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JP2007301570A - はんだ合金 - Google Patents

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JP2007301570A JP2006129305A JP2006129305A JP2007301570A JP 2007301570 A JP2007301570 A JP 2007301570A JP 2006129305 A JP2006129305 A JP 2006129305A JP 2006129305 A JP2006129305 A JP 2006129305A JP 2007301570 A JP2007301570 A JP 2007301570A
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Abstract

【課題】Pbを含まず、熱サイクルに対して優れた耐久性を備えるはんだ合金を提供する。
【解決手段】Cu12〜30重量%、Sb20〜40重量%、Sn30〜65重量%からなる合金組成を有する。Cu−Sb−Sn3元状態図上で、(30,40,30)、(15,20,65)、(12,30,58)を頂点とする三角形内の合金組成を有する。Bi60〜96.5重量%、Sb3〜20重量%、Sn0.5〜20重量%からなる合金組成を有する。Bi−Sb−Sn3元状態図上で、(96.5,3,0.5)、(79.5,20,0.5)、(60,20,20)を頂点とする三角形内の合金組成を有する。Bi65〜95重量%、In1〜10重量%、Sb4〜25重量%からなる合金組成を有する。Bi−In−Sb3元状態図上で、(95,1,4)、(80,1,19)、(75,10,15)、(65,10,25)を頂点とする四角形内の合金組成を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属の接合剤として用いられるはんだ合金に関し、さらに詳しくは鉛を含まないはんだ合金に関する。
従来、金属の接合剤として用いられるはんだ合金として、Pb−Sn合金またはPb−Sn合金にさらにSb、Bi、Cd等の成分を加えた合金が用いられている。ところが、前記従来のはんだ合金はPbを必須成分として含んでいるので、該はんだ合金を用いた電子機器等が廃棄されると、Pbが溶出して環境を汚染するという問題がある。
そこで、Pbを含まない各種はんだ合金が提案されている。このようなはんだ合金として、例えば、Sb10〜40質量%、Cu0.5〜10質量%、残部Snからなるはんだ合金、少なくとも約90重量%のSnを含み、さらにSb、Bi、Cuを含むはんだ合金、Bi20〜57重量%、Sb0.2〜5重量%、Ga0.01〜1重量%、残部Snからなるはんだ合金等が知られている(特許文献1〜3参照)。
前記はんだ合金は、例えば、シリコンチップと純銅からなる基板との接合に用いられる。前記シリコンチップは表面にAgが蒸着されており、前記基板は表面に電解Niメッキが施こされている。
前記シリコンチップと前記基板とは、例えば、室温から180℃まで加熱し、再び室温まで冷却するというような熱サイクルを繰り返すと、加熱時には膨張、冷却時には収縮する。ところが、前記シリコンチップと前記基板とでは熱膨張係数が異なっているので、前記熱サイクルを繰り返すと、両者を接合するはんだ合金に負荷がかかる。そこで、前記はんだ合金は前記熱サイクルに対して優れた耐久性を備えることが望まれる。
しかしながら、Pbを含まない前記はんだ合金は、熱サイクルに対する耐久性が低く、脆化しやすいという不都合がある。
特開2004−298931号公報 特開平7−88679号公報 特開平7−40079号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、Pbを含まず、熱サイクルに対して優れた耐久性を備えるはんだ合金を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のはんだ合金は、Cu12〜30重量%、Sb20〜40重量%、Sn30〜65重量%からなる合金組成を有することを特徴とする。本発明のはんだ合金は、前記合金組成を備えることにより、Pbを含まないにも関わらず、熱サイクルに対して優れた耐久性を得ることができる。
また、本発明のはんだ合金は、Cu−Sb−Sn3元状態図上で、Cuがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(30,40,30)、(15,20,65)、(12,30,58)の各点を頂点とする三角形で囲まれる領域内の合金組成を有することにより、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を得ることができる。
また、本発明のはんだ合金は、Bi60〜96.5重量%、Sb3〜20重量%、Sn0.5〜20重量%からなる合金組成を有することを特徴とする。本発明のはんだ合金は、前記合金組成を備えることにより、Pbを含まないにも関わらず、熱サイクルに対して優れた耐久性を得ることができる。
また、本発明のはんだ合金は、Bi−Sb−Sn3元状態図上で、Biがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(66.5,3,0.5)、(79.5,20,0.5)、(60,20,20)の各点を頂点とする三角形で囲まれる領域内の合金組成を有することにより、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を得ることができる。
