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JP2007261793A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2007261793A
JP2007261793A JP2006091606A JP2006091606A JP2007261793A JP 2007261793 A JP2007261793 A JP 2007261793A JP 2006091606 A JP2006091606 A JP 2006091606A JP 2006091606 A JP2006091606 A JP 2006091606A JP 2007261793 A JP2007261793 A JP 2007261793A
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JP2006091606A
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Seiji Minamiyama
誠司 南山
Junichi Miyai
純一 宮井
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】巻芯ローラを駆動させることなく搬送路上の駆動ローラによってプリント媒体の巻き戻しを行う画像形成装置において、該巻き戻しの際にプリント媒体が損傷を受けるのを防止する。
【解決手段】巻芯ローラ40にロール状に巻かれたペーパーPを周方向に囲むように、帯状のガイド部91,91を設ける。プリンタAのカバー8の一部をなすとともに、ロール状のペーパーPを収容するペーパー収容部1を塞ぐ扉部材12において、その内側の面に取り付けられる注意銘板12aの表面をコーティングすることで低摩擦にする。上記扉部材12とガイドローラ41との間の作業スペース95には、側面視で三角形状のリブ96,96,…を装置幅方向に複数、並設する。
【選択図】図6

Description

本発明は、巻芯ローラに巻かれた長尺のプリント媒体を引き出し若しくは巻き戻すための駆動ローラを備えた画像形成装置に関する。
従来より、ロール状に巻かれたプリント媒体を引き出したり巻き戻したりできるように構成された画像形成装置として、例えば特許文献1に示すようなものが知られている。このものでは、搬送路上の搬送駆動ローラを回転駆動させることによってロール状のプリント媒体を引き出すことができる一方、該プリント媒体の巻かれた巻芯ローラを回転駆動させることで、引き出されたプリント媒体を巻芯ローラに再度、巻き取れるようになっている。
また、上述のようなプリント媒体の巻き戻しを行う際に、巻芯ローラから終端が外れるまで引き出されたプリント媒体が該巻芯ローラに円滑に巻き取られるように、例えば特許文献2に示すように、プリント媒体をロール状に収容するためのマガジン内にガイドを設けたものも知られている。
特開2003−260827号公報 特開2006−1677号公報
ところで、上述のようにロール状のプリント媒体を引き出し若しくは巻き戻し可能に構成された画像形成装置では、巻芯ローラを正逆回転可能な駆動ローラによって構成しているが、装置の小型化及びコスト低減の観点から、巻芯ローラを非駆動ローラとして、搬送路上の駆動ローラを正逆回転可能に構成し、該駆動ローラによってプリント媒体の引き出しだけでなく巻き戻しも行うことが考えられている。
このような構成の場合には、プリント媒体は、搬送路上の駆動ローラの回転のみによって巻芯ローラ側へ戻されることになるため、該巻芯ローラの周辺で大きくたわんで、装置の内壁や他の構成部材に接触し、プリント媒体の表面が損傷を受ける可能性がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、巻芯ローラを駆動させることなく搬送路上の駆動ローラによってプリント媒体の巻き戻しを行う画像形成装置において、該巻き戻しの際にプリント媒体が損傷を受けるのを防止することにある。
上記目的を達成するために、この発明では、巻芯ローラと駆動ローラとの間の搬送路に面する部材は、その搬送路側の面を低摩擦状態にして、当該面にプリント媒体が接触しても該プリント媒体に損傷を与えないようにした。
具体的には、請求項1の発明では、長尺のプリント媒体をロール状に巻いて収納するための巻芯ローラと、該巻芯ローラに巻かれたプリント媒体を引き出し若しくは巻き戻しを行うように正逆回転可能に構成された駆動ローラと、を備えた画像形成装置を対象とする。
そして、上記巻芯ローラから駆動ローラまで上記プリント媒体の搬送路が形成されていて、上記搬送路に面する部材は、その搬送路側の面が当該面に上記プリント媒体が接触しても損傷を受けないような低摩擦状態であるものとする。
この構成により、駆動ローラの回転駆動のみによってプリント媒体の巻き戻しが行われることから、巻芯ローラを回転駆動可能な複雑な構成にすることなく簡単な構成にすることができ、装置の小型化及びコスト低減を図れる。そして、上記駆動ローラのみによってプリント媒体の巻き戻しを行って該プリント媒体が大きく撓んだ場合でも、巻芯ローラから駆動ローラまでの搬送路に面する部材は、搬送路側の面が低摩擦状態になっているため、プリント媒体の接触によって該プリント媒体に損傷を与えるのを防止することができる。
