JP2007268967A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省エネ機能とインターロック回路とが組み込まれた電源回路の構成を簡略化することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンタ100は、PC30から5Vの起動電圧が入力されて制御側電源42,43と駆動側電源45,46とを起動用リレースイッチ49a,49bを介して起動させる画像形成装置であって、動作停止状態のままで所定時間が経過すると駆動側電源45,46に対する電力供給を停止させるCPU52および省電力モード移行用トランジスタ53を、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開放された際等に作動するインターロックスイッチ50よりも上位側に配置している。
【選択図】図3
【解決手段】インクジェットプリンタ100は、PC30から5Vの起動電圧が入力されて制御側電源42,43と駆動側電源45,46とを起動用リレースイッチ49a,49bを介して起動させる画像形成装置であって、動作停止状態のままで所定時間が経過すると駆動側電源45,46に対する電力供給を停止させるCPU52および省電力モード移行用トランジスタ53を、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開放された際等に作動するインターロックスイッチ50よりも上位側に配置している。
【選択図】図3
Description
本発明は、安全性を確保するために電源供給を遮断するインターロック回路と、消費電力を抑制するための省エネ回路とを搭載した画像形成装置に関する。
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置には、電源から供給される電力供給を遮断して安全性を確保するためのインターロックスイッチや、消費電力を抑制するための省エネリレー等が、画像形成装置に対して電力を供給する電源回路に搭載されている。
例えば、特許文献1には、上述したインターロックスイッチと省電力スイッチとが、駆動系電源回路側において互いに直列的に配置された突入電流防止装置を搭載した画像形成装置が開示されている。
例えば、特許文献1には、上述したインターロックスイッチと省電力スイッチとが、駆動系電源回路側において互いに直列的に配置された突入電流防止装置を搭載した画像形成装置が開示されている。
これにより、突入電流防止装置を搭載することで、省電力モードから電源が再投入されて復帰する際の突入電流を確実に防止することができる。
特開2005−137060号公報(平成17年5月26日公開)
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された画像形成装置では、省エネ機能スイッチとインターロックスイッチとが、互いに直列に配置されているため、駆動系電源回路側の回路構成が複雑化してしまう。
本発明の課題は、省エネ機能とインターロック回路とが組み込まれた電源回路の構成を簡略化することが可能な画像形成装置を提供することにある。
すなわち、上記公報に開示された画像形成装置では、省エネ機能スイッチとインターロックスイッチとが、互いに直列に配置されているため、駆動系電源回路側の回路構成が複雑化してしまう。
本発明の課題は、省エネ機能とインターロック回路とが組み込まれた電源回路の構成を簡略化することが可能な画像形成装置を提供することにある。
第1の発明に係る画像形成装置は、制御系電源回路と、駆動系電源回路と、制御部と、インターロックスイッチと、省電力移行手段と、を備えている。制御系電源回路は、制御ユニットに対して電力を供給する。駆動系電源回路は、駆動ユニットに対して電力を供給する。制御部は、外部装置から信号を受信して、外部装置側から供給される駆動電圧によって制御系電源回路および駆動系電源回路をリレー駆動する。インターロックスイッチは、所定の条件を満たすと制御系電源回路からの電力供給を維持したまま、駆動系電源回路からの電力供給を停止する。省電力移行手段は、インターロックスイッチよりも上位側に配置されており、所定時間以上使用していない場合に駆動系電源回路から供給される電力を遮断して省電力モードへ移行させる。
ここでは、制御系と駆動系とを含む電源回路を搭載した画像形成装置の駆動系電源回路において、安全規格で定められた防御回路としてのインターロックスイッチの上位側に、省エネ設計に対応する省電力移行手段を配置している。
ここで、インターロックスイッチが働く際の上記所定の条件とは、例えば、画像形成装置の筐体に取り付けられたドアが開けられたこと等が含まれる。
ここで、インターロックスイッチが働く際の上記所定の条件とは、例えば、画像形成装置の筐体に取り付けられたドアが開けられたこと等が含まれる。
通常、インターロックスイッチと省電力機能スイッチ等の省電力移行手段とを含む電源回路では、一般的に、駆動系電源回路側においてこれらが互いに直列に配置されている。このため、駆動系電源回路の構成が複雑化しやすいという問題がある。
本発明の画像形成装置では、駆動系電源回路において、省電力移行手段をインターロックスイッチの上位側に配置している。
本発明の画像形成装置では、駆動系電源回路において、省電力移行手段をインターロックスイッチの上位側に配置している。
このように、インターロックスイッチの上位側に省電力移行手段を配置することで、駆動系電源回路側の省電力機能スイッチ駆動用のリレーを省略して、回路構成を簡略化することができる。また、このような回路構成として省電力モードが優先される場合でも、省電力モードへ移行している間にインターロックスイッチが機能しても、元々駆動系電源回路からの電力供給はされていないため問題はない。
第2の発明に係る画像形成装置は、第1の発明に係る画像形成装置であって、制御部は、省電力モードへ移行した際には、所定時間経過毎に省電力モードを解除して駆動系電源回路からの電力供給を再開する。
ここでは、省電力モードへ移行すると、所定時間経過毎に駆動系電源回路からの電力供給を再開して、省電力モードに移行している間にインターロックスイッチが機能しているか否かを確認する。
ここでは、省電力モードへ移行すると、所定時間経過毎に駆動系電源回路からの電力供給を再開して、省電力モードに移行している間にインターロックスイッチが機能しているか否かを確認する。
通常、上述した省電力機能スイッチをインターロックスイッチよりも上位に配置した回路構成では、インターロックスイッチよりも省電力機能スイッチの方が優先して機能することになるため、省電力モード移行中はインターロックスイッチの機能チェックができなくなる。
本発明の画像形成装置では、省電力モードへ移行した後で、所定時間が経過するたびに、駆動系電源回路に電力を供給してインターロックスイッチが機能しているか否かを確認する。
