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JP2007266639A - トランス - Google Patents

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JP2007266639A
JP2007266639A JP2007182145A JP2007182145A JP2007266639A JP 2007266639 A JP2007266639 A JP 2007266639A JP 2007182145 A JP2007182145 A JP 2007182145A JP 2007182145 A JP2007182145 A JP 2007182145A JP 2007266639 A JP2007266639 A JP 2007266639A
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Kanenori Tsunoda
兼教 角田
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Abstract

【課題】1次コイルと2次コイルとの間の絶縁距離を十分に確保しつつさらなる小型化が可能なトランスを提供することである。
【解決手段】ボビンB11のフランジ部FL11の下部側に絶縁用凹部T23を有する絶縁用突出部T22を設ける。絶縁用凸部T25が絶縁用凹部T23に嵌合するように絶縁用部材S1を絶縁用突出部T22に装着する。2次コイルC2の引き出し線CP2は絶縁用部材S1の表面上を通ってピン端子P32に接続する。
【選択図】図5

Description

本発明は1次コイルと2次コイルとを電気的に絶縁したトランスに関するものである。
1次コイルと2次コイルとの間の絶縁距離を確保するために、ボビンの一方のフランジ部に絶縁用突出部を設けたトランスが提案されている(特許文献1参照)。
図6は従来のトランスの例を示す断面図である。なお、図6において、互いに直交する方向を矢印X、YおよびZで表す。矢印Xの方向を正面側、矢印Xと反対方向を背面側、矢印Yの方向を側面側、矢印Zの方向を上側、矢印Zと反対方向を下側とする。
図6に示すように、ボビン10は、巻線部101の両端にフランジ部102,103を有する。巻線部101には1次コイルC1が巻回され、1次コイルの引き出し線CP1がフランジ部102付近から引き出され、フランジ部102に設けられた溝を通ってピン端子104に接続され、さらに引き出し線CP1とピン端子104の接続部に半田付けが施される。また、1次コイルC1の上に2次コイルC2がさらに巻回され、2次コイルC2の引き出し線CP2がフランジ部103付近から引き出され、フランジ部102に設けられたピン端子105に接続され、さらに引き出し線CP2とピン端子105の接続部に半田付けが施される。ボビン10には磁心として上下からE型コアE1,E2が装着され、所定の磁気回路が形成される。
一般に、トランスは、用途および構造等に応じて種々の安全規格が定められている。このため、上記のようなトランスにおいては、1次コイルC1と2次コイルC2との間の絶縁距離およびE型コアE1,E2と2次コイルC2との間の絶縁距離を確保して安全規格を満たさなければならない。
ここで、1次コイルC1と2次コイルC2との間の絶縁距離は、1次コイルC1のフランジ部102側の端部からフランジ部102のピン端子105側の上面および正面側の表面を通って下面のピン端子105にいたる距離Aとなる。
図6のトランスでは、フランジ部102のピン端子105側を矢印Bの方向に突出させることにより、半田付けの際に引き出し線CP2の被覆の一部が溶融した場合でも、所定の絶縁距離Aを確保することができる。これにより、絶縁距離Aを十分に確保しつつ高さの低いトランスの製造が可能となった。
特開2001−76942号公報
近年、電子機器の小型化に伴い、トランスのさらなる小型化が要望されている。しかしながら、上記のトランスにおいては、高さ寸法を小さくすることは可能であったが、前後方向の寸法を小さくすることが困難であった。
本発明の目的は、1次コイルと2次コイルとの間の絶縁距離を十分に確保しつつさらなる小型化が可能なトランスを提供することである。
