JP2007276098A

JP2007276098A - ドライバー用ビス保持チューブ

Info

Publication number: JP2007276098A
Application number: JP2006127923A
Authority: JP
Inventors: Osamu Suzuki; 修鈴木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2006-04-04
Filing date: 2006-04-04
Publication date: 2007-10-25

Abstract

【課題】種類の異なるビスに対応でき、ビス打ち込み時に打ち込み部材に傷を付けることが少なく、操作が簡単で安価なビス保持具が望まれた。
【解決手段】軟質ビニールや軟質ゴムを素材としたチューブで、ビス保持部（１）である一方の端の内径をビス（６）の頭部の外径よりもやや小さくし、ドライバービットへの固定部（３）である他方の端の内径をドライバービット（４）の外径よりもやや小さくし、中間部（２）の内径をドライバービット（４）の外径よりもやや大きくしたドライバー用ビス保持チューブを提供する。
【選択図】図２

Description

本発明は、ドライバー用ビス保持具に関する物である。

従来のドライバー用ビス保持具に関する技術には主なもので、
（１）スプリングと金属ボールを組み合わせたソケット方式のもの。（特許文献１参照）
（２）ビスの頭部を挟みつけて保持するもの。（特許文献２，３，４参照）
以上が上げられる。

特開２０００−２４９４６号のマイクロフィルム特許第１８１６５１号明細書実開昭６３−１３６６３号マイクロフィルム実開昭４９−２５０９７号マイクロフィルム

以上に述べた従来のビス保持具で、背景技術（１）の場合、サラビスには有効であるがナベビスには保持力が弱く有効でない。また先端部の外径が大きいので狭い所へのビス打ち込みが不可能である。

背景技術（２）の場合、ビスを挟みつける部分が金属で硬いため、ビス打ち込み部材に傷をつける恐れがある。特に電動ドライバーで同方式のビス保持具を使用した場合高速で回転するため傷ができやすい。

本発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、ビス打ち込み時にビス打ち込み部材に傷をつけることを少なくするとともに、狭い場所での使用を可能にし、また、すべての形状のビスに対応可能にするものである。

本発明は上記目的を達成するために、軟質ビニールまたは軟質ゴムを素材として用いる。形状は１本のチューブ状で内径が部分によって異なる。ビス保持部（１）に於いては内径をビス（６）の頭部の外径よりもやや小さくして弾力性のある袋状にする。これはビスを容易に装着し、かつ脱落を防止するための構造である。

ドライバービットへの固定部（３）に於いては、内径をドライバービット（４）の外径よりもやや小さくする。これはドライバービットへの着脱を可能にした上にビス打ち込み作業中に本発明の位置がづれないようにしたものである。

中間部（２）に於いては、内径をドライバービット（４）の外径よりやや大きくしドライバービット上を自由に動くようにする。この目的は本発明をドライバービットに容易に着脱できるようにすることと、ビス打ち込み時にビス保持部（１）の先端に発生する圧力を中間部が吸収し、ビス打ち込み部材が傷つくことを防ぐためである。

上記した本発明の構成から発揮される効果を次ぎに上げる。

（１）構造が簡単でかつ軟質ビニールや軟質ゴムを素材とするため成形加工が容易であり、すべての形状のビスに対応することができる。
（２）軟質素材を使用するため、ビス打ち込み部材に傷をつけにくい。
（３）本発明を使用してビス打ち込み作業を行い、次の作業工程で本発明が不用になったとき、本発明をドライバービット基部方向にづらして作業できるので、本発明の紛失を防げる。
（４）本発明専用のドライバービットの必要性がなく、市販されているドライバービットを利用できる。
（５）本発明はビスの打ち込み時だけでなく、ビスの取りはずし時にもビスを脱落させない目的のため使用することができる。
（６）安価で提供することができる。

以下本発明の実施の形態を図２〜図３に基づいて説明する。

図２に示すようにビスのサイズに合う本発明をドライバービット（４）に挿入し、所定の位置に固定する。次ぎにビス（６）の頭部を本発明のビス保持部（１）に押し込みドライバービット（４）の先端に接合させ、ビス打ち込み作業を行う。

本発明をビス取りはずし作業に使用するときは、ドライバービット（４）の先端をビスに押し当て回転させると、自然に本発明のビス保持部（１）がビスの頭部をつかみ、ビスの脱落なくビス取りはずし作業を終了することができる。

本発明が不必要なビス打ち込み作業に於いては図３に示すように本発明をドライバービット（４）基部へ移動させれば通常のビス打ち込み作業ができる。

しばらく本発明を使用していない場合はドライバービット（４）より引き抜き保管する。

本発明の斜視図同実施形態を示す断面図同実施形態を示す断面図

符号の説明

１ビス保持部
２中間部
３ドライバービットへの固定部
４ドライバービット
５電動ドライバー
６ビス

Claims

軟質ビニールまたは軟質ゴムを素材としたチューブで、ビス保持部（１）である一方の端の内径をビス（６）の頭部の外径よりもやや小さくし、ドライバービットへの固定部（３）である他方へ端の内径をドライバービットへ（４）の外径よりもやや小さくし、中間部（２）の内径をドライバービット（４）の外径よりもやや大きくしたドライバー用ビス保持チューブ。