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JP2007243489A - 経路変動判定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

経路変動判定装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2007243489A JP2006061792A JP2006061792A JP2007243489A JP 2007243489 A JP2007243489 A JP 2007243489A JP 2006061792 A JP2006061792 A JP 2006061792A JP 2006061792 A JP2006061792 A JP 2006061792A JP 2007243489 A JP2007243489 A JP 2007243489A
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雄一郎 屏
Tomohiko Ogishi
智彦 大岸
Shigehiro Ano
茂浩 阿野
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Abstract

【課題】インターネット経路制御における不安定経路を特定することにより、その経路の生成元への連絡と対処を迅速に行い、インターネット経路制御の安定化に貢献する。
【解決手段】経路変動判定装置30は、複数のBGPルータ40から受信したBGP経路更新メッセージから、ルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出することにより、ルートフラップ発生の有無や発生場所を特定する。またルートフラップ発生時のBGP経路更新メッセージの受信パターンの特性を把握する。
【選択図】図3

Description

本発明は、経路変動判定装置及びコンピュータプログラムに関する。
インターネットは、図14に示されるように、自律システム(AS:Autonomous System)と呼ばれる独立した管理単位(AS100〜AS500)が結合して構成されたネットワークである。AS間では、BGP(Border Gateway Protocol)と呼ばれる経路制御プロトコルを利用して経路情報の交換を行うことで、ネットワークの接続性を維持している。BGPでは、経路情報が変更された場合のみBGP経路更新メッセージにより隣接するBGPルータに変更された経路情報を通知する。また、BGPでは、ある宛先(プレフィックス)へ到達可能となった場合、または経路の属性(ASパス等)が変更された場合、Announceメッセージとして通知され、プレフィックスへの到達性がなくなった場合はWithdrawメッセージとして通知される。なお、経路情報の変更は、BGPルータの故障等により発生する不安定な経路情報だけでなく、設定変更等で発生する正常な経路変動の通知も含まれる。
ところで、不安定な経路情報のうち、頻繁に経路のAnnounce、Withdrawを繰り返す経路変動(ルートフラップ)と呼ばれる現象がある。ルートフラップが発生すると、多くのBGP経路更新メッセージが各BGPルータに伝搬されるため、BGPルータの負荷増大や、インターネット全体の経路制御の不安定を誘発する可能性がある。従ってルートフラップを検知することは、インターネット経路制御の安定性を維持するために重要となる。
一方、ルートフラップによるBGP経路更新メッセージ増加を抑える手法として、ルートフラップダンピングと呼ばれる手法がある(例えば、非特許文献1参照)。ルートフラップダンピングは、AS内にそれぞれ設けられるBGPルータに実装され、各BGP接続先からBGP経路更新メッセージで受信するプレフィックスの経路毎に、それが安定しているか否かを判定する。ルートフラップダンピングでは、プレフィックスはその経路が変動するたびにペナルティが与えられる。
図15は、ルートフラップダンピングにおけるペナルティの変化をグラフ表示したものである。図15において、ペナルティがあらかじめ決められた抑制値に達したときに経路は抑制され、他のBGPルータに広報されなくなる。また、ペナルティは指数的に減少し、その値が再利用値より小さくなったとき、経路は再び広報される。また、ルートフラップダンピングにより、頻繁に経路変動が発生するプレフィックスの広報が抑制され、その結果、BGP経路更新メッセージも減少する。
RFC2439"BGP Route Flap Damping"
上記したルートフラップダンピングは、一つのBGP接続先から受信するBGP経路更新メッセージの受信頻度のみで、その経路がフラップしているか否かを判定する。しかしながら、実際には正常な経路変動であっても、BGPの接続トポロジーや、BGPルータに設定された経路ポリシー、あるいは、BGP経路更新メッセージの受信や送信タイミング等により、伝搬されるBGP経路更新メッセージの数が増える場合がある。その結果、あるBGPルータでは、あるプレフィックスに関して複数のBGP経路更新メッセージを受信し、その結果、その経路がフラップしていると判断され、経路が抑制されてしまう場合がある。
