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JP2007297869A - トイレ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシングのノズル突出用開口に着脱可能に設置されたシャッタが、意図しないときにケーシングから離脱することが防止されたトイレ装置を提供する。
【解決手段】タンクカバーユニット20のノズル突出用開口58に着脱可能にシャッタ60が設置されている。シャッタ60の支持体62から下方へ凸部63が立設されており、洋風便器10に固定設置されたリアベースプレート22には、この凸部63が上方から係合する凹部65が形成されている。タンクカバーユニット20が降下した状態にあっては、凸部63が凹部65に上方から係合し、シャッタ60の離脱が阻止されている。タンクカバーユニット20が浮上すると、凸部63が凹部65から抜け出し、シャッタ60が離脱可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、洋風便器の後部上面に設置されたケーシングの前部に、該ケーシング内に収容された衛生洗浄用ノズルの突出用開口が設けられており、ノズルの非突出時には該開口がシャッタによって閉鎖され、ノズル突出時にはシャッタがノズルに押されて開き出すよう構成されたトイレ装置に係り、特に、該シャッタがケーシングに対し着脱可能に設置されたトイレ装置に関する。
衛生洗浄装置は、周知の通り、洋風便器の後部上面に設置されたケーシングと、該ケーシング内に設置された洗浄ノズルとを有しており、洗浄ノズルから噴出した温水によって人体の臀部を洗浄するものである。このケーシングに対し便座が枢支されている。このケーシング内に温風ファンを設置し、洗浄後に温風を人体臀部に吹き付けて臀部を温風乾燥するよう構成されたものもある。また、便鉢内から臭気を吸引する脱臭装置を備えたものもある。
上記の衛生洗浄装置のノズルは、ケーシングの前部に設けられた開口を通って前方へ突出可能となっている。
< シャッタの従来例 >
この開口内に尿などの汚水が入り込んでこびり付き、臭気発生の原因となることがある。このような隙間への汚水侵入を防止するために、特開平10−195957号公報には、ケーシング前部にノズル突出用の開口を有するものにおいて、この開口に開閉式のシャッタを設け、該開口内へ汚水が侵入することを防止することが記載されている。
このように開口をシャッタで遮蔽した場合、シャッタ自体に汚水が付着することとなり、このシャッタの清掃が必要となる。
特開2005−171541号公報には、汚水侵入防止用シャッター部を着脱可能に設置した便座装置が記載されている。同号公報の図2〜図4には、シャッタプレートと、該シャッタプレートを揺動可能に支持した角筒状の支持体とを備え、該支持体が便座装置のノズルマウントの先端部に着脱可能に装着された構成が図示されている。この支持体のノズルマウント先端部への装着は、該支持体をノズルマウント先端部に被せ、この支持体に設けられた爪を、該ノズルマウントに設けられた孔に弾性的に係合させることにより行われる。
この便座装置にあっては、ノズル非突出時にはシャッタプレートがケーシングのノズル突出用開口を遮蔽しており、ノズル突出時には、シャッタプレートがノズルに押されて開き出し、ノズルが該開口を通って前方に突出する。
< 浮上式トイレ装置の従来例 >
ケーシングを洋風便器の後部上面に対し上下動可能に設置したトイレ装置も公知である(例えば、特開平9−28619号公報)。このようにケーシングを洋風便器の後部上面に対し上下動可能に設置した浮上式トイレ装置にあっては、清掃時にはケーシングを洋風便器の後部上面から浮上させることにより、該ケーシングの下側に空間が生じ、該ケーシングの下側部分を念入りに清掃することができる。
特開平10−195957号公報 特開2005−171541号公報 特開平9−28619号公報
