JP2007281018A - 光電変換装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層に有し、セル特性が向上した光電変換装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 基板側不純物添加層と微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを有し、所定のラマンピーク比を有するバッファ層を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 基板側不純物添加層と微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを有し、所定のラマンピーク比を有するバッファ層を設ける。
【選択図】 図2
Description
本発明は、微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層のi層に有する光電変換装置及びその製造方法に関するものである。
太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置の一種として、光電変換層をプラズマCVD法で製膜して形成する薄膜シリコン系光電変換装置が知られている。薄膜シリコン系光電変換装置に用いる光電変換層の膜の候補として、微結晶シリコンゲルマニウム膜がある。微結晶シリコンゲルマニウム膜は、微結晶シリコンにくらべてナローギャップであり、吸収特性に優れるため、アモルファスシリコンや微結晶シリコンなどの他の光電変換材料との積層構造により長波長の太陽光を吸収して高効率化を図るための光電変換材料として期待されている。
光電変換層は、一般に、その大部分が真性半導体からなるi層からなり、このi層が、p型不純物が添加された半導体からなる薄いp層と、n型不純物が添加された半導体からなる薄いn層との間に挟まれた構成となっている。アモルファスシリコンゲルマニウム又は微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層に有する光電変換装置では、セル特性を向上させるためにp層とi層との間又はn層とi層との間にアモルファスシリコンからなる緩衝(バッファ)層を導入する手法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層に有する光電変換装置においてp層とi層との間又はn層とi層との間にアモルファスシリコンからなるバッファ層を導入した場合、セル特性が向上しない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層に有し、セル特性が向上した光電変換装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
光電変換層に用いられる微結晶シリコンゲルマニウムは、アモルファスシリコンゲルマニウムと異なり、その結晶性がセル特性に影響を及ぼす。ところで、上記「背景技術」においてアモルファスシリコンゲルマニウム又は微結晶シリコンゲルマニウムを有する光電変換層にバッファ層を導入した技術は、デバイス構造の電気特性を考慮したものであるが、微結晶シリコンゲルマニウムの結晶成長を考慮した技術はこれまでなかった。本発明者らは、バッファ層の膜質が、デバイス構造の電気特性だけでなく、i層を構成する微結晶シリコンゲルマニウムが結晶成長する際の下地層として果たす役割に着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の光電変換装置は、基板と、該基板上に設けられた光電変換層とを有する光電変換装置であって、前記光電変換層は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、半導体にn型不純物が添加されたn層と、前記p層及びn層の間に設けられた微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層とを有し、前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層と前記i層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を備え、該バッファ層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)(480cm−1)が、0.8以上である。0.8以上というのは実質的に結晶層が含まれていることを意味する。p層およびn層は微結晶シリコン、微結晶SiGeまたは微結晶SiCとすることができる。
この光電変換装置は、i層の基板側に設けたバッファ層の結晶性が高いので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上する。
この光電変換装置は、i層の基板側に設けたバッファ層の結晶性が高いので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上する。
あるいは、本発明の光電変換装置は、基板と、該基板上に設けられた光電変換層とを有する光電変換装置であって、前記光電変換層は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、半導体にn型不純物が添加されたn層と、前記p層及びn層の間に設けられた微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層とを有し、前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)(480cm−1)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が、2以上である光電変換装置であってもよい。