また、本発明のはんだ合金は、Bi65〜95重量%、In1〜10重量%、Sb4〜25重量%からなる合金組成を有することを特徴とする。本発明のはんだ合金は、前記合金組成を備えることにより、Pbを含まないにも関わらず、熱サイクルに対して優れた耐久性を得ることができる。
また、本発明のはんだ合金は、Bi−In−Sb3元状態図上で、Biがx重量%、Inがy重量%、Sbがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(95,1,4)、(80,1,19)、(75,10,15)、(65,10,25)の各点を頂点とする四角形で囲まれる領域内の合金組成を有することにより、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を得ることができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本発明の第1の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すCu−Sb−Sn3元状態図である。また、図2は本発明の第2の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すBi−Sb−Sn3元状態図である。また、図3は本発明の第3の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すBi−In−Sb3元状態図である。
本発明の第1の実施形態のはんだ合金は、Cu12〜30重量%、Sb20〜40重量%、Sn30〜65重量%からなる合金組成を有する。前記合金組成は、図1に示すCu−Sb−Sn3元状態図上で、Cu12重量%、Cu30重量%、Sb20重量%、Sb40重量%、Sn65重量%の直線で囲まれた五角形1の領域内(五角形1を形成する直線を含む)にある。
また、本実施形態のはんだ合金は、図1に示すCu−Sb−Sn3元状態図上で、Cuがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(30,40,30)、(15,20,65)、(12,30,58)の各点を頂点とする三角形2で囲まれる領域内(三角形2を形成する直線を含む)の合金組成を有することが好ましい。
前記はんだ合金は、Cu、Sb、Snの純金属をそれぞれ前記範囲となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得ることができる。前記母合金は、前記合金組成の範囲のCu、Sb、Snを含むと共に、前記Cu、Sb、Snの純金属の製造過程で不可避的に混入する不純物を含んでいてもよい。
本発明の第2の実施形態のはんだ合金は、Bi60〜96.5重量%、Sb3〜20重量%、Sn0.5〜20重量%からなる合金組成を有する。前記合金組成は、図2に示すBi−Sb−Sn3元状態図上で、Sb3重量%、Sb20重量%、Sn0.5重量%、Sn20重量%の直線で囲まれた平行四辺形3の領域内(平行四辺形3を形成する直線を含む)にある。
また、本実施形態のはんだ合金は、図2に示すBi−Sb−Sn3元状態図上で、Biがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(66.5,3,0.5)、(79.5,20,0.5)、(60,20,20)の各点を頂点とする三角形4で囲まれる領域内(三角形4を形成する直線を含む)の合金組成を有することが好ましい。
前記はんだ合金は、Bi、Sb、Snの純金属をそれぞれ前記範囲となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得ることができる。前記母合金は、前記合金組成の範囲のBi、Sb、Snを含むと共に、前記Bi、Sb、Snの純金属の製造過程で不可避的に混入する不純物を含んでいてもよい。
本発明の第3の実施形態のはんだ合金は、Bi65〜95重量%、In1〜10重量%、Sb4〜25重量%からなる合金組成を有する。前記合金組成は、図3に示すBi−In−Sb3元状態図上で、In1重量%、In10重量%、Sb4重量%、Sb25重量%の直線で囲まれた平行四辺形5の領域内(平行四辺形5を形成する直線を含む)にある。
また、本実施形態のはんだ合金は、図3に示すBi−In−Sb3元状態図上で、Biがx重量%、Inがy重量%、Sbがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(95,1,4)、(80,1,19)、(75,10,15)、(65,10,25)の各点を頂点とする四角形6で囲まれる領域内(四角形6を形成する直線を含む)の合金組成を有することが好ましい。
前記はんだ合金は、Bi、In、Sbの純金属をそれぞれ前記範囲となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得ることができる。前記母合金は、前記合金組成の範囲のBi、In、Sbを含むと共に、前記Bi、Sb、Snの純金属の製造過程で不可避的に混入する不純物を含んでいてもよい。
前記各実施形態のはんだ合金は、前記各母合金を黒鉛坩堝中等で加熱溶解したのち、回転している銅製ロール上に吹き付けて凝固させることにより、それぞれ、例えば約100μmの厚さの箔状のはんだ材料とすることができる。前記箔状のはんだ材料は、例えば、表面にAgが蒸着されたシリコンチップと、表面に電解Niメッキが施こされた純銅基板とのような金属の接合に用いられる。前記箔状のはんだ材料は、例えば、該はんだ材料により接合された前記シリコンチップと前記純銅基板とを、室温から180℃まで加熱し、再び室温まで冷却する熱サイクルに付したときに、該熱サイクルに対して優れた耐久性を得ることができる。
次に、本発明の実施例と比較例とを示す。
