JP2007264753A - ログデータ取得装置、ログデータ取得方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】対象プログラム毎又は想定されるフォーマット毎に必要な設定を予め行なうことなく、対象処理に対応するログデータを取得する。
【解決手段】ログ差分取得部103は、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイル104のファイルサイズを取得し、前記対象処理の開始時における前記ログファイル104のファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイル104のファイルサイズとに基づいて、前記ログファイル104から前記対象処理に該当する部分のログデータを取得する。
【選択図】図1
【解決手段】ログ差分取得部103は、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイル104のファイルサイズを取得し、前記対象処理の開始時における前記ログファイル104のファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイル104のファイルサイズとに基づいて、前記ログファイル104から前記対象処理に該当する部分のログデータを取得する。
【選択図】図1
Description
本発明は、対象処理毎に該当するログデータを取得可能なログデータ取得装置、ログデータ取得方法及びプログラムに関するものである。
従来、コンピュータの利用状況やエラーの状況等を記録として残すためにログをとることが行われている。このログに記録される内容には、コンピュータの動作を示すメッセージから緊急事態を示すエラーメッセージまで、様々な事象が含まれており、通常時系列に記録される。
しかし、これをアプリケーション開発等におけるテストにおいて、単にログを時系列に並べて記録すると、エラーが発生した際にどのテストを行った際にエラーが発生したのか等、エラー原因を特定する作業に手間がかかるという問題がある。識別子を埋め込むことによって、後から特定の種類のログデータだけを検索、抽出することも行われているが、この場合、ログデータを書き出す処理自体に明示的に識別子を付ける仕組みを予め設けておく必要であった。
そこで、例えば特許文献1には次のような提案がなされている。即ち、所望の動作履歴を素早く参照できるようにするため、コンピュータシステムのログデータを、システム全体の動作記録とプログラム単位の動作記録とに分けて別ファイルに記録するようにしたものであり、所望のログデータを迅速に参照できるようにしたものである。
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、ログデータの書き出し処理において通常ログファイル(システム全体の動作記録)と専用ログファイル(プログラム単位の動作記録)とに分けて記録するための設定を予め行っておく必要がある。これは、想定されるプログラム毎に設定を行っておく必要があるため、相当の手間を要する。
また、ログデータを書き出す処理自体に明示的に識別子を付ける仕組みでは、テスト対象のプログラムが動作する環境によって書き出されるログデータのフォーマットが異なるため、想定されるフォーマット毎に識別子を付ける仕組みを設ける必要があり、同様に相当の手間を要する。
そこで、本発明の目的は、対象プログラム毎又は想定されるフォーマット毎に必要な設定を予め行なうことなく、対象処理に対応するログデータを取得することにある。
本発明のログデータ取得装置は、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得するファイルサイズ取得手段と、前記ファイルサイズ取得手段により取得された前記対象処理の開始時における前記ログファイルのファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイルのファイルサイズとに基づいて、前記ログファイルから前記対象処理に該当する部分のログデータを取得するログデータ取得手段とを有することを特徴とする。
