JP2007295764A - 回転電機のステータ及びその製造方法及び交流発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータにおけるスロット内でのステータコイルの占積率を向上すると共に、回転子とステータコイル周りに確実に磁路を形成することができる。
【解決手段】本発明は、コアを円環状のアウターコアと、周期的にステータコイルが巻装される複数のスロットが外周側に開口するインナーコアとによって構成し、インナーコアにおけるスロット間に設けられるティース同士を内周側にて樹脂等の非磁性部材にて連結した。このため、ステータコイルを幅の狭い各ティースの内周側から挿入せず、外周側から挿入できるのでステータにおけるスロット内でのステータコイルの占積率を向上することができる。また、各ティースの内周側は、樹脂等の非磁性部材によって磁路が形成されづらくなっているので回転子からアウターコアの方まで確実に磁路を形成することができる。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、コアを円環状のアウターコアと、周期的にステータコイルが巻装される複数のスロットが外周側に開口するインナーコアとによって構成し、インナーコアにおけるスロット間に設けられるティース同士を内周側にて樹脂等の非磁性部材にて連結した。このため、ステータコイルを幅の狭い各ティースの内周側から挿入せず、外周側から挿入できるのでステータにおけるスロット内でのステータコイルの占積率を向上することができる。また、各ティースの内周側は、樹脂等の非磁性部材によって磁路が形成されづらくなっているので回転子からアウターコアの方まで確実に磁路を形成することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は回転電機のステータ及びその製造方法及び交流発電機に関するものである。
回転電機が搭載されるものとして、自動車を例にとって説明すると、近年、自動車は、車両そのものの大きさを大きくせずに車室内を広くする傾向にある。そのため、各部品は、狭い空間内に搭載しなければならず小型化が要望されている。しかしながら、回転電機としては、効率を維持、または、向上させた上で小型化しなければならない。このような小型化と高効率化の両立の要望は、自動車に限らず、他の製品においても同様である。
ここで回転電機の小型化と高効率化を両立させるために、従来から固定子に設けられたスロット内に巻装されるステータコイルの高占積率化が要望されている。しかしながら、ステータコアと回転子との間で磁路が形成し易くするために、ステータコアにおける最内周側のスロット幅をステータコイルの巻装部分のスロット幅に対して狭くする必要があることから、内周側から絶縁被覆が施されたステータコイルを傷付けずに挿入するのには限度があった。
そこで、特許文献1に示すようにステータコアを、外周に複数のスロットが開口するインナーコアと、インナーコアの外周に装着される円筒状のアウターコアとに分割し、ステータコイルをインナーコアの外周からスロット内に装着した後、アウターコアを装着して固定子を構成することで、スロット内でのステータコイルの占積率を向上させることができる。
しかしながら特許文献1においては、インナーコアと回転子との間で磁路が形成されることによる吸引力によって各ティースが外れてしまわぬよう、各ティースを内周側にて連結している。このため、モータに用いた場合には、回転子側に磁束が行かずに、このティース内周の連結部分で磁束が周回してしまう磁路が構成されてしまう。よって、スロット内でのステータコイルの占積率を向上したにもかかわらず、回転電機の効率が劣ってしまい、結果的には回転電機としての効率を向上させることは出来なかった。
本発明の目的は、スロット内でのステータコイルの占積率を向上すると共に、回転子とステータコイル周りに確実に磁路が形成できる回転電機のステータ及びその製造方法及び交流発電機を提供することにある。
本発明の回転電機のステータは、ステータコアをインナーコアとアウターコアで構成し、インナーコアにおける隣り合うティース同士の内周側を非磁性部材にて連結したことを特徴としている。
また、本発明の回転電機のステータは、交流発電機に用いられ、非磁性部材は、各ティースがアウターコアに対して内周側に移動するのを阻止することを特徴としている。
