JP2007259113A - 帯域測定装置、帯域測定方法及び帯域測定プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定することが可能な帯域測定装置を提供する。
【解決手段】帯域測定装置(アクセスポイントAP1〜Nに相当)は、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信し、実際に送信された空データの帯域を測定する。そして、その測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する。
【選択図】図1
【解決手段】帯域測定装置(アクセスポイントAP1〜Nに相当)は、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信し、実際に送信された空データの帯域を測定する。そして、その測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線LAN通信に使用可能な空き帯域を測定する帯域測定装置、帯域測定方法及び帯域測定プログラムに関するものである。
近年、無線LANが広い範囲で普及しており、既存の通信機器を無線LANに置き換えてインフラを統合する必要性が高まりつつある。
なお、VoIP(Voice over IP)のようなQoS(Quality of Service)を必要とする通信処理を行う場合に、帯域の割り当てを行うことは重要な要素の1つである。
しかしながら、無線LANは、ISMバンド(Industry Science Medical band)で運用されているため、干渉を受け易い。このため、図8に示すように、無線LANで使用している電波と同じ2.4GHz近辺の電波周波数を使用している外部機器(100)からの干渉を受けたり、隣接するアクセスポイント(AP)間での干渉の度合いが増加したりすることになり、無線通信に実際に使用している帯域が動的に変動し、無線通信に使用可能な残りの空き帯域を測定することが困難となる。
また、無線LANは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)型のアクセス方式を採用していることから、図8に示すように、アクセスポイント(AP)から送信されるパケットと、通信端末装置(STA)から送信されるパケットと、の衝突により、パケットの再送が発生する場合もあり、無線通信に使用可能な残りの空き帯域を測定することが困難となる。
なお、プローブパケットによる空き帯域の測定手法が考案されているが、図8に示すように、無線の干渉などにより環境条件の変化が大きい状況下では、無線通信に使用可能な残りの空き帯域を精度良く測定することは困難となる。
このように、無線LANでは、干渉による帯域変動により、無線通信に使用可能な残りの空き帯域の測定が困難であるため、結果的に、帯域の割り当てを行うことができないのが現状である。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、利用可能帯域の確認結果に関する信頼性を高めるとともに通信網にかかる負担を抑制し更に大規模かつ多数の顧客を収容した通信網において各顧客の利用可能帯域を定常的に監視する際に利用可能な帯域確認装置が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ベストエフォート型のネットワークの帯域に合わせて、通信機器の出力インターフェースの帯域を自動的に制御することを可能とするシェーピングレート設定装置が開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−152205号公報
特開2004−343227号公報
なお、上記特許文献1、2には、通信に使用する帯域を制御するための技術思想について開示されているが、無線LANのような帯域が不安定な無線回線において、無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定することについては考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定することが可能な帯域測定装置、帯域測定方法及び帯域測定プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる帯域測定装置は、無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置であって、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信手段と、空データ送信手段により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定手段と、を有し、空データ帯域測定手段により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定装置において、空データ送信手段は、帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、仮想的な空き帯域と特定し、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定装置は、空データ帯域測定手段により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定装置において、空データ送信手段は、通信帯域のデータ通信を優先させながら、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定装置において、空データ送信手段は、帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定装置において、空データ送信手段は、MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法は、無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置における帯域測定方法であって、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信工程と、空データ送信工程により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定工程と、空データ帯域測定工程により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する判断工程と、を、帯域測定装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法において、空データ送信工程は、帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、仮想的な空き帯域と特定し、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法は、空データ帯域測定工程により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当工程を、帯域測定装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法において、空データ送信工程は、通信帯域のデータ通信を優先させながら、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法において、空データ送信工程は、帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