JP2007279246A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一画面上に主映像の画面と、複数の副映像の画面を表示する表示装置においては、主映像の画面と、副映像の画面との表示位置は固定されており、表示装置自体や、表示されるコンテンツによっては、映像が視認しづらい状況が起こりうるという課題がある。
【解決手段】本発明は、かかる実情に鑑み、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示する映像表示装置を提案するものである。このとき、映像情報や、ディスプレイ本体の属性情報に基づいて、画面構成命令を生成し取得することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、かかる実情に鑑み、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示する映像表示装置を提案するものである。このとき、映像情報や、ディスプレイ本体の属性情報に基づいて、画面構成命令を生成し取得することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像表示装置に関するものである。
同一画面上に主映像の画面と、複数の副映像の画面を表示する表示装置についてはすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、複数の副映像の画面を順次スクロールにより画面上を連続的に移動表示させ、その副映像から任意に選択を行い、主映像の画面に切り替えることを可能とする。
特開平11−261920号公報
しかしながら、上記表示装置においては、主映像の画面と、副映像の画面との表示位置は固定されており、表示装置自体や、表示されるコンテンツによっては、映像が視認しづらい状況が起こりうるという課題がある。具体的には、表示領域の縦横比が3:4の表示装置において、縦横比9:16のコンテンツを表示している状況で、さらに副映像をディスプレイの左右に表示すると、ディスプレイの上下に無駄な領域が生じ、かつ、主映像、副映像の映像自体も縮小されて表示されるため視認しづらくなる。
本発明は、かかる実情に鑑み、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示する映像表示装置を提案するものである。このとき、映像情報や、ディスプレイ本体の属性情報に基づいて、画面構成命令を生成し取得することができる。
また、映像情報は、放送映像だけでなく、放送映像以外の映像情報として、例えば、インターネット、メール、電子番組表、スクリーンセーバーなどのソフトウェア、スピーカー、イコライザーなど内部状態を表示する画像、ドアホンのモニター画面など様々なバリエーションを有する。このとき、取得した放送映像情報を処理して追っかけ再生などが可能な処理済放送映像情報とすることもできる。
以上、説明したように本件発明に係る映像表示装置は、画面構成命令に応じて複数のコンテンツがディスプレイの複数部分に割り当てられて表示されるため、利用者に常に視認しやすい環境を提供することができる。また、ディスプレイ本体が横方向にワイドとなると、既存のコンテンツの表示を行う場合、左右に余剰領域が生じるが、その領域に副画面の画像を表示するため、主画面と副画面の両方の画像とも不自然に縮小されることなく、表示領域を有効に活用できる。
また、映像情報によって構成されるコンテンツの縦横比や、主画面/副画面の別、コンテンツの種別などの映像の属性情報、さらには、ディスプレイの表示画面サイズ、表示領域の縦横比などのディスプレイ本体の属性情報に基づいた最適な画面配置が行われる場合には、画面構成が自動的に定まるため利便性が高い。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、主に請求項1、7、8について説明する。 実施形態2は、主に請求項2について説明する。 実施形態3は、主に請求項3について説明する。 実施形態4は、主に請求項4、6について説明する。 実施形態5は、主に請求項5について説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示することに特徴を有する映像表示装置である。
図1は、本実施形態の映像表示装置の一例を示すものである。本実施形態の映像表示装置は、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示する。今、例えば、映像表示装置が、表示領域の中央部分に主画面の映像を表示し、その左右領域に副画面の映像を表示するための画面構成命令を取得したとする。これに基づいて、チューナ1にて受信したスポーツ中継のコンテンツを表示領域の中央部分に、内蔵HDDなどに保持している風景の映像コンテンツや外部の電子機器から取得した映像コンテンツなどを表示領域の左右部分の所定の位置に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成し、ディスプレイに表示する。
なお、画面構成命令は、利用者が操作することによって生成され取得される場合の他、予め定められたルールによって作成される場合や、映像情報、ディスプレイの属性に基づいて生成され取得できる場合もある。ここでは、利用者の操作によるものとする。続いて、利用者がさらに操作を行って映像表示装置が異なる画面構成命令を取得した場合には、表示が切り替わる。このときの一例を示したものが図2である。表示領域の下部領域の左右に主画面の映像を、さらに、その上部領域を6分割し、副画面の映像を表示するための画面構成命令を取得したとする。これに基づいて、表示領域の下部領域の左側にチューナ1にて受信したスポーツ中継のコンテンツを、チューナ2にて受信した右側にニュース映像を表示し、さらに上部領域には内蔵HDDや、本装置に接続されている外部ビデオデッキやPC(パーソナル・コンピュータ)などから取得したそれぞれのコンテンツを所定の位置に割り当てて表示する。このように表示形態は様々であり、図で示した例に限定されるものではない。
