JP2007238929A - 有機無機複合組成物とその製造方法、成形体および光学部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無機微粒子と、側鎖に前記無機微粒子と化学結合を形成しうる官能基を有する熱可塑性樹脂とを含み、屈折率が波長589nmにおいて1.60以上であり、且つ、厚さ1mm換算の光線透過率が波長589nmにおいて70%以上である有機無機複合組成物を用いた光学部品。
【選択図】なし
Description
本発明は前記実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、微粒子が樹脂マトリックス中に均一に分散され、優れた透明性と高い屈折率を有する有機無機複合組成物、並びに、これを用いたレンズ基材等の光学部品を提供することにある。
[2] 前記熱可塑性樹脂の官能基が、
[3] 前記熱可塑性樹脂の官能基が、
[4] 前記官能基が前記熱可塑性樹脂のポリマー鎖1本あたりに平均0.1〜20個の範囲で含まれていることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[5] 前記熱可塑性樹脂が一般式(1)で表される繰り返し単位を含むコポリマーであることを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
一般式(1)
[6] 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量が1,000〜500,000であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[7] 前記熱可塑性樹脂の屈折率が1.55以上であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[8] 前記無機微粒子が589nmにおいて1.9〜3.0の屈折率を有する金属酸化物微粒子であることを特徴とする[1]〜[7]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[9] 前記無機微粒子が、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、または酸化チタンを含有することを特徴とする[1]〜[8]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[10] 前記無機微粒子の数平均粒子サイズが1〜15nmであることを特徴とする[1]〜[9]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[11] 前記無機微粒子を20質量%以上含むことを特徴とする[1]〜[10]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[12] 熱可塑性であることを特徴とする[1]〜[11]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[13] 溶媒を含まない固体であることを特徴とする[1]〜[12]のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
[15] 水、アルコール、または水とアルコールの混合物中において、無機微粒子を表面処理剤の存在下に表面処理する工程と、表面処理された無機微粒子を有機溶媒中に抽出する工程と、抽出した該無機微粒子を側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂と混合する工程とを含むことを特徴とする[14]に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
[16] 無機微粒子の有機溶媒分散物と側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂とを混合する工程と、該混合液から溶剤を留去する工程とを含むことを特徴とする[14]または[15]に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
[17] 無機微粒子の有機溶媒分散物と側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂とを混合する工程と、該混合液を再沈澱させる工程を含むことを特徴とする[14]または[15]に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
[18] [14]〜[17]のいずれか一項に記載の製造方法により製造される有機無機複合組成物。
[20] 無機微粒子と側鎖に前記無機微粒子と結合しうる官能基を有する熱可塑性樹脂とを含有する成形体であって、該成形体の波長589nmにおける屈折率が1.60以上であり、且つ、該成形体の厚さ1mm換算の光線透過率が波長589nmにおいて70%以上であることを特徴とする成形体。
[21] 最大厚みが0.1mm以上であることを特徴とする[19]または[20]に記載の成形体。
[23] レンズ基材であることを特徴とする[22]に記載の光学部品。