本実施例では、まず、Cu、Sb、Snの純金属を、Cu30重量%、Sb40重量%、Sn30重量%となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、前記母合金を黒鉛坩堝中等で加熱溶解したのち、回転している銅製ロール上に吹き付けて凝固させることにより、厚さ約100μm、幅30mmの箔状はんだ材料を得た。次に、5mm×5mmの大きさに裁断した前記箔状はんだ材料を、水素雰囲気下、前記はんだ合金の液相線温度より20℃高い温度に加熱して溶融させ、表面にAgが蒸着されたシリコンチップと、表面に電解Niメッキが施こされた純銅基板とのはんだ付けを行った。前記シリコンチップと、前記純銅基板とは、いずれも5mm×5mmの大きさを備えている。
次に、前記はんだ合金によりはんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを、室温から180℃まで加熱し、再び室温まで冷却することを1サイクルとする熱サイクル試験に供し、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
尚、前記シリコンチップの熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で2.8ppm/Kであり、前記純銅基板の熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で16.5ppm/Kである。
本実施例では、Cu15重量%、Sb20重量%、Sn65重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu12重量%、Sb30重量%、Sn58重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に○で示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu13重量%、Sb31重量%、Sn56重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu19重量%、Sb33重量%、Sn48重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu22重量%、Sb35重量%、Sn43重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu30重量%、Sb35重量%、Sn35重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
本実施例では、Cu25重量%、Sb25重量%、Sn50重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
〔比較例1〕
本比較例では、Cu35重量%、Sb40重量%、Sn25重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
〔比較例2〕
本比較例では、Cuを全く含まず、Sb40重量%、Sn60重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
〔比較例3〕
本比較例では、Cu10重量%、Sb45重量%、Sn45重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
〔比較例4〕
本比較例では、Cu10重量%、Sb20重量%、Sn70重量%となるようにした以外は実施例1と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図1に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表1に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例1と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2007301570
表1から、実施例1〜8のはんだ合金は、いずれも固相線温度が243℃以上、液相線温度が382℃以下であり、はんだ材料に適した物性を備えていることが明らかである。
次に、表1から、図1に示す五角形1の領域内の合金組成を備える実施例1〜8のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも2000サイクル以上であり、図1に示す五角形1の領域外の合金組成を備える比較例1〜4のはんだ合金がいずれも300サイクル未満であることと比較して、熱サイクルに対して優れた耐久性を備えていることが明らかである。
また、表1から、図1に示す三角形2の領域内の合金組成を備える実施例1〜6のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも3000サイクル以上であり、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を備えていることが明らかである。
本実施例では、まず、Bi、Sb、Snの純金属を、Bi96.5重量%、Sb3重量%、Sn0.5重量%となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、前記母合金を黒鉛坩堝中等で加熱溶解したのち、回転している銅製ロール上に吹き付けて凝固させることにより、厚さ約100μm、幅30mmの箔状はんだ材料を得た。次に、5mm×5mmの大きさに裁断した前記箔状はんだ材料を、水素雰囲気下、前記はんだ合金の液相線温度より20℃高い温度に加熱して溶融させ、表面にAgが蒸着されたシリコンチップと、表面に電解Niメッキが施こされた純銅基板とのはんだ付けを行った。前記シリコンチップと、前記純銅基板とは、いずれも5mm×5mmの大きさを備えている。