<実施形態1:構成> 本実施形態の機能ブロックの一例を図3に示した。 図3に示す本実施形態の「映像表示装置」(0300)は、「ディスプレイ部」(0301)と、「映像情報取得部」(0302)と、「画面構成命令取得部」(0303)と、「表示画面用情報構成部」(0304)と、を有する。
「映像表示装置」(0300)は、画像を表示可能なディスプレイを有する装置一般を広く含む。
「ディスプレイ部」(0301)は、ディスプレイ本体を含み、その他ディスプレイに映像を表示するためのデバイスなどが含まれる場合がある。ディスプレイには、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、冷陰極マトリックス型ディスプレイなどを含む。
また、ディスプレイ本体は、画像表示領域の縦/横の比が、3/8以下である場合がある。映像表示装置自体が横方向にワイドとなると、既存のコンテンツの表示を行う場合、左右に余剰領域が生じるが、その領域にサブ画像を表示するため、メインとサブの両方の画像とも不自然に縮小されることなく、表示領域を有効に活用できる。
「映像情報取得部」(0302)は、映像情報を取得する。「映像情報」は、コンテンツを構成する情報であり、コンテンツが複数の場合にはそのそれぞれを構成する情報が該当する。映像情報には、動画を構成する情報だけでなく、静止画を構成する情報が含まれる場合もある。また映像情報の取得は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合や、インターネットなどを介してコンテンツをダウンロードして取得する場合、すでに映像表示装置内のHDDなどに蓄積されているコンテンツを読み出して取得する場合などが想定される。また、映像情報によって構成されるコンテンツには、映画、放送番組などの映像コンテンツ、インターネット、メール、電子番組表、スクリーンセーバーなどのソフトウェア、スピーカー、イコライザーなど内部状態を表示する画像、ドアホンのモニター画面など様々なものが含まれるとしてもよい。
「画面構成命令取得部」(0303)は、画面構成命令を取得する。「画面構成命令」は、ディスプレイ本体の画面を構成するための命令をいう。画面をどのように分割するかや、各分割画面の大きさや、縦横比を指定するための命令である。また、画面構成は、静的なものに限定されるものではなく、動的なものであってもよい(例えば、副画面の映像コンテンツが表示される位置を一定時間経過ごとに左上→左下→右下→右上→左上の順に変更する場合には、視覚的には反時計回りに画面が移動しているような表示形態が実現できる)。画面構成命令は、利用者が操作することで生成され取得できるとしてもよいし、映像情報や、ディスプレイの属性に基づいて生成され取得できる場合もある。後者については、後述の実施形態にて詳述する。
「表示画面用情報構成部」(0304)は、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する。「表示画面用情報」は、ディスプレイ部の表示状態を示す情報をいう。表示画面をどのように分割し、各分割画面に何のコンテンツを表示させるかを示す情報である。画面構成の際には、全てのコンテンツを相互に重畳しないで表示するものに限定されるものではなく、例えば、副画面の上に主画面を重畳する表示形態をとるとしてもよい。
<実施形態1:具体例> 図4は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、映像表示装置の表示処理におけるそれぞれのハードウエア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像表示装置は、表示画面用情報構成部として「CPU(中央演算装置)」(0401)と、「メインメモリ」(0402)と、「グラフィックメモリ」(0403)とを備えている。また、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0404)を備え、映像情報取得部として「受信チューナー」(0405)や、画面構成命令取得部として「インターフェース」(0406)、さらに、ディスプレイ部として「ディスプレイ」(0407)も備えている。これらは、「システムバス」(0408)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、記憶装置はCPUにて実行される各種プログラムなどを記憶している。また、メインメモリは記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために読み出しと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。さらに、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理することが可能となっている。また、受信チューナーは、コンテンツデータを受信する機能を備える。インターフェースは、受信チューナーにて受信したコンテンツデータをメインメモリに伝送する機能などを備える。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツA、B、Cがそれぞれ記憶装置のメインメモリのアドレス(1)(2)(3)に保持される。また、インターフェースで新規に画面構成命令が取得される。これは、利用者のリモコン操作などによって実現される。