上記特開2005−171541号公報では、シャッタのノズルマウント先端部への固定は、シャッタプレート支持体をノズルマウント先端部に被せ、この支持体に設けられた爪を、該ノズルマウントに設けられた孔に弾性的に係合させるだけなので、シャッタの固定に不安が残る。即ち、例えばノズル突出時にノズルがシャッタプレートを押圧した場合に、この押圧力により誤って爪が孔から外れ、シャッタがケーシングから脱落してしまう可能性がある。また、便器清掃時に清掃作業者の手や清掃用具等が誤ってシャッタに引っ掛かってシャッタが脱落してしまう可能性もある。
本発明は、ケーシングのノズル突出用開口に着脱可能に設置されたシャッタが、ケーシング降下状態時にはケーシングから離脱することがなく、ケーシング浮上状態時にのみ取り外し可能に構成されたトイレ装置を提供することを目的とする。
請求項1のトイレ装置は、洋風便器の後部上面に設置され、前部に開口を有したケーシングと、該ケーシング内に配置され、前方へ突出可能な衛生洗浄用ノズルと、該ケーシングに取り付けられており、該ノズルの非突出時に該開口を閉鎖しているシャッタとを備え、該ノズルの突出時には該シャッタが該ノズルに押されて開き、該ノズルが該開口を通って前方へ突出するトイレ装置であって、該シャッタが該ケーシングに対し着脱可能となっているトイレ装置において、該ケーシングは、前記洋風便器の後部上面に対し上下動可能に設置されており、該ケーシングが該洋風便器の後部上面に降下した状態となっているときには該シャッタの該ケーシングからの離脱を阻止しており、該ケーシングが該洋風便器の後部上面から浮上すると、該シャッタの該ケーシングからの離脱を許容するシャッタ離脱阻止手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2のトイレ装置は、請求項1において、前記ケーシングは、前記洋風便器の後部上面に固定された固定ベースと、上下動可能な浮上体とを備えており、前記シャッタは、該浮上体に着脱可能に保持されており、前記シャッタ離脱阻止手段は、該シャッタに設けられた係合部と、前記固定ベースに設けられた被係合部とからなり、該浮上体が降下した状態では該係合部と被係合部とが係合してシャッタの離脱を阻止し、該浮上体が浮上した状態では、該シャッタの離脱が可能となるように該係合部と被係合部との係合が解除されることを特徴とするものである。
請求項3のトイレ装置は、請求項2において、前記シャッタは、シャッタプレートと、該シャッタプレートの支持体とを備えており、該シャッタプレートは、該支持体に揺動可能に支持されており、該支持体に前記係合部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4のトイレ装置は、請求項2又は3において、前記係合部は、下方に向って設けられた凸部又は凹部であり、前記被係合部は、該凸部又は凹部が上方から係合可能な凹部又は凸部であることを特徴とするものである。
請求項5のトイレ装置は、請求項2ないし4のいずれか1項において、前記支持体には、着脱時に摘みうる摘み部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明のトイレ装置にあっては、ケーシングが洋風便器の後部上面に上下動可能に設置されており、該ケーシングが洋風便器の後部上面に降下した状態となっているときには、該ケーシングに着脱可能に取り付けられたシャッタの該ケーシングからの離脱が、シャッタ離脱阻止手段によって阻止される。
従って、ケーシングが洋風便器の後部上面に降下した状態となっているとき、即ちトイレの平常の使用時には、衛生洗浄装置を作動させてノズルを突出させても、このノズルからの押圧力によりシャッタがケーシングから脱落してしまうことはない。また、この状態にあっては、清掃作業者の手や清掃用具等が誤ってシャッタに引っ掛かっても、シャッタが脱落してしまうことはない。
シャッタ離脱阻止手段は、ケーシングが洋風便器の後部上面から浮上すると、シャッタのケーシングからの離脱を許容するよう構成されている。従って、トイレ清掃時やメンテナンス時などにケーシングを洋風便器の後部上面から浮上させたときだけ、シャッタをケーシングから取り外すことができる。また、このようにケ−シングを便器上面から浮上させた状態でシャッタを着脱することにより、このシャッタの着脱作業を行い易くなる。