本発明のログデータ取得方法は、ログデータ取得装置によるログデータ取得方法であって、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得するファイルサイズ取得ステップと、前記ファイルサイズ取得ステップにより取得された前記対象処理の開始時における前記ログファイルのファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイルのファイルサイズとに基づいて、前記ログファイルから前記対象処理に該当する部分のログデータを取得するログデータ取得ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記ログデータ取得方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のログデータ取得方法は、ログデータ取得装置によるログデータ取得方法であって、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得するファイルサイズ取得ステップと、前記ファイルサイズ取得ステップにより取得された前記対象処理の開始時における前記ログファイルのファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイルのファイルサイズとに基づいて、前記ログファイルから前記対象処理に該当する部分のログデータを取得するログデータ取得ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記ログデータ取得方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズに基づいて、当該ログファイルから当該対象処理に該当する部分のログデータを取得することができる。従って、本発明によれば、対象プログラム毎又は想定されるフォーマット毎に必要な設定を予め行なうことなく、対象処理に対応するログデータを取得することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るログデータ取得装置のモジュール構成を示す図である。図1に示すように、ログデータ取得装置100は、テストツール101、ログ差分取得部103、テスト対象プログラム102及びログ出力部107を含む。
テストツール101は、ログ差分取得部103に対するテスト処理の開始及び終了の通知(図1の(1)、(4)に対応)、並びに、テスト対象プログラム102に対するテスト処理等を行う(図1の(3)に対応)。
テストツール101は、テスト対象プログラム102に対するテスト処理を開始する。例えば、当該テストコードが或る関数Aに引数として"3"を渡したときの戻り値が"215"であることをチェックするためのテストであれば、テストツール101は、テスト対象プログラム102の関数Aに引数"3"を渡して戻り値を算出させ、算出された戻り値はテストツール101に戻される(図1の(3)に対応)。テストツール101はその戻り値が"215"であればテスト成功、それ以外の値であればテスト失敗と判定する。
ログ出力部107は、テスト対象プログラム102による処理履歴を示すログデータを逐次ログファイル104に記録して出力する。例えば、上述の例であると、関数Aに引数として"3"が渡されたこと、そのときの関数Aの戻り値の算出結果等がログデータとしてログファイル104内に記録されて出力される。
ログ差分取得部103は、テストツール101からテストの開始及び終了の通知を受けると、それぞれの時点でログファイル104のサイズを取得する(図1の(2)、(5)に対応)。そして、テスト開始時に取得されたサイズの直後からテスト終了時のサイズまでのログデータをログファイル104から抽出する(図1の(6)に対応)。この抽出処理で得られたログデータ群はテストツール101に戻り値として返され(図1の(7)に対応)、テストツール101は、所定のフォーマットでディスプレイ105上に出力したり(図1の(8)に対応)、ログデータ群を分割ログファイル106としてHDD等の記録媒体に記録する(図1の(9)に対応)。
図2は、本実施形態に係るログデータ取得装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
CPU201は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM203には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)等が記憶され、HD(ハードディスク)207には、オペレーティングシステムプログラム、ログデータ取得装置100が実行する例えば図3に示す処理のプログラム、テスト対象プログラム102等が記憶されている。
なお、図2の例では、HD207はログデータ取得装置100の内部に配置された構成としているが、他の実施形態としてHD207に相当する構成がログデータ取得装置の外部に配置された構成としてもよい。また、本実施形態に係る例えば図3に示す処理を行うためのプログラムは、フレキシブルディスク(FD)206やCD−ROM等、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、それらの記録媒体から供給される構成としてもよいし、インターネット等の通信媒体を介して供給される構成としてもよい。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