上述の構成において、上記搬送路に面する部材は、開閉可能に構成された扉部材であり、上記扉部材の内側の面が低摩擦状態であるのが好ましい(請求項2の発明)。すなわち、巻芯ローラに巻かれたロール状のプリント媒体を取り替える際に開閉される扉部材の内面には、一般的に、取り替え作業時の注意事項等が記載された銘板などが配設されていて、プリント媒体がこの扉部材の内面に接触すると、大きな損傷を受ける可能性がある。したがって、該扉部材の内面を低摩擦にすれば、プリント媒体が扉部分で損傷を受けるのを防止することができる。これにより、上記扉部材の内面を積極的にガイドとして利用することも可能になり、専用のガイド部材を省略することもできる。
また、上記搬送路に面する部材は、該搬送路を構成するガイド部材であってもよい(請求項3の発明)。このように、搬送路を構成するガイド部材を低摩擦にすることで、該ガイド部材に接触するプリント媒体の表面が損傷を受けるのをより確実に防止することができる。
ここで、上記ガイド部材は、その幅が上記プリント媒体の幅よりも狭いものとする(請求項3の発明)。こうすれば、プリント媒体がガイド部材と接触する面積を小さくすることができ、該プリント媒体の表面が損傷を受けるのを効果的に防止できるとともに、上記ガイド部材の材料コストの低減も図れる。特に、上記ガイド部材は、上記巻芯ローラに巻かれたロール状のプリント媒体を周方向に囲むように延びる帯状部材であるのが好ましい(請求項4の発明)。これにより、巻芯ローラ側に巻き戻されるプリント媒体をガイド部材によって円滑に巻き戻すことができるとともに、ガイド部材の材料コストのさらなる低減を図れる。
さらに、上記ガイド部材は、上記プリント媒体の搬送方向に延びるリブであってもよい(請求項5の発明)。こうすれば、リブとプリント媒体との接触面積は小さくなるため、該リブとの接触によってプリント媒体の表面が損傷を受けるのを効果的に防止することができる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によると、巻芯ローラから駆動ローラまでの搬送路に面する部材は、搬送路側の面が低摩擦状態になるように構成されているため、上記駆動ローラによってプリント媒体を巻芯ローラ側へ巻き戻す際に、該プリント媒体が撓んで上記部材に接触した場合でも、その接触によって該プリント媒体が損傷を受けるのを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
−全体構成−
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置としてのインクジェット式のプリンタAの構成を一部省略して示す斜視図である。このプリンタAは、写真プリントシステムに用いられるものであって、例えば、画像データの取得及びオーダー情報の取得を行い必要な補正処理等を行う受付ブロックから通信ケーブルを介して伝送される画像データを、オーダー情報に基づいてペーパーP(プリント媒体)に対して印刷を行うように構成されている。
図2はプリンタAの構成を一部省略して示す平面図、図3は背面図、図4は右側面図、図5は正面図、図6はプリンタAの概略構成を示す側面断面図である。図1〜図6に示すように、上記プリンタAは、ロール状のペーパーPを収容するために装置下部に設けられたペーパー収容部1と、該ペーパー収容部1から引き出されたペーパーPに対して画像データの記録印刷を行うように装置上部に設けられたプリント部2と、装置の側方(図3において左右両側)に配置されて、該プリント部2に供給するインクを貯留しておくためのインク貯留部3,3とを備えている。
また、上記プリンタAの装置上部で、上記プリント部2の搬送方向下流側には、プリント後のペーパーPを所定のプリントサイズに切断するローラカッター部4、該ペーパーPの裏面に整理番号等を印字するための裏面印字ユニット5、ロール状に巻かれたペーパーPのカールを取り除いて排出するためのデカールユニット6、及び排出されたペーパーPを受け止めるための排出トレイ7が配設されている。なお、図6にのみ示すが、上記プリンタAは、上記排出トレイ7以外が本体カバー8によって覆われている。
上記ペーパー収容部1は、プリント部2のほぼ真下に位置していて、図6に示すように、ロール状に巻かれた長尺のペーパーPを、巻芯ローラにより保持した状態で収容するように構成されている。ここで、このペーパー収容部1は、プリンタA全体を覆う本体カバー8の一部をなすとともに開閉可能な扉部材12によって塞がれており、この扉部材12を開放状態にすることで、上記ペーパーPの取り替え作業が行えるようになっている。
なお、本実施形態では、上記ペーパー収容部1に収容されるペーパーPの種類は1種類のみであるが、この形態に限定するものではなく、2種類以上のペーパーPを収容可能に構成しても構わない。