本発明の画像形成装置では、省電力モードへ移行した後で、所定時間が経過するたびに、駆動系電源回路に電力を供給してインターロックスイッチが機能しているか否かを確認する。
これにより、省電力モード移行中に、例えば、ドアが開けられてインターロックスイッチが機能して電力供給が停止されている場合には、自動復帰やデータの受け取り等ができなくなるが、所定時間経過毎に装置の状態を監視して、データ等の受け取りができる状態であるか否かを認識することができる。
第3の発明に係る画像形成装置は、第2の発明に係る画像形成装置であって、制御部は、省電力モードを解除する際には、インターロックスイッチの開閉状態を検出可能な最短時間だけ駆動系電源回路からの電力供給を行う。
ここでは、省電力モードから復帰させる際には、駆動系回路に電力が供給されて復帰する前に、インターロックスイッチの開閉状態の確認を行って、再び省電力モードへと移行する。つまり、駆動系電源回路を通電させるためのリレーが動作するためのタイムラグを利用して、その間にインターロックスイッチの開閉状態の確認を行うように制御する。
これにより、駆動系回路を復帰させることなく、インターロックスイッチの開閉状態を確認することができるため、インターロックの状態を所定時間経過毎に確認した場合でも、電力が無駄に消費されることを防止して省電力化を維持することができる。
ここでは、省電力モードから復帰させる際には、駆動系回路に電力が供給されて復帰する前に、インターロックスイッチの開閉状態の確認を行って、再び省電力モードへと移行する。つまり、駆動系電源回路を通電させるためのリレーが動作するためのタイムラグを利用して、その間にインターロックスイッチの開閉状態の確認を行うように制御する。
これにより、駆動系回路を復帰させることなく、インターロックスイッチの開閉状態を確認することができるため、インターロックの状態を所定時間経過毎に確認した場合でも、電力が無駄に消費されることを防止して省電力化を維持することができる。
第1の発明に係る画像形成装置によれば、駆動系電源回路側の省電力機能スイッチ駆動用のリレーを省略して、回路構成を簡略化することができる。
第2の発明に係る画像形成装置によれば、所定時間経過毎に装置の状態を監視して、データ等の受け取りができる状態であるか否かを認識することができる。
第3の発明に係る画像形成装置によれば、インターロックの状態を所定時間経過毎に確認した場合でも、電力が無駄に消費されることを防止して省電力化を維持することができる。
第2の発明に係る画像形成装置によれば、所定時間経過毎に装置の状態を監視して、データ等の受け取りができる状態であるか否かを認識することができる。
第3の発明に係る画像形成装置によれば、インターロックの状態を所定時間経過毎に確認した場合でも、電力が無駄に消費されることを防止して省電力化を維持することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ(画像形成装置)100について、図1〜図4を用いて説明すれば以下の通りである。
[インクジェットプリンタ100の構成]
インクジェットプリンタ100は、図1に示すように、外部装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと示す。)30に対して、USBケーブル31を介して接続されており、その内部に搭載された様々な機構によって、セットされているペーパー(印画紙)Pに対してインクを吐出させて印画を行う。
[インクジェットプリンタ100の構成]
インクジェットプリンタ100は、図1に示すように、外部装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと示す。)30に対して、USBケーブル31を介して接続されており、その内部に搭載された様々な機構によって、セットされているペーパー(印画紙)Pに対してインクを吐出させて印画を行う。
インクジェットプリンタ100は、筺体15と、マガジン21と、プリント部200と、インク貯留部210と、を備えている。
筐体15は、上部に排出口19と、排紙トレイ18とを有している。排出口19は、ペーパーPをインクジェットプリンタ100の外部へ排出する。排紙トレイ18は、排出口19から排出されたペーパーPを受け止める。
筐体15は、上部に排出口19と、排紙トレイ18とを有している。排出口19は、ペーパーPをインクジェットプリンタ100の外部へ排出する。排紙トレイ18は、排出口19から排出されたペーパーPを受け止める。
マガジン21は、筐体15の下部に2つ配置されており、印画面が外側となるように巻回されているロール状のペーパーPを保持する。
プリント部200は、筐体15内の上中央部に配置され、ペーパーPに対して画像データの印画を行う。プリント部200は、ペーパーPに対してインクを吐出して画像を形成するために、各色ごとにプリントヘッド(インクヘッド)4a等を備えている。
プリント部200は、筐体15内の上中央部に配置され、ペーパーPに対して画像データの印画を行う。プリント部200は、ペーパーPに対してインクを吐出して画像を形成するために、各色ごとにプリントヘッド(インクヘッド)4a等を備えている。
インク貯留部210は、印画処理の際に吐出されるインクを貯留する。ここでは、扉15a内に、色相が互いに異なるインクカートリッジ23(図2に示すインクカートリッジ23C,23M,23Y,23K)が挿抜できるように収容されている。これらのインクカートリッジ23には、例えば、シアン(C)、マジェンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等のインクが封入されている。各インクカートリッジ23は、封入されているインクが全て消費されると、新しいインクカートリッジ23に交換される。なお、扉15aは、鉛直方向に延びる軸心を中心に開閉可能な状態で筐体15に対して取り付けられている。
[プリント部200の構成]
プリント部200は、図2に示すように、主として、搬送部2と、2本のレール3と、キャリッジ4と、プラテン5と、コントロールユニット6とから構成される。
搬送部2は、マガジン21(図1参照)から引き出されたペーパーPの搬送を行う。具体的には、プリント部200に対してペーパーPの搬送方向上流側および下流側に配置されるローラ対25,26によって、ペーパーPの搬送が行われる。
プリント部200は、図2に示すように、主として、搬送部2と、2本のレール3と、キャリッジ4と、プラテン5と、コントロールユニット6とから構成される。
搬送部2は、マガジン21(図1参照)から引き出されたペーパーPの搬送を行う。具体的には、プリント部200に対してペーパーPの搬送方向上流側および下流側に配置されるローラ対25,26によって、ペーパーPの搬送が行われる。
ローラ対25は、2つのローラ間にペーパーPを挟み込むように構成されており、一方のローラ側が反時計回りに回転することでペーパーPを下流側に搬送する。