本発明に係るトランスにおいては、所定の取り付け面に取り付け可能であって、取り付け面に略垂直に配置される巻線部および巻線部の両端に形成される第1および第2のフランジ部を有するボビンと、巻線部に巻回された第1および第2のコイルと、第1のフランジ部の一方側における下面に設けられ、第1のコイルの引き出し線が接続される複数の第1のピン端子と、第1のフランジ部の他方側における下面に設けられ、第2のコイルの引き出し線が接続される複数の第2のピン端子と、ボビンに装着された磁心と、第1のフランジ部の他方側に装着され第2のフランジ部まで延びるように形成される絶縁用部材とを備え、第1のフランジ部は、他方側の側面に絶縁用凹部を有し、絶縁用部材は、絶縁用凹部に嵌合する絶縁用凸部を有し、絶縁用凸部が絶縁用凹部に嵌合するように第1のフランジ部の他方側に装着され、第2のコイルの引き出し線は、第2のフランジ部側から引き出され、絶縁用部材の第1のフランジ部と反対側の表面上を通って第2のピン端子に接続され、絶縁用凹部と絶縁用凸部とは、第1のコイルと第2のピン端子との間の最短絶縁距離が絶縁用凹部の底面を通る距離となるように嵌合されるものである。
本発明に係るトランスにおいては、第1のフランジ部は、他方側における側面に絶縁用凹部を有し、絶縁用部材の絶縁用凸部が絶縁用凹部に嵌合される。
この場合、絶縁用凹部の内面により第1のコイルと第2のピン端子との間の絶縁距離を長くすることができる。それにより、第1のフランジ部の他方側の高さを高くすることなく、第1のコイルと第2のピン端子との間の絶縁距離を十分に確保することができる。その結果、第1のコイルと第2のコイルとの間の絶縁距離を十分に確保しつつトランスの高さを小さくすることが可能となる。
また、絶縁用部材は、第2のフランジ部まで延びるように形成され、第2のコイルの引き出し線は、第2のフランジ部の他方側から絶縁用部材の表面上を通って第2のピン端子に導かれる。
この場合、第2のコイルの引き出し線の第2のピン端子付近の被覆が溶融しても、絶縁距離を十分確保することが可能となる。
第1のフランジ部の他方側の下面における巻線部と第2のピン端子との間に第2のピン端子の整列方向に沿って延びる絶縁用凸条部が設けられてもよい。
この場合、絶縁用凸条部の第1のピン端子側の側面により磁心と第2のピン端子との間の絶縁距離を長くすることができる。それにより、第1のフランジ部の他方側の水平方向の寸法を大きくすることなく、磁心と第2のピン端子との間の絶縁距離を十分に確保することができる。その結果、第2のコイルと磁心との間の絶縁距離を十分に確保しつつトランスの水平方向の寸法を小さくすることが可能となる。
第1のフランジ部の他方側の下面における巻線部と第2のピン端子との間に第2のピン端子の整列方向に沿って延びかつ絶縁用突起部が嵌合可能な絶縁用溝部が設けられてもよい。
この場合、絶縁用溝部の内面により磁心と第2のピン端子との間の絶縁距離を長くすることができる。それにより、第1のフランジ部の他方側の水平方向の寸法を大きくすることなく、磁心と第2のピン端子との間の絶縁距離を十分に確保することができる。その結果、第2のコイルと磁心との間の絶縁距離を十分に確保しつつトランスの水平方向の寸法を小さくすることが可能となる。
絶縁用部材は、放熱用凸状部を有し、第2のコイルの引き出し線が放熱用凸状部の側面に沿うように係止されてもよい。この場合、第2のピン端子に第2のコイルの引き出し線が半田付けされる際に第2のピン端子から第2のコイルの引き出し線を伝わる熱を放熱用凸状部に移動させることができる。これにより、第2のコイルの引き出し線が放熱され、放熱用凸状部の位置で被覆の溶融を止めることが可能となる。
放熱用凸状部は、曲面状の側面を有してもよい。この場合、第2のコイルの引き出し線が放熱用凸状部の曲面状の側面に沿うように案内されるので、第2のコイルの引き出し線を比較的大きな張力で放熱用凸状部に係止した場合でも第2のコイルの引き出し線の放熱用凸状部との接触面に高い応力集中が発生することが防止される。これにより、第2のコイルの引き出し線の破断を防止しつつ第2のコイルの引き出し線を放熱用凸状部の側面に密に接触させることができるとともに、接触面を大きくすることができる。その結果、より高い放熱効果が得られる。
絶縁用部材は、上下方向に延びる保護用突条部を有してもよい。この場合、組立作業時等に、機械等が第2のコイルの引き出し線に接触することが防止される。これにより、第2のコイルの引き出し線の破断を防ぐことが可能となる。
本発明においては、絶縁用凹部の内面により絶縁距離を長くすることができるので、1次コイルと2次コイルとの間の絶縁距離を十分に確保しつつさらなる小型化が可能なトランスを提供することができる。