本発明の有機無機複合組成物は、無機微粒子と、側鎖に前記無機微粒子と化学結合を形成しうる官能基を有する熱可塑性樹脂とを含む有機無機複合組成物であって、該有機無機複合組成物の屈折率が波長589nmにおいて1.60以上であり、且つ、該有機無機複合組成物の厚さ1mm換算の光線透過率が波長589nmにおいて70%以上であることを特徴とする。本発明の有機無機複合組成物は、後述する本発明の成形体の製造に用いられるものである。
本発明の有機無機複合組成物は、側鎖に前記無機微粒子と化学結合を形成しうる官能基を有する熱可塑性樹脂を含む。
上記のmは0〜3の整数を表す。好ましくは3である。
本発明で用いられる無機微粒子としては、例えば、酸化物微粒子、硫化物微粒子等が挙げられる。より具体的には酸化ジルコニウム微粒子、酸化亜鉛微粒子、酸化チタン微粒子、酸化錫微粒子、硫化亜鉛微粒子等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの中でも特に、金属酸化物微粒子が好ましく、中でも酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化錫および酸化チタンからなる群より選ばれるいずれか一つであることが好ましく、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛および酸化チタンからなる群より選ばれるいずれか一つであることがより好ましく、さらには可視域透明性が良好で光触媒活性の低い酸化ジルコニウム微粒子を用いることが特に好ましい。本発明では、屈折率や透明性や安定性の観点から、これらの無機物の複合物を用いてもよい。またこれらの微粒子は光触媒活性低減、吸水率低減など種々の目的から、異種元素をドーピングしたり、表面層をシリカ、アルミナ等異種金属酸化物で被覆したり、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤などで表面修飾したものであってもよい。
これらの方法に用いられる溶媒としては、アセトン、2−ブタノン、ジクロロメタン、クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、アニソール等が例として挙げられる。これらは、1種類を単独で使用してもよく、また複数種を混合して使用してもよい。
ここで、上述の数平均粒子サイズとは例えば、X線回折(XRD)装置あるいは透過型電子顕微鏡(TEM)で測定することができる。
本発明の有機無機複合組成物には、上記の熱可塑性樹脂や無機微粒子以外に、均一分散性、成形時の流動性、離型性、耐候性等観点から適宜各種添加剤を配合してもよい。
これら添加剤の配合割合は目的に応じて異なるが、前記無機微粒子および熱可塑性樹脂の合計量に対して、0〜50質量%であることが好ましく、0〜30質量%であることがより好ましく、0〜20質量%であることが特に好ましい。
本発明では、後述するように水中またはアルコール溶媒中に分散された無機微粒子を熱可塑性樹脂と混合する際に、有機溶媒への抽出性または置換性を高める目的、熱可塑性樹脂への均一分散性を高める目的、微粒子の吸水性を下げる目的、あるいは耐候性を高める目的など種々目的に応じて、上記熱可塑性樹脂以外の微粒子表面修飾剤を添加してもよい。該表面処理剤の重量平均分子量は50〜50,000であることが好ましく、より好ましくは100〜20,000、さらに好ましくは200〜10,000である。
一般式(3)
A−B
一方、Bで表される基の化学構造は、相溶性の観点から該樹脂マトリックスの主体である熱可塑性樹脂の化学構造と同一または類似するものであることが好ましい。本発明では特に高屈折率化の観点から、前記熱可塑性樹脂とともにBの化学構造が芳香環を有していることが好ましい。
これら表面処理剤の添加量の総量は無機微粒子に対して、質量換算で0.01〜2倍であることが好ましく、0.03〜1倍であることがより好ましく、0.05〜0.5倍であることが特に好ましい。
本発明で用いられる熱可塑性樹脂のガラス転移温度が高い場合、組成物の成形が必ずしも容易ではないことがある。このため、本発明の組成物の成形温度を下げるために可塑剤を使用してもよい。可塑化剤を添加する場合の添加量は有機無機複合組成物の総量の1〜50質量%であることが好ましく、2〜30質量%であることがより好ましく、3〜20質量%であることが特に好ましい。
本発明で使用する可塑剤は、樹脂との相溶性、耐候性、可塑化効果などを総合的に勘案して決定する必要があり、最適な材料は他の組成物に依存するため一概には言えないが、屈折率の観点からは芳香環を有するものが好ましく、代表的な例として下記一般式(4)で表される構造を有するものを挙げることができる。
上記成分以外に、成形性を改良する目的で変性シリコーンオイル等の公知の離型剤を添加したり、耐光性や熱劣化を改良したりする目的で、ヒンダードフェノール系、アミン系、リン系、チオエーテル系等の公知の劣化防止剤を適宜添加してもよい。これらを配合する場合は、有機無機複合組成物の全固形分に対して0.1〜5質量%程度とすることが好ましい。
本発明に用いられる無機微粒子は、側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂と化学結合して樹脂中に分散される。