この光電変換装置は、基板側不純物添加層の結晶性が高いので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上する。
この光電変換装置は、基板側不純物添加層の結晶性が高いので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上する。
前記基板側不純物添加層と前記i層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を設けると、セル特性の向上度がより大きくなるので望ましい。
前記いずれかの光電変換装置において、電気特性を考慮すると、バッファ層におけるゲルマニウム濃度が、前記i層におけるゲルマニウム濃度より低いことが好ましい。
本発明の光電変換装置の製造方法は、基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程と前記i層を形成する工程との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を形成する工程をさらに備え、該バッファ層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)(480cm−1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)を、0.8以上とする。p層およびn層は微結晶シリコン、微結晶SiGeまたは微結晶SiCとすることができる。
また、予め条件設定用に微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有する層を各種条件で形成し、この層に関してラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が0.8以上となる条件を取得し、この条件に基づいて前記バッファ層を形成してもよい。
この光電変換装置の製造方法によれば、i層の基板側に設けたバッファ層の結晶性が高くなるので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上した光電変換装置が製造される。
また、予め条件設定用に微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有する層を各種条件で形成し、この層に関してラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が0.8以上となる条件を取得し、この条件に基づいて前記バッファ層を形成してもよい。
この光電変換装置の製造方法によれば、i層の基板側に設けたバッファ層の結晶性が高くなるので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上した光電変換装置が製造される。
あるいは、本発明の光電変換装置の製造方法は、基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程において、該基板側不純物添加層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)(480cm−1)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)を、2以上とする。
また、予め条件設定用の不純物添加層を各種条件で形成し、この層に関してラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が2以上となる条件を取得し、この条件に基づいて、前記光電変換装置の前記不純物添加層を形成してもよい。
この光電変換装置の製造方法によれば、基板側不純物添加層の結晶性が高くなるので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上した光電変換装置が製造される。
また、予め条件設定用の不純物添加層を各種条件で形成し、この層に関してラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が2以上となる条件を取得し、この条件に基づいて、前記光電変換装置の前記不純物添加層を形成してもよい。
この光電変換装置の製造方法によれば、基板側不純物添加層の結晶性が高くなるので、これによってi層中の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上し、セル特性が向上した光電変換装置が製造される。
前記基板側不純物添加層を形成する工程と前記i層を形成する工程との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を形成する工程を設けると、セル特性の向上度がより大きくなるので望ましい。
前記いずれかの光電変換装置の製造方法においては、製造される光電変換装置の電気特性を考慮すると、前記バッファ層におけるゲルマニウム濃度を、前記i層におけるゲルマニウム濃度より低い濃度とすることが好ましい。
本発明によれば、微結晶シリコンゲルマニウムを光電変換層に有し、セル特性が向上した光電変換装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の光電変換装置及び光電変換装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を単一の光電変換層として有する、いわゆるシングル型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
(第1の実施形態)
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を単一の光電変換層として有する、いわゆるシングル型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
