[go: up one dir, main page]

JP2007310281A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007310281A
JP2007310281A JP2006141429A JP2006141429A JP2007310281A JP 2007310281 A JP2007310281 A JP 2007310281A JP 2006141429 A JP2006141429 A JP 2006141429A JP 2006141429 A JP2006141429 A JP 2006141429A JP 2007310281 A JP2007310281 A JP 2007310281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel electrode
column
pixel
positive
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006141429A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
英幸 高橋
Katsuhiko Inada
克彦 稲田
Tetsuo Morita
哲生 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Central Inc
Original Assignee
Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd
Priority to JP2006141429A priority Critical patent/JP2007310281A/ja
Publication of JP2007310281A publication Critical patent/JP2007310281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】4色以上であっても横クロストークと横すじの発生を防止できる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】同一の列内において、正負極性を2走査線ごとに反転させ、列内での画素電極と右隣の画素電極との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列つまりR、G、Bの列と、列内での画素電極と右隣の画素電極との間で正負極性が異なる列つまりWの列とを構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、4色以上であっても横クロストークと横すじの発生を防止できる液晶表示装置に関する。
従来の液晶表示装置の中には、いわゆる2H2V反転駆動を行うものがある。この液晶表示装置では、同一の信号線の電位が設定される各画素電極を備えてなる同一の列内において、対向電極の電位に対する画素電極の電位の正負極性を、2走査線ごとに反転させ、全ての列において、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間の正負極性が異なるか同じかを1走査線ごとにすることで、クロストークとフリッカを防止することができる(図15および特許文献1参照)。
特開2003−215540号公報
このような2H2V反転駆動を、図16に示すような、赤(R)の列、緑(G)の列、青(B)の列、白(W)の列で構成される4色の液晶表示装置で行うと、図17に示すように、同一行内の同一色の画素群内で画素電極の正負極性同士が等しくなる。
そのため、単色表示すると、行への書き込み当初、その行の補助容量線の電位が大きく変動する。そして、電位が戻る前に書き込みが終わるので、戻ったときには、今度は画素電極の電位が変動してしまう。
単色の背景に中間色の図柄を描いた場合、図柄に交差する行と交差しない行とでは、補助容量線の電位変動量が異なるため、画素の電位変動量が異なり、これにより、横クロストークが発生する。
また、従来の液晶表示装置では、2H2V反転駆動を行うと、図18に示すような市松状の画素の明暗が現れる。4色の液晶表示装置で2H2V反転駆動を行うと、図19に示すような市松状の画素の明暗が現れる。そのため、4色の液晶表示装置において2H2V反転駆動で単色表示を行うと、図20に示すような横すじが現れてしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、4色以上であっても横クロストークと横すじの発生を防止できる液晶表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、対向電極の電位に対する画素電極の電位の正負極性を2走査線ごとに反転させ、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列と、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間で正負極性が異なる列とを構成する。