ローラ対26では、印画処理の終了したペーパーPを2つのローラ間にガイドし、ペーパーPをさらに下流側へと搬送する。各ローラは、その軸心方向がペーパーPの搬送方向に対して直角に交差するように配置される。
ローラ対26では、印画処理の終了したペーパーPを2つのローラ間にガイドし、ペーパーPをさらに下流側へと搬送する。各ローラは、その軸心方向がペーパーPの搬送方向に対して直角に交差するように配置される。
2本のレール3は、図2に示すように、ペーパーPの搬送方向に対して交差方向において、互いに略平行となるように配置される。ここでは、レール3は、キャリッジ4を貫通している。
キャリッジ4は、図2に示すように、略直方体に凸部を設けた形状であり、凸部の底面にペーパーPに印画を施すプリントヘッド4aを有している。キャリッジ4は、その長手方向がペーパーPの搬送方向に対して直交方向に向くように配置され、さらに凸部の底面がペーパーPに対向するようにレール3に対して摺動可能に取り付けられる。さらに、キャリッジ4のプリントヘッド4aの部分には、インクをペーパーPに対して吐出するノズル(図示せず)が含まれている。キャリッジ4の上面には、両端開口状態の突筒部10が突設されている。各突筒部10の片方の開口端は、チューブ9C,9M,9Y,9Kを介してインク貯留部210のインクカートリッジ23C,23M,23Y,23Kにそれぞれ接続される。また、他方の開口端は、プリントヘッド4aのノズルに連通している。
キャリッジ4は、図2に示すように、略直方体に凸部を設けた形状であり、凸部の底面にペーパーPに印画を施すプリントヘッド4aを有している。キャリッジ4は、その長手方向がペーパーPの搬送方向に対して直交方向に向くように配置され、さらに凸部の底面がペーパーPに対向するようにレール3に対して摺動可能に取り付けられる。さらに、キャリッジ4のプリントヘッド4aの部分には、インクをペーパーPに対して吐出するノズル(図示せず)が含まれている。キャリッジ4の上面には、両端開口状態の突筒部10が突設されている。各突筒部10の片方の開口端は、チューブ9C,9M,9Y,9Kを介してインク貯留部210のインクカートリッジ23C,23M,23Y,23Kにそれぞれ接続される。また、他方の開口端は、プリントヘッド4aのノズルに連通している。
プリントヘッド4aは、上記各色のインクそれぞれに対応するように仕切られた空間、および各色のインクが吐出されるノズルを複数有している。上記空間は、キャリッジ4の長手方向に並んでいる。インクの吐出は、図示しない吐出手段によって行われる。ここで、吐出手段としては、例えば、ノズルから所定量でかつ適正なタイミングでインクを吐出させるピエゾ素子等の圧電素子を用いることができる。圧電素子は、電圧が印加されることにより、プリントヘッド4a内のインクをノズルに向けて押し出すように構成されている。さらに、プリントヘッド4aは、印字を行う時以外には、待機位置へと移動して、インクを吐出するノズル部分を覆うためのキャップ4bによって保護される。
ノズルは、片方の開口端が、平面状のプリントヘッド4aの底面に一致するように構成されている。また、ノズルの他方の開口端は、突筒部10の内穴から分岐した複数の図示しない接続穴にそれぞれ接続されており、ノズルが接続穴を介して突筒部10と連通するように構成されている。これにより、各チューブから供給されてくるインクを複数のノズルから吐出できるようになっている。キャリッジ4の長手方向には、各色のインクに対応したノズル列が形成され、各ノズル列はノズルを複数有している。印画処理においてインクを吐出する際には、ノズルは、コントロールユニット6によってペーパーPに対して突出するように制御される。
プラテン5は、キャリッジ4およびプリントヘッド4aに対向する位置に配置されている。搬送されてくるペーパーPは、印画を行う際に、プラテン5におけるプリントヘッド4aに対向するプラテン面に沿うように搬送される。
コントロールユニット6は、図2に示すように、搬送部2、レール3、プリントヘッド4a等にそれぞれ接続されており、これらに対して供給・停止などの制御指示を行う。また、コントロールユニット6は、電源回路40と接続されており、制御系および駆動系の電力が電源回路40から供給される。なお、本実施形態のインクジェットプリンタ100に搭載された電源回路40の構成については、後段にて詳述する。
コントロールユニット6は、図2に示すように、搬送部2、レール3、プリントヘッド4a等にそれぞれ接続されており、これらに対して供給・停止などの制御指示を行う。また、コントロールユニット6は、電源回路40と接続されており、制御系および駆動系の電力が電源回路40から供給される。なお、本実施形態のインクジェットプリンタ100に搭載された電源回路40の構成については、後段にて詳述する。
[プリント部200の動作説明]
インクジェットプリンタ100のプリント部200は、ペーパーPの搬送方向に直交する方向に移動するキャリッジ4を走査して1行分の画像を印画した後、ペーパーPを一行分搬送して停止させる。続いて、次の行の画像を同様に印画し、さらに同様の搬送動作を繰り返しながら画像形成を行い、印画処理を終了する。この印画処理において高品質な画像を得るためには、プリントヘッド4aに搭載されているノズルから、インクをペーパーPの所定の位置に正確に吹き付ける必要がある。
インクジェットプリンタ100のプリント部200は、ペーパーPの搬送方向に直交する方向に移動するキャリッジ4を走査して1行分の画像を印画した後、ペーパーPを一行分搬送して停止させる。続いて、次の行の画像を同様に印画し、さらに同様の搬送動作を繰り返しながら画像形成を行い、印画処理を終了する。この印画処理において高品質な画像を得るためには、プリントヘッド4aに搭載されているノズルから、インクをペーパーPの所定の位置に正確に吹き付ける必要がある。
まず、マガジン21から引き出されたペーパーPは、搬送部2のローラ対25によって、搬送方向下流側のプリント部200におけるプリントヘッド4aとプラテン5との間隙に搬送される。また、ローラ対25は、ペーパーPの厚みによるこしの特性により、そのままプラテン5の面に沿って所定のプラテンギャップを維持しながらペーパーPを搬送していく。
ペーパーPの印画箇所がプラテン面のほぼ中央部分に到達すると、キャリッジ4は連続的にレール3上を往復運動する。その際、インクカートリッジ23からチューブ9を介してプリントヘッド4aに供給されたインクが、図示しない吐出手段の動作によって、ノズルからペーパーPに向けて吐出される。続いて、搬送部2が、プリントヘッド4aの往復タイミングに対応してペーパーPを搬送する。これにより、ライン状の印画が連続状態となって面状となり、ペーパーPにおける印画面(プリントヘッド4aと対向する面)に画像が形成される。
印画が終了すると、ペーパーPはプラテン面に沿ってさらに搬送されていき、ローラ対26において、ローラ間に挟みこまれ、下流側に押し出される。その後、カッター22によって所定のサイズにカットされる。