ディスクコントローラ205は、HD207やFD206等の外部記録媒体へのアクセスを制御する。通信I/Fコントローラ204は、インターネットやLAN等と接続し、例えばTCP/IP等のプロトコルによって外部との通信を制御するものである。
ディスプレイコントローラ208は、ディスプレイ(Cathode Ray Tube)209における画像表示を制御する。
KB(キーボード)コントローラ210は、キーボード(KB)211からの操作入力を受け付け、CPU201に対して送信する。なお、図示していないが、キーボード211の他に、マウス等のポインティングデバイスもユーザの操作手段として本実施形態に係るログデータ取得装置100に適用可能である。
ここで、図1に示すテストツール101、ログ出力部107及びログ差分取得部103は、例えばHD207内に記憶され、必要に応じてRAM202にロードされるプログラム及びそれを実行するCPU201に相当する構成である。
次に、本実施形態に係るログデータ取得装置100の動作を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ログ差分取得部103は、テストツール101からテスト処理の開始通知を受けたか否かを判定する(ステップS301)。テストツール101からのテスト処理の開始通知を受けると、ログ差分取得部103は、この時点におけるログファイル(i)のサイズ(s(i)バイト)を順次取得する(ステップS302)。なお、iは1以上の自然数であり、ログファイルの識別情報である。例えば、テスト対象プログラム102によって生成されている、或いは生成される予定のログファイルが5つ存在する場合、それらはログファイル(1)、ログファイル(2)、・・・、ログファイル(5)と表され、ログファイル(1)、ログファイル(2)、・・・、ログファイル(5)の順序でファイルサイズが取得される。
ログ差分取得部103は、全てのログファイルのファイルサイズ(s(i)バイト)を取得すると、テストツール101からテスト処理の終了通知を受けたか否かを判定する(ステップS303)。テストツール101からテスト処理の終了通知を受けると(ステップS303/YES)、先ず、ログ差分取得部103は、この時点におけるログファイル(1)のファイルサイズ(e(1)バイト)を取得する(ステップS304)。
続いて、ログ差分取得部103は、ログファイル(1)についてステップS302で取得したテスト処理の開始時のファイルサイズ(s(1)バイト)より、同じくログファイル(1)についてステップS304で取得したテスト処理の終了時のファイルサイズ(e(1)バイト)の方が大きいか否かを判断する(ステップS305)。テスト処理の開始時のファイルサイズ(s(1)バイト)よりテスト処理の終了時のファイルサイズ(e(1)バイト)の方が大きければ、処理はステップS306に移行する。そうでない場合には、ステップS306及びステップS307の処理は行われない。
続いて、ログ差分取得部103は、ログファイル(1)についてステップS302で取得したテスト処理の開始時のファイルサイズ(s(1)バイト)と、同じくログファイル(1)についてステップS304で取得したテスト処理の終了時のファイルサイズ(e(1)バイト)とに基づいて、ログファイル(1)からログデータを取得する(ステップS306)。具体的には、ログ差分取得部103は、ログファイル(1)から(s(1)+1)バイト目からe(1)バイト目までのログデータを取得する。
続いて、ログ差分取得部103は、取得したログデータを戻り値としてテストツール101に対して返す(ステップS307)。
ログ差分取得部103は、上述したステップS304〜ステップS307の処理を全てのログファイル(i)について順次実行し、今回のテスト処理でログファイル(i)内に新たなログデータが追加されたものについて、その追加分を全て取得する。
ここで、図4乃至図6を参照して、ログ差分取得部103によるログデータの取得処理を具体的に説明する。
図4乃至図6の例では、次の3つのテスト処理を実行する場合を例に挙げている。
テスト処理1:関数Aに引数として"3"を渡した場合の戻り値が"215"であることをチェックする。
テスト処理2:関数Aに引数として"2"を渡した場合の戻り値が"−2"であることをチェックする。
テスト処理3:関数Aに引数として"4"を渡した場合の戻り値が"3374"であることをチェックする。
テスト処理1:関数Aに引数として"3"を渡した場合の戻り値が"215"であることをチェックする。
テスト処理2:関数Aに引数として"2"を渡した場合の戻り値が"−2"であることをチェックする。
テスト処理3:関数Aに引数として"4"を渡した場合の戻り値が"3374"であることをチェックする。
図4を用いてテスト処理1について説明すると、先ず、引数として"3"が関数Aに与えられる。この処理履歴はログデータとして出力される。