定方法において、空データ送信工程は、MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムは、無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置において実行させる帯域測定プログラムであって、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信処理と、空データ送信処理により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定処理と、空データ帯域測定処理により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する判断処理と、を、帯域測定装置において実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムにおいて、空データ送信処理は、帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、仮想的な空き帯域と特定し、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムは、空データ帯域測定処理により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当処理を、帯域測定装置に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムにおいて、空データ送信処理は、通信帯域のデータ通信を優先させながら、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムにおいて、空データ送信処理は、帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、空データを送信することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域測定プログラムにおいて、空データ送信処理は、MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで空データを送信することを特徴とするものである。
本発明は、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信し、実際に送信された空データの帯域を無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断することを特徴とするものである。これにより、無線LANのような帯域が不安定な無線回線において、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域を測定することが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線通信システムの特徴について説明する。
本実施形態における無線通信システムは、複数の帯域測定装置(アクセスポイントAP1〜Nに相当:Nは、任意の整数)と、複数の通信端末装置(STA1〜N)と、を有して構成される。なお、本実施形態における帯域測定装置(AP1〜N)は、仮想的な空き帯域に相当する空データを送信し、実際に送信された空データの帯域を測定する。そして、その測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断することを特徴とするものである。これにより、無線LANのような帯域が不安定な無線回線において、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域を測定することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における無線通信システムについて説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線通信システムのシステム構成について説明する。
本実施形態における無線通信システムは、複数のアクセスポイント(AP1〜N:Nは、任意の整数)と、複数の通信端末装置(STA1〜N)と、を有して構成される。なお、アクセスポイント(AP1〜N)と、通信端末装置(STA1〜N)と、は無線回線を介して情報の送受信を行い、アクセスポイント(AP1−APN)間は、中継回線を介して情報の送受信を行うことになる。なお、本実施形態における通信端末装置(STA1〜N)は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer)などの無線通信が可能な通信装置が適用可能である。
<アクセスポイント:AP1〜N>
次に、図2を参照しながら、アクセスポイント(AP1〜N)の内部構成について説明する。
次に、図2を参照しながら、アクセスポイント(AP1〜N)の内部構成について説明する。
本実施形態におけるアクセスポイント(AP1〜N)は、図2に示すように、通信部(101)と、制御部(102)と、記憶部(103)と、アンテナ(104)と、を有して構成される。
通信部(101)は、アンテナ(104)を介して通信端末装置(STA1〜N)との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行う。また、通信部(101)は、中継回線を介して他のアクセスポイントとの間で情報の送受信を行うことになる。制御部(102)は、アクセスポイント内を統括して制御することになる。記憶部(103)は、アクセスポイントの各種設定値を記憶したり、通信部(101)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりすることになる。なお、記憶部(103)に記憶される各種設定値とは、無線通信を行う際に想定される無線回線の最大帯域、無線チャネル、サービス識別子(SSID:Service Set IDentifier)等が挙げられる。
なお、本実施形態におけるアクセスポイント(AP1〜N)は、通常データの送受信以外に、空データの送受信を行うことになる。
次に、本実施形態の無線通信システムにおける処理動作について説明する。
<アクセスポイント(AP1〜N)間の中継回線における通信処理>
まず、図3を参照しながら、アクセスポイント(AP1〜N)間での通信処理について説明する。なお、本実施形態における各アクセスポイント間での通信処理は、同じ通信処理を行うことになるため、以下の説明では、第1のアクセスポイント(AP1)と、第2のアクセスポイント(AP2)と、の間での通信処理について説明することにする。
まず、図3を参照しながら、アクセスポイント(AP1〜N)間での通信処理について説明する。なお、本実施形態における各アクセスポイント間での通信処理は、同じ通信処理を行うことになるため、以下の説明では、第1のアクセスポイント(AP1)と、第2のアクセスポイント(AP2)と、の間での通信処理について説明することにする。
まず、本実施形態におけるアクセスポイント(AP1,AP2)におけるリンクの設定帯域:Aは予め設定されているものとする。リンクの設定帯域:Aは、通信端末装置から受信する電波の受信電波強度(RSSI)や、各アクセスポイント(AP1,AP2)を管理する管理者により設定されることになる。このため、アクセスポイント(AP1,AP2)に設定されているリンクの設定帯域:Aは、実際に使用可能な最大帯域とは異なることになる。