本発明では、上記のように作業者がケ−シングを便器上面から浮上させ、清掃やメンテナンスを行う状況を意識して作り出さない限り、シャッタがケ−シングから離脱し得ないので、作業者が誤ってシャッタを脱落させることを防止することができる。
請求項2の態様にあっては、シャッタがケーシングの浮上体と共に上下動し、該浮上体が固定ベースに降下すると、シャッタの係合部が該固定ベースの被係合部に係合して確実にシャッタの該浮上体からの離脱が阻止されるようになる。また、浮上体が固定ベースから浮上すると、該係合部と被係合部との係合が解除されてシャッタが浮上体から離脱可能となる。
請求項3のように、シャッタが、シャッタプレートと、該シャッタプレートを揺動可能に支持する支持体とを備え、この支持体に前記係合部が設けられた構成とすることにより、浮上体が固定ベースに降下した状態となっているときには該係合部が前記被係合部に係合し、シャッタプレートが支持体を介してケーシングから離脱不能とされる。この状態において、ノズル突出時にノズルがシャッタプレートを押すと、シャッタプレートが該支持体に対し前方へ揺動して開き出す。
請求項4のように、該係合部と被係合部とを凹凸嵌合構造とすることにより、簡易な構成にて確実に、浮上体降下時におけるシャッタのケーシングからの離脱を阻止することができる。
請求項5のように、前記支持体に摘み部を設けておくことにより、この摘み部を摘んで容易にシャッタの着脱を行うことができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るトイレ装置を備えた洋風便器の斜視図、第2図はこのトイレ装置のタンクカバーユニット前部の昇降動作を示す側面図、第3図及び第4図は、このトイレ装置のシャッタ付近の構成を示す、該ケーシング前部の縦断面図であり、第5図はこのシャッタの斜視図である。
なお、第1図、第2図(a)及び第3図はケーシングが降下した状態を示し、第2図(b)及び第4図は、ケーシングが浮上した状態を示している。第5図(a)はシャッタの全体図であり、第5図(b)はシャッタプレート支持体からシャッタプレートを取り外した状態を示している。
第1図の通り、洋風便器10の後部上面にタンクカバーユニット20が設置され、このタンクカバーユニット20の前部に便座14と便蓋16とが起倒方向回動可能に取り付けられている。
タンクカバーユニット20は、底面部が後半側のリアベースプレート22と前半側のフロントベースプレート24とによって構成され、このフロントベースプレート24が昇降案内部材26によって昇降可能となっている。このフロントベースプレート24上に、衛生洗浄装置のノズルユニット30が設置されている。なお、リアベースプレート22は、部分的に、該フロントベースプレート24のノズルユニット設置部の下側へ延出しており、この部分に、後述の凸部63が上方から係合可能な被係合部としての凹部65が設けられている。
このフロントベースプレート24の昇降機構は任意に構成しうるものであり、例えば手動式(清掃作業者等が自分で持ち上げる方式)であってもよく、エアー圧やモータの駆動力などを用いた自動昇降式であってもよい。
図示はしないが、該フロントベースプレート24上又はリアベースプレート22上には、脱臭装置や温風乾燥装置等の各種機器や、便鉢12に洗浄水を供給するためのロータンク、前記ノズルユニット30に温水を供給するためのヒータ付き温水タンク並びに給水ポンプ、ヒータ及び電動ファンよりなる部屋暖房ファン、電源基板、制御回路基板なども設けられている。
タンクカバーユニット20の外面を囲むタンクカバー50は、フロントベースプレート24上に設置され、該フロントベースプレート24と共に昇降可能となっている。このタンクカバー50の前部に前記便座14と便蓋16が取り付けられている。タンクカバー50の上部には手洗鉢56が設けられているが、この手洗鉢56は省略されてもよい。