以下、本発明の参考形態および実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(参考形態)
図1は、本発明の参考形態に係るトランスの斜視図である。図2は、図1に示すトランスの正面図であり、図3は図2に示すトランスのA−A線断面図である。なお、図1〜図3において、互いに直交する方向を矢印X、YおよびZで表す。矢印Xの方向を正面側、矢印Xと反対方向を背面側、矢印Yの方向を側面側、矢印Zの方向を上側、矢印Zと反対方向を下側とする。
図1〜図3に示すトランスは、ボビンB1、1次コイルC1、2次コイルC2、E型コアEC1、EC2、ピン端子P11〜P15,P21,P22および絶縁用部材Sを備える。
ボビンB1は、1次コイルC1および2次コイルC2が巻回される巻線部B2と、巻線部B2の背面側の端部に形成されるフランジ部FL1と、巻線部B2の正面側の端部に形成されるフランジ部FL2とからなる。なお、ボビンB1はプラスチック等の絶縁材料により一体的に形成される。
フランジ部FL1の下部には、背面側に向かって突出する突出部T1が形成される。突出部T1には、1次コイルC1の引き出し線CP1を案内するためのガイド溝(図示せず)が形成される。突出部T1の下面には、ピン端子P11〜P15が圧入または一体成形等により植設される。
フランジ部FL2の下部には、正面側に向かって突出する絶縁用突出部T2が形成される。絶縁用突出部T2の下面には、2本のピン端子P21,P22が圧入または一体成形等により植設される。絶縁用突出部T2の正面には、矢印Yの方向に延びるように矩形状の絶縁用凹部T3が形成される。絶縁用突出部T2の下面には、ピン端子P21,P22の背面側および側面側を囲むようにコ字状の絶縁用凸条部T4が形成される。フランジ部FL2の上部には2次コイルC2の引き出し線CP2を案内するためのガイド溝R1,R2が形成される。
ボビンB1には、背面側および正面側から磁心となるE型コアEC1,EC2がそれぞれ装着され、所定の磁気回路が構成される。なお、コアの形状等は、この例に特に限定されず、E型コアとI型コアとの組み合わせ等の他の形状のコアを用いてもよい。
絶縁用部材Sの背面側の下部には矢印Yの方向に延びるように矩形状の絶縁用凸部T5が形成される。絶縁用凸部T5が絶縁用凹部T3に嵌合するように絶縁用部材Sが絶縁用突出部T2およびE型コアEC2の正面側に装着される。絶縁用部材Sの正面側の中央付近には、矢印Yの方向に延びるように長尺状の放熱用凸状部T6が形成される。放熱用凸状部T6の両方の側面は円弧状の曲面に形成されている。また、絶縁用部材Sの正面側の下部には、略三角形状の放熱用凸状部T7,T8が形成される。放熱用凸状部T7,T8の内側の側面の角部は円弧状に形成され、放熱用凸状部T6の両側の側面よりも内側に位置するように配置されている。
さらに、絶縁用部材Sの両側面付近には、保護用突条部T9,T10がそれぞれ上下に延びるように形成される。なお、絶縁用部材Sはプラスチック等の絶縁材料により一体的に形成される。
1次コイルC1としては、例えば、エナメル線等の電線が用いられる。1次コイルC1は、巻線部B2に巻回され、両端の引き出し線CP1がフランジ部FL1付近から引き出されて、ガイド溝を通り、ピン端子P12,P14に半田付けされて接続される。
2次コイルC2としては、例えば三層絶縁電線が用いられる。2次コイルC2は、1次コイルC1の上にさらに巻回される。2次コイルC2の一方の引き出し線CP2は、フランジ部FL2付近からガイド溝R1を通して引き出され、絶縁用部材Sの表面上で放熱用凸状部T6の一方の側面および放熱用凸状部T7の内側の側面に沿うように放熱用凸状部T6,T7により係止され、ピン端子P21に半田付けされる。他方の引き出し線CP2は、フランジ部FL2付近からガイド溝R2を通して引き出され、絶縁用部材Sの表面上で放熱用凸状部T6の一方の側面および放熱用凸状部T8の内側の側面に沿うように放熱用凸状部T6,T8により係止され、ピン端子P22に半田付けされる。
このとき、半田付けにより引き出し線CP2のピン端子P21,P22付近が高温になり、引き出し線CP2の被覆が溶融する。ピン端子P21,P22から引き出し線CP2を伝わる熱は、放熱用凸状部T6,T7,T8との接触面を通して放熱用凸状部T6,T7,T8に移動する。すなわち、引き出し線CP2は、放熱用凸状部T6,T7,T8により放熱される。これにより、引き出し線CP2の半田付けによる被覆の溶融を、放熱用凸状部T7,T8または放熱用凸状部T6の位置で止めることができる。
