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JP2007283533A - 射出成形用金型 - Google Patents

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JP2007283533A JP2006110651A JP2006110651A JP2007283533A JP 2007283533 A JP2007283533 A JP 2007283533A JP 2006110651 A JP2006110651 A JP 2006110651A JP 2006110651 A JP2006110651 A JP 2006110651A JP 2007283533 A JP2007283533 A JP 2007283533A
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】連続成形時に樹脂注入口あるいはスプールに付着する大きなコールドスラグを確実に捕捉することで、ランナーやゲートの詰まりを防止することができ、成形不良を低減できるスライドコア方式の射出成形用金型を提供する。
【解決手段】逆テーパの断面形状を有する樹脂溜まり7をスプール6直下の第一の金型1の天面に設けており、樹脂注入口やスプール6の内壁に付着する大きなコールドスラグを前記樹脂溜まり7で捕捉することができるため、ゲート9の詰まりを防止して成形不良を低減することができる。さらに前記樹脂溜まり7を第一、第二の下金型1および2と上金型3を分離するときに干渉しない構造とすることで、成形品取出しのため金型を分離するとき樹脂溜まり7による成形部が金型の分離に干渉しないため、成形物11が破損することがなく、金型のメンテナンス頻度を少なくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は射出成形用金型、特に多数個取りに対応するスライドコア方式の射出成形用金型に関するものである。
射出成形は、複雑な形状の部品を安価に大量生産するのに適しており、様々な分野の部品生産に用いられている生産方法である。加工コストを低減するために、一つの金型内に同一の形状の複数のキャビティを設け、成形機1台と金型1台で同時に複数の成形品を成形する「多数個取り」の成形が行われる。上記の成形機を用いて小型で形状精度の高い部品を生産する場合、キャビティへの樹脂供給口であるゲートをできるだけ小さくすることでバリの発生を抑制し、最終工程で行うゲート部の処理工程を簡略化していた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−19970号公報
従来の射出成形は、連続成形すると、樹脂注入口近傍やスプールの内壁に残留する樹脂の残渣、いわゆるコールドスラグが樹脂供給経路であるランナーを介してゲートに流入し詰まることで成形不良が発生していた。
そこでランナーの一部に、特に方向が変わる部分などに樹脂溜まりや堰を設けてコールドスラグを捕捉することで、ゲートの詰まりによる成形不良を低減する射出成形用金型が開発された。
しかしながら上記の従来技術では、樹脂溜まりがゲートに近い場所にあるため、コールドスラグを完全に捕捉できない場合があり、その結果成形不良が発生していた。
そこで本発明は成形不良を低減することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために、本発明は、第一の分離面に成形品を形成する空洞部を有するとともに、この前記第一の分離面で左右開閉自在に組合せた第一、第二の下金型と、前記空洞部への樹脂供給経路であるスプールおよびランナーを有するとともに、前記第一、第二の下金型の天面を第二の分離面として上下開閉自在に組合せた上金型とからなる射出成形用金型であって、前記第一の下金型の天面部に凸部を設け、前記凸部の前記スプール直下に樹脂溜まりを設けたものであって、この金型を用いることにより、スプール直下に配置した樹脂溜まりでコールドスラグを捕捉することができるため、ランナーやゲートのコールドスラグによる詰まりを防止することができ、その結果成形不良を低減することができる。
以上のように本発明のスライドコア方式の射出成形用金型は、上金型方向へ径小となるテーパを有する樹脂溜まりをスプール直下の第一の金型の天面に設けており、樹脂注入口やスプール内壁に付着する大きなコールドスラグを前記樹脂溜まりで捕捉することができるため、ランナーやゲートの詰まりを防止して成形不良を低減することができる。さらに前記樹脂溜まりを第一、第二の下金型と上金型を分離するときに干渉しない構造とすることで、成形品取出しのため金型を分離するとき樹脂溜まり部による成形部が金型の分離に干渉せず、成形品が破損することがなく、金型のメンテナンス頻度を少なくすることができる作用効果も同時に奏するものである。
以下に本発明の一実施の形態におけるスライドコア方式の射出成形用金型の構造を説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるスライドコア方式の射出成形用金型の成形前の組合せ正面図を示している。