この実施の形態では、タンクカバー50並びにフロントベースプレート24及びリアベースプレート22によりケーシングが構成されている。このうち、該タンクカバー50とフロントベースプレート24とによって浮上体が構成され、リアベースプレート22によって固定ベースが構成されている。なお、以下の説明において、該タンクカバー50とフロントベースプレート24とを総称して、タンクカバーユニット20と称することがある。
該タンクカバー50の前部下端には、ノズルユニット30のノズル32(32A,32B)を便鉢12内へ突出させるため開口58が設けられている。また、この開口58を閉鎖するためのシャッタ60が着脱可能に設置されている。
この実施の形態では、第3,4図等に示すように、ノズルユニット30は、シャワー洗浄用及びビデ洗浄用の1対のノズル32A,32Bと、これらのノズル32A,32Bの前後進を案内するノズルガイド33と、ラックアンドピニオン機構34aを介してノズル32A,32Bをそれぞれ前後進させるモータ34と、ノズル32A,32Bのいずれかに温水の供給先を切り替えるノズル切替弁35等を備えている。この切り替えは、便器使用者スイッチ(図示略)操作に基づいて制御回路(図示略)によって行われる。
具体的には、該制御回路は、シャワー洗浄スイッチが操作されると、ノズル切替弁35からの給水先をシャワー洗浄用のノズル32Aに切り替え、ビデ洗浄スイッチが操作されると、給水先をビデ洗浄用のノズル32Bに切り替える。また、これらのスイッチ操作に伴い、該制御回路は、前記給水ポンプを作動させて給水先のノズル32A又は32Bに前記温水タンクから温水を供給すると共に、モータ34を作動させて、この給水先のノズル32A又は32Bをノズルガイド33に沿って前進させる。
切スイッチが操作されると、該制御回路は給水ポンプを停止させると共に、モータ34を反転作動させ、前進していたノズル32A又は32Bを後退させる。
なお、この実施の形態ではモータ34の駆動力により各ノズル32を前後進させているが、これ以外の駆動方式、例えば、各ノズル32に供給される水圧により各ノズル32を前進させる水圧駆動方式や、エアー圧駆動方式、モータ駆動方式、リニア駆動方式、あるいはこれらの複合式のものなどを採用してもよい。
前記ノズルガイド33は、フロントベースプレート24に固定設置され、その先端側は、タンクカバー50の内側から開口58に臨んでいる。詳しい図示は省略するが、この実施の形態では、該ノズルガイド33の先端部に、シャッタ取付部が設けられている。
シャッタ60は、開口58を遮蔽するためのシャッタプレート61と、該シャッタプレート61を支持する支持体62と、該支持体62から下方に立設された係合部としての凸部63と、このシャッタ60の着脱に際し作業者が摘む摘み部64等を備えている。
この実施の形態では、該支持体62は、前記ノズルガイド33の先端のシャッタ取付部に着脱可能に連結される。即ち、この実施の形態では、シャッタ60はノズルユニット30を介して前記浮上体に対し着脱可能に設置される。この支持体62は、各ノズル32A,32Bの先端側を囲むように該ノズルガイド33の先端側に外嵌する枠形のものとなっており、各ノズル32A,32Bが通過する1対のノズル通過孔62b,62bを有している。
前記摘み部64は、この支持体62の下部の中央付近に配置され、凸部63は、作業者がこの摘み部64を摘む際に邪魔にならないように、該摘み部64から離隔して、該支持体62の下部の左右両端側にそれぞれ配置されている。
なお、この実施の形態では、該摘み部64の基端側に、ノズルガイド33への係止用の爪64aが設けられており、支持体62をノズルガイド33の先端に外嵌させたときに、この爪64aが該ノズルガイド33の先端に設けられた爪係合部(図示略)に弾性的に係合することにより、支持体62がノズルガイド33の先端に保持されるようになっている。
このように支持体62がノズルガイド33の先端に保持された状態にあっては、第3,4図のように、各凸部63はフロントベースプレート24の下面よりも下方にまで突出する。リアベースプレート22のうち各凸部63と対峙する位置に、この凸部63が上方から係合可能な前記凹部65がそれぞれ形成されている。第3図のように、フロントベースプレート24がリアベースプレート22上に降下した状態となっているときには、各凸部63がそれぞれ対応する凹部65に上方から係合しており、これにより、支持体62のノズルガイド33からの離脱が阻止されている。