また、本発明の回転電機のステータは、インナーコアの内周側にて各ティース同士が接続されるように成形し、更に、各ティースが接続される部分の外周側に非磁性部材を成形すると共に、インナーコアの内周側を非磁性部材の位置まで切削することで製造されている。
本発明によれば、ステータにおけるスロット内でのステータコイルの占積率を向上すると共に、回転子とステータコイル周りに確実に磁路を形成することができる。
本発明における回転電機が用いられる一実施の形態として、自動車用交流発電機を説明する。図1は自動車用交流発電機の全体構成の側面断面図である。
駆動軸1の一端側には、回転伝達部材としてのプーリー2がボルト3により一体的に回転するよう固定されており、駆動源としてのエンジン等からベルト等の無端伝達帯を介してプーリー2に回転力が伝達される。尚、回転伝達部材をスプロケットとし、無端伝達帯をチェーンとすることも可能である。
駆動軸1の軸方向略中央の部位には、所定間隔を開けて2つのセレーション4a,4bが形成されており、これらのセレーション4a,4bには回転子としてのランデル型鉄心5が一体回転可能に挿入されている。このランデル型鉄心5は、2つの磁性部材5a,
5bによって構成され、夫々の磁性部材5a,5bは、駆動軸1における夫々のセレーション4a,4bと噛み合って相対回転を規制する挿入穴6a,6bを有する軸部7a,
7bと、該軸部7a,7bの軸部の一端に設けられたプレート部8a,8bと、該プレート部8a,8bから略軸方向に伸びる先細り形状の複数の爪9(実施例では夫々のプレート部8a,8bから5本ずつ設けられている。)を有し、夫々の磁性部材5a,5bは、互いに向き合うよう爪9が交互に配置されると共に、軸部7a,7bの端部同士が当接して駆動軸1に固定される。尚、夫々の磁性部材5a,5bは、両端の材料を駆動軸1に形成された環状溝10a,10bに塑性流動させることにより軸方向の移動が規制されている。
5bによって構成され、夫々の磁性部材5a,5bは、駆動軸1における夫々のセレーション4a,4bと噛み合って相対回転を規制する挿入穴6a,6bを有する軸部7a,
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ランデル型鉄心5の軸部7a,7bと爪9の間には絶縁被覆が施された界磁コイル11が巻装されており、この界磁コイル11の両端末線は、駆動軸1の他端側に設けられた2つのスリップリング12にそれぞれ接続され、ブラシ13を介して必用な発電が得られるべく制御された界磁電流が外部から供給される。界磁コイル11に電流が供給されると界磁コイル11の周りに磁界が生じてランデル型鉄心5に磁路が形成される。
回転子としてのランデル型鉄心5の外周には、所定の隙間を介して磁性体からなるステータコア14が配置されており、該ステータコア14の周方向に複数設けられたスロット15内には複数相(本実施形態においては6相)の絶縁被覆が施されたステータコイル
16が巻装されている。このため、界磁コイル11に電流が供給されるとランデル型鉄心5とステータコア14に跨って磁路が形成されるため、回転子が回転することによってステータコイル16には交流電圧が発生する。尚、ステータコイル16の断面は円形である。
16が巻装されている。このため、界磁コイル11に電流が供給されるとランデル型鉄心5とステータコア14に跨って磁路が形成されるため、回転子が回転することによってステータコイル16には交流電圧が発生する。尚、ステータコイル16の断面は円形である。
ステータコイル16に発生した3相交流電圧は、プーリー2と軸方向反対側に設けられた整流回路としての正側ダイオードと負側ダイオードによって整流され、出力端子29からは直流電流が取り出される。尚、負側ダイオードは、負極側放熱板17aに設けられ、正側ダイオードは、負極側放熱板17aに絶縁された状態で重ねられる正極側放熱板17bに固定されている。
ステータコア14は、プーリー1側に設けられた椀状のフロントハウジング18及びスリップリング12側に設けられた椀状のリヤハウジング19間に図外のボルトによって挟持固定されている。フロントハウジング18及びリヤハウジング19の外周側には、車両に固定するためのブラケット18a,19aが夫々のハウジング18,19に設けられると共に、内周側には駆動軸1を回転自在に支持するための軸受としてのボールベアリング21a,21bが夫々のハウジング18,19に固定されている。また、リヤハウジング19には、スリップリング12,ブラシ13,整流素子,負極側放熱板17a,正極側放熱板17b等を保護するべく内部に収容するリヤカバー20がボルトによって固定されている。これらのフロントハウジング18及びリヤハウジング19及びリヤカバー20は、非磁性体のアルミニウム合金にて成形されている。
