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JP2007246159A - 部分剥離可能な包装袋 - Google Patents

部分剥離可能な包装袋 Download PDF

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JP2007246159A
JP2007246159A JP2006076249A JP2006076249A JP2007246159A JP 2007246159 A JP2007246159 A JP 2007246159A JP 2006076249 A JP2006076249 A JP 2006076249A JP 2006076249 A JP2006076249 A JP 2006076249A JP 2007246159 A JP2007246159 A JP 2007246159A
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layer
packaging bag
partially
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JP2006076249A
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Kenji Kanda
健司 神田
Takahiro Terasaki
隆弘 寺崎
Kenichi Asaoka
健一 浅岡
Motoko Wakamatsu
元子 若松
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】 包装袋の所定箇所に剥離可能な部分を設けると共に、そこに記載スペースを設けて、その部分を剥離することにより、記載スペースに予め記載された情報等を見ることが可能となる部分剥離可能な包装袋を提供することにある。
【解決手段】 少なくとも表面紙層と、中間層と、熱接着性樹脂層とをこの順に積層した積層体からなる包装袋であって、前記表面紙層の前記中間層に対向する面に剥離層を部分的に設け、該剥離層と前記中間層間で剥離可能に積層され、前記剥離層形成領域に少なくとも前記表面紙層及び前記剥離層を貫通する半抜き線を刻設していることを特徴とする部分剥離可能な包装袋である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部分的に剥離可能な包装袋に関し、特に、商品の関連情報もしくは、隠蔽したい情報等を商品に添付することなく、包装袋に記載して販売する場合に、好適に使用できる包装袋に関する。
従来、包装袋等で包装された商品に、リーフレット等を添えて販売する際には、例えば食品の場合には食品衛生法適合の観点から食品と直接リーフレット等が触れることがないように食品を内袋で包装するか、もしくはリーフレット等を内袋で包装するかしてリーフレット等に印刷されたインキが食品に直接接触しないようにして共に外袋に封入して二重包装されることが一般的に行なわれている。また、販促商品の場合、応募シール等が共に封入されたりしている。
しかしながら、二重包装すると、リーフレット等の封入ミスが発生したり、封入ミスしたことに気づくことがないという問題がある。また、二重包装するためにコストアップになるという問題もある。さらに、リーフレット等を封入するには、リーフレット等を準備する作業、袋に封入する作業等が増え、煩雑である。ボトル詰め商品の場合には、外付けして販促効果をあげるために、ボトルの首部に簡単に装着できると共に、外観がスマートで、ボトルのデザインを隠すことも防止できるようにした板紙からなる景品等添付用の容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、ボトル商品には有効な形態であるが、外付けとなるために食品等の包装袋には、外観が悪くなったり、脱落したりするために適用は難しい。
特開2004−18030号公報
本発明の目的は、包装袋の所定箇所に剥離可能な部分を設けると共に、そこに記載スペースを設けて、その部分を剥離することにより、記載スペースに予め記載された情報等を見ることが可能となる部分剥離可能な包装袋を提供することにある。
本発明者は、上記課題を達成するために、研究の結果、包装袋とリーフレット等を一体化させることに着目し、積層体に剥離可能な箇所を部分的に形成し、その部分を記載スペースにすることにより課題を解決した。すなわち、請求項1記載の本発明は、少なくとも表面紙層と、中間層と、熱接着性樹脂層とをこの順に積層した積層体からなる包装袋であって、前記表面紙層の前記中間層に対向する面に剥離層を部分的に設け、該剥離層と前記中間層間で剥離可能に積層され、前記剥離層形成領域に少なくとも前記表面紙層及び前記剥離層を貫通する半抜き線を刻設していることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の部分剥離可能な包装袋において、前記表面紙層と前記剥離層との間に印刷層が形成されていることを特徴とするものである
また、請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の部分剥離可能な包装袋において前記表面紙層と前記中間層の層間を押出しラミネーションによる押出し樹脂層を介して積層していることを特徴とするものである。