次に、引数として"3"が関数Aに与えられると、関数Aの処理過程に含まれる関数Bへの引数"4"が得られる。この処理履歴もログデータとして出力される。
この引数"4"を関数Bに与えると、関数Bの処理による戻り値として"4*4=16"が得られる。この処理履歴もログデータとして出力される。
次いで、関数Bの処理による戻り値"16"を用いた関数Aの処理により、同じく関数Aの処理過程に含まれる関数Cへの引数"6"が得られる。この処理履歴もログデータとして出力される。
この引数"6"を関数Cに与えると、関数Cの処理による戻り値として"6*6*6=216"が得られる。この処理履歴もログデータとして出力される。
次いで、関数Cの処理による戻り値"216"を用いた関数Aの処理により、関数Aの処理による戻り値"216−1=215"が得られる。この処理履歴もログデータとして出力される。
以上のように、テスト処理1については次の(1)〜(6)のログデータが順次出力される。
(1)関数Aに渡す引数=3
(2)関数Bに渡す引数=4
(3)関数Bの処理による戻り値=16
(4)関数Cに渡す引数=6
(5)関数Cの処理による戻り値=216
(6)関数Cの処理による戻り値=215
(1)関数Aに渡す引数=3
(2)関数Bに渡す引数=4
(3)関数Bの処理による戻り値=16
(4)関数Cに渡す引数=6
(5)関数Cの処理による戻り値=216
(6)関数Cの処理による戻り値=215
次いでテスト処理2を実行する。その結果、同様の処理により次の(1´)〜(6´)のログデータが順次出力される。
(1´)関数Aに渡す引数=2
(2´)関数Bに渡す引数=3
(3´)関数Bの処理による戻り値=9
(4´)関数Cに渡す引数=−1
(5´)関数Cの処理による戻り値=−1
(6´)関数Aの処理による戻り値=−2
(1´)関数Aに渡す引数=2
(2´)関数Bに渡す引数=3
(3´)関数Bの処理による戻り値=9
(4´)関数Cに渡す引数=−1
(5´)関数Cの処理による戻り値=−1
(6´)関数Aの処理による戻り値=−2
最後にテスト処理3を実行する。その結果、同様の処理により次の(1´´)〜(6´´)のログデータが順次出力される。
(1´´)関数Aに渡す引数=4
(2´´)関数Bに渡す引数=5
(3´´)関数Bの処理による戻り値=25
(4´´)関数Cに渡す引数=15
(5´´)関数Cの処理による戻り値=3375
(6´´)関数Aの処理による戻り値=3374
(1´´)関数Aに渡す引数=4
(2´´)関数Bに渡す引数=5
(3´´)関数Bの処理による戻り値=25
(4´´)関数Cに渡す引数=15
(5´´)関数Cの処理による戻り値=3375
(6´´)関数Aの処理による戻り値=3374
テスト処理1〜テスト処理3を全て実行すると、図5に示すように、これらの処理履歴を示すログデータが時経的に混在した状態でログファイル104内に記録されることになる。
ここで、上述したようにログ差分取得部103は、テストツール101からのテスト処理の開始通知及び終了通知に応じて、ログファイル104から各テスト処理に対応するログデータを夫々取得する。
図5に示す例であれば、ログ差分取得部103は、テスト処理1の開始通知及び終了通知に応じて、テスト処理1に対応する"function A start.引数=3(関数Aに渡す引数=3)"から"function A end.戻り値=215(関数Aの処理による戻り値=215)"までのログデータを取得する。また、テスト処理2の開始通知及び終了通知に応じて、テスト処理2に対応する"function A start.引数=2(関数Aに渡す引数=2)"から"function A end.戻り値=-2(関数Aの処理による戻り値=−2)"までのログデータが取得される。テスト処理3の開始通知及び終了通知に応じて、テスト処理3に対応する"function A start.引数=4(関数Aに渡す引数=4)"から"function A end.戻り値=3374(関数Aの処理による戻り値=3374)"までのログデータが取得される。
図7は、テストツール101の一機能による分割ログファイルの生成処理、及び、分割ログファイルの一覧表示画面を説明するための図である。
テストツール101は、ログ差分取得部103からテスト処理毎に取得されたログデータを受けると、701〜703に示すように、ログファイル名、当該テスト処理の開始時におけるログファイル104のファイルサイズ、当該テスト処理の終了時におけるログファイル104のファイルサイズ、及び、当該テスト処理に対応するログデータを一まとめにした分割ログファイルを生成する。生成された各分割ログファイル701〜703は、ディスプレイ上に表示される分割ログファイルの一覧表示画面704内の該当するテスト処理項目に対応付けられて管理される。例えば、この一覧表示画面704上で所望のテスト処理項目にポインタを位置し、そこでダブルクリック等の操作を行なうことで、選択されたテスト処理項目に対応する分割ログファイルを画面上に表示させることができる。