図1は、第1の実施形態の光電変換装置を示す概略部分断面図である。この光電変換装置は、基板1と、第1透明電極2と、光電変換層3と、第2透明電極9と、裏面電極10とを具備する。
基板1は、光電変換層3や各電極が製膜される透明な絶縁基板である。基板1は、薄板状の白板ガラスに例示される。第1透明電極2は、光電変換装置における太陽光の入射側の電極であり、酸化錫(SnO2)や酸化亜鉛(ZnO)のような透明導電酸化物体に例示される。
光電変換層3は、光を電気に変換する層である。図2に、光電変換層3の拡大断面図を示す。光電変換層3は、p層4と、i層5と、n層6とを備える。p層4は、p型不純物をドープされた半導体層である。p層4は、p型微結晶シリコンに例示される。i層5は、不純物を積極的にドープしない半導体層である。i層5は、微結晶シリコンゲルマニウムを含む。n層6は、n型不純物をドープされた半導体層である。n層6は、n型微結晶シリコンに例示される。
p層4とi層5との間には、第1バッファ層51が形成される。第1バッファ層51は、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層であり、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)(480cm−1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が、0.8以上と規定される。微結晶SiGeにおいてはピークシフトが生じるが、Icとしては結晶Si層に起因するピーク強度を、Iaとして480cm−1における強度を用いることとする。
ラマンピーク比は結晶化率の目安となる指標であり、次のように測定される。まず、第1バッファ層51の膜面に測定用光を照射する。測定用光としてはレーザ単色光が用いられ、例えばYAGレーザ光の2倍波(波長533nm)が好適に用いられる。第1バッファ層の膜面側から測定用光を入射すると、ラマン散乱が観測される。こうして放出されたラマン散乱光の分光分析により得られたラマンスペクトルにおいて、アモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が求められる。ここで、典型的には、「アモルファス相のピーク強度」は周波数480cm−1付近におけるピーク強度であり、「結晶相のピーク強度」は周波数520cm−1付近におけるピーク強度である。
ラマンピーク比は結晶化率の目安となる指標であり、次のように測定される。まず、第1バッファ層51の膜面に測定用光を照射する。測定用光としてはレーザ単色光が用いられ、例えばYAGレーザ光の2倍波(波長533nm)が好適に用いられる。第1バッファ層の膜面側から測定用光を入射すると、ラマン散乱が観測される。こうして放出されたラマン散乱光の分光分析により得られたラマンスペクトルにおいて、アモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が求められる。ここで、典型的には、「アモルファス相のピーク強度」は周波数480cm−1付近におけるピーク強度であり、「結晶相のピーク強度」は周波数520cm−1付近におけるピーク強度である。
第1バッファ層51として微結晶シリコンゲルマニウムを採用する場合には、電気特性を考慮すると、第1バッファ層におけるゲルマニウム濃度は、i層5におけるゲルマニウム濃度よりも低いことが望ましい。
また、i層5とn層6との間には、デバイス構造の電気特性を向上するために第2バッファ層52を形成してもよい。この第2バッファ層52は、第1バッファ層51と異なり、結晶性は特に限定されない。第2バッファ層52としては、微結晶シリコン、微結晶シリコンゲルマニウム、アモルファスシリコン、アモルファスシリコンゲルマニウム等を採用することができる。このような第2バッファ層52を設けることにより、バンド構造の適正化による電界強度の向上効果が期待できる。
また、第1透明電極2と光電変換層3との間に他の層が挿入されていても良い。そのような層は、その上部の層の結品性を改善する層や、他の層からの不純物の拡散を防止する層に例示される。
第2透明電極9及び裏面電極10は、光電変換装置における裏面側の電極である。第2透明電極9は、ZnOや酸化インジウム錫(ITO)のような透明導電酸化物体に例示される。裏面電極10は、銀(Ag)やアルミニウム(Al)のような反射率の高い金属に例示される。なお、第2透明電極9と光電変換層3との間に他の層(例示:第2透明電極9の反射率や光散乱性を向上させる層が挿入されていても良い。
次に、第1の実施形態の光電変換装置の製造方法について説明する。図3は、本実施形態の光電変換装置を製造するプラズマCVD装置の一例を示す概略図である。プラズマCVD装置20は、真空チャンバ11と、超高周波電源17と、ガス供給部18と図示していない真空チャンバを真空排気するターボ分子ポンプやロータリーポンプ、原料ガスを排気するドライポンプ(図示されず)を具備する。図示していないが、p、i、n各層に対して製膜を行なうプラズマCVD装置は異なり、各プラズマCVD装置は、搬送室を経由して真空中で基板が輸送できるような構成となっている。
超高周波電源17は、所望の特性の超高周波(プラズマ励起周波数、例示:60〜120MHz)電力を真空チャンバ11内の放電用の電極(後述)へ供給する。ガス供給部18は、ガス蓄積部16から、ガス流量制御装置15を介して所望の流量、流量比の原料ガス19を真空チャンバ11内へ供給する。ただし、ガス蓄積部16は、複数の種類のガスのガスボンベに例示される。ガス流量制御装置15は、複数のガスボンベの各々に対応して設けられたマスフローメータに例示される。真空チャンバ11では、供給される超高周波電力、及び、供給される一つ又は複数の種類のガスにより、光電変換装置の各層となる膜が基板1上に製膜される。