そして、プリントヘッド4aは、印画が終了すると、レール3に沿って所定の待機位置へ移動し、この待機位置においてキャップ4bによってノズル部分が覆われて保護される。
そして、プリントヘッド4aは、印画が終了すると、レール3に沿って所定の待機位置へ移動し、この待機位置においてキャップ4bによってノズル部分が覆われて保護される。
[電源回路40の構成]
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、上述したように、USBケーブル31を介して接続されたPC30からVbusラインによって5VのVbus電圧を印加されて駆動する電源回路40を搭載している。
電源回路40は、図3に示すように、自己保持回路40a、Vbus信号検出部(信号監視部)40b、CPU(制御部)41、制御側電源(制御系電源回路)42,43、インターロック用電源44、駆動側電源(駆動系電源回路)45,46、AC電源47、インターロックリレースイッチ48a,48b、起動用リレースイッチ49a,49b、インターロックスイッチ50、インターロック検知部51、CPU(省電力移行手段)52および省電力モード移行用トランジスタ(省電力移行手段)53を備えている。
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、上述したように、USBケーブル31を介して接続されたPC30からVbusラインによって5VのVbus電圧を印加されて駆動する電源回路40を搭載している。
電源回路40は、図3に示すように、自己保持回路40a、Vbus信号検出部(信号監視部)40b、CPU(制御部)41、制御側電源(制御系電源回路)42,43、インターロック用電源44、駆動側電源(駆動系電源回路)45,46、AC電源47、インターロックリレースイッチ48a,48b、起動用リレースイッチ49a,49b、インターロックスイッチ50、インターロック検知部51、CPU(省電力移行手段)52および省電力モード移行用トランジスタ(省電力移行手段)53を備えている。
自己保持回路40aは、USBケーブル31のVbusライン経由でPC30側から供給される5Vの起動電圧によって電源回路40が起動した後でローカル電源として5Vの起動電圧を起動用リレースイッチ49aに対して印加する5V電源40aaを有している。これにより、インクジェットプリンタ100を起動した後で、インクジェットプリンタ100側およびPC30側のいずれかにおいてUSBケーブル31が抜けおちたり、PC30が先にシャットダウンしてしまったりした場合でも、インクジェットプリンタ100の動作を保持することができる。
Vbus信号検出部40bは、起動用リレースイッチ49aと並列関係になるように配置されたダイオード等の電流検出器であって、USBケーブル31(Vbusライン)を介してPCから印加されるVbus信号(5Vの駆動電圧)の有無を検出して、CPU41に対して送信する。
CPU41は、Vbus信号検出部40bから受信したVbus信号の有無に応じて、インクジェットプリンタ100の動作、つまり電源回路40からの電力供給を保持するか否かを決定する。具体的には、PC30から印加されるVbus信号を受信している場合には、CPU41はそのままインクジェットプリンタ100の動作(電源回路40からの電力供給)を保持する。一方、PC30からのVbus信号を受信しなくなった場合には、CPU41は自発的にインクジェットプリンタ100をシャットダウンさせるように終了モードへ移行する。
CPU41は、Vbus信号検出部40bから受信したVbus信号の有無に応じて、インクジェットプリンタ100の動作、つまり電源回路40からの電力供給を保持するか否かを決定する。具体的には、PC30から印加されるVbus信号を受信している場合には、CPU41はそのままインクジェットプリンタ100の動作(電源回路40からの電力供給)を保持する。一方、PC30からのVbus信号を受信しなくなった場合には、CPU41は自発的にインクジェットプリンタ100をシャットダウンさせるように終了モードへ移行する。
制御側電源42,43は、制御系回路に対して電力を供給するための、それぞれ5V、42Vの電源であって、PC30からVbus信号、つまり5Vの起動電圧が印加されて起動用リレースイッチ49a,49bが作動すると、AC電源47から電力供給を受けて起動する。
インターロック用電源44は、上述した制御用電源43の下流側に配置されており、後述するインターロックスイッチ50やCPU52、省電力モード移行用トランジスタ53等と接続されている。
インターロック用電源44は、上述した制御用電源43の下流側に配置されており、後述するインターロックスイッチ50やCPU52、省電力モード移行用トランジスタ53等と接続されている。
駆動側電源45,46は、駆動系回路に対して電力を供給するための、それぞれ24V、36Vの電源であって、PC30からVbus信号、つまり5Vの起動電圧が印加されて起動用リレースイッチ49a,49bが作動すると、AC電源47から電力供給を受けて起動するとともに、インターロックリレースイッチ48a,48bが機能すると、AC電源47からの電力供給が停止する。
AC電源47は、上述した制御系および駆動系電源42,43,45,46に対してそれぞれ電力を供給する。
インターロックリレースイッチ(X1)48a,48bは、インターロックスイッチ50の下流側、および駆動系電源回路側における駆動側電源45,46とAC電源47との間にそれぞれ配置されている安全スイッチである。そして、インターロックリレースイッチ48a,48bは、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開けられること等によりインターロックスイッチ50が作動してOFF状態になると、インターロックリレースイッチ48a(X1)に電流が流れなくなってインターロックリレースイッチ48bが電磁石によってOFF状態となり、駆動側電源45,46に対するAC電源47からの電力供給を停止させる。また、インターロックリレースイッチ48a,48bは、インターロックスイッチ50の上位側に配置されたCPU52によって省電力モード移行用トランジスタ53を介してインターロック用電源44からインターロックリレースイッチ48aに電力供給が停止されると、インターロック作動時と同様に、インターロックリレースイッチ48bが電磁石によってOFF状態となって駆動側電源45,46に対する電力供給を停止して省電力モードへ移行する。