一方、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている表示画面構成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(4)に展開される。このとき、まず、表示画面構成プログラムPは、「画面構成命令に基づいて、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)のデータをグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)に記憶されているコンテンツA、B、Cが読み出され、CPUにて画像表示のための処理が行われる。このとき、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報が構成される。例えば、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域のうち左上、右上にはコンテンツBを、左下、右下にはコンテンツCを表示することを示す表示画面用情報を構成する。グラフィックメモリに、表示画面用情報に応じたコンテンツがそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態1:処理の流れ> 図5は、本実施形態の映像表示装置における表示処理の流れを示したものである。まず、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報を取得する(映像情報取得ステップ S0501)。映像情報は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合や、インターネットなどを介してコンテンツをダウンロードして取得する場合、すでに映像表示装置内のHDDなどに蓄積されているコンテンツを読み出して取得する場合などが想定される。
次に、ディスプレイ本体の画面構成命令を取得する(画面構成命令取得ステップ S0502)。画面構成命令は、利用者が操作することで生成され取得できるとしてもよいし、映像情報や、ディスプレイの属性に基づいて生成され取得できる場合もある。
最後に、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する(表示画面用情報構成ステップ S0503)。表示画面用情報に応じたコンテンツが、グラフィックメモリにそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:効果> 本実施形態は、画面構成命令に基づいて、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示することに特徴を有する映像表示装置である。画面構成命令に応じて複数のコンテンツがディスプレイの複数部分に割り当てられて表示されるため、利用者に常に視認しやすい環境を提供することができる。また、ディスプレイ本体が横方向にワイドとなると、既存のコンテンツの表示を行う場合、左右に余剰領域が生じるが、その領域に副画面の画像を表示するため、主画面と副画面の両方の画像とも不自然に縮小されることなく、表示領域を有効に活用できる。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、映像情報の属性情報に基づいて、画面構成命令を取得することに特徴を有する映像表示装置である。
図22は、本実施形態の映像表示装置の一例を示すものである。この図22(a)にあるように、ディスプレイの主画面に表示されるチューナ1の映像コンテンツの縦横比(映像情報の属性情報の一例)が3:4ならば、画面構成命令としてディスプレイ中心部分にそのサッカーの映像を配置し、左右部分にその他の外部機器やPC入力の映像を配置する命令を取得する。一方、図22(b)にあるように、主画面に表示される映像コンテンツの縦横比が9:16ならば、画面構成命令としてディスプレイ左側に寄せてそのサッカーの映像を配置し、右の空いた部分にその他の外部機器やPC入力の映像を配置する命令を取得する、という具合である。また、その他にも、副画面に表示される映像コンテンツがメール画面やドアホンのモニタ画面など大きく画面表示する必要のないようものであれば、表示サイズを小さく割り当てた画面構成命令としたり、また、電子番組表であれば、全てのチャンネルをスクロールなしで表示可能なように配置する画面構成命令を取得したりする、という具合である。
<実施形態2:構成> 本実施形態の機能ブロックの一例を図6に示した。 図6に示す本実施形態の「映像表示装置」(0600)は、「ディスプレイ部」(0601)と、「映像情報取得部」(0602)と、「画面構成命令取得部」(0603)と、「表示画面用情報構成部」(0604)と、を有する。さらに、映像情報取得部(0602)は「映像属性情報取得手段」(0605)を有し、画面構成命令取得部(0603)は「映像属性情報依存画面構成命令取得手段」(0606)を有する。
「映像属性情報取得手段」(0605)は、映像属性情報を取得する。「映像属性情報」は、映像情報の属性を示す情報である。映像情報の属性とは、表示するコンテンツの縦横比、主画面/副画面の別、映像情報によって構成されるコンテンツの種別(放送番組、ソフトウェア、静止画など)、コンテンツの内容(放送番組のチャネル、ソフトウェアの別など)などが該当する。また、取得経路の別(受信チューナー、HDDなど)を示す識別情報が該当する場合もある。映像属性情報は、映像情報に付加されており、映像情報の取得の際に付随して取得できるとしてもよいし、映像属性情報は単独の情報として、映像情報とは別個に取得するとしてもよい。
「映像属性情報依存画面構成命令取得手段」(0606)は、取得された映像属性情報に基づいて画面構成命令を取得する。映像属性情報に基づく画面構成命令の取得とは、例えば、コンテンツの縦横比や、主画面/副画面の別に応じて、表示領域における主画面/副画面の配置を構成するための命令を生成し取得することなどが該当する。また、映像属性情報が、映像情報によって構成されるコンテンツの種別を示す情報である場合には、静止画と動画を交互に配置するなど視認しやすい配置ができるとしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1と同様である。
<実施形態2:具体例> 図7は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図にあるように、映像表示装置は、表示画面用情報構成部として「CPU(中央演算装置)」(0701)と、「メインメモリ」(0702)と、「グラフィックメモリ」(0703)とを備えている。また、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0704)や、ディスプレイ部として「ディスプレイ」(0707)を備える。また、映像情報取得部(映像属性情報取得手段)は「受信チューナー」(0705)により構成され、画面構成命令取得部(映像属性情報取得手段)は「CPU」と、「インターフェース」(0706)により構成される。さらに、これらは、「システムバス」(0708)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツA、B、Cがそれぞれ記憶装置のメインメモリのアドレス(1)(2)(3)に保持される。このとき、さらに本実施形態においては、映像情報の属性を示す映像属性情報を取得し、メインメモリのアドレス(4)に保持する。
また、インターフェースで新規に画面構成命令が取得される。通常、画面構成命令は、利用者のリモコン操作などによって取得が実現されるが、本実施形態においては、画面構成命令は、映像属性情報に基づいてCPUにて生成される。具体的には、記憶装置のアドレス(β)に記憶されている画面構成命令取得プログラムP2がメインメモリのワーク領域上(5)に展開される。画面構成命令取得プログラムP2は、「メインメモリのアドレス(4)のデータに基づいて、画面構成命令を取得せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(4)に記憶されている映像属性情報に基づいて、画面構成命令を生成する。例えば、映像属性情報によって、コンテンツAが主画面で、コンテンツB、Cは副画面であると特定できる場合には、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域にはコンテンツB、Cを表示するような画面構成命令を生成する。
一方、図示していないが、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている表示画面構成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(5)に展開される。このとき、まず、表示画面構成プログラムPは、「画面構成命令に基づいて、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)のデータをグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)に記憶されているコンテンツA、B、Cが読み出され、CPUにて画像表示のための処理が行われる。このとき、映像属性情報に依存して生成された画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報が構成される。例えば、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域のうち左上、右上にはコンテンツBを、左下、右下にはコンテンツCを表示することを示す表示画面用情報を構成する。グラフィックメモリに、表示画面用情報に応じたコンテンツがそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態2:処理の流れ> 図8は、本実施形態の映像表示装置における表示処理の流れを示したものである。まず、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報を取得する(映像情報取得ステップ S0801)。映像情報は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合や、インターネットなどを介してコンテンツをダウンロードして取得する場合、すでに映像表示装置内のHDDなどに蓄積されているコンテンツを読み出して取得する場合などが想定される。このとき、取得した映像情報の属性を示す映像属性情報を取得する(映像属性情報取得ステップ S0802)。映像属性情報は、映像情報のヘッダなどに付加されており、映像情報の取得の際に付随して取得できるとしてもよいし、映像属性情報は単独の情報として、映像情報とは別個に取得するとしてもよい。
次に、取得された映像属性情報に基づいて画面構成命令を取得する(映像属性情報依存画面構成命令取得ステップ S0803)。映像属性情報によって、映像情報によって構成されるコンテンツの縦横比や、主画面/副画面の別、コンテンツの種別などが特定されるため、これに応じて、表示領域における主画面/副画面の配置を構成するための命令を生成し取得する。
最後に、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する(表示画面用情報構成ステップ S0804)。表示画面用情報に応じたコンテンツが、グラフィックメモリにそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、映像情報の属性情報に基づいて、画面構成命令を取得することに特徴を有する映像表示装置である。受信チューナーなどを介して取得した映像情報から得られる映像属性情報によって、映像情報によって構成されるコンテンツの縦横比や、主画面/副画面の別、コンテンツの種別などに基づいた最適な画面配置が行われるため、利便性が高い。また、これらの画面構成は自動的に定まり、利用者が逐一画面配置を指定しなくてもよいため、煩雑な作業が回避される。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、ディスプレイ本体の属性情報に基づいて、画面構成命令を取得することに特徴を有する映像表示装置である。
図23は、本実施形態の映像表示装置の一例を示すものである。縦横比9:16の放送番組の映像コンテンツを主画面とし、副画面に電子番組表を表示する場合、この図23(a)にあるように、ディスプレイ本体の縦横比が9:16であれば、画面構成命令としてディスプレイ中心部分にその放送番組のサッカーの映像を配置し、上部に電子番組表を配置する、という命令を取得する。一方、図23(b)にあるように、ディスプレイ本体の縦横比が3:8であれば、面構成命令としてディスプレイ左側に寄せてそのサッカーの映像を配置し、右の空いた部分に電子番組表を配置する、という命令を取得する、という具合である。