上記プリント部2は、ペーパーPに対してインクを吐出して画像を形成するプリントヘッドHと、該プリントヘッドHの下方に設けられペーパーPをプリント位置に吸着保持するペーパー保持部Dとを備えている(詳細は図2及び図6参照)。
上記プリントヘッドHは、主走査方向に延びるガイドレール15に沿って移動可能に構成されている。具体的に、駆動モータ16の回転力がプーリを介して駆動ベルト17に伝達され、該駆動ベルト17の回転量に応じてプリントヘッドHが主走査方向に移動するようになっている。
さらに、プリントヘッドHは、副走査方向に並ぶ2つのヘッドユニット38,38(図6参照)を有しており、これらのヘッドユニット38,38に設けられているノズルからインクを吐出することで、ペーパーPに対して所定の画像や文字等を印刷できるようになっている。
上記インク貯留部3,3は、それぞれ、プリンタAの左右両側に配置された箱状のケース31,31を備えており、該ケース31,31内には、互いに色相の異なるインクが封入された7つのインクカートリッジ32,32,…が着脱可能に収容されている(図3では、左側に3つ、右側に4つのカートリッジが収容されている)。したがって、これらのインクカートリッジ32,32,…をケースから着脱することにより、使用中又は使用済みのものを新しいものに交換できるようになっている。
なお、これらのインクカートリッジ32,32,…には、各々、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL:透明)の各インクが封入されている。
また、上記プリンタAの排出側から見て左側で、上記インク貯留部3とプリント部2との間の高さ位置には、インクカートリッジ32,32,…から供給されるインクを一時的に貯留するためのサブタンク52,52,…が設けられている。そして、これらのサブタンク52,52,…は、上記プリント部2のプリントヘッドHに繋がっていて、該プリントヘッドHのノズルからインクを吐出した際の負圧によってサブタンク52,52,…内のインクがプリントヘッドHへ供給されるようになっている。
−ペーパー搬送機構−
図6に示すように、上記プリンタAには、ロール状に巻かれた長尺のペーパーPを収容するペーパー収容部1が装置下部に設けられている一方、ペーパー収容部1からペーパーPを引き出して所定の搬送経路に沿って搬送しつつ画像のプリントや切断等の各種処理を行うペーパー搬送機構が収容された搬送機構収容部10が装置上部に設けられている。ここで、ペーパー収容部1と搬送機構収容部10とは区画壁11によって互いに区画されており、該区画壁11の一部にはペーパーP搬送用の開口部が形成されている。
なお、本実施形態では、上記ペーパー収容部1からペーパーPを供給する以外にも、手差しトレイ81から所定サイズのペーパーを供給できるように構成された手差し供給ユニットも備えているが、以下では、主にペーパー収容部1からペーパーPを供給する場合について説明する。
上記ペーパー収容部1には、巻芯ローラ40にロール状に巻かれた長尺のペーパーPが収容されており、該ペーパーPは、その先端部がロールから引き出されてガイドローラ41に巻き掛けられることで方向変更され、区画壁11の開口部を通ってペーパー搬送機構をなす搬送駆動ローラ43(駆動ローラ)と該搬送駆動ローラ43に対向配置された一対の圧着ローラ44,44との間に挟み込まれる。
上記搬送駆動ローラ43の回転により搬送されたペーパーPは、搬送方向下流側のプリント部2に供給され、プリントヘッドHによってペーパーPに対して画像のプリントが行われる。
そして、プリント後のペーパーPは、プリント後搬送ローラ45によりローラカッター部4に送られて所定のプリントサイズに切断される。切断後のペーパーPは、切断後搬送ローラ46により裏面印字ユニット5に送られてペーパーPの裏面に整理番号等が印字された後、搬送ローラ47によりデカールユニット6に送られる。
上記デカールユニット6では、ロール状に巻かれたペーパーPのカールを取り除くために、デカールローラ48においてペーパーPのカール方向とは反対方向に曲げられた状態で搬送されることによりデカールが行われ、デカール後のペーパーPが排出ローラ49により排出トレイ7に排出される。なお、以下の説明において、上記印刷時においてペーパーPが搬送されるときの搬送上流側及び下流側を、それぞれ、単に上流側及び下流側ともいう。
以下、プリンタAの各構成要素について詳細に説明する。上記ペーパー収容部1には、ロール状に巻かれたペーパーPの他に、ペーパーPを巻き掛けてその先端部を区画壁11の開口部側に方向変換させるガイドローラ41と、ペーパー収容部1の気密性を保つために区画壁11の開口部を塞ぐ閉塞ローラ42と、ペーパー収容部1内の湿度を調整する加湿装置35とが配設されている。
上記加湿装置35は、ペーパー収容部1内に水分を供給して湿度調整を行うものであり、ペーパー収容部1内が乾燥してペーパーP表面にヒビ割れが生じることを防止している。
上記閉塞ローラ42は、上記加湿装置35によりペーパー収容部1内に供給された水分が、区画壁11の開口部から搬送機構収容部10側に拡散することを防止するとともに、外部からの湿気の浸入を防止して、ペーパー収容部1内の湿度を一定に保つものであり、該ペーパー収容部1内の気密性を確保するための封止部材としての役割を有している。なお、閉塞ローラ42の外周側を、例えばスポンジ材で構成すれば、開口部との密閉性を高めることができて好ましい。