次に本発明の第1の実施例としてのステータの詳細を図2,図3,図4に基づいて説明する。図2は、ステータコイルが巻装されたステータの斜視図であり、図3は、ステータのスロット部を断面として拡大した図である。また、図4(a)は、ステータにおけるインナーコアの斜視図、図4(b)は、ステータにおけるアウターコアの斜視図である。
図2及び図4の(a),(b)に示すようにステータ22は、内周に配置されるインナーコア14aと、インナーコア14aの外周に配置されるアウターコア14bとからなるステータコア14と、インナーコア14aに巻装されるステータコイル16とによって構成されている。
図4(a)に示すようにインナーコア14aは、複数のティース23が放射状に複数
(本実施例では72)配置されることにより、各ティース間に外周側に放射状に開口する溝形状のスロット15が周方向に複数(本実施例では72)形成され、内周側にて各ティース23同士が非導電性材料である非磁性部材としての樹脂26によって連結されている。このため、ティース23の内側から隣り合うティース23に磁束が流れづらくなっている。
(本実施例では72)配置されることにより、各ティース間に外周側に放射状に開口する溝形状のスロット15が周方向に複数(本実施例では72)形成され、内周側にて各ティース23同士が非導電性材料である非磁性部材としての樹脂26によって連結されている。このため、ティース23の内側から隣り合うティース23に磁束が流れづらくなっている。
この樹脂26は、熱可塑性樹脂、もしくは、熱硬化性樹脂からなり、熱可塑性樹脂を用いた場合には、熱硬化性樹脂を用いたものより熱伝導性がよく、各ティース23同士の熱の行き来がしやすい。また、熱によって硬化する熱硬化性樹脂を用いた場合には、ステータコイル16及びステータコア14の発熱に伴い硬化するため、インナーコア14aとしての強度が向上する。熱可塑性樹脂としては、例えば、PA,PPS,PBT,PEEK,PTFE等の使用が可能であり、熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール系樹脂,不飽和ポリエステル,エポキシ等の使用が可能である。また、強度を向上させるためにガラス繊維等を含ませることも可能である。
図3に示すように各ティース23の内周側の端部には、周方向両側に突出するようにティースブリッジ27が設けられ、隣り合うティースブリッジ27同士を樹脂26が連結している。また、各ティース23の間に形成されるスロット15内には、絶縁紙25が巻かれた状態でステータコイル16が巻装されるが、ステータコイル16の幅は、スロット
15の1本分の幅より大きく、ステータコイル16の2本分の幅より小さい幅、つまり、ステータコイル16がスロット15内で一列に並ぶように形成されている。更に、スロット15とティース23の周方向幅は、ほぼ同一である。
15の1本分の幅より大きく、ステータコイル16の2本分の幅より小さい幅、つまり、ステータコイル16がスロット15内で一列に並ぶように形成されている。更に、スロット15とティース23の周方向幅は、ほぼ同一である。
また、樹脂26は、図4(a)に示すようにティース23におけるインナーコア14aの軸方向の全範囲に設けられており、更に、図3に示すように樹脂26とティース23の内周側面に対して、インナーコア14aの径方向でほぼ同じ位置に設けられている。詳細には、インナーコア14aの内周面の全範囲において樹脂26とティース23とが交互に設けられており、夫々の内周面が連続した円弧面を構成することによって、インナーコア14aの内周面は、凹凸の無い連続した円筒形状になっている。
次にアウターコア14bについて説明する。磁粉に絶縁材および結着材としての樹脂等の材料を被覆し、成形型で圧縮、成形されるいわゆる圧粉磁心にて構成されている。
図4(b)に示すようにアウターコア14bは、環状の円筒形状、つまり、円環状に形成され、内周側におけるインナーコア14aの各ティース23の対応部分には全て内周側に開口する凹部24が放射状に軸方向に沿って形成されている。この凹部24内には、インナーコア14aの各ティース23外周端が装着される。アウターコア14bもインナーコア14a同様の材料及び同様の製法である圧粉磁心にて構成されている。
