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JP2007295822A - 卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー - Google Patents

卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー Download PDF

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JP2007295822A JP2006125086A JP2006125086A JP2007295822A JP 2007295822 A JP2007295822 A JP 2007295822A JP 2006125086 A JP2006125086 A JP 2006125086A JP 2006125086 A JP2006125086 A JP 2006125086A JP 2007295822 A JP2007295822 A JP 2007295822A
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KUSAKABE BIO-MEDICAL RESEARCH LABORATORY Inc
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Abstract

【課題】卵巣腫瘍細胞がシスプラチン耐性を有するか否かを判定するシスプラチン耐性マーカーを提供すること。
【解決手段】シスプラチン耐性マーカーは、特定の塩基配列を有するポリヌクレオチドからなる。このマーカーを利用して以下の工程を含む検出方法を行えばシスプラチン耐性であるか否かを評価することが出来る。(1)被験者の生体試料から調製されたRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドと、シスプラチン耐性マーカーとを結合させる工程。(2)該シスプラチン耐性マーカーに結合した生体試料由来のRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドを、該シスプラチン耐性マーカーを指標として測定する工程。(3)該測定の結果に基づいて、シスプラチン耐性卵巣腫瘍であるか否かを判断する工程。
【選択図】なし

Description

本発明は、シスプラチン耐性卵巣腫瘍の診断に有用なマーカーに関し、特にシスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出プローブとして有用なマーカーに関する。
卵巣ガンは、女性の死亡原因となる主要な悪性腫瘍であり、世界的に問題とされている。卵巣ガンの一般的な治療方法として、シスプラチン等の白金をベースとした抗ガン剤を投与する方法が知られている。シスプラチンは、卵巣ガンに対して優れた抗ガン作用を示す。
しかし、卵巣ガンに対してシスプラチンを投与し続けると、卵巣ガンはシスプラチンに対する感受性を示さなくなり、シスプラチンに対する耐性を備えてしまい問題となることが知られている。耐性を備えた卵巣ガンに対して、シスプラチンの投与を続けても治療の効果が無く、かえってシスプラチンの副作用の問題が生じてしまう。その為、このような場合には、他の治療方法の検討が必要となる。なお非特許文献1〜非特許文献4に示されるように、従来より、シスプラチン耐性の卵巣ガンやその治療方法に関する研究が行われている。
Tao Zhang, Ming Guan, Hong Yan Jin, Yuan Lu :Reversal of multidrug resistance by small interfering doble-stranded RNAs in ovarian cancer cells. Gynecologic Oncology 2005,97:501-507 John K.Chan, Huyen Pham, Xue Juan You, Noelle G. Cloven, Robert A.Burger, G. Scott Rose, Kristi Van Nostrand, Murray Kore, Philip J. DiSaia, and Hung Fan :Suppression if ovarian Cancer Cell Tumorigenicity and Evasion of Cisplatin Resistance Using a Truncated Epidermal Growth Factor Receptor in a Rat Model. Cancer Res 2005,65(8):3242-8 Leigh A. Wilson, Hirotaka Yamamoto, and Gurmit Singh :Role of the transcription factor Ets-1 in cisplatin resistance. Molecular Cancer Therapeutics 2004,3(7):823-32 Roohangiz Safaei, Barrett J. Larson, Timothy C. Cheng, Michael A. Gibson, Shinji Otani, Wilturd Naerdemann, Stephen B. Howell :Abnormal lysosomal trafficking and enhanced exosomal export of cisplatin in drug-resistant human ovarian carcinoma cells. Molecular Cancer Therapeutics 2005,4(10):1595-604