なお、図1に示す放熱用凸状部T6とE型コアEC2との間の最短距離Lは所定の絶縁距離が確保されるように設定されている。これにより、引き出し線CP2の被覆が放熱用凸状部T6の位置まで溶融した場合においても、E型コアEC2と2次コイルC2との間の絶縁距離が十分に確保される。
また、放熱用凸状部T6,T7,T8は曲面状の側面を有する。この場合、引き出し線CP2を比較的大きな張力で放熱用凸状部T6,T7,T8に係止した場合でも引き出し線CP2の放熱用凸状部T6,T7,T8との接触面に高い応力集中が発生することが防止される。それにより、引き出し線CP2の破断を防止しつつ引き出し線CP2を放熱用凸状部T6,T7,T8の側面に密に接触させることができるとともに、接触面を大きくすることができる。その結果、より高い放熱効果が得られる。
さらに、引き出し線CP2の両側に上下に延びる保護用突条部T9,T10が設けられている。それにより、組立作業時等に、機械等が引き出し線CP2に接触することが防止される。その結果、引き出し線CP2の断線を防ぐことができる。
ボビンB1は、図3に示すように回路基板Wに取り付けられる。この場合、回路基板Wには絶縁用凸条部T4に対応する形状の孔部が設けられている。絶縁用凸条部T4は回路基板Wの孔部に挿入される。
半田付けにより引き出し線CP2の被覆が図3に示す距離L1だけ溶融した場合、E型コアEC1,EC2と2次コイルC2との間の最短絶縁距離は、E型コアEC2の正面側の端部から絶縁用突出部T2の上面、正面側における絶縁用凹部T3の上側の表面、絶縁用凹部T3内の上側の水平面、垂直面および下側の水平面、正面側における絶縁用凹部T3の下側の表面を経由して絶縁用突出部T2の下端に至る距離L2となる。このように、絶縁用凹部T3の内面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB1の上下方向の寸法を小さくしつつ所定の絶縁距離を確保することができる。
また、1次コイルC1と2次コイルC2との間の最短絶縁距離は、1次コイルC1の正面側の端部から絶縁用突出部T2の背面側の表面、絶縁用凸条部T4の背面側の表面および下面を通ってピン端子P22に至る距離L3となる。このように、絶縁用凸条部T4の背面側の表面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB1の正面方向の寸法を小さくしつつ所定の絶縁距離を確保することができる。
以上のように、本参考形態に係るトランスにおいては、絶縁用突出部T2に絶縁用凹部T3および絶縁用凸条部T4を形成することにより絶縁距離を長くすることができるため、ボビンB1の上下方向および前後方向の寸法を小さくすることができる。
なお、本参考形態では、フランジ部FL2の下部側に絶縁用突出部T2、絶縁用凹部T3、絶縁用凸条部T4および絶縁用部材Sを設けたが、1次コイルに三層絶縁電線を用いてフランジ部FL1の下部側にも絶縁用突出部、絶縁用凹部、絶縁用凸条部および絶縁用部材を設けてもよい。
また、本参考形態に係るトランスにおいては、絶縁用突出部T2の下面に絶縁用凸条部T4を設けたが、図4に示すように、絶縁用突出部T2の下面に、ピン端子P21,22の背面側および側面側を囲むようにコ字状の絶縁用溝部T11を形成してもよい。この場合、トランスが配置される電源機器等の筐体に絶縁用突起部T12を形成し、その絶縁用突起部T12が絶縁用溝部T11に嵌合するようにトランスを回路基板Wに取り付ける。これにより、1次コイルC1と2次コイルC2との間の絶縁距離は、1次コイルC1の正面側の端部から絶縁用突出部T2の背面側の表面、下面における絶縁用溝部T11の背面側の表面、絶縁用溝部T11内の背面側の垂直面、水平面および正面側の垂直面、下面における絶縁用溝部T11の正面側の表面を通ってピン端子P22に至る距離L4となる。このように、絶縁用溝部T11の内面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB1の前後方向の寸法を小さくしつつ所定の絶縁距離を確保することができる。