本発明に用いられる無機微粒子は粒子サイズが小さく、表面エネルギーが高いため、固体で単離すると再分散させることが難しい。よって、無機微粒子は溶液中に分散された状態で熱可塑性樹脂と混合し安定分散物とすることが好ましい。複合物の好ましい製造方法としては、(1)無機粒子を上記表面処理剤の存在下に表面処理を行い、表面処理された無機微粒子を有機溶媒中に抽出し、抽出した該無機微粒子を前記熱可塑性樹脂と均一混合して無機微粒子と熱可塑性樹脂の複合物を製造する方法、(2)無機微粒子と熱可塑性樹脂の両者を均一に分散あるいは溶解できる溶媒を用いて両者を均一混合して無機微粒子と熱可塑性樹脂の複合物を製造する方法が挙げられる。
有機溶媒中に抽出された無機微粒子と熱可塑性樹脂を混合する際に、可塑化剤、離型剤、あるいは別種のポリマー等の添加剤を必要に応じて添加してもよい。
本発明の有機無機複合組成物を成形することにより、本発明の成形体を製造することができる。本発明の成形体は、有機無機複合組成物の説明の欄で前記した屈折率と光学特性を示すものが有用である。
本発明の成形体は、高屈折性、光線透過性、軽量性を併せ持ち、光学特性に優れた成形体である。本発明の光学部品は、このような成形体からなるものである。本発明の光学部品の種類は、特に制限されない。特に、有機無機複合組成物の優れた光学特性を利用した光学部品、特に光を透過する光学部品(いわゆるパッシブ光学部品)として好適に利用することができる。かかる光学部品を備えた光学機能装置としては、例えば、各種ディスプレイ装置(液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等)、各種プロジェクタ装置(OHP、液晶プロジェクタ等)、光ファイバー通信装置(光導波路、光増幅器等)、カメラやビデオ等の撮影装置等が例示される。
本発明における「レンズ基材」とは、レンズ機能を発揮することができる単一部材を意味する。レンズ基材の表面や周囲には、レンズの使用環境や用途に応じて膜や部材を設けることができる。例えば、レンズ基材の表面には、保護膜、反射防止膜、ハードコート膜等を形成することができる。また、レンズ基材の周囲を基材保持枠などに嵌入して固定することもできる。ただし、これらの膜や枠などは、本発明でいうレンズ基材に付加される部材であり、本発明でいうレンズ基材そのものとは区別される。
(1)X線回折(XRD)スペクトル測定
リガク(株)製「RINT1500」(X線源:銅Kα線、波長1.5418Å)を用いて、23℃で測定した。
日立製作所(株)社製「H−9000UHR型透過型電子顕微鏡」(加速電圧200kV、観察時の真空度約7.6×10-9Pa)にて行った。
測定する樹脂を成形して厚さ1.0mmの基板を作製し、紫外可視吸収スペクトル測定用装置「UV−3100」((株)島津製作所製)を用いて波長589nmの値を測定した。
アッベ屈折計(アタゴ社製「DR−M4」)にて、波長589nmの光について行った。
重量平均分子量および数平均分子量は、「TSKgel GMHxL」、「TSKgel G4000HxL」、「TSKgel G2000HxL」(何れも、東ソー(株)製の商品名)のカラムを使用したGPC分析装置により、溶媒テトラハイドロフラン、示差屈折計検出によるポリスチレン換算で表した分子量である。
(1)酸化ジルコニウム水分散物の調製
50g/Lの濃度のオキシ塩化ジルコニウム溶液を48%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、水和ジルコニウム懸濁液を得た。この懸濁液をろ過した後、イオン交換水で洗浄し、水和ジルコニウムケーキを得た。このケーキを、イオン交換水を溶媒として酸化ジルコニウム換算で濃度15質量%に調整して、オートクレーブに入れ、圧力150気圧、150℃で24時間水熱処理して酸化ジルコニウム微粒子懸濁液を得た。TEMより数平均粒子サイズが5nmの酸化ジルコニウム微粒子の生成を確認した。
前記(1)で調製した酸化ジルコニウム微粒子懸濁液100gと日本化薬製の「KAYAMER PM−21」3gをトルエン100gに溶解させたトルエン溶液を混合後、30℃で8時間攪拌した後、トルエン溶液を抽出し、濃度調節することで酸化ジルコニウム微粒子トルエン分散液(15質量%)を作製した。
前記(1)で調製した酸化ジルコニウム分散物(15質量%水分散物)500gに500gのN,N'−ジメチルアセトアミドを加え約500g以下になるまで減圧濃縮して溶媒置換を行った後、N,N'−ジメチルアセトアミドの添加で濃度調整をすることで15質量%の酸化ジルコニウムジメチルアセトアミド分散物(2)を得た。
(1)熱可塑性樹脂(B−1)の合成
ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE(商品名)」0.05gとメタクリル酸メチル4.95gとアゾビスイソブチロニトリル0.25gとを、2−ブタノン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−1)を合成した。
GPCで測定したところ重量平均分子量は80,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.49であった。
ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE(商品名)」0.05gとスチレン4.95gとアゾビスイソブチロニトリル0.25gとを、トルエン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−2)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は86,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.58であった。
ユニケミカル(株)製の「ホスマーPE」0.05gと第一工業製薬(株)製のニューフロンティアBR−30 4.95gとアゾビスイソブチロニトリル0.25gとを、トルエン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−3)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は90,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.59であった。
スチレン247.5g、β‐カルボキシエチルアクリレート2.50g、および和光純薬(株)製重合開始剤V−601(商品名)の2.5gを酢酸エチル107.1gに溶解し、窒素下80℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−11)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は35,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.59であった。
同様にして開始剤濃度および溶媒量を変えることで重量平均分子量400,000および1,700の熱可塑性樹脂(B−11)を合成した。該樹脂の屈折率はいずれも1.59であった。
スチレン247.5g、前記官能基含有モノマー(A−6)2.50g、および和光純薬(株)社製重合開始剤V−601(商品名)の2.5gを酢酸エチル107.1gに溶解し、窒素下80℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−14)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は28,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.59であった。
スチレン247.5g、前記官能基含有モノマー(A−9)2.50g、および和光純薬(株)社製重合開始剤V−601(商品名)の2.5gを酢酸エチル107.1gに溶解し、窒素下80℃で重合を行い、熱可塑性樹脂(B−17)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は28,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.59であった。
メタクリル酸メチル5.00g、アゾビスイソブチロニトリル0.15gを2−ブタノン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、側鎖に微粒子結合性の官能基を有さない比較樹脂P−1を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は100,000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.49であった。
スチレン5.00gとアゾビスイソブチロニトリル0.15gとを、トルエン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、側鎖に微粒子結合性の官能基を含まない比較樹脂(P−2)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は105,000であった。またアッベ屈折計で測定した官能基を含まない該樹脂の屈折率は1.59であった。
第一工業製薬(株)製のニューフロンティアBR−30を5.00gとアゾビスイソブチロニトリル0.15gとを、トルエン中に加え、窒素下70℃で重合を行い、側鎖に微粒子結合性の官能基を含まない比較樹脂(P−3)を合成した。GPCで測定したところ重量平均分子量は11,0000であった。またアッベ屈折計で測定した該樹脂の屈折率は1.59であった。
(1)実施例1
前記で調製した酸化ジルコニウム微粒子トルエン分散物(1)にZrO2微粒子が固形分の56質量%になる様に熱可塑性樹脂B−1を加え、溶媒を濃縮留去した後、該濃縮残渣を、加熱圧縮成形し(温度;180℃、圧力;13.7MPa、時間2分)、厚さ1mmの透明成形体(レンズ基材)を得た。実施例1で得られた成形体をそれぞれ切削し、断面をTEMで観察した結果、無機微粒子が樹脂中に均一に分散していることを確認した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行った。結果を下記表1に示す。