その現象に関し、図16を用いて説明する。図16は、BGP経路更新メッセージがAS間を伝播するにつれ、BGP経路変動メッセージ数が増加する様子を示した図である。なお、図16中の数字はAS番号を、「W」はWithdrawを、{}内の数字列はAnnounceにおける経路のASパスをそれぞれ示している。図16において、例えば、AS1においてBGPルータの再起動を実行した場合、そのBGPルータから広報される経路は、一度、Withdrawされた後、ルータの起動後、再びAnnounceされる。この一度の経路変動は、BGP経路更新メッセージによって隣接するAS2、AS3、AS4に広報される。AS5では、AS2とAS3からBGP経路更新メッセージを受信するが、AS5の経路ポリシーによりAS3からの経路を優先すると仮定する。ここでAS5がWithdrawを受信後、先にAS2からAnnounceを受信し、AS3からはAnnounceを受信していないとすると、AS5は隣接のAS9に対してAS2からの経路を広報する。その後AS5がAS3からAnnounceを受信したとすると、AS5はAS9に対してAS3からの経路を広報する。その結果、AS9ではAS1での一度の経路変動により、3つのBGP経路変動メッセージを受信することになる。同様に、AS11はAS10からBGP経路変動メッセージを受信するが、AS10でのBGP経路変動メッセージの受信や送信タイミングにより、AS11は4つのBGP経路変動メッセージを受信する。
このように、正常な一度の経路変動であっても、あるASでは複数のBGP経路更新メッセージを受信する場合があり、そこでルートフラップダンピングが実施されているとすると、その経路がフラップしていると判定され、不必要に経路が抑制されてしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、インターネット経路制御における不安定経路を特定することにより、その経路の生成元への連絡と対処を迅速に行い、インターネット経路制御の安定化に貢献することのできる経路変動判定装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、本発明の経路変動判定装置をコンピュータを利用して実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る経路変動判定装置は、独立した管理単位であるAS(Autonomous System)が結合して構成されるネットワークシステムにおいて、ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定装置であって、観測点の前記ASに隣接する複数のBGP(Border Gateway Protocol)ルータから、BGP経路更新メッセージを取得するメッセージ取得部と、前記取得した複数のBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、前記ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記経路変動判定部は、前記ある特定のプレフィックスにルートフラップが発生していると判定したとき、前記ルートフラップの発生場所を特定することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記メッセージ取得部は、前記複数のBGPルータと接続を行い、それぞれのBGPルータからBGP経路更新メッセージを受信することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記メッセージ取得部は、あらかじめ前記複数のBGPルータから取得されファイルに格納されているBGP経路更新メッセージを、取得することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記取得したBGP経路更新メッセージをプレフィックス毎に分類し、少なくとも、時間と経路の属性に関する情報を抽出して前記経路変動判定部へ出力するか、若しくは前記プレフィックス毎に少なくとも時間と経路の属性に関する情報を持つ一つのBGP経路更新メッセージファイルを生成し保存するメッセージ処理部を更に備えたことを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記経路変動判定部は、前記BGP経路更新メッセージを新たに取得したとき、前に取得したBGP経路更新メッセージとの間隔により、該新たに取得したBGP経路更新メッセージが、前記複数のBGPルータから受信したBGP経路更新メッセージを時系列に並べた場合の時間的に所定の条件を満たすメッセージ群をグルーピングしたイベントに属するか否かを判定し、前記イベントに属さないと判定したとき、前記イベントの最後に取得したBGP経路更新メッセージとの間隔が所定の値以下の場合に関連イベントと判定し、前記所定の値を越えた場合、更に、ある接続先から受信したBGP経路更新メッセージにおいて、前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在するか否かを判定し、存在しないときに、前記イベントはルートフラップよるイベントでないと判定することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記経路変動判定部は、前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在する場合、全ての接続先BGPルータから最後にWithdrawを受信するイベントは、そのプレフィックスの生成元でのルートフラップによるイベントであると判定することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記経路変動判定部は、前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在する場合、少なくとも一つの接続先BGPルータから最後にWithdrawを受信するイベントは、経路途中でのルートフラップによるイベントであると判定することを特徴とする。
本発明に係る経路変動判定装置においては、前記経路変動判定部は、ルートフラップによるイベントであると判定された前記イベントについて、前記関連するBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、その結果をログとして保存することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、独立した管理単位であるAS(Autonomous System)が結合して構成されるネットワークシステムにおいて、ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定処理を行うためのコンピュータプログラムであって、観測点の前記ASに隣接する複数のBGP(Border Gateway Protocol)ルータから、BGP経路更新メッセージを取得する機能と、前記取得した複数のBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、前記ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
これにより、前述の経路変動判定装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、複数のBGPルータから受信したBGP経路更新メッセージから、ルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出することにより、ルートフラップ発生の有無や発生場所を特定することができる。またルートフラップ発生時のBGP経路更新メッセージの受信パターンの特性を把握することができる。したがって、インターネット経路制御における不安定経路を特定することで、その経路の生成元への連絡と対処を迅速に行うことが可能となり、インターネット経路制御の安定化維持に貢献することができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
初めに、ルートフラップが発生した場合の、BGP経路更新メッセージの伝達モデルについて、図1、図2を参照しながら説明する。
あるプレフィックスP0に関するルートフラップは、プレフィックスP0の生成元で発生する場合と、経路途中で発生する場合が考えられる。前者の原因としてBGPルータのインタフェース故障等があり、後者の原因としては、RFC3345で説明されているRoute Oscillationと呼ばれる現象による発生等が考えられる。前者の例を図1に、後者の例を図2に示す。
図1に示されるように、ルートフラップがプレフィックスの生成元で発生した場合、観測点となる、あるASでは、プレフィックスP0に関してAnnounce(A)とWithdraw(W)を繰り返し受信する。ここで、ルートフラップダンピングを実施するBGPルータが経路上に存在すると仮定し、ルートフラップダンピング実施ルータでプレフィックスP0のペナルティが抑制値に達すると、プレフィックスP0関してWithdrawが送信された後、一定期間プレフィックスP0に関するBGP経路更新メッセージは抑制される。その結果、観測点では、経路が異なる全てのBGP接続先からプレフィックスP0に関してWithdrawを受信した後、一定期間プレフィックスP0に関するBGP経路更新メッセージは受信されなくなる。
一方、図2に示されるように、ルートフラップが経路途中で発生した場合、ルートフラップダンピング実施ルータが経路上に存在するとしても、観測点では、プレフィックスP0に関してルートフラップ発生地点を通らない安定した経路(AS5→AS4)をAnnounce(A)メッセージで受信する可能性がある。