インターロックリレースイッチ(X1)48a,48bは、インターロックスイッチ50の下流側、および駆動系電源回路側における駆動側電源45,46とAC電源47との間にそれぞれ配置されている安全スイッチである。そして、インターロックリレースイッチ48a,48bは、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開けられること等によりインターロックスイッチ50が作動してOFF状態になると、インターロックリレースイッチ48a(X1)に電流が流れなくなってインターロックリレースイッチ48bが電磁石によってOFF状態となり、駆動側電源45,46に対するAC電源47からの電力供給を停止させる。また、インターロックリレースイッチ48a,48bは、インターロックスイッチ50の上位側に配置されたCPU52によって省電力モード移行用トランジスタ53を介してインターロック用電源44からインターロックリレースイッチ48aに電力供給が停止されると、インターロック作動時と同様に、インターロックリレースイッチ48bが電磁石によってOFF状態となって駆動側電源45,46に対する電力供給を停止して省電力モードへ移行する。
起動用リレースイッチ(X2)49a,49bは、PC30と接続されたUSBケーブル31が接続されるUSBポートと上述したCPU41との間、およびAC電源47と制御側電源42,43との間にそれぞれ配置されている。そして、起動用リレースイッチ49a,49bは、PC30から印加される5Vの起動電圧としてのVbus信号を受信すると、起動用リレースイッチ(X2)49aに電流が流れて起動用リレースイッチ49bがON状態となり、AC電源47から制御側・駆動側電源42,43,45,46に対してそれぞれ電力が供給される。
インターロックスイッチ50は、インターロックリレースイッチ48a,48bを作動させるためのスイッチであって、例えば、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15a等を開けた際に作動するマグネットリードスイッチ(近接センサ)である。
インターロック検知部51は、インターロックスイッチ50の開閉状態を検知するためのダイオード等の電流検出器であって、ダイオードに電流が流れるか否かによってインターロックスイッチ50が作動しているか否かを検知してCPU52に対して検知結果を送信する。具体的には、インクジェットプリンタ100の扉15aが開けられてインターロックスイッチ50が作動している場合には、インターロックスイッチ50の下位に電流が流れなくなるため、省電力モードへ移行している場合を除いて、インターロックスイッチ50が作動していることを検知することができる。つまり、CPU52は、省電力モード中にインターロックが作動しているか否かを確認するために、省電力モードを解除して省電力モード移行用トランジスタ53から下位へ電力供給を再開させる。すると、インターロックが作動してインターロックスイッチ50が作動している場合を除いて、インターロック検知部51には電流が流れることになる。このため、インターロック検知部51における検知結果をCPU52が受信することで、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確認することができる。 CPU52は、インターロック検知部51に電流が流れるか否かに応じて、インターロックスイッチ50の作動の有無を検出する。さらに、CPU52は、省電力モード移行用トランジスタ53に接続されており、省電力モードへの移行および省電力モードからの復帰を制御する。具体的には、CPU52は、省電力モードへ移行する際には、インターロック用電源44から印加される24V電圧を下位に配置されたインターロックスイッチ50等に流さないように、省電力モード移行用トランジスタ53において電力供給を遮断する。これにより、インターロックリレースイッチ48aに電流が流れなくなるため、駆動側電源45,46を含む回路に設けられたインターロックリレースイッチ48bがOFF状態となって、インターロック作動時と同様に、駆動側電源45,46への電力供給が停止されて省電力モードへ移行することができる。また、CPU52は、上述したように、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確認するために、所定時間経過毎に、約0.5秒間だけ省電力モード移行用トランジスタ53から下位への電力供給を行う。これにより、インターロック検知部51における検知結果に応じて、インターロックが作動中であるか否かを容易に確認することができる。さらに、約0.5秒間だけ電力供給を行ってから再度遮断することで、インターロックリレースイッチ48a,48bが動作する前に電力供給を遮断することができるため、駆動側電源45,46が起動することを防止して省電力化を維持することができる。
インターロック検知部51は、インターロックスイッチ50の開閉状態を検知するためのダイオード等の電流検出器であって、ダイオードに電流が流れるか否かによってインターロックスイッチ50が作動しているか否かを検知してCPU52に対して検知結果を送信する。具体的には、インクジェットプリンタ100の扉15aが開けられてインターロックスイッチ50が作動している場合には、インターロックスイッチ50の下位に電流が流れなくなるため、省電力モードへ移行している場合を除いて、インターロックスイッチ50が作動していることを検知することができる。つまり、CPU52は、省電力モード中にインターロックが作動しているか否かを確認するために、省電力モードを解除して省電力モード移行用トランジスタ53から下位へ電力供給を再開させる。すると、インターロックが作動してインターロックスイッチ50が作動している場合を除いて、インターロック検知部51には電流が流れることになる。このため、インターロック検知部51における検知結果をCPU52が受信することで、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確認することができる。 CPU52は、インターロック検知部51に電流が流れるか否かに応じて、インターロックスイッチ50の作動の有無を検出する。さらに、CPU52は、省電力モード移行用トランジスタ53に接続されており、省電力モードへの移行および省電力モードからの復帰を制御する。具体的には、CPU52は、省電力モードへ移行する際には、インターロック用電源44から印加される24V電圧を下位に配置されたインターロックスイッチ50等に流さないように、省電力モード移行用トランジスタ53において電力供給を遮断する。これにより、インターロックリレースイッチ48aに電流が流れなくなるため、駆動側電源45,46を含む回路に設けられたインターロックリレースイッチ48bがOFF状態となって、インターロック作動時と同様に、駆動側電源45,46への電力供給が停止されて省電力モードへ移行することができる。また、CPU52は、上述したように、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確認するために、所定時間経過毎に、約0.5秒間だけ省電力モード移行用トランジスタ53から下位への電力供給を行う。これにより、インターロック検知部51における検知結果に応じて、インターロックが作動中であるか否かを容易に確認することができる。さらに、約0.5秒間だけ電力供給を行ってから再度遮断することで、インターロックリレースイッチ48a,48bが動作する前に電力供給を遮断することができるため、駆動側電源45,46が起動することを防止して省電力化を維持することができる。