<実施形態3:構成> 本実施形態の機能ブロックの一例を図9に示した。 図9に示す本実施形態の「映像表示装置」(0900)は、「ディスプレイ部」(0901)と、「映像情報取得部」(0902)と、「画面構成命令取得部」(0903)と、「表示画面用情報構成部」(0904)と、を有する。さらに、ディスプレイ部(0901)は「ディスプレイ本体属性情報取得手段」(0905)を有し、画面構成命令取得部(0903)は「ディスプレイ属性情報依存画面構成命令取得手段」(0906)を有する。図9に示す機能ブロック図は、実施形態1を基本としたものであるが、その他の実施形態を基本とする場合には、他の構成要件を必要とする場合がある。
「ディスプレイ本体属性情報取得手段」(0905)は、ディスプレイ本体属性情報を取得する。「ディスプレイ本体属性情報」は、ディスプレイ本体の属性を示す情報である。ディスプレイ本体の属性とは、ディスプレイの表示画面サイズ、表示領域の縦横比などが該当する。ディスプレイ本体属性情報は、予めHDDなどに保持、蓄積されている。
「ディスプレイ属性情報依存画面構成命令取得手段」(0906)は、ディスプレイ本体属性情報に基づいて画面構成命令を取得する。ディスプレイ本体属性情報に基づく画面構成命令の取得とは、例えば、ディスプレイの表示画面サイズ、表示領域の縦横比などに応じて、表示領域における主画面/副画面の配置を構成するための命令を生成し取得することなどが該当する。
その他各部の処理については、実施形態1、2と同様である。
<実施形態3:具体例> 図10は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図にあるように、映像表示装置は、表示画面用情報構成部として「CPU(中央演算装置)」(1001)と、「メインメモリ」(1002)と、「グラフィックメモリ」(1003)とを備えている。また、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1004)を備え、映像情報取得部として「受信チューナー」(1005)を備える。さらに、画面構成命令取得部(ディスプレイ属性情報依存画面構成命令取得手段)は「CPU」と、「インターフェース」(1006)、さらに、ディスプレイ部(ディスプレイ属性情報取得手段)は「インターフェース」と「ディスプレイ」(1007)により構成される。これらは、「システムバス」(1008)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツA、B、Cがそれぞれ記憶装置のメインメモリのアドレス(1)(2)(3)に保持される。また、インターフェースで新規にディスプレイ本体の属性情報の取得命令が取得される。ディスプレイ本体の属性情報は、記憶装置のアドレス(γ)に記憶されているため、これを読み出し、メインメモリのアドレス(4)に保持される。
さらに、インターフェースで新規に画面構成命令が取得される。通常、画面構成命令は、利用者のリモコン操作などによって取得が実現されるが、本実施形態においては、画面構成命令は、ディスプレイ本体属性情報に基づいてCPUにて生成される。具体的には、記憶装置のアドレス(β)に記憶されている画面構成命令取得プログラムP2がメインメモリのワーク領域上(5)に展開される。画面構成命令取得プログラムP2は、「メインメモリのアドレス(4)のデータに基づいて、画面構成命令を取得せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(4)に記憶されているディスプレイ本体属性情報に基づいて、画面構成命令を生成する。例えば、ディスプレイ本体属性情報によって、コンテンツA、B、Cの表示可能な縦横比が特定でき、ディスプレイの所定の領域に、所定のサイズのコンテンツを表示するような画面構成命令を生成する。
一方、図示していないが、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている表示画面構成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(5)に展開される。このとき、まず、表示画面構成プログラムPは、「画面構成命令に基づいて、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)のデータをグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)に記憶されているコンテンツA、B、Cが読み出され、CPUにて画像表示のための処理が行われる。このとき、ディスプレイ本体属性情報に依存して生成された画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報が構成される。例えば、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域のうち左上、右上にはコンテンツBを、左下、右下にはコンテンツCを表示することを示す表示画面用情報を構成する。グラフィックメモリに、表示画面用情報に応じたコンテンツがそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態3:処理の流れ> 図11は、本実施形態の映像表示装置における表示処理の流れを示したものである。まず、複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報を取得する(映像情報取得ステップ S1101)。映像情報は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合や、インターネットなどを介してコンテンツをダウンロードして取得する場合、すでに映像表示装置内のHDDなどに蓄積されているコンテンツを読み出して取得する場合などが想定される。