図3は、本発明の一実施形態に係る経路変動判定装置30の構成を示すブロック図である。
図3において、経路変動判定装置30は、メッセージ取得部A(31)と、メッセージ取得部B(32)と、メッセージ処理部33と、ファイル格納部34と、経路変動判定部35と、ファイル出力部36とを備える。
メッセージ取得部A(31)は、隣接するBGPルータ40(1〜n)と接続を行い、それぞれのBGPルータ40(1〜n)からBGP経路更新メッセージを受信し、受信したBGP経路更新メッセージを標準フォーマットに変換してメッセージ処理部33へ出力する。
メッセージ取得部B(32)は、BGP経路更新メッセージダンプファイル41から標準フォーマットに変換済みのBGP経路更新メッセージを取得してメッセージ処理部33へ出力する。BGP経路更新メッセージダンプファイル41には、あらかじめ、BGPルータ40(1〜n)から取得されたBGP経路更新メッセージが標準フォーマットに変換されて格納されている。
メッセージ処理部33は、メッセージ取得部A(31)、メッセージ取得部B(32)によって取得されたメッセージをプレフィックス毎に分類し、少なくとも、時間と経路の属性情報を抽出して経路判定部35へ出力するか、若しくは、プレフィックス毎に、少なくとも、時間と経路の属性に関する情報を持つ一つのBGP経路更新メッセージファイルを生成してファイル格納部34へ保存する。
経路変動判定部35は、後述するように、取得した複数のBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定し、ある特定のプレフィックスにルートフラップが発生していると判定したとき、ルートフラップの発生場所を推定演算してファイル出力部36へ出力する機能を有する。
また、経路変動判定部35は、関連するBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、その結果を、ファイル出力部36により、BGP経路変動ログ42として保存する機能もあわせ持つ。
以下、図3に示す本実施形態に係る経路変動判定装置30の動作について説明する。
ここでは、以下に説明するいずれかの方法に従い、BGP経路更新メッセージを収集することができるものとする。一つは、図1、図2に示す観測点において、複数のBGPルータ40(1〜n)とBGP接続を行い、各BGPルータ40(1〜n)からBGP経路更新メッセージを受信する方法である。この場合、メッセージ取得部A(31)において、受信したBGP経路更新メッセージをMRTフォーマットと呼ばれる標準フォーマットに変換して保存する。他の一つは、あらかじめ収集しておいた、BGP経路更新メッセージのダンプファイル41を入力する方法である。BGP経路更新メッセージダンプファイル41には、複数のBGPルータ40(1〜n)ルータから受信したBGP経路更新メッセージがMRTフォーマットに変換され格納されている。
図4に、MRTフォーマットで表記されたBGP経路更新メッセージの一例が示されている。図4に示されるように、MRTフォーマットで表されたメッセージには、メッセージの受信時刻(TIME)、メッセージの送信元(FROM)、ASパス(ASPATH)、MED値(MULTI_EXIT_DISC)、コミュニティ値(COMMUNITY)、広報されるプレフィックス(ANNOUNCE)、取り消されるプレフィックス(WITHDRAW)等の情報が含まれている。
上記の方法で収集したBGP経路更新メッセージは、メッセージ処理部33においてプレフィックス毎に分類され、必要な情報が抽出される。その後、実時間で経路変動判定を実行する場合、メッセージ処理部33は、処理後のメッセージを経路変動判定部35に出力し、一方、非実時間で経路変動判定を実行する場合は、プレフィックス毎に一つのBGP経路更新メッセージファイルとして編集し、ファイル格納部34にメッセージファイルとして保存する。このメッセージファイルの一例が図5に示されている。
図5において、ファイルを構成する各エントリが一つのBGP経路更新メッセージを表しており、情報として、メッセージの受信日時、メッセージの種別(AnnounceまたはWithdraw)、接続先、MED値(ここではmed)、ASパス(ここではaspath)、コミュニティ値(ここではcommunity)が含まれる。なお、メッセージがWithdrawの場合は、記録される情報はメッセージの受信日時と接続先のみである。
図6、図7は、経路変動判定部35によるルートフラップ判定処理の流れをフローチャートで示した図である。
以下、図6、図7のフローチャートを参照しながら、経路変動判定部35によるルートフラップ判定処理を詳細に説明する。
まず、経路変動判定部35は、メッセージ取得部A(31)、あるいはメッセージ取得部B(32)を介して取得される新規BGP経路更新メッセージが到着したか否かを判定する(図6のステップS601)。ここで、新規BGP経路更新メッセージが到着した場合、経路変動判定処理部35は、前に到着したBGP経路更新メッセージとの間隔を参照する(ステップS602)。ここで、その間隔が、ある閾値Isよりも大きい場合(ステップS602“YES”)、新規に到着したBGP経路更新メッセージは、新しいイベントに属すると判定し(ステップS603)、閾値Is以下の場合は(ステップS602“NO”)、新たに到着したBGP経路更新メッセージは前のBGP経路更新メッセージと同じイベントに属すると判定する(ステップS608)。