省電力モード移行用トランジスタ53は、CPU52に接続されており、インターロックスイッチ50よりも上位側に配置されている。そして、省電力モード移行用トランジスタ53は、インターロック用電源44から印加される24Vの電圧を下位側へ印加するか否かを決定する。具体的には、CPU52において、所定時間の経過等によって省電力モードへ移行することが決定されると、CPU52は省電力モード移行用トランジスタ53から下位への電力供給を停止する。これにより、インターロックリレースイッチ48aに電流が流れなくなって、インターロックリレースイッチ48bがOFF状態となることで、省電力モードへ移行することができる。
<電源回路40における省電力モードへの移行および復帰動作>
本実施形態のインクジェットプリンタ100のCPU52による省電力モードへの移行動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、ステップS1においては、まず、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で所定時間(例えば、5分)経過するまで待機する。なお、この省電力モードへの移行の条件となる所定時間については、オペレータによって適宜設定変更が可能である。
本実施形態のインクジェットプリンタ100のCPU52による省電力モードへの移行動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、ステップS1においては、まず、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で所定時間(例えば、5分)経過するまで待機する。なお、この省電力モードへの移行の条件となる所定時間については、オペレータによって適宜設定変更が可能である。
そして、インクジェットプリンタ100における未動作時間が所定時間に達すると、ステップS2において、CPU52が省電力モードへの移行を開始する。
具体的には、ステップS3において、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53から下位への電力供給を停止させる。これにより、インターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48aへの電力供給が停止するため、ステップS4において、インターロックリレースイッチ48bをOFF状態へ移行させる。
具体的には、ステップS3において、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53から下位への電力供給を停止させる。これにより、インターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48aへの電力供給が停止するため、ステップS4において、インターロックリレースイッチ48bをOFF状態へ移行させる。
そして、ステップS5では、駆動側電源45,46への電力供給を停止させて省電力モードへ移行させることができる。
続いて、上述した省電力モードへ移行した後、CPU52によって所定時間経過毎に行われる復帰動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
続いて、上述した省電力モードへ移行した後、CPU52によって所定時間経過毎に行われる復帰動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、ステップS11では、CPU52は、省電力モードへ移行してから所定時間が経過するまで待機する。そして、省電力モードに移行してから所定時間(例えば、2分)経過すると、ステップS12へ進み、CPU52が、復帰動作を開始する。なお、この省電力モードからの復帰の条件となる所定時間については、オペレータによって適宜設定変更が可能である。
ステップS13では、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53より下位のインターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48a等への電力供給を再開する。
ステップS14では、CPU52が、上記電力供給の再開中にインターロック検知部51に電流が流れたか否かを確認し、省電力モード中にインターロックが作動しているか否かを確認する。具体的には、電力供給を再開した際にインターロック検知部51に電流が流れた場合には、インターロックは作動していないと判定される。一方、電力供給を再開した際にインターロック検知部51に電流が流れない場合には、インターロックが作動していると判定される。
ステップS14では、CPU52が、上記電力供給の再開中にインターロック検知部51に電流が流れたか否かを確認し、省電力モード中にインターロックが作動しているか否かを確認する。具体的には、電力供給を再開した際にインターロック検知部51に電流が流れた場合には、インターロックは作動していないと判定される。一方、電力供給を再開した際にインターロック検知部51に電流が流れない場合には、インターロックが作動していると判定される。
続いて、それぞれの判定結果に応じて、ステップS15へ進んだ場合には、インターロックが作動しており、PC30からのデータ受信が行えないと判定する。
一方、ステップS16へ進んだ場合には、インターロックは作動しておらず、PC30からのデータ受信可能と判定して処理を終了する。
なお、上記ステップS15,16における判定を受けた場合には、インターロックが作動している原因(扉15aの開放等)を排除して、省電力モード中であってもPC30からのデータを受信できるようにすることが好ましい。
一方、ステップS16へ進んだ場合には、インターロックは作動しておらず、PC30からのデータ受信可能と判定して処理を終了する。
なお、上記ステップS15,16における判定を受けた場合には、インターロックが作動している原因(扉15aの開放等)を排除して、省電力モード中であってもPC30からのデータを受信できるようにすることが好ましい。
ステップS17において、ステップS13において電力供給を再開してから0.5秒を経過すると、ステップS18では、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53より下位のインターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48a等への電力供給を停止する。
これにより、図3に示すように、インターロックスイッチ50よりも上位に配置された省電力モード移行用トランジスタ53がインターロックスイッチ50よりも優先される回路構成であっても、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確実に検出して、PC30から送信されるデータを受け取れる状態に修正することができる。