第1のアクセスポイント(AP1)をルートとして中継回線がN回線ある場合、第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送信しているデータの通信帯域をRとすると、第1のアクセスポイント(AP1)がアクセスポイント(AP1−AP2)間の中継回線に対して空データを送信することが可能な仮想的な空データの帯域:Dは、以下の式(1)により算出されることになる。
仮想的な空データの帯域:D=(A/2N)−R・・・式(1)
(但し、A:第1のアクセスポイント(AP1)におけるリンクの設定帯域(設定値),N:中継回線の数,R:第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送信しているデータの通信帯域)
(但し、A:第1のアクセスポイント(AP1)におけるリンクの設定帯域(設定値),N:中継回線の数,R:第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送信しているデータの通信帯域)
なお、第1のアクセスポイント(AP1)は、現在の中継回線の数:Nを、第2のアクセスポイント(AP2)に通知することになる。これにより、第2のアクセスポイント(AP2)は、隣接する第1のアクセスポイント(AP1)の中継回線の数:Nを把握することが可能となる。
第1のアクセスポイント(AP1)は、通信帯域:Rの実際のデータの送信を優先させながら、仮想的な空きデータの帯域:Dの空データを第2のアクセスポイント(AP2)に対して送信することになる。
なお、第1のアクセスポイント(AP1)は、第2のアクセスポイント(AP2)に対して実際に送信された空データの帯域:D'を測定することで、アクセスポイント(AP1−AP2)間の中継回線において実際に使用可能な最大帯域:Bを、以下の式(2)にて算出することが可能となる。
最大帯域:B=2D'+2R
これにより、第1のアクセスポイント(AP1)は、アクセスポイント(AP1−AP2)間の中継回線において実際に使用可能な最大帯域:Bが、B=2D'+2Rであると判断することになり、第1のアクセスポイント(AP1)が無線通信に割り当て可能な帯域は、2D'であると判断することになる。なお、第2のアクセスポイント(AP2)も、上述した第1のアクセスポイント(AP1)と同様な処理を行うことになる。
なお、第1のアクセスポイント(AP1)と、第2のアクセスポイント(AP2)と、が空データを送信するには、図4に示すように、アクセスポイント(AP)の送信キューが空で、キャリアセンスの結果、無線送信可能状態と判断した場合に、空データを送信することになる。
<第1のアクセスポイント(AP1)と、通信端末装置(STA1〜3)と、の間の無線回線における通信処理>
次に、図5を参照しながら、第1のアクセスポイント(AP1)と、通信端末装置(SAT1〜3)と、の間での通信処理について説明する。なお、第1のアクセスポイント(AP1)におけるリンクの帯域:Aは予め設定されているものとする。
まず、第1のアクセスポイント(AP1)は、第1のアクセスポイント(AP1)と現在接続している通信端末装置(SAT1〜3)との間で実際に送受信しているデータの通信帯域をU(U=U1+U2+U3)とすると、第1のアクセスポイント(AP1)が無線回線に対して空データを送信することが可能な仮想的な空データの帯域:Dは、以下の式(3)により算出されることになる。なお、U1は、第1のアクセスポイント(AP1)と通信端末装置(1−1)との間で実際に送受信しているデータの通信帯域を示し、U2は、第1のアクセスポイント(AP1)と通信端末装置(1−2)との間で実際に送受信しているデータの通信帯域を示し、U3は、第1のアクセスポイント(AP1)と通信端末装置(1−3)との間で実際に送受信しているデータの通信帯域を示す。
仮想的な空データ帯域:D=A−U・・・式(3)
(但し、A:第1のアクセスポイント(AP1)におけるリンクの設定帯域(設定値),U:第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送受信しているデータの通信帯域)
(但し、A:第1のアクセスポイント(AP1)におけるリンクの設定帯域(設定値),U:第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送受信しているデータの通信帯域)
第1のアクセスポイント(AP1)は、通信帯域:Uの実際のデータの送受信を優先させながら、仮想的な空きデータの帯域:Dの空データを予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して送信することになる。
なお、第1のアクセスポイント(AP1)は、予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して実際に送信された空データの帯域:D'を測定することで、第1のアクセスポイント(AP1)の無線回線において実際に使用可能な最大帯域:Bを、以下の式(4)にて算出することが可能となる。
無線回線の最大帯域:B=D'+U・・・式(4)
これにより、第1のアクセスポイント(AP1)は、第1のアクセスポイント(AP)の中継回線において実際に使用可能な最大帯域:Bが、B=D'+Uであると判断することになり、第1のアクセスポイント(AP1)が実際に無線通信に割り当て可能な帯域は、D'であると判断することになる。
このように、第1のアクセスポイント(AP1)は、仮想的な空き帯域:Dに相当する空データを予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して送信し、その予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して実際に送信された空データの帯域:D'を測定することで、第1のアクセスポイント(AP1)が実際に無線通信に割り当て可能な帯域:D'を測定することが可能となるため、CSMA/CA型の通信方式の無線通信において、第1のアクセスポイント(AP1)が実際に無線通信に割り当て可能な帯域:D'の測定を簡易に行うことが可能となる。
また、第1のアクセスポイント(AP1)は、仮想的な空き帯域:Dに相当する空データを予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して送信し、その予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対して実際に送信された空データの帯域:D'を測定することになるため、既存の通信端末装置(SAT1〜3)を利用して、実際に無線通信に割り当て可能な帯域:D'を測定することが可能となる。
なお、第1のアクセスポイント(AP1)は、ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストなどの方式で空データを送信することが可能である。なお、ユニキャストは、高データレートの変調でデータを送信することが可能となるため、第1のアクセスポイント(AP1)は、予め割り当てたMACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで空データを送信することが好ましい。これにより、第1のアクセスポイント(AP1)が実際に送信した空データの帯域:D'を精度良く測定することが可能となる。
なお、本実施形態における無線通信システムにおいて、アクセスポイント(AP1)は、実際に割り当て可能な帯域:D'に相当する空データを送信し続け、あるセッションに対し、帯域の割り当てが必要となった場合には、その空データを送信しているアクセスポイント(AP1)から帯域の割り当てを行うように制御することになる。