本発明は、表面紙層の中間層に対向する面に剥離層を部分的に設け、剥離層と中間層間で剥離可能に積層され、剥離層形成領域に少なくとも表面紙層及び剥離層を貫通する半抜き線を刻設されている構成とすることによって、半抜き線より表面紙層を摘み剥離すると、剥離層と中間層との層間で容易に剥離ができるという効果がある。また、表面紙層と剥離層との間に印刷層を形成することができ、この印刷層に記載された情報が、半抜き線より表面紙層を剥離すると視認できるとともに、情報記載スペースが拡大されるという効果を奏するものである。
また、上記情報記載スペースが包装袋と一体化されることにより、情報を記載したリーフレット等を添付する必要がなくなり、封入ミスが防止できると共に、リーフレット等を包装袋に封入するための準備作業や封入作業等の煩雑作業が不要となり、作業の効率化、納期の短縮化が図れるという効果を奏するものである。また、二重包装を不要にすることも可能となり、コストダウンが図れるものである。
以下、図面を用いて本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明の部分剥離可能な包装袋の一実施形態を示す斜視図、図2は図1におけるX−X断面図、図3は本発明の部分剥離可能な包装袋を剥離した状態を説明する斜視図であって、1は本発明の部分剥離可能な包装袋、2は積層体、3はセンターシール部、4はガセット部、5は表面紙層、6及び12は印刷層、7は半抜き線、8は剥離片、9は押出し樹脂層、10は中間層、11は熱接着性樹脂層、13は剥離層をそれぞれ表す。
本発明の部分剥離可能な包装袋1は、図1に示すように矩形状の積層体2の対向する端部の熱接着性樹脂層面同士を重ねて合掌シールしてセンターシール部3を設けて筒状体とし、筒状体の相対する位置で内折りしてガセット部4を設けてセンターシール部3が略中央になるようにしたガセット袋であって、表面紙層5の外面に印刷層6が形成され、センターシール部3と対向する面に矩形状の半抜き線7を刻設し、部分剥離可能な剥離片8が設けられている。部分剥離可能な包装袋1は図1に示すようなガセット袋やピロー袋、三方袋、四方袋、自立袋等にも適用でき袋の形に限定されるものではない。
部分剥離可能な包装袋1を構成する積層体2は図2に示すように、外面から順に表面紙層5、Tダイ押出し機より熱可塑性樹脂を熱溶融して押出しラミネーション方式により形成した押出し樹脂層9、中間層10、押出し樹脂層9、熱接着性樹脂層11が積層されている。さらに表面紙層5の外面には印刷層6が形成され、反対面の押出し樹脂層9に対向する面には印刷層12、剥離層13が順次、部分的に設けられ、剥離層13と押出し樹脂層9の層間で剥離可能に積層され、剥離層13の形成された領域に表面紙層5、印刷層12及び剥離層13を貫通する半抜き線7が刻設されている。
半抜き線7は少なくとも剥離層13まで貫通していればよいものであるが、押出し樹脂層9に達していてもよい。また、半抜き線7の形状及び位置は図1に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形等の任意の形状で任意の位置に刻設することができる。剥離片8の大きさは、記載内容の量により、適宜決めればよく、また、剥離片8は、複数設けてもよい。印刷層12は、印刷層6に同調させて文字や図形等の情報を記載でき、例えば、内容物が料理の素材等であれば、料理のレシピなどを記載するのに好適に使用できるものである。そうすることにより、リーフレット等を別添付する必要がなくなり、封入ミスが防げると共に、封入するための準備作業や封入作業等がなくなり、作業の効率化、納期の短縮化でき、さらに二重包装を不要にすることも可能になり、コストダウンが図れる効果がある。また、表面紙層5と印刷層12との間に銀インキ、墨インキ、白インキあるいはそれらを組合せて重ね印刷して隠蔽層を設けてもよい。そうすることにより、印刷層12が表面紙層5を通して見えることがなくなり、表面紙層5の厚みを薄くすることもできる。また、中間層10に印刷を施すこともできる。尚、印刷層12はなくてもよく、顧客の要求度にしたがって、任意に選択できる。
本発明の一実施形態として表面紙層5と中間層10の積層方法に押出し樹脂層9による押出しラミネーション方式の例を示したが、接着剤を用いたドライラミネーション方式あるいはエマルジョン接着剤を用いたウェットラミネーション方式でもよい。さらに中間層10と熱接着性樹脂層11の積層方法についても押出し樹脂層9による押出しラミネーション方式を例示したが、ドライラミネーション方式を用いたり、あるいは、中間層10に直接熱接着性樹脂を押出して押出しラミネーション方式で熱接着性樹脂層11を積層してもよい。積層に際しては、表面紙層5の中間層10に対向する面に押出しラミネーション方式の場合にはコロナ放電処理やポリエチレンイミン系、有機チタン系、イソシアネート系等のアンカー剤をコーティングして設けてもよい。また、押出しラミネーション方式の場合には中間層10の両面にはポリエチレンイミン系、有機チタネート系、イソシアネート系、ブタジエン系等のアンカー剤をコーティングすることが好ましく、さらにはオゾン処理を併用してもよい。
次に、本発明の部分剥離可能な包装袋1に用いる積層体2について説明する。表面紙層5には印刷適性のある紙であれば特に限定されるものではなく、例えば、上質紙、模造紙、クラフト紙等の非塗工紙、アート紙、コート紙等の片面又は両面塗工紙、アルミ蒸着紙、合成紙、プラスチックフィルムやアルミ蒸着されたプラスチックフィルムやアルミ箔と非塗工紙や塗工紙との貼合紙などが挙げられる。表面紙層5の剥離層13を設ける面には塗工紙のコート面とすることが好ましく、非塗工面とする場合には、目止め層を設けてもよい。紙の坪量は30g/m2 〜120g/m2 が好ましく、30g/m2 〜105g/m2 がより好ましい。