このように構成されたインナーコア14aとアウターコア14bは、ステータコイル
16が巻装されたインナーコア14aの各ティース23の外周側をアウターコア14bの凹部24に夫々、軸方向から圧入することで固定して図2に示すようなステータコア14を構成する。
16が巻装されたインナーコア14aの各ティース23の外周側をアウターコア14bの凹部24に夫々、軸方向から圧入することで固定して図2に示すようなステータコア14を構成する。
次に図1と図3に基づいて、自動車用交流発電機の作動及びステータコアに形成される磁路について説明する。
自動車用交流発電機が発電を行うには、まず、プーリー2にエンジン等の駆動源からベルトを介して回転力を伝達する。このプーリー2の回転により駆動軸1を介して回転子としてのランデル型鉄心5とその内部に装着された界磁コイル11がステータコア14に対して回転する。このように単に回転子が回転している状態では、発電は行われないが、外部からブラシ13及びスリップリング12を介して界磁コイル11に直流電流が供給されると界磁コイル11の周りに磁界が形成される。そこで界磁コイル11を囲むようにランデル型鉄心5が設けられ、爪9が軸方向両端側から周方向に交互に延びているので、周方向に隣り合う爪9同士には、異なった磁極が形成される。
ここで、ランデル型鉄心5に形成される磁束は、爪9の先端で行き場を失うため、周方向に隣り合う爪9に流れようとするが、周方向に隣り合う爪9の間の隙間よりも爪9の外周面と対向するインナーコア14aにおけるティース23との間の隙間の方が小さいため、ほとんどの磁束は、ティース23側に流れる。
ここで従来技術のように各ティース23が内周側にて連結していた場合には、ステータコイル周りに磁束が周回せず、各ティース23同士の連結部分で磁束が周回してしまうが、本発明では、各ティース23の内周側を非磁性部材としての樹脂26によって連結しているため、各ティース23同士の磁束の行き来は少なくなる。このため、図3に示すティース23に流れた磁束は、アウターコア14bを経由して別のティース23に流れ、更に回転子としてのランデル型鉄心5に戻るような磁路が形成される。このようにステータコイル16周りに磁路が形成されることによってステータコイル16には電圧が生じる。尚、ランデル型鉄心5は、回転しており、ステータコイル16は3相となっているため、発電される電圧は3相交流電圧となるが整流回路によって全波整流され、直流電圧に変換される。このように発電された直流電力は、出力端子29を介して図外のバッテリーに供給される。尚、各ティース23は、磁路が形成されることにより、回転子側に吸引されるが、各ティース23間には樹脂26が存在しているため、ティース23の内側への磁束の移動は極力阻止される。
また、バッテリーの残量に応じて、界磁コイル11に供給される電流が制御され、過剰に電力を供給することによるバッテリーの寿命の低下を防止している。このようにステータコイル16に生じる電力は、バッテリーの状態や回転数等に応じて可変する。
次に図5〜図9に基づいてステータコアの製造方法について説明する。図5は、インナーコアの製造方法を説明した図である。図6は、製造されたインナーコアの斜視図である。図7は、インナーコアにステータコイルを巻装した状態の斜視図である。図8は、インナーコアとアウターコアの固定方法を説明した図である。図9は、最終的に製造されたステータコアの断面図である。
まず、絶縁被覆が施された磁粉を成形型に入れて圧縮し、図5(a)に示すようなインナーコア14aの原形が成形される。この原形は、各ティース23が内周側にて接続されて、全てのティース23が環状に一体化されている。また、各ティース23同士が接続される箇所の外周側には、夫々、凹状の非磁性部材装着部28が設けられており、この非磁性部材装着部28は、インナーコア14aの原形を成形する際に成形型によって同時に成形される。尚、この非磁性部材装着部28を挟んで周方向両側には、各ティース23から周方向に突出する部分が設けられているが、この部位が最終的にはティースブリッジ27となる。次に図5(b)及び図6に示すように非磁性部材装着部28に樹脂26を射出成形する。このため、樹脂26は、非磁性部材装着部28内に結着する。
このように成形されたインナーコア14aの原形に図7に示すようにステータコイル