また、上記プリンタA内における上記ペーパー収容部1のトレイ7側(図6では右側)には、後述するプリントヘッドHのフラッシング時の廃インク等を貯留しておくための廃液タンク65が収容される廃液タンク収容部66が設けられている。
上記搬送駆動ローラ43は、図示しない電動モータによって、ペーパーPをペーパー収容部1から引き出してプリント部2側へ搬送する正方向の回転と、該ペーパーPをペーパー収容部1内へ戻す逆方向の回転とが切替可能なように構成されている。これにより、長尺のペーパーPをプリント部2で印刷できる一方、上記搬送駆動ローラ43よりも搬送方向下流側のローラカッター部4でペーパーPの印刷済みの部分を所定サイズに切断した後、長尺のペーパーPを上流側に戻してペーパーPの先頭から印刷を行う場合や、長尺ペーパーPではなく手差し供給ユニットからペーパーPを供給する場合等において、長尺のペーパーPをペーパー収容部1内に巻き戻す(ペーパーの巻き戻し動作)ことができる。
なお、この実施形態では、上記搬送駆動ローラ43の回転駆動によって、ロール状のペーパーPの引き出し若しくは巻き戻しが行われるように構成されており、長尺のペーパーPをロール状に巻いておくための巻芯ローラ40はモータ等によって駆動するようには構成されていない。
上記プリント部2は、図1及び図2に示すように、上記プリントヘッドHを主走査方向X(ペーパーPの搬送方向(副走査方向Y)と垂直な方向)に案内するガイドレール15と、2つのプーリに巻き掛けられ且つプリントヘッドHを該ガイドレール15に沿って往復移動させるための駆動ベルト17と、該プーリを回転駆動させる駆動モータ16と、プリントヘッドHにより印刷を行うことが可能な位置に吸着保持するペーパー保持部Dと、このペーパー保持部Dの下流側に配設された圧着型のプリント後搬送ローラ45(図6参照)とを備えている。ここで、上記主走査方向Xは、ペーパーPの幅方向に相当し、副走査方向Yは、ペーパーPの長手方向に相当する。
上記プリントヘッドHは、図6に示すように、その底面(ペーパー保持部Dと対向する面)に、多数のインク吐出ノズルが設けられたヘッドユニット38,38,…が副走査方向に2段に並んで配設されている(ヘッドユニット38は2段である必要はなく、1段や3段以上であってもよい)。
上記各ヘッドユニット38は全て同一構成であり、各々、主走査方向Xに配設された上記各色のインクを吐出する7つのノズルアレイから構成されている。各ノズルアレイには、インク吐出ノズルが副走査方向Yに列状に配設されている。これにより、各ヘッドユニット38は、単体でカラー画像を形成可能な構成とされている。そして、ペーパー搬送の各ステップ毎に、プリントヘッドHが主走査方向Xに走査され、このとき、主走査方向Xの各位置で、各ヘッドユニット38は、各色の所定のインク吐出ノズルからインクを同時に吐出する。ここで、本実施形態におけるインク吐出ノズルは、インクの充填された圧力室内の容積をピエゾ素子によって変動させることでインクを吐出する一般的なピエゾ方式のものである。
また、プリントヘッドHの主走査方向Xのプリント領域外の位置には、印刷を行っていない場合にプリントヘッドHが待機するための待機位置が設定されており、この待機位置には、インクの増粘防止のために該プリントヘッドHのノズルからインクを吸引するように構成されたキャップ部(図示省略)が設けられている。
なお、上記キャップ部については、特に図示しないが、内部を負圧にされた空間を有していて、該空間内に上記プリントヘッドHのノズルから微量のインクを吸い出すように構成されている。これにより、該ノズルでインクが増粘して、吐出しにくくなるのを防止することができる。ここで、上記キャップ部の空間は、後述するインク供給系の空気加圧部56としてのポンプを利用することで、内部が負圧になるようになっている。
上記ペーパー保持部Dは、図2及び図6に示すように、プリントヘッドHのプリント領域に対応して表面(上面)に開口する複数の吸着孔21a,21a,・・・が形成され且つフラッシング領域に対応してフラッシング孔21bが形成されたガイドプレート21と、ガイドプレート21におけるプリントヘッドHのプリント領域下方に設けられて上記吸着孔21aに連通する第1区画室22と、ガイドプレート21におけるプリントヘッドHのフラッシング領域下方に設けられて上記フラッシング孔21bに連通する第2区画室(図示省略)と、上記第1区画室22内の空気を吸引排気することで吸着孔21aを介してガイドプレート21の表面上に負圧を発生させペーパーPをガイドプレート21の表面上に吸着保持する吸引手段としてのファン24と、第1及び第2区画室を連通させる排気管(図示省略)とを備えている。
上記フラッシング孔21bは、インクの増粘を防止するために印刷開始時にプリントヘッドHのノズルから吐出される少量のインクを受け止めるためのものであり、フラッシング孔21bに吐出された廃インクは、上記ファン24によって吸引されて上記第2区画室に一旦貯留された後、廃棄管(図示省略)を介して廃液タンク65に集められるようになっている。