なお、絶縁用凹部T3、絶縁用凸条部T4および絶縁用凸部T5の形状および大きさは安全規格を満たす絶縁距離を確保できるものであれば図示の形状および大きさに限定されない。絶縁用凹部T3および絶縁用凸部T5は、正面形状が円形、楕円形、台形その他の形状であってもよく、また断面形状が円弧状等の湾曲状の形状であってもよい。また、絶縁用凸条部T4は、コ字状に限られず、直線状、湾曲状その他の形状であってもよい。
放熱用凸状部T6,T7,T8の形状および大きさについても図示の形状および大きさに限定されず、それぞれの効果を発揮できるものであれば、円形、楕円形、略矩形等の他の形状および大きさであってもよい。
ピン端子の数も上記の例に特に限定されない。また、組立性等の観点から、1次コイルと2次コイルとの間および2次コイルの表面等に絶縁テープ等を付加してもよい。また、1次コイルおよび2次コイルの数も、上記の例に特に限定されず、複数の1次コイルおよび2次コイルを用いてもよい。
(実施の形態)
図5は本発明の一実施の形態に係るトランスの断面図である。
なお、図5において、互いに直交する方向を矢印X、YおよびZで表す。矢印Xの方向を正面側、矢印Xと反対方向を背面側、矢印Yの方向を側面側、矢印Zの方向を上側、矢印Zと反対方向を下側とする。
図5に示すトランスは、ボビンB11、1次コイルC1、2次コイルC2、E型コアE1,E2、ピン端子P31,P32および絶縁用部材S1を備える。
ボビンB11は、1次コイルC1および2次コイルC2が巻回される巻線部B12と、巻線部B12の下端に形成されるフランジ部FL11と、巻線部B12の上部に形成されるフランジ部FL12とからなる。なお、ボビンB11はプラスチック等の絶縁材料により一体的に形成される。
フランジ部FL11の背面側には、1次コイルC1および2次コイルC2の巻厚を超えて背面側に向かって突出する突出部T21が形成される。突出部T21には1次コイルC1の引き出し線CP1を案内するためのガイド溝(図示せず)が形成される。突出部T21の下面には、複数のピン端子P31が圧入または一体成形等により植設される。
フランジ部FL11の正面側には、1次コイルC1および2次コイルC2の巻厚を超えて正面側に向かって突出する絶縁用突出部T22が形成される。絶縁用突出部T22の下面には、複数のピン端子P32が圧入または一体成形等により植設される。絶縁用突出部T22の正面には、矢印Yの方向に延びるように矩形状の絶縁用凹部T23が形成される。絶縁用突出部T22の下面には、ピン端子P32の背面側および側面側を囲むようにコ字状の絶縁用凸条部T24が形成される。
フランジ部FL12の正面側には、2次コイルC2の引き出し線CP2を案内するための複数のガイド溝(図示せず)が形成される。さらにフランジ部FL12の正面側における上面の端部には、2次コイルC2の引き出し線CP2を係止するための複数の円柱状のガイド用凸部G1が形成される。
ボビンB11には、上下から磁心となるE型コアE1,E2がそれぞれ装着され、所定の磁気回路が構成される。なお、コアの形状等は、この例に特に限定されず、E型コアとI型コアとの組み合わせ等の他の形状のコアを用いてもよい。
絶縁用部材S1の背面側の下部には矢印Yの方向に延びるように矩形状の絶縁用凸部T25が形成される。絶縁用凹部T23に嵌合するように絶縁用部材S1がボビンB11の正面側に装着される。絶縁用部材S1の正面側の中央付近には、図1と同じ放熱用凸状部T6が形成される。また、絶縁用部材S1の正面側の下部には、図1と同じ放熱用凸状部T7,T8が形成される。
さらに、絶縁用部材S1の両側面付近には、図1と同じ保護用突条部T9,T10がそれぞれ上下に延びるように形成される。なお、絶縁用部材S1はプラスチック等の絶縁材料により一体的に形成される。
1次コイルC1としては、例えば、エナメル線等の電線が用いられる。1次コイルC1は、巻線部B12に巻回され、両端の引き出し線CP1がフランジ部FL11付近から引き出されて、ガイド溝を通り、ピン端子P31に半田付けされて接続される。
2次コイルC2としては、例えば三層絶縁電線が用いられる。2次コイルC2は、1次コイルC1の上にさらに巻回される。2次コイルC2の一方の引き出し線CP2は、フランジ部FL12付近からガイド溝を通して引き出されガイド用凸部G1に係止された後、絶縁用部材S1の表面上で放熱用凸状部T6の一方の側面および放熱用凸状部T7の内側の側面に沿うように放熱用凸状部T6,T7により係止され、ピン端子P32に半田付けされる。他方の引き出し線CP2は、フランジ部FL12付近からガイド溝を通して引き出されガイド用凸部G1に係止された後、絶縁用部材S1の表面上で放熱用凸状部T6の他方の側面および放熱用凸状部T8の内側の側面に沿うように放熱用凸状部T6,T8により係止され、ピン端子P32に半田付けされる。