16を巻装する。ステータコイル16は、インナーコア14aの外周側から挿入し、隣り合う6つのスロット15内に6相分のコイルが分布巻きとしての波巻きで巻装されている。また、各スロット15の幅は、前述したように1本のコイルが挿入できる幅しかないため、径方向に一列に並ぶようにコイルが挿入されている。本実施例では、5本のコイルが挿入されるようにステータコイル16が巻装されている。
16を巻装する。ステータコイル16は、インナーコア14aの外周側から挿入し、隣り合う6つのスロット15内に6相分のコイルが分布巻きとしての波巻きで巻装されている。また、各スロット15の幅は、前述したように1本のコイルが挿入できる幅しかないため、径方向に一列に並ぶようにコイルが挿入されている。本実施例では、5本のコイルが挿入されるようにステータコイル16が巻装されている。
次に図8(a)に示すようにインナーコア14aにおける各ティース23がアウターコア14bの凹部24内に固定されるようにインナーコア14aの外周に軸方向からアウターコア14bを圧入により装着して、図8(b)に示すようにインナーコア14aとアウターコア14bを一体化する。尚、インナーコア14aとアウターコア14bは、隙間無く密着させた方が磁路を形成しやすくできるため、圧入の際、アウターコア14bが若干変形するくらいがよい。
このように製造されたステータコア14は、インナーコア14aの内周にて各ティース23同士が連結された状態となっているが、図9に示すようその連結部を切削加工により取り除く。このため、各ティースの内周は、残った樹脂26によって連結されることになる。
以上、実施例1について説明したが、実施例1の作用効果を以下に示す。
実施例1によれば、外周側に開口するスロットが周方向に複数形成されるよう磁性体からなる複数の独立したティースによって構成されるインナーコアと、該インナーコアの外周側に配置されて、スロット周りに磁路を形成するアウターコアと、スロット内に周期的に巻装されるステータコイルと、インナーコアにおける隣り合うティース同士を内周側にて連結する非磁性部材とを備えている。このため、ステータコイルを幅の狭い各ティースの内周側から挿入せず、外周側から挿入できるのでステータにおけるスロット内でのステータコイルの占積率を向上することができる。また、各ティースの内周側は、非磁性部材によって磁路が形成されづらくなっているので回転子からアウターコアの方まで確実に磁路を形成することができる。
また、実施例1によれば、非磁性部材を非導電性材料とした。このため、非磁性体部材に渦電流が生じてしまうことがなく、渦電流の発生による発熱を防止することができる。具体的には、非導電性材料を樹脂とした。また、この樹脂に熱可塑性樹脂を採用した場合、熱硬化性樹脂を用いたものより熱伝導性がよく、各ティース同士の熱の行き来がしやすい。また、熱硬化性樹脂を用いた場合には、ステータコイル及びステータコアの発熱に伴い硬化するため、インナーコアとしての強度が向上する。
また、実施例1によれば、ティースの内周側の端部には、周方向両側に突出するようにティースブリッジが設けられ、非磁性部材は、隣り合うティースブリッジ同士を連結するようにしている。このため、回転子との間で磁路を構成しやすくすることができる。
また、実施例1によれば、非磁性部材は、ティースにおけるインナーコアの軸方向の全範囲に設けられている。このため、各ティース同士の連結強度が向上する。
また、実施例1によれば、非磁性部材がティースの内周側面に対して、インナーコアの径方向でほぼ同じ位置に設けられているので、回転子との間の隙間を極力少なくすることができ、結果的に磁路を構成しやすくすることができる。また、インナーコアの内周面を連続した円筒形状とし、周方向にて交互にティースと非磁性部材が配置されるようにすれば、更に回転子に近づけることが可能となる。
また、実施例1によれば、アウターコアを環状に構成し、内周側にインナーコアが装着されるようにしたので、アウターコアを簡単な構成とすることができる。また、アウターコアの内周側に凹部をティースの数だけ形成し、凹部内に各ティースの外周が装着できるようにすれば、ティースと凹部が3つの面で接触することになるため、元々が別の部材で構成されていたアウターコアとインナーコア間の磁束の行き来をしやすくすることができ、アウターコアに対するティースの揺動も防止することができる。