本発明の液晶表示装置によれば、仮に前者の列だけを構成した場合、4色の液晶表示装置などでは、同一行内の同一色の画素群内で画素電極の正負極性同士が等しくなり、横クロストークが発生してしまうところを、後者の列を構成したことで、4色の液晶表示装置などで、同一行内の同一色の画素群内で画素電極の正負極性同士が等しくならず、単色表示の際の横クロストークの発生を防止することができる。
また、本発明の液晶表示装置では、同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極をもつ2画素が明暗に分かれるが、4色の液晶表示装置などでは、同一行内の同一色の画素群内には明暗両方の画素が存在するので、単色表示の際の横すじの発生を防止することができる。
また、本発明の液晶表示装置において、明暗に分かれる2画素では、同一列内で隣接する画素電極間のカップリング容量Cpvによる電位変動量に差分が生じ、後者の列では、列内の画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間のカップリング容量Cpnによる差分が生じないので、カップリング容量Cpvを小さくして明暗を低減できる。
しかし、前者の列では、カップリング容量Cpnによる電位変動量に差分が生じ、その差分は、カップリング容量Cpvによる差分よりも大きくかつ正負が逆であるので、前者の列と後者の列とでカップリング容量Cpvを等しくすると、逆に前者の列での明暗が顕著になる。
そこで、前者の列では、カップリング容量Cpvを後者の列のカップリング容量Cpvよりも大きくする。これにより、カップリング容量Cpvによる差分が大きくなり、カップリング容量Cpnによる差分を相殺するように作用する。その結果、前者の列のおいて明暗に分かれる2画素では電位変動量のトータルでの差分が小さくなり明暗が低減する。 よって、前者の列内でのカップリング容量Cpvを、後者の列内でのカップリング容量Cpvよりも大きくすることで、両方の列において明暗を低減することができる。
本発明の液晶表示装置によれば、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間で正負極性が異なる列を構成したことで、4色の液晶表示装置などで、同一行内の同一色の画素群内で画素電極の正負極性同士が等しくならず、単色表示の際の横クロストークの発生を防止することができる。
また、4色の液晶表示装置などでは、同一行内の同一色の画素群内には明暗両方の画素が存在するので、単色表示の際の横すじの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る液晶表示装置1の概略的な構成図である。液晶表示装置1は、ここでは、多結晶シリコン薄膜トランジスタを画素トランジスタとして用いるアクティブマトリクス型液晶表示装置であることとする。以下、薄膜トランジスタをTFTという。
液晶表示装置1は、アレイ基板100と、このアレイ基板100の上面に所定の間隔をおいて対向配置された対向基板200と、これらアレイ基板100と対向基板200との間に挟持され配向膜を介して配置された液晶層(図示せず)とを備えている。アレイ基板100と対向基板200は、シール材400によって周囲が張り合わされている。
アレイ基板100は、行方向(水平走査方向)に沿って並列に延出された複数のゲート線(走査線)Yと、列方向(垂直走査方向)に沿って並列に延出された複数の信号線Xと、各ゲート線Yと各信号線Xとのそれぞれの交差部に設けられたスイッチング素子としての画素薄膜トランジスタすなわち画素TFT110と、各画素TFT110に対応して設けられた複数の画素電極120と、を備えている。
画素TFT110は、多結晶シリコン膜を半導体層とする多結晶シリコンTFTである。画素TFT110のゲート電極はゲート線Yに接続され、ソース電極は信号線Xに接続される。画素TFT110のドレイン電極は、信号線Xの層と同一の層に形成された電極160を介して画素電極120に接続されている。電極160は、ゲート線Yの層と同一の層に形成された補助容量線140との間に補助容量素子130aを形成している。画素電極120は、対向基板200上に形成された対向電極210との間に液晶容量素子130bを形成している。
ゲート線Yに駆動信号を供給するゲート線駆動回路150は、画素TFT110と同一の製造プロセスによってアレイ基板100上に一体的に形成されている。
本発明の画素電極極性制御手段は、フレキシブル配線基板上に信号線駆動用IC511等が実装され、アレイ基板100の外部接続端子に電気的に接続される同一構成のTCP500−1、500−2…、500−4(以下、各TCP500のいずれかを示す場合には「TCP500−N」という)と、アレイ基板100上に画素TFT110と同一の製造プロセスで形成された信号線切替回路170とによって構成される。TCP500−Nは、その一方の側辺がアレイ基板100の一辺に電気的に接続して列設され、反対側の側辺が外部回路基板としてのPCB基板600に接続される。
図2は、各信号線および画素電極の配置と信号線切替回路170の回路を示す図である。図2に示すように、符号X1、X2、…を付与された各信号線は、その信号線の電位が設定される画素電極の左に形成されている。
また、図2においてR、G、Bで示す、その列の画素は、信号線Xと走査線Yからなる配線層と画素電極120との間にそれぞれ赤、緑、青の着色層を備える。一方、Wで示す、その列の画素は、配線層と画素電極120との間に透明層を備える。