ここで、上記排気管は、ファン24の吸引力を減衰させる減衰手段を構成しており、具体的には、排気管の管内径を1〜10mm程度に適宜設定することで排気管内部の通風抵抗が大きくなり、フラッシング孔21b内へインクミストを吸引する吸引力が弱められることとなる。
このように、ペーパーPを吸着保持するファン24の吸引力を排気管を介して弱めてインクミストの吸引排気に利用することで、インクミストを吸引排気するための専用の排気用ファンを設ける必要がなくなり、1つのファンを兼用することができるため、部品点数を削減して装置本体の大型化を抑制できる。また、消費電力を低減する上でも有利となる。
上記ガイドプレート21には、さらに、略矩形状の縁取り孔21cがペーパーPの紙幅方向に間隔をあけて複数形成されている。具体的に、この縁取り孔21cは、所定の用紙サイズ(例えば、A4,B5等)の紙幅に対応する位置に形成され且つペーパーPをガイドプレート21上に載置したときに、ペーパーPの紙幅方向の端縁から縁取り孔21cの一部が露出する位置に形成されている。
このようにすれば、ペーパーPに対して縁無しプリントを行うときに、プリントヘッドHからペーパーPの紙幅方向の端縁に吐出したインクの一部がペーパーPからはみ出したとしても、そのはみ出したインクは縁取り孔21cから排出されることとなり、ガイドプレート21表面にペーパー端縁からはみ出したインクが付着してプレート表面が汚れてしまうのを防止することができる。
上記ローラカッター部4は、サークル刃を有していて、該サークル刃を回転させながらペーパーPの紙幅方向に移動させることでペーパーPを所定のサイズに切断するように構成されている。ローラカッター部4の搬送下流側には、切断後のペーパーPを送り出すための切断後搬送ローラ46が配設されている。そして、上記切断後搬送ローラ46の回転によりペーパーPが搬送下流側の裏面印字ユニット5に搬送される。
また、上記ローラカッター部4の下方には、切断後のペーパーPの切り屑を回収するためのカッター屑回収箱70が配設されている。このカッター屑回収箱70は、ペーパーPの排出方向(図6では右方向)に沿ってスライド自在で且つ装置本体から離脱自在に構成され、ユーザーがカッター屑を容易に廃棄できるようになっている。
また、上記カッター屑回収箱70のプリンタA背面側(図6では右側)には取っ手71が取り付けられている。そして、カッター屑回収箱70のプリンタA背面側は、透明なプラスチック材料で形成され、切り屑の収容状態が目視確認できるようになっている。
なお、カット後のペーパーPの切り屑を確実に回収するために、例えば、上記カッター屑回収箱70と上記ペーパー保持部Dの第1区画室22とを図示しない排気管で連通させ、ファン24によって排気管を介してローラカッター部4の下方を負圧とし、切り屑がカッター屑回収箱70内に確実に回収されるようにした構成としてもよい。
上記裏面印字ユニット5は、ペーパーPの裏面に整理番号等を印字するものであり、ペーパーPの裏面側に配設されている。上記裏面印字ユニット5の搬送下流側には、裏面印字後のペーパーPを送り出す搬送ローラ47が配設されている。そして、該搬送ローラ47の回転により、ペーパーPが搬送下流側のデカールユニット6に搬送される。
上記デカールユニット6は、ロール状に巻かれたペーパーPのカールを修正するためのものであり、搬送方向規制ガイド61、デカールローラ48、デカールガイド62、及び排出ローラ49を備えている。
上記搬送ローラ47から送り出されたペーパーPの先端部は、デカールユニット6の搬送方向規制ガイド61によりデカールローラ48とデカールガイド62との間に挟まれるように案内される。そして、デカールローラ48の回転によりペーパーPのカールが修正された後、デカール後のペーパーPが排出ローラ49により排出トレイ7上に排出される。
また、プリンタAには、ロール状に巻かれたペーパーPとは別に、ユーザーが手差しでペーパーPを供給するための手差しトレイ81が装置上部の搬送方向上流側に設けられている。手差しトレイ81の搬送方向下流側には搬送ローラ82が配設され、搬送ローラ82の回転により手差しトレイ81に収容されたペーパーPが手差しガイド83に沿って搬送駆動ローラ43及び一対の圧着ローラ44,44の間に挟まれるように案内される。以降のプリント処理動作は、ロール状に巻かれたペーパーPの場合と同様であるため、説明を省略する。
ここで、手差しトレイ81から搬送されたペーパーPにはカールが付いていないため、このペーパーPをデカールユニット6のデカールローラ48に送ると、デカールローラ48によってカールが付いてしまう。そこで、ペーパーPが手差しトレイ81から供給されたものであるかペーパー収容部1から供給されたものであるかを判定する図示しない判定手段を設け、判定結果に基づいて、搬送方向規制ガイド61の搬送方向を切り替えるように制御するのが好ましい。例えば、手差しトレイ81から供給されたペーパーPに対しては、デカールローラ48の通過を回避する方向に搬送して排出トレイ7に排出するように制御すればよい。