真空チャンバ11は、第1電極12と、第2電極13と、原料ガス供給部14とを備える。第1電極12は、基板を加熱するヒーターの機能を含もので、基板1を保持し、接地されている。第2電極13は、超高周波電源17から所望の電力を供給され、第1電極12との間で供給された原料ガス19のプラズマを生成する。第2電極13は、基板1との距離がギャップ長dGだけ離れて、第1電極12に対向している。ここでは、平行平板型電極が用いられるが、電極の形状は特に限定されない。原料ガス供給部14は、第2電極13の隙間を通して、プラズマの形成される空間(第1電極12と第2電極13との間)へ原料ガス19を供給する。ただし、第2電極13と原料ガス供給部14とが一体となり、いずれか一方が他方の機能を含んでいても良い。
光電変換装置の製造方法について説明する。なお、以下に記載した製造条件は一例であり、本発明はこれに限定されない。
(1)まず、基板1としての白板ガラス基板の表面に、第1透明電極2としてSnO2が熱CVD法により形成された基材を純水やアルコールを用いて洗浄する。白板ガラスとSnO2との間にはSnO2を成長させるために必要な膜や反射率を低減させる為の屈折率調整膜が挿入されていても良い。
(1)まず、基板1としての白板ガラス基板の表面に、第1透明電極2としてSnO2が熱CVD法により形成された基材を純水やアルコールを用いて洗浄する。白板ガラスとSnO2との間にはSnO2を成長させるために必要な膜や反射率を低減させる為の屈折率調整膜が挿入されていても良い。
(2)次に、基板1をp層製膜用のプラズマCVD装置内に設置して第1透明電極2を形成された基板1における第1透明電極2上に、光電変換層3のp層4としてのp型微結晶シリコン膜をプラズマCVD法で製膜する。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を150℃に加熱する。そして、真空チャンバ11内に原料ガスであるSiH4、H2およびp型不純物ガスであるB2H6を各々3、300、0.02sccm導入し、圧力を67Paに制御する。ギャップ長dgは25mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力100MHz−5kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、第1透明電極2上にp層4としてp型微結晶シリコン層を20nm製膜する。
(3)続いて、p層4上に、第1バッファ層51としてのi型微結晶シリコン膜をプラズマCVD法で製膜する。第1バッファ層51の製膜はp層製膜室とi層製膜室のどちらで作製しても良いし、当然バッファ層専用の製膜室で作製しても良い。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を200℃に加熱する。そして、真空チャンバ11内に原料ガスであるSiH4、H2を各々0.5SLM/m2、15SLM/m2導入し、圧力を266Paに制御する。ギャップ長dgは5mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力100MHz−3kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、前記第p層4上に第1バッファ層51として微結晶シリコン層を製膜する。このとき原料ガスとしてGeH4を入れることで微結晶シリコンゲルマニウムからなる第1バッファ層51が作製出来る。またSiH4とGeH4の流量を時間変調することでp層4からi層5にかけてGe濃度が増加するプロファイルを持つ第1バッファ層51を作製することが出来る。
第1バッファ層の結晶性は、H2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を調節することにより制御することができる。また、投入電力や圧力、ギャップ長によって結晶性はかわるがその条件で適切なH2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を選ぶことで結晶性は制御することが出来る。第1バッファ層の結晶性を制御するための条件は、予め条件設定用のサンプルとして微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有する層(例えば膜厚500nm程度)を各種条件で作製し、所望の結晶性となる製膜条件を選択することにより設定することが出来る。こうして設定された結晶性の制御条件に基づき、実際の光電変換装置の製膜を行えばよい。
第1バッファ層の結晶性は、H2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を調節することにより制御することができる。また、投入電力や圧力、ギャップ長によって結晶性はかわるがその条件で適切なH2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を選ぶことで結晶性は制御することが出来る。第1バッファ層の結晶性を制御するための条件は、予め条件設定用のサンプルとして微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有する層(例えば膜厚500nm程度)を各種条件で作製し、所望の結晶性となる製膜条件を選択することにより設定することが出来る。こうして設定された結晶性の制御条件に基づき、実際の光電変換装置の製膜を行えばよい。
(4)続いて、第1バッファ層51上に、i層5としての微結晶シリコンゲルマニウム膜をプラズマCVD法で製膜する。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を200℃に加熱する。そして、真空チャンバ11内に原料ガスを導入し、圧力を267Paに制御する。原料ガスとしては、シリコン用原料ガスとゲルマニウム用原料ガスとを用いる。シリコン用原料ガスは、SiH4、Si2H6及びSiF4のうちの少なくとも一つを含む。ゲルマニウム用原料ガスは、GeH4及びGeF4のうちの少なくとも一つを含む。ギャップ長dgは5mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力100MHz−3kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、第1バッファ層51上に、i層5としての微結晶シリコンゲルマニウム層を1000nm製膜する。