また、信号線切替回路170には、信号線駆動用IC511からTFT制御線TFTCON1、TFTCON2が配線されている。
信号線切替回路170は、信号線駆動用IC511がデジタル信号から変換したアナログ映像信号つまり信号線X1、X2用の映像信号IN1につき、TFT171とTFT172を備える。
TFT171のソース電極には、映像信号IN1が供給され、ドレイン電極は信号線X1に接続され、ゲート電極はTFT制御線TFTCON2に接続されている。
TFT172のソース電極には、映像信号IN1が供給され、ドレイン電極は信号線X2に接続され、ゲート電極はTFT制御線TFTCON1に接続されている。
また、信号線切替回路170は、同様にして、信号線X3、X4用の映像信号IN2について、TFT制御線TFTCON2に接続されたTFT173とTFT制御線TFTCON1に接続されたTFT174を備える。
また、信号線切替回路170は、同様にして、信号線X5、X6用の映像信号IN3について、TFT制御線TFTCON1に接続されたTFT175とTFT制御線TFTCON2に接続されたTFT176を備える。
また、信号線切替回路170は、同様にして、信号線X7、X8用の映像信号IN4について、TFT制御線TFTCON1に接続されたTFT177とTFT制御線TFTCON2に接続されたTFT178を備える。
また、信号線切替回路170は、同様にして、信号線X9、X10用の映像信号IN5について、TFT制御線TFTCON2に接続されたTFT179とTFT制御線TFTCON1に接続されたTFT1710を備える。
また、信号線切替回路170は、同様にして、他の信号線用の映像信号について、他のTFTを備える。
図2では、画素電極120の右横に符号を付し、例えば、符号1を付した画素電極120を画素電極1のように呼称する。
また、図2においては、あるフレーム(nフレーム)において、正の電位に設定される画素電極に+記号を付け、負の電位に設定される画素電極に−記号を付け、水平走査期間の前半に電位が設定される画素電極に○記号を付けている。
(第1の実施の形態の動作)
次に、第1の実施の形態に係る液晶表示装置1の動作を説明する。
図3、図4は、第1の実施の形態のタイミングチャートであり、図5は、対向電極の電位に対する画素電極の電位の正負極性についての分布図である。
図5に示すように、第1の実施の形態では、同一の列内において、正負極性を2走査線ごとに反転させる。また、第1の実施の形態では、列内での画素電極と右隣の画素電極(つまり列内での画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極。以下同じ)との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列つまりR、G、Bの列と、列内での画素電極と右隣の画素電極との間で正負極性が異なる列つまりWの列とを構成する。
まず、あるフレーム(nフレーム)において、図3、4に示すように、図2の画素電極1、2、…の電位を設定する水平走査期間H1の前半では、TFT制御線TFTCON1は高電圧にされ、TFT制御線TFTCON2は低電圧にされる。
これにより、TFT171、173、176、178、179、…がオンし、TFT172、174、175、177、…がオフする。
これにより、これらのオンしたTFTに接続された各信号線X1、X3、X6、X8、X9、…ならびに、これらの信号線に接続され且つこの水平走査期間H1にゲート線が駆動された画素TFTを介して、これらの画素TFTに接続された画素電極1、3、6、8、9、…に対し、映像信号IN1、IN2、IN3、IN4、IN5、…が書き込まれる。
このときの映像信号IN1、IN4、…は、対向電極に対する極性が正の映像信号であり、映像信号IN2、IN3、IN5、…は、対向電極に対する極性が負の映像信号である。
これにより、画素電極1、8、…は、正の電位に設定され、画素電極3、6、9、…は、負の電位に設定され、続くフレーム(n+1フレーム)での書き込みタイミングまで電位が保持されることとなる。
続いて、この水平走査期間H1の後半では、TFT制御線TFTCON1は低電圧にされ、TFT制御線TFTCON2は高電圧にされる。
これにより、TFT171、173、176、178、179、…がオフし、TFT172、174、175、177、…がオンする。
これにより、これらのオンしたTFTに接続された各信号線X2、X4、X5、X7、…ならびに、これらの信号線に接続され且つこの水平走査期間H1にゲート線が駆動された画素TFTを介して、これらの画素TFTに接続された画素電極2、4、5、7、…に対し、映像信号IN1、IN2、IN3、IN4、…が書き込まれる。
このときの映像信号IN1、IN3、…は、対向電極に対する極性が正の映像信号であり、映像信号IN2、IN4、…は、対向電極に対する極性が負の映像信号である。
これにより、画素電極2、5、…は、正の電位に設定され、画素電極4、7、…の画素電極は、負の電位に設定され、n+1フレームでの書き込みタイミングまで電位が保持されることとなる。
続いて、図2の画素電極1、2、…の電位を設定する水平走査期間H2の前半では、引き続き、TFT制御線TFTCON1は低電圧にされ、TFT制御線TFTCON2は高電圧にされる。