なお、閾値Isは、BGPルータでのBGP経路更新メッセージの送出間隔から、30〜50秒程度に設定されるものとする。また、「イベント」とは、本実施形態に係る経路変動判定装置30が、複数のBGPルータ40(1〜n)から受信したBGP経路更新メッセージを時系列に並べた場合の、時間的に一定の条件を満たすメッセージ群を一纏めにしたものとする。
ここで、新しいイベントが発生した場合、前のイベントがルートフラップにより発生したイベントであるか否かの判定処理を行う。
まず、前のイベントの最後のBGP経路更新メッセージとの間隔を参照する(ステップS604)。それがある閾値Rs以下の場合(ステップS604“NO”)、新たなイベントは、前のイベントとの関連イベントであると推定し(ステップS609)、ここではルートフラップ判定は行わない。ここで、閾値Rsは、BGPルータでのルートフラップダンピングによって抑制された経路が再広報される時間を考慮し、10〜30分程度に設定されるものとする。
一方、前のイベントの最後のBGP経路更新メッセージとの間隔がRsよりも大きい場合には(ステップS604“YES”)、ある接続先から受信したBGP経路更新メッセージにおいて、イベント内に同じASパス、属性を持つ経路が存在するか否かを判定する(図7のステップS605)。この判定の意図について、以下に説明する。
正常な経路変動の場合は、イベント内に同じ経路が繰り返し現れることはないと考えられる。しかしながら、ルートフラップが発生した場合は、例えば、図8において、AS3がAS1とAS2からBGP経路更新メッセージを受信する場合、そのBGP経路更新メッセージの受信タイミングや観測点へのメッセージ送信タイミングにより、観測点で同じイベント内に同一経路が観測される場合が考えられる。ここで同一経路とは、BGP経路更新メッセージ内に含まれる情報(ASパス、MED値、Community値)が全て同じメッセージのことをいう。なお、図8は、イベント内の同一経路について説明するために引用した概念図である。
説明を、図6、図7のフローチャートに戻す。ステップ605の処理において、イベント内に同じASパス、属性を持つ経路が存在しない場合(ステップS605“NO”)、前のイベントはルートフラップによるイベントではないと判定し、判定処理を終了する(ステップS614)。
一方、イベント内に同じASパス、属性を持つ経路が存在する場合には(ステップS605“YES”)、次に、全ての接続先から最後にWithdrawを受信しているか否かを判定する(ステップS606)。上記のように、プレフィックス生成元でルートフラップが発生した場合、経路上でルートフラップダンピングが実行されているとすれば、接続先からのイベントの最後のメッセージはWithdrawとなる。また、例えば、図9に示す接続先#2のように、あるイベントにおいて接続先からメッセージを全く受信しなかった場合は、直前のイベントにおける最後の受信メッセージを参照し、それがWithdrawであれば本条件を満たすものと考える。なお、図9は、メッセージ間隔、イベント間隔を説明するために引用した概念図である。
このことから、経路変動判定部35は、全ての接続先から最後にWithdrawを受信しているか否かを判定し(ステップS606)、ここで、YESの場合、イベントは、プレフィックス生成元でのルートフラップによるイベントであると判定する(ステップS612)。また、経路変動判定部35は、少なくとも一つの接続先から最後にWithdrawを受信しているか否かを判定し(ステップS607)、ここで、YESの場合、イベントは、経路途中でのルートフラップによるイベントであると判定し(ステップS613)、一方、全ての接続先から最後にAnnounceを受信している場合は(ステップS607“NO”)、ルートフラップによるイベントではないと判定する(ステップS614)。
なお、参考として、図10に、プレフィックス生成元でのルートフラップによるイベントの場合のBGP経路更新メッセージのパターン例を示し、また、図11に、経路途中でのルートフラップによるイベントの場合のBGP経路更新メッセージのパターン例を、また、図12に、ルートフラップイベントではない場合のBGP経路更新メッセージのパターン例をそれぞれ示す。図10、図11、図12に示す例では、4つの接続先(IPアドレスは、10.0.0.1、10.0.0.2、10.0.0.3、10.0.0.4)とBGP接続を行い、BGP経路更新メッセージを受信している場合を示している。