(5)必要に応じて、i層5の上に第2バッファ層52をプラズマCVD法で製膜する。第2バッファ層52の製膜はn層製膜室とi層製膜室のどちらで作製しても良いし、当然バッファ層専用の製膜室で作製しても良い。第2バッファ層52は、例えば上記第1バッファ層51と同様の方法で製膜される。
i層5上に、第2バッファ層52としてのi型微結晶シリコン膜をプラズマCVD法で製膜する。第2バッファ層52の製膜はi層製膜室とn層製膜室のどちらで作製しても良いし、当然バッファ層専用の製膜室で作製しても良い。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を200℃に加熱する。そして、真空チャンバ11内に原料ガスであるSiH4、H2を各々0.8SLM/m2、15SLM/m2導入し、圧力を266Paに制御する。ギャップ長dgは5mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力100MHz−3kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、前記第i層5上に第2バッファ層52として微結晶シリコン層を製膜する。このとき原料ガスとしてGeH4を入れることで微結晶シリコンゲルマニウムからなる第1バッファ層52が作製出来る。またSiH4とGeH4の流量を時間変調することでp層4からi層5にかけてGe濃度が増加するプロファイルを持つ第2バッファ層52を作製することが出来る。
第2バッファ層の結晶性は、H2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を調節することにより制御することができる。
i層5上に、第2バッファ層52としてのi型微結晶シリコン膜をプラズマCVD法で製膜する。第2バッファ層52の製膜はi層製膜室とn層製膜室のどちらで作製しても良いし、当然バッファ層専用の製膜室で作製しても良い。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を200℃に加熱する。そして、真空チャンバ11内に原料ガスであるSiH4、H2を各々0.8SLM/m2、15SLM/m2導入し、圧力を266Paに制御する。ギャップ長dgは5mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力100MHz−3kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、前記第i層5上に第2バッファ層52として微結晶シリコン層を製膜する。このとき原料ガスとしてGeH4を入れることで微結晶シリコンゲルマニウムからなる第1バッファ層52が作製出来る。またSiH4とGeH4の流量を時間変調することでp層4からi層5にかけてGe濃度が増加するプロファイルを持つ第2バッファ層52を作製することが出来る。
第2バッファ層の結晶性は、H2/SiH4比またはH2/(SiH4+GeH4)比を調節することにより制御することができる。
(6)次に、第2バッファ層52上又はi層5上に、n層6としてのn型微結晶シリコン膜をプラズマCVD法で製膜する。製膜条件は、10−4Pa以下にチャンバ11を真空排気した後、基板1を170℃に加熱した。そして、真空チャンバ11内に原料ガスであるSiH4、H2およびn型不純物ガスであるPH3を各々3、300、0.1sccm導入し、圧力を93Paに制御する。ギャップ長dgは25mmである。そして、超高周波電源17から超高周波電力60MHz−1.5kW/m2を第2電極13に供給することにより第2電極13と基板1との間にプラズマを発生させ、第2バッファ層52上にn層6としてn型微結晶シリコン層を30nm製膜する。
(7)その後、n層6上に第2透明電極9としてのZnO膜を80nm、第2透明電極9上に裏面電極10としてのAg膜を300nm、それぞれスパッタ法で製膜する。製膜条件は、従来用いられているものと同様である。
(7)その後、n層6上に第2透明電極9としてのZnO膜を80nm、第2透明電極9上に裏面電極10としてのAg膜を300nm、それぞれスパッタ法で製膜する。製膜条件は、従来用いられているものと同様である。
このようにして、光電変換層3のi層に微結晶シリコンゲルマニウムを有する光電変換装置が形成される。
(実施例及び比較例)
図1及び図2に示した第1の実施形態の光電変換装置を2つの異なる製膜条件で作製し、それぞれ実施例1及び実施例2とした。実施例1及び実施例2の第1バッファ層は、いずれも微結晶シリコン層とした。実施例1及び実施例2の光電変換装置に関して、第1バッファ層51の結晶性を表すラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)は、それぞれ3.7及び9.5であった。なお、ラマンピーク比は、バッファ層の結晶性に関してはガラス基板上に500nm堆積させた膜のラマンスペクトルの結晶に起因するピークIc(約520cm−1)とアモルファスに起因するピークのIa(480cm−1)の比とした。ラマンスペクトルは顕微ラマン分光装置を用いて計測し、光源としてYAGレーザ光の倍波である532nmを用いた。
また、第1のバッファ層51を有さない光電変換装置及び第1のバッファ層51をアモルファスシリコン層に代えた光電変換装置を、それぞれ比較例1及び比較例2とした。