実施例1における熱可塑性樹脂B−1を熱可塑性樹脂B−2,3,11に変更した以外は実施例1と同様にして有機無機複合組成物、および透明成形体(レンズ基材)を作成した。実施例2〜4で得られた成形体をそれぞれ切削し、断面をTEMで観察した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行った。結果を下記表1に示す。
前記酸化ジルコニウムジメチルアセトアミド分散液に熱可塑性樹脂B−11、n−オクチル安息香酸、および可塑化剤としてKP−L155(商品名;花王株式会社製)を質量比が、ZrO2固形分/B−11/n−オクチル安息香酸/KP−L155=35.7/42.9/7.1/14.3の比率になるように添加して均一に攪拌混合した後、加熱減圧下ジメチルアセトアミド溶媒を濃縮した。該濃縮残渣を実施例1と同様の条件で加熱圧縮成形して透明成形体(レンズ基材)を作成した。実施例5で得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行った。結果を下記表1に示す。
実施例5における熱可塑性樹脂B−11をB−14,17に変更した以外は実施例5と同様にして実施例6,7の透明成形体(レンズ基材)を作成した。実施例6,7で得られた成形体をそれぞれ切削し、断面をTEMで観察した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行った。結果を下記表1に示す。
実施例5に記載した有機無機複合組成物の濃縮前のジメチルアセトアミド溶液を大過剰の水に投入して得られた沈澱を濾過、乾燥することにより実施例8の有機無機複合組成物を得た。該有機無機複合組成物を実施例1と同様にして実施例8の透明成形体(レンズ基材)を得た。実施例8で得られた透明成形体を切削し、断面をTEMで観察した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行なった。結果を下記表1に示す。
特開2003−73559号公報の合成例9に記載される方法に従い、酸化チタン微粒子を合成した。X線解析(XRD)と透過型電子顕微鏡(TEM)により、アナタ−ス型酸化チタン微粒子(数平均粒子サイズは約5nm)の生成を確認した。前記酸化チタン微粒子を1−ブタノールに懸濁させ、超音波処理を30分行った後、100℃にて30分加熱した。得られた白濁液を、酸化チタンの固形部分が全固形分の40質量%となる様に、熱可塑性樹脂B−2が10質量%で溶解したクロロホルム溶液に撹拌しながら常温で5分かけて滴下した。得られた混合液から溶媒を留去し、濃縮残渣を実施例1と同様にして加熱成形し、厚さ1mmの透明成形体(レンズ基材)を得た。成形体を切削し、断面をTEMで観察した結果、無機微粒子が樹脂中に均一に分散していることを確認した。また、光線透過率測定および屈折率測定を行った。結果を下記表1に示す。
実施例1における熱可塑性樹脂B−1を比較樹脂P−1に置き換えた以外は、実施例1と同様にして成形体を作成した。得られた成形体は著しく白濁していたため屈折率測定はできなかった。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察したところ微粒子の凝集が認められた。
実施例10で合成した酸化チタン微粒子を1−ブタノールに懸濁させ、超音波処理を30分行った後、100℃にて30分加熱した。得られた白濁液を酸化チタンの固形部分が全固形分の40質量%となる様に、P−1が10質量%で溶解したクロロホルム溶液に撹拌しながら常温で5分かけて滴下した。得られた混合液から溶媒を留去し、得られた残渣を実施例1と同様にして実施例1と同様にして成形体を作成した。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察したところ微粒子の凝集が認められた。
比較例1の比較樹脂をP−1からP−2およびP−3置き換えた以外は、実施例1と同様にしてそれぞれ比較例3,4の成形体を作成した。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察した結果、いずれも樹脂と粒子が相分離し、粒子が凝集していることを確認した。得られた成形体はいずれも著しく白濁していたため屈折率測定はできなかった。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察したところいずれも微粒子の凝集が認められた。
特表2004−524396号公報の実施例3,4と類似の下記実験を行なった。実施例10で合成した酸化チタン微粒子をエタノール中に鹸濁させた液に、アミノプロピルトリメトキシシランを20質量%加え、特表2004−524396号公報と同様に、表面処理した酸化チタン微粒子10質量部とポリアクリル酸(重量平均分子量25,000、和光純薬工業社製)90質量部をエタノール中で混合した後、溶媒を濃縮留去して得られた残渣を実施例1と同様にして成形体を作製した。得られた成形体は著しく白濁していたため屈折率測定はできなかった。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察したところそれぞれの微粒子は凝集せず分散しているが、粗密ムラがあることが確認された。