説明を、図6、図7に示すフローチャートに戻す。新規のBGP経路更新メッセージが到着しない場合においては(図6のステップS601“NO”)、前のイベントの最後のBGP経路更新メッセージとの間隔を参照し(ステップS611)、それが閾値Rs以下の場合は(ステップS611“NO”)、ここではルートフラップ判定は行わない。一方、閾値Rsよりも大きい場合には(ステップS611“YES”)、ある接続先から受信したBGP経路更新メッセージにおいて、イベント内に同じASパス、属性を持つ経路が存在するか否かを判定する(ステップS605)。以降の処理は上記と同様であるため、その説明を省略する。
最後に、経路変動判定部35は、ルートフラップと判定されたイベントであるBGP経路更新メッセージ群をファイル出力部36に出力する。ファイル出力部36は、ルートフラップと判定されたイベントについて必要な情報を抽出し、BGP経路変動ログ42として保存する。ここで、抽出し、保持する情報は、図13に示されるように、プレフィックス、ルートフラップの発生場所、イベントの開始時刻、終了時刻、継続時間、イベントに含まれるメッセージ数、等が考えられる。
上述したように、本実施形態によれば、単一のBGPルータからではなく、複数のBGPルータから受信したBGP経路更新メッセージから、ルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出することにより、ルートフラップ発生の有無や発生場所を特定し、また、ルートフラップ発生時のBGP経路更新メッセージの受信パターンを抽出し、保存する。
このことにより、ルートフラップ発生の有無や発生場所を特定することができ、また、ルートフラップ発生時のBGP経路更新メッセージの受信パターンの特性を把握することができる。したがって、インターネット経路制御における不安定経路を特定することで、その経路の生成元への連絡と対処を迅速に行うことが可能となり、インターネット経路制御の安定化維持に貢献することができる。
なお、本実施形態において、経路変動判定部35が、参照し、判定し、特定する機能は、いずれも経路変動判定装置30がハードウェアとして持つ演算装置が実行するものであり、また、ファイル格納部34により生成されるファイル、および、BGP経路更新メッセージダンプファイル41、BGP経路変動ログ42は、ともに記憶装置に割り当てられ格納されるものである。ここでは、演算装置、記憶装置とも図示省略してある。
また、図3に示す経路変動判定装置30の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、経路変動判定処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
ルートフラップが発生した場合におけるBGP経路更新メッセージの伝達モデルについて説明するために引用した図である。 ルートフラップが発生した場合におけるBGP経路更新メッセージの伝達モデルについて説明するために引用した図である。 本発明の一実施形態による経路変動判定装置30の構成を示すブロック図である。 MRTフォーマットで表されるBGP経路更新メッセージの一例を示す図である。 図3に示す経路変動判定装置30により生成されるメッセージファイルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る経路変動判定処理の流れ示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る経路変動判定処理の流れ示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る経路変動判定処理を説明するために引用した図であり、イベント内の同一経路を表した図である。 本発明の一実施形態に係る経路変動判定処理を説明するために引用した図であり、メッセージ間隔、イベント間隔を表した図である。 本発明の一実施形態に係るBGP経路更新メッセージのパターンの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るBGP経路更新メッセージのパターンの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るBGP経路更新メッセージのパターンの一例を示す図である。 図3に示す経路変動判定装置30により生成されるBGP経路変動ログのデータ構造の一例を示す図である。 ネットワーク構成をAS単位で表現した図である。 ルートフラップダンピングにおけるペナルティの変化を説明するために引用した図である。 BGP経路更新メッセージがAS間を伝搬するにつれ、メッセージ数が増加する様子を説明するために引用した図である。
符号の説明
30…経路変動判定装置、31…メッセージ取得部A、32…メッセージ取得部B、33…メッセージ処理部、34…ファイル格納部、35…経路変動判定部、36…ファイル出力部、40…BGPルータ、41…BGP経路更新メッセージダンプファイル、42…BGP経路変動ログ

Claims (10)

  1. 独立した管理単位であるAS(Autonomous System)が結合して構成されるネットワークシステムにおいて、ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定装置であって、