次に、前記はんだ合金によりはんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを、室温から180℃まで加熱し、再び室温まで冷却することを1サイクルとする熱サイクル試験に供し、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
尚、前記シリコンチップの熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で2.8ppm/Kであり、前記純銅基板の熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で16.5ppm/Kである。
本実施例では、Bi79.5重量%、Sb20重量%、Sn0.5重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
本実施例では、Bi60重量%、Sb20重量%、Sn20重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
本実施例では、Bi94重量%、Sb5重量%、Sn1重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
本実施例では、Bi70重量%、Sb10重量%、Sn20重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
〔比較例5〕
本比較例では、Snを全く含まず、Bi97重量%、Sb3重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
〔比較例6〕
本比較例では、Snを全く含まず、Bi80重量%、Sb20重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
〔比較例7〕
本比較例では、Bi60重量%、Sb30重量%、Sn10重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
〔比較例8〕
本比較例では、Bi50重量%、Sb35重量%、Sn15重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
〔比較例9〕
本比較例では、Bi50重量%、Sb20重量%、Sn30重量%となるようにした以外は実施例9と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図2に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表2に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例9と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2007301570
表2から、実施例9〜13のはんだ合金は、いずれも固相線温度が240℃以上、液相線温度が353℃以下であり、はんだ材料に適した物性を備えていることが明らかである。
次に、表2から、図2に示す平行四辺形3の領域内の合金組成を備える実施例9〜13のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも2000サイクル以上であり、図2に示す平行四辺形3の領域外の合金組成を備える比較例5〜9のはんだ合金がいずれも300サイクル未満であることと比較して、熱サイクルに対して優れた耐久性を備えていることが明らかである。
また、表2から、図2に示す三角形4の領域内の合金組成を備える実施例9〜12のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも3000サイクル以上であり、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を備えていることが明らかである。
本実施例では、まず、Bi、In、Snの純金属を、Bi95重量%、In1重量%、Sb4重量%となるように秤量して、真空中で、高周波溶解炉にて溶解し、所定の鋳型を用いて鋳造することにより母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、前記母合金を黒鉛坩堝中等で加熱溶解したのち、回転している銅製ロール上に吹き付けて凝固させることにより、厚さ約100μm、幅30mmの箔状はんだ材料を得た。次に、5mm×5mmの大きさに裁断した前記箔状はんだ材料を、水素雰囲気下、前記はんだ合金の液相線温度より20℃高い温度に加熱して溶融させ、表面にAgが蒸着されたシリコンチップと、表面に電解Niメッキが施こされた純銅基板とのはんだ付けを行った。前記シリコンチップと、前記純銅基板とは、いずれも5mm×5mmの大きさを備えている。
次に、前記はんだ合金によりはんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを、室温から180℃まで加熱し、再び室温まで冷却することを1サイクルとする熱サイクル試験に供し、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
尚、前記シリコンチップの熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で2.8ppm/Kであり、前記純銅基板の熱膨張係数は室温〜300℃の範囲で16.5ppm/Kである。
本実施例では、Bi80重量%、In1重量%、Sb19重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