このとき、半田付けにより引き出し線CP2のピン端子P32付近が高温になり、引き出し線CP2の被覆が溶融する。ピン端子P32から引き出し線CP2を伝わる熱は、放熱用凸状部T6,T7,T8との接触面を通して放熱用凸状部T6,T7,T8に移動する。すなわち、引き出し線CP2は、放熱用凸状部T6,T7,T8により放熱される。これにより、引き出し線CP2の半田付けによる被覆の溶融を、放熱用凸状部T7,T8または放熱用凸状部T6の位置で止めることができる。
なお、図5に示す放熱用凸状部T6から絶縁用部材S1の表面およびフランジ部FL12の上面を通って1次コイルC1のフランジ部FL12側の端部に至る距離L10は所定の絶縁距離が確保されるように設定されている。これにより、引き出し線CP2の被覆が放熱用凸状部T6の位置まで溶融した場合においても、1次コイルC1と2次コイルC2との間の絶縁距離が十分に確保される。
ボビンB11は図5に示すように回路基板Wに取り付けられる。この場合、基板Wには絶縁用凸条部T24に対応する形状の孔部が設けられている。絶縁用凸条部T24は回路基板Wの孔部に挿入される。
半田付けにより2次コイルC2の引き出し線CP2の被覆が図5に示す距離L11だけ溶融した場合、1次コイルC1と2次コイルC2との間の最短絶縁距離は、1次コイルC1の絶縁用突出部T22側の端部から絶縁用突出部T22の上面、正面側における絶縁用凹部T23の上側の表面、絶縁用凹部T23内の上側の水平面、垂直面および下側の水平面、正面側における絶縁用凹部T23の下側の表面を通って絶縁用突出部T22の下端に至る距離L12となる。このように、絶縁用凹部T23の内面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB11の上下方向の寸法を小さくすることができる。
また、E型コアE1,E2と2次コイルC2との最短絶縁距離は、E型コアE2の下端から絶縁用突出部T22の背面側の表面、絶縁用凸条部T24の背面側の表面および下面を通ってピン端子P32に至る距離L13となる。このように、絶縁用凸条部T24の背面側の表面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB11の前後方向の寸法を小さくすることができる。
以上のように、本実施の形態に係るトランスにおいては、絶縁用突出部T22に絶縁用凹部T23および絶縁用凸条部T24を形成し絶縁距離を長くしているので、ボビンB11の上下方向および前後方向の寸法を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、フランジ部FL11の正面側に絶縁用突出部T22、絶縁用凹部T23、絶縁用凸条部T24および絶縁用部材S1を設けたが、1次コイルに三層絶縁電線を用いてフランジ部FL11の背面側にも絶縁用突出部、絶縁用凹部、絶縁用凸条部および絶縁用部材を設けてもよい。
また、図5のトランスにおいて絶縁用凸条部T24を設ける代わりに図4の絶縁用溝部T11のような絶縁用溝部を形成してもよい。この場合、トランスが配置される電源機器等の筐体に図4の絶縁用突起部T12のような絶縁用突起部を形成し、その絶縁用突起部が絶縁用溝部に嵌合するようにトランスを回路基板Wに取り付ける。その結果、絶縁用溝部の内面により絶縁距離を長くすることができるので、ボビンB11の前後方向の寸法を小さくしつつ所定の絶縁距離を確保することができる。
なお、絶縁用凹部T23、絶縁用凸条部T24および絶縁用凸部T25の形状および大きさは安全規格を満たす絶縁距離を確保できるものであれば図示の形状および大きさに限定されない。絶縁用凹部T23および絶縁用凸部T25は、正面形状が円形、楕円形、台形その他の形状であってもよく、また断面形状が円弧状等の湾曲状の形状であってもよい。また、絶縁用凸条部T24は、コ字状に限られず、直線状、湾曲状その他の形状であってもよい。
放熱用凸状部T6,T7,T8の形状および大きさについても図示の形状および大きさに限定されず、それぞれの効果を発揮できるものであれば、円形、楕円形、略矩形等の他の形状および大きさであってもよい。
ピン端子の数も上記の例に特に限定されない。また、組立性等の観点から、1次コイルと2次コイルとの間および2次コイルの表面等に絶縁テープ等を付加してもよい。また、1次コイルおよび2次コイルの数も、上記の例に特に限定されず、複数の1次コイルおよび2次コイルを用いてもよい。