次に、ディスプレイ本体の属性を示す情報であるディスプレイ本体属性情報を取得する(ディスプレイ本体属性情報取得ステップ S1102)。ディスプレイ本体属性情報は、HDDなどに蓄積されており、これを読み出して取得する。
その次に、取得されたディスプレイ本体属性情報に基づいて画面構成命令を取得する(ディスプレイ本体属性情報依存画面構成命令取得ステップ S1103)。ディスプレイ本体属性情報によって、ディスプレイの表示画面サイズ、表示領域の縦横比などが特定されるため、これに応じて、表示領域における主画面/副画面の配置を構成するための命令を生成し取得する。
最後に、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する(表示画面用情報構成ステップ S1104)。表示画面用情報に応じたコンテンツが、グラフィックメモリにそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態3:効果> 本実施形態は、ディスプレイ本体の属性情報に基づいて、画面構成命令を取得することに特徴を有する映像表示装置である。映像表示装置内のHDDなどに蓄積されたディスプレイ本体属性情報によって、ディスプレイの表示画面サイズ、表示領域の縦横比などに基づいた最適な画面配置が行われるため、利便性が高い。また、これらの画面構成は自動的に定まり、利用者が逐一画面配置を指定しなくてもよいため、煩雑な作業が回避される。
<<実施形態4>>
<実施形態4:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、放送映像情報取得のための第一映像情報取得手段と、放送映像以外の映像情報取得のための第二映像情報取得手段と、を有することに特徴を有する映像表示装置である。
<実施形態4:構成> 本実施形態の機能ブロックの一例を図12に示した。 図12に示す本実施形態の「映像表示装置」(1200)は、「ディスプレイ部」(1201)と、「映像情報取得部」(1202)と、「画面構成命令取得部」(1203)と、「表示画面用情報構成部」(1204)と、を有する。さらに、映像情報取得部(1202)は「第一映像情報取得手段」(1205)と、「第二映像情報取得手段」(1206)とを有する。図12に示す機能ブロック図は、実施形態1を基本としたものであるが、その他の実施形態を基本とする場合には、他の構成要件を必要とする場合がある。
「第一映像情報取得手段」(1205)は、放送映像情報取得のための処理を行う。放送映像情報の取得は、受信チューナーなどを介して実現できる。
「第二映像情報取得手段」(1206)は、放送映像以外の映像情報取得のための処理を行う。放送映像以外の映像情報とは、インターネット、メール、電子番組表、スクリーンセーバーなどのソフトウェア、スピーカー、イコライザーなど内部状態を表示する画像、ドアホンのモニター画面など様々なものが該当する。
なお、第二映像情報取得手段は、通信によって第二映像情報を取得するための通信器を有する場合もある。この場合、インターネット、メール、電子番組表などの映像情報は通信器によって取得することができる。このとき、第二映像情報の取得は、通信器がI/Oを介して外部との通信を行うことで実現する。
図13には、放送映像情報と、メールソフトとを同時に表示する形態の例を図示したものである。放送映像情報を視聴しながらメールソフトを利用できることで、受信したメールに即座に応答できる。
また、図14には、放送映像情報と、電子番組表とを表示する形態の例を図示したものである。放送映像情報を視聴しながら電子番組表を確認できることで、好みの番組のチャンネル選択が容易となり、かつ、好みの番組を視聴しそこなうリスクを減らせる。さらに、放送映像情報と、インターネットブラウザとを同時に表示する場合には、放送映像視聴中に生じた疑問や確認したい事項などをインターネットで検索等して即時に解決できる。
その他、第二映像情報は、HDDなどに蓄積されている映像情報を読み出して取得できる場合がある。図15には、放送映像情報と、スクリーンセーバーや、背景の静止画とを表示する形態の例を図示したものである。放送映像情報を視聴しながらスクリーンセーバーや、背景の静止画などを表示させることは、放送映像情報を集中して視聴でき、かつ、黒い帯の表示よりも視覚に安定感や広がりをもたらす効果が期待できる。静止画の表示は、常に一定な表示に限定されるものではなく、一定時間経過ごとに切り替わる表示形態であってもよい。また、一定時間経過ごとに副画面の映像コンテンツが表示される位置自体を変更するとしてもよい。例えば、副画面の映像コンテンツが表示される位置を順に右へずらして変更する場合には、視覚的には右に画面が移動しているような表示形態が実現できる。
また、図16には、放送映像情報と、スピーカーを示す画像とを表示する形態の例を図示したものである。放送映像情報を視聴しながらのスピーカーを示す画像の表示は、例えば、音声情報に同調してウーファー部分などを振動表示するよう処理することで、放送中の映像情報の音声の状態を視覚的に把握できる。また、このスピーカー画像の表示とともにイコライザー画像を表示しても良い。このようにウーファー部分を振動表示したりイコライザーを表示したりすることで、例えばライブ、コンサート映像表示や重低音再生をともなう映像表示などにおいて臨場感を付与させる効果も期待できる。
さらに、図17には、放送映像情報と、ドアホンのモニター画像とを表示する形態の例を図示したものである。放送映像情報を視聴しながらのドアホンのモニター画像の表示は、放送映像視聴中に席を立たずに訪問者を確認できる。このとき、ドアホンに設置されたカメラからの映像が有線/無線にて送信され、映像表示装置にて表示が実現される。ドアホンのモニター画像の表示は、訪問者の有無にかかわらず表示されているとしてもよいし、ドアホンの呼び出しに連動して表示が実行されるとしてもよい。