本実施例では、Bi75重量%、In10重量%、Sb15重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
本実施例では、Bi65重量%、In10重量%、Sb25重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
本実施例では、Bi91重量%、In2重量%、Sb7重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
本実施例では、Bi70重量%、In5重量%、Sb25重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に○で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本実施例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
〔比較例10〕
本比較例では、Inを全く含まず、Bi95重量%、Sb5重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
〔比較例11〕
本比較例では、Inを全く含まず、Bi80重量%、Sb20重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
〔比較例12〕
本比較例では、Bi65重量%、In15重量%、Sb20重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
〔比較例13〕
本比較例では、Bi70重量%、In15重量%、Sb15重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
〔比較例14〕
本比較例では、Bi80重量%、In15重量%、Sb5重量%となるようにした以外は実施例14と全く同一にして母合金を得た。前記母合金の合金組成を図3に●で示す。また、前記母合金の固相線温度と、液相線温度とを表3に示す。
次に、本比較例で得られた前記母合金を用いた以外は実施例14と全く同一にして、前記シリコンチップと前記純銅基板とのはんだ付けを行い、はんだ付けされた前記シリコンチップと前記純銅基板とを前記熱サイクル試験に供して、前記はんだ材料にクラックが生じるまでのサイクル数を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2007301570
表3から、実施例14〜19のはんだ合金は、いずれも固相線温度が266℃以上、液相線温度が382℃以下であり、はんだ材料に適した物性を備えていることが明らかである。
次に、表3から、図3に示す平行四辺形5の領域内の合金組成を備える実施例14〜19のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも2000サイクル以上であり、図3に示す平行四辺形5の領域外の合金組成を備える比較例10〜14のはんだ合金がいずれも300サイクル未満であることと比較して、熱サイクルに対して優れた耐久性を備えていることが明らかである。
また、表3から、図3に示す四角形6の領域内の合金組成を備える実施例14〜18のはんだ合金によれば、クラックが発生したサイクル数はいずれも3000サイクル以上であり、熱サイクルに対してさらに優れた耐久性を備えていることが明らかである。
本発明の第1の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すCu−Sb−Sn3元状態図。 本発明の第2の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すBi−Sb−Sn3元状態図。 本発明の第3の実施形態のはんだ合金の合金組成を示すBi−In−Sb3元状態図。
符号の説明
1,2…第1の実施形態のはんだ合金の合金組成、 3,4…第2の実施形態のはんだ合金の合金組成、 5,6…第3の実施形態のはんだ合金の合金組成。

Claims (6)

  1. Cu12〜30重量%、Sb20〜40重量%、Sn30〜65重量%からなる合金組成を有することを特徴とするはんだ合金。
  2. Cu−Sb−Sn3元状態図上で、Cuがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(30,40,30)、(15,20,65)、(12,30,58)の各点を頂点とする三角形で囲まれる領域内の合金組成を有することを特徴とする請求項1記載のはんだ合金。
  3. Bi60〜96.5重量%、Sb3〜20重量%、Sn0.5〜20重量%からなる合金組成を有することを特徴とするはんだ合金。
  4. Bi−Sb−Sn3元状態図上で、Biがx重量%、Sbがy重量%、Snがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(66.5,3,0.5)、(79.5,20,0.5)、(60,20,20)の各点を頂点とする三角形で囲まれる領域内の合金組成を有することを特徴とする請求項3記載のはんだ合金。
  5. Bi65〜95重量%、In1〜10重量%、Sb4〜25重量%からなる合金組成を有することを特徴とするはんだ合金。
  6. Bi−In−Sb3元状態図上で、Biがx重量%、Inがy重量%、Sbがz重量%である点を(x,y,z)とするときに、(95,1,4)、(80,1,19)、(75,10,15)、(65,10,25)の各点を頂点とする四角形で囲まれる領域内の合金組成を有することを特徴とする請求項5記載のはんだ合金。
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