また、実施例1のステータコイルは、スロット内に径方向に一列に巻装され、スロットとティースの周方向幅をほぼ同一としている。つまり、スロットとティースは、ステータコイルの断面幅とほぼ同一幅となるため、非常に幅の狭いスロットとティースが多数形成されることとなる。ここでステータコイルを集中巻きのように多数の列に巻装するようにできれば1つのティースの周方向幅を大きくし、ティースの外周部とアウターコアとを強固に結合することも可能であるが、本実施例では、ティースの幅を大きくすることができないため、ティースの外周部とアウターコアとを強固に結合することはできない。このため、ティースの内周に樹脂を介在することがより意味のあることとなる。
また、実施例1のステータコアは、交流発電機に用いているが、その場合には、発電効率が向上する。
また、実施例1のステータコアは、ティースの外周側にてスロットが開口し、内周側にて各ティース同士が接続されるように環状に構成されたインナーコアを一体に成形する工程と、少なくともインナーコアの内周側にて各ティースが接続される部分の外周側に非磁性部材を成形する工程と、スロット内にステータコイルを周期的に巻装する工程と、磁性体にて環状に成形されたアウターコアを前記インナーコアの外周に装着して固定する工程と、インナーコアの内周側を前記非磁性部材の位置まで切削する工程とによって製造した。このため、インナーコアにステータコイルを装着する際やインナーコアをアウターコアに装着する際に、非磁性部材とティースの結合箇所が破断してしまうことを阻止することができる。特にインナーコアとアウターコアとを圧入によって固定する場合には有効である。
また、実施例1によれば、切削前のインナーコアの内周側にて各ティースが接続される部分の外周側に凹状の非磁性部材装着部を形成し、この非磁性部材装着部に非磁性部材を充填すると共に、非磁性部材装着部の底部から非磁性部材が現れるまで切削を行うようにした。このため、非磁性部材を非磁性部材装着部に必要な分だけ装着しやすく、非磁性部材装着部の底部から非磁性部材が現れるまで切削するだけでティースブリッジを容易に形成することができる。特に非磁性部材としての樹脂材料を型内で射出成形する際には、非磁性部材装着部を設けることが有効となる。
また、実施例1によれば、インナーコアとアウターコアを圧粉磁心で構成したので複雑な形状を容易に成形することができると共に、磁粉の表面に絶縁被膜が施されているため、渦電流の発生を抑制することもできる。
また、実施例1によれば、アウターコアが若干、変形する程度にインナーコアに圧入したため、別部材によって構成されているものに確実に磁路を形成することができる。
以上、実施例1は、回転電機として自動車用交流発電機を用いて説明したが、発電機に限らずモータにて適用することが可能である。
また、実施例1では、アウターコアの内周にインナーコアのティースが挿入される凹部を形成したが、凹部が無くとも、互いを固定することは可能である。
また、実施例1では、ステータコイルの断面を円形としたが、断面を多角形状とすることも可能である。特に断面を四画形状とすることにより、スロット内でのステータコイルの占積率を向上させることができる。
また、実施例1では、インナーコアとアウターコアを圧粉鉄心で構成したが、夫々の面同士が絶縁した状態で積層された積層鋼板によって構成することも可能である。この場合、圧粉鉄心に対して、各部の強度を向上させることができる。
また、実施例1では、非磁性部材として樹脂を用いたものについて説明したが、樹脂以外にも、例えば、アルミやステンレス等の導電性の非磁性金属を用いることもできる。この場合には、樹脂よりも熱伝導性がよいため、ティースの温度を平均的にすることができる。このため、放熱効率が向上する。
また、実施例1では、非磁性部材を凹状の非磁性部材装着部に設けたが非磁性部材装着部を設けずに各ティース間の内周側底部に単に非磁性部材を設けるだけでもよい。この場合には、ティースブリッジを設けることができないため、回転子からの磁路が伝達できるようにティースの周方向幅を広めに設定する必要がある。
また、実施例1では、インナーコアとアウターコアを圧入にて固定したが溶接等の別の方法にて固定することも可能である。
次に本発明の実施例2のステータを図に基づいて説明する。図10は、実施例2のステータにおけるスロット部を断面として拡大した図である。尚、実施例1と共通する部位については、同一称呼,同一の符号で表す。
実施例1では、非磁性部材としての樹脂26がティースブリッジ27の周方向先端面に設けられていただけであったが、実施例2では、樹脂26がティースブリッジ27の内周側と外周側に延在して設けられている。詳細に説明すると、ティースブリッジ27の周方向先端面における内周側と外周側には凹みが設けられ、この凹みに樹脂26が入り込んでいる。