これにより、TFT171、173、176、178、179…がオフし、TFT172、174、175、177、…がオンする。
これにより、これらのオンしたTFTに接続された各信号線X2、X4、X5、X7、…ならびに、これらの信号線に接続され且つこの水平走査期間H2にゲート線が駆動された画素TFTを介して、これらの画素TFTに接続された画素電極12、14、15、17、…に対し、映像信号IN1、IN2、IN3、IN4、…が書き込まれる。
このときの映像信号IN1、IN3、…は、対向電極に対する極性が負の映像信号であり、映像信号IN2、IN4、…は、対向電極に対する極性が正の映像信号である。
これにより、図4に示すように、画素電極12、15、…は、負の電位に設定され、画素電極14、17、…は、正の電位に設定され、n+1フレームでの書き込みタイミングまで電位が保持されることとなる。
続いて、この水平走査期間H2の後半では、TFT制御線TFTCON1は高電圧にされ、TFT制御線TFTCON2は低電圧にされる。
これにより、TFT171、173、176、178、179、…がオンし、TFT172、174、175、177、…がオフする。
これにより、これらのオンしたTFTに接続された各信号線X1、X3、X6、X8、X9、…ならびに、これらの信号線に接続され且つこの水平走査期間H2にゲート線が駆動された画素TFTを介して、これらの画素TFTに接続された画素電極11、13、16、18、19、…に対し、映像信号IN1、IN2、IN3、IN4、IN5、…が書き込まれる。
このときの映像信号IN1、IN4、…は、対向電極に対する極性が正の映像信号であり、映像信号IN2、IN3、IN5、…は、対向電極に対する極性が負の映像信号である。
これにより、画素電極11、18、…は、正の電位に設定され、画素電極13、16、19、…は、負の電位に設定され、n+1フレームでの書き込みタイミングまで電位が保持されることとなる。
以降の水平走査期間H3、…においても同様に処理することによって、nフレームでは、図5に示すような極性分布が得られる。
以降の各フレームでは、全ての画素電極の正負極性を直前のフレームのものと反転させるようにする。
第1の実施の形態では、図5に示す極性分布を得ることで、図6に示すように単色表示しても、同一行内のその色の画素群内で画素電極の正負極性同士が等しくならない。よって、横クロストークの発生を防止することができる。
次に、Wの同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極の電位変動について画素電極8と画素電極18を例にして説明する。
画素電極8の電位は、画素電極18の電位設定時、両画素電極間のカップリング容量(以下、同様なものをカップリング容量Cpvという)により、正方向の電位変動+dVvを受ける。一方、画素電極18の電位は、画素電極28の電位設定時、カップリング容量Cpvにより、負方向の電位変動−dVvを受ける。よって、カップリング容量Cpvによる画素電極18の電位変動量から、カップリング容量Cpvによる画素電極8の電位変動量を差し引いた差分は、−2dVvとなる。
また、画素電極8の電位は、画素電極29などの電位設定時、画素電極8と信号線X9との間のカップリング容量(以下、同様なものをカップリング容量Cpnという)により、正方向の電位変動+dVnを受ける。一方、画素電極18の電位も、画素電極29などの電位設定時、カップリング容量Cpnにより、正方向の電位変動+dVnを受ける。よって、カップリング容量Cpnによる画素電極18の電位変動量から、カップリング容量Cpnによる画素電極8の電位変動量を差し引いた差分は、0(ゼロ)となる。
また、画素電極8の電位は、画素電極28などの電位設定時、画素電極8と信号線X8との間のカップリング容量(以下、同様なものをカップリング容量Cpsという)により、負方向の電位変動−dVsを受ける。一方、画素電極18の電位も、画素電極28などの電位設定時、カップリング容量Cpsにより、負方向の電位変動−dVsを受ける。よって、カップリング容量Cpsによる画素電極18の電位変動量から、カップリング容量Cpsによる画素電極8の電位変動量を差し引いた差分は0(ゼロ)となる。
よって、トータルでは、画素電極18の電位変動量から画素電極8の電位変動量を差し引いた差分(以下、同様なものを差分dVwという)は、−2dVvとなり、この差分により、画素電極8をもつ画素と画素電極18をもつ画素が明暗に分かれる。
このようにして、Wの同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極をもつ2画素が明暗に分かれる。
次に、RGBいずれかの同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極の電位変動について画素電極1と画素電極11を例にして説明する。
画素電極1の電位は、画素電極11の電位設定時、カップリング容量Cpvにより、正方向の電位変動+dVvを受ける。一方、画素電極11の電位は、画素電極21の電位設定時、カップリング容量Cpvにより、負方向の電位変動−dVvを受ける。よって、カップリング容量Cpvによる画素電極11の電位変動量から、カップリング容量Cpvによる画素電極1の電位変動量を差し引いた差分は、−2dVvとなる。