実施例5において、B−11(重量平均分子量/数平均分子量、35,000/200,000、ポリマー1本あたりの平均官能基数4.39本)を共重合比同等(酸価同等)で分子量のみ変えてポリマー鎖1本あたりの平均官能基数を変えた熱可塑性樹脂B−11(重量平均分子量/数平均分子量はそれぞれ400,000/250,000および1,700/1,000、ポリマー鎖1本あたりの平均官能基数はそれぞれ23.9本および0.095本)に置き換えて同様の実験を行なったところいずれも成形体は白濁が著しく、屈折率測定はできなかった。得られた成形体を切削し、断面をTEMで観察したところ平均官能基数23.9本の樹脂では微粒子は凝集せず分散しているが、粗密ムラがあることが確認された。平均官能基数0.095本の樹脂では微粒子の凝集が確認された。
また熱可塑性樹脂を主体とした本発明の有機無機複合組成物は、生産性よくかつ型の形状に合わせて正確にレンズ形状を形成することができることを確認した。
Claims (23)
- 無機微粒子と、側鎖に前記無機微粒子と化学結合を形成しうる官能基を有する熱可塑性樹脂とを含む有機無機複合組成物であって、該有機無機複合組成物の屈折率が波長589nmにおいて1.60以上であり、且つ、該有機無機複合組成物の厚さ1mm換算の光線透過率が波長589nmにおいて70%以上であることを特徴とする有機無機複合組成物。
- 前記官能基が前記熱可塑性樹脂のポリマー鎖1本あたりに平均0.1〜20個の範囲で含まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記熱可塑性樹脂が一般式(1)で表される繰り返し単位を含むコポリマーであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
一般式(1)
- 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量が1,000〜500,000であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記熱可塑性樹脂の屈折率が1.55以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記無機微粒子が589nmにおいて1.9〜3.0の屈折率を有する金属酸化物微粒子であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記無機微粒子が、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、または酸化チタンを含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記無機微粒子の数平均粒子サイズが1〜15nmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 前記無機微粒子を20質量%以上含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 熱可塑性であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 溶媒を含まない固体であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物。
- 水、アルコール、または水とアルコールの混合物中において、無機微粒子を表面処理剤の存在下に表面処理する工程と、表面処理された無機微粒子を有機溶媒中に抽出する工程と、抽出した該無機微粒子を側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂と混合する工程とを含むことを特徴とする請求項14に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
- 無機微粒子の有機溶媒分散物と側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂とを混合する工程と、該混合液から溶剤を留去する工程とを含むことを特徴とする請求項14または15に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
- 無機微粒子の有機溶媒分散物と側鎖に前記官能基を有する熱可塑性樹脂とを混合する工程と、該混合液を再沈澱させる工程を含むことを特徴とする請求項14または15に記載の有機無機複合組成物の製造方法。
- 請求項14〜17のいずれか一項に記載の製造方法により製造される有機無機複合組成物。
- 請求項1〜13または18のいずれか一項に記載の有機無機複合組成物を含むことを特徴とする成形体。
- 無機微粒子と側鎖に前記無機微粒子と結合しうる官能基を有する熱可塑性樹脂とを含有する成形体であって、該成形体の波長589nmにおける屈折率が1.60以上であり、且つ、該成形体の厚さ1mm換算の光線透過率が波長589nmにおいて70%以上であることを特徴とする成形体。
- 最大厚みが0.1mm以上であることを特徴とする請求項19または20に記載の成形体。
- 請求項20または21に記載の成形体からなることを特徴とする光学部品。
- レンズ基材であることを特徴とする請求項22に記載の光学部品。
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