また、テストツール101は、テスト対象プログラム102に対してテスト処理を実行させた結果の戻り値を、テスト対象プログラム102から得る。この戻り値がテストツール101が想定していた値と同じであるかをチェックすることにより、テスト処理にエラーが発生したかを判定することができる。即ち、テストツール101は、どのテスト処理でエラーが発生したのかを認識しているため、一覧表示画面704上において、エラーが発生したテスト処理に該当するテスト処理項目を他の処理項目とは異なる態様で表示させることもできる。例えば、他の項目とは異なる色や異なる形状の文字を使ったり、エラーが発生した処理項目だけをまとめて表示することができる。これにより、ユーザはどのテスト処理でエラーが発生したのかを容易に把握することが可能となり、より詳細に知りたい場合には、該当するテスト処理項目を選択して、当該テスト処理に対応する分割ログファイルを画面表示させ、ログデータの内容を確認することができる。
以上のように、本実施形態においては、テスト処理の開始時及び終了時のログファイルのファイルサイズを取得し、それらのファイルサイズに基づいて、当該テスト処理に対応するログデータを抽出することができる。つまり、本実施形態では、テスト対象プログラム毎に、又は、テスト対象プログラムが動作する環境によって変化するログデータのフォーマット毎に必要な設定を予め行なうことなく、テスト処理に対応するログデータを取得することが可能である。
このように、本実施形態は、テスト対象プログラム及び出力されるログデータのフォーマットに依存することなく、対象となるテスト処理のログデータを取得することが可能であるため、ログデータを出力するログシステム全般に対応することができる。
さらに、テスト対象プログラム又は出力されるログデータのフォーマットに合わせてテスト対象プログラム及びログ出力部側に特別な設定を行なう必要がないため、テスト対象プログラム及びログ出力部の仕様をテスト処理時と通常運用時とで同じにすることができる。
図8は、本発明の他の実施形態を説明するための図である。図8に示す実施形態では、ログデータ取得装置800内に、テストツール801及びログ差分取得部803を一つずつ備えるとともに、複数のテスト対象プログラム(図8の例では、2つのテスト対象プログラム802a、802b)と各テスト対象プログラムに対応して複数のログ出力部(図8の例では、2つのログ出力部807a、807b)を備える。テストツール801は、同ログデータ取得装置800内におけるテスト対象プログラム802aに対してテスト対象処理の実行指示を行うとともに、ログデータ差分取得部803に対するテスト処理の開始及び終了通知を行なうことができる。テスト対象プログラム802aはテストツール801からのテスト対象処理の実行指示に応じてテスト対象処理を行い、そのテスト対象処理においてテスト対象プログラム802bを呼び出し、テスト対象プログラム802bにテスト対象処理を実行させる。図4の関数A、関数B、関数Cを例に挙げると、関数Aがテスト対象プログラム802aに含まれ、関数Aによって呼び出される関数B、関数Cがテスト対象プログラム802bに含まれるような関係である。ログデータ差分取得部803は、テストツール801からのテスト処理の開始及び終了通知を受けて、各テスト対象プログラムからのログファイル804a、804bに対するログデータの取得処理を平行して行なうことができる。
図9は、本発明の更に他の実施形態を説明するための図である。図9に示す実施形態では、ログデータ取得装置900内に、テストツール901及びログ差分取得部903を一つずつ備える。また、ログデータ取得装置900は、複数の外部装置(ここでは、2つの外部装置1000、1001)と通信回線を介して接続される。テストツール901は、複数の外部装置1000内におけるテスト対象プログラム902aに対してテスト対象処理の実行指示を行うとともに、ログデータ差分取得部903に対するテスト処理の開始及び終了通知を行なうことができる。テスト対象プログラム902aはテストツール901からのテスト対象処理の実行指示に応じてテスト対象処理を行い、そのテスト対象処理においてテスト対象プログラム902bを呼び出し、テスト対象プログラム902bにテスト対象処理を実行させる。図4の関数A、関数B、関数Cを例に挙げると、関数Aがテスト対象プログラム902aに含まれ、関数Aによって呼び出される関数B、関数Cがテスト対象プログラム902bに含まれるような関係である。ログデータ差分取得部903は、テストツール901からのテスト処理の開始及び終了通知を受けて、各テスト対象プログラム902a、902bからのログファイル904a、904bに対するログデータの取得処理を平行して行なうことができる。