図1及び図2に示した第1の実施形態の光電変換装置を2つの異なる製膜条件で作製し、それぞれ実施例1及び実施例2とした。実施例1及び実施例2の第1バッファ層は、いずれも微結晶シリコン層とした。実施例1及び実施例2の光電変換装置に関して、第1バッファ層51の結晶性を表すラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)は、それぞれ3.7及び9.5であった。なお、ラマンピーク比は、バッファ層の結晶性に関してはガラス基板上に500nm堆積させた膜のラマンスペクトルの結晶に起因するピークIc(約520cm−1)とアモルファスに起因するピークのIa(480cm−1)の比とした。ラマンスペクトルは顕微ラマン分光装置を用いて計測し、光源としてYAGレーザ光の倍波である532nmを用いた。
また、第1のバッファ層51を有さない光電変換装置及び第1のバッファ層51をアモルファスシリコン層に代えた光電変換装置を、それぞれ比較例1及び比較例2とした。
実施例1及び2並びに比較例1及び2の光電変換装置のセル特性(短絡電流密度Jsc、開放電圧Voc、形状因子FF、及びセル効率)を測定した。図4から図7は第1バッファ層の結晶性とセル特性の関係を示すグラフであり、図4は短絡電流密度Jsc、図5は開放電圧Voc、図6は形状因子FF、図7はセル効率を示している。なお、各グラフにおいて、セル特性の値は、比較例1(第1のバッファ層なし)の値を1とした相対値で表す。比較例1の結果の表示は省略する。
アモルファスシリコン層(結晶性0)を第1バッファ層51として有する比較例2の光電変換装置のセル効率は0.77であり、第1バッファ層51を有さない比較例1の光電変換装置と比べると20%以上低下している。また、比較例2の光電変換装置は、比較例1の光電変換装置と比べて、開放電圧Vocが向上し、短絡電流密度Jscが低下している。比較例2の光電変換装置では、第1バッファ層51として用いられているアモルファスシリコン層が、i層5を構成する微結晶シリコンゲルマニウムの結晶性に影響を与え、i層5の結晶性が大幅に低下していると考えられる。
従って、微結晶シリコンゲルマニウムをi層5とする光電変換装置においては、バッファ層を導入することで必ずしもセル特性が向上するわけではないことが分かる。
従って、微結晶シリコンゲルマニウムをi層5とする光電変換装置においては、バッファ層を導入することで必ずしもセル特性が向上するわけではないことが分かる。
一方、結晶性を向上させた微結晶シリコンを第1バッファ層51として有する実施例1及び実施例2の光電変換装置では、特に短絡電流密度Jscが向上し、セル効率は比較例1に比べて実施例1では約30%、実施例2では約55%向上した。これは第1バッファ層51がp/i界面のバンド構造が適正化されることにより内部電界強度を向上させるのに加えて、i層5の微結晶シリコンゲルマニウムの結晶性や膜質が向上したことによる効果である。
すなわち、第1バッファ層51として結晶性の高い微結晶シリコンを用いることで、i層6の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質も向上する。その結果、光電変換装置のセル効率が向上する。
すなわち、第1バッファ層51として結晶性の高い微結晶シリコンを用いることで、i層6の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質も向上する。その結果、光電変換装置のセル効率が向上する。
なお、第1バッファ層51として、微結晶シリコンに代えて微結晶シリコンゲルマニウムを用いても同様の効果が得られる。この場合、第1バッファ層51中のゲルマニウム濃度は、i層5である微結晶シリコンゲルマニウム中のゲルマニウム濃度より低く設定される。
(第2の実施形態)
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を2層備えた、いわゆるタンデム型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を2層備えた、いわゆるタンデム型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
図8は、第2の実施形態の光電変換装置を示す概略部分断面図である。この光電変換装置は、基板1と、第1透明電極2と、第1光電変換層(トップセル)31と、第2光電変換層(ボトムセル)33と、第2透明電極9と、裏面電極10とを具備する。
基板1、第1透明電極2、第2透明電極9、及び裏面電極10は、それぞれ第1の実施形態について説明したものと同様の構成であるので、説明は省略する。また、第2光電変換層(ボトムセル)33は、第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、その説明は省略する。
第1光電変換層(トップセル)31には、アモルファスシリコン、微結晶シリコン、アモルファスシリコンゲルマニウム、微結晶シリコンカーバイド等が採用される。
基板1、第1透明電極2、第2透明電極9、及び裏面電極10は、それぞれ第1の実施形態について説明したものと同様の構成であるので、説明は省略する。また、第2光電変換層(ボトムセル)33は、第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、その説明は省略する。
第1光電変換層(トップセル)31には、アモルファスシリコン、微結晶シリコン、アモルファスシリコンゲルマニウム、微結晶シリコンカーバイド等が採用される。
本実施形態のタンデム型光電変換装置は、第2光電変換層33が第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、第2光電変換層33において第1バッファ層として結晶性の高い微結晶シリコンが用いられ、i層の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上している。その結果、光電変換装置のセル効率が向上する。
(第3の実施形態)
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を3層備えた、いわゆるトリプル型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