また、画素電極1の電位は、画素電極22などの電位設定時、カップリング容量Cpnにより、負方向の電位変動−dVnを受ける。一方、画素電極11の電位は、画素電極32などの電位設定時、カップリング容量Cpnにより、正方向の電位変動+dVnを受ける。よって、カップリング容量Cpnによる画素電極11の電位変動量から、カップリング容量Cpnによる画素電極11の電位変動量を差し引いた差分は、+2dVnとなる。
また、画素電極1の電位は、画素電極21などの電位設定時、カップリング容量Cpsにより、負方向の電位変動−dVsを受ける。一方、画素電極11の電位も、画素電極21などの電位設定時、カップリング容量Cpsにより、負方向の電位変動−dVsを受ける。よって、カップリング容量Cpsによる画素電極11の電位変動量から、カップリング容量Cpsによる画素電極1の電位変動量を差し引いた差分は0(ゼロ)となる。
よって、トータルでは、画素電極11の電位変動量から画素電極1の電位変動量を差し引いた差分(以下、同様なものを差分dVrgbという)は、+2dVn−2dVvとなる。そして、この差分により、画素電極1をもつ画素と画素電極11をもつ画素が明暗に分かれる。
このようにして、RGBいずれかの同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極をもつ2画素が明暗に分かれる。
つまり、同一列内で正負極性が同一かつ互いに隣接する画素電極をもつ2画素が明暗に分かれることで、図7に示すような画素の明暗が現れる。
しかしながら、第1の実施の形態では、図8に示すように単色表示しても、同一行内のその色の画素群内には明暗両方の画素が存在するので、横すじの発生を防止することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置を説明する。第2の実施の形態の液晶表示装置は、第1の実施の形態の液晶表示装置に対し、図7に示した明暗を低減するための構成を有し、その他については、第1の実施の形態と同様なので、ここでは、当該構成とその作用効果を説明することとする。
なお、第1の実施の形態では、前述した差分dVrgb>0である。つまり、カップリング容量Cpnによる差分は、カップリング容量Cpvによる差分よりも大きくかつ正負が逆であるので、以下、これを前提とする。
図9は、第2の実施の形態におけるWの列の画素電極とその周辺の平面図である。図10は、図9のA−B−C線断面図である。
図9、10に示すように、ゲート線Yに並列に補助容量線140,140’が配置される。画素電極120は、平行な2本の信号線X,X’と、これに直交する2本の補助容量線140,140’とで囲まれるように配置される。画素電極120は、隣接する2本の信号線のうちの一方の信号線Xと、画素TFT110を介して接続される。
画素電極120に接続された電極160は、画素電極120の上に位置する画素電極120’と重ならないように配置されている。
これにより、カップリング容量Cpvが小さくなるので、dVvが小さくなり、差分dVw=−2dVvを小さくできる。その結果、明暗を低減することができる。
図11は、第2の実施の形態におけるRGBそれぞれの列の画素電極とその周辺の平面図である。図12は、図11のA−B−C線断面図である。図13は、図11のD−E線断面図である。
図11、12に示すように、ゲート線Yに並列に補助容量線140,140’が配置される。画素電極120は、平行な2本の信号線X,X’と、これに直交する2本の補助容量線140,140’とで囲まれるように配置される。画素電極120は、隣接する2本の信号線のうちの一方の信号線Xと、画素TFT110を介して接続される。
前述したように、RGBそれぞれの列では、カップリング容量Cpnによる電位変動量の差分が生じ、その差分は、カップリング容量Cpvによる差分よりも大きくかつ正負が逆であるので、RGBそれぞれの列とWの列とでカップリング容量Cpvを等しくすると、逆にRGBそれぞれの列での明暗が顕著になる。
そこで、RGBそれぞれの列では、カップリング容量Cpvが、Wの列のカップリング容量Cpvよりも大きくなっている。
例えば、図11、13に示すように、画素電極120に接続された電極160は、画素電極120の上に位置する画素電極120’の方へ延出され、その一部が画素電極120’と重なっている。
これにより、カップリング容量Cpvが大きくなるので、dVvが大きくなり、差分dVrgbを小さくできる。その結果、明暗を低減することができる。
また、図10、12に示すように、画素電極120と各信号線X,X’とのそれぞれの間に、静電遮蔽性を有するシールド電極180が配置されている。このシールド電極180は、補助容量線140の一部を信号線X,X’に沿って延出して形成される。補助容量線140’についても同様にシールド電極180’が形成される。
これにより、カップリング容量Cpnが小さくなるので、dVnが小さくなり、差分dVrgbを小さくできる。その結果、明暗を低減することができる。
したがって、RGBそれぞれの列内でのカップリング容量Cpvを、Wの列内でのカップリング容量Cpvよりも大きくすることで、両方の列において明暗を低減することができる。
[第3の実施の形態]
第1、2の実施の形態では、各信号線は、その信号線の電位が設定される画素電極の左に形成されているので、図6に示すような極性分布としたが、第3の実施の形態では、各信号線は、その信号線の電位が設定される画素電極の左に形成されている。そのため、図14な極性分布とすることで、同様の作用により、横クロストークの発生を防止することができる。