従来、卵巣ガン細胞がシスプラチンに対する耐性を備えているか否かの判断は、実際に腫瘍に対してシスプラチンを投与し、腫瘍のシスプラチンに対する感受性の有無を調べることにより行われていた。シスプラチンの投与を行わずに、卵巣ガン細胞がシスプラチン耐性を有しているか否かを調べることが出来なかった。
本発明者は、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞と、シスプラチン感受性2008腫瘍細胞とを比較して、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞に特異的に発現する遺伝子を見出した。更に、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞に特異的に発現する遺伝子の内、シスプラチン存在下で、発現量が増加する遺伝子(cDNA断片、配列番号1〜11)を特定した。
本発明者は、上記遺伝子が、卵巣ガン細胞(卵巣腫瘍細胞)において、シスプラチン耐性を備えているか否かの指標となり得る、いわゆるマーカー遺伝子(群)であることを見出した。これらのマーカー遺伝子を、シスプラチン耐性マーカーとすれば、卵巣ガン細胞がシスプラチン耐性であるか否かを容易に判別することが可能となる。本発明は、上記知見を基礎としたものである。
本発明に係る卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカーは、配列番号1〜11に示される何れか1つの塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする。
また、シスプラチン耐性マーカーは、上記ポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする。
また、シスプラチン耐性マーカーは、上記ポリヌクレオチドの全部または一部の塩基配列と、相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする。
また、上記シスプラチン耐性マーカーは、シスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出において、プローブとして使用されることを特徴とする。
また、上記シスプラチン耐性マーカーは、シスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出において、プライマーとして使用されることを特徴とする。
また、本発明に係るシスプラチン耐性卵巣腫瘍検出用マイクロアレイは、上記シスプラチン耐性マーカーを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るシスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出方法は、(1)被験者の生体試料から調製されたRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドと、上記シスプラチン耐性マーカーとを結合させる工程と、(2)該シスプラチン耐性マーカーに結合した生体試料由来のRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドを、該シスプラチン耐性マーカーを指標として測定する工程と、(3)該測定の結果に基づいて、シスプラチン耐性卵巣腫瘍であるか否かを判断する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、シスプラチンを投与すること無く、ヒト卵巣ガンがシスプラチン耐性であるか否かを判別することが出来る。
本明細書において「遺伝子(DNA)」とは、特別な断りがない限り、二本鎖DNAのみならず、それを構成するセンス鎖およびアンチセンス鎖という各一本鎖DNAを包含する趣旨で用いる。なお遺伝子(DNA)は、構造遺伝子または調節遺伝子であっても良い。また遺伝子(DNA)は、本発明の目的に反しない限り、ヒト遺伝子(DNA)以外に、マウス、ラット等の非ヒト遺伝子(ホモログ)をも包含する。
本明細書において「ポリヌクレオチド」とは、特別な断りがない限り、DNAおよびRNAの何れをも包含する趣旨で用いる。またDNAは、特別な断りがない限り、cDNA、ゲノムDNA、合成DNAを含み得る趣旨で用いる。またRNAは、特別な断りがない限り、totalRNA、mRNA、rRNA、合成RNAの何れをも含み得る趣旨で用いる。
〈ポリヌクレオチド〉
配列番号1〜11に示されるポリヌクレオチドは、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞から取得された遺伝子であり、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において特異的に発現する遺伝子である。