これにより、図3に示すように、インターロックスイッチ50よりも上位に配置された省電力モード移行用トランジスタ53がインターロックスイッチ50よりも優先される回路構成であっても、省電力モード中におけるインターロックの作動の有無を確実に検出して、PC30から送信されるデータを受け取れる状態に修正することができる。
[インクジェットプリンタ100の特徴]
(1)
本実施形態のインクジェットプリンタ100は、PC30から5Vの起動電圧が入力されて制御側電源42,43と駆動側電源45,46とを起動用リレースイッチ49a,49bを介して起動させる画像形成装置であって、図3に示すように、動作停止状態のままで所定時間が経過すると上記駆動側電源45,46に対する電力供給を停止させるCPU52および省電力モード移行用トランジスタ53を、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開放された際等に作動するインターロックスイッチ50よりも上位側に配置している。
(1)
本実施形態のインクジェットプリンタ100は、PC30から5Vの起動電圧が入力されて制御側電源42,43と駆動側電源45,46とを起動用リレースイッチ49a,49bを介して起動させる画像形成装置であって、図3に示すように、動作停止状態のままで所定時間が経過すると上記駆動側電源45,46に対する電力供給を停止させるCPU52および省電力モード移行用トランジスタ53を、インクジェットプリンタ100の筐体15の扉15aが開放された際等に作動するインターロックスイッチ50よりも上位側に配置している。
これにより、従来のインターロックリレースイッチと省電力モードリレースイッチとを直列に配置した回路構成と比較して、省電力モードリレースイッチを省略してリレースイッチを1つにすることができるため、電源回路40の回路構成を簡素化することができる。
(2)
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、図5に示すように、所定時間(2分)経過するたびに、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53より下位のインターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48a等への電力供給を再開して省電力モードを解除して通常モードへ復帰させる。
(2)
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、図5に示すように、所定時間(2分)経過するたびに、CPU52が、省電力モード移行用トランジスタ53より下位のインターロックスイッチ50、インターロックリレースイッチ48a等への電力供給を再開して省電力モードを解除して通常モードへ復帰させる。
これにより、省電力モード移行用トランジスタ53をインターロックスイッチ50よりも上位側に配置したことで、省電力モードへの移行が優先される回路構成であっても、省電力モード中にインターロックが作動したためにPC30から送信されるデータを受信できない状態であることを早急に認識させて、インターロックが作動した原因を排除することができる。この結果、省電力モードへの移行が優先される回路構成においても、インターロックの作動状況を逐次確認して、PC30から送信されるデータを受け取れなくなることを回避することができる。
(3)
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、CPU52によって、所定時間経過毎に省電力モードから復帰させる際には、インターロック検知部51においてインターロックスイッチ50のON/OFF状態を検出可能な最短時間である約0.5秒だけ、省電力モード移行用トランジスタ53に対して電力供給を行う。
本実施形態のインクジェットプリンタ100では、CPU52によって、所定時間経過毎に省電力モードから復帰させる際には、インターロック検知部51においてインターロックスイッチ50のON/OFF状態を検出可能な最短時間である約0.5秒だけ、省電力モード移行用トランジスタ53に対して電力供給を行う。
これにより、インターロックリレースイッチ48a,48bが作動する前に、電力供給を再停止させることができるため、駆動側電源45,46を起動させることはない。この結果、省電力モードを所定時間経過毎に解除した場合でも省電力化を維持しつつ、省電力モード中におけるインターロックの作動によってPC30からのデータを受信できなくなることを防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、省電力モード移行手段として、CPU52と省電力モード移行用トランジスタ53とを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、省電力モード移行手段として、CPU52と省電力モード移行用トランジスタ53とを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、トランジスタ以外の回路構成によって、省電力モード移行手段を構成してもよい。
(B)
上記実施形態では、省電力モード中にインターロックの作動の有無を検知するために、CPUが約0.5秒間だけ下位への電力供給を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(B)
上記実施形態では、省電力モード中にインターロックの作動の有無を検知するために、CPUが約0.5秒間だけ下位への電力供給を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、インターロック作動の有無を確認するための電力供給時間としては、約0.5秒間に限らず、0.5秒未満、あるいは0.5秒よりも長い時間としてもよい。
ただし、電力供給を行う時間を長くした場合には電磁石であるインターロックリレースイッチ48bが作動して駆動側電源45,46が起動することで、省電力モードの効果が薄くなるという問題があるため、上記実施形態のように、インターロックリレースイッチ48bが作動しない範囲のできる限り短時間だけ電力供給を再開することがより好ましい。
ただし、電力供給を行う時間を長くした場合には電磁石であるインターロックリレースイッチ48bが作動して駆動側電源45,46が起動することで、省電力モードの効果が薄くなるという問題があるため、上記実施形態のように、インターロックリレースイッチ48bが作動しない範囲のできる限り短時間だけ電力供給を再開することがより好ましい。
(C)