また、第3の実施の形態でも、RGBそれぞれの列内でのカップリング容量Cpvを、Wの列内でのカップリング容量Cpvよりも大きくすることで、両方の列において明暗を低減することができる。
なお、これまでは、4色の液晶表示装置を説明したが、5色以上の液晶表示装置であっても、RGBの列に相当するWの列に相当する列を設けることで、同様の作用効果が得られる。
第1の実施の形態に係る液晶表示装置1の概略的な構成図である。 各信号線および画素電極の配置と信号線切替回路170の回路を示す図である。 第1の実施の形態のタイミングチャートである。 第1の実施の形態のタイミングチャートである。 画素電極の正負極性の分布図である。 単色表示の際の正負極性の分布図である。 第1の実施の形態での画素の明暗を示す図である。 単色表示したときの画素の明暗を示す図である。 第2の実施の形態におけるWの列の画素電極とその周辺の平面図である。 図9のA−B−C線断面図である。 第2の実施の形態におけるRGBそれぞれの列の画素電極とその周辺の平面図である。 図11のA−B−C線断面図である。 図11のD−E線断面図である。 第3の実施の形態における正負極性の分布図である。 2H2V反転駆動を行ったときの正負極性の分布図である。 4色の液晶表示装置で2H2V反転駆動を行ったときの正負極性の分布図である。 4色の液晶表示装置で2H2V反転駆動を行って単色表示した際の正負極性の分布図である。 2H2V反転駆動を行ったときの画素の明暗を示す図である。 4色の液晶表示装置で2H2V反転駆動を行ったときの画素の明暗を示す図である。 4色の液晶表示装置で2H2V反転駆動を行って単色表示した際の画素の明暗を示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置
100…アレイ基板
110…画素TFT
120…画素電極
130a…補助容量素子
130b…液晶容量素子
140…補助容量線
150…ゲート線駆動回路
160…電極
170…信号線切替回路
180…シールド電極
200…対向基板
210…対向電極
Cpn、Cps、Cpv…カップリング容量
X…信号線
Y…ゲート線(走査線)

Claims (7)

  1. 複数の信号線と複数の走査線とが交差し、各交差部に当該交差部の走査線の駆動により導通する画素薄膜トランジスタと、当該導通した画素薄膜トランジスタにより当該交差部の信号線の電位が設定される画素電極とを備えたアレイ基板と、
    各画素電極に液晶層を介して対向する対向電極を備えた対向基板と、
    同一の信号線の電位が設定される各画素電極を備えてなる同一の列内において、前記対向電極の電位に対する画素電極の電位の正負極性を2走査線ごとに反転させ、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列と、列内での画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間で正負極性が異なる列とを構成する画素電極極性制御手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記画素電極極性制御手段は、
    列内での画素電極と各信号線および各走査線が形成された配線層との間に第1の色の層、第2の色の層または第3の色の層をもつ列内において、画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間の正負極性が異なるか同じかを1走査線ごとにし、
    列内での画素電極と各信号線および各走査線が形成された配線層との間に第4の色の層をもつ列内において、画素電極と該画素電極に対し隣の列の信号線を挟んで隣り合う画素電極との間で正負極性を異ならせる
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 第1の色、第2の色、第3の色が、赤、緑、青で構成され、第4の色が白であることを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 各列の信号線が列の左に形成され、
    前記画素電極極性制御手段は、
    列内での画素電極とその右隣の画素電極との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列と、列内での画素電極とその右隣の画素電極との間で正負極性が異なる列とを構成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 各列の信号線が列の右に形成され、
    前記画素電極極性制御手段は、