シスプラチン耐性C13腫瘍細胞は、シスプラチン耐性卵巣ガン細胞株(C13・5.25/2008株、シスプラチン耐性C13細胞株)を、ヌードマウスの背部皮下に移植して作成された固形腫瘍(in vivo)から得られたものである。シスプラチン耐性C13細胞株は、Andrews PA等の方法に基づいて、シスプラチンの濃度を段階的に上げて、シスプラチン感受性卵巣ガン細胞株(2008細胞株)を13ヶ月間、培養し樹立した細胞株である(Andrews PA, et al: Differential potentiation of alkylating and platinating agent cytotoxicity in human ovarian carcinoma cells by glutathione depletion. Cancer Res 15; 6250-6253, 1985)。シスプラチン感受性卵巣ガン細胞株は、DiSaida PJ等により、卵巣ガンのserous cystadenocarcinomaより樹立された細胞株である(DiSaida PJ, et al: Cell-mediated immunity to human malignant cells. Am J Obstet Gynecol 114; 979-989,1972.)。
「特異的に発現する遺伝子」とは、シスプラチン耐性卵巣ガン細胞株をヌードマウスの背部皮下に移植して形成された腫瘍(C13腫瘍)から抽出された遺伝子の内、HiCEP法より得られるピークが、シスプラチン感受性卵巣ガン細胞株をヌードマウスの背部皮下に移植して形成された腫瘍(2008腫瘍)より抽出された遺伝子のピークよりも3倍以上であって、かつ、リアルタイムPCRにより、発現量が、2008腫瘍より抽出された遺伝子の2〜5倍以上優位であり、かつ、シスプラチン存在下において、更に発現が上昇する遺伝子である。
配列番号1〜11に示されるポリヌクレオチドは、以下に示す1次スクリーニング、2次スクリーニングを行い、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞から取得したものである。なおこれらの配列情報は、それぞれのアクセッションナンバー(GenBank)によりアプローチ出来る。それぞれのアクセッションナンバーは以下の通りである。AC091010(配列番号1)、NM_003739(配列番号2)、AC026722(配列番号3)、NM_205845(配列番号4)、AC079136(配列番号5)、BF059583(配列番号6)、BX470629(配列番号7)、AY613922(配列番号8)、NM_001873(配列番号9)、AL034419(配列番号10)、NM_001266(配列番号11)。
〈1次スクリーニング〉
HiCEP(high coverage expression profiling)法により、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において特異的に発現する遺伝子を選別し、選別した遺伝子の特定(配列決定)を行った。HiCEP法は、福村氏等(Fukumura R. et al: A sensitive transcriptome analysis method that can detect unknown transcripts. Nucleic Acids Res. 2003 Aug 15;31(16):e94)により開発された手法である(他の参考文献としては、国際公開02/048352号パンフレット、特開2005−006554号明細書、特開2005−250615号明細書がある)。
HiCEP法によって、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において発現するmRNA(cDNA)と、シスプラチン感受性2008腫瘍細胞において発現するmRNA(cDNA)とを解析し、双方の解析結果を比較することによって、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において特異的に発現する遺伝子を選別した。
HiCEP法の手順は、図1において示されるように、主として8つの工程からなる。先ず第1工程(S1)において、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞と、シスプラチン感受性2008腫瘍細胞とからそれぞれtotalRNA(C13totalRNA、2008totalRNA)の抽出を行った。
腫瘍細胞からのtotalRNAの調製は、常法により行うことが出来る。本実施形態においては、totalRNAの調製は、先ず、それぞれ2008細胞およびC13細胞を移植して腫瘍を形成したヌードマウスから腫瘍(2008腫瘍、C13腫瘍)を摘出し、摘出した腫瘍からライセートを調製した。なお2008腫瘍は、培養した2008細胞を、ヌードマウスの背部皮下に3×10個(1匹当たり)移植し、3週間成長させたものである。C13腫瘍は、培養したC13細胞を、ヌードマウスの背部皮下に5×10個(1匹当たり)移植し、8週間成長させたものである。得られたライセートから、市販の専用キット(RNeasy Mini Kit(株式会社キアゲン製、cat. No. 74104))を用いて、totalRNAを調製した。なおその際、ライセートを完全にホモジナイズする際に、QIAshredder(株式会社キアゲン製、cat. No. 79654)を用い、またゲノムDNAのコンタミを取り除く為に、RNase-Free DNase Set(株式会社キアゲン製、cat.79254)を用いた。totalRNAの調製の手順は、キットに付属する説明書に従った。
第2工程(S2)は、第1工程で得られたtotalRNAからcDNA(二本鎖)を合成する工程である。先ず、ビオチンラベル化されたポリdTオリゴマーをプライマーとして用い、totalRNA中のmRNAを逆転写してcDNA(一本鎖cDNA)の合成を行った。その後、一本鎖cDNAを合成した後、引き続き、DNA polymerase、E. coli ligase、RNaseHを用い、標準的な方法で、相補鎖の合成を行い、二本鎖cDNAを得た。