本発明のスライドコア方式の射出成形用金型は、第一の下金型1と第二の下金型2との天面に、上金型3を載置した構成であり、第一の分離面C−CCで第一の下金型1と第二の下金型2は左右に分離することができる。さらに第二の分離面B−BBで第一、第二の下金型1、2と上金型3とを上下に分離することができる。4は複数の成形品を成形する成形部(キャビティ)であり、9は成形部4に樹脂を供給するためのゲートを示している。注入口から注入された樹脂材料は、スプール6を経由し、そのスプール6の底面で複数の方向に分岐したランナー8に流入してゲートに到達する。ゲート8から供給された樹脂材料はキャビティ4で成形されて冷却した後、図3に示すように図1の第一の分離面C−CCで第一の下金型1および第二の下金型2を左右に分離することでキャビティ4から離型し、その後、図1の第二の分離面B−BBで上金型3を上方向に分離することでスプール6を離型して図3に示す成形物11を取出す。
ここで、本実施形態のスライドコア方式の射出成形用金型の特徴であるスプール6直下の樹脂溜まり7の詳細構造を図2を用いて説明する。
樹脂溜まり7は、第一の下金型1の天面に設けた凸部5に設けており、その凸部5に上金型3方向に径小となるテーパ状の形状とした。さらに成形時に第一の下金型1、第二の下金型2、上金型3が組合されたとき、前記樹脂溜まり7はスプール6の直下に、第二の分離面B−BBを介して接続されるように配置した。樹脂溜まり7の配置および形状を上記のようにすることで、連続成形時に樹脂注入口付近あるいはスプール6内部に付着する大きなコールドスラグを樹脂溜まり7に捕捉させることができ、ランナー8、ゲート9への流入を防止することができるため、コールドスラグのランナー8およびゲート9への詰まりを防止して成形不良の発生を低減することができる。
また、第一の下金型1の凸部5に対応する上金型3の底面には、第一の下金型1を開閉する方向に凹部が設けられている。したがって、上金型3の底面に設けられた前記凸部5に沿って第一の下金型1は摺動して開閉可能な構造となっている。また、樹脂溜まり7に形成されたコールドスラグを含む成形物が第一の下金型1の分離方向に対して干渉せず離型可能であるため、第一、第二の下金型1および2とを開閉してもコールドスラグを含むスプール6の底部を破損することがない。そして上金型3から成形物11を取出すとき、このスプール6の底部を保持して容易に取出すことができる。
さらに、樹脂溜まり7を上金型3方向に径小となるテーパ形状とすることで、上金型3を上方向に開放したとき第一の下金型1に成形品9が保持されるため、上金型3から成形品9のスプール6を容易に取り出すことが可能となる。
また、複雑形状の製品や微細形状の製品を射出成形で形成する場合、通常樹脂の注入圧力は高くなる。樹脂の注入圧力を高くした場合、スプール6に最も大きな圧力がかかることにより上金型3は開放される方向に動くことになる。そのため、この樹脂溜まり7でスプール6が第一の下金型1に保持されること上金型3から離型しスプール6の破損を防止することができる。このようにスプール6の破損を防止することができるため、金型のメンテナンス頻度を少なくすることが可能となる。
本発明に係るスライドコア方式の射出成形用金型は、上金型方向へ径小となるテーパ形状を有する樹脂溜まりをスプール直下の第一の金型の天面に設けており、樹脂注入口やスプール内壁に付着する大きなコールドスラグを前記樹脂溜まりで捕捉することができるため、ゲートの詰まりを防止して成形不良を低減することができる。さらに前記樹脂溜まりを第一、第二の下金型と上金型を分離するときに干渉しない構造とすることで、成形品取出しのため金型を分離するとき樹脂溜まり部による成形部が金型の分離に干渉せず、成形品が破損することがないため、成形不良を低減できるスライドコア方式の射出成形用金型などの用途に有用である。
本発明の一実施の形態によるスライドコア方式の射出成形用金型の構成を説明する正面図 同構成を説明する図1のA−AA断面図 本発明の一実施の形態によるスライドコア方式の射出成形用金型を用いた成形後の正面図
符号の説明
1 第一の下金型
2 第二の下金型
3 上金型
4 成形部(空洞部)
5 第一の下金型の天面部に設けた凸部(上型の底面部に設けた凹部)
6 スプール
7 樹脂溜まり
8 ランナー

Claims (3)

  1. 第一の分離面に成形品を形成する空洞部を有するとともに、この前記第一の分離面で左右開閉自在に組合せた第一、第二の下金型と、前記空洞部への樹脂供給経路であるスプールおよびランナーを有するとともに、前記第一、第二の下金型の天面を第二の分離面として上下開閉自在に組合せた上金型とからなる射出成形用金型であって、前記第一の下金型の天面部に凸部を設け、前記凸部の前記スプール直下に樹脂溜まりを設けた射出成形用金型。
  2. 樹脂溜まりは上金型方向へと径小となるテーパを形成した請求項1に記載の射出成形用金型。
  3. 上金型には、第一の下金型の左右方向開閉時に、この第一の下金型の凸部が摺動する凹部を設けた請求項1、または請求項2に記載の射出成形用金型。
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