本実施の形態においては、フランジ部FL11が第1のフランジ部に相当し、フランジFL12が第2のフランジ部に相当し、1次コイルC1が第1のコイルに相当し、2次コイルC2が第2のコイルに相当し、ピン端子P31が第1のピン端子に相当し、ピン端子P32が第2のピン端子に相当し、E型コアE1,E2が磁心に相当し、絶縁用部材S1が絶縁用部材に相当し、絶縁用凹部T23が絶縁用凹部に相当し、絶縁用凸部T25が絶縁用凸部に相当し、絶縁用凸条部T24が絶縁用凸条部に相当し、放熱用凸状部T6,T7,T8が放熱用凸状部に相当し、保護用突条部T9,10が保護用凸条部に相当する。
本発明に係るトランスは、電源機器等に使用することができる。
参考形態に係るトランスの一例を示す斜視図である。 図1に示すトランスの正面図である。 図2に示すトランスのA−A線断面図である。 参考形態に係るトランスの他の例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係るトランスの例を示す断面図である。 従来のトランスの例を示す断面図である。
符号の説明
B1 ボビン
B2 巻線部
FL1,FL2,FL11,FL12 フランジ部
C1 1次コイル
C2 2次コイル
EC1,EC2,E1,E2 E型コア
P11〜P12,P21〜P22,P31,P32 ピン端子
S,S1 絶縁用部材
T3,T23 絶縁用凹部
T5,T25 絶縁用凸部
T6〜T8 放熱用凸状部
T9,T10 保護用突状部
T11 絶縁用溝部
T12 絶縁用突起部
W 回路基板

Claims (6)

  1. 所定の取り付け面に取り付け可能なトランスであって、
    前記取り付け面に略垂直に配置される巻線部および前記巻線部の両端に形成される第1および第2のフランジ部を有するボビンと、
    前記巻線部に巻回された第1および第2のコイルと、
    前記第1のフランジ部の一方側における下面に設けられ、前記第1のコイルの引き出し線が接続される複数の第1のピン端子と、
    前記第1のフランジ部の他方側における下面に設けられ、前記第2のコイルの引き出し線が接続される複数の第2のピン端子と、
    前記ボビンに装着された磁心と、
    前記第1のフランジ部の他方側に装着され前記第2のフランジ部まで延びるように形成される絶縁用部材とを備え、
    前記第1のフランジ部は、前記他方側における側面に絶縁用凹部を有し、
    前記絶縁用部材は、前記絶縁用凹部に嵌合する絶縁用凸部を有し、
    前記絶縁用凸部が前記絶縁用凹部に嵌合するように第1のフランジ部の他方側に装着され、
    前記第2のコイルの引き出し線は、前記第2のフランジ部側から引き出され、前記絶縁用部材の前記第1のフランジ部と反対側の表面上を通って前記第2のピン端子に接続され、
    前記絶縁用凹部と前記絶縁用凸部とは、前記第1のコイルと前記第2のピン端子との間の最短絶縁距離が前記絶縁用凹部の底面を通る距離となるように前記嵌合されることを特徴とするトランス。
  2. 前記第1のフランジ部の他方側の下面における前記巻線部と前記第2のピン端子との間に前記第2のピン端子の整列方向に沿って延びる絶縁用凸条部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 前記第1のフランジ部の他方側の下面における前記巻線部と前記第2のピン端子との間に前記第2のピン端子の整列方向に沿って延びかつ絶縁用突起部が嵌合可能な絶縁用溝部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  4. 前記絶縁用部材は、放熱用凸状部を有し、前記第2のコイルの引き出し線が前記放熱用凸状部の側面に沿うように係止されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトランス。
  5. 前記放熱用凸状部は、曲面状の側面を有することを特徴とする請求項4記載のトランス。
  6. 前記絶縁用部材は、上下方向に延びる保護用突条部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトランス。
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