また、図9を用いて説明した実施形態においては、テスト処理の開始時及び終了時に基づいて当該テスト処理に対応するログデータを取得することができるため、当該ログデータと外部装置間、又は、外部装置間におけるマシン時間に誤差があっても関係なく、正確に各テスト処理に対応するログデータを正確に取得することが可能である。
なお、図8及び図9を用いて説明した実施形態において、図7を用いて説明した分割ファイルの生成及び分割ログファイルの一覧表示画面の表示がともに可能であることは勿論である。
更に他の実施形態として、ログファイルより取得された各テスト処理に対応するログデータは、ログ差分取得部からテストツールに返すことなく、ログ差分取得部で所定のフォーマットの分割ログファイルに変換し、ディスプレイに表示したり、HD等の記録媒体に記録するようにしてもよい。
また、本発明は、テスト処理により得られるログファイル(ログデータ)のみを対象とするものでなく、任意のアプリケーションプログラムから得られるログファイル(ログデータ)を対象にしても同様の処理を実現し得ることは勿論である。
100、800、900:ログデータ取得部
101、801、901:テストツール
102、802a、802b、902a、902b:テスト対象プログラム
103、803、903:ログ差分取得部
104、804a、804b、904a、904b:ログファイル
105:ディスプレイ
106、701〜703:分割ログファイル
107、807a、807b、907a、907b:ログ出力部
704:一覧表示画面
101、801、901:テストツール
102、802a、802b、902a、902b:テスト対象プログラム
103、803、903:ログ差分取得部
104、804a、804b、904a、904b:ログファイル
105:ディスプレイ
106、701〜703:分割ログファイル
107、807a、807b、907a、907b:ログ出力部
704:一覧表示画面
Claims (6)
- 対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得するファイルサイズ取得手段と、
前記ファイルサイズ取得手段により取得された前記対象処理の開始時における前記ログファイルのファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイルのファイルサイズとに基づいて、前記ログファイルから前記対象処理に該当する部分のログデータを取得するログデータ取得手段とを有することを特徴とするログデータ取得装置。 - 前記ファイルサイズ取得手段は、複数の対象プログラムに対応するログファイル毎に、前記複数の対象プログラムによって実行される各対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得し、前記ログデータ取得手段は、前記各対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズに基づいて、前記複数のプログラムに対応するログファイルから夫々、対象処理に該当する部分のログデータを取得することを特徴とする請求項1に記載のログデータ取得装置。
- 実行された対象処理の一覧表示画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記一覧表示画面内における各対象処理の項目と前記ログデータ取得手段により対象処理毎に取得されたログデータとを対応付けて管理するログデータ管理手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のログデータ取得装置。 - 対象処理であるテスト処理のエラー判定を行なうエラー判定手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記エラー判定手段によりエラー判定された対象処理に該当する前記一覧画面情報内の項目を、他の項目とは異なる態様で表示することを特徴とする請求項3に記載のログデータ取得装置。 - ログデータ取得装置によるログデータ取得方法であって、
対象処理の開始時及び終了時におけるログファイルのファイルサイズを取得するファイルサイズ取得ステップと、
前記ファイルサイズ取得ステップにより取得された前記対象処理の開始時における前記ログファイルのファイルサイズと、前記対象処理の終了時における前記ログファイルのファイルサイズとに基づいて、前記ログファイルから前記対象処理に該当する部分のログデータを取得するログデータ取得ステップとを含むことを特徴とするログデータ取得方法。 - 請求項5に記載のログデータ取得方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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