本実施形態では、真性半導体からなるi層の上下に、p型不純物を添加した半導体からなるp層と、n型不純物を添加した半導体からなるn層とを形成してなる光電変換層を3層備えた、いわゆるトリプル型の光電変換層の場合について説明する。本実施形態では基板面入射型pin構造の光電変換装置について述べているが、本技術はnip構造そして膜面入射型の光電変換装置についても同様な効果が見込める。
図9は、第3の実施形態の光電変換装置を示す概略部分断面図である。この光電変換装置は、基板1と、第1透明電極2と、第1光電変換層(トップセル)41と、第2光電変換層(ミドルセル)42と、第3光電変換層(ボトムセル)43と、第2透明電極9と、裏面電極10とを具備する。
基板1、第1透明電極2、第2透明電極9、及び裏面電極10は、それぞれ第1の実施形態について説明したものと同様の構成であるので、説明は省略する。また、第3光電変換層(ボトムセル)43は、第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、その説明は省略する。
基板1、第1透明電極2、第2透明電極9、及び裏面電極10は、それぞれ第1の実施形態について説明したものと同様の構成であるので、説明は省略する。また、第3光電変換層(ボトムセル)43は、第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、その説明は省略する。
第1光電変換層(トップセル)41にはアモルファスシリコン、第2光電変換層には微結晶シリコンが採用される。なお、第1光電変換層/第2光電変換層/第3光電変換層の組み合わせとしては、上記の他に、アモルファスシリコン/アモルファスシリコン/微結晶シリコンゲルマニウム、アモルファスシリコン/アモルファスシリコンゲルマニウム/微結晶シリコンゲルマニウム、微結晶シリコンカーバイド/アモルファスシリコン/微結晶シリコンゲルマニウムなどを採用してもよい。
本実施形態のトリプル型光電変換装置は、第3光電変換層43が第1の実施形態における光電変換層3と同様の構成であるので、第3光電変換層43において第1バッファ層として結晶性の高い微結晶シリコンが用いられ、i層の微結晶シリコンゲルマニウムの膜質が向上している。その結果、光電変換装置のセル効率が向上する。
(第4の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1バッファ層51の結晶性を向上させることで、i層に微結晶シリコンゲルマニウムを有する光電変換層のセル効率が向上したが、本実施形態では第1バッファ層51を設けずに、p層4の結晶性を向上させた。p層4は、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有し、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が、2以上、更に好ましくは4以上と規定される。なお、p層4のラマンピーク比の測定方法は、第1の実施形態における第1バッファ層51の測定方法と同様なので、説明を省略する。
p層4の結晶性を向上させることでバッファ層の結晶性が向上し、これにより微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層5の結晶性・膜質が向上し、セル特性が向上した。
(第4の実施形態の変形例)
上記第4の実施形態において、結晶性を向上させたp層4と微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層5との間にバッファ層を設けることにより、セル特性の向上度がより大きくなり望ましい。この場合のバッファ層としては、微結晶シリコンまたは微結晶シリコンゲルマニウムが用いられる。バッファ層として微結晶シリコンゲルマニウムを採用する場合には、電気特性を考慮すると、第1バッファ層におけるゲルマニウム濃度は、i層5におけるゲルマニウム濃度よりも低いことが望ましい。
上記第1の実施形態では、第1バッファ層51の結晶性を向上させることで、i層に微結晶シリコンゲルマニウムを有する光電変換層のセル効率が向上したが、本実施形態では第1バッファ層51を設けずに、p層4の結晶性を向上させた。p層4は、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有し、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が、2以上、更に好ましくは4以上と規定される。なお、p層4のラマンピーク比の測定方法は、第1の実施形態における第1バッファ層51の測定方法と同様なので、説明を省略する。
p層4の結晶性を向上させることでバッファ層の結晶性が向上し、これにより微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層5の結晶性・膜質が向上し、セル特性が向上した。
(第4の実施形態の変形例)
上記第4の実施形態において、結晶性を向上させたp層4と微結晶シリコンゲルマニウムを有するi層5との間にバッファ層を設けることにより、セル特性の向上度がより大きくなり望ましい。この場合のバッファ層としては、微結晶シリコンまたは微結晶シリコンゲルマニウムが用いられる。バッファ層として微結晶シリコンゲルマニウムを採用する場合には、電気特性を考慮すると、第1バッファ層におけるゲルマニウム濃度は、i層5におけるゲルマニウム濃度よりも低いことが望ましい。
1 基板
2 第1透明電極
3 光電変換層
4 p層
5 i層
51 第1バッファ層
52 第2バッファ層
6 n層
9 第2透明電極
10 裏面電極
11 真空チャンバ
12 第1電極
13 第2電極
14 原料ガス供給部
15 ガス流量制御装置
16 ガス蓄積部
17 高周波電源
18 ガス供給部
19 原料ガス
20 プラズマCVD装置
31 第1光電変換層(トップセル)
33 第2光電変換層(ボトムセル)