第3工程(図1中のS3)は、第2工程で得られたcDNAを、第1の制限酵素(制限酵素1)で切断する工程である。本実施形態においては、制限酵素1として、MspI(認識配列:CCGG)を使用した。
第4工程(図1中のS4)は、制限酵素1により切断されたcDNAに、第1のアダプタ(アダプタ1)を結合(ライゲーション)する工程である。本実施形態においては、アダプタ1として、MspI−アダプタを用いた。
MspI−アダプタの塩基配列は、以下の通りである。
5'-aatggctacacgaactcggttcatgaca-3'(配列番号12)および
5'-cgtgtcatgaaccgagttcgtgtagccatt-3'(配列番号13)
MspIにより切断されたcDNAと、MspI−アダプタとを、T4リガーゼによりライゲーションした。なおこの工程において、ビオチンラベル化されたcDNAを、Streptavidin磁気ビーズに結合して、ビオチンラベル化されたcDNAのみを回収した。
第5工程(図1中のS5)は、第4工程で得られたcDNAを、第2の制限酵素(制限酵素2)で切断する工程である。本実施形態においては、制限酵素2として、MseI(認識配列:TTAA)を使用した。なお第5工程において、Streptavidin磁気ビーズに結合していたcDNAがMseIにより切断される。この工程では、MseIで切断後、当該磁気ビーズから遊離したcDNA断片を回収した。
第6工程(図1中のS6)は、制限酵素2により切断されたcDNAに、第2のアダプタ(アダプタ2)を結合(ライゲーション)する工程である。本実施形態においては、アダプタ2として、MseI−アダプタを用いた。
MseI−アダプタの塩基配列は、以下の通りである。
5'-aagtatcgtcacgaggcgtcctactgcg-3'(配列番号14)および
5'-tacgcagtaggacgcctcgtgacgatactt-3'(配列番号15)
MseIにより切断されたcDNAと、MseI−アダプタとをT4リガーゼによりライゲーションした。このようにして一端にMspI−アダプタ、他端にMseI−アダプタを有するcDNA(cDNAs)を得ることが出来た。
第7工程(図1中のS7)は、第6工程で得られた一端にMspI−アダプタ、他端にMseI−アダプタを有するcDNA(cDNAs)をPCRで増幅する為に必要なプライマー(セット)を設計する工程である。本実施形態においては、MspI−アダプタと相補的な塩基配列を有するプライマー(第1プライマー)と、MseI−アダプタと相補的な塩基配列を有するプライマー(第2プライマー)とを、常法により調製した。なお、第1プライマーにのみ蛍光ラベル(例えば、6-carboxyfluorescein, FAM)されている。したがって、第6工程において、副生成物として両端にMseI−アダプタを結合するcDNAが含まれていたとしても、PCRにおいて、この副生成物は、検出されない。
第1プライマーとして、MspIプライマー、第2プライマーとして、MseIプライマーを用いた。それぞれの塩基配列は、以下の通りである。
MspIプライマー:5'-label-actcggttcatgacacggnn-3'(配列番号16)
MseIプライマー:5'-aggcgtcctactgcgtaann-3'(配列番号17)
第8工程(図1中のS8)は、第6工程で得られたcDNAと、第7工程で得られたプライマーのセットとを用いて、PCRを行う工程である。この工程において、発現頻度の高いcDNA(mRNA)を解析することが出来る。
HiCEP法に得られた結果を基にして、シスプラチン感受性2008腫瘍細胞において発現するcDNA(mRNA)と、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において発現するcDNA(mRNA)とを比較し、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において特異的に発現する71個のcDNAを取得した。
なお得られた71個のcDNAの塩基配列を解析する為に、以下の操作を行った。上記HiCEP法で用いた同じ試料を、スラブ形のシーケンス用のアクリルアミドゲル(ゲル濃度:4%ゲル(300bp以上のバンドの場合)、6%(130〜300bpのバンドの場合)、10%(130以下のバンドの場合))にて電気泳動を行った。その後、このゲルを蛍光スキャナーで読み取り、その印刷映像とゲルとを重ね合わせて、HiCEP法で目的としたバンドを切り出した。その後、HiCEP法と同様なPCRプライマーにより、切り出したバンド(DNA)をPCR増幅し、その産物を、ダイレクトシーケンス法(ABI3100、Applied Biosystem社製)により、各71個のcDNAの塩基配列を特定した。
〈2次スクリーニング〉
2次スクリーニングにおいて、1次スクリーニングにより特定された71個の遺伝子の内から、シスプラチン非存在下と比較して、シスプラチン存在下で発現量が増加する遺伝子を特定した。これはシスプラチン存在下で発現量が増加する遺伝子が、シスプラチン耐性C13腫瘍細胞において、真に、特異的に発現する遺伝子であるとの知見に基づくものである。以下、2次スクリーニングの手順に従い説明する。