    観測点の前記ASに隣接する複数のBGP(Border Gateway Protocol)ルータから、BGP経路更新メッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記取得した複数のBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、前記ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定部と、
    を備えたことを特徴とする経路変動判定装置。
  2. 前記経路変動判定部は、
    前記ある特定のプレフィックスにルートフラップが発生していると判定したとき、前記ルートフラップの発生場所を特定することを特徴とする請求項1に記載の経路変動判定装置。
  3. 前記メッセージ取得部は、
    前記複数のBGPルータと接続を行い、それぞれのBGPルータからBGP経路更新メッセージを受信することを特徴とする請求項1に記載の経路変動判定装置。
  4. 前記メッセージ取得部は、
    あらかじめ前記複数のBGPルータから取得されファイルに格納されているBGP経路更新メッセージを、取得することを特徴とする請求項1に記載の経路変動判定装置。
  5. 前記取得したBGP経路更新メッセージをプレフィックス毎に分類し、少なくとも、時間と経路の属性に関する情報を抽出して前記経路変動判定部へ出力するか、若しくは前記プレフィックス毎に少なくとも時間と経路の属性に関する情報を持つ一つのBGP経路更新メッセージファイルを生成し保存するメッセージ処理部、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の経路変動判定装置。
  6. 前記経路変動判定部は、
    前記BGP経路更新メッセージを新たに取得したとき、前に取得したBGP経路更新メッセージとの間隔により、該新たに取得したBGP経路更新メッセージが、前記複数のBGPルータから受信したBGP経路更新メッセージを時系列に並べた場合の時間的に所定の条件を満たすメッセージ群をグルーピングしたイベントに属するか否かを判定し、
    前記イベントに属さないと判定したとき、前記イベントの最後に取得したBGP経路更新メッセージとの間隔が所定の値以下の場合に関連イベントと判定し、前記所定の値を越えた場合、更に、ある接続先から受信したBGP経路更新メッセージにおいて、前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在するか否かを判定し、存在しないときに、前記イベントはルートフラップよるイベントでないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の経路変動判定装置。
  7. 前記経路変動判定部は、
    前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在する場合、全ての接続先BGPルータから最後にWithdrawを受信するイベントは、そのプレフィックスの生成元でのルートフラップによるイベントであると判定することを特徴とする請求項6に記載の経路変動判定装置。
  8. 前記経路変動判定部は、
    前記イベント内に同じ属性を持つ経路が存在する場合、少なくとも一つの接続先BGPルータから最後にWithdrawを受信するイベントは、経路途中でのルートフラップによるイベントであると判定することを特徴とする請求項6に記載の経路変動判定装置。
  9. 前記経路変動判定部は、
    ルートフラップによるイベントであると判定された前記イベントについて、前記関連するBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、その結果をログとして保存することを特徴とする請求項7又は8に記載の経路変動判定装置。
  10. 独立した管理単位であるAS(Autonomous System)が結合して構成されるネットワークシステムにおいて、ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する経路変動判定処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    観測点の前記ASに隣接する複数のBGP(Border Gateway Protocol)ルータから、BGP経路更新メッセージを取得する機能と、
    前記取得した複数のBGP経路更新メッセージからルートフラップ発生時の特徴的なメッセージパターンを抽出し、前記ある特定のプレフィックスに関してルートフラップが発生しているか否かを判定する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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