このように実施例2では、ティースブリッジ27の内周側と外周側に樹脂26が延在して設けられているので、各ティース23が径方向に相対移動するのを防止することができ、ティース23と樹脂26の結着を強固なものとすることができる。
次に本発明の実施例3のステータを図に基づいて説明する。図11は、実施例3のステータにおけるスロット部を断面として拡大した図である。尚、他の実施例と共通する部位については、同一称呼,同一の符号で表す。
実施例2では、樹脂26がティースブリッジ27の内周側と外周側に延在して設けられていたが、実施例3では、更にティースブリッジ27の径方向略中央位置にも凹みを設けている。つまり、ティースブリッジ27の周方向先端面には、凹凸が形成され、夫々の凹みに樹脂26が入り込んでいる。
このように実施例3では、ティースブリッジ27の周方向先端面に凹凸が設けられ、凹みの部分には、樹脂26が入り込んでいるので、実施例2よりも、更に各ティース23と樹脂26の結着を強固なものとすることができる。
次に本発明の実施例4のステータを図に基づいて説明する。図12は、実施例4のステータにおけるスロット部を断面として拡大した図である。尚、他の実施例と共通する部位については、同一称呼,同一の符号で表す。
実施例1では、スロット15内におけるステータコイル16の周囲を絶縁紙25で巻いてインナーコア14a及びアウターコア14bとステータコイル16間を絶縁しているが、実施例4では、各ティース23間に設けられる非磁性体としての樹脂26をスロット
15の内周表面に連続して形成し、更にアウターコア14bにおけるスロット15の対応箇所である凹部24間にも樹脂26を形成している。
15の内周表面に連続して形成し、更にアウターコア14bにおけるスロット15の対応箇所である凹部24間にも樹脂26を形成している。
このため、実施例4では、絶縁紙25を設けなくともステータコイル16をステータコア14に対して絶縁することができ、更に、インナーコア14aの強度も向上させることができる。
14…ステータコア、14a…インナーコア、14b…アウターコア、15…スロット、16…ステータコイル、22…ステータ、23…ティース、24…凹部、26…樹脂
(非磁性部材)、27…ティースブリッジ、28…非磁性部材装着部。
(非磁性部材)、27…ティースブリッジ、28…非磁性部材装着部。
Claims (20)
- コイルが巻装された回転電機のステータであって、
外周側に開口するスロットが周方向に複数形成されるよう磁性体からなる複数の独立したティースによって構成されるインナーコアと、
該インナーコアの外周側に配置されて、前記スロット周りに磁路を形成するアウターコアと、
前記スロット内に周期的に巻装されるステータコイルと、
前記インナーコアにおける隣り合う前記ティース同士を内周側にて連結する非磁性部材と、
を備えたことを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記非磁性部材は、非導電性材料であることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項2において、
前記非磁性部材は、樹脂材料にて構成されることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項3において、
前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項3において、
前記樹脂材料は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記ティースの内周側の端部には、周方向両側に突出するようにティースブリッジが設けられ、前記非磁性部材は、隣り合う前記ティースブリッジ同士を連結することを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項6において、
前記非磁性部材は、前記ティースブリッジの内周側と外周側に延在して設けられていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項6において、