−インク供給系−
図7に示すように、上記プリンタAのインク供給系は、プリンタAの左右両側に位置するインク貯留部3のインクカートリッジ32内のインクを電磁弁50及び供給管路51を介してサブタンク52に供給し、このサブタンク52のインクをフレキシブル管路53を介してプリントヘッドHに送り出すように構成されている。具体的には、上記インクカートリッジ32からサブタンク52までは、後述の空気加圧部56によって供給される加圧空気により送り出される一方、該サブタンク52からプリントヘッドHまでは、該プリントヘッドHのノズルからインクを吐出した場合にピエゾ素子によって該ノズルの圧力室(図示省略)内に生じる負圧により流れることになる(インクを吐出するまでは、インクが充填されて膨張したサブタンク52内の圧力によってノズルに対する供給圧を所定の圧力に維持している)。なお、上記サブタンク52は、上記プリントヘッドHに対して適切な圧力でインクが供給されるように、該プリントヘッドHに対して所定の高さ位置に取り付けられている。
上述のようにインク供給系を構成することで、インクカートリッジ32のインクは一旦サブタンク52内に貯留されて、該サブタンク52からプリントヘッドHに供給されることになるため、印刷を中断することなくインクカートリッジ32を交換できる。しかも、上記サブタンク52は、圧力ダンパとしての役割も果たすため、上記インクカートリッジ32で生じたインクの圧力変動が上記プリントヘッドHに直接、伝わるのを防止することができ、該プリントヘッドHに過大な圧力が作用してインク漏れ等が生じるのを防止することができる。尚、上記図7では1つのインク供給系だけが示されているが、実際には、色相が互いに異なる7種類のインクに対応して7つのインク供給系が形成されている。
上記インクカートリッジ32は、柔軟な素材を用いて袋状に形成されたインクタンク32Tを樹脂製のケースに格納して構成されている。このインクカートリッジ32は、上記ケース内部に対して空気供給路55を介して加圧空気を供給する空気加圧部56と、該ケース内部に供給される空気圧を調節する調圧弁57とを更に備えている。このような構成において、上記ケース内部を所定の圧力にすることで、上記インクタンク32Tから所定量のインクを供給管路51内に供給することができる。
上記サブタンク52も樹脂シート等の可撓性を有する柔軟な素材を用いて袋状に形成されたもので、詳しくは後述するように、その内部空間が2つのタンク室52b,52bに区切られており、2つのタンクが一体に繋がった構成になっている。そして、該各タンク室52bには、それぞれ、上記供給管路51及びフレキシブル管路53に連結される導入管部52c及び供給管部52dが設けられていて、これにより、2つのタンク室52b,52bにはそれぞれ色相の異なるインクを一時貯留できるようになっている。
上記サブタンク52は、インクジェットプリンタAの搬出側から見て左側に設けられた概略箱状の収納部54内に立設されていて(図7では1つのサブタンク52を配置するための収納部を模式的に示す)、上記サブタンク52近傍(本実施形態ではサブタンク52の側面上方)には、該サブタンク52の2つのタンク室52b,52bの厚み方向の変形量に応じて検出信号を出力するサブタンクセンサS,Sが配設されている。
ここで、上記収納部54は、上記サブタンク52の一方の面を、上下方向に延びて下端部で該収納部54にサブタンク52の厚み方向に揺動可能に支持された2枚の板部材54a,54aによって支えるように構成されている。この板部材54a,54aは、上記サブタンク52のタンク室52b,52bの腹部分(最も厚み方向に膨張する部分)に対応するように配置されている。また、上記収納部54のタンク長手方向の両壁部には、上記サブタンク52を収納した状態で、該サブタンク52のタンク室52b,52bに連通するように設けられた導入管部52c及び供給管部52dの突出部分を避けるように切り欠きが形成されている。
上記サブタンクセンサS,Sは、上記サブタンク52のタンク室52b,52bの腹部分(最も厚み方向に膨張する部分)に対応して配置された上記板部材54a,54aの上部に接触するように配設されていて、該タンク室52b,52bの膨張若しくは収縮に伴ってサブタンク52の側面がタンクの厚み方向に変位した場合に、この変位に応じた上記板部材54a,54aの傾動を検出するようになっている。
具体的には、上記サブタンク52のタンク室52b,52b内のインク残量が所定量(例えば9ml)以下になると、上記タンクセンサS,Sは板部材と非接触状態になるように配設されている。そのため、この場合には、インク残量が適切な量(例えば10ml)になるように、上記電磁弁50を作動させて開状態にし、サブタンク52のタンク室52b,52b内にインクを供給する。一方、上記サブタンク52のタンク室52b,52b内に適切な量のインクが充填されている場合には、上記タンクセンサS,Sが板部材に接触するように構成されているため、その場合には、上記電磁弁50を作動させて閉状態にし、サブタンク52のタンク室52b,52bへのインクの供給を停止する。