中間層10にはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の二軸延伸あるいは未延伸のプラスチツクフイルムまたはそれらのフイルムにアルミニウム等の金属を蒸着したフィルムや、酸化アルミニウム等の金属酸化物や酸化珪素等の無機物を蒸着したプラスチックフィルムもしくは塩化ビニリデン樹脂やポリビニルアルコール等のガスバリヤー性樹脂をコーテイングしたり、共押出ししたフイルムが使用できる。さらにはエチレンビニルアルコール共重合体等のバリヤー性を有するフィルムやアルミ箔等も使用できる。また、中間層10は上記のフィルムを1層で使用してもよいし、2層以上積層してもよい。
熱接着性樹脂層11には低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アイオモマー、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の熱接着性樹脂が使用できる。
押出し樹脂層9には、透明性のある熱可塑性樹脂を用いることができ、特にポリオレフィン系樹脂が好適に用いられる。ポリオレフィン系樹脂としては低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アイオモマー、ポリプロピレン及びエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフイン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等のエチレンとの共重合体等を用いることができる。また、ドライラミネーション方式で積層する場合には、透明性のある接着剤として、例えばポリエステル−イソシアネート系、ポリエーテル−イソシアネート系、ポリウレタン−イソシアネート系等が用いられる。押出しラミネーション方式の場合に用いるアンカー剤については、前述したので省略する。
剥離層13には、透明性のある樹脂が好適に用いられ、例えばアクリル系樹脂、塩ビ・酢ビ共重合樹脂、硝化綿、セルロース系樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、環化ゴム樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、塩化ゴム樹脂、ブチラール樹脂、塩ビ・アクリル共重合樹脂、セラック、アルキッド樹脂等を用いることができる。また、上記樹脂を組合わせて混合してもよい。さらに、これらの樹脂にシリコンを適量添加してもよい。剥離層13と押出し樹脂層9との剥離強度は0.05〜1N/15mm幅が好ましく、0.05〜0.4N/15mm幅がより好ましい。0.05N/15mm幅未満になると包装袋に封入された商品の輸送時の衝撃やハンドリング時の外力により剥離片8が一部剥離することがある。1N/15mm幅を超えると消費者が剥離片8を剥離しにくくなり不都合が生じる。
次に、積層体2の製造方法について説明する。表面紙層5の両面には公知のグラビアインキ、フレキソインキ、シルクスクリーンインキ等によりグラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷方式で巻取式印刷機を用いて、デザインや表示事項が印刷され、印刷層6と12が見当合せして形成され、印刷層12の上には、印刷層6、12と見当合せをして剥離層13が形成され排紙部で巻取られる。剥離層13の塗布量は1〜10g/m2 が好ましい。
つぎに、押出しラミネーターで印刷された表面紙層5の巻取と中間層10の巻取とを巻き戻しながら剥離層13の面と中間層10の一方の面をTダイ押出機を用いて熱可塑性樹脂を熱溶融押出しして押出し樹脂層9を形成してサンドウィッチラミネーションをする。この場合、中間層10の押出し樹脂層9と接する面にはアンカー剤を塗布しておく。また、表面紙層5の押出し樹脂層9と接する面にコロナ処理を施してもよい。さらに中間層10の他方の面にアンカー剤を塗布して熱可塑性樹脂を熱溶融押出しして押出し樹脂層9を形成して熱接着性樹脂層11とをサンドウィッチラミネーションし、積層体2の巻取が作製される。押出し樹脂層9の厚みは5μm〜30μmが好適である。尚、ドライラミネーション方式の場合にはドライラミネーターで押出し樹脂層9の部分を上記の接着剤に置き換えた形でラミネーションされ積層体2の巻取が作製される。
次工程で積層体2の巻取は、例えば、ロータリーダイカッター等を用いて半抜き線7が形成される。その後、製袋機でガセット製袋され、一端に開口部を有する部分剥離可能な包装袋1が作製される。その後、内容物を封入し、該開口部をヒートシールして密封し、部分剥離可能な包装袋1で包装された商品が製造される。
つぎに、図3を用いて、部分剥離可能な包装袋1の剥離片8の剥離方法について説明する。商品を購入した消費者は、爪又は指で剥離片8の一部を剥離して、該剥離部分を指で摘み剥離すると、剥離層13と押出し樹脂層9との界面で剥離されて、剥離片8が部分剥離可能な包装袋1から分離される。そして、分離された剥離片8に設けられた印刷層12が剥離層13を透して視認でき、情報が得られるものである。接着剤を用いてドライラミネーション方式で積層した場合には接着剤と剥離層13との界面で剥離片8が剥離する。尚、印刷層12には例えば、キャンペーンとしてアタリ、ハズレなどのクジを隠蔽情報として記載するなどして利用できる。