シスプラチン耐性C13細胞をヌードマウスの背部皮下に移植(1匹当たり5×10個)して形成された腫瘍(8週間成長後、生理食塩水を腹腔へ投与)より得られたシスプラチン耐性C13腫瘍細胞(以下、C13(−))と、シスプラチン耐性C13細胞をヌードマウスの背部皮下に移植して形成され、かつシスプラチンを投与(8週間後に、マウスの体重1g当たり15μgを腹腔に投与)された腫瘍より得られたシスプラチン耐性C13腫瘍細胞(以下、C13(+))とを用意し、これらよりtotalRNAを抽出した(C13(−)のtotalRNAおよびC13(+)のtotalRNA)。これらのtotalRNAの抽出方法は、上記において示したtotalRNAの抽出方法と基本的に同様である。なお参考として、シスプラチン感受性2008細胞をヌードマウスの背部皮下に移植(1匹当たり3×10個)して形成された腫瘍(3週間成長後、生理食塩水を腹腔へ投与)より得られたシスプラチン感受性2008腫瘍細胞(以下、2008(−))由来のtotalRNAと、シスプラチン感受性2008腫瘍細胞であって、シスプラチンを投与(3週間後に、マウスの体重1g当たり15μgを腹腔に投与)した腫瘍細胞(以下、2008(+))由来のtotalRNAとを同様にして用意した。
上記C13(−)のtotalRNA、C13(+)のtotalRNA、2008(−)のtotalRNA、2008(+)のtotalRNAのそれぞれから、市販の専用キット(invitrogen社製、SuperScriptIII First-Strand Synthesis for RT-PCRキット、Cat.No.:18080-51)を用いて、それぞれのcDNA溶液を調製した。以下、調製の手順を示す。
それぞれのtotalRNAについて、totalRNAを5μg、50μMのoligo(dT)20を1μl、10mMdNTP Mixを1μl用意し、それらをキットの所定容器に入れ、更に全体が10μlとなるようにDEPC水を所定容器へ入れた。その後、65℃で5分間インキュベートし、その後、氷上で急冷した(1分間)。急冷後、以下の組成からなる混合液を添加した。
〈混合液の組成〉
10×RT buffer 2μl
25mM MgCl2 4μl
0.1M DTT 2μl
RNaseOUT(40U/μl) 1μl
SuperScriptIII RT(200U/μl) 1μl
上記組成の混合液を添加後、50℃で60分間インキュベートし、更に85℃で5分間インキュベートした。その後、RNase H(1μl)を加え、37℃で20分間インキュベートして、cDNA溶液を得た(−20℃で保存)。
上記のようにして得られた4種のcDNA溶液について、リアルタイムPCR(ApplideBiosystems(ABI)社製 7500Fast Real Time PCR System; 7700Fast Real Time PCR System)を用いて解析を行った。解析の際、使用した混合液の組成を以下に示す。
〈リアルタイムPCR用混合液の組成〉
SYBR Green PCR Master Mix(ABI社製、品番4309155) 10μl
Forward Primer (10pmol/μl) 1.8μl
Reverse Primer (10pmol/μl) 1.8μl
蒸留水 4.4μl
cDNA溶液 1μl
解析に用いたForward Primer(以下、FP)およびReverse Primer(以下、RP)の配列は以下の通りである。
〈配列番号1用〉
FP(s2-2f): cggattggagtgtcttaacg(配列番号18)
RP(s2-2r): cagccaccatagcaggaaca(配列番号19)
〈配列番号2用〉
FP(s8-2f): ttccagttgactgcagagga(配列番号20)
RP(s8-1r): tcgctaaacaggacggattt(配列番号21)
〈配列番号3用〉
FP(s19-2f): tgtagatggcaggttgatgg(配列番号22)
RP(s19-2r): ggttaggggtctgatgagca(配列番号23)
〈配列番号4用〉
FP(b7-1f): cttactgaagtcgccaagca(配列番号24)
RP(b7-1r): tgtgcgatatttgacccttg(配列番号25)
〈配列番号5用〉
FP(s22-2f): cggagctgcaatctagtcct(配列番号26)
RP(s22-2r): attcgccacagcttttcaat(配列番号27)
〈配列番号6用〉
FP(s24n-2f): atgctgctgtgaaagtgtgc(配列番号28)
RP(s24n-2r): caggctgggtttcttctctg(配列番号29)
〈配列番号7用〉
FP(s43-1f): ggcaggaatgaaacaggaaa(配列番号30)
RP(s43-1r): gatttcgttgaccccatcac(配列番号31)
〈配列番号8用〉
FP(s47a-1f): ccgacctgaaaccatctctg(配列番号32)
RP(s47a-1r): aagggctttctctcaatcct(配列番号33)
〈配列番号9用〉
FP(s65-5f): gctcctggtcatcgagctgt(配列番号34)
RP(s65-5r): ttgtctcgttccccttctgg(配列番号35)
〈配列番号10用〉
FP(b49-2f): tggagaagaaggtccctcaa(配列番号36)
RP(b49-1r): gggcagggattagagtctcc(配列番号37)
〈配列番号11用〉
FP(b50-3f): ctatcactgctgggtgcaaa(配列番号38)
RP(b50-3r): catcccatcaatcacagtgc(配列番号39)