なお、インク貯留部3には、該インク貯留部3にインクカートリッジ32が存在するか否かを判別する着脱センサ58も設けられている。
−ペーパー損傷防止構造−
次に、本発明の特徴構成であるペーパーPのペーパー収容部1内への巻き戻し時における該ペーパーPの損傷防止構造について以下で説明する。なお、このペーパーPの巻き戻し動作は、上述のとおり、該ぺーパーPをローラカッター部4で所定サイズに切断した後、ペーパーの先端(搬送方向下流側)からプリント部2によって印刷を行う場合や、手差しユニットによってペーパーPを供給する場合などに、上記搬送駆動ローラ43が逆回転して、ペーパーPを所定位置まで巻き戻すものである。
ここで、上記所定位置とは、ローラカッター部4での切断後に行われる印刷であれば、ペーパーPの印刷範囲の先頭であり、手差しでペーパーPを供給する場合であれば、搬送駆動ローラ43に該ペーパーPの先端がかからないような位置である。なお、手差しユニットからペーパーを供給して印刷した後、ロール状のペーパーPに印刷する場合には、ロール状のペーパーPはその先端が搬送駆動ローラ43と圧着ローラ44との間に挟持されていないため、後述の扉部材12を開状態にしてロール状のペーパーPの先端を上記搬送駆動ローラ43と圧着ローラ44との間に挟持させる作業が必要となる。
上述のペーパーPの損傷防止構造の一つとして、本実施形態では、図6及び図8に示すように、ロール状に巻かれたペーパーPを周方向に囲むように帯状のガイド部91,91(帯状部材)が設けられている。詳しくは、各ガイド部91は、側面視で略U字状に形成された樹脂製(例えばABS樹脂やPTFEなど)の帯状部材からなるもので、その内側に上記ロール状のペーパーPを位置付けた状態で、長手方向両端部に形成された穴部91a,91a,…にピン部材92,92,…を挿通させて上記ペーパー収容部1の内壁に固定するようになっている。また、上記各ガイド部91の内側の面(ロール状のペーパーP側の面)は、ペーパーPが接触しても損傷を受けないような低摩擦(例えば動摩擦係数で0.4以下)になっている。
このようなガイド部91,91を設けることで、一旦、引き出したペーパーPを巻き戻す場合に、該ペーパーPは撓むことなく円滑にロール状に巻き戻される。すなわち、上記ガイド部91,91によって小さい摩擦抵抗で確実に巻き戻すことが可能になる。
しかも、上記ガイド部91,91は樹脂製であり、その表面がペーパーPに対して損傷を与えないような低摩擦であるため、巻き戻しの際にペーパーPが擦れて傷付くのを確実に防止することができる。
さらに、上記ガイド部91,91は、ペーパーPの幅寸法よりも狭い幅を有する帯状に形成されているため、ペーパーPとの接触面積を減らすことができ、該ペーパーPの損傷を受ける部分を確実に減らすことができるとともに、材料コストも低減することができる。
ここで、上記ペーパー収容部1を覆うとともにプリンタAのカバー6の一部をなす扉部材12の内側の面には、図6に示すように、ロール状のペーパーPを取り替える際の作業上の注意事項等が記載された注意銘板12a等が設けられている。この扉部材12の内側の面は、上記図6からも分かるように、ペーパーPの搬送路に面しているため、注意銘板12aにペーパーPが接触すると該ペーパーPに損傷を与える可能性がある。そのため、本実施形態では、上記注意銘板12aの表面が低摩擦状態(例えば動摩擦係数で0.4以下)になるように樹脂等によってコーティングされているものとする。なお、これ以外にも、例えば低摩擦になるようなシール材を貼付するようにしてもよいし、ラミネート加工を施したり、低摩擦の塗料を塗布するようにしてもよい。また、上記注意銘板12aの表面だけでなく、上記扉部材12の内側の面全体が低摩擦になるような処理が施されていても良い。
このように、扉部材12の内側に位置する注意銘板12aの表面を低摩擦にすることで、ペーパーPが巻き戻されて扉部材12周辺で撓んだ場合でも、該扉部材12の内面にペーパーPが接触して損傷を受けるのを確実に防止することができる。
上記図6に示すように、上記扉部材12とガイドローラ41との間には、ロール状のペーパーPを取り換える際や手差しのペーパーからロール状のペーパーPへ切り換える際に、搬送駆動ローラ43と圧着ローラ44との間にペーパーPの先端を挿入するための作業スペース95が設けられている。このような構成において、ペーパーPを巻き戻した場合、ペーパーPのこしが強いと該ペーパーPは巻芯ローラ40側に戻ることなく、上記スペース65内でループを形成し(図中の2点鎖線)、扉部材12にペーパーPが接触して傷付いたり、該ペーパーPが折り曲げられることで折りぐせが付いたり表面のペーパーコート層が割れたりする可能性がある。
そのため、上記スペース95でペーパーPがループを作らないように、上記扉部材12の内側にはペーパー収容部1内方に向かって突出する複数のリブ96,96,…が設けられている。これらのリブ96,96,…は、上記図6に示すように、側面視で略三角形状に形成された板状の部材で、その斜辺が上記ガイドローラ41や閉塞ローラ42等によって構成される搬送路の延長線に沿うように、ペーパーPの幅方向(プリンタAの幅方向)に所定の間隔を空けて並設されている。