また、第1のアクセスポイント(AP1)が空データを送信するには、図6に示すように、第1のアクセスポイント(AP1)の送信キューが空で、キャリアセンスの結果、無線送信可能状態と判断した場合に、予め割り当てたMACアドレス(MAC4)の通信機器に対して空データを送信することになる。また、図7に示すように、第1のアクセスポイント(AP1)の送信キューが空で、第1のアクセスポイント(AP1)がRTS(Request To Send)/CTS(Clear To Send)の状態であり、RTSの受信がなく、キャリアセンスの結果、無線送信可能状態と判断した場合に、予め割り当てたMACアドレス(MAC4)の通信機器に対して空データを送信することになる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述するアクセスポイント(AP1〜N)における制御動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体から上記プログラムを、アクセスポイント(AP1〜N)に読み込ませることで、上述した制御動作を、アクセスポイント(AP1〜N)において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器から上記プログラムをアクセスポイント(AP1〜N)に読み込ませることで、上述した制御動作を、アクセスポイント(AP1〜N)において実行させることも可能である。
SAT1〜N 通信端末装置
AP1〜N アクセスポイント
100 外部機器
101 通信部
102 制御部
103 記憶部
104 アンテナ
AP1〜N アクセスポイント
100 外部機器
101 通信部
102 制御部
103 記憶部
104 アンテナ
Claims (18)
- 無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置であって、
仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信手段と、
前記空データ送信手段により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定手段と、
を有し、前記空データ帯域測定手段により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断することを特徴とする帯域測定装置。 - 前記空データ送信手段は、
前記帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、前記帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、前記仮想的な空き帯域と特定し、前記仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とする請求項1記載の帯域測定装置。 - 前記空データ帯域測定手段により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当手段を有することを特徴とする請求項1記載の帯域測定装置。
- 前記空データ送信手段は、
前記通信帯域のデータ通信を優先させながら、前記空データを送信することを特徴とする請求項2記載の帯域測定装置。 - 前記空データ送信手段は、
前記帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、前記空データを送信することを特徴とする請求項1記載の帯域測定装置。 - 前記空データ送信手段は、
前記MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで前記空データを送信することを特徴とする請求項5記載の帯域測定装置。 - 無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置における帯域測定方法であって、
仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信工程と、
前記空データ送信工程により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定工程と、
前記空データ帯域測定工程により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する判断工程と、
を、前記帯域測定装置が行うことを特徴とする帯域測定方法。 - 前記空データ送信工程は、
前記帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、前記帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、前記仮想的な空き帯域と特定し、前記仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とする請求項7記載の帯域測定方法。 - 前記空データ帯域測定工程により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当工程を、前記帯域測定装置が行うことを特徴とする請求項7記載の帯域測定方法。
- 前記空データ送信工程は、
前記通信帯域のデータ通信を優先させながら、前記空データを送信することを特徴とする請求項8記載の帯域測定方法。 - 前記空データ送信工程は、
前記帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、前記空データを送信することを特徴とする請求項7記載の帯域測定方法。 - 前記空データ送信工程は、
前記MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで前記空データを送信することを特徴とする請求項11記載の帯域測定方法。 - 無線LAN通信に使用可能な残りの空き帯域を測定する帯域測定装置において実行させる帯域測定プログラムであって、
仮想的な空き帯域に相当する空データを送信する空データ送信処理と、
前記空データ送信処理により実際に送信された空データの帯域を測定する空データ帯域測定処理と、
前記空データ帯域測定処理により測定した空データの帯域を、無線LAN通信に実際に使用可能な残りの空き帯域と判断する判断処理と、
を、前記帯域測定装置において実行させることを特徴とする帯域測定プログラム。 - 前記空データ送信処理は、
前記帯域測定装置に予め設定されている設定帯域から、前記帯域測定装置が実際にデータ通信を行っている通信帯域を減算した残りの帯域を、前記仮想的な空き帯域と特定し、前記仮想的な空き帯域に相当する空データを送信することを特徴とする請求項13記載の帯域測定プログラム。 - 前記空データ帯域測定処理により測定した空データの帯域を基に、帯域の割り当てを行う帯域割当処理を、前記帯域測定装置に実行させることを特徴とする請求項13記載の帯域測定プログラム。
- 前記空データ送信処理は、
前記通信帯域のデータ通信を優先させながら、前記空データを送信することを特徴とする請求項14記載の帯域測定プログラム。 - 前記空データ送信処理は、
前記帯域測定装置に予め設定されたMACアドレスの通信機器に対し、前記空データを送信することを特徴とする請求項13記載の帯域測定プログラム。 - 前記空データ送信処理は、
前記MACアドレスの通信機器に対し、ユニキャストで前記空データを送信することを特徴とする請求項17記載の帯域測定プログラム。
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