第一映像情報と、第二映像情報とは、いずれが主画面/副画面でもよい。利用者の必要に応じて、画面構成命令にて主画面/副画面を入れ替えるとしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:具体例> 図18は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図にあるように、映像表示装置は、表示画面用情報構成部として「CPU(中央演算装置)」(1801)と、「メインメモリ」(1802)と、「グラフィックメモリ」(1803)とを備えている。また、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1804)を備え、映像情報取得部の第一映像情報取得手段として「受信チューナー」(1805)を、第二映像情報取得手段として「インターフェース」(1806)を備える。さらに、画面構成命令取得部は「インターフェース」、さらに、ディスプレイ部は「ディスプレイ」(1807)により構成される。これらは、「システムバス」(1808)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して第一映像情報である放送映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツAが記憶装置のメインメモリのアドレス(1)に保持される。また、インターフェースを介して、例えば、外部との通信や、記憶装置に記憶されている情報を読み出して第二映像情報である放送映像以外の映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツB、Cがそれぞれ記憶装置のメインメモリのアドレス(2)(3)に保持される。
さらに、インターフェースで新規に画面構成命令が取得される。通常、画面構成命令は、利用者のリモコン操作などによって取得が実現されるが、CPUにて生成されるとしてもよい。
一方、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている表示画面構成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(4)に展開される。このとき、まず、表示画面構成プログラムPは、「画面構成命令に基づいて、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)のデータをグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)に記憶されているコンテンツA、B、Cが読み出され、CPUにて画像表示のための処理が行われる。このとき、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報が構成される。例えば、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域のうち左上、右上にはコンテンツBを、左下、右下にはコンテンツCを表示することを示す表示画面用情報を構成する。グラフィックメモリに、表示画面用情報に応じたコンテンツがそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態4:効果> 本実施形態は、放送映像情報取得のための第一映像情報取得手段と、放送映像以外の映像情報取得のための第二映像情報取得手段と、を有することに特徴を有する映像表示装置である。放送映像以外の映像情報として、様々なバリエーションを有することで、利用者の利便性が高まることが期待できる。
<<実施形態5>>
<実施形態5:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、取得した放送映像情報を処理して処理済放送映像情報とし、放送映像情報とともにディスプレイに表示することに特徴を有する映像表示装置である。
<実施形態5:構成> 本実施形態の機能ブロックの一例を図19に示した。 図19に示す本実施形態の「映像表示装置」(1900)は、「ディスプレイ部」(1901)と、「映像情報取得部」(1902)と、「画面構成命令取得部」(1903)と、「表示画面用情報構成部」(1904)と、を有する。さらに、映像情報取得部(1902)は「第一映像情報取得手段」(1905)と、「第三映像情報取得手段」(1906)とを有する。図19に示す機能ブロック図は、実施形態1を基本としたものであるが、その他の実施形態を基本とする場合には、他の構成要件を必要とする場合がある。
「第一映像情報取得手段」(1905)は、放送映像情報取得のための処理を行う。放送映像情報の取得は、受信チューナーなどを介して実現できる。
「第三映像情報取得手段」(1906)は、処理済放送映像情報取得のための処理を行う。「処理済放送映像情報」とは、第一映像情報取得手段(1905)にて取得した第一映像情報を処理した映像情報である。第一映像情報の処理は、放送映像情報を一旦蓄積し、加工、一部削除等行うことが該当する。これは、例えば、放送映像情報によって構成されるコンテンツの任意のシーンを抜き出して静止画に加工し出力する(複数の静止画の連続出力を含む)場合や、コンテンツの早送り、コマ送り等を行いながらの追っかけ再生する場合などが該当する。第一映像情報が処理されて処理済放送映像情報となるのは、一部の第一映像情報であってもよい。
その他各部の処理については、実施形態1から3と同様である。