内部標準遺伝子として、ヒト型グリセルアルデヒド3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)と、ヒトβ−アクチン遺伝子を用いた。これらのリアルタイムPCR用プライマーの配列は、以下に示す通りである。
GAPDH(FP):cggctactagcggttttacg(配列番号40)
GAPDH(RP):aagaagatgcggctgactgt(配列番号41)
β−アクチン(FP):aaaactggaacggtgaaggtg(配列番号42)
β−アクチン(RP):tgtgtggacttgggagagga(配列番号43)
解析において用いた全てのプライマーは、合成DNAプライマー(日清紡績株式会社製)である。またリアルタイムPCRの温度サイクルは、ステップ1:50℃、2分間、ステップ2:95℃、10分間、ステップ3:95℃、15秒間、ステップ4:60℃、1分間、ステップ5:ステップ3〜ステップ4を40サイクル、である。
上記のようにして取得された遺伝子(配列番号1〜11で示されるcDNA)のリアルタイムPCRの結果を図2〜図12に示した。なお各図に示されるグラフにおいて、C13Mは、C13(−)であり、C13Pは、C13(+)であり、2008Mは、2008(−)であり、2008Pは、2008(+)である。何れの結果においても、遺伝子(配列番号1〜11で示されるcDNA)は、シスプラチン耐性卵巣腫瘍において特異的に発現する遺伝子であることが確認出来る。
本発明に係るシスプラチン耐性マーカーには、配列番号1〜11に示される何れか1つの塩基配列を有するポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列を有するポリヌクレオチドをも含む。ここで、「ストリンジェントな条件下」とは、例えば、37℃〜80℃、0.05〜5×SSC及び0.1〜10%SDSの条件、好ましくは50〜72℃、0.1〜2×SSCおよび0.2〜5%SDSの条件が挙げられる。
また本発明に係るシスプラチン耐性マーカーには、配列番号1〜11に示される何れか1つの塩基配列を有するポリヌクレオチドの全部または一部の塩基配列と、相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドをも含む。ここで「相補的」とは、完全な相補配列を有する場合に限られず、少なくとも70%以上、好ましくは少なくとも80%以上、より好ましくは少なくとも90%以上、さらに好ましくは少なくとも95%以上の塩基配列上の相同性を有するものであれば良い。
〈シスプラチン耐性マーカー〉
本明細書において、シスプラチン耐性マーカーは、卵巣腫瘍がシスプラチン耐性であるか否かを診断するためのツールとして利用することが出来る。当該マーカーとしては、配列番号1〜11に示される各塩基配列からなるポリヌクレオチドを使用しても良く、またそれらの相補配列からなるポリヌクレオチドを使用しても良い。当該マーカーとしては、各ポリヌクレオチドを一本鎖の形態で利用しても良く、また二本鎖の形態で利用しても良い。また配列番号1〜11で示されるポリヌクレオチドを、一組のシスプラチン耐性卵巣腫瘍マーカー(群)として使用してもよい。また、配列番号1〜11で示されるポリヌクレオチドの内、任意に複数個のポリヌクレオチドを選択し、それらを一組のシスプラチン耐性マーカー(群)として利用しても良い。
本発明において、シスプラチン耐性の診断は、被験者の生体組織、培養細胞等における配列番号1〜11に示される少なくとも1つの遺伝子の発現の有無、または発現量(発現レベル)を評価することによって行われる。本発明に係るマーカーは、上記遺伝子の発現により生じるRNAまたはそれに由来するポリヌクレオチドを特異的に認識し増幅するためにプライマーとして、あるいは特異的に認識し、検出するプローブとして利用することが出来る。
本発明に係るポリヌクレオチドを、プライマーとして利用する場合には、通常、15bp〜100bp塩基、好ましくは15bp〜50bp、より好ましくは15bp〜35bp塩基の鎖長を有する。プローブとして用いる場合には、本発明に係るポリヌクレオチドの少なくとも一部または全部の配列を有するものであり、少なくとも15bp〜全配列の塩基数の鎖長を有する。なおプローブとして用いる場合には、適宜、蛍光ラベル、放射線ラベル等のラベルが施されてもよい。ラベルの導入方法も公知の手法により行うことができる。
本発明に係るマーカーは、ノーザンブロット法、in situ ハイブリダイゼーション法、RT−PCR法等の特定の遺伝子を特異的に検出する公知の方法において、プライマーまたはプローブとして使用することが出来る。これらにおいて、本発明に係る遺伝子の発現の有無、または発現量を評価することが出来る。測定対象となる試料は、被験者の生体組織、培養細胞等から常法により採取したtotalRNAであっても良いし、該RNAを基に調製される各種ポリヌクレオチドであっても良い。
本発明に係るマーカーを、マイクロアレイ(DNAチップ)と組み合わせることにより、シスプラチン耐性の評価を行うことが出来る。具体的には、本発明に係るマーカー(ポリヌクレオチド)を、プローブ(例えば、25bpの長さのプローブ)として用いることにより、上記評価を行うことができる。つまり、マイクロアレイに固定されたプローブに、生体組織等から採取したRNAを基に調製される標識DNAまたはRNAをハイブリダイズさせ、該ハイブリダイズによって形成された上記プローブ(本発明に係るマーカー)と標識DNAまたはRNAとの複合体を、該標識DNAまたはRNAの、標識を指標として検出することにより、生体組織等において、シスプラチン耐性に係る遺伝子の発現の有無または発現レベルを評価することができる。
