備えている。
上記切替手段603は、位相調整回路5のゲイン値を少なくとも2つ以上設定し、位相反転部ゲート信号114sに基づいて切り替える。ここでは、第一のゲイン601または第二のゲイン602のいずれかを選択し、位相調整回路5に出力するものとする。
次に、本実施の形態5の作用、効果について説明する。
位相反転部ゲート信号114sに基づいて、ウォブル位相反転部のゲインをウォブル単一波形部より低く設定するように位相調整回路5のゲインを切り替えた。これにより、ウォブル位相反転部で位相が反転して、位相調整回路5が逆位相へ応答してしまうのを防止することができる。
さらに、ウォブル位相反転部で位相調整回路5の動作をホールドしないようにした。これにより、位相反転部ゲート信号114sが実際のウォブル位相反転部とずれてしまっていても、位相調整回路5を正確に動作させることができる。
本発明にかかるDVD+RW方式のADIPアドレス情報検出回路は、ADIP信号判別手段を有し、PC用DVD+RW方式記録型光ディスク装置等として有用である。またやDVDレコーダー等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1によるアドレス情報検出回路の構成例を示すブロック図である。 上記実施の形態1のアドレス情報検出回路を構成する、ADIP信号検出回路の詳細な構成を示す図である。 上記実施の形態1のアドレス情報検出回路における、信号波形図を示す図である。 本発明の実施の形態2によるアドレス情報検出回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3によるアドレス情報検出回路の構成例を示すブロック図である。 上記実施の形態3における、信号波形図を示す図である。 本発明の実施の形態4によるアドレス情報検出回路の構成例を示すブロック図である。 上記実施の形態4における、信号波形図を示す図である。 本発明の実施の形態5によるアドレス情報検出回路の構成例を示すブロック図である ADIP信号の説明図である。
符号の説明
1 ADコンバータ
2 第1のデジタルフィルタ
3 オフセット除去回路
4 キャリア信号生成
5 位相調整回路
6 ラッチ信号生成回路
7 乗算器
8 第2のデジタルフィルタ
9 ゲート信号生成回路
10 ADIP信号検出回路
101 信号の極性反転部
102 第一のセレクタ
103 第二のセレクタ
104 加算器
301 デジタルフィルタの第一の係数
302 デジタルフィルタの第二の係数
303 切替手段
404 振幅調整回路
401 第一の振幅調整値
402 第二の振幅調整値
403 切替手段
501 第1のスライスレベル
502 第2のスライスレベル
503 切替手段
601 第一のゲイン
602 第二のゲイン
603 切替手段

Claims (7)

  1. データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、
    上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、
    上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、
    上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、
    上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、
    上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、
    上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、
    上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、
    上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器とを備え、
    上記判別器は、
    上記ゲート信号に従って上記第2のデジタルフィルタの出力信号を加算する加算器と、
    上記加算器を、上記ゲート信号に従って、リセットするセレクターとを有している、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  2. 請求項1に記載のアドレス情報検出回路において、
    上記光ディスクは、DVD+RWまたはDVD+R方式の光ディスクであり、
    上記判別器は、上記位相変調信号の位相変調部に基づいて、上記位相変調信号がシンクパターン、ゼロパターン、またはワンパターンのいずれの位相変調パターンであるかを識別する、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  3. 請求項2に記載のアドレス情報検出回路において、
    上記ゲート信号生成回路は、上記位相変調パターンを識別するためのゲート信号およびリセット信号を生成し、
    上記判別器は、上記ゲート信号に基づいて加算するbit数を変更するレジスタを備え、上記リセット信号が入力されると、加算するbit数をリセットする、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  4. データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、
    上記データ記録用トラックのウォブル信号を、デジタル信号化するA/Dコンバータと、
    上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、
    上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、
    上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、
    上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、
    上記、位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、
    上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、
    上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、
    上記第1のデジタルフィルタの係数を少なくも2種類以上の任意の値に設定し、該第1のデジタルフィルタの係数を、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えた、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  5. データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、
    上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、
    上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、
    上記第1のデジタルフィルタの出力の振幅を、少なくも2種類以上の振幅調整値に調整する振幅調整回路と、
    上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、
    上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、
    上記振幅調整回路から出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、
    上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、
    上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、
    上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、
    上記振幅調整回路により調整する振幅調整値を、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段と、を備えた、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  6. データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、
    上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、
    上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行う第1のデジタルフィルタと、
    上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、
    上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、
    上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算し、位相変調信号として出力する乗算器と、
    上記位相変調信号の高域成分を除去する第2のデジタルフィルタと、
    上記位相変調信号の位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、
    上記第2のデジタルフィルタの出力から位相変調パターンを判別する判別器と、
    上記第2のデジタルフィルタの出力を2値化してADIP変調信号として出力するための少なくも2つのスライスレベルを設定するADIP検出回路と、
    上記スライスレベルを、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えた、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
  7. データ記録用トラックにアドレス情報および同期をとるためのパターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリングした光ディスクにデータの記録および再生を行う光ディスク装置のアドレス情報検出回路において、
    上記データ記録用トラックのウォブル信号をデジタル信号化するA/Dコンバータと、
    上記デジタル化したウォブル信号の波形整形を行うデジタルフィルタと、
    上記ウォブル信号と周波数が等しい単一搬送波を生成する生成回路と、
    上記生成回路で生成された単一搬送波の位相を、上記ウォブル信号の位相と同期するよう調整する位相調整回路と、
    上記第1のデジタルフィルタから出力されるウォブル信号と、上記位相調整回路から出力される単一搬送波とを乗算する乗算器と、
    上記乗算器の出力を積分する第2のデジタルフィルタと、
    上記ウォブル信号の位相変調信号から位相変調部と同期したゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、
    上記位相調整回路において少なくも2つのゲインを設定し、上記ゲート信号に基づいて切り替える切替手段とを備えた、
    ことを特徴とするアドレス情報検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008010091A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法
JP2008165902A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法

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