第4図のように、フロントベースプレート24がリアベースプレート22から浮上すると、これに伴って各凸部63が凹部65から上方へ抜け出し、両者の係合が解除される。これにより、支持体62がノズルガイド33から離脱可能となる。
即ち、この実施の形態では、該凸部63と凹部65とにより、シャッタ60の離脱を阻止するシャッタ離脱阻止手段が構成されている。
シャッタプレート61は、第5図(a)の通り、支持体62の前面を覆うように配置され、その上端部が、枢軸61aを介して前後方向揺動可能に該支持体62に支持されている。第5図(b)の符号62aは、この枢軸61aを回転可能に保持した軸受けを示している。
シャッタ60の着脱を行う場合には、シャッタプレート61を上方へ開いて摘み部64を露出させることにより、この摘み部64を摘んで支持体62を保持することができる。
次に、かかる構成のシャッタ60を備えたトイレ装置における該シャッタ60の着脱手順について説明する。
シャッタ60を取り付ける場合には、まず、第2図(b)及び第4図のように、タンクカバーユニット20(フロントベースプレート24及びタンクカバー50)を洋風便器10の後部上面(リアベースプレート22)から浮上させる。次いで、摘み部64を摘んで支持体62を保持し、この支持体62を開口58内に入り込ませる。そして、この支持体62を、該タンクカバー50の内側から開口58に臨んでいるノズルガイド33の先端(シャッタ取付部)に外嵌させる。この際、前記爪64aが該ノズルガイド33の先端の爪係合部に係合し、支持体62がノズルガイド33に保持されるようになる。
その後、第2図(a)のようにタンクカバーユニット20を洋風便器10の後部上面に降下させる。これにより、第3図の通り各凸部63がリアベースプレート22の各凹部65に上方から係合し、支持体62のノズルガイド33からの離脱が阻止されるようになる。この結果、シャッタ60が取り外し不能となり、シャッタ60の取り付けが完了する。
この第2図(a)及び第3図の状態が平常のトイレ使用時の状態である。前記シャワー洗浄スイッチ又はビデ洗浄スイッチが操作されるまでは、シャッタプレート61が開口58を遮蔽している。これらのスイッチが操作されると、ノズル32(32A又は32B)が前進し、第3図において二点鎖線にて示すように、該ノズル32がシャッタプレート61を押し開いて開口58から便鉢12内に突出する。切スイッチが操作されてノズル32が後退すると、シャッタプレート61も復位して再び開口58を遮蔽するようになる。
シャッタ60を取り外す場合には、第2図(b)のように、タンクカバーユニット20を洋風便器10の後部上面から浮上させる。これにより、第4図のように各凸部63が凹部65から上方へ抜け出し、支持体62のノズルガイド33からの離脱阻止が解除される。その後、シャッタプレート61を開いて摘み部64を摘み、この摘み部64を前記爪係合部から引き抜くようにして支持体62をノズルガイド33から離脱させ、開口58外へ引き出す。これにより、シャッタ60の取り外しが完了する。
シャッタ60を取り外した後、このシャッタ60や開口58の周囲及びフロントベースプレート24の下側部分等を念入りに清掃することができる。
清掃完了後、前述の取り付け手順に従ってシャッタ60を取り付け、第2図(a)及び第3図の状態に戻す。
以上のように、このトイレ装置にあっては、タンクカバーユニット20が洋風便器10の後部上面に降下した状態となっているとき、即ちトイレの平常の使用時には、凸部63と凹部65との凹凸嵌合により支持体62のノズルガイド33からの離脱が阻止されるので、例えばノズル32が突出するに際し、該ノズル32からシャッタプレート61に押圧力が加えられたときなどに、シャッタ60が外れてしまうことが確実に防止される。
なお、上記の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