上記実施形態では、省電力モードへ移行する条件として、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で5分経過した場合を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、省電力モードへの移行時間としては、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で2,3分あるいは10分以上の時間が設定されていてもよい。
上記実施形態では、省電力モードへ移行する条件として、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で5分経過した場合を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、省電力モードへの移行時間としては、インクジェットプリンタ100が動作しない状態で2,3分あるいは10分以上の時間が設定されていてもよい。
(D)
上記実施形態では、外部装置としてPC30を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、PC以外にも、インクジェットプリンタ等の画像形成装置に対して、指示入力を行う外部装置を用いることもできる。
上記実施形態では、外部装置としてPC30を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、PC以外にも、インクジェットプリンタ等の画像形成装置に対して、指示入力を行う外部装置を用いることもできる。
(E)
上記実施形態では、外部装置としてのPC30とインクジェットプリンタ100との間をUSBケーブル31によって接続した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
USBケーブル以外にも、例えば、IEEE1394ケーブルやLANケーブル等を介してPCとインクジェットプリンタとを接続し、起動電圧や各種動作信号を入力するようにしてもよい。
上記実施形態では、外部装置としてのPC30とインクジェットプリンタ100との間をUSBケーブル31によって接続した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
USBケーブル以外にも、例えば、IEEE1394ケーブルやLANケーブル等を介してPCとインクジェットプリンタとを接続し、起動電圧や各種動作信号を入力するようにしてもよい。
本発明の画像形成装置は、駆動系電源回路側の省電力機能スイッチ駆動用のリレーを省略して、回路構成を簡略化することができるという効果を奏することから、省電力モード移行用のスイッチとインターロックスイッチとを搭載した各種装置の電源回路に対して広く適用可能である。
2 搬送部
3 レール
4 キャリッジ
4a プリントヘッド(インクヘッド)
4b キャップ
5 プラテン
6 コントロールユニット
10 突筒部
15 筐体
15a 扉
18 排紙トレイ
19 排出口
21 マガジン
23 インクカートリッジ
25,26 ローラ対
30 パーソナルコンピュータ(PC)
31 USBケーブル
40 電源回路
40a 自己保持回路
40aa 5V電源
40b Vbus信号検出部(信号監視部)
41 CPU(制御部)
42,43 制御側電源(制御系電源回路)
44 インターロック用電源
45,46 駆動側電源(駆動系電源回路)
47 AC電源
48a,48b インターロックリレースイッチ
49a,49b 起動用リレースイッチ
50 インターロックスイッチ
51 インターロック検知部
52 CPU(省電力移行手段)
53 省電力モード移行用トランジスタ(省電力移行手段)
100 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
200 プリント部
210 インク貯留部
3 レール
4 キャリッジ
4a プリントヘッド(インクヘッド)
4b キャップ
5 プラテン
6 コントロールユニット
10 突筒部
15 筐体
15a 扉
18 排紙トレイ
19 排出口
21 マガジン
23 インクカートリッジ
25,26 ローラ対
30 パーソナルコンピュータ(PC)
31 USBケーブル
40 電源回路
40a 自己保持回路
40aa 5V電源
40b Vbus信号検出部(信号監視部)
41 CPU(制御部)
42,43 制御側電源(制御系電源回路)
44 インターロック用電源
45,46 駆動側電源(駆動系電源回路)
47 AC電源
48a,48b インターロックリレースイッチ
49a,49b 起動用リレースイッチ
50 インターロックスイッチ
51 インターロック検知部
52 CPU(省電力移行手段)
53 省電力モード移行用トランジスタ(省電力移行手段)
100 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
200 プリント部
210 インク貯留部
Claims (3)
- 制御ユニットに対して電力を供給する制御系電源回路と、
駆動ユニットに対して電力を供給する駆動系電源回路と、
外部装置から信号を受信して、前記外部装置側から供給される駆動電圧によって前記制御系電源回路および前記駆動系電源回路をリレー駆動する制御部と、
所定の条件を満たすと前記制御系電源回路からの電力供給を維持したまま、前記駆動系電源回路からの電力供給を停止するインターロックスイッチと、
前記インターロックスイッチよりも上位側に配置されており、所定時間以上使用していない場合に前記駆動系電源回路から供給される電力を遮断して省電力モードへ移行させる省電力移行手段と、
を備えている画像形成装置。 - 前記制御部は、前記省電力モードへ移行した際には、所定時間経過毎に前記省電力モードを解除して前記駆動系電源回路からの電力供給を再開する、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記省電力モードを解除する際には、インターロックスイッチの開閉状態を検出可能な最短時間だけ前記駆動系電源回路からの電力供給を行う、
請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100326A JP2007268967A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100326A JP2007268967A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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-
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- 2006-03-31 JP JP2006100326A patent/JP2007268967A/ja active Pending
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