〈シスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出方法(診断方法)〉
本発明に係る検出方法は、被験者の生体組織、培養細胞等から常法により、試料を採取し、本発明に係るシスプラチン耐性の遺伝子の発現の有無、発現量(レベル)を検出し、検出結果に基づいて卵巣腫瘍(細胞)のシスプラチン耐性(感受性)の診断を行うものである。なお試料としては、totalRNAであっても良いし、該RNAを基に調製される各種ポリヌクレオチドであっても良い。
本発明に係る検出方法(診断方法)は、以下に示す工程を含む。(1)被験者の生体試料から調製されたRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドと、本発明に係るシスプラチン耐性卵巣腫瘍マーカーとを結合させる工程。(2)該シスプラチン耐性卵巣腫瘍マーカーに結合した生体試料由来のRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドを、該シスプラチン耐性卵巣腫瘍マーカーを指標として測定する工程。(3)該測定の結果に基づいて、シスプラチン耐性卵巣腫瘍であるか否かを判断する工程。
ここで、工程(2)で用いられるマーカーとしては、配列番号1〜11に示される塩基配列の内、少なくとも1つのポリヌクレオチドおよび/または該ポリヌクレオチドに相補的なポリヌクレオチドを基にして設計されるプライマーまたはプローブが利用される。
例えば、RT−PCR法を利用して検出する場合には、本発明に係るマーカーをプライマーとして利用することになる。この方法によれば、本発明に係るシスプラチン耐性の遺伝子の発現の有無や発現量を検出、測定することができる。
本発明のシスプラチン耐性マーカーは、ヒト卵巣ガンがシスプラチン耐性であるか否かの判断を可能とする。
HiCEP法の手順を示すフローチャートである。 リアルタイムPCRにおける配列番号1の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号2の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号3の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号4の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号5の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号6の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号7の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号8の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号9遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号10の遺伝子の発現量を示すグラフである。 リアルタイムPCRにおける配列番号11の遺伝子の発現量を示すグラフである。

Claims (7)

  1. 配列番号1〜11に示される何れか1つの塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー。
  2. 請求項1記載のポリヌクレオチドと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー。
  3. 請求項1記載のポリヌクレオチドの全部または一部の塩基配列と、相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドからなることを特徴とする卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー。
  4. シスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出において、プローブとして使用されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー。
  5. シスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出において、プライマーとして使用されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカー。
  6. 請求項4記載の卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカーを含むことを特徴とするシスプラチン耐性卵巣腫瘍検出用マイクロアレイ。
  7. (1)被験者の生体試料から調製されたRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドと、請求項4記載の卵巣腫瘍のシスプラチン耐性マーカーとを結合させる工程と、
    (2)該シスプラチン耐性マーカーに結合した生体試料由来のRNAまたは該RNAから転写された相補的ポリヌクレオチドを、該シスプラチン耐性マーカーを指標として測定する工程と、
    (3)該測定の結果に基づいて、シスプラチン耐性卵巣腫瘍であるか否かを判断する工程と、
    を含むことを特徴とするシスプラチン耐性卵巣腫瘍の検出方法。
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