41 第1光電変換層(トップセル)
42 第2光電変換層(ミドルセル)
43 第3光電変換層(ボトムセル)
2 第1透明電極
3 光電変換層
4 p層
5 i層
51 第1バッファ層
52 第2バッファ層
6 n層
9 第2透明電極
10 裏面電極
11 真空チャンバ
12 第1電極
13 第2電極
14 原料ガス供給部
15 ガス流量制御装置
16 ガス蓄積部
17 高周波電源
18 ガス供給部
19 原料ガス
20 プラズマCVD装置
31 第1光電変換層(トップセル)
33 第2光電変換層(ボトムセル)
41 第1光電変換層(トップセル)
42 第2光電変換層(ミドルセル)
43 第3光電変換層(ボトムセル)
Claims (10)
- 基板と、該基板上に設けられた光電変換層とを有する光電変換装置であって、
前記光電変換層は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、半導体にn型不純物が添加されたn層と、前記p層及びn層の間に設けられた微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層とを有し、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層と前記i層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を備え、
該バッファ層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が、0.8以上である光電変換装置。 - 基板と、該基板上に設けられた光電変換層とを有する光電変換装置であって、
前記光電変換層は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、半導体にn型不純物が添加されたn層と、前記p層及びn層の間に設けられた微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層とを有し、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が、2以上である光電変換装置。 - 前記基板側不純物添加層と前記i層との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を備えた請求項2に記載の光電変換装置。
- 前記バッファ層におけるゲルマニウム濃度が、前記i層におけるゲルマニウム濃度より低い、請求項1又は請求項3に記載の光電変換装置。
- 基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、
前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程と前記i層を形成する工程との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を形成する工程をさらに備え、
該バッファ層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)を、0.8以上とする光電変換装置の製造方法。 - 基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、
前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程と前記i層を形成する工程との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を形成する工程をさらに備え、
前記バッファ層を形成する工程において、予め取得した、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(1)に対する結晶相のピーク強度Ic(1)の比であるラマンピーク比Ic(1)/Ia(1)が0.8以上となる条件に基づいて、該バッファ層を形成する光電変換装置の製造方法。 - 基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、
前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程において、該基板側不純物添加層の、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)を、2以上とする光電変換装置の製造方法。 - 基板上に光電変換層を形成する光電変換装置の製造方法であって、
前記光電変換層の形成は、半導体にp型不純物が添加されたp層と、微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するi層と、半導体にn型不純物が添加されたn層とを順次又は逆順に形成する工程を含み、
前記p層及び前記n層のうち前記基板に近い方の層である基板側不純物添加層を形成する工程において、予め取得した、ラマン分光測定スペクトルにおけるアモルファス相のピーク強度Ia(2)に対する結晶相のピーク強度Ic(2)の比であるラマンピーク比Ic(2)/Ia(2)が2以上となる条件に基づいて、該基板側不純物添加層を形成する光電変換装置の製造方法。 - 前記基板側不純物添加層を形成する工程と前記i層を形成する工程との間に、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムを主として有するバッファ層を形成する工程を備えた請求項7又は請求項8に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記バッファ層におけるゲルマニウム濃度を、前記i層におけるゲルマニウム濃度より低い濃度とする、請求項5、請求項6又は請求項9に記載の光電変換装置の製造方法。
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