    列内での画素電極とその左隣の画素電極との間の正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列と、列内での画素電極とその左隣の画素電極との間で正負極性が異なる列とを構成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列内での画素電極間のカップリング容量を、隣り合う画素電極との間で正負極性が異なる列内での画素電極間のカップリング容量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 正負極性が異なるか同じかが1走査線ごとになっている列内での画素電極間のカップリング容量を生じさせる2つの画素電極の一方に接続された電極と他方の画素電極とが重なり合う一方、隣り合う画素電極との間で正負極性が異なる列内での画素電極間のカップリング容量を生じさせる2つの画素電極の一方に接続された電極と他方の画素電極とが重なり合っていないことを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
JP2006141429A 2006-05-22 2006-05-22 液晶表示装置 Pending JP2007310281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141429A JP2007310281A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141429A JP2007310281A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007310281A true JP2007310281A (ja) 2007-11-29

Family

ID=38843168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006141429A Pending JP2007310281A (ja) 2006-05-22 2006-05-22 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007310281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105096802A (zh) * 2015-08-21 2015-11-25 深圳市华星光电技术有限公司 一种四色显示器的驱动方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105096802A (zh) * 2015-08-21 2015-11-25 深圳市华星光电技术有限公司 一种四色显示器的驱动方法及装置
WO2017031792A1 (zh) * 2015-08-21 2017-03-02 深圳市华星光电技术有限公司 一种四色显示器的驱动方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8810490B2 (en) Display apparatus
US9501960B2 (en) Display panel
JP5275447B2 (ja) アレイ基板、液晶パネル、液晶表示装置、テレビジョン受像機
KR101058119B1 (ko) 도트 반전을 초래하는 크로스오버 연결부를 구비하는 디스플레이 패널
US8665202B2 (en) Active matrix substrate, liquid crystal panel, liquid crystal display device, and television receiver
US20090102824A1 (en) Active matrix substrate and display device using the same
JP5024110B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4578915B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置およびそれに用いる液晶表示パネル
US10627688B2 (en) Active matrix substrate and display panel
US7852437B2 (en) Display device
US20120200615A1 (en) Liquid crystal display device
US20170255049A1 (en) Active matrix substrate, and display panel
US8325171B2 (en) Display device and display driving method
US20120268707A1 (en) Liquid crystal display device
CN103852945B (zh) 显示装置
KR101095718B1 (ko) 표시장치
JP2006259135A (ja) 表示装置およびカラーフィルタ基板
US20150138055A1 (en) Display element
US10741135B2 (en) Liquid crystal display device
US7518686B2 (en) Liquid crystal display
JPH10311988A (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
JP2007310281A (ja) 液晶表示装置
JP3316335B2 (ja) 液晶表示装置
JP2009042378A (ja) 液晶表示装置
JP2006251322A (ja) 液晶表示装置および電子情報機器