これにより、巻き戻し時に上記マガジン収容部1内へ戻されるペーパーPは、上記リブ96,96,…の斜辺に沿って下方へと導かれるため、上記扉部材12とアドバンスローラとの間の作業スペース95内にペーパーPがループを形成するのを確実に防止することができる。そして、上記リブ96,96,…は板状の部材からなり、ペーパーPに対して接触面積を小さくすることができるため、該ペーパーPに対して大きな損傷を与えるのを防止することができる。
なお、上記リブ96,96,…の突出端側、すなわち上記ペーパーPとの接触部分に、上述の扉部材12の内側に設けられる注意銘板12aのように、表面を低摩擦にするコーティング処理やシール材の貼付を行うことで、ペーパーPが損傷を受けるのをさらに確実に防止することができる。
以上の構成により、ロール状のペーパーPの引き出し若しくは巻き戻しは搬送駆動ローラ43のみによって行われるため、巻芯ローラ40側に駆動用のモータ等が不要になって、コスト低減を図れる。
そして、ペーパー収納部1内でペーパーPをロール状に巻いておくための巻芯ローラ40から搬送駆動ローラ43までの搬送路において、該巻芯ローラ40に巻かれたペーパPの周方向に延びる側面視略U字状のガイド部91,91を設け、扉部材12の内側の注意銘板12a表面を低摩擦にし、該扉部材12とガイドローラ41との間の作業スペース95には複数のリブ96,96,…を設けることで、上記搬送駆動ローラ43によるペーパーPの巻き戻しの際に、該ペーパーPが装置の内壁や他の構成部品に接触して損傷を受けたり、折り曲げられることで折りぐせが付いたり表面のペーパーコート層が割れたりするなどの問題が発生するのを防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、ぺーパーPの損傷防止構造として、巻芯ローラ40に巻かれたペーパPの周方向に延びる側面視略U字状のガイド部91,91を設け、扉部材12の内側の注意銘板12a表面を低摩擦にし、該扉部材12とガイドローラ41との間の作業スペース95に複数のリブ96,96,…を設けているが、この限りではなく、これらの構成のうち1つの構成のみを適用するようにしてもよいし、2つの構成を適用するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明における画像形成装置は、巻芯ローラから駆動ローラまでの搬送路に面する部分を低摩擦にすることで、ペーパーの巻き戻し時に該ペーパーが接触しても損傷を受けるのを確実に防止することができるから、例えば、長尺のプリントペーパーの巻き戻しを行う画像形成装置に特に有用である。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 インクジェットプリンタの上面図である。 インクジェットプリンタの背面図である。 インクジェットプリンタの右側面図である。 インクジェットプリンタの正面図である。 ペーパーの搬送経路を示す模式図である。 インク供給系の模式図である。 帯状のガイド部材の斜視図である。
符号の説明
A インクジェットプリンタ
P ペーパー(プリント媒体)
12 扉部材
12a 注意銘板
40 巻芯ローラ
43 搬送駆動ローラ(駆動ローラ)
91 ガイド部(帯状部材)
96 リブ

Claims (6)

  1. 長尺のプリント媒体をロール状に巻いて収納するための巻芯ローラと、該巻芯ローラに巻かれたプリント媒体の引き出し若しくは巻き戻しを行うように正逆回転可能に構成された駆動ローラと、を備えた画像形成装置であって、
    上記巻芯ローラから駆動ローラまでの間には、上記プリント媒体の搬送路が形成されていて、
    上記搬送路に面する部材は、その搬送路側の面が、上記プリント媒体と接触しても該プリント媒体に損傷を与えないような低摩擦状態とされていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    上記搬送路に面する部材は、開閉可能に構成された扉部材であり、
    上記扉部材の内側の面が低摩擦状態とされていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1において、
    上記搬送路に面する部材は、該搬送路を構成するガイド部材であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3において、
    上記ガイド部材は、その幅が上記プリント媒体の幅よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4において、
    上記ガイド部材は、上記巻芯ローラに巻かれたロール状のプリント媒体を周方向に囲むように延びる帯状部材であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3において、
    上記ガイド部材は、上記プリント媒体の搬送方向に延びるリブであることを特徴とする画像形成装置。
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