例えば、上記の実施の形態ではシャッタ60の支持体62に係合部としての凸部63を設け、リアベースプレート22にこの凸部63が係合する被係合部としての凹部65を設けているが、リアベースプレート22に凸部63を設け、支持体62にこの凸部63が係合する凹部65が設けられてもよい。また、これらの凸部63及び凹部65の個数に特に制限はなく、これらの形状も、特定の形状に限定されるものではない。
本発明においては、シャッタ離脱阻止手段として、このような凹凸嵌合構造以外の構成を採用してもよい。
上記の実施の形態では、タンクカバーユニット20の全体が洋風便器10の後部上面から浮上する構成となっているが、例えば該タンクカバーユニット20の前部のみが洋風便器10の後部上面から浮上する構成であってもよい。
実施の形態に係るトイレ装置を備えた洋風便器の斜視図である。 図1のトイレ装置のタンクカバーユニットの昇降動作を示す側面図である。 図1のトイレ装置のタンクカバーユニット降下時におけるシャッタ付近の断面図である。 図1のトイレ装置のタンクカバーユニット浮上時におけるシャッタ付近の断面図である。 シャッタの構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 洋風便器
20 タンクカバーユニット
22 リアベースプレート
24 フロントベースプレート
30 ノズルユニット
32(32A,32B) ノズル
33 ノズルガイド
50 タンクカバー
60 シャッタ
61 シャッタプレート
62 支持体
63 凸部
64 摘み部
65 凹部

Claims (5)

  1. 洋風便器の後部上面に設置され、前部に開口を有したケーシングと、
    該ケーシング内に配置され、前方へ突出可能な衛生洗浄用ノズルと、
    該ケーシングに取り付けられており、該ノズルの非突出時に該開口を閉鎖しているシャッタとを備え、
    該ノズルの突出時には該シャッタが該ノズルに押されて開き、該ノズルが該開口を通って前方へ突出するトイレ装置であって、
    該シャッタが該ケーシングに対し着脱可能となっているトイレ装置において、
    該ケーシングは、前記洋風便器の後部上面に対し上下動可能に設置されており、
    該ケーシングが該洋風便器の後部上面に降下した状態となっているときには該シャッタの該ケーシングからの離脱を阻止しており、該ケーシングが該洋風便器の後部上面から浮上すると、該シャッタの該ケーシングからの離脱を許容するシャッタ離脱阻止手段が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
  2. 請求項1において、前記ケーシングは、前記洋風便器の後部上面に固定された固定ベースと、上下動可能な浮上体とを備えており、
    前記シャッタは、該浮上体に着脱可能に保持されており、
    前記シャッタ離脱阻止手段は、該シャッタに設けられた係合部と、前記固定ベースに設けられた被係合部とからなり、
    該浮上体が降下した状態では該係合部と被係合部とが係合してシャッタの離脱を阻止し、該浮上体が浮上した状態では、該シャッタの離脱が可能となるように該係合部と被係合部との係合が解除されることを特徴とするトイレ装置。
  3. 請求項2において、前記シャッタは、シャッタプレートと、該シャッタプレートの支持体とを備えており、
    該シャッタプレートは、該支持体に揺動可能に支持されており、
    該支持体に前記係合部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
  4. 請求項2又は3において、前記係合部は、下方に向って設けられた凸部又は凹部であり、前記被係合部は、該凸部又は凹部が上方から係合可能な凹部又は凸部であることを特徴とするトイレ装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項において、前記支持体には、着脱時に摘みうる摘み部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
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