本発明について、以下に実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
表面紙層5に両面コート紙80g/m2 を用いて、外面に8色グラビア印刷機を使用して1ユニットから6ユニットで所定のデザインを6色印刷し印刷層6を形成し、7ユニット目で、反対面に所定の情報を1色印刷し印刷層12を形成し、最終の8ユニット目でアクリル系の樹脂をトルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶剤で希釈した剥離剤液を見当合わせして所定の箇所に部分的に印刷して剥離層13を形成し、希釈溶剤を乾燥フードで揮発乾燥させて巻取を作製した。次にタンデム式押出しラミネーターで中間層10に厚さ12μmの両面コロナ処理された二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PETと称する)を用いて一方の面にイソシアネート系アンカー剤を塗布して、表面紙層5の剥離層13の面とをTダイ押出し機で低密度ポリエチレン(LDPE)を厚さ20μmで押出しサンドウィッチラミネーションし、さらにPETの他方の面にイソシアネート系アンカー剤を塗布して、Tダイ押出し機でLDPEを厚さ20μmで押出し、熱接着性樹脂層11に厚さ30μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)を用いてサンドウィッチラミネーションし、印刷層/両面コート紙80g/m2 /印刷層/剥離層/LDPE20μm/PET12μm/LDPE20μm/LLDPE30μmなる積層体2の巻取を作製した。次工程で積層体2の巻取に所定の半抜き線7の型を有するロータリーダイカッターで半抜き線7を形成した。その後、製袋機で一端に開口部を有するガセット袋を作製した。その後、開口部をヒートシールして密封し、部分剥離可能な包装袋1を作製した。
実施例1の剥離層13にアクリル系樹脂100重量部に対してシリコーンを5重量部混合してトルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶剤で希釈した剥離剤液を印刷して形成したものを用いて部分剥離可能な包装袋1を作製した。
実施例1のラミネーション方式をドライラミネーション方式とし、接着剤に2液型ポリエステル−イソシアネート系接着剤を用いてドライラミネーションし、印刷層/両面コート紙80g/m2 /印刷層/剥離層/接着剤/PET12μm/接着剤/LLDPE30μmなる積層体2を作製した。尚、LLDPEフィルムの接着剤と対向する面にはコロナ処理を施したものを使用した。
実施例1、実施例2で作製した部分剥離可能な包装袋1の剥離片8の剥離層13と押出し樹脂層9との剥離強度を引張り試験機((株)島津製作所製、型式:オートグラフS−300)を用いてJIS−Z0238に準じた試験方法(剥離速度:300mm±20mm/分、剥離角度:90度)で測定した。実施例1の剥離強度は、0.9N/15mm幅であり、実施例2の剥離強度は、0.1N/15mm幅であった。同様に実施例3で作製した部分剥離可能な包装袋1の剥離片8の剥離層13と接着剤との剥離強度を測定したところ剥離強度は、0.9N/15mm幅であった。
次に、実施例1、実施例2及び実施例3の部分剥離可能な包装袋1の剥離片8を指で剥離し官能評価したところ、いずれも容易に剥離片8を剥離することができ、剥離片8に形成された印刷層12を剥離層13を透して明確に視認することができた。
本発明の部分剥離可能な包装袋の一実施形態を示す斜視図である。 図1におけるX−X断面図である。 本発明の部分剥離可能な包装袋を剥離した状態を説明する斜視図である。
符号の説明
1 部分剥離可能な包装袋
2 積層体
3 センターシール部
4 ガセット部
5 表面紙層
6、12 印刷層
7 半抜き線
8 剥離片
9 押出し樹脂層
10 中間層
11 熱接着性樹脂層
13 剥離層

Claims (3)

  1. 少なくとも表面紙層と、中間層と、熱接着性樹脂層とをこの順に積層した積層体からなる包装袋であって、前記表面紙層の前記中間層に対向する面に剥離層を部分的に設け、該剥離層と前記中間層間で剥離可能に積層され、前記剥離層形成領域に少なくとも前記表面紙層及び前記剥離層を貫通する半抜き線を刻設していることを特徴とする部分剥離可能な包装袋。
  2. 前記表面紙層と前記剥離層との間に印刷層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の部分剥離可能な包装袋。
  3. 前記表面紙層と前記中間層の層間を押出しラミネーションによる押出し樹脂層を介して積層していることを特徴とする請求項1又は2記載の部分剥離可能な包装袋。

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JP2021120275A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 凸版印刷株式会社 包装容器
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