前記ティースブリッジの周方向先端部には、凹凸が形成されていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記非磁性部材は、前記ティースにおける前記インナーコアの軸方向の全範囲に設けられていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記非磁性部材は、前記ティースの内周側面に対して、前記インナーコアの径方向でほぼ同じ位置、もしくは、外周側に設けられていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項10において、
前記インナーコアの内周面は連続した円筒形状になっており、周方向にて交互に前記ティースと前記非磁性部材が配置されていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記非磁性部材は、前記スロット内の表面にも前記ティースの内周側から連続して形成されていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記アウターコアは、環状に構成され、内周側には前記インナーコアが装着されていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項13において、
前記アウターコアの内周側には凹部が前記ティースの数だけ形成されており、前記凹部内には各ティースの外周が装着されていることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1において、
前記ステータコイルは、前記スロット内に径方向に一列に巻装され、前記スロットと前記ティースの周方向幅は、ほぼ同一であることを特徴とする回転電機のステータ。 - 回転子の回転により発電を行う交流発電機であって、
駆動源によって回転駆動される駆動軸と、
該駆動軸と一体的に回転する磁性体からなる回転子と、
該回転子に設けられ、非回転部からスリップリングを介して電流が供給されることにより回転子の周方向に複数の異なる磁極を交互に形成する界磁コイルと、
外周側に開口するスロットが周方向に複数形成されるよう磁性体からなる複数の独立したティースによって構成されるインナーコアと、
該インナーコアの外周側に配置されて、前記スロット周りに磁路を形成するアウターコアと、
前記スロット内に周期的に巻装されるステータコイルと、
前記インナーコアにおける前記各ティースの内周側に設けられ、前記各ティースが前記アウターコアに対して磁束が内周側に移動するのを阻止する非磁性部材と、
を備えたことを特徴とする交流発電機。 - ステータコイルが複数の磁性体からなるティース間に形成されるスロット内に周期的に巻装された回転電機のステータの製造方法であって、
前記ティースの外周側にてスロットが開口し、内周側にて前記各ティース同士が接続されるように環状に構成されたインナーコアを一体に成形する工程と、
少なくとも前記インナーコアの内周側にて前記各ティースが接続される部分の外周側に非磁性部材を成形する工程と、
前記スロット内に前記ステータコイルを周期的に巻装する工程と、
磁性体にて環状に成形されたアウターコアを前記インナーコアの外周に装着して固定する工程と、
前記インナーコアの内周側を前記非磁性部材の位置まで切削する工程と、
によって製造されることを特徴とする回転電機のステータの製造方法。 - 請求項15において、
切削前の前記インナーコアの内周側にて前記各ティースが接続される部分の外周側に凹状の非磁性部材装着部を形成し、この非磁性部材装着部に前記非磁性部材を充填すると共に、前記非磁性部材装着部の底部から前記非磁性部材が現れるまで切削を行うことを特徴とする回転電機のステータの製造方法。 - 請求項15において、
前記非磁性部材は、樹脂材料からなり、該樹脂材料は、前記インナーコアに射出成形されることを特徴とする回転電機のステータの製造方法。 - 請求項15において、
前記インナーコアには、前記アウターコアが圧入によって固定されることを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
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-
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- 2006-04-27 JP JP2006122879A patent/JP2007295764A/ja active Pending
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