<実施形態5:具体例> 図20は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図にあるように、映像表示装置は、表示画面用情報構成部として「CPU(中央演算装置)」(2001)と、「メインメモリ」(2002)と、「グラフィックメモリ」(2003)とを備えている。また、「記憶装置(又は記憶媒体)」(2004)を備え、映像情報取得部の第一映像情報取得手段として「受信チューナー」(2005)を、第三映像情報取得手段として「CPU」を備える。さらに、画面構成命令取得部は「インターフェース」、さらに、ディスプレイ部は「ディスプレイ」(2007)により構成される。これらは、「システムバス」(2008)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して第一映像情報である放送映像情報が取得され、この映像情報により構成されるコンテンツA、B、Cが記憶装置のメインメモリのアドレス(1)(2)(3)に保持される。また、インターフェースで新規に処理済放送映像情報取得命令が取得されると、メインメモリに保持されているコンテンツのうち所定のコンテンツ(ここではコンテンツBとする)を読み出し、CPUにて加工処理が実行される。例えば、コンテンツBの任意のシーンを抜き出して静止画に加工する(複数の静止画の連続出力を含む)場合や、コンテンツBの早送り、コマ送り等を行いながらの追っかけ再生のために加工する場合などが該当する(以下、処理済みのコンテンツBをコンテンツB’とする。)。
さらに、インターフェースで新規に画面構成命令が取得される。通常、画面構成命令は、利用者のリモコン操作などによって取得が実現されるが、CPUにて生成されるとしてもよい。
一方、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている表示画面構成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(4)に展開される。このとき、まず、表示画面構成プログラムPは、「画面構成命令に基づいて、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)のデータをグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)(3)に記憶されているコンテンツA、B’、Cが読み出され、CPUにて画像表示のための処理が行われる。このとき、画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報が構成される。例えば、ディスプレイ中央領域にはコンテンツAを表示し、左右領域のうち左上、右上にはコンテンツB’を追っかけ再生し、左下、右下にはコンテンツCを表示することを示す表示画面用情報を構成する。グラフィックメモリに、表示画面用情報に応じたコンテンツがそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
なお、図21は、追っかけ再生時の主画面と、副画面の表示状態を示したものである。右に行くほど時間が経過するものとし、現在主画面にて5番目のシーンが表示されていて、副画面においては最初のシーンから1シーンおきに再生して主画面を追いかけるものとする。図下部に示したように、次の段階では主画面にて6番目のシーンが表示され、副画面にて3番目のシーンが表示され、再生が進むにつれて副画面の表示が主画面に追いついていく。
<実施形態5:効果> 本実施形態は、取得した放送映像情報を処理して処理済放送映像情報とすることに特徴を有する映像表示装置である。放送映像情報に加工処理を施して表示することで、利用者の利便性が高まることが期待できる。
0200 映像表示装置
0201 ディスプレイ部
0202 映像情報取得部
0203 画面構成命令取得部
0204 表示画面用情報構成部
0201 ディスプレイ部
0202 映像情報取得部
0203 画面構成命令取得部
0204 表示画面用情報構成部
Claims (8)
- ディスプレイ本体を含むディスプレイ部と、
複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報を取得する映像情報取得部と、
ディスプレイ本体の画面構成命令を取得する画面構成命令取得部と、
画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する表示画面用情報構成部と、
を有する映像表示装置。 - 映像情報取得部は、
取得する映像情報の属性情報を取得する映像属性情報取得手段を有し、
画面構成命令取得部は、
取得された映像属性情報に基づいて画面構成命令を取得する映像属性情報依存画面構成命令取得手段を有する
請求項1に記載の映像表示装置。 - ディスプレイ部は、
ディスプレイ本体の属性情報を取得するディスプレイ本体属性情報取得手段を有し、
画面構成命令取得部は、
ディスプレイ本体属性情報に基づいて画面構成命令を取得するディスプレイ属性情報依存画面構成命令取得手段を有する請求項1又は2に記載の映像表示装置。 - 映像情報取得部は、
放送映像情報取得のための第一映像情報取得手段と、
放送映像以外の映像情報取得のための第二映像情報取得手段と、
を有する請求項1から3のいずれか一に記載の映像表示装置。 - 映像情報取得部は、
放送映像情報取得のための第一映像情報取得手段と、
第一映像情報取得手段にて取得した第一映像情報を処理した映像情報である処理済放送映像情報取得のための第三映像情報取得手段と、
を有する請求項1から3のいずれか一に記載の映像表示装置。 - 第二映像情報取得手段は、通信によって第二映像情報を取得するための通信器を有する請求項4に記載の映像表示装置。
- ディスプレイ本体は、画像表示領域の縦/横の比が、3/8以下である請求項1から5のいずれか一に記載の映像表示装置。
- ディスプレイ本体を含む映像表示装置による表示方法であって、
複数のコンテンツをそれぞれ構成する映像情報を取得する映像情報取得ステップと、
ディスプレイ本体の画面構成命令を取得する画面構成命令取得ステップと、
画面構成命令に基づいて、取得した映像情報をディスプレイ本体の複数部分に割り当てて表示するように表示画面用情報を構成する表示画面用情報構成ステップと、
を有